JP4852053B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4852053B2
JP4852053B2 JP2008012139A JP2008012139A JP4852053B2 JP 4852053 B2 JP4852053 B2 JP 4852053B2 JP 2008012139 A JP2008012139 A JP 2008012139A JP 2008012139 A JP2008012139 A JP 2008012139A JP 4852053 B2 JP4852053 B2 JP 4852053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
magnetic field
shield
wire
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008012139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009172072A (ja
Inventor
将直 寺田
充志 阿部
幸信 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2008012139A priority Critical patent/JP4852053B2/ja
Publication of JP2009172072A publication Critical patent/JP2009172072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4852053B2 publication Critical patent/JP4852053B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング(以下、MRIと称す)装置に関する。
MRI装置は、生体内の画像を低侵襲に取得でき、形態情報に加え機能情報を得られる。そして、放射線による被曝がないことから、患部の診断などの被検体の検査に広く利用されている。MRI装置では、NMR現象により、水素原子核スピンが放出する電磁波を計測するため、被検体が置かれる撮像空間に磁場を発生させている。
MRI装置を構成する主な磁場発生源は、撮像空間に均一な静磁場を生成する静磁場コイル(超伝導コイル)と、撮像断面に位置情報を付加するためにパルス状の磁場(傾斜磁場)を生成する傾斜磁場コイルと、核スピンを励起させるRFパルスを生成するRFコイルである。MRI装置では、撮像空間に静磁場を発生させ、その撮像空間に被検体(通常人体)を挿入して、RFパルスを照射し、これによる被検体内から発生する磁気共鳴信号を受信する。そして、医療診断用の断層像を生成する。このとき、傾斜磁場コイルにより、被検体が置かれた撮像空間にx、y、z方向のそれぞれの方向に線形に変化する傾斜磁場をそれぞれパルス状に印加することで、磁気共鳴信号に生体内の位置情報を付与している。x、y、z方向それぞれに傾斜磁場を発生するいわゆるx傾斜磁場コイル、y傾斜磁場コイル、z傾斜磁場コイルのそれぞれは、x、y、z方向のそれぞれの方向に傾斜磁場を発生するメインコイルと、メインコイルの漏れ磁場を抑制するシールドコイルから構成されている。
傾斜磁場コイルにはパルス状の磁場を生成するためにパルス状の電流が印加され、静磁場コイルが作る静磁場は傾斜磁場コイルの位置にも生成されているので、傾斜磁場コイルには電磁力が働く。電磁力は傾斜磁場コイルを流れるパルス状の電流のオン・オフに同期して傾斜磁場コイルに作用し、傾斜磁場コイルは大きく振動する。この振動は、傾斜磁場コイルの支持構造物を介して周囲の構造物にも伝わり、MRI装置の騒音の原因になっている。
また、傾斜磁場コイルからの漏れ磁場は、周囲の構造物に渦電流を発生させる。静磁場コイルが作る静磁場は、この周囲の構造物の位置にも生成されているので、周囲の構造物に電磁力が作用する。この電磁力も電流のオン・オフに同期しているので、周囲の構造物は振動し、騒音を発生させる。
このように、MRI装置の騒音には、傾斜磁場コイルが振動することによる騒音と、傾斜磁場コイルからの漏れ磁場による騒音とがある。
MRI装置の騒音を抑えるために、傾斜磁場コイルからの漏れ磁場による騒音の抑制対策として、漏れ磁場を抑制するシールドコイルが設けられている。傾斜磁場コイルが振動することによる騒音の抑制対策として、加振源である傾斜磁場コイルに働く電磁力を低減することが提案されている。一般に、静磁場コイル(超伝導コイル)が傾斜磁場コイルの位置に生成する磁場は一様ではなく、この一様でない磁場により傾斜磁場コイルに働く電磁力は、傾斜磁場コイルを構成する個々のコイル線に働く電磁力の合力であるので、この合力はゼロにならず、いわゆる電磁力の釣り合いがとれない。このため傾斜磁場コイルは振動する。例えば、y方向の傾斜磁場を与えるy傾斜磁場コイルの場合、電磁力の釣り合いが取れていないと、y方向に大きな並進力が働く。この並進力は、y傾斜磁場コイルをy方向に変位する固有振動モードで励振させ振動振幅が大きくなるので、大きな騒音を生み出す。
そこで、傾斜磁場コイルのコイル線のコイルパターンの位置を電磁力の釣り合いが取れる位置にくるようにするために、傾斜磁場コイルのメインコイルの端部領域で新たな電流ループを作ることが提案されている(特許文献1参照)。
また、傾斜磁場コイルのシールドコイル端部領域で数ターンを端部側に詰めて、電磁力の釣り合いを取ることが提案されている(特許文献2参照)。
米国特許5545996号公報(図3A) 米国特許5942898号公報(図4A)
特許文献1及び特許文献2の技術によれば、電磁力の釣り合いをとることは可能であるが、コイルパターンの形状が釣り合いを考慮しない元の形状から変更されたことにより、漏れ磁場が増加する。この漏れ磁場の増加により、傾斜磁場コイルからの漏れ磁場による騒音が増大する。
そこで、本発明の目的は、傾斜磁場コイルが振動することによる騒音と、傾斜磁場コイルからの漏れ磁場による騒音の両方の騒音を低減可能なMRI装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、円筒形状の容器内に収納され、前記容器の内筒壁より中心軸側の撮像空間に均一な前記中心軸の方向の静磁場を形成する静磁場コイルと、
前記内筒壁に沿って設けられ、前記撮像空間に、前記中心軸の方向の磁場成分の大きさが半径方向に傾斜している傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイルと
を備え、
前記傾斜磁場コイルは、前記傾斜磁場を形成するメインコイルと、前記メインコイルの漏れ磁場を抑制するシールドコイルとを有する磁気共鳴イメージング装置において、
前記シールドコイルは、
巻線密度を前記中心軸の方向に不均一にして、前記静磁場から受ける電磁力を小さくしている主シールドコイルと、
コイルパターンが主シールドコイルのコイルパターンに重なり、中心の位置が、前記主シールドコイルの中心の位置から前記中心軸の方向にシフトしているサブシールドコイルとを有することを特徴とする。
本発明によれば、傾斜磁場コイルが振動することによる騒音と、傾斜磁場コイルからの漏れ磁場による騒音の両方の騒音を低減可能なMRI装置を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係るMRI装置21の断面図である。図1(a)に示すように、MRI装置21は、円筒形状の容器22と、この容器22内に収納された静磁場コイル1と、容器22の外側で円筒形状の容器22の内筒壁に沿って設けられた傾斜磁場コイル2と、容器22の外側で傾斜磁場コイル2に沿って設けられたRFコイル3とを有している。
そして、MRI装置21を後記に詳述するために、容器22の円筒形状の中心軸C0上にz軸を設定している。中心軸C0の中央に原点Oを設定している。また、原点Oから容器22の円筒形状の半径方向の垂直方向を、y軸に設定している。同様に、半径方向の水平方向(紙面手前から奥への方向)を、x軸に設定している。
容器22の内筒壁で囲まれた空間内の原点Oの周辺に撮像空間4が形成されている。被検体は、自身の被検査領域が撮像空間4の中に納まるように、容器22の内筒壁で囲まれた空間に横たわることができる。
前記静磁場コイル1には、撮像空間4に均一な静磁場5を生成するために、超伝導コイルが用いられている。静磁場コイル1は、撮像空間4に強力で均一な静磁場5を生成する1対の円環状の静磁場メインコイル1aと、静磁場5を生成したことに起因する漏れ磁場を抑制する1対の円環状の静磁場シールドコイル1bと、撮像空間4における静磁場5の均一性を向上させる1対の円環状の静磁場補助コイル1cとにより構成されている。
1対の静磁場メインコイル1aは、原点Oを対称点として対向配置され、それぞれの中心軸がz軸に一致している。1対の静磁場シールドコイル1bは、原点Oを対称点として対向配置され、それぞれの中心軸がz軸に一致している。1対の静磁場補助コイル1cは、原点Oを対称点として対向配置され、それぞれの中心軸がz軸に一致している。
1対の静磁場メインコイル1aと、1対の静磁場補助コイル1cは、互いに同じ方向に一定電流を流し、それぞれ磁気モーメントを形成することで、均一な静磁場5を撮像空間4に生成することができる。静磁場5の方向は、z軸と平行で同方向を向いている。1対の静磁場シールドコイル1bは、1対の静磁場メインコイル1aと反対の方向に一定電流を流し、反対の方向の磁場を生成し、MRI装置21から外部への磁場の漏れを低減させている。
1対の静磁場シールドコイル1bは、y軸方向において、1対の静磁場メインコイル1aと、1対の静磁場補助コイル1cより、原点Oから遠いところ、すなわち外側に配置され、容器22の外筒壁の外側に生じる漏れ磁場を抑制している。このことにより、1対の静磁場メインコイル1aと、1対の静磁場補助コイル1cとは、1対の静磁場シールドコイル1bより、傾斜磁場コイル2に近接して配置されている。傾斜磁場コイル2は、1対の静磁場シールドコイル1bよりも、1対の静磁場メインコイル1aと、1対の静磁場補助コイル1cとから生じる磁場の影響を受けやすくなっている。
1対の静磁場メインコイル1aは、z軸方向において、1対の静磁場補助コイル1cより、原点Oから遠いところ、すなわち外側に配置されている。また、撮像空間4の静磁場5の均一性を向上させるために、1対の静磁場メインコイル1aの磁気モーメントの大きさは、1対の静磁場補助コイル1cの磁気モーメントの大きさより大きく設定されている。
以上のことから、図1(b)に示すように、静磁場コイル1が傾斜磁場コイル2のy軸方向のy軸座標y1(図1(a)参照)に作る磁場分布のz成分のz軸方向依存性は、厳密には、静磁場コイル1の位置や個数に応じて決まるが、一般に、z軸方向で一様ではなく、MRI装置21の端部領域zpに向かうにつれ非一様性が大きくなり、磁場のz成分BzのピークBpは端部領域zpに存在している。なお、ピークBpの両側にある等しい大きさの磁場Bppの位置を、位置zp+と位置zp−のように設定しておく。
図1(a)に示すように、容器22は、3層構造をしている。静磁場コイル1は、冷媒の液体ヘリウム(He)と共に冷媒容器22cに内包されている。冷媒容器22cは内部への熱輻射を遮断する熱輻射シールド22bに内包されている。そして、真空容器22aは、冷媒容器22c及び熱輻射シールド22bを内包しつつ、内部を真空に保持している。容器22は、室温の室内に配置されても、真空容器22a内が真空になっているので、室内の熱が伝導や対流で、冷媒容器22cに伝わることはない。また、熱輻射シールド22bによって、室内の熱が輻射によって真空容器22aから冷媒容器22cに伝わることはない。そして、静磁場コイル1を、冷媒の温度である極低温に安定して設定することができ、超伝導電磁石として機能させることができる。
傾斜磁場コイル2は、撮像断面に位置情報を付加するためにパルス状の磁場(傾斜磁場)を生成している。傾斜磁場は、撮像空間4の均一な静磁場5に重畳する形で、1秒間程度以下の時定数で空間的に変化(傾斜)している。傾斜磁場コイル2は、静磁場5に平行な磁場成分に対して、x、y、z軸方向それぞれに対して線形に変化する傾斜磁場を作る。
RFコイル3は、核スピンを励起させるRFパルスを生成している。具体的には、NMR現象を引き起こすための共鳴周波数(数MHz以上)の高周波の電磁波を、撮像空間4に印加している。
MRI装置21は、NMR現象により水素原子核スピンが放出する核磁気共鳴信号を計測し、その核磁気共鳴信号を演算処理することで、被検体内を水素原子核密度によって断層像化する。その際に、被検体が入る撮像空間4には、強度が0.1T以上の高強度であり、10ppm程度の高い均一度を有する静磁場を生成させる。撮像空間4の周囲にある傾斜磁場コイル2は、撮像空間4内の位置情報を得る目的で、磁場を空間的に変化させた傾斜磁場を撮像空間4に印加する。さらに、撮像空間4の周囲にあるRFコイル3は、NMR現象を引起すための共鳴周波数の電磁波を撮像空間4に印加する。これらにより、撮像空間4内の微小領域ごとに水素原子核スピンが放出する核磁気共鳴信号を計測し、その核磁気共鳴信号を演算処理することで、被検体内を水素原子核密度により断層像化することができる。
そして、図1(a)に示すように、傾斜磁場コイル2は、傾斜磁場を発生するメインコイル6と、メインコイル6の漏れ磁場を抑制するシールドコイル7から構成されている。
図2は、傾斜磁場コイル2をz軸の方向から見た側面図である。シールドコイル7は、メインコイル6の外側に配置されている。
メインコイル6は、x軸方向に線形に変化する傾斜磁場を作るメインコイル6xと、y軸方向に線形に変化する傾斜磁場を作るメインコイル6yと、z軸方向に線形に変化する傾斜磁場を作るメインコイル6zとを有している。メインコイル6x、6y、6zは、それぞれが層をなし、この3層のメインコイル6x、6y、6zが、半径方向(y軸、x軸方向)に絶縁層を挟んで積層されている。
シールドコイル7は、メインコイル6xの磁場が周囲に漏れるのを抑制するシールドコイル7xと、メインコイル6yの磁場を周囲に漏れるのを抑制するシールドコイル7yと、メインコイル6zの磁場が周囲に漏れるのを抑制するシールドコイル7zとを有している。シールドコイル7x、7y、7zは、それぞれが層をなし、この3層のシールドコイル7x、7y、7zが、半径方向(y軸、x軸方向)に絶縁層を挟んで積層されている。
メインコイル6xとシールドコイル7xとでx傾斜磁場コイルを構成し、メインコイル6yとシールドコイル7yとでy傾斜磁場コイルを構成し、メインコイル6zとシールドコイル7zとでz傾斜磁場コイルを構成すると考えることができる。
図3は、y傾斜磁場コイルであるメインコイル6yとシールドコイル7yとの斜視図である。メインコイル6yは、z軸を中心軸とする円筒形状の層に、計4つ配置されている。4つのメインコイル6yはそれぞれ、周方向に湾曲した渦巻状サドル型コイルである。4つのメインコイル6yは、2つずつが、x軸−y軸平面に対して面対称に配置され、また、z軸−x軸平面に対しても面対称に配置されている。
シールドコイル7yも、z軸を中心軸とする円筒形状の層に、計4つ配置されている。4つのシールドコイル7yは、周方向に湾曲した渦巻状サドル型コイルである。4つのシールドコイル7yは、2つずつが、x軸−y軸平面に対して面対称に配置され、また、z軸−x軸平面に対しても面対称に配置されている。
なお、x傾斜磁場コイルのメインコイル6xとシールドコイル7xもそれぞれ、4つの周方向に湾曲した渦巻状サドル型コイルを有する。x傾斜磁場コイルのメインコイル6xとシールドコイル7xそれぞれの4つの渦巻状サドル型コイルの配置は、y傾斜磁場コイルのメインコイル6yとシールドコイル7yを、z軸周りに−90度回転し、図2に示すように半径方向の距離の異なる層(6x、7xに相当する層)に配置したものとして理解することができる。
図4は、4個中1つのシールドコイル7y(周方向に湾曲した渦巻状サドル型コイル)を周方向に展開した展開図である。シールドコイル7yは、主シールドコイル9とサブシールドコイル8とを有している。
図4に示すように、主シールドコイル9は、巻線密度をz軸方向に不均一にしている。具体的には、主シールドコイル9は9回巻きのコイル線で構成されており、外側から順にコイル線10a、コイル線10、コイル線10bが巻かれている。主シールドコイル9の最外周のコイル線10aは、内側のコイル線10との間隔を、z軸座標zpの付近において、他の場所より広げ、さらには、コイル線10とコイル線10bとの間隔より広げている。このことにより、コイル線10aは、z軸座標zpにある静磁場のピークBp(図1(b)参照)から離れることができ、静磁場から受ける電磁力を弱めることができる。主シールドコイル9に働く静磁場による電磁力は、主シールドコイル9を構成する個々のコイル線に働く電磁力の合力であるところ、コイル線10aなどの一部のコイル線に働く電磁力の大きさを変えることにより、この合力を小さくし、いわゆる電磁力の釣り合いを取り、y傾斜磁場コイルの振動を抑制することができる主シールドコイル9だけの合力ではゼロにならず、メインコイルに働く電磁力と足し合わせることで合力がゼロになる。y傾斜磁場コイル全体に働く電磁力の合力をゼロとすることで、y傾斜磁場コイル全体のy方向並進力が抑えられ、y方向に変形する固有振動モードで励振される振動を抑えることができる。y傾斜磁場コイルを一体とみなすことができるのは、メインコイルとシールドコイルは電気的に接続され、それらを樹脂で固めるためである。)。すなわち、巻線密度をz軸方向で不均一にすることにより、y傾斜磁場コイルの振動を抑制することができ、この振動に起因していた騒音を低減できることになる。
しかし、コイル線10aとコイル線10との間隔を広げたことにより、この間隔からメインコイル6yで生成される磁場が漏れ出て、漏れ磁場が大きくなると考えられる。そこで、この間隔から、磁場が漏れないようにサブシールドコイル8を設けている。
また、図4に示すように、サブシールドコイル8は、コイルパターンが主シールドコイル9のコイルパターンに重なり、すなわち、y軸方向の外側(表側)あるいは内側(裏側)に配置され、y軸方向に見て、サブシールドコイル8のコイル線と、主シールドコイル9のコイル線が交わる交点11を有している。サブシールドコイル8の中心8aの位置は、主シールドコイル9の中心9aの位置からz軸方向にシフトしている。そして、サブシールドコイル8の中心8aのz軸座標は、z軸座標zpに一致させている。これは、z軸座標zpで静磁場が最大になるので、主シールドコイル9の巻線密度をz軸座標zpで周辺より下げることで電磁力の合力を低下できるが、このためにz軸座標zpで磁場の漏れも最大になるからである。この最大となった漏れ磁場を、サブシールドコイルで低減させるために、サブシールドコイル8の中心8aのz軸座標をz軸座標zpに一致させているのである。したがって、サブシールドコイル8が発生させる磁場の強度は、この最大となる漏れ磁場の強度と同じにすればよく、このことにより、最大となる漏れ磁場を打ち消すことができる。この程度の磁場を発生させるためには、サブシールドコイル8を一巻きのコイル線であるとして、この一巻きのコイル線に流す電流は、主シールドコイル9のコイル線10等に流す電流より少なくても十分である。
サブシールドコイル8のコイル線は、z軸座標zpの両側にある静磁場の大きさが等しくなるz軸座標zp+とz軸座標zp−(図1(b)参照)とに配置されている。これは、サブシールドコイル8に静磁場から働く電磁力の合力をゼロにする(電磁力の釣り合いをとる)ためである。こうすれば、y傾斜磁場コイル全体の合力がゼロになり、y傾斜磁場コイル全体のy方向並進力が抑えられ、y方向に変形する固有振動モードで励振される振動を抑えることができる。なお、z軸座標zp+とz軸座標zp−の間の距離、すなわちサブシールドコイル8の大きさは、漏れ磁場の大きさが最小となるように決定される。
図5は、サブシールドコイル8およびその周辺の主シールドコイル9を構成するコイル線の結線図である。サブシールドコイル8の両端は、主シールドコイル9のコイル線10に接続されている。サブシールドコイル8は、主シールドコイル9のコイル線10の一部に並列接続されている。サブシールドコイル8のコイルパターンは、コイル線10やコイル線10bに重なり、すなわち、コイル線10やコイル線10bのy軸方向の外側(表側)あるいは内側(裏側)に配置されている。
前記交点11で、サブシールドコイル8のコイル線の一端を、主シールドコイル9のコイル線10に接続し、コイル線10に流れる電流をサブシールドコイル8に分岐して流している。このため、サブシールドコイル8には、コイル線10に流れる電流Iよりも小さい電流αI(α:分流比、0<α<1)を流すことができる。サブシールドコイル8は、電流αIでも、電磁力の釣り合いをとらない傾斜磁場コイルの漏れ磁場と同等レベル或いはそれ以上の漏れ磁場抑制効果を発揮することができる。なお、コイル線10は、コイル線12によって滑らかに連結され、実質的にコイル線10は連続して存在するとみなせる。そして、いわゆるコイル線10におけるコイル線12の箇所には、電流(1−α)Iが流れることになる。
サブシールドコイル8のコイル線の他端は交点11の近傍に配置されている。補完コイル線13の一端は、サブシールドコイル8のコイル線の他端に、交点11の近傍において接続している。補完コイル線13は、コイル線10(コイル線12)の直近を沿うように平行配置されている。このため、遠方(メインコイル6y(図3参照)あたり)から見ると、補完コイル線13とコイル線12とを、電流Iの流れるコイル線10とみなすことができる。すなわち、コイル線10は、電流Iを分流せずに流しているかのように機能し、漏れ磁場の抑制機能を低下させることなく維持することができる。
以上、第1の実施形態によれば、傾斜磁場コイルが振動することによる騒音と、傾斜磁場コイルからの漏れ磁場による騒音の両方の騒音を低減可能なMRI装置を提供することができる。
なお、補完コイル線13の他端は、コイル線10の交点11から離れた合流点14において、コイル線10に接続している。また、y軸方向(紙面に垂直な方向)に見て、補完コイル線13の他端は、コイル線10に、サブシールドコイル8の外側において接続している。図5に示すように、補完コイル線13とコイル線12の長さはほぼ等しくなっている。したがって、これらの長さを変えることにより、交点11と合流点14間のコイル線12経由の抵抗に対する、交点11と合流点14間のサブシールドコイル8と補完コイル線13経由の抵抗の比を変えることができる。そして、電流Iの分流比αを変えることができる。
図6(a)は、図5のA−A矢視断面図であり、図6(b)は、図5のB−B矢視断面図である。図6(a)と図6(b)に示す主シールドコイルのコイル線10、10bの高さaが、図2に示したシールドコイル7x、7zと共に積層されたシールドコイル7yの一層分の厚さに相当している。
サブシールドコイル8のコイル線の高さbは、主シールドコイルのコイル線10、10bの高さaより低くなっている。前記補完コイル線13の高さcと、前記コイル線12の高さcとは、互いに高さは等しく、高さaより低くなっている。なお、サブシールドコイル8のコイル線の下、および、サブシールドコイル8のコイル線で囲まれた領域にある主シールドコイルのコイル線10b等の高さも、高さcになり、高さaより低くなっている。すなわち、サブシールドコイル8のコイル線で囲まれた領域にある全てのコイル線10b、12、13等の高さは高さcで一定で、サブシールドコイル8のコイル線の外側の主シールドコイルのコイル線10、10bの高さaより一段低くなっている。図6(b)に示すように、コイル線10は、サブシールドコイル8に接続した先で、コイル線12として一段低くなっている。この下がった段に、サブシールドコイル8がはめ込まれている。高さcとサブシールドコイル8の高さbの和は、高さaに等しくなっているので、サブシールドコイル8の上面の高さと主シールドコイルのコイル線10、10bの上面の高さは一致し、層厚を変えることなく、シールドコイル7yの一層の中に主シールドコイルとサブシールドコイル8とを組み込むことができる。また、高さbと高さcの比を変えることによっても、電流I(図5参照)の分流比αを変えることができる。
図7は、図6(b)の詳細な断面図であり、交点11(図5参照)におけるサブシールドコイル8の主シールドコイルのコイル線10(12)への接続方法を示している。コイル線12の端部と、サブシールドコイル8の一端とが、はんだ18によりはんだ付けされ、さらに、導電性のねじ17で締結されている。それ以外の露出表面、特に、シールドコイル7x、7zと接する露出表面は絶縁材19で覆われている。
(第2の実施形態)
図8(a)は、本発明の第2の実施形態に係るMRI装置のy傾斜磁場コイルを構成するシールドコイルのコイル線10を図5のA−A矢視に相当する位置から見た断面図であり、図8(b)は、コイル線10を図5のB−B矢視に相当する位置から見た断面図である。
第2の実施形態は、第1の実施形態と比較して、サブシールドコイル8の高さbと、補完コイル線13、コイル線12、サブシールドコイル8で囲まれた範囲のコイル線10bの高さcとの和が、サブシールドコイル8の外側のコイル線10、10bの高さaより高い点が異なっている。このことによれば、高さbおよび高さcを第1の実施形態より大きくすることができ、補完コイル線13、コイル線12、サブシールドコイル8で囲まれた範囲のコイル線10bの断面積を大きくできるので、コイル線に電流を流した際の発熱を低減することができる。厚さcと厚さbは、発熱ができるだけ小さくなり、かつ、厚さcと厚さbの和ができるだけ小さくなるように設定される。また、図8(b)に示すように、コイル線10は、サブシールドコイル8に接続した先で、コイル線12として一段低くなっている。この下がった段にサブシールドコイル8がはめ込まれている。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態に係るMRI装置のy傾斜磁場コイルを構成するシールドコイル7yのサブシールドコイル8、8b、8cの周辺を流れる電流の電流流路を示す結線図である。第3の実施形態は、第1の実施形態と比較して、サブシールドコイル8、8b、8cがコイル線を複数回巻いている点が異なっている。図5で説明した分流比αが大きくできずに、期待する漏れ磁場抑制効果が得られない場合は、図9に示すように、3巻きのサブシールドコイル8、8b、8cにより、トータルでサブシールドコイル8、8b、8cを流れる電流を増やし、漏れ磁場抑制効果を向上させることができる。
サブシールドコイル8、8b、8cそれぞれの両端は、主シールドコイル9の対応するコイル線10、10b、10cに接続されている。サブシールドコイル8、8b、8cそれぞれは、主シールドコイル9の対応するコイル線10、10b、10cの一部に並列接続されている。サブシールドコイル8、8b、8cそれぞれのコイルパターンは、コイル線10、10b、10cに重なり、すなわち、コイル線10、10b、10cのy軸方向の外側(表側)あるいは内側(裏側)に配置されている。また、サブシールドコイル8、8b、8cの中心は、中心8aで一致している。
交点11、11b、11cで、対応するサブシールドコイル8、8b、8cのコイル線の一端を、主シールドコイル9の対応するコイル線10、10b、10cに接続し、コイル線10、10b、10cに流れる電流を、対応するサブシールドコイル8、8b、8cに分岐して流している。このため、サブシールドコイル8、8b、8cには、対応するコイル線10、10b、10cに流れる電流よりも小さい電流が流れる。しかし、サブシールドコイル8、8b、8cを流れるトータルの電流としては、大きな電流を得ることができる。そして、大きな漏れ磁場抑制効果を得ることができる。
また、サブシールドコイル8、8b、8cのコイル線の他端は対応する交点11、11b、11cの近傍に配置されている。補完コイル線13、13b、13cの一端は、対応するサブシールドコイル8、8b、8cのコイル線の他端に、対応する交点11、11b、11cの近傍において接続している。補完コイル線13、13b、13cは、対応するコイル線12、12b、12cの直近を沿うように平行配置されている。補完コイル線13、13b、13cと対応するコイル線12、12b、12cとを流れる電流の和は、対応するコイル線10、10b、10cを流れる電流の大きさと同じなので、コイル線10、10b、10cは、電流を分流せずに流しているかのように機能し、漏れ磁場の抑制機能を維持することができる。補完コイル線13、13b、13cの他端は、対応するコイル線10、10b、10cの交点11、11b、11cから離れた合流点14、14b、14cにおいて、対応するコイル線10、10b、10cに接続している。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態に係るMRI装置のy傾斜磁場コイルを構成するシールドコイル7yのサブシールドコイル8の周辺を流れる電流の電流流路を示す結線図である。第4の実施形態は、第1の実施形態と比較して、サブシールドコイル8が、主シールドコイル9のコイル線10dから分岐せず、直列に接続している点が異なっている。図5で説明した分流比αが大きくできずに、期待する漏れ磁場抑制効果が得られない場合は、図10に示すように、コイル線10dを流れる電流Iをそのままサブシールドコイル8に流すことで、サブシールドコイル8を流れる電流を電流Iまで増やし、漏れ磁場抑制効果を向上させることができる。
サブシールドコイル8の両端は、主シールドコイル9のコイル線10dに接続されている。サブシールドコイル8は、コイル線10dに直列接続されている。サブシールドコイル8のコイルパターンは、主シールドコイル9のコイル線10、10b、10c、10dに重なり、すなわち、コイル線10、10b、10c、10dのy軸方向の外側(表側)あるいは内側(裏側)に配置されている。
交点11で、サブシールドコイル8のコイル線の一端を、コイル線10dの一端に接続し、コイル線10、10b、10cに流れる電流Iを、サブシールドコイル8に流している。このため、サブシールドコイル8にも電流Iが流れる。そして、大きな漏れ磁場抑制効果を得ることができる。
また、サブシールドコイル8のコイル線の他端は、交点11から離れ、近傍に配置された合流点14において、コイル線10dの他端に接続している。交点11と合流点14とは、近距離に配置されているので、コイル線10dは、電流Iをサブシールドコイル8に迂回させずに流しているかのように機能し、漏れ磁場の抑制機能を維持することができる。
(a)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の断面図であり、(b)は、静磁場コイルがy傾斜磁場コイルの位置に作る磁場分布のz成分のz軸方向依存性を示すグラフである。 傾斜磁場コイルをz軸の方向から見た側面図である。 y傾斜磁場コイルの斜視図である。 シールドコイルを周方向に展開した展開図である。 サブシールドコイルおよびその周辺の主シールドコイルを流れる電流の電流流路を示す結線図である。 (a)は、図5のA−A矢視断面図であり、(b)は、図5のB−B矢視断面図である。 図6(b)の詳細な断面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置のy傾斜磁場コイルを構成するシールドコイルの図5のA−A矢視に相当する位置から見た断面図であり、(b)は、図5のB−B矢視に相当する位置から見た断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置のy傾斜磁場コイルを構成するシールドコイルのサブシールドコイルの周辺を流れる電流の電流流路を示す結線図である。 本発明の第4の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置のy傾斜磁場コイルを構成するシールドコイルのサブシールドコイルの周辺を流れる電流の電流流路を示す結線図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c 静磁場コイル
2 傾斜磁場コイル
3 RFコイル
4 撮像空間
5 静磁場
6 メインコイル
7 シールドコイル
8 サブシールドコイル
8c サブシールドコイルの中心
9 主シールドコイル
9c 主シールドコイルの中心
10、10a、10b、10c、10d 主シールドコイルのコイル線
11、11b、11c サブシールドコイルのコイル線と主シールドコイルのコイル線の交点(分岐点)
12、12b、12c 先端が分岐点である主シールドコイルのコイル線
13、13b、13c 補完コイル線
14、14b、14c 補完コイル線と、先端が分岐点である主シールドコイルのコイル線との合流点
17 導電性のねじ
18 はんだ
19 絶縁材
21 磁気共鳴イメージング(MRI)装置
22 容器
22a 真空容器
22b 熱輻射シールド
22c 冷媒容器

Claims (10)

  1. 円筒形状の容器内に収納され、前記容器の内筒壁より中心軸側の撮像空間に均一な前記中心軸の方向の静磁場を形成する静磁場コイルと、
    前記内筒壁に沿って設けられ、前記撮像空間に、前記中心軸の方向の磁場成分の大きさが半径方向に傾斜している傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイルとを備え、
    前記傾斜磁場コイルは、前記傾斜磁場を形成するメインコイルと、前記メインコイルの漏れ磁場を抑制するシールドコイルとを有する磁気共鳴イメージング装置において、
    前記シールドコイルは、
    巻線密度を前記中心軸の方向に不均一にして、前記静磁場から受ける電磁力を小さくしている主シールドコイルと、
    コイルパターンが主シールドコイルのコイルパターンに重なり、中心の位置が、前記主シールドコイルの中心の位置から前記中心軸の方向にシフトしているサブシールドコイルとを有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記中心軸から前記容器の半径方向での前記シールドコイルの配置された位置において、前記中心軸の方向の位置における前記サブシールドコイルの中心の位置は、前記静磁場コイルが作る磁場が最大になる位置に一致することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記サブシールドコイルのコイル線は、前記静磁場コイルが作る磁場が最大になる位置の両側にある前記静磁場コイルが作る磁場の大きさが等しくなる位置に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記サブシールドコイルの両端は、前記主シールドコイルに接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記サブシールドコイルは、前記主シールドコイルの一部に並列接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記中心軸から前記容器の半径方向に見て、前記サブシールドコイルのコイル線と、前記主シールドコイルのコイル線が交わる交点で、前記サブシールドコイルのコイル線の一端を、前記主シールドコイルのコイル線に接続し、前記主シールドコイルのコイル線に流れる電流を前記サブシールドコイルに分岐して流すことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 補完コイル線をさらに有し、
    前記サブシールドコイルのコイル線の他端は、前記交点の近傍に配置され、
    前記補完コイル線の一端は、前記サブシールドコイルのコイル線の前記他端に接続し、
    前記補完コイル線は、前記主シールドコイルのコイル線に沿うように配置され、
    前記補完コイル線の他端は、前記主シールドコイルのコイル線の前記交点から離れた場所に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記中心軸から前記容器の半径方向に見て、前記補完コイル線の他端は、前記主シールドコイルのコイル線に、前記サブシールドコイルの外側で接続されていることを特徴とする請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記サブシールドコイルのコイル線の高さと、前記補完コイル線の高さはそれぞれ、前記主シールドコイルのコイル線の高さより低く、
    前記サブシールドコイルのコイル線の高さと前記補完コイル線の高さの和は、前記主シールドコイルのコイル線の高さ以上であり、
    前記サブシールドコイルのコイル線と、前記補完コイル線とは、前記シールドコイルの導体の層に組み込まれていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 少なくとも、円筒形状の容器内に収納され、前記容器の内筒壁より中心軸側の撮像空間に均一な前記中心軸の方向の静磁場を形成する静磁場コイルとを有する磁気共鳴イメージング装置に用いられ、
    前記内筒壁に沿って設けられ、前記撮像空間に、前記中心軸の方向の磁場成分の大きさが半径方向に傾斜している傾斜磁場を形成し、前記傾斜磁場を形成するメインコイルと、前記メインコイルの漏れ磁場を抑制するシールドコイルとを有する傾斜磁場コイルにおいて、
    前記シールドコイルは、
    巻線密度を前記中心軸の方向に不均一にして、前記静磁場から受ける電磁力を小さくしている主シールドコイルと、
    コイルパターンが主シールドコイルのコイルパターンに重なり、中心の位置が、前記主シールドコイルの中心の位置から前記中心軸の方向にシフトしているサブシールドコイルとを有することを特徴とする傾斜磁場コイル。
JP2008012139A 2008-01-23 2008-01-23 磁気共鳴イメージング装置 Active JP4852053B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008012139A JP4852053B2 (ja) 2008-01-23 2008-01-23 磁気共鳴イメージング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008012139A JP4852053B2 (ja) 2008-01-23 2008-01-23 磁気共鳴イメージング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009172072A JP2009172072A (ja) 2009-08-06
JP4852053B2 true JP4852053B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=41027886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008012139A Active JP4852053B2 (ja) 2008-01-23 2008-01-23 磁気共鳴イメージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4852053B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012021070A1 (en) 2010-08-10 2012-02-16 Powerbyproxi Limited A magnetic shield

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5545996A (en) * 1994-03-15 1996-08-13 Picker International, Inc. Gradient coil with cancelled net thrust force
JP3697347B2 (ja) * 1998-02-25 2005-09-21 株式会社東芝 シールド形コイルユニットおよびmri用能動遮蔽形傾斜磁場コイルユニット
JP4393234B2 (ja) * 2004-03-15 2010-01-06 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009172072A (ja) 2009-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5695241B2 (ja) 傾斜磁場コイルおよび核磁気共鳴撮像装置
US7852083B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus and gradient magnetic field coil
JP5427604B2 (ja) オープン型磁気共鳴イメージング装置
WO2011040157A1 (ja) 傾斜磁場コイル、及び磁気共鳴イメージング装置
US8587313B2 (en) Gradient magnetic field coil device and magnetic resonance imaging apparatus
US7576540B2 (en) Gradient coil and magnetic resonance imaging apparatus using the same
JP4897493B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5654474B2 (ja) サテライト傾斜コイルを持つ磁気共鳴撮像システム
JP4852053B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5202491B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5750121B2 (ja) 傾斜磁場コイル装置および磁気共鳴イメージング装置
US9927507B2 (en) Gradient magnetic field coil device and magnetic resonance imaging device
JP5819215B2 (ja) 傾斜磁場コイル、及び、磁気共鳴イメージング装置
JP5204813B2 (ja) 傾斜磁場コイル、及び、磁気共鳴イメージング装置
JP2005512646A (ja) 傾斜磁場コイル配置構造
JP5901561B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5128369B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5931612B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4866215B2 (ja) 超電導磁石装置及び核磁気共鳴イメージング装置
JP2001212107A (ja) Mri装置
JP5298056B2 (ja) 超電導磁石装置及び磁気共鳴イメージング装置
JP2019037429A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2003052662A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2010046495A (ja) Mri用傾斜磁場コイルの設計方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091119

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4852053

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250