JP2951617B2 - 剪断破砕機の回転刃 - Google Patents

剪断破砕機の回転刃

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JP2951617B2
JP2951617B2 JP6041397A JP6041397A JP2951617B2 JP 2951617 B2 JP2951617 B2 JP 2951617B2 JP 6041397 A JP6041397 A JP 6041397A JP 6041397 A JP6041397 A JP 6041397A JP 2951617 B2 JP2951617 B2 JP 2951617B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、剪断
作用により各種の固形処理物を連続的に破砕する剪断破
砕機の回転刃に係り、詳しくは、回転刃とスペーサを周
方向に分割し、複数の刃体部とスペーサ部とを連設一体
化してなる刃体片を回転軸周上に配した剪断破砕機の回
転刃に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、剪断破砕機の代表例である二
軸剪断破砕機は、図4の縦断面図に示すように駆動軸2
1と従動軸22とが一定間隔をおいて並設され、互いに
内向回転するように構成され、この駆動軸21及び従動
軸22上には、多数の回転刃23がスペーサ24を密着
状態に挟んで交互に、その側面同士が互いに微小隙間を
もって密接ラップした状態で列設されている。剪断破砕
機の回転刃23は、金属片、プラスチック、木材等の雑
多な被破砕物を破砕するので摩耗が激しく頻繁に交換が
必要となるが、通常は全体が一体物であるため、一部欠
損した場合であっても全体を交換しなければならないと
いう問題があった。
【0003】そこで、これを解消するため実公昭57−
31953号公報や実公平7−53712号公報には、
駆動軸や従動軸に嵌着される刃受台とこれを取り囲む刃
体とから構成され、この刃体は周方向に分割され、刃受
台に着脱自在な複数の刃体片からなる回転刃が記載され
ている。この刃体片は、外周上に径方向外方から2本の
取付ボルトを刃受台に螺入することにより固定されるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の実公
昭57−31953号公報や実公平7−53712号公
報に記載の剪断破砕機では、各刃体片を2本の取付ボル
トで刃受台に取り付ける構成であり、しかも回転刃は軸
に多数列設され、刃体片の数も多いから、摩耗等により
刃体片を取り替える場合には多数の取付ボルトを脱着す
る必要がある。また、スペーサは回転刃とは別体であ
り、この回転刃は刃受台と刃体片とで構成されているた
め部品点数が多い。そのため、その組立・摩耗時の交換
作業に手間と労力がかかっていた。かかる回転刃は、剪
断破砕機の性格上その交換頻度が高いため、交換作業に
要する労力の軽減化が求められていた。
【0005】更に、上記公報に記載のように刃体の径方
向外方から取付ボルトを螺入埋設する構成であるから、
刃体の外周面に大きなボルト穴を設けるために必要以上
の刃体厚さとしていた。これは一方では、被破砕物を幅
の狭い小片に破砕するのが目的の剪断破砕機には対応で
きなことを意味する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この出願発明は、周方向に分割した刃体部とスペ
ーサ部を軸方向に幾つか一体連設してなる刃体片を、回
転軸周面上に装着することにより回転刃の組立・交換作
業の手間を軽減したものである。また、スペーサ部に取
付ボルトを設けることで回転刃の板厚を必要以上に大き
くしなくてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】この出願発明の剪断破砕機の回転
刃は、回転軸上にスペーサを挟んで多数の回転刃を有す
る剪断破砕機において、上記回転軸を正多角形断面軸と
なし、この正多角形断面軸の辺数と同じ数だけ上記回転
刃とスペーサを周方向に分割し、その分割された部品を
それぞれ刃体部、スペーサ部となし、一つの刃体片を、
軸方向に対向する一対の刃体部とこの間に挟まれ一体連
設されたスペーサ部とを含んで形成し、各刃体片をスペ
ーサ部に設けた取付ボルトにより上記回転軸周面上に着
脱自在に装着したものである。
【0008】上記構成により、刃体部とスペーサ部が同
時に取り付けられから、回転刃の組立・交換作業の手間
を軽減でき、また、刃体部には取付ボルトは設けず、ス
ペーサ部に取付ボルトを設けることで刃の板厚を必要以
上に大きくしなくてよい。
【0009】この場合、一つの刃体片を、軸方向に順に
刃体部、スペーサ部、刃体部及びスペーサ部を一体連設
して形成すると、スペーサも同時に着脱され手間が省け
る。また、各刃体片には少なくとも1つの刃部を備える
と、すべての刃体片を同一形状にすることが可能とな
る。また、刃体片の厚さや取付強度に応じて各スペーサ
部に1又は2以上の取付ボルトを設ければよい。また、
各刃体片はすべて同一形状とすると、製造加工及び装着
に都合がよい。
【0010】
【実施例】以下、この出願発明の実施例を図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1は回転軸を含む回転刃の部分的な横断
面図であり、図2はその一部を断面にて示した側面図で
ある。図3は一つの刃体片5の斜視図を示す。
【0012】図1、図2において、正六角形断面の回転
軸1の周面(各辺)上に、周方向に正六角形の辺数に相
当する数だけ分割された刃体片2が装着されており、こ
れら回転軸1の周面を取り囲んだ6つの刃体片2で一つ
の回転刃Cが形成されている。回転軸1自身が刃体の受
台を兼ねている。つまり、従来の刃受台が回転軸に組み
込まれた形になっているから、その分部品点数は少な
い。各刃体片2同士の分割境界線は正六角形回転軸1の
各角1aから直線的に延びる。また、回転軸と刃体片と
の接合面は平面であり、刃体片の加工性がよい。なお、
回転軸は正六角形断面のものに限らず正多角形断面にし
てもよい。
【0013】1つの刃体片2は、1対の刃体部3と、該
刃体部3の間に挟まれたスペーサ部4を含むものとして
構成されている。好ましくは図3に示すように、軸方向
に順に刃体部3、スペーサ部4(挟装スペーサ部4aと
もいう)、刃体部3、スペーサ部4(張り出しスペーサ
部4bともいう)とが一体連設された形態を有する。張
り出しスペーサ部4bを連設一体化することで、スペー
サ部4はすべて刃体部3とともに同時に回転軸1に装着
されるから便利であり、しかも挟装スペーサ部4aと張
り出しスペーサ部4bにそれぞれ1つ以上の取付ボルト
6を設けて刃体片2を回転軸1に強固に固定することが
できる。この取付ボルト6の数は、後述するように刃体
部3の厚さに略等しいスペーサ部4の幅に応じて、ま
た、刃体片2の取付強度との関係から決定される。ま
た、各刃体部3には少なくとも1つの爪状の刃部5を備
えており、各刃体片3はいずれも同一形状を有する。こ
れにより刃体片3の互換性が確保され、製造加工も容易
となる。
【0014】各スペーサ部4の中央には1つの取付ボル
ト6を回転軸1に螺入するためのボルト穴7が設けてあ
る。従って各刃体片2は2つの取付ボルト6によって回
転軸1の周面に着脱自在に装着されることになり、刃体
部3周面には取付ボルト6は設けなくてよい。取付ボル
ト6の頭部がスペーサ部4の外周面から突出しないよう
埋設されるからボルト穴7も大きくなる。従って、刃体
片2の板厚が小さい場合にはスペーサ部4の軸方向の幅
も小さくなるから、その場合取付強度を確保するため各
スペーサ部4に2本以上の取付ボルトを設けるようにし
て1本当たりのボルト径を小さくすればよい。これは、
小さい破砕片が得られるように刃体部厚さを小さくした
場合にも有効である。
【0015】上記のようにスペーサ部4を刃体部3に連
設一体化したことに加え、これらから成る刃体片2を直
接回転軸1に取り付ける構成では、部品点数が減少する
から軸上の回転刃の組立交換が簡単になる。即ち、図3
の刃体片2を、図2のようにスペーサ部4に螺入した取
付ボルト6で回転軸1上に取り付けると、2つの回転刃
と2つのスペーサが同時に回転軸に装着されたことにな
り、結局、取り付け、取り外しの手間が大幅に軽減され
る。
【0016】
【発明の効果】この出願発明は、以上説明したような形
態で実施され、次のような効果を奏する。
【0017】 一つの刃体片を、軸方向に対向する一
対の刃体部とこの間に挟まれ一体連設されたスペーサ部
とを含んで形成し、各刃体片をスペーサ部に設けた取付
ボルトにより上記回転軸周面上に着脱自在に装着したか
ら、刃体部とスペーサ部が同時に着脱されることにな
り、回転刃の組立・交換作業の手間を軽減でき、また、
刃体部には取付ボルトは設けず、スペーサ部に取付ボル
トを設けることで刃の板厚を必要以上に大きくしなくて
よい。これは、小さい破砕片が得られるように刃体部厚
さを小さくした場合に有効に働く。
【0018】 この場合、一つの刃体片を、軸方向に
刃体部、スペーサ部、刃体部及びスペーサ部を一体連設
して形成すれば、スペーサも同時に着脱され交換作業等
の手間が更に省ける。また、各刃体片には少なくとも1
つの刃部を備えれば、すべての刃体片を同一形状にする
ことが可能となる。各刃体片がすべて同一形状になれ
ば、製造加工及び着脱に都合がよい。また、刃体片の厚
さや取付強度に応じて各スペーサ部に1又は2以上の取
付ボルトを設けることで刃体片を回転軸に強固に固定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転軸を含む回転刃の部分的な横断面図であ
る。
【図2】その一部を断面にて示した側面図である。
【図3】一つの刃体片の斜視図である。
【図4】従来の剪断破砕機に正面図である。
【符号の説明】
1…回転軸 C…回転刃 2…刃体片 3…刃体部 4…スペーサ部 5…刃部 6…取付ボルト 7…ボルト穴

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸上にスペーサを挟んで多数の回転
    刃を有する剪断破砕機において、 上記回転軸を正多角形断面軸となし、この正多角形断面
    軸の辺数と同じ数だけ上記回転刃とスペーサを周方向に
    分割し、その分割された部品をそれぞれ刃体部、スペー
    サ部となし、一つの刃体片を、軸方向に対向する一対の
    刃体部とこの間に挟まれ一体連設されたスペーサ部とを
    含んで形成し、該刃体片をスペーサ部に設けた取付ボル
    トにより上記回転軸周面上に着脱自在に装着したことを
    特徴とする剪断破砕機の回転刃。
  2. 【請求項2】 一つの刃体片を、軸方向に順に刃体部、
    スペーサ部、刃体部及びスペーサ部を一体連設して形成
    したことを特徴とする請求項1記載の剪断破砕機の回転
    刃。
  3. 【請求項3】 各刃体片には少なくとも1つの刃部を備
    えた請求項1又は2に記載の剪断破砕機の回転刃。
  4. 【請求項4】 各スペーサ部に1又は2以上の取付ボル
    トを設けた請求項2又は3に記載の剪断破砕機の回転
    刃。
  5. 【請求項5】 各刃体片はすべて同一形状とした請求項
    1〜4いずれか1項に記載の剪断破砕機の回転刃。
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