JP5351344B1 - シートの連結具 - Google Patents

シートの連結具 Download PDF

Info

Publication number
JP5351344B1
JP5351344B1 JP2013008784A JP2013008784A JP5351344B1 JP 5351344 B1 JP5351344 B1 JP 5351344B1 JP 2013008784 A JP2013008784 A JP 2013008784A JP 2013008784 A JP2013008784 A JP 2013008784A JP 5351344 B1 JP5351344 B1 JP 5351344B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
band member
fastener
rubber
fasteners
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013008784A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014139390A (ja
Inventor
孝造 川畑
光夫 蓼沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013008784A priority Critical patent/JP5351344B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5351344B1 publication Critical patent/JP5351344B1/ja
Publication of JP2014139390A publication Critical patent/JP2014139390A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tents Or Canopies (AREA)

Abstract

【課題】簡単にかつ短時間で工事現場の養生用のシートや、テントの屋根用シートなどをぴんと綺麗に張ったり、取り外したりしたりできた上で、強風の際にはシートが膨らんだり、シートの連結部分の間隙が生じたりすることにより、足場が倒壊してしまったり、シートの鳩目の部分が破れてしまったりすることのない、安価で構造簡単なシート用の連結具を提供する。
【解決手段】伸縮性を有する弾性材質のバンド部材と、このバンド部材の両端部に取り付けた一対の留め具とから成り、前記バンド部材は単数または複数のゴム紐から成る芯材と、この芯材の周囲を繊維布で被覆したものとし、前記留め具は前記バンド部材に取り付ける取付部とこの取付部に続いて設けられたところの連結すべきシートを係止する係止部とを有するものとすることで解決した。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築現場における養生用ネットや養生用シート等のシートやとくにイベント用のテントなどの屋根カバー用のシート(天幕シート)を単管パイプやパイプ(支柱)に対して連結させ、或はシート同士を連結させる際に用いて好適なシートの連結具に関する。
従来、建築現場において、各種の建築物を構築したり、修理をしたりする場合などにおいては、当該建築部の周囲を覆って養生用ネットや養生用のシートを配設し、工具や資材等の落下防止や飛散物による公害の発生の防止などが図られている。このようなシートを建築物の周囲へ配設するには、建築物の周囲に単管パイプ等からなる支柱を縦横に取り付け、この支柱に広げた矩形状のシートの縁部を当該縁部に設けた鳩目の部分を連結用紐或は連結具を用いて連結固定させている。
また、とくにイベント用のテントなどにおいては、誰でもがよく知っているために、とくに特許文献を添付しないが、屋根カバー用のシートを骨組みを構成するパイプ(支柱)へ紐を用いて縛り付けることによって連結している。これもなかなか手間と人手を要する作業となっている。
建築現場においては、現在でも紐を用いてパイプへシートを縛り付けることが主流であるが、この紐を用いた固定方法は、結びつけた紐が解けてしまったり、強風時に擦り切れてしまったりすることにより、養生シートのメンテナンスに多くの手間を要していた。また、結びつけた紐を取り外すのに手間がかかるため、養生シートを束ねる場合等、養生シートを移動する作業に時間がかかると共に、取り外した紐を紛失しやすかった。
そこで、下記特許文献1に記載された連結具が開発されている。この下記特許文献1に記載された連結具は、1本の針金で構成されており、針金を輪状に折り曲げて作った単管パイプに取り付けられるリング部と、このリング部の両端部から延設させて作った係止部とから成る簡単な構成のものであるが、繰り返し使用するには適していないうえに、リング部が伸縮性を有しないために、シートをぴんと綺麗に張ることができないうえに、単管パイプの径が異なるものには不向きであり、さらにシートを張った後、強風で煽られた際には、シート自体が膨らんで風を逃がしたり、シートの連結部分の間隙が広がって風を逃がさないために、強風をまともに受けてシートの鳩目の部分が切れてしまったり、足場などが倒壊してしまう危険性があった。
特開2002-106175号公報
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、その目的は簡単にかつ短時間で工事現場の養生用のシートや、テントの屋根用シートなどをぴんと綺麗に張ったり、取り外したりしたりできた上で、強風の際にはシートが膨らんだり、シートの連結部分の間隙が生じたりすることにより、足場が倒壊してしまったり、シートの鳩目の部分が破れてしまったりすることのない、さらに鳩目の破損も少なくした、安価で構造簡単なシート用の連結具を提供することを目的とする。
尚、以下の説明では、建築現場の足場の骨組みやとくにイベント用のテントの骨組みに養生用のシートや屋根用のシートを張る場合について説明するが、本願発明に係るシートの連結具の用途としては、このものに限定されない。とくに建築現場では、建築中や修理中の建築及び構築物の外側に、工具や資材等の落下防止や飛散物による公害の発生の防止するために張られるシートを骨組みを構成する単管パイプへ連結したり、或は単管パイプのない箇所ではシート同士を連結する際にも用いられるものである。したがって、足場等といった場合には、このものの場合も含まれるものである。
本発明の目的を達成するために請求項1発明は、建築現場などの足場に設置する養生用ネットや養生用シートなどのシート同士を当該足場を構成する単管パイプに連結する際に用いるものであって、伸縮性を有する弾性材質のバンド部材と、このバンド部材の両端部に取り付けられた一対の留め具とから成り、前記バンド部材は単数または複数のゴム紐から成る芯材と、この芯材の周囲を繊維布で被覆したものとし、前記留め具は前記バンド部材に取り付ける取付部とこの取付部に続いて設けられたところの係止部とを有するものと成し、もって、その使用時に、前記バンド部材を前記単管パイプへ巻き付け、前記各留め具を前記単管パイプ前の前記各シートの合わせ目の部分で互いに交差させ、一方の留め具を引っ張ってその係止具を一方のシートの鳩目に係止させ、他方の留め具を引っ張ってその係止具を他方のシートの鳩目に係止させるように成したことを特徴とする
次に、請求項2発明によれば、テントの屋根用のシートをその骨組みを構成する横支柱へ連結する際に用いるものであって、伸縮性を有する弾性材質のバンド部材と、このバンド部材の両端部に取り付けられた一対の留め具とから成り、前記バンド部材は単数または複数のゴム紐から成る芯材と、この芯材の周囲を繊維布で被覆したものとし、前記留め具は前記バンド部材に取り付ける取付部とこの取付部に続いて設けられたところの係止部とを有するものと成し、もって、その使用時に、前記バンド部材の中央部を前記横支柱へ引っ掛け、前記各留め具を重ね合わせた状態で引っ張って前記各係止具を共に前記屋根用のシートに設けた牽引用紐に係止させるように成したことを特徴とする。
次に、請求項3発明によれば、請求項1又は2に記載の発明のバンド部材を、単数または複数のゴム紐のみで構成することができるものである。
次に、請求項4発明によれば請求項1又は2に記載の発明のバンド部材を、単数のゴム紐と、このゴム紐の周囲を繊維布で被覆したものとすることができる。
次に、請求項5発明によれば、請求項1又は2に記載の発明のバンド部材を、複数のゴム紐の周囲をそれぞれ繊維布で被覆したものとすることができるものである。
次に、請求項6発明によれば、請求項1又は2に記載の発明のバンド部材を、ゴム紐と繊維とを編み込んだものすることができるものである。
次に、請求項7発明によれば、請求項1又は2に記載の発明のバンド部材を、コイルスプリングとすることができるものである。
次に、請求項8発明によれば、バンド部材をコイルスプリングとしたときには、留め具を前記コイルスプリングの両端部に一体に設けることを特徴とする。
次に、請求項9発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の前記ゴム紐は、丸ゴム或は平ゴムとしたことを特徴とする。
次に、請求項10発明によれば、請求項1発明の留め具の、その一方或は双方を前記取付部と前記係止部を有するマルカン或はカニカンとしたことを特徴とするものである。
次に、請求項11発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の留め具の、その一方或は双方を前記取付部と前記係止部を有するエスカンとし、前記取付部の部分を小径に形成させたことを特徴とするものである。
次に、請求項12発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の留め具の、その一方或は双方の係止部を螺旋形状としたことを特徴とする。
そして、請求項13発明によれば、請求項1乃至12に係る発明の留め具は、その取付部を直条形状にしてその先端にフランジ部を設けたものとし、前記取付部を複数のゴム紐から成る芯材の中に挿入させてその挿入部分の周囲を芯材と共に固定部材で締めつけるものとしたことを特徴とする。
本発明は以上のように構成したので、安価、かつ簡単な構成である上に、建築現場の足場などや主としてイベント用のテントの骨組みを構成する単管パイプやパイプ(支柱)のある箇所でシート同士を連結する場合には、連結具に伸縮性のある弾性材質のバンド部材を用いることにより、このバンド部材を単管パイプやパイプに回して当該バンド部材を伸ばしつつ留め具を互いにクロスさせてこの留め具で各シートの鳩目を係止すると、各シートを緩むことなくぴんと張ることができるものである。
また、バンド部材が、伸縮性を有する弾性材質のものであるので、強風の際に風で煽られてシートが膨らんだ際に、バンド部材が伸縮可能な弾性を有するので、連結部が開くことによって、連結した各シートの隙間が生じ、この隙間によって風通しをよくすることにより、鳩目の部分からちぎれてシートが飛んで行ってしまったり、或は足場などが倒壊してしまったり、さらにテント自体が飛ばされてしまうことを有効に防止することができるものである。
また、伸縮性のある弾性材質のバンド部材の両端部に留め具を設けた構成なので、単管パイプの片側にシートを張る場合や、シート同士を単管パイプなどのない箇所で連結させる場合(事実、建築現場では足場などに縦方向へシートを連結して張る場合には、単管パイプがない場合が多い。)には、本発明に係る連結具を用いることにより、シートを単管パイプの片側や、或はシート同士をしっかりと連結でき、一つの連結具で様々な箇所に用いることができるものである。これはテントの屋根用のシートなどを骨組みを構成するパイプへ連結する場合にも同様である。
さらに、留め具にマルカンやカニカン或は螺旋状の係止部を有するものを用いると、これらの留め具をシートの鳩目に引っ掛けた場合に容易に外れないという利点があり、強風の際にシートが足場などやテントなどの骨組みから剥されてしまうことを有効に防止できるものである。
本発明に係るシートの連結具の実施例を示す平面図である。 図1のA-A’拡大線断面図である。 図1に示したシートの連結具の留め具の部分の拡大平面断面図である。 図1に示したシートの連結具及び図8に示したシートの連結具の様々な使用例を示す説明図である。 図1に示したシートの連結具で単管パイプを利用してシート同士を連結する際の使用例を示す図4のB−B’線断面図である。 図1に示したシートの連結具で単管パイプにシートを連結する際の使用例を示す図4のC−C’線断面図である。 図1に示したシートの連結具でシート同士を単管パイプのないところで連結する際の使用例を示す図4のD−D’線断面図である。 本発明に係るシートの連結具の留め具の他の実施例を示す平面図である。 図8に示した連結具の留め具の使用例を示すE−E’線断面図である。 図8に示した連結具の使用例を示す図4のF−F’線断面図であり、(a)は留め具の一方のみを用いる使用例、(b)留め具の双方を用いる使用例である。 図8に示した連結具のさらに他の使用例を示す図4のG−G’線断面図である。 本発明に係るシートの連結具の留め具の、さらに他の実施例を示す平面図であり、(a)はその平面図、(b)はその留め具の部分の側面図である。 本発明に係るシートの連結具の留め具の、さらに他の実施例を示し、(a)はその平面図、(b)はその平面図、(c)はその側面図である。 本発明に係るシートの連結具の留め具の、さらに他の実施例を示す平面図である。 本発明に係るシートの連結具の留め具の、さらに他の実施例を示し、(a)その平面図、(b)はその一部断面図である。 本発明に係るシートの連結具を用いてテントの屋根シートを支柱へ連結する際の使用例である。
以下に本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明するが、本発明の特徴は以下に説明する実施例や使用例に限定されるものではない。それは本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、様々な変形態様のものを含むものである。
図1乃至図3は、本発明に係るシート用の連結具の一実施例を示す、図面によれば、実施例1に係るシート用の連結具1は、伸縮性を有する通称丸ゴムと称せられる弾性を有する材質のバンド部材2と、このバンド部材2の両端部に取り付けた留め具3と4から成り、前記バンド部材2は、複数の細いゴム紐5aから成る芯材5の周囲を繊維布6で被覆したものとしている。
バンド部材2は、図示された実施例のものは、細いゴム紐5aを数本束ねて芯材5とし、その外周を伸縮性のある繊維布6で被覆することにより丸ゴム形状としたものである。各ゴム紐5aの太さについてはとくに限定はないが、多数本の方が耐久性はある。また、バンド部材2は、通称平ゴム或は丸ゴムと称せられるもの1本にしてもよい。ゴムの材料としては、天然ゴム、ニトリルゴム・・・・があるが、耐候性に優れているという意味で天然ゴムやニトリルゴムが望ましい。芯材5を1本のゴム紐とした場合には、外周を被覆する繊維布を省略してもよい。但し、この繊維布で被覆するとこのバンド部材2を巻き付ける、単管パイプがとくに夏の太陽熱で加熱されても、直に芯材5に接しないことから、芯材5のゴム紐5aが劣化してしまうのを防止できる。バンド部材2にはまた、ゴム紐と繊維糸を編み込んだ公知のものを用いることができる。芯材には、さらに多数本のゴム紐のそれぞれの外周に繊維布を被覆したものを用いてもよい。
繊維布6はこれを耐候性や断熱性のある麻、アクリル繊維、その他のものを用いることができる。実施例のものは上記したように通称丸ゴムと称せられるもので、工場で大量生産されるものを用いることができる。これは平ゴムとした場合も同じである。
留め具の一方のものである留め具3は、通称エスカン(Sカン)と称せられるもので、ステンレス鋼製の針金、防錆用のメッキ仕上げのバネ用針金、或はABSのような強化プラスチック製のものを、変形させて略Sの字形に折り曲げたもので、小径の部分は取付部3aを形成し、この取付部3aに続いて設けられた大径の部分が係止部3bを形成している。そして、この留め具3は、バンド部材2の一端部側を取付部3aに通して折り曲げ、バンド部材2に重ね合わせたうえで、パイプ状の固定部材3cで締め付けて固定させてある。尚、固定部材はこれを丸リング状のものを1本或は複数本用いてもよいし、また、針金を用い、これを巻きつけることによって固定させてもよい。
留め具の他方のものである留め具4は、通称引き輪或はマルカンと称せられるものである。この留め具4は、とくに図3に示したように、リング状の取付部7aに続いて平面略C形状を呈したガイドリング7が一体に設けられ、このガイドリング7のガイド部7bを内部に収容させて同じく平面略C形状を呈したパイプ状の係止部8がガイド部7bに沿って移動可能に取り付けられており、とくに図3に示したように、ガイド部7bの先端7eと係止部8の内部の閉塞端部8aとの間にコイルスプリング9が弾設されている。そして、係止部8の先端部8dはガイドリング7のガイド部7bに設けた当接部7dに圧接している。取付部7aにはバンド部材2の他端部を引っかけて折り曲げ、この折り曲げた部分をバンド部材2と重ね合わせてパイプ状の固定部材7cで締め付けて固定することにより、バンド部材2の端部に取り付けられている。さらに、係止部8の他端部側には摘み部8bが設けられている。尚、この引き輪或はマルカンと称せられる留め具4の構成は一例であって、図示のものに限定されない、様々の公知構成マルカンを用いることができる。さらに、固定部材はこれをリング状のものを用いてもよいし、また、針金を用い、これを巻きつけることによって固定させてもよい。この留め具4についても、その材料にとくに限定はなく、ステンレス鋼製、防錆用のメッキ仕上げをした金属製、或はABSのような強化プラスチック製のものを用いることができる。
図4〜図7は、この実施例1に係る連結具1の使用例を示す。図面によれば、図3と図4の矢印aで示した部分と図5において、縦方向の単管パイプ10のある箇所で養生用のシート11,12同士を連結させる場合には、バンド部材2を単管パイプ10に巻き付け、留め具3と留め具4を互いに交差させた状態で引っ張りつつ右側の留め具3の係止部3bは左側のシート11の鳩目11aに引っ掛け、左側の留め具4は摘み部8bを引いて係止部8をコイルスプリング9の弾力に抗して開くと開口部8cが開口するので、この開口部8cよりシート12の鳩目12aを嵌入させてやり、摘み部8bから手を離すと係止部8が元位置に戻ることから、右側のシート12の鳩目12aを引っ掛けることができるものである。その際に、係止部8の先端部8dがガイドリング7の当接部7dに圧接することから、鳩目12aから外れる心配がなく、しっかりと係止できるものである。このように各鳩目11a,12a同士を連結することで各シート11,12が張られることになる。図4に示したように、単管パイプ13が横方向に設けられている場合も、拡大断面図は省略するが、その取り付け向きが変わるだけで、連結具1の各留め具3と4を同じように用いてシート12と14を単管パイプ13へ外れることなく連結することができるものである。
次に、単管パイプの一方にのみシートを連結する場合には、図4の矢印bで示した部分と図6に示したように、バンド部材2を単管パイプ15に回して、引っ張りつつ一方の留め具3の係止部3bともう一方の留め具4の係止部8をシート16の鳩目16aに引っ掛けるものである。このように次々と各鳩目16aや17aに係止部3bと係止部8を連結させて行き、図4に示したように、シート16、或はシート17を吊り下げて張るものである。
次に、単管パイプのない部分でシート同士を連結する場合(このような例はシート同士を上下方向に張る場合に多い。)には、図4に矢印cで示した部分と図7に示したように、留め具4の係止部8を用いて各シート16と12、の各鳩目16aと12aに引っ掛けて、連結することもできる。また、図示はしてないが、留め具3の係止部3bと留め具4の係止部8の両方を用いて各鳩目16aと12aに引っ掛けるようにしてもよい。
次に、単管パイプのない箇所で4枚のシートの角部を連結具1を用いて連結する場合には、図4の矢印dで示したように、各シート12,16,17,及び18同士の角部の各鳩目12a,16a,17a,及び18aを4本の連結具1,1,1,1を用いて、その各留め具4で連結するものである。
尚、単管パイプのある箇所においては、図4の矢印eで示したように、単管パイプ10に対しシート11,12,16,19の各角部の鳩目11a,12a,16a,19aを連結具1、1の2本で連結できる場合もある。その使用例に限定はない。
このように実施例1に係る連結具1は、単管パイプのあるところでは、バンド部材の張力によって留め具3と4が、各シートの鳩目を連結方向へ引っ張ることにより、強風の際にも鳩目より外れることなく、しっかりと係止できるものであり、単管パイプのないところでは、留め具4がすその係止部8で連結する鳩目同士をしっかりと隙間なく係止し、この係止力はコイルスプリングによって維持されるので、強風の際にも係止部が鳩目から離れてしまう心配はない。
図8は本発明に係る連結具の他の実施例を示す。図面によれば、この実施例2に係るシートの連結具25のバンド部材26の両端部には、実施例1の留め具3と同じ構成の通称エスカン(Sカン)と称せられる留め具27,28が取り付けられている。この留め具27,28は、小径のリング状の取付部27a,28aに続いて平面略C形状を呈した大径の係止部27b,28bが一体に設けられている。取付部27a,28aにはバンド部材26のそれぞれの端部を引っかけて折り曲げ、この折り曲げた部分をバンド部材26と重ね合わせてパイプ状の固定部材27c,28cで締め付けて固定してある。尚、このエスカンと称せられる留め具27,28の構成は一例であって、図示の形態のものに限定されない、様々の形態の留め具を用いることができる。
図9は、この実施例2に係る連結具25の使用例を示す。図4の矢印fで示したように、縦方向の単管パイプ10のある箇所で養生用のシート16,19同士を連結させる場合には、バンド部材26を単管パイプ10に巻き付け、留め具27と留め具28を互いに交差させた状態で引っ張りつつ右側の留め具28の係止部28bは左側のシート19の鳩目19aに引っ掛け、左側の留め具27は右側のシート16の鳩目16aに引っ掛けることができるものである。このように各鳩目19a,16a同士を連結することで各シート16とシート19が単管パイプ10を介して互いに張られることになる。そして、この場合、バンド部材がその弾力で各係止部27b,28bを介してシートを連結方向へ引っ張るので、この牽引力により、各鳩目16aと19aしっかりと係止する。
次に、単管パイプのない部分でシート同士を連結する場合(このような例はシート同士を上下方向にはる場合に多い)には、図4の矢印gと図10の(a)に示したように、一方の留め具27を用いて各シート17とシート18の各鳩目17a、18aに引っ掛けて、連結することもできる。また、図10の(b)に示したように、留め具27の係止部27bと留め具28の係止部28bの両方を用いて鳩目17a,18aに引っ掛けるようにしてもよい。このように係止させると、留め具27,28がシート17,18の鳩目17a、18aよりはずれてしまうことを防止することができるものである。
次に、単管パイプの一方にのみシートを連結する場合には、図4の矢印hと図11に示したように、連結具25のバンド部材26を単管パイプ21に回して、引っ張りつつ一方の留め具27の係止部27bともう一方の留め具28の係止部28bをシート17の鳩目17aに引っ掛けるものである。このように次々と各鳩目17aに留め具27と28の係止部27bと28bを引っ掛けて行き、シート17や18を単管パイプ21の一側部に対して張るものである。
次に、4枚のシートの角部を連結する場合には、4個の連結具25の各留め具27或は28、さらには留め具27と28を共に用いて、図4の矢印dに示したように、各シート12,16,17,18の角部の各鳩目12a,16a,17a,18a同士を連結するものである。図4の矢印dで示した箇所は、実施例1の連結具1で連結する場合について示してある。しかしながら、これは連結具の構成が異なるのみで、連結具25の留め具27か28を用いればよいことが自ずから解るので、図示を省略してあるものである。
図12は本発明に係る連結具の他の実施例を示す。図面によれば、この実施例3に係る連結具35のバンド部材36の一方の端部には、実施例1に示した留め具3が取り付けられているが、他端部には、通称カニカンと称せられる留め具37が取り付けられている。このカニカンと称せられる留め具37は、リング状の取付部37aに対して略C形状を呈した係止部37bが回転自在に取り付けられており、この係止部37bに設けられて開口部37cの一端には、自動復帰可能に弾性を付与された閉止片38が搖動可能に取り付けられ、その自由端側の端部を係止部37bの自由端側に設けた当接部37eに内側から圧接させている。即ち、図12の(b)に示したように、閉止片38は、弾性を有する針金を平面略U次形状に折り曲げ、この折り曲げた自由端側を互い違いに内側へ折り曲げ、この互い違いに折り曲げられた折り曲げ片38b、38cを開口部37cに設けた取付孔37d(一方のみ表示)へ挿入することにより、その搖動方向へ弾性が付与されるように構成されている。取付部37aにはバンド部材36の他端部を引っかけて折り曲げ、この折り曲げ部をバンド部材36と重ね合わせてパイプ状の固定部材39で締め付けて固定してある。閉止片38の一端部側には摘み部38aが設けられている。このカニカンと称せられる留め具37は、一例であって、図示のものに限定されない、様々の公知構成のカニカンを用いることができる。
この実施例3に係る連結具35の使用例は、マルカンを用いた実施例1の連結具1の使用例とほとんど同じであり、図示するまでもないので、説明を省略する。
図13は、本発明に係る連結具のさらに他の実施例を示す。図面によればこの実施例4に係る連結具40は、留め具41の一方が螺旋形状に巻き込んであるところに特徴がある。その使用方法は、この実施例4に係る連結具40で、図13の(c)に示したように、巻き込み部の中までシート42の鳩目42aを通過させてやると、外れにくいという利点がある。勿論、この実施例4に係る留め具41をバンド部材43の両端に取り付けてもよい。その他の使用例は先に説明した実施例2のものとほとんど同じであるので、図示とその説明を省略する。
図14は、本発明に係る連結具のさらに他の実施例を示す。図面によればこの実施例5に係る連結具45は、バンド部材46がコイルスプリングで構成されている点で、先の各実施例のものと相違している。このコイルスプリングから成るバンド部材46の両端に設ける留め具については、先に説明したさまざまな構成の留め具を用いることができるが、図面では、コイルスプリングと同じ材料で一体に形成した平面略C字形状の留め具47,47を示してある。材料は弾性のあるものであればとくに限定はないが、望ましくはステンレス鋼などの防錆性のあるものが望ましい。このコイルスプリングの外側を想像線で示したように、繊維布48で覆たり、或はバンド部材46の部分を留め具47、47の部分まで含めて、或は留め具47、47の部分のみを、樹脂部材で覆うようにしてもよい。樹脂部材はパイプ状のものを用いたり、或は樹脂の中に連結具を浸すようにして、その外周を樹脂部材で覆うようにすることができる。
この実施例5に係る連結具45の使用方法も先に説明した実施例のもののように使用することができるので、その説明を省略する。
図15は、本発明に係る連結具のさらに他の実施例を示す。図面によればこの実施例6に係る連結具50は、バンド部材51については実施例1のものと同じであるが、留め具52は平面略はてなマーク形状を呈しており、直上形状を呈した取付部52aの先端にフランジ部52bが設けられ、このフランジ部52bの側を芯材51aの中に挿入させたうえで、挿入部分をバンド部材51の外側から繊維布51bと芯材51aごと針金53を巻いて固定させたものである。針金53の代わりにパイプ状の固定部材としてもよい。
この実施例6に係る連結具50のバンド部材51の両端部には、上記した各実施例の留め具の取付部の形状をこの実施例6のように形成させることにより、取り付けることが可能である。
図16は、上述した本発明に係る連結具の他の使用例を示す。図面によれば、本発明に係る実施例2の連結具25はテント55の横支柱57aに屋根用のシート56を張る際に用いることができる。即ち、テント55の屋根用のシート56を当該テント55の骨組み57に被せた際に、当該骨組み57を構成する横支柱57aの近くに位置して、牽引用紐58を取り付け、この牽引用紐58に本発明に係る実施例2の連結具25を使用するものである。この連結具25の使用方法は、バンド部材26を横支柱57aに巻き付け、引っ張りつつ各留め具27,27を牽引用紐58に引っ掛けるものである。
このように使用すると、骨組み57に対し屋根用のシート56を固定し易く、かつ、時間と手間を要せず、さらにバンド部材26に伸縮性があるので、屋根用のシート56は骨組み57に弛みなくぴったりと張ることが可能となるものである。
この連結具25はまた、テント55の骨組み57の側部に図示してない風除け用のシートを張る場合でも、建設現場の足場にシートを張るようにして使用することができるものである。更に、このテント用の骨組みへ屋根用のシートなどを固定させる場合には、上述した各実施例の留め具を用いることができることは言うまでもない。また、その使用方法については、説明するまでもなく上述したところから明らかであるので、その説明を省略する。
尚、実施例5において、バンド部材と留め具の外側を合成樹脂で覆うことを説明したが、このことは、他の実施例における留め具についても実施できるものであり、このように実施すると、とくに鳩目がアルミニウム製の場合には、留め具によって係止される鳩目が切れてしまったりすることを有効に防止できる。鳩目が切れたり割れたりしてしまうと、そこからシートが裂けてしまうので、これを防止する効果が期待できるものである。
以上詳細に説明したように、本発明に係るシートの連結具によれば、時間と手間を要することなくシートの取り付けや取り外しを容易に行うことができると共に、シートを単管パイプにぴんとした張り具合で強固に取り付けることができ、また、単管パイプのない箇所でのシート同士の連結が可能であり、さらに、強風の際にシートが煽られても、バンド部材が伸びることによって、足場や骨組みが崩れてしまったり、倒壊してしまうことを有効に防止できるシートの連結具として、さらにテントの屋根用にシートの連結具として、好適に用いられるものである。
1、25、35、40、45、50 連結具
2、26、36、43、46、51 バンド部材
3、4、27、28、37、41、47、52 留め具
3a、7a、27a、28a、37a、52a 取付部
3b、8、27b、28b、37b 係止部
3c、7c、27c、28c、39 固定部材
5、51a 芯材
5a ゴム紐
6、48 繊維布
7e 先端
9 コイルスプリング
11、12、14、16、17、18、19、20、21、41、56 シート
52b フランジ部

Claims (13)

  1. 建築現場などの足場に設置する養生用ネットや養生用シートなどのシート同士を当該足場を構成する単管パイプに連結する際に用いるものであって、伸縮性を有する弾性材質のバンド部材と、このバンド部材の両端部に取り付けられた一対の留め具とから成り、前記バンド部材は単数または複数のゴム紐から成る芯材と、この芯材の周囲を繊維布で被覆したものとし、前記留め具は前記バンド部材に取り付ける取付部とこの取付部に続いて設けられたところの係止部とを有するものと成し、もって、その使用時に、前記バンド部材を前記単管パイプへ巻き付け、前記各留め具を前記単管パイプ前の前記各シートの合わせ目の部分で互いに交差させ、一方の留め具を引っ張ってその係止具を一方のシートの鳩目に係止させ、他方の留め具を引っ張ってその係止具を他方のシートの鳩目に係止させるように成したことを特徴とする、シートの連結具。
  2. テントの屋根用のシートをその骨組みを構成する横支柱へ連結する際に用いるものであって、伸縮性を有する弾性材質のバンド部材と、このバンド部材の両端部に取り付けられた一対の留め具とから成り、前記バンド部材は単数または複数のゴム紐から成る芯材と、この芯材の周囲を繊維布で被覆したものとし、前記留め具は前記バンド部材に取り付ける取付部とこの取付部に続いて設けられたところの係止部とを有するものと成し、もって、その使用時に、前記バンド部材の中央部を前記横支柱へ引っ掛け、前記各留め具を重ね合わせた状態で引っ張って前記各係止具を共に前記屋根用のシートに設けた牽引用紐に係止させるように成したことを特徴とする、シートの連結具。
  3. 前記バンド部材は、単数または複数のゴム紐のみから成ることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のシートの連結具。
  4. 前記バンド部材は、単数のゴム紐と、このゴム紐の周囲を繊維布で被覆したものとしたことを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のシートの連結具。
  5. 前記バンド部材は、複数のゴム紐の周囲をそれぞれ繊維布で被覆したものとしたことを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のシートの連結具。
  6. 前記バンド部材は、ゴム紐と繊維とを編み込んだものとしたことを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のシートの連結具。
  7. 前記バンド部材は、これをコイルスプリングとしたことを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のシートの連結具。
  8. 前記バンド部材をコイルスプリングとしたときには、留め具を前記コイルスプリングの両端部に一体に設けることを特徴とする、請求項7に記載のシートの連結具。
  9. 前記ゴム紐は、丸ゴム或は平ゴムとしたことを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のシートの連結具。
  10. 前記留め具は、その一方或は双方を前記取付部と前記係止部を有するマルカン或はカニカンとしたことを特徴とする、請求項1に記載のシートの連結具。
  11. 前記留め具は、その一方或は双方を前記取付部と前記係止部を有するエスカンとし、前記取付部の部分を小径に形成させたことを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のシートの連結具。
  12. 前記留め具は、その一方或は双方の係止部を螺旋形状としたことを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のシートの連結具。
  13. 前記留め具は、その取付部を直条形状にしてその先端にフランジ部を設けたものとし、前記取付部を複数のゴム紐から成る芯材の中に挿入させてその挿入部分の周囲を芯材と共に固定部材で締めつけるものとしたことを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシートの連結具。
JP2013008784A 2013-01-21 2013-01-21 シートの連結具 Expired - Fee Related JP5351344B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013008784A JP5351344B1 (ja) 2013-01-21 2013-01-21 シートの連結具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013008784A JP5351344B1 (ja) 2013-01-21 2013-01-21 シートの連結具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5351344B1 true JP5351344B1 (ja) 2013-11-27
JP2014139390A JP2014139390A (ja) 2014-07-31

Family

ID=49764965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013008784A Expired - Fee Related JP5351344B1 (ja) 2013-01-21 2013-01-21 シートの連結具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5351344B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014139390A (ja) 2014-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5577299A (en) Quick-release mechanical knot apparatus
US9528655B1 (en) Tensioning tie down apparatus
JP5351344B1 (ja) シートの連結具
KR20100001500U (ko) 케이블 가설용 행거
JP4979541B2 (ja) ケーブル固定具の固定方法
JP2007289259A (ja) カラビナ保持具
US20060080808A1 (en) Elastic foreshortening of cable or other linear structures
JPH11264252A (ja) 養生シートの取付け構造
JP3210886U (ja) 建築用養生ネットの連結具
JP4835929B2 (ja) 鉄塔用飛散防護ネットの取付工法
AU2012101177A4 (en) Unidirectional Locking Cable Tensioning Device
JP5828315B2 (ja) 斜面安定化工法におけるワイヤロープ張設方法
JP5339952B2 (ja) 養生シート用締結具及びこれを用いた養生シート張設方法
JP7318900B2 (ja) 斜面安定化構造
JP6469634B2 (ja) 仮設屋根構造
JP4452393B2 (ja) 養生シート取付金具
JP3045574U (ja) ネットテンション金具
JP3180430U (ja) ハウス用シート固定具
JP6408267B2 (ja) 天井養生構造およびシート状部材の一時撤去復旧方法
KR200490838Y1 (ko) 파이프 고정형 차광막 고정장치
JP2024016500A (ja) テントのシート固定構造とシート固定方法
JPH0718876A (ja) 建築作業用帆布の張り方法及び器具
JP3204055U (ja) 接合バックル
KR102657071B1 (ko) 가시철선과 윤형 철조망의 고정클립
JP3073667U (ja) シート張りハウスのシート緊張装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5351344

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees