JP5352092B2 - 傾斜磁場コイル装置および磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル装置、及び、傾斜磁場コイル装置を用いた磁気共鳴イメージング(以下、MRIと称す)装置に関する。
MRI装置は、均一な静磁場中に置かれた被検体に高周波パルスを照射したときに生じる核磁気共鳴現象を利用して、被検体の物理的、化学的性質を表す断面画像を得る装置であり、特に、医療用として用いられている。MRI装置は、主に、被検体が挿入される撮像領域に均一な静磁場を生成する静磁場コイル装置と、撮像領域に位置情報を付与するために空間的に磁場強度が傾斜勾配した傾斜磁場をパルス状に発生させる傾斜磁場コイル装置と、被検体に高周波パルスを照射するRFコイルと、被検体からの磁気共鳴信号を受信する受信コイルと、受信した磁気共鳴信号を処理して前記断面画像を表示するコンピュータシステムとを有している。
MRI装置の性能向上の手段として、傾斜磁場の磁場強度の向上と傾斜磁場のパルスの高速駆動がある。これらは、撮像時間の短縮と断面画像の画質の向上に寄与し、近年盛んに使用されるようになった高速撮像法で多用されている。これは、傾斜磁場コイル装置の駆動電源の性能向上により、高速なスイッチングと大電流の通電が可能になったことによっている。
しかし、傾斜磁場コイル装置には急峻に変化するパルス状の大電流が通電されるため、傾斜磁場コイル装置の有する傾斜磁場コイル内に渦電流が発生し、傾斜磁場コイルの発熱により、傾斜磁場コイル及びその周辺の温度上昇が問題になる場合が生じてきた。さらに、この渦電流は撮像領域に不要な磁場を発生させるため、傾斜磁場の傾斜勾配の精度を悪化させる原因となってきた。
なお、渦電流の発生を抑制する方法としては、傾斜磁場コイルに接続する引き出し線を複数の細線とする方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−216102号公報(図6)
MRI装置の市場における要請として、被検体すなわち患者が閉所感を受けないように、被検体が入る空間はできるだけ広くすることが求められている。また、検査側の要請として、できるだけ大きな撮像領域が得られることが求められてもいる。一方、静磁場を発生させる磁石は設置位置の制約からできるだけ小さくすることが求められている。これらのことから、静磁場を発生する磁石と撮像領域の間に配置される傾斜磁場コイルは、薄くすることが求められる。このため、傾斜磁場コイルを構成する導体には薄い銅板を使用することが多く、この銅板をエッチング加工や切断加工することにより、傾斜磁場の形成に必要な渦巻状のパターンのコイル線が形成されている。
薄い銅板のコイル線に、前記急峻に変化するパルス状の大電流によって形成された磁場が交差すると、コイル線内に渦電流が生じ、温度上昇の問題が生じると考えられる。コイル線内の渦電流の発生を抑制するため、コイル線の全体を細線化することが考えられるが、コイル線全体の抵抗成分が増大するので、前記急峻に変化するパルス状の大電流が流れることによる発熱量が増大してしまう。
このように、渦電流による発熱と、前記急峻に変化するパルス状の大電流による発熱とは、一見、トレードオフの関係にあると考えられる。しかし、両者の発熱を使用可能な範囲内で抑制できれば有用である。
そこで、本発明の目的は、渦電流による発熱と、前記急峻に変化するパルス状の大電流による発熱とを、使用可能な範囲内に抑制可能な傾斜磁場コイル装置および、この傾斜磁場コイル装置を用いた磁気共鳴イメージング装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、平面上に配置された渦巻き状の第1順コイルと、平面上に配置され中央領域を挟むように前記第1順コイルに対向する渦巻き状の第2順コイルと、平面上に配置され前記中央領域に対して前記第1順コイル側に配置される渦巻き状の第1逆コイルと、平面上に配置され前記中央領域を挟むように前記第1逆コイルに対向する渦巻き状の第2逆コイルとを有し、前記第2順コイルに前記第1順コイルに流す電流と同じ方向の電流を流し、前記第1逆コイルと前記第2逆コイルに前記第1順コイルとは逆方向の電流を流して、前記中央領域に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル装置において、前記傾斜磁場が発生した際に、前記傾斜磁場を発生させる第1順コイル、第2順コイル、第1逆コイルと第2逆コイルの少なくとも1つのコイル(前記傾斜磁場コイル)に、交差する磁場の磁場強度が異なる低磁場領域と前記低磁場領域より高い高磁場領域とが生じ、前記高磁場領域におけるコイル線の線幅は、前記低磁場領域におけるコイル線の線幅より狭く、かつ前記高磁場領域におけるコイル線の線幅が狭くなった部分は、該部分に連続するとともにコイルの渦巻きの中心を通り傾斜磁場における磁場強度の傾斜方向に平行な直線と前記中央領域に近い側で交差する部分よりも線幅が狭い傾斜磁場コイル装置であることを特徴とする。また、本発明は、渦巻き状の第1順コイルと、中央領域を挟むように前記第1順コイルに対向する渦巻き状の第2順コイルと、前記中央領域に対して前記第1順コイル側に配置される渦巻き状の第1逆コイルと、前記中央領域を挟むように前記第1逆コイルに対向する渦巻き状の第2逆コイルとを有し、前記第2順コイルに前記第1順コイルに流す電流と同じ方向の電流を流し、前記第1逆コイルと前記第2逆コイルに前記第1順コイルとは逆方向の電流を流して、前記中央領域に傾斜磁場を発生させる円筒形状の傾斜磁場コイル装置において、前記傾斜磁場が発生した際に、前記第1順コイル、前記第2順コイル、前記第1逆コイルと前記第2逆コイルの少なくとも1つのコイルに、交差する磁場の磁場強度が異なる低磁場領域と前記低磁場領域より高い高磁場領域とが生じ、前記高磁場領域では、コイル線に流れる電流の方向が、傾斜磁場コイル装置の前記円筒形状の対称軸と略平行になり、前記高磁場領域におけるコイル線の線幅は、前記低磁場領域におけるコイル線の線幅より狭く、かつ前記高磁場領域におけるコイル線の線幅が狭くなった部分は、該部分に連続するとともにコイルの渦巻きの中心を通り前記対称軸に平行な直線と交差する部分よりも線幅が狭い傾斜磁場コイル装置であることを特徴とする。そして、これらの傾斜磁場コイル装置を有する磁気共鳴イメージング装置であることを特徴とする。
本発明によれば、渦電流による発熱と、前記急峻に変化するパルス状の大電流による発熱とを、使用可能な範囲内に抑制可能な傾斜磁場コイル装置および、この傾斜磁場コイル装置を用いた磁気共鳴イメージング装置を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係るMRI(磁気共鳴イメージング)装置1の斜視図を示す。MRI装置1は、ベッド6に横たわった被検体5が挿入される撮像領域8に、均一な静磁場を生成する静磁場コイル装置2と、撮像領域8に位置情報を付与するために空間的に磁場強度が傾斜勾配した傾斜磁場をパルス状に発生させる傾斜磁場コイル装置3と、撮像領域8に挿入された被検体5に高周波パルスを照射するRFコイル4と、被検体5からの磁気共鳴信号を受信する受信コイル(図示省略)と、受信した磁気共鳴信号を処理して被検体5の断面画像を表示するコンピュータシステム(図示省略)とを有している。静磁場コイル装置2と、傾斜磁場コイル装置3と、RFコイル4とは、対称軸10を共通の軸とする円筒形状をしており、静磁場コイル装置2の内側面に対向するように、傾斜磁場コイル装置3の外側面が配置され、傾斜磁場コイル装置3の内側面に対向するように、RFコイル4の外側面が配置されている。
RFコイル4の内側面で囲まれた対称軸10の側に撮像領域8が設けられている。この撮像領域8に挿入される被検体5に閉所感を与えないように、また、できるだけ大きな撮像領域8が得られるように、RFコイル4の内径はできるだけ大きいことが求められ、また、MRI装置1の設置面積をできるだけ小さくできるように、静磁場コイル装置2の外径はできるだけ小さいことが求められている。このため、傾斜磁場コイル装置3は、静磁場コイル装置2とRFコイル4とともに、できるだけ薄くなるように形成されている。また、対称軸10と平行にz軸を設定し、鉛直方向にy軸を設定し、z軸とy軸とに直角の方向にx軸を設定している。
図2に、本発明の第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置1を対称軸(z軸)10を含むy−z平面で切断した断面図を示す。前記静磁場コイル装置2には、撮像領域8に均一で強力な静磁場7を生成するために、超伝導コイルである静磁場メインコイル2aと静磁場シールドコイル2bとが用いられている。一対の静磁場メインコイル2aは、撮像領域8に強力で均一な静磁場7を生成し、一対の静磁場シールドコイル2bは、静磁場7を生成したことに起因し静磁場コイル装置2の外周側に漏れる漏れ磁場を抑制している。一対の静磁場メインコイル2aと一対の静磁場シールドコイル2bはそれぞれ、前記対称軸10を軸とする円環形状をしている。
一対の静磁場メインコイル2aと一対の静磁場シールドコイル2bは、図2に示すように、3層構造の容器内に収納されている。まず、一対の静磁場メインコイル2aと一対の静磁場シールドコイル2bは、冷媒の液体ヘリウム(He)と共に冷媒容器2eに内包されている。冷媒容器2eは内部への熱輻射を遮断する熱輻射シールド2dに内包されている。そして、真空容器2cは、冷媒容器2e及び熱輻射シールド2dを内包しつつ、内部を真空に保持している。真空容器2cは、普通の室温の室内に配置されても、真空容器2c内が真空になっているので、室内の熱が伝導や対流で、冷媒容器2eに伝わることはない。また、熱輻射シールド2dによって、室内の熱が輻射によって真空容器2cから冷媒容器2eに伝わることはない。このため、一対の静磁場メインコイル2aと一対の静磁場シールドコイル2bは、冷媒の温度である極低温に安定して設定することができ、超伝導電磁石として機能させることができる。
傾斜磁場コイル装置3は、撮像領域8において、任意の方向に静磁場7と同じ方向の磁場強度が傾斜した傾斜磁場9をパルス状に発生させる。通常、静磁場7の方向をz軸としてz軸と直交する2方向にx軸とy軸をとり、傾斜磁場コイル装置3は、x軸方向、y軸方向、z軸方向の3方向に独立な傾斜磁場9を、静磁場7に重ねて発生できるような機能を持っている。第1の実施形態では、図2に示すように、説明の便宜のため、y軸方向に傾斜した傾斜磁場9を例に説明する。
図3に、y軸傾斜磁場メインコイル層13の斜視図を示す。y軸傾斜磁場メインコイル層13は、傾斜磁場コイル装置3内に設けられている。y軸傾斜磁場メインコイル層13は、渦巻き状の第1順コイル11aと、撮像領域8になる中央領域および対称軸10を挟むように配置され前記第1順コイル11aに対向する渦巻き状の第2順コイル11bと、撮像領域8(対称軸10)に対して前記第1順コイル11a側に配置される渦巻き状の第1逆コイル11cと、前記撮像領域8を挟むように前記第1逆コイル11cに対向する渦巻き状の第2逆コイル11dとを有している。第1順コイル11aと、第2順コイル11bと、第1逆コイル11cと、第2逆コイル11dとは、前記対称軸10を軸とする円筒状の基材16aの周方向に沿って固定されている。第1順コイル11aと、第2順コイル11bと、第1逆コイル11cと、第2逆コイル11dとは、薄く形成するために、銅(Cu)またはアルミニウム(Al)などの良導体の板を渦巻状のコイル線に切り抜いて製作されている。渦巻状に切り抜く手法としては、エッチング、ウォータージェット、パンチングによる切断などの手法を用いることができる。
後記にて詳述するが、第1の実施形態では、図3に示すように、第1順コイル11aと、第2順コイル11bと、第1逆コイル11cと、第2逆コイル11dとのそれぞれにおいて、コイル内の領域によって、コイル線の線幅が異なったり、コイル線間の間隔が異なったりしている。
そして、第2順コイル11bに第1順コイル11aに流す電流と同じ方向の電流を流し、第1逆コイル11cと第2逆コイル11dに第1順コイル11aとは逆方向の電流を流すことにより、図2に示すような、撮像領域8に、y軸方向に磁場強度の傾斜した傾斜磁場9を発生させることができる。すなわち、第1順コイル11aと、第2順コイル11bと、第1逆コイル11cと、第2逆コイル11dとは、いわゆる傾斜磁場メインコイルとして機能している。
図4に、y軸傾斜磁場シールドコイル層14の斜視図を示す。y軸傾斜磁場シールドコイル層14も、図3のy軸傾斜磁場メインコイル層13と同様に、傾斜磁場コイル装置3内に設けられている。y軸傾斜磁場シールドコイル層14は、渦巻き状の傾斜磁場シールドコイル12aと、撮像領域8になる中央領域および対称軸10を挟むように配置され前記傾斜磁場シールドコイル12aに対向する渦巻き状の傾斜磁場シールドコイル12bと、撮像領域8(対称軸10)に対して前記傾斜磁場シールドコイル12a側に配置される渦巻き状の傾斜磁場シールドコイル12cと、前記撮像領域8を挟むように前記傾斜磁場シールドコイル12cに対向する渦巻き状の傾斜磁場シールドコイル12dとを有している。傾斜磁場シールドコイル12a、12b、12c、12dは、前記対称軸10を軸とする円筒状の基材16bの周方向に沿って固定されている。傾斜磁場シールドコイル12a、12b、12c、12dは、薄く形成するために、銅またはアルミニウムなどの良導体の板を渦巻状のコイル線に切り抜いて製作されている。渦巻状に切り抜く手法としては、エッチング、ウォータージェット、パンチングによる切断などの手法を用いることができる。
図4に示すように、傾斜磁場シールドコイル12a、12b、12c、12dのそれぞれにおいては、コイル内の領域によらず、コイル線の線幅はほぼ一定になり、コイル線間の間隔もほぼ一定になっている。また、傾斜磁場シールドコイル12a、12b、12c、12dのコイル線の巻き数は、第1順コイル11a、第2順コイル11b、第1逆コイル11c、第2逆コイル11dのコイル線の巻き数より少なくなっている。
図5に、y軸傾斜磁場メインコイル層13とy軸傾斜磁場シールドコイル層14を積層した傾斜磁場コイル装置3の一部分の斜視図を示す。基材16aの外周側面に、基材16bの内周側面が配置され、基材16aと基材16bとが一体となって円筒形状の基材16が構成されている。第1順コイル11aの外形より、傾斜磁場シールドコイル12aの外形はひとまわり大きくなっており、傾斜磁場シールドコイル12aは、第1順コイル11aの全体を覆うように配置されている。
図5に、傾斜磁場シールドコイル12aと第1順コイル11aに流す電流の方向17を示すが、傾斜磁場シールドコイル12aに第1順コイル11aとは逆向きで同じ大きさの電流を流すと、傾斜磁場シールドコイル12aのコイル線の巻き数が第1順コイル11aのコイル線の巻き数より少なくなっているので、撮像領域8における傾斜磁場9を残したまま、傾斜磁場コイル装置3の外周側面の外側に生じる磁場を打ち消すことができる。傾斜磁場シールドコイル12aが第1順コイル11aを覆うように配置されるのと同様に、傾斜磁場シールドコイル12bは第2順コイル11b(図3参照)を覆うように配置され、傾斜磁場シールドコイル12c(図4参照)は第1逆コイル11c(図3参照)を覆うように配置され、傾斜磁場シールドコイル12d(図4参照)は第2逆コイル11d(図3参照)を覆うように配置されている。
図6(a)に、傾斜磁場9が撮像領域8に形成されているときの、対称軸(z軸)10を含むy−z平面内の磁力線19及び磁束密度の分布図を示す。傾斜磁場9が撮像領域8に形成されているときには、第1順コイル11aと、第2順コイル11bと、第1逆コイル11cと、第2逆コイル11dとには、コイルに交差する磁場18があることがわかる。コイル11a〜11dに交差する磁場18のコイル11a〜11dに対する直交成分が、コイル11a〜11dに印加される急峻に変化するパルス状の大電流に伴って増減することにより、コイル11a〜11dは渦電流が発生しやすい状況になる。
ここで、前記交差する磁場18の直交成分の強度は、コイル11a〜11d毎のコイル内で強弱の分布があり、コイル11a〜11dの外形に対して周辺部より中心20に向かうほど強度が高くなるようになっている。具体的には、図6(b)にコイル11a〜11dを周方向に展開した展開図を示すが、点線で囲まれた高磁場領域21は、その周囲の低磁場領域22より、前記交差する磁場18の直交成分の強度が強くなっている。高磁場領域21は、コイル11a〜11dの外形のz軸方向の幅に対する中央部に位置している。
渦電流の発生しやすさは、前記交差する磁場18の直交成分の強度の時間変化率に比例するので、パルス状の大電流によって前記交差する磁場18がオンオフしている場合には、パルスの立ち上がり時間はコイル内のどの領域でも同じであるので、前記交差する磁場18の直交成分の強度の時間変化率の大小は、前記交差する磁場18の直交成分の強度の大小に比例することになる。したがって、コイル11a〜11dの外形に対して周辺部より中心20に向かって移動するほど、渦電流が発生しやすくなっていると考えられる。具体的には、図6(b)に示すように、点線で囲まれた高磁場領域21は、その周囲の低磁場領域22より、渦電流が発生しやすくなっていると考えられる。
そこで、図6(b)に示すように、高磁場領域21におけるコイル線24の線幅Dlhは、低磁場領域22におけるコイル線24の線幅Dllより狭くしている。また、高磁場領域21におけるコイル線24間の間隔Dshは、低磁場領域22におけるコイル線24間の間隔Dslより広くしている。また、高磁場領域21におけるコイル線24の線幅Dlhは、高磁場領域21におけるコイル線24間の間隔Dshより狭くしている。一方で、低磁場領域22におけるコイル線24の線幅Dllは、低磁場領域22におけるコイル線24間の間隔Dslより広くしている。これらのことによれば、渦電流の発生しやすい高磁場領域21において、渦電流の形成されるスペースを小さくでき、渦電流を発生しにくくすることができる。低磁場領域22では、渦電流は発生しにくいので、コイル全体として、渦電流を発生しにくくすることができる。また、一方で、低磁場領域22でのコイル線24が低抵抗化できるので、コイル線24全体での高抵抗化を抑制でき、コイル線24に流れるパルス状の大電流による発熱を抑制することができる。
狭くする高磁場領域21におけるコイル線24の線幅Dlhは、直交する傾斜磁場の磁束密度と、パルス状の大電流の交流成分の周波数と、コイル線24の板厚で決まり、例えば、直交する傾斜磁場が30mT以上、周波数が500Hzで、板厚が5mmの場合、線幅Dlhは、10mm以下とすることが適当である。
なお、高磁場領域21は、コイル11a〜11dの渦巻き状の複数のターンの内の、渦巻きの中心20側から少なくとも1ターン以上が配置されている領域にあればよく、コイル線24に流れるパルス状の電流の大きさに応じて、渦巻きの中心20側から何ターンまでを高磁場領域21に設定するかを決定すればよい。
一方、図6(a)に示すように、傾斜磁場シールドコイル12a〜12dには、磁場が交差していない。このことは、傾斜磁場シールドコイル12a〜12dの外周側面の外側に生じる磁場が打ち消されていることを示している。そして、傾斜磁場シールドコイル12a〜12dに磁場が交差していないことにより、傾斜磁場シールドコイル12a〜12dに渦電流が発生することはない。
なお、撮像領域8のz軸方向の端部のz軸座標は、コイル11a〜11dの渦巻きの中心20のz軸座標の近傍に配置されるように、コイル11a〜11dは撮像領域8に対して配置されている。
図7に、x軸傾斜磁場メインコイル層13の斜視図を示す。x軸傾斜磁場メインコイル層13によれば、x軸方向に磁場強度が傾斜した傾斜磁場を、撮像領域8において生成することができる。図7のx軸傾斜磁場メインコイル層13は、図3のy軸傾斜磁場メインコイル層13と比較して、対称軸10を回転軸として90度回転させ、半径方向に拡大あるいは縮小させy軸傾斜磁場メインコイル層13に重ねることが可能な構造をしている。また、同様に、図4のy軸傾斜磁場シールドコイル層14を90度回転させ拡縮した構造を有するx軸傾斜磁場シールドコイル層も傾斜磁場コイル装置3は有している。これらx軸傾斜磁場メインコイル層13とx軸傾斜磁場シールドコイル層とによっても、図6(a)の磁力線19及び磁束密度の分布図のy軸座標を、x軸座標に書き換えたような磁力線19及び磁束密度の分布を得ることができ、渦電流の発生抑制等に関し、前記y軸傾斜磁場メインコイル層13とy軸傾斜磁場シールドコイル層14と同様の効果を得ることができる。なお、傾斜磁場コイル装置3には、z軸方向に磁場強度が傾斜した傾斜磁場を、撮像領域8において生成することができるz軸傾斜磁場メインコイル層とz軸傾斜磁場シールドコイル層も有しているが詳細は省略する。
(第2の実施形態)
図8に、本発明の第2の実施形態に係るMRI装置1の斜視図を示す。図2に示すように、第1の実施形態に係るMRI装置1は静磁場7の向きが水平方向である水平磁場型MRI装置であったのに対し、図8に示す第2の実施形態に係るMRI装置1は静磁場7の向きが垂直方向である垂直磁場型MRI装置になっている。
MRI装置1は、ベッド6に横たわった被検体5が挿入される撮像領域8に対して上下から挟むように配置され、撮像領域8に均一な静磁場7を生成する上下一対の静磁場コイル装置2と、この上下一対の静磁場コイル装置2を離間して支持する連結柱23と、撮像領域8に位置情報を付与するために空間的に磁場強度が傾斜勾配した傾斜磁場をパルス状に発生させる傾斜磁場コイル装置3と、撮像領域8に挿入された被検体5に高周波パルスを照射するRFコイル4と、被検体5からの磁気共鳴信号を受信する受信コイル(図示省略)と、受信した磁気共鳴信号を処理して被検体5の断面画像を表示するコンピュータシステム(図示省略)とを有している。上下一対の静磁場コイル装置2と、傾斜磁場コイル装置3と、RFコイル4とは、対称軸10を共通の軸とする円板(円柱)形状をしている。被検体5は可動式のベッド6によって撮像領域8まで運ばれるが、上下一対の静磁場コイル装置2をつなぐのは細い連結柱23のみであるので、被検体5は周囲を見渡せ閉所感を軽減することができる。また、対称軸10と平行な鉛直方向にz軸を設定し、水平方向で互いに直角になるようにx軸とy軸とを設定している。
図9に、本発明の第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置を対称軸10(z軸)を含むy−z平面で切断した断面図を示す。上下一対の静磁場コイル装置2には、上下一対の静磁場メインコイル2aと、上下一対の静磁場シールドコイル2bとが用いられている。上下一対の静磁場メインコイル2aと上下一対の静磁場シールドコイル2bはそれぞれ、前記対称軸10を軸とする円環形状をしている。また、上下一対の静磁場メインコイル2aと上下一対の静磁場シールドコイル2bは、第1の実施形態と同様に、冷媒容器2eと熱輻射シールド2dと真空容器2cとからなる3層構造の容器内に収納されている。
傾斜磁場コイル装置3も上下一対有し、上下一対の傾斜磁場コイル装置3は、撮像領域8を挟んで上下に配置されている。RFコイル4も上下一対有し、上下一対のRFコイル4は、撮像領域8を挟んで上下に配置されている。上下一対の傾斜磁場コイル装置3は、任意の方向に静磁場7と同じ方向の磁場強度が傾斜した傾斜磁場9をパルス状に発生させる。通常、静磁場7の方向をz軸としてz軸と直交する2方向にx軸とy軸をとり、傾斜磁場コイル装置3は、x軸方向、y軸方向、z軸方向の3方向に独立な傾斜磁場9を、静磁場7に重ねて発生できるような機能を持っている。第2の実施形態では、図9に示すように、説明の便宜のため、y軸方向に傾斜した傾斜磁場9を例に説明する。
図10(a)に、y軸方向に傾斜した傾斜磁場9が発生しているときの、対称軸10(z軸)を含むy−z平面内の磁力線19および磁束密度の分布図を示す。上下一対の傾斜磁場コイル装置3は、上側の対に、前記第1順コイル11aと、前記第1逆コイル11cと、傾斜磁場シールドコイル12a、12cを配置し、下側の対に、前記第2順コイル11bと、前記第2逆コイル11dと、傾斜磁場シールドコイル12b、12dを配置している。第2実施形態のコイル11a〜11dは、第1実施形態のコイル11a〜11dが円筒側面の曲面上に配置されていたのに対し、平面上に配置されている点が異なっている。また、図10(b)に、傾斜磁場メインコイルである第1順コイル11aと第1逆コイル11cの平面図を示すが、第1順コイル11aと第1逆コイル11cのそれぞれの外形が半円形になっている点が異なっている。そして、第1順コイル11aと第1逆コイル11cとが合わさった外形が略円形になっている。そして、第2順コイル11bと第2逆コイル11dは、第1順コイル11aと第1逆コイル11cに対して合同になっている。第2実施形態の傾斜磁場シールドコイル12a〜12dに対しても、第1実施形態の傾斜磁場シールドコイル12a〜12dと比べて、平面上に配置されている点が異なっている。
そして、第2順コイル11bに第1順コイル11aに流す電流と同じ方向の電流を流し、第1逆コイル11cと第2逆コイル11dに第1順コイル11aとは逆方向の電流を流すことにより、図10(a)に示すような、z軸方向に磁場強度の傾斜した傾斜磁場9を、撮像領域8に発生させることができる。
そこで、図10(b)に示すように、第1の実施形態と同様に、前記交差する磁場18の直交成分の強度が強くなっている高磁場領域21におけるコイル線24の線幅Dlhは、高磁場領域21より交差する磁場18の直交成分の強度が低い低磁場領域22におけるコイル線24の線幅Dllより狭くなっている。高磁場領域21は、コイル11a〜11dの外形のy軸方向の幅に対する中央部に位置しており、小括弧(と、小括弧)のような形状をしている。また、高磁場領域21におけるコイル線24間の間隔Dshは、低磁場領域22におけるコイル線24間の間隔Dslより広くしている。また、高磁場領域21におけるコイル線24の線幅Dlhは、高磁場領域21におけるコイル線24間の間隔Dshより狭くしている。一方で、低磁場領域22におけるコイル線24の線幅Dllは、低磁場領域22におけるコイル線24間の間隔Dslより広くしている。これらのことによれば、渦電流の発生しやすい高磁場領域21において、渦電流の形成されるスペースを小さくでき、渦電流を発生しにくくすることができる。低磁場領域22では、渦電流は発生しにくいので、コイル全体として、渦電流を発生しにくくすることができる。また、一方で、低磁場領域22でのコイル線24が低抵抗化できるので、コイル線24全体での高抵抗化を抑制でき、コイル線24に流れるパルス状の大電流による発熱を抑制することができる。
また、第2の実施形態では、図10(a)に示すように、y軸方向に傾斜した傾斜磁場9について説明したが、x軸方向に傾斜した傾斜磁場9についてであれば、図10(b)のx軸座標とy軸座標を入れ替えたようにコイル11a〜11dを配置することによって、図10(a)の磁力線19及び磁束密度の分布図のy軸座標を、x軸座標に書き換えたような磁力線19及び磁束密度の分布を得ることができ、渦電流の発生抑制等に関し、前記y軸方向に傾斜した傾斜磁場9の場合と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置を対称軸(z軸)を含むy−z平面で切断した断面図である。 y軸傾斜磁場メインコイル層の斜視図である。 y軸傾斜磁場シールドコイル層の斜視図である。 y軸傾斜磁場メインコイル層とy軸傾斜磁場シールドコイル層を積層した傾斜磁場コイル装置の斜視図である。 (a)は、対称軸(z軸)を含むy−z平面内の磁束密度の分布図であり、(b)は、傾斜磁場メインコイルの第1順コイルと第1逆コイルを周方向に展開した展開図である。 x軸傾斜磁場メインコイル層の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置を対称軸(z軸)を含むy−z平面で切断した断面図である。 (a)は、対称軸(z軸)を含むy−z平面内の磁束密度の分布図であり、(b)は、傾斜磁場メインコイルである第1順コイルと第1逆コイルの平面図である。
符号の説明
1 磁気共鳴イメージング(MRI)装置
2 静磁場コイル装置
2a 静磁場メインコイル(超伝導コイル)
2b 静磁場シールドコイル(超伝導コイル)
2c 真空容器
2d 熱輻射シールド
2e 冷媒容器
3 傾斜磁場コイル装置
4 RFコイル
5 被検体(患者)
6 ベッド
7 静磁場の向き
8 撮像領域(中央領域)
9 傾斜磁場
10 対称軸
11a 第1順コイル(傾斜磁場メインコイル)
11b 第2順コイル(傾斜磁場メインコイル)
11c 第1逆コイル(傾斜磁場メインコイル)
11d 第2逆コイル(傾斜磁場メインコイル)
12a、12b、12c、12d 傾斜磁場シールドコイル
13 傾斜磁場メインコイル層
14 傾斜磁場シールドコイル層
16、16a、16b 基材
17 電流方向の例
18 傾斜磁場メインコイルに交差する磁場
19 磁力線
20 傾斜磁場メインコイルの渦巻き(ターン)の中心
21 高磁場領域
22 低磁場領域
23 連結柱
24 コイル線

Claims (7)

  1. 平面上に配置された渦巻き状の第1順コイルと、平面上に配置され中央領域を挟むように前記第1順コイルに対向する渦巻き状の第2順コイルと、平面上に配置され前記中央領域に対して前記第1順コイル側に配置される渦巻き状の第1逆コイルと、平面上に配置され前記中央領域を挟むように前記第1逆コイルに対向する渦巻き状の第2逆コイルとを有し、前記第2順コイルに前記第1順コイルに流す電流と同じ方向の電流を流し、前記第1逆コイルと前記第2逆コイルに前記第1順コイルとは逆方向の電流を流して、前記中央領域に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル装置において、
    前記傾斜磁場が発生した際に、前記第1順コイル、前記第2順コイル、前記第1逆コイルと前記第2逆コイルの少なくとも1つのコイルに、交差する磁場の磁場強度が異なる低磁場領域と前記低磁場領域より高い高磁場領域とが生じ、前記高磁場領域におけるコイル線の線幅は、前記低磁場領域におけるコイル線の線幅より狭く、かつ前記高磁場領域におけるコイル線の線幅が狭くなった部分は、該部分に連続するとともにコイルの渦巻きの中心を通り傾斜磁場における磁場強度の傾斜方向に平行な直線と前記中央領域に近い側で交差する部分よりも線幅が狭いことを特徴とする傾斜磁場コイル装置。
  2. 渦巻き状の第1順コイルと、中央領域を挟むように前記第1順コイルに対向する渦巻き状の第2順コイルと、前記中央領域に対して前記第1順コイル側に配置される渦巻き状の第1逆コイルと、前記中央領域を挟むように前記第1逆コイルに対向する渦巻き状の第2逆コイルとを有し、前記第2順コイルに前記第1順コイルに流す電流と同じ方向の電流を流し、前記第1逆コイルと前記第2逆コイルに前記第1順コイルとは逆方向の電流を流して、前記中央領域に傾斜磁場を発生させる円筒形状の傾斜磁場コイル装置において、
    前記傾斜磁場が発生した際に、前記第1順コイル、前記第2順コイル、前記第1逆コイルと前記第2逆コイルの少なくとも1つのコイルに、交差する磁場の磁場強度が異なる低磁場領域と前記低磁場領域より高い高磁場領域とが生じ、前記高磁場領域ではコイル線の方向が傾斜磁場コイル装置の前記円筒形状の対称軸と略平行になり、前記高磁場領域におけるコイル線の線幅は、前記低磁場領域におけるコイル線の線幅より狭く、かつ前記高磁場領域におけるコイル線の線幅が狭くなった部分は、該部分に連続するとともにコイルの渦巻きの中心を通り前記対称軸に平行な直線と交差する部分よりも線幅が狭いことを特徴とする傾斜磁場コイル装置。
  3. 前記高磁場領域における前記コイル線間の間隔は、前記低磁場領域における前記コイル線間の間隔より広いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の傾斜磁場コイル装置。
  4. 前記高磁場領域における前記コイル線の線幅は、前記高磁場領域における前記コイル線間の間隔より狭いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の傾斜磁場コイル装置。
  5. 前記低磁場領域における前記コイル線の線幅は、前記低磁場領域における前記コイル線間の間隔より広いことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の傾斜磁場コイル装置。
  6. 前記高磁場領域は、前記コイルの前記渦巻き状の複数のターンの内の、前記渦巻きの中心側から少なくとも1ターン以上が配置されている領域にあることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の傾斜磁場コイル装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の傾斜磁場コイル装置と、
    前記中央領域において、前記傾斜磁場に重ねて、静磁場を形成する静磁場コイル装置とを有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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