JP3073667U - シート張りハウスのシート緊張装置 - Google Patents

シート張りハウスのシート緊張装置

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JP3073667U
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JP
Japan
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sheet
house
belt
stretched
tension
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JP2000003680U
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English (en)
Inventor
泰治 安永
保 北村
Original Assignee
フジアルファ株式会社
日本コムテック株式会社
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート張りハウスにおいて展張したシートが
強風に煽られるとかシートの上に雨水が溜まるとかの不
具合を解消する。 【解決手段】 隣り合うガイドレール(3)の中間位置
に平行に家型形状の2本の緊張シート支持材(5)を並
設し、この2本の緊張シート支持材の間の中心線に対応
するシート(4)の部分に帯状袋(4p)を付設し、こ
のシートの帯状袋の中に緊張ベルト(7)を挿通し、こ
の緊張ベルトの両端部をハウスの下部固定部に取り付
け、シートの帯状袋に挿通された緊張ベルトの途中の箇
所を引き下げるように掛け止め具(9a,9b)を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、並設されたガイドレールにシートの両側縁を支持させて形成した シート張りハウスにおいて、張られたシートを緊張させる装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
シート張りハウスにおいては、シートが強風に煽られて破損するとか、シート の上に雨水が溜まるなどの不具合が生じる。そこで従来は、シートを張り渡す骨 の間隔を狭くするとか、シートを初めから強く張ることによって、風に煽られな いようにし、雨水が溜まらないようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、シートを張り渡す骨の間隔を狭くすれば、構造材の数が多くなりコス トが高くなるし、シートの枚数も多くなり開閉の手間も多くかかる。また、シー トを初めから強く張るようにすれば、シートの両側縁部とガイドレールとの摩擦 が大きくなるので開閉が困難になるというような問題が生じる。
【0004】 この考案はこのような課題を解消するためになされたもので、構造材の数やシ ートの枚数を増やすことなく、シートの開閉が困難になることなく、張られたシ ートが強風に煽られることなく、シートの上に雨水が溜まることなく、もってシ ートの破損などなくシートを長期間使用することができるシート緊張装置を得る ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案によるシート張りハウスのシート緊張装置は、隣り合う家型形状のガ イドレール(3)の中間位置に平行に家型形状の2本の緊張シート支持材(5) を並設し、この2本の緊張シート支持材の間の中心線に対応するシート(4)の 部分に帯状袋(4p)を付設し、このシートの帯状袋の中に緊張ベルト(7)を 挿通し、この緊張ベルトの両端部をハウスの下部固定部に取り付け、この緊張ベ ルトの途中の箇所を引き下げるように掛け止め具(9)を設けたものである。
【0006】 この考案によるシート緊張装置は、ガイドレール(3)にシート(4)を支持 させてシートを屋根型に張った後、シートの帯状袋(4P)の中に挿通した緊張 ベルト(7)の両端部をハウスの下部固定部に取り付け、緊張ベルトの途中の箇 所を掛け止め具(9)で引き下げれば、引き下げられた緊張ベルトはシート(4 )を2本の緊張シート支持材(5)の間の部分で引き下げてV字谷形状を形成さ せ、シート全体を緊張させる。緊張したシートは風に煽られることなく、雨水は V字状谷部を流下して溜まらない。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の一形態を図について説明する。図1及び図2はこの考 案によるシート張りハウスのシート緊張装置の実施の一形態を示す。図1はシー ト張りハウスを示し、(A)は展張したシートを緊張させている状況を示す俯瞰 図、(B)は掛け止め具の付近を示す図である。図2はシートの断面を示し、( A)は展張されて緊張前の状態を示す図、(B)は緊張後の状態を示す図、(C )は緊張後の状態の拡大図である。
【0008】 図において、2はハウスの主構造材、3はガイドレール、4はシート、4pは 帯状袋、5は緊張シート支持材、6は母屋材、7は緊張ベルト、9a,9bは掛 け止め具である。
【0009】 図1に示すように、家型(屋根型)形状の主構造材2は、ハウスの形状,強度 を決める最も重要な構造材であり、棟材21,母屋材6,下部固定部23などに 連結されてハウスの骨組みを構成する。ガイドレール3は主構造材2に取り付け られており、図2に示すように、丸溝3sが形成されている。シート4は、その 両側縁に無捻索を巻き込んで膨大部4bが形成されており、この膨大部4bをガ イドレール3の丸溝3sに挿入して滑らせることにより、隣り合うガイドレール 3,3の間にシート4が展張されてハウスが形成される。
【0010】 緊張シート支持材5は、主構造材2と同様な屋根型形状であり、隣り合う主構 造材2,2の中間位置に平行に2本並列に設けられており、棟材21,母屋材6 及び下部固定部23に取り付けられている。緊張シート支持材5はシート4に接 触するのでシート4を傷めないように管材とするのがよい。
【0011】 図2に示すように、2本の緊張シート支持材5,5の中央線部に位置するよう になるシート4の内面には帯状袋4pが付設されており、緊張ベルト7はこの帯 状袋4p内に挿入されている。図1(B)に示すように、シート4を展張したと き母屋材6の上にくる帯状袋4pの箇所には、ベルト引出し穴4hがあけられて おり、その穴4hの周囲には補強部4cが付設されている。ベルト引出し穴4h から引き出された緊張ベルト7にはリング9bがかけられている。母屋材6には フック9aが取り付けられている。
【0012】 2本の緊張シート支持材5,5の間隔及び母屋材6からの高さは、掛け止め具 9a,9bで緊張ベルト7を引き下げて締めたとき、シート4の帯状袋4pの部 分が2本の緊張シート支持材5の間で引き下げられてV字谷状に凹むことにより シート4が緊張するように決定する。
【0013】 次に、この考案によるシート緊張装置の作用について説明する。図1及び図2 に示すように、ハウスの骨組みが全部完成した後、ガイドレール3の丸溝3sに シート4の両側縁の膨大部4bを挿入し、シート4の両側端部を引っ張って膨大 部4bをガイドレール3の丸溝3sの中を滑らせてシート4を展張する。シート 4の両端縁にも膨大部が形成されており、シート4を展張した後、この両端縁の 膨大部を把持する手段により引き下げて下部固定部23に取り付けて固定する。 また、シート4の帯状袋4p内に挿入して通されている緊張ベルト7の両端部も 引き下げてハウスの下部固定部23に取り付ける。
【0014】 次に、図1及び図2に示すように、爪竿などを用いてリング9bに引っ掛けて 緊張ベルト7と共にリング9bを引き下げてフック9aに引っ掛ける。すると、 シート4は掛け止め具9a,9bで引き下げられて引き締められた緊張ベルト7 はシート4を引き下げることになり、シート4は緊張シート支持材5の間でV字 形谷状に凹んでシート4の全体がぴんと緊張する。
【0015】 なお、ハウスの大きさにより、母屋材6は複数本設け、掛け止め具9を複数組 設けるようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によるシート張りハウスのシート緊張装置は、 掛け止め具9a,9bで緊張ベルト7を引き下げることにより、シート4が緊張 シート支持材5の間にV字形谷状に凹み、シート4全体がぴんと緊張するので、 強風が吹いてもシートが煽られることなく、また、雨が降っても雨水が溜まらず V字状谷部を流下し、シートの破損や弱体化などの不具合が解消され、シートの 長期間使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるシート張りハウスを示し、
(A)は展張したシートを緊張させている状況を示す俯
瞰図、(B)は掛け止め具の付近を示す図である。
【図2】この考案によるシートの断面を示し、(A)は
展張されて緊張前の状態を示す図、(B)は緊張後の状
態を示す図、(C)は緊張後の状態の拡大図である。
【符号の説明】
2:主構造材、 23:下部固定部、3:ガイドレー
ル、4:シート、4b:膨大部、 4p:帯状袋、4
h:ベルト引出し穴、 4c:補強部、5:緊張シート
支持材、6:母屋材、7:緊張ベルト、9a:フック、
9b:リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北村 保 北海道札幌市中央区南8条西13丁目3番60 号CMビル日本コムテック株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設された家型形状のガイドレール
    (3)にシート(4)の両側縁を支持させて形成したシ
    ート張りハウスの張られたシートを緊張させる装置であ
    って、隣り合う前記ガイドレールの中間位置に平行に並
    設された家型形状の2本の緊張シート支持材(5)と、
    この2本の緊張シート支持材の間の中心線に対応する前
    記シートの部分に付設された帯状袋(4p)と、このシ
    ートの帯状袋の中に挿通されて両端部がハウスの下部固
    定部に取り付けられた緊張ベルト(7)と、この緊張ベ
    ルトの途中の箇所を引き下げるように設けられた掛け止
    め具(9)とからなることを特徴とするシート張りハウ
    スのシート緊張装置。
JP2000003680U 2000-05-31 2000-05-31 シート張りハウスのシート緊張装置 Expired - Lifetime JP3073667U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055974A (ja) * 1983-09-07 1985-04-01 ア−ノルド エイ.パンコウ ゴルフカ−
JP2020016085A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 ゲート工業株式会社 伸縮型テントにおける屋根用シートの取り付け構造

Cited By (3)

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