JP5351447B2 - 車両用内装材 - Google Patents

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本発明は、車両用内装材に関する。
従来より、車体パネルの車室内側は車両用内装材によって内装されている。このような車両用内装材の構成について、ドアトリムを例示して図1を基に説明する。図1は、従来のドアトリムを示す図である。同図(a)は従来のドアトリムにおける加飾表皮の端部を拡大して示した図、同図(b)は(a)のA断面図である。
図1(a)に示すように、ドアトリム本体1は、溝部2と加飾表皮3とから構成されている。ドアトリム本体1は、所要形状に成形されたドアトリム本体1の一部にクロス等の加飾表皮3を装着して構成されており、ドアトリム本体1に溝部2を形成し、この溝部2内に加飾表皮3の加飾表皮端末3aを圧入処理することで、加飾表皮3の周縁端末部における良好な見栄えを確保している。
図1(b)に示すように、ドアトリム本体1は、縁部4より略直角に折り曲げられて形成された端部1bと、ドアトリム本体1の端部1bに隣接する部分の一方の内壁がドアトリム本体の外周壁1aの裏側の壁部により構成され、加飾表皮3の端末3aを木目込むことができる程度(例えば、幅約3mm程度)の溝底2aが形成されている。そのため、ドアトリム本体1の表面に加飾表皮3を添装する場合は、溝底2aに接着剤が塗布された後、加飾表皮3の端末3aを木目込むだけでよい(例えば、特許文献1参照)。
また、上述したドアトリムにおいて、接着剤の塗布むらや、溝部から接着剤がはみ出すことを防ぐために、溝底に所定の間隔を隔てて複数の係止孔が貫設させ、加飾表皮の周縁部には、各係止孔にそれぞれ挿入されて係止される係止手段を配設することで、接着剤を用いることなく加飾表皮を添装する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
更に、接着剤を使用しなくても、加飾表皮が剥がれないように、加飾表皮が溝底に挿込まれる部分の端縁に所要の間隔をおいて突片部を配設する一方、溝底には突片部に対応する挿込用孔を配設して、突片部は各挿込用孔を通じて裏側に突出させ、この突出部分を溝底の裏側に折り返してその折返基部を溝底の裏側において挿込用孔を塞ぐ蓋により挟着固定することで、接着剤を用いることなく加飾表皮を添装する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
ドアトリム本体1の素材としては、芯材の表面に表皮がラミネートされた積層構造体が一般的であり、芯材としては、発泡樹脂基材などを利用できる。
また、表皮は、塩ビシート等の合成樹脂シート裏面にポリエチレンフォーム等のクッション材が積層された積層シート材料が主に使用され、最近では環境面やリサイクル面を考慮してTPO(サーモプラスチックオレフィン)シート等のエラストマーシート裏面にポリエチレンフォームを裏打ちした積層シート材料が多用される傾向にある。そして、発泡樹脂基材を芯材として成形する際は、射出成形、射出圧縮成形等により所望の曲面形状に成形される。
特開2000−343947号公報 特開平7−149148号公報 特開2003−267152号公報
しかしながら、上述した従来のドアトリムのように、ドアトリム本体1の溝部2内に加飾表皮3の加飾表皮端末3aを差し込む場合、ドアトリム本体1の端末付近に溝部2を設けているため、成形時に、樹脂が内部の融解状態にある樹脂の体積収縮に伴う引張り(収縮力)により、ドアトリム本体1の後縦壁部5にヒケ6が発生するという問題点がある。
また、溝部2の溝底2aがドアトリム本体の外周壁1aに当接する形となるため、ドアトリム本体1の剛性が上がってしまい、側突性能に悪影響を与えてしまうという問題がある。さらに、上記従来のドアトリムでは、加飾表皮3に、シワや浮き等の発生した場合に修正が困難であるという問題点もある。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、内装材本体の端末の見栄えを向上させることができると共に、側突性能に悪影響を与えることがなく、さらにシワや浮き等が発生することのない車両用内装材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用内装材は、車体パネルの車室内側を内装する内装材本体と、周縁端部が下記木目込み処理用溝部に挿入され該内装材本体の表面に装着される加飾表皮と、前記内装材本体の端部近傍を略直角に立上げて立上げ部が形成された外周壁と、 前記立上げ部とほぼ平行になるように前記内装材本体の端部に隣接する箇所直角に立下げて立下げ部が形成され、内装材本体に装着される前記加飾表皮の周縁端部を前記立下げ部と立上げ部との間に挿入するとき、前記立下げ部の内壁である表側の壁部と前記立上げ部の裏側の壁部とに接して該周縁端部を木目込み処理可能とし、かつ環状に形成される木目込み処理用溝部と、を備えた車両用内装材において前記木目込み処理用溝部を形成するとき前記内装材本体の外周壁にヒケとなる凹部が発生するのを防止するために、前記木目込み処理用溝部を形成する前記環状の一部に、前記加飾表皮の周縁端部を内装材本体の裏面側に圧入処理する方向で、前記木目込み処理用溝部の先端にヒケ防止貫通孔が形成され、
該ヒケ防止貫通孔の径は前記加飾表皮の周縁端部を木目込み処理可能とする寸法に選定される。
この構成によれば、内装材本体の端部に設けられた外周壁にできる凹部が発生するのを防止するために内装材本体の裏面側に貫通する貫通孔を形成することにより、成形時に内装材本体の外周壁に発生するヒケを防止することができ、内装材本体の端部の見栄えを向上することができる。また、内装材本体の裏面側に貫通する貫通孔を形成することにより、溝底がドアトリム本体の側壁に当接しない形となるため、剛性が上がるのを防止でき、側突性能に不用意な反発を無くすことができ、側突性能に悪影響を与えることを防止することができる。
更に、内装材本体の裏側より貫通孔を介して表皮の端末を操作することにより表皮に発生したシワ、浮き等を修正することができるので、貼り込み品質を上げる事ができるので、見栄えを向上することができる。
また、本発明の車両用内装材は、前記内装材本体の外周壁の裏側の壁部から前記ヒケ防止貫通孔を跨いで、前記環状の木目込み処理用溝部内の内装材本体の裏面に渡って設けられた補強部をさらに備える。
この構成によれば、更に補強部を備えることにより、溝部に貫通孔を設けた場合でも、側突性能を調整することができる。
ここで、車両用内装材としては、ドアトリム、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム等に適用できる。更に、内装トリム本体としては、発泡樹脂基材、合成樹脂基材等、射出成形が可能な材料全般に適用することができる。
上記発泡樹脂としては、熱可塑性樹脂に発泡剤を添加した素材を使用する。尚、熱可塑性樹脂は、1種類の熱可塑性樹脂でも2種類以上の熱可塑性樹脂からなっても良い。好ましくは、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブダジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用できる。また、発泡剤としては、アゾ化合物、スルホヒドラジド化合物、ニトロソ化合物、アジド化合物等の有機発泡剤、あるいは重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤の使用が可能である。
また、内装材本体として基材の表面に表皮を積層一体化しても良い。この表皮としては、塩ビシート、TPO(サーモプラスチックオレフィン)シート等の樹脂シート、あるいは樹脂シートの裏面にポリエチレンフォーム等のクッション層を裏打ちした積層シート材料を使用することができる。
更に、内装材本体の表面の一部に装着される加飾表皮としては、内装トリム本体との外観上のアクセント効果を考慮した場合、織布、不織布、編布等の布製シートが好ましい。
本発明によれば、内装材本体の端末の見栄えを向上させることができると共に、側突性能に悪影響を与えることがなく、さらにシワや浮き等が発生することのない車両用内装材を提供することができる。
以下、本発明に係る車両用内装材の好適の実施形態について、車両用ドアトリムを例示して説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るドアトリムの概観を示す図である。
まず、図2に基づいて、車両用ドアトリム100の構成について説明する。ドアトリム100は、所望形状に成形され、保形性を有するドアトリム本体101と、ドアトリム本体の外周壁101a側のほぼ中央に、室内側に膨出する乗員が肘を掛けて休めるアームレスト102と、ドアトリム本体101の下端隅部にドアトリム本体101と一体、あるいは別体に装着されたスピーカグリル103と、ドアトリム本体101の表面の一部(アッパー部分)に装着される加飾表皮106とから大略構成されている。
更に詳しくは、ドアトリム本体101は、発泡樹脂基材の表面に表皮が積層され、上記発泡樹脂基材は、発泡樹脂を加熱軟化処理した後、所要形状に射出成形すれば良い。
上記発泡樹脂は、汎用の熱可塑性樹脂に発泡剤を添加した構成であり、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブダジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用でき、発泡剤としては、アゾジカルボンアミド等の有機発泡剤や重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤が使用できる。
また、発泡樹脂基材の表面に貼付される表皮は、塩ビシートやTPOシート等の合成樹脂シート、あるいはこれら合成樹脂シート裏面にポリエチレンフォーム等のクッション層を裏打ちした積層シート材料が使用でき、特に、TPOシートを使用した場合、発泡樹脂基材としてポリオレフィン系樹脂材料を使用すれば、両者の使用材料を統一できるため、リサイクル面で有利である。
加飾表皮106は、ドアトリム本体101との外観上のアクセント効果を考慮して、ドアトリム本体101における表皮と、風合いや外観が異なる織布、不織布、編布等の通気性を備えたシート材料が好ましい。尚、加飾表皮106は、織布、不織布、編布等の通気性シート以外にも塩ビシートやTPOシート等の合成樹脂シート、合成樹脂フィルム、発泡体、網状体を使用することができる。また、TPOシートを使用した場合、オレフィン系樹脂材料で統一できるため、リサイクル面で有利である。車両用ドアトリム本体101は、加飾表皮106の周縁端末を木目込み処理するために、一部がドアトリム本体101の端部に隣接する箇所に設けられた環状の溝部104が形成されている。図中一点鎖線で示しているものが環状の溝部104である。ここでは、環状の溝部104は、ドアトリム本体101の端部に隣接する部分の一方の内壁がドアトリム本体101の端部に設けられたドアトリム本体の外周壁101aにより構成されている。このため、ドアトリム本体101の端部は、溝部104を成形するため、ドアトリム本体101の外周壁101aの部分にヒケが発生する。この問題を解消するために、本発明では、溝部104は、ドアトリム本体101の端部に隣接する部分の一方の内壁がドアトリム本体101の端部に設けられたドアトリム本体の外周壁101aの裏側の壁部により構成され、ドアトリム本体101の端部に隣接する部分に、成形時に、ドアトリム本体101の端部に設けられたドアトリム本体の外周壁101aにできるヒケが発生するのを防止するためにドアトリム本体101の裏面側に貫通する貫通孔105が形成されている。
次に、図3に基づいて、ドアトリム100における加飾表皮106の端部の構成について説明する。図3は、本発明の実施形態に係るドアトリムにおける加飾表皮の端部を拡大して示した図である。図3において、加飾表皮106のうちドアトリム本体101の後端付近は、溝部104と貫通孔105の説明のため省略している。図3に示すように、車両用ドアトリム100は、加飾表皮106の周縁端末を木目込み処理するために、一部がドアトリム本体101の端部に隣接する箇所に設けられた環状の溝部104が形成されている。そして、この溝部104内に加飾表皮106の端末106aが圧入処理される。また、溝部104は、ドアトリム本体101の端部に隣接する部分の一方の内壁がドアトリム本体101の端部に設けられたドアトリム本体の外周壁101aの裏側の壁部により構成され、ドアトリム本体101の端部に隣接する部分に、成形時に、ドアトリム本体101の端部に設けられたドアトリム本体の外周壁101aにできるヒケが発生するのを防止するためにドアトリム本体101の裏面側に貫通する貫通孔105が形成されている。
次に、図4に基づいて、加飾表皮106の貫通孔105の構成について具体的に説明する。図4は、図2及び図3のB断面図である。図4に示すように、ドアトリム本体101は、縁部108より略直角に折り曲げられて形成され、ドアトリム本体101の端部101bに設けられたドアトリム本体の外周壁101aと、ドアトリム本体101の端部101bに隣接する部分の一方の内壁がドアトリム本体101の端部101bに設けられたドアトリム本体の外周壁101aにより構成され、ドアトリム本体101の端部101bに隣接する部分に、加飾表皮106の端末106aを木目込むことができる程度(例えば、幅約3mm程度)の貫通孔105が溝部104内に形成されている。
このように、ドアトリム本体101の端部に設けられた外周壁101aにできるヒケが発生するのを防止するためにドアトリム本体101の裏面側に貫通する貫通孔105を形成することにより、成形時にドアトリム本体101の外周壁101aに発生するヒケを防止することができ、ドアトリム本体101の端部101bの見栄えを向上することができる。また、ドアトリム本体101の裏面側に貫通する貫通孔105を形成することにより、溝底がドアトリム本体の外周壁101aの裏側の壁部に当接しない形となるため、剛性が上がるのを防止でき、側突性能に不用意な反発を無くすことができ、側突性能に悪影響を与えることを防止することができる。
更に、ドアトリム本体101の裏側より貫通孔105を介して加飾表皮106の端末106aを操作することにより加飾表皮106に発生したシワ、浮き等を修正することができるので、貼り込み品質を上げる事ができるので、見栄えを向上することができる。
次に、上述したドアトリムの変形例について説明する。図5は、ドアトリムにおける加飾表皮の端末の断面図であり、図2及び図3のB断面図に相当する図である。図5に示すように、縁部108より略直角に折り曲げられて形成され、ドアトリム本体101の端部101bに設けられたドアトリム本体の外周壁101aと、ドアトリム本体101の端部101bに隣接する部分の一方の内壁がドアトリム本体101の端部101bに設けられたドアトリム本体の外周壁101aの裏側の壁部により構成され、ドアトリム本体101の端部101bに隣接する部分に、加飾表皮106の端末106aを木目込むことができる程度(例えば、幅約3mm程度)の貫通孔105が溝部104内に形成されている。
さらに、ドアトリム本体101の外周壁101aの裏側の壁部から溝部104内に形成された貫通孔105を跨いで環状の溝部104内のドアトリム本体101の裏面に渡ってリブ(補強部)107が設けられている。このリブ107は、ドアトリム本体101に一体的に形成されている。リブ107は、例えばドアトリム本体101の端部に隣接する箇所の全ての領域に渡って形成してもよいし、また、側突性能に合わせて一部に形成するようにしてもよい。
このようにして、ドアトリム本体101の外周壁101aから溝部104内に形成された貫通孔105を跨いで環状の溝部104内のドアトリム本体101の裏面に渡ってリブ(補強部)107を設けることによって、側突性能の調整が可能となる。
以上、本発明の実施形態によれば、ドアトリム100は、ドアトリム本体101と、ドアトリム本体101の端部101bに設けられたドアトリム本体の外周壁101aと、ドアトリム本体101に設けられ、一部がドアトリム本体101の端部101bに隣接する箇所に設けられた環状の溝部104と、端末部分が環状の溝部104に差し込まれドアトリム本体101に貼り合わされる表皮と、溝部104は、ドアトリム101の端部101bに隣接する部分の一方の内壁がドアトリム本体101の端部101bに設けられたドアトリム本体の外周壁101aにより構成され、ドアトリム本体101に隣接する部分に、成形時に、ドアトリム本体101の端部101bに設けられた外周壁101aにできるヒケが発生するのを防止するためにドアトリム本体101の裏面側に貫通する貫通孔105が形成されている。
このように、内装材本体の端部に設けられた外周壁にできるヒケが発生するのを防止するために内装材本体の裏面側に貫通する貫通孔を形成することにより、成形時に内装材本体の後縦壁部に発生するヒケを防止することができ、内装材本体の端部の見栄えを向上することができる。また、内装材本体の裏面側に貫通する貫通孔を形成することにより、溝底がドアトリム本体の外周壁の裏側の壁部に当接しない形となるため、剛性が上がるのを防止でき、側突性能に不用意な反発を無くすことができ、側突性能に悪影響を与えることを防止することができる。
また、ドアトリム本体101の裏側より貫通孔105を介して加飾表皮106の端末106aを操作することにより加飾表皮106に発生したシワ、浮き等を修正することができるので、貼り込み品質を上げる事ができ、見栄えを向上することができる。
また、ドアトリム100は、ドアトリム本体101の端部に設けられた外周壁101aと、外周壁101aから貫通孔105を跨いで環状の溝部104内のドアトリム本体101の裏面に渡って設けられたリブ107と、を備えている。この構成によれば、リブ107を備えることにより、溝部104に貫通孔105を設けた場合でも、側突性能を調整することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。上記実施形態ではドアトリムを例にとって説明したが、本発明は、ドアトリム以外にリヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム等、加飾表皮を装着し、その周縁端末を圧入処理するタイプの内装部品全般に適用することができる。
(a)は従来のドアトリムにおける加飾表皮の端部を拡大して示した図、(b)は(a)のA断面図である。 本発明の実施形態に係るドアトリムの概観を示す図である。 本発明の実施形態に係るドアトリムにおける加飾表皮の端部を拡大して示した図である。 図2及び図3のB断面図である。 本発明の他の実施形態に係るドアトリムにおける加飾表皮の端末の断面図であり、図2及び図3のB断面図である。
符号の説明
100・・・ドアトリム(車両用内装材)
101・・・ドアトリム本体
101a・・・ドアトリム本体の外周壁
101b・・・端部
102・・・アームレスト
103・・・スピーカグリル
104・・・溝部
105・・・貫通孔
106・・・加飾表皮
106a・・・加飾表皮端末
107・・・リブ(補強部)
108・・・縁部

Claims (2)

  1. 車体パネルの車室内側を内装する内装材本体と、
    周縁端部が下記木目込み処理用溝部に挿入され該内装材本体の表面に装着される加飾表皮と、
    前記内装材本体の端部近傍を略直角に立上げて立上げ部が形成された外周壁と、
    前記立上げ部とほぼ平行になるように前記内装材本体の端部に隣接する箇所直角に立下げて立下げ部が形成され、内装材本体に装着される前記加飾表皮の周縁端部を前記立下げ部と立上げ部との間に挿入するとき、前記立下げ部の内壁である表側の壁部と前記立上げ部の裏側の壁部とに接して該周縁端部を木目込み処理可能とし、かつ環状に形成される木目込み処理用溝部と、を備えた車両用内装材において
    前記木目込み処理用溝部を形成するとき前記内装材本体の外周壁にヒケとなる凹部が発生するのを防止するために、前記木目込み処理用溝部を形成する前記環状の一部に、前記加飾表皮の周縁端部を内装材本体の裏面側に圧入処理する方向で、前記木目込み処理用溝部の先端にヒケ防止貫通孔が形成され、
    該ヒケ防止貫通孔の径は前記加飾表皮の周縁端部を木目込み処理可能とする寸法に選定されたことを特徴とする車両用内装材。
  2. 前記内装材本体の外周壁の裏側の壁部から前記ヒケ防止貫通孔を跨いで、前記環状の木目込み処理用溝部内の内装材本体の裏面に渡って設けられた補強部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材
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