JP3140667B2 - 磁場発生装置およびその製造方法 - Google Patents

磁場発生装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば核磁気共
鳴断層撮影装置などで必要となる傾斜磁場を生成する磁
場発生装置に係り、特にその渦巻コイルの構造およびそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】傾斜磁場発生装置は、互いに直交する3
つの方向(x軸、y軸、z軸)に傾斜磁場を発生する3
種類のコイル(Gxコイル、Gyコイル、Gzコイル)
により構成されている。更に、これら各方向のコイル
は、所望の傾斜磁場を発生させるための内コイルと、こ
の内コイルの径方向外側に配置され逆向きの電流を流す
ことにより装置外への磁気の漏洩を防止するための外コ
イルとから成っている。即ち、いわゆるアクティブシー
ルド型の傾斜磁場発生装置である。
【0003】図6はこの種従来の核磁気共鳴断層撮影装
置用の傾斜磁場発生装置の断面図で、y軸とz軸とで決
まる平面による断面を示す。図において、1はz軸線、
2はy軸線、4はGy内コイル、5はGy外コイル、1
7は内コイル巻枠、18は外コイル巻枠、19はGx内
コイル、20はGx外コイル、21はGz内コイル、2
2はGz外コイル、23は内コイル巻枠17と外コイル
巻枠18とを組み合わせて固定する固定ボルトである。
また、10はコイルのベース材で詳しくは後述する。
【0004】図7はx軸とy軸とで決まる平面による断
面図で、ここでは簡単のためGyコイルのみを示してい
る。図において、3はx軸線である。図8はGyコイル
の斜視透視図で、Gy内コイル4は4枚の同形状の渦巻
コイル(構造の詳細は後述する)からなり、各コイルは
z軸線1、y軸線2、x軸線3に対して対称に配置さ
れ、かつ後述する接続リードにより互いに直列に接続さ
れている。Gy外コイル5は同様に4枚の同形状の渦巻
コイルから構成されている。但し、Gy内コイル4とG
y外コイル5との各渦巻の形状は異なっている。
【0005】なお、Gxコイルは、Gyコイルを円周方
向に90度ずらした配置になっているだけで、Gyコイ
ルと同様の渦巻コイルで構成されている。Gzコイル
は、渦巻コイルとは異なり、例えば平角銅線を円筒面に
巻回したソレノイド状のものである。
【0006】図9はGyコイルに使用されている渦巻コ
イル8の一枚分を示すもので、渦巻コイル8は、例えば
厚さ1〜3mm程度の導電板である銅板に、幅1.5m
m程度の溝9を渦巻状に形成することにより、複数ター
ンのコイルに形成され、更に円筒面に沿う鞍形に曲げら
れている。また、銅板への溝加工は、例えば切削、エッ
チング、ウォータジェットなどの方法が採用される。
【0007】次に、この単体の渦巻コイル8を接続して
Gy内コイル4等に仕上げる要領について説明する。図
10は溝加工された直後の渦巻コイル8を示すもので、
図に示すように、渦巻コイル8はエポキシ板などのベー
ス材10に接着される。なお、銅板の部分にはハッチン
グを施している。このベース材10は、溝9を形成して
渦巻状にした銅板を正確に曲げるためのものである。図
10に示すように、渦巻コイル8の各ターンの幅は一定
ではなく、内周端の終端部16まで銅板が詰まってい
る。そして、溝9の軌跡は磁気的な機能設計により決め
られている。
【0008】図11はGyコイルの接続構造を示すもの
で、同図(1)は4枚の渦巻コイル8からなるGyコイ
ルの全体を示す斜視透視図、同図(2)はその内の2枚
の渦巻コイル8を示す平面図である。図において、15
は2枚の渦巻コイル8の終端部16同士を接続する接続
リードである。この接続は半田付けでは強度が十分では
ないので主にロー付けが用いられる。図示はしないが、
最外ターンにy軸線2の方向の接続リードが付き、4枚
の渦巻コイル8が互いに直列に接続されてGy内コイル
4とGy外コイル5が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の傾斜磁場発生装
置は以上のように構成されてるので、特にその製造過程
における特有の状況に起因して種々の問題点が存在す
る。即ち、先ず第1は渦巻コイル8に接続リード15を
ロー付けなどで接合する場合、渦巻コイル8の内周端の
終端部16まで銅板が詰まっているので当該終端部16
を持ち上げ難く、例えばロー付けのヘッド部を接続部位
に当てる十分な作業スペースを確保することができない
という問題があった。また、銅板の渦巻コイル8を曲げ
加工する際にも、内周終端部16は剛性が高いため曲面
になじまず、浮き上がったりするという問題があった。
【0010】更に、銅板の渦巻コイル8を曲げ加工する
際、各ターンがずれないようこの銅板を接着して機械的
に補強するベース材10が必要であった。そして、アク
ティブシールド型の場合には、このベース材10はその
存在のために傾斜磁場発生装置として所望の磁場を発生
させるために必要な起磁力が大きくなるという弊害をも
もたらす。即ち、内、外からなるコイルの最内径および
最外径をそれぞれ一定値に規制したとすると、ベース材
が無い場合に比較して、ベース材が存在すると、その
分、内コイルと外コイルとの径寸法差が減少する。内、
外コイルは既述した通り、逆向きの磁場を発生させるも
のであるため、両コイル間の寸法が縮まるということ
は、取りも直さず必要起磁力の増大を招く。
【0011】換言すれば、この種アクティブシールド型
傾斜磁場発生装置にあっては、装置の占める空間内で出
来るだけ内コイルと外コイルとを離して取り付け、装置
内部における磁場の出力効率を上げ、全体に必要な起磁
力を小さくするように設計しなければならない。起磁力
を小さくすることで、定格電流、定格電圧が下がるの
で、電源容量が小さくなり装置が発生する振動、騒音、
発生熱量が小さくなる。従って、ベース材の存在は、こ
れら傾斜磁場発生装置としての要請に反する訳である。
【0012】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、渦巻コイルの接続作業スペース
を確保するとともに曲げ加工が容易となり、また、ベー
ス材を不要とできる磁場発生装置を得ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る磁場発生
装置は、渦巻コイルの各ターンの発生磁場中心をずらす
ことなく、上記渦巻コイルの内周側ターン部分における
溝幅を大きくして当該部分の導体幅を削減したものであ
る。
【0014】請求項に係る磁場発生装置は、溝内に絶
縁材からなる接着剤を充填したものである。
【0015】請求項に係る磁場発生装置の製造方法
は、平面状の導電板に、所定の間隔で微小橋絡部分(以
下、ミクロジョイントと称す)を残して溝を形成する工
程、上記導電板を円筒面状に曲げる工程、およびその後
上記ミクロジョイントを切除する工程を備えたものであ
る。
【0016】請求項に係る磁場発生装置の製造方法
は、平面状の導電板に溝を形成する工程、上記溝内に接
着剤を充填して硬化させる工程、およびその後上記導電
板を円筒面状に曲げる工程を備えたものである。
【0017】請求項に係る磁場発生装置の製造方法
は、平面状の導電板に、所定の間隔でミクロジョイント
を残して溝を形成する工程、上記溝内に接着剤を充填し
て硬化させる工程、その後上記ミクロジョイントを切除
する工程、およびその後上記導電板を円筒面状に曲げる
工程を備えたものである。
【0018】請求項に係る磁場発生装置の製造方法
は、ミクロジョイントを、その橋絡部分の溝長手方向中
央に孔を開けたものとし、刃先を上記孔に挿入するよう
にして上記ミクロジョイントを切除するようにしたもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1による傾斜磁場発生装置
の渦巻コイル8を示す平面図である。銅板を渦巻コイル
8に加工するため、切削、エッチング、ウォータジェッ
トなどの方法により溝9を形成するが、この時、渦巻コ
イル8の内周側ターン部分、通常2〜3ターン分(但
し、図1では簡略のため1ターン分のみとしている)に
おける溝幅が他の部分の幅より大きくなるよう余分な導
体部分を取り除いて隙間11を形成している。勿論、こ
の隙間11の発生によって各ターンの発生磁場中心がず
れないよう、その形状については、磁界計算による解析
等を行って決定する必要がある。
【0020】この実施の形態では、渦巻コイル8の中央
部に柔軟性ができ、渦巻コイル8に接続リード15を接
合する場合、内周終端部16の持ち上げが容易となりロ
ー付けなどの作業スペースを確保できる。また、渦巻コ
イル8を曲げ加工する場合にも、中央部が浮き上がった
りせず、所定の曲面に沿った鞍形の渦巻コイル8に仕上
がるため、精度のよい傾斜磁場発生装置が得られる。
【0021】実施の形態2. 図2はこの発明の実施の形態2による渦巻コイル8を示
す平面図である。ここでは、内周端の導体の、接続リー
ド15との接合部(終端部16)を除く部分を取り除い
て隙間11を形成している。この場合も、実施の形態1
と同様に、渦巻コイル8の中央部に柔軟性ができ、接続
リード15との接合作業が容易になるとともに、曲げ加
工の精度も向上する。
【0022】実施の形態3. 図3はこの発明の実施の形態3による渦巻コイル8の一
部を示す断面図である。図において、13はエポキシ樹
脂などの絶縁材からなる接着剤である。このように、溝
9内に接着剤13を充填して硬化させることによって、
渦巻コイル8の各ターンが機械的に一体化し、曲げ加工
時などに余分な変形がなくなり、装置の機械的な信頼性
が向上する。なお、接着剤13の溝9内への充填は、ハ
ケ塗りやスプレーを使用した方法等により行えばよい。
【0023】また、この接着剤13により、渦巻コイル
8がそれ自体で強度が増大するので、ベース材10をな
くすことができる。従って、その分コストが低減する。
更に、ベース材が占めていた空間がなくなるので、その
厚さ寸法分、内コイルと外コイルとを従来より離すこと
ができ、コイルの必要起磁力を低減でき、定格電流を下
げられるので、電源の小容量化、装置の振動、騒音、発
生熱量の低減化を図ることができる。
【0024】実施の形態4. 図4はこの発明の実施の形態4による渦巻コイル8を示
すもので、同図(1)はその全体を示す平面図、同図
(2)はその一部を拡大して示す図である。前述した通
り、渦巻コイル8は銅板24に渦巻状に溝9を形成する
ことで製作するが、この実施の形態4では、その溝9の
形成時に所定の間隔で微小橋絡部分であるミクロジョイ
ント12を残すようにしている。これは、例えばウォー
タジェットなどで溝加工している最中、条件によっては
導体が歪んでしまうので、それを防止するためである。
このミクロジョイント12の長さとしては、2mm程度
とるのが、補強強度と後述する切除との両面から適当で
ある。
【0025】ミクロジョイント12を残した状態で曲げ
加工を行い、しかる後、ミクロジョイント12をニッパ
ーやハンドドリルなどで切除、取り除く。ミクロジョイ
ント12が渦巻コイル8のターン間を橋絡して一体化し
ているので、適正な曲げ加工が可能となる。
【0026】図示は省略するが、ミクロジョイント12
を残した状態で溝9を形成した後、この溝9内に接着剤
を充填硬化させ、ミクロジョイント12を切除し、その
後、曲げ加工を施すようにしてもよい。勿論、ミクロジ
ョイント12の切除を曲げ加工後に行うようにしてもよ
い。いずれの場合も、ミクロジョイントと接着剤との補
強効果が相俟って一層高精度で信頼性の高い渦巻コイル
が得られる。ミクロジョイント12を利用した更に他の
方法として、平板状の渦巻コイル8を一旦、従来のよう
にベース材に張り付け、曲げ加工した後、ベース材のみ
を取り外し、最後にミクロジョイント12を切除するよ
うにしてもよい。この場合ミクロジョイント12は、溝
形成工程での歪発生を防止するとともに、ベース材の張
り付け取り外し時の補強としても機能する。
【0027】実施の形態5. 図5はこの発明の実施の形態5による渦巻コイル8の一
部を拡大して示す平面図である。実施の形態4と異なる
のは、ミクロジョイント12の橋絡部分中央にキリ孔1
4を設けている点のみである。このようにすると、接着
剤で硬化させた後、ニッパー、ハンドドリルなどでミク
ロジョイント12を取り除く際に、キリ孔14に刃先を
当てて作業できるので、曲げ加工した後でも簡単にミク
ロジョイント12を取り除くことができる。その他、適
用方法およびその効能は実施の形態4と全く同様である
ので、説明は省略する。
【0028】実施の形態6. なお、上記各実施の形態では、アクティブシールド型傾
斜磁場発生装置に適用した場合について説明したが、こ
の発明は、これに限らず、渦巻コイルとこれに接合され
る接続リードとを備えた磁場発生装置に広く適用するこ
とができ同等の効果を奏するものである。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明は、渦
巻コイルの内周側ターン部分における溝幅を大きくして
当該部分の導体幅を削減したので、渦巻コイルの内周端
が持ち上げ易くなり、接続リードとの接合作業が容易に
なるとともに、曲げ加工も適正になし得る。
【0030】また、請求項に係る発明は、溝内に接着
剤を充填して渦巻コイルを一体に補強するようにしたの
で、従来必要であったベース材が不要となる。
【0031】また、請求項に係る発明は、溝形成およ
び曲げ加工の過程でミクロジョイントを残すようにした
ので、このミクロジョイントが渦巻コイルの補強策とな
り、従来必要であったベース材が不要となる。
【0032】また、請求項に係る発明は、溝内に接着
剤を充填硬化させた後、曲げ加工するようにしたので、
ベース材を要することなく適正な曲げ加工が得られる。
【0033】また、請求項に係る発明は、ミクロジョ
イントを残した状態で溝内に接着剤を充填硬化させるよ
うにしたので、渦巻コイルが適正な形態で接着剤により
補強され一体化される。
【0034】また、請求項に係る発明は、ミクロジョ
イントを、その橋絡部分の溝長手方向中央に孔を開けた
ものとしたので、この孔を使用することでミクロジョイ
ントの切除作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による傾斜磁場発生
装置の渦巻コイル8を示す平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による渦巻コイル8
を示す平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による渦巻コイル8
の一部を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による渦巻コイル8
を示す平面図およびその一部を拡大して示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による渦巻コイル8
の一部を拡大して示す図である。
【図6】 従来の傾斜磁場発生装置を示す断面図であ
る。
【図7】 図6と異なる断面で示す従来の傾斜磁場発生
装置を示す断面図である。
【図8】 Gyコイルの斜視透視図である。
【図9】 1枚の渦巻コイル8を示す斜視図である。
【図10】 従来の渦巻コイル8を示す平面図および側
面図である。
【図11】 Gyコイルの接続構造を示す斜視透視図お
よび平面図である。
【符号の説明】
8 渦巻コイル、9 溝、11 隙間、12 ミクロジ
ョイント、13 接着剤、14 キリ孔、15 接続リ
ード、16 終端部、24 銅板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森津 一樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−277193(JP,A) 特開 平8−10240(JP,A) 特開 平3−3216(JP,A) 特開 平7−163101(JP,A) 実開 昭62−80304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 5/00,27/32,41/12 G01R 33/385 A61B 5/055

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒面上に配設された鞍形の導電板に渦
    巻状に溝を形成してなる複数ターンの渦巻コイルおよび
    この渦巻コイルの内周端にその一端が接合された接続リ
    ードを備え、上記渦巻コイルに通電することにより上記
    円筒面で囲まれた空間内に所望の磁場を発生させる磁場
    発生装置において、 上記渦巻コイルの各ターンの発生磁場中心をずらすこと
    なく、上記渦巻コイルの内周側ターン部分における上記
    溝幅を大きくして当該部分の導体幅を削減したことを特
    徴とする磁場発生装置。
  2. 【請求項2】 円筒面上に配設された鞍形の導電板に渦
    巻状に溝を形成してなる複数ターンの渦巻コイルおよび
    この渦巻コイルの内周端にその一端が接合された接続リ
    ードを備え、上記渦巻コイルに通電することにより上記
    円筒面で囲まれた空間内に所望の磁場を発生させる磁場
    発生装置において、 上記溝内に絶縁材からなる接着剤を充填したことを特徴
    とする磁場発生装置。
  3. 【請求項3】 平面状の導電板に、所定の間隔で微小橋
    絡部分(以下、ミクロジョイントと称す)を残して溝を
    形成する工程、上記導電板を円筒面状に曲げる工程、お
    よびその後上記ミクロジョイントを切除する工程を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の磁場発生装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 平面状の導電板に溝を形成する工程、上
    記溝内に接着剤を充填して硬化させる工程、およびその
    後上記導電板を円筒面状に曲げる工程を備えたことを特
    徴とする請求項記載の磁場発生装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 平面状の導電板に、所定の間隔でミクロ
    ジョイントを残して溝を形成する工程、上記溝内に接着
    剤を充填して硬化させる工程、その後上記ミクロジョイ
    ントを切除する工程、およびその後上記導電板を円筒面
    状に曲げる工程を備えたことを特徴とする請求項記載
    の磁場発生装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 ミクロジョイントを、その橋絡部分の溝
    長手方向中央に孔を開けたものとし、刃先を上記孔に挿
    入するようにして上記ミクロジョイントを切除するよう
    にしたことを特徴とする請求項3または5記載の製造方
    法。
JP07199634A 1995-08-04 1995-08-04 磁場発生装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3140667B2 (ja)

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