JP2022031599A - ビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法、及びシート押え紐の留め具 - Google Patents

ビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法、及びシート押え紐の留め具 Download PDF

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Abstract

【課題】 高所且つ足場の悪い作業環境においても、迅速かつ簡易にシート押え紐を締結する事のできるようにした、ビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法及びシート押え紐の留め具を提供する。【解決手段】 連棟式ビニールハウスにおけるシート押え紐を設置する方法であって、 シート押え紐における、隣り合う屋根同士の連結部分に設けられた係止バーに固定される側の端部に輪部を設けるか、又は当該端部を屋根の棟方向に延伸するロープに連結し、 当該輪部又はロープに、伸縮自在としたベルト部材と、当該ベルト部材の両端側に設けられたフック部材とからなるシート押え紐の留め具の何れか一方のフック部材を係止し、当該シート押え紐の留め具の他方のフック部材を前記係止バーに係止することを特徴とする、ビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法とする。【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明はビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法、及びシート押え紐の留め具に関し、特にシート押え紐の設置作業を容易にすると共に、シート押え紐の緩みを生じさせないようにしたビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法、及びシート押え紐の留め具に関する。
農業用ハウスに代表されるビニールハウスは、金属パイプを用いて構築されたフレーム(又は骨格)に、ビニル樹脂製のシート材を被せて、このシート材をマイカ線などのシート押え紐によって保持して形成している。かかるシート押え紐はシート材の表側に架け渡して設けられ、その端部をフレームやその他の固定物に結び付けることでシート材が風で飛ばされないようにしている。
かかるシート押え紐を連結する為の部材について、従前では特許文献1(特開2017-73号公報)のバンド固定用器具が提案されている。この文献では、平板状のバンドの端部を簡単に保持することができ、バンドに緩みが生じても簡単に締め直すことができるバンドストッパとして、固定時のバンドの長さ方向に伸びる主縦部分と、主縦部分の長さ方向略中央位置において、一方側に延設される主横部分と、主縦部分の長さ方向で主横部分の両側に所定間隔をおいて設けられる前横部分及び後横部分とを有し、主横部分はその表面にエッジ部を備えると共に、主横部分と前横部分との間、及び、主横部分と後横部分との間にはバンドが側方より挿入可能な挿通部を備えるバンドストッパが提案されている。
また特許文献2(特許第5773322号公報)では、ハウスバンドを容易に短時間で締めたり緩めたりすることができるハウスバンド締め緩め装置として、円弧状に形成された2つの円形部と、円形部の一方の端部を連結するハウスバンド止め部と、円形部の他方の端部に設けられたフック部材を有し、フック部材は谷直管パイプに設けられた穴に差し込まれるものであり、谷直管パイプに取り付けた時に、円形部の長さが谷直管パイプの円周の半分より長くなっているハウスバンド固定金具を提案している。
特開2017-73号公報 特許第5773322号公報
上記の通り、従前においてもビニールハウスのシート押え紐の締結を行う為のバンドストッパやハウスバンド固定金具は幾つか提案されている。しかしながら、これらの器具はその操作が困難であり、必ずしもシート押え紐を簡易に結びつけることができるものとはなっていなかった。特に従前においては、2棟以上のビニールハウスを隣同士で連結した連棟式ビニールハウスも使用されており、かかる連棟式ビニールハウスでは、屋根同士の連結部分に谷樋と係止バーを設け、この係止バーに押さえ紐を係止していたことから、当該係止バーに対するシート押え紐の連結作業は、高所で足場も狭いことから困難であった。
そこで本発明は、かかる高所で且つ足場の悪い作業環境においても、迅速かつ簡易にシート押え紐を締結する事のできるようにした、ビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法及びシート押え紐の留め具を提供することを課題の1つとする。
更に、展張したビニールシートを抑える為には、シート押え紐を緊張させた状態にしておくことが望ましい。そこで前記した従前のバンドストッパやハウスバンド固定金具では、バンド(即ち、シート押え紐)に緩みが生じた際に簡単に締め直すことができるように構成している。しかしながら、前記連棟式のビニールハウスでは、バンドの締め直しに際してはビニールハウスの屋根の連結部まで登らなければならず、簡易に締め直しを行うことは困難であった。
そこで本発明は、シート押え紐の緩みを吸収して常にテンション(張力)をかけた状態を維持できるようにしたビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法及びシート押え紐の留め具を提供することも、別の課題の1つとする。
本発明者は前記課題を解決する為に鋭意検討を行った結果、フックを用いて構成した留め具を用いる事により、高所で且つ足場の悪い状況下でも、簡易且つ安全にシート押え紐を固定できることを見出し、本発明を完成させたものである。
即ち本発明では、連棟式ビニールハウスにおけるシート押え紐を設置する方法であって、シート押え紐における、隣り合う屋根同士の連結部分に設けられた係止バーに固定される側の端部に輪部を設けるか、又は当該端部を屋根の棟方向に延伸するロープに連結し、当該輪部又はロープに、伸縮自在としたベルト部材と、当該ベルト部材の両端側に設けられたフック部材とからなるシート押え紐の留め具の何れか一方のフック部材を係止し、当該シート押え紐の留め具の他方のフック部材を前記係止バーに係止する、ビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法を提供する。
かかるシート押え紐の設置方法は、特に高所作業を伴う前記連棟式ビニールハウスにおけるシート押え紐を設置する方法において好適に実施することができるが、必ずしも高所に限らず、ビニールハウスにおいて、シート押え紐を固定する場合に実施することができる。従って、例えばビニールハウスの骨格を覆うビニールシートを、地面に設置された構造物などに固定する際にも使用することができ、またビニールシートをハウスの下側で地上に設置された固定物などに固定する為にも使用することができる。
そして本発明では前記ビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法を実施する為に使用する事のできるシート押え紐の留め具を提供する。即ち、ビニールハウスにおけるシート押え紐を連結する為のシート押え紐の留め具であって、長尺なベルト部材と、当該ベルト部材の両端側に設けられたフック部材とからなり、前記ベルト部材は長さ方向に伸縮自在に形成されたシート押え紐の留め具を提供する。
前記ベルト部材は、弾性部材で形成するか、又は長さを調整自在とするアジャスターを設けることにより伸縮自在とすることができる。前記弾性部材は、ゴム又は弦巻バネなどを用いて形成することができ、更に当該ベルト部材をゴムで形成すると共にアジャスターを設けて長さ調整自在に形成することもできる。かかるベルト部材を弾性部材で形成した場合には、シート押え紐を緊張させた状態において、更に収縮する方向に力が作用する長さに形成することが望ましい。よって、当該シート押え紐の留め具は、当該ベルト部材の長さを異ならせた複数の種類で形成することが望ましい。
また、前記ベルト部材の両端部に設けられるフック部材は、湾曲する方向が相互に異なるように形成することができる。更に当該フック部材は、その先端を内側に入り込むように曲折させてビニールシートに損傷を与えないように形成する事も望ましい。かかるフック部材は金属で形成する他、プラスチックで形成することもできる。
そして前記ベルト部材の両端部に設けられるフック部材は、その内の少なくとも何れかのフック部材が内径20mm以上の湾曲部を備えて形成することが望ましい。特に連棟式のパイプハウスにおいて、屋根同士の連結部分に設けられた係止バーに固定する場合には、当該係止バーへの取付作業を考慮したものである。
本発明のビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法は、シート押え紐に設けた輪部又はシート押え紐を連結したロープと、隣り合う屋根同士の連結部分に設けられた係止バーとを、伸縮自在としたベルト部材と、当該ベルト部材の両端側に設けられたフック部材とからなるシート押え紐の留め具で連結することから、簡易かつ迅速にシート押え紐を固定することができ、よって高所作業であっても安全にシート押え紐の固定作業を行うことができる。
更に、当該シート押え紐の留め具は、長尺なベルト部材と、当該ベルト部材の両端側に設けられたフック部材とからなり、前記ベルト部材は、長さ方向に伸縮自在に形成していることから、その設置時の作業を簡易に行うことができる。そしてこのベルト部材をゴム等の伸縮部材で形成した場合には、シート押え紐の緩みを吸収して常にテンション(張力)をかけた状態を維持できることから、シート押え紐の結び直し作業の必要性を無くしたシート押え紐の留め具とすることができる。特に、フック部材を使用する事により、誰でも、困難なく使用することができ、設置時の安全性を高めることができる。
そして本発明に係るシート押え紐の留め具において、前記ベルト部材の両端部に設けられるフック部材の湾曲する方向を相互に異ならせた場合には、屋根側に存在するフック部材の先端を上向き(シートとは反対側)にしてシートとの接触を回避しながらも、係止バー側のフック部材を、係止バーの上から引っ掛けることができる。これにより、シートへの損傷を回避して、取り付けやすさを向上させることができる。
また、本発明のシート押え紐の留め具において、前記ベルト部材の両端部に設けられるフック部材の内、少なくとも何れかのフック部材に内径20mm以上の湾曲部を設けた場合には、前記係止バーへの取付を容易に行うことができる。
第1の形態に係るシート押え紐の留め具を設置したビニールハウスを示す斜視図 第1の形態に係るシート押え紐の留め具を設置したビニールハウスを示す正面図 本実施の形態に係るシート押え紐の留め具の設置状態を示す要部拡大斜視図 第2の実施の形態に係るシート押え紐の留め具を示す斜視図 第3の実施の形態に係るシート押え紐の留め具を示す斜視図 第3の実施の形態に係るシート押え紐の留め具の係止状態を示す要部拡大図
以下、図面を参照しながら、本実施の形態にかかるビニールハウス30におけるシート押え紐33の設置方法及びシート押え紐の留め具10を具体的に説明する。特に本実施の形態では連棟式のビニールハウス30で使用した例を示しているが、連棟式でないビニールハウス30でも当然実施可能である。
図1は第1の形態に係るシート押え紐の留め具10を設置したビニールハウス30を示す斜視図であり、図2は第1の形態に係るシート押え紐の留め具10を設置したビニールハウス30を示す正面図であり、図3は本実施の形態に係るシート押え紐の留め具10の設置状態を示す要部拡大斜視図である。
この第1の実施の形態に係るシート押え紐の留め具10は、ゴムなどの弾性材料を用いて伸縮自在に形成した長尺な帯状のベルト部材11と、当該ベルト部材11の両端部に設けたフック部材12とからなり、両フック部材12は相互に逆向きに設けられている。かかるシート押え紐の留め具10は、ビニールハウス30におけるビニールシート32を保持するシート押え紐33を固定する為に使用される。
ビニールハウス30は、金属パイプを用いて形成されたフレーム(骨格)31を所定間隔で配置し、このフレーム31を覆うようにしてビニールシート32を被せている。かかるビニールシート32は風などによって捲り上げられたり、飛んで行ったりすることが無い様に、マイカ線などからなるシート押え紐33によって固定されている。特に本実施の形態では、2棟以上のビニールハウス30を隣同士で連結した連棟式ビニールハウス30としており、マイカ線などのシート押え紐33は、地上に設置された固定物としての固定バー34に基端部を固定すると共に、その先端部を連棟式のビニールハウス30の屋根同士の間に存在する係止バー36に固定して、前記ビニールシート32を抑えている。
図1及び図2に示すように、前記係止バー36は連棟における屋根部分の間に設けられており、これにシート押え紐33を固定する際には必然的に高所作業となってしまう。更に当該係止バー36は屋根間の隙間の狭い幅に設けられた谷樋上の作業となる事から、シート押え紐33を係止バー36に連結する為には、作業者が屈まなければならなかった。かかるシート押え紐33は、一棟のビニールハウス30に相当数(例えば棟長100mのビニールハウス30では約200本)設けられることから、当該谷樋上で屈んで係止バー36にシート押え紐33を固定する作業は危険かつ困難を伴うものとなっていた。
これに対して本実施の形態に係るシート押え紐の留め具10は、その一端側のフック部材12を係止バー36に引っ掛けて、他端側のフック部材12を、シート押え紐33の先端に設けたリングに引っ掛けるだけで当該シート押え紐33の固定作業を行うことができる為、安全かつ容易に作業を行うことができる。なお、前記他端側のフック部材12を、シート押え紐33の先端を連結した、ビニールハウス30の棟方向に延伸するロープに引っ掛けることも可能である。即ち、本実施の形態におけるビニールハウス30におけるシート押え紐33の設置方法は、シート押え紐33の先端側にリングを形成した場合であっても、当該シート押え紐33の先端側をロープに結んだ場合であっても実施することができる。
本実施の形態に係るシート押え紐の留め具10は、図3に示す様に、ベルト部材11の両端部にフック部材12をそれぞれ設けている。フック部材12は鍵状に湾曲させたフック部分12aと、ベルト部材11を係止する輪状の連結部分12bとで形成されており、特に金属を用いて形成している。そして前記ベルト部分は引っ張ることにより約1.3倍以上、望ましくは1.5倍以上伸長可能なゴムベルトを用いて形成している。ベルト部材11は、その両端部を各フック部材12の連結部分12bを通して巻回させた後、留め金具で緊結して固定しており、その結果、製造容易性を高めると共に、様々な長さのベルト部材11を準備すれば、各種長さのシート押え紐の留め具10を形成することができる。例えば、当該ベルト部材11の長さは、20cm、30cm、及び40cmの物を準備しておくことができる。
そして前記フック部材12は、ベルト部材11の端部同士において、各フック部が逆向きになるように形成する。即ち、マイカ線などのシート押え紐33に設けた輪部35に係止するフック部は上向きとなるように設け、一方で係止バー36に引っ掛けるフック部は下向きになるように設けている。その結果、ビニールシート32への損傷を無くしながらも、簡易にシート押え紐33を係止できるシート押え紐の留め具10となる。
特に、前記係止バー36に引っ掛けられるフック部材12は、そのフック部における湾曲部(湾曲した部分)の内径を20mm以上に形成している。これにより高所における係止バー36への取付作業を簡易かつ確実に行うことができる。
また本実施の形態において、当該シート押え紐の留め具10はベルト部材11だけを交換できるように、フック部材12は、ベルト部材11を係止する輪状の連結部分12bに、ベルト部材11の交換時に通過可能な開口部12cを設けている。当該ベルト部材11をゴムで形成した場合には、紫外線や熱などによって劣化することも考えられることから、必要に応じて当該ベルト部材11だけを交換できるようにしたものである。
以上のように構成したシート押え紐の留め具10を使用する事により、作業者はマイカ線などのシート押え紐33の先端に設けた輪部35にフック部材12を引っ掛けると共に、ベルト部分を引っ張って伸ばしながら、他方のフック部材12を係止バー36に引っ掛けることにより、当該シート押え紐33を保持することができ、高所における作業を簡易かつ安全に実施できるようにしている。なお、シート押え紐33の先端に設ける輪部35は、当該紐の先端にリング体を結び透ける他、当該紐の先端をリング状に結んで形成することができる。また、本実施の形態では、前記シート押え紐の留め具10は、連棟式のビニールハウス30における屋根間に設けた係止バー36に対するシート押え紐33の取付の他、地表部に設置された固定物としての固定バー34に対してシート押え紐33の基端部を固定する際にも使用している。かかる基端部の固定作業は地上で行われることから安全性は確保されているが、作業容易性を向上させることができる。
図4は第2の実施の形態に係るシート押え紐の留め具10を示す斜視図である。特にこの実施の形態に係るシート押え紐の留め具10は、バンド部分に、その長さを調整する為のアジャスター13を設けると共に、係止バー36に引っ掛ける側のフック部材12は、フック部の長さを長く形成している。バンド部分にアジャスター13を設けることにより、前記シート押え紐33の長さに応じて作業現場で調整することができ、当該シート押え紐33の緊結をより確実に行うことができる。また、係止バー36に引っ掛けるフック部を長く(例えば10cm以上、望ましくは20cm以上の長さ)形成することにより、当該係止バー36への取付に際しても立ったまま作業を行うことが可能になり、その結果高所における作業の安定性及び安定性を高めることができる。かかるアジャスターの構成や長尺なフック部の構成は、少なくともその何れかを前記第1の実施の形態に係るシート押え紐の留め具10に適用することができる。
図5は第3の実施の形態に係るシート押え紐の留め具10を示しており、図6(A)及び(B)は当該第3の実施の形態に係るシート押え紐の留め具10におけるフック部材12の係止手順、(B)は係止状態を示している。
特にこの実施の形態に係るシート押え紐の留め具10は、シート押え紐31の連結状態を確実に維持できるように構成している。即ち、マイカ線などのシート押え紐33に設けた輪部35に係止するフック部は、カラビナなどの開閉できるゲートを設けたリングをフック部材12として用いており、係止バー36に引っ掛ける側のフック部材12は、そのフック部を弦巻状に形成して、当該係止バー36を略一周するように形成している。かかる螺旋状に形成したフック部は、図6(A)及び(B)に示す様に螺旋部分の間に係止バー36を存在させ、底から90°回転させることにより、当該フック部の輪内に係止バー36を存在させることができる。
また、本実施の形態に係るシート押え紐の留め具10は、マイカ線などのシート押え紐33に設けた輪部35に係止するフック部として、カラビナなどの開閉できるゲートを設けたリングを使用していることから、これが接するビニールシート32への損傷を無くすことができる。即ち、この実施の形態ではシート押え紐33に設けた輪部35に係止するフック部材12と、係止バー36に引っ掛けるフック部材12とを異ならせたシート押え紐の留め具10としている。
このように形成したシート押え紐の留め具10によれば、仮にビニールシート32が風で煽られた場合であっても、マイカ線などのシート押え紐33は、当該留め具によって確実に押さえ付けることができることから、より安心できるシート押え紐の留め具10とすることができる。
本発明のビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法及びシート押え紐の留め具は、農業ハウスや資材置き場などとして使用されているビニールハウスにおいて利用することができ、特にマイカ線などのシート押え紐を固定する為の留め具として利用することができる。
10 シート押え紐の留め具
11 ベルト部材
12 フック部材
12a フック部分
12b 連結部分
12c 開口部
13 アジャスター
30 ビニールハウス
31 フレーム(骨格)
32 ビニールシート
33 シート押え紐
34 固定バー
35 輪部
36 係止バー

Claims (4)

  1. 連棟式ビニールハウスにおけるシート押え紐を設置する方法であって、
    シート押え紐における、隣り合う屋根同士の連結部分に設けられた係止バーに固定される側の端部に輪部を設けるか、又は当該端部を屋根の棟方向に延伸するロープに連結し、
    当該輪部又はロープに、伸縮自在としたベルト部材と、当該ベルト部材の両端側に設けられたフック部材とからなるシート押え紐の留め具の何れか一方のフック部材を係止し、
    当該シート押え紐の留め具の他方のフック部材を前記係止バーに係止することを特徴とする、ビニールハウスにおけるシート押え紐の設置方法。
  2. ビニールハウスにおけるシート押え紐を連結する為のシート押え紐の留め具であって、
    長尺なベルト部材と、当該ベルト部材の両端側に設けられたフック部材とからなり、
    前記ベルト部材は、長さ方向に伸縮自在であることを特徴とする、シート押え紐の留め具。
  3. 前記ベルト部材の両端部に設けられるフック部材は、湾曲する方向が相互に異なっている、請求項2に記載のシート押え紐の留め具。
  4. 前記ベルト部材の両端部に設けられるフック部材の内、少なくとも何れかのフック部材は内径20mm以上の湾曲部を備えている、請求項1~3の何れか一項に記載のシート押え紐の留め具。
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