JP5348886B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、安定剤を含有する樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、固溶水酸化カルシウムおよびハイドロタルサイトを安定剤として含有する樹脂組成物に関する。また本発明は、該樹脂組成物からなる成形品に関する。
【背景技術】
【0002】
合成樹脂、特に含ハロゲン樹脂は、熱や光に対して不安定であるので、安定剤として鉛化合物、有機錫化合物、およびCd/Ba系、Ba/Zn系、Ca/Zn系などの複合有機酸塩等が使用されてきた。しかしながら、これらの安定剤の毒性、これらの安定剤による地球環境の汚染が問題視されるようになり、合成樹脂用として、より安全で安価な水酸化カルシウムを主成分とした各種安定剤が開発されてきた(特許文献1および2参照)。
しかし、水酸化カルシウムは、水中への生石灰の溶解度が高いため、結晶成長しやすく比表面積が小さく(特許文献3参照)、ハロゲン捕捉性に限界があった。また、水酸化カルシウム系安定剤を合成樹脂に配合した場合、鉛化合物、有機錫化合物を合成樹脂に配合した場合に比べると熱安定性が劣り、初期着色性が非常に劣るという欠点があった。
これらの欠点に拘らず、水酸化カルシウムは安全性が高く、安価であるので、合成樹脂用の安定剤として用いることが期待され、その改良が望まれていた。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献】
【特許文献1】特開平6−316662号公報
【特許文献2】特開平11−193336号公報
【特許文献3】特開2001−123071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、長期熱安定性に優れ、初期着色性に優れた樹脂組成物およびそれからなる成形品を提供することを目的とする。
本発明者は、珪素系化合物、アルミニウム系化合物またはこれらの混合物を固溶した水酸化カルシウムと、ハイドロタルサイトとを組み合わせると、少量でも合成樹脂に優れた熱安定性を付与することができることを見出し本発明を完成した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
即ち本発明は、100重量部の合成樹脂に対して、
100重量部のポリ塩化ビニルに対して、
(A)0.001重量部以上、0.1重量部未満の下記式(1)
Ca(OH)2−nx(An− (1)
(但し、式中nは1〜4の整数、xは0.001〜0.2の数、 n− は、SiO(OH) 、Al(OH) またはSiO である。
で表される水酸化カルシウム(A成分)、ここで水酸化カルシウム(A成分)は、水ガラス、アルミン酸ソーダ、合成非晶質シリカまたはテトラエトキシシランの存在下で、水溶性カルシウム塩とアルカリ金属水酸化物とを反応させ製造したものである、および
(B)0.1重量部以上、10重量部以下のハイドロタルサイト(B成分)を含有する樹脂組成物である。
また本発明は、上記樹脂組成物からなる成形品である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、比表面積が大きく高活性であり、酸中和性やハロゲン捕捉性が大きい固溶水酸化カルシウムと、ハイドロタルサイトとを組み合わせることにより、合成樹脂に優れた熱安定性および初期着色性を付与する安定剤組成物が提供される。
本発明の樹脂組成物および成形品は、熱安定性、特に長期熱安定性に優れ、初期着色性が優れている。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明について具体的に説明する。
【0008】
<水酸化カルシウム:A成分>
本発明に用いるA成分は、下記式(1)
Ca(OH)2−nx(An− (1)
で表わされる水酸化カルシウムである。
式中nは1〜4の整数、xは0.001〜0.2の数、An−水ガラス、アルミン酸ソーダ、合成非晶質シリカまたはテトラエトキシシラン(以下、添加剤ということがある)に由来するアニオンを表す。従って、nはアニオンの価数、xはアニオンの含有率、nxはこれらの積である。
n− は、SiO(OH) 、Al(OH) またはSiO である。
xは、0.001〜0.2、好ましくは0.005〜0.15、さらに好ましくは0.01〜0.1の範囲である。
【0009】
すなわち、A成分は、水ガラス、アルミン酸ソーダ、合成非晶質シリカまたはテトラエトキシシランを固溶してなる水酸化カルシウムである。
【0010】
A成分は、天然石灰または合成石灰である。A成分は、塩素元素含有量が0.05重量%以下、ナトリウム元素含有量が20ppm以下であることが好ましい。ナトリウム元素含有量は原子吸光法、塩素元素含有量は吸光光度法により測定する。
A成分は、レーザー回折散乱法により測定した平均2次粒子径が、好ましくは0.5μmである。A成分は、BET法比表面積が、好ましくは5〜40m/g、より好ましくは10〜30m/gである。
A成分は、その製造過程で、結晶成長が抑制され、微細結晶を有するので、比表面積が大きく高活性であり、酸中和性やハロゲン捕捉性が大きく、合成樹脂の安定剤として好適に用いることができる。
A成分は100重量部のポリ塩化ビニルに対して、0.001重量部以上、0.1重量部未満含有する。
【0011】
(A成分の製造方法)
A成分は、水ガラス、アルミン酸ソーダ、合成非晶質シリカまたはテトラエトキシシランの存在下で、水溶性カルシウム塩とアルカリ金属水酸化物とを反応させることにより製造することができる。
すなわち本発明の水酸化カルシウムは、水溶性カルシウム塩の水溶液と、アルカリ金属水酸化物の水溶液との反応時に添加剤を存在させて製造することができる。すなわち、塩化カルシウム、硝酸カルシウム等の水溶性カルシウム塩の水溶液と、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物の水溶液とを、水ガラス、アルミン酸ソーダ、合成非晶質シリカまたはテトラエトキシシランの存在下で反応させることにより製造することができる。このときアルカリ金属水酸化物の水溶液は、カルシウムに対し当量以上のアルカリ量(好ましくは1.05〜1.3倍当量)になるようにすることが好ましい。
反応の後、得られた白色沈殿を約60〜150℃、好ましくは約80〜120℃で0.5〜4時間加熱熟成し、アニオン系界面活性剤などにより表面処理することが好ましい。この後、ろ過、水洗、乾燥、粉砕、分級などを適宜選択して行うことにより製造することができる。反応法で製造した場合は、水酸化カルシウムの平均2次粒子径は0.5〜2μm程度のものが得られる。
添加剤は、生成する水酸化カルシウムに対し、好ましくは0.01〜7重量%、より好ましくは0.05〜7重量%、さらに好ましくは、0.1〜7重量%の割合で存在させる。0.01重量%より少ないと、生成する水酸化カルシウム化合物の比表面積が小さくなる。7重量%を超えると、水酸化カルシウムへの固溶限界を超える場合がある。
【0012】
この製造方法において、添加剤がどのような作用により水酸化カルシウム粒子のBET表面積を大きくするのかは明らかではないが、添加剤が結晶成長阻害剤として働き結晶成長を制御するためと思われる。
従ってA成分は、珪素系化合物、アルミニウム系化合物またはこれらの混合物の存在下で、水溶性カルシウム塩とアルカリ金属水酸化物とを反応させることにより得られた水酸化カルシウムということもできる。
上記方法によると、高比表面積を有する水酸化カルシウムを得ることができるが、反応後さらに反応混合物を熟成することによって、さらに高品質の水酸化カルシウムを得ることができる。この熟成は反応混合物を好ましくは60〜170℃、より好ましくは80〜120℃、さらに好ましくは90から100℃の温度で、5分〜3時間、好ましくは10分〜2時間、より好ましくは20分〜1時間実施することができる。
さらに反応終了後、もしくは熟成終了後、必要に応じて得られた水酸化カルシウムを懸濁液中にて湿式ボールミルなどの粉砕手段で粉砕することもできる。粉砕することによって平均2次粒子径が2μmより小さい粒子を得ることができる。
A成分は、所望により、それ自体公知の表面処理剤により、表面処理することもできる。表面処理により、樹脂等への相溶性を改良することができる。
【0013】
かかる表面処理剤としては、例えば、(a)高級脂肪酸、(b)高級脂肪酸のアルカリ金属塩、(c)高級アルコールの硫酸エステル、(d)アニオン系界面活性剤、(e)リン酸エステル、(f)カップリング剤(シラン系、チタネート系、アルミニウム系)、(g)多価アルコールの脂肪酸エステル、並びに(h)珪素系化合物、燐系化合物、アルミニウム系化合物、無機酸および有機酸よりなる群から選ばれる化合物が挙げられる。
【0014】
表面処理剤として好ましく用いられるものを例示すれば次のとおりである。
(a)ステアリン酸、エルカ酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ベヘニン酸等の炭素数10以上の高級脂肪酸;
(b)前記高級脂肪酸のアルカリ金属塩;
(c)ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコールの硫酸エステル;
(d)ポリエチレングリコールエーテルの硫酸エステル、アミド結合硫酸エステル、エステル結合硫酸エステル、エステル結合スルホネート、アミド結合スルホン酸塩、エーテル結合スルホン酸塩、エーテル結合アルキルアリールスルホン酸塩、エステル結合アルキルアリールスルホン酸塩、アミド結合アルキルアリールスルホン酸塩等のアニオン系界面活性剤;
(e)オルトリン酸とオレイルアルコール、ステアリルアルコール等のモノまたはジエステルまたは両者の混合物であって、それらの酸型またはアルカリ金属塩またはアミン塩等のリン酸エステル;
(f)ビニルエトキシシラン、ビニル−トリス(2−メトキシ−エトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤;イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロフォスフェート)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチルーアミノエチル)チタネート、イソプロピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネート等のチタネート系カップリング剤;アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウム系カップリング剤;
(g)グリセリンモノステアレート、グリセリンモノオレエート等の多価アルコールの脂肪酸エステル。
(h)SiO(OH) 、Al(OH) 、Cl、NO 、HPO 、C 、SiO(OH) 2−、Si(OH) 2−、HPO 2−、C 2−、PO 3−、C 3−、SiO 4−またはSi(OH) 4−等を有する珪素系化合物、燐系化合物、アルミニウム系化合物。
【0015】
A成分の表面処理は、それ自体公知の湿式または、乾式法により実施できる。例えば湿式法としては、水酸化カルシウム粒子のスラリーに表面処理剤を液状またはエマルジョン状で加え、約100℃までの温度で機械的に十分混合すればよい。乾式法としては、水酸化カルシウム粒子をヘンシェルミキサー等の混合器により攪拌し、表面処理剤を液状、エマルジョン状、固形状で加え、加熱または非加熱下に、十分混合すればよい。表面処理剤の添加量は、適宜選択できるが、水酸化カルシウム粒子の重量に基づいて、約10重量%以下とするのが好ましい。
表面処理をした水酸化カルシウム粒子は、必要により、例えば水洗、脱水、造粒、乾燥、粉砕、分級等の手段を適宜選択して実施し、最終製品形態とすることができる。
【0016】
<ハイドロタルサイト:B成分>
本発明の樹脂組成物は、A成分に加えて、B成分としてハイドロタルサイトを含有する。ハイドロタルサイトは合成品でも、天然品でもよい。
ハイドロタルサイトは、下記式(2)
{(Mg)(Zn)}1−x(Al)(OH)(An−x/n・mHO (2)
で表されるものが好ましい。
前記式(2)において、An−はn価のアニオンを示す。nは、1〜4の整数が好ましい。より好ましくは1または2である。具体例としては、ClO 、SO 2−およびCO 2−が挙げられるが、CO 2−が好ましい。
また前記式(2)において(y+z)は1であり、xは0.1≦x≦0.5を満足し、好ましくは0.2≦x≦0.4を満足する値である。
さらにyは、0.5≦y≦1を満足し、好ましくは0.7≦y≦1を満足する値である。さらにzは、0≦z≦0.5を満足し、好ましくは0≦z≦0.3を満足する値である。mは、0≦m<1を満足し、好ましくは0≦m≦0.7を満足する値である。
B成分は、レーザー回折散乱法で測定された平均2次粒子径が2μm以下であること、つまりほとんどの粒子が2次凝集していない1次粒子であることが好ましく、さらに好ましくは平均2次粒子径が0.4〜1.0μmの粒子である。
さらにB成分は、BET法により測定された比表面積が1〜30m/gであることが好ましく、さらに好ましくは5〜20m/gである。
【0017】
B成分を製造する方法や条件は何等制限されない。B成分を得るための原料および製造条件はそれ自体公知であり、基本的には、公知の方法に従って製造することができる(例えば特公昭46−2280号公報およびその対応する米国特許第3650704号明細書;特公昭47−32198号公報およびその対応する米国特許第3879525号明細書;特公昭50−30039号公報;特公昭48−29477号公報;特公昭51−29129号公報等を参照)。
B成分を工業的規模で多量に生産するために使用される原料は、アルミニウム源として硫酸アルミニウムおよび塩化アルミニウム、アルミン酸ソーダ、および水酸化アルミニウム、マグネシウム源として海水、塩化マグネシウム(ブライン、イオン苦汁)、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウムさらにアルカリ源としては、工業用の苛性ソーダが適しており、天然の石灰は精製が困難でありあまり好ましくない。さらに炭酸イオンの原料としては工業用の炭酸ソーダまたは炭酸ガスを使用できる。
B成分は焼成して使用することも可能である。焼成温度は、好ましくは200℃以上、さらに好ましくは230℃以上である。
B成分は表面処理されたものが好ましい。表面処理剤は、A成分の水酸化カルシウムの表面処理剤と同じものを同じ方法で適用することができる。
B成分は合成樹脂100重量部に対して、0.1重量部以上で10重量部以下、好ましくは0.2重量部以上で7重量部以下、さらに好ましくは0.5重量部以上で6重量部以下である。
なお、A成分およびB成分中に鉄化合物、マンガン化合物等を多く含んでいると、樹脂に配合した場合、樹脂の耐熱劣化性を悪くするので、鉄化合物およびマンガン化合物の合計含有量が金属(Fe+Mn)に換算して0.02重量%以下が望ましい。
【0019】
本発明の樹脂組成物は、樹脂と安定剤とをロールなどで混練することにより製造することができる。樹ポリ塩化ビニルである。
本発明の樹脂組成物は、上記成分以外にも慣用の他の添加剤を配合してもよい。このような添加剤としては、例えば酸化防止剤、帯電防止剤、顔料、発泡剤、可塑剤、充填剤、補強剤、有機ハロゲン難燃剤、架橋剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤等を例示できる。
【0020】
<成形品>
本発明は上記樹脂組成物からなる成形品を包含する。該成形品として、チューブ、パイプ、継手、フィルム、電線用ケーブル被覆材、窓枠、食品用包装容器、電子機器用の筐体または部品、自動車用部品等が挙げられる。
【実施例】
【0021】
以下、実施例により本発明を詳述する。
以下の実施例においては、(1)平均2次粒子径、(2)BET比表面積、(3)SiOの分析、(4)Al、(5)金属分析の各測定は、下記の方法により行った。
【0022】
(1)平均2次粒子径;
MICROTRAC粒度分析計SPAタイプ[LEEDS & amp; NORTHRUP INSTRUMENTS社製]を用いてレーザー回折散乱法により測定した。すなわち試料粉末700mgを70mlの水に加えて、超音波(NISSEI社製、MODEL US−300、電流300μA)で3分間分散処理した後、その分散液の2〜4mlを採って、250mlの脱気水を収容した上記粒度分析計の試料室に加え、分析計を作動させて8分間その懸濁液を循環した後、粒度分布を測定した。合計2回の測定を行い、それぞれの測定について得られた50%累積2次粒子径の算術平均値を算出して、試料の平均2次粒子径とした。
【0023】
(2)BET法比表面積;
液体窒素の吸着法により測定した。即ち、液体窒素吸着法装置(ユアサアイオニクス社製NOVA2000)を用いて測定した。試料粉末0.5gを測定用専用セルに正確に秤り取り、真空度10mTorr以下、105℃で30分間、前処理をした(装置:ユアサアイオニクス社製Flovac Degasser)。前処理後、セルを冷却し、測定装置室に入れ比表面積を測定した。
【0024】
(3)SiOの分析;
吸光光度法により分析した。即ち、試料粉末0.5gを正確に白金ルツボに秤量し、ホウ酸2gと無水炭酸ナトリウム3gを加え混合した。950℃で2時間溶融後、冷却し希塩酸40mlに溶かしイオン交換水を加え250mlとした。溶液25mlを取り、100mlメスフラスコに移しモリブデン酸アンモニウム溶液(10%液)5mlを加え、さらにイオン交換水を加え100mlとし測定用溶液とした。定量は分光光度計装置(日立製作所(株)製ダブルビーム分光光度計150−20型)を用いて420nmの吸光度を測定した。
【0025】
(4)Alの分析;
キレート法により分析した。即ち、試料粉末0.5gを100mlビーカーに正確に秤量し、希塩酸20mlと過塩素酸15mlを加え150〜200℃で30分間加熱した。加熱後、冷却水を加え不溶物を定量用ろ紙でろ過・洗浄した。ろ液と洗液を併せ正確に250mlにし測定用溶液とした。測定用溶液25mlを取りイオン交換水を加えpHを3.0に調節する。測定用pH調節溶液に指示薬Cu−PAN溶液を加え、沸騰するまで加熱しながら0.01mol/l−EDTA2Na溶液で滴定した。滴定の終点は1分間以上加熱しても橙黄色に変色しない点とした。
【0026】
(5)金属分析
試料粉末0.5gを100mlビーカーに正確に秤量し、希塩酸10mlを加え加熱溶解させた。冷却後、100mlメスフラスコに移しイオン交換水を加え100mlとし測定用溶液とした。定量はICP発光分光分析装置(セイコーインスツルメンツ社製SPS1500VR)を用いてMn=257.610nmおよびFe=259.940nmの吸光度を測定した。
【0027】
合成例1および2 CH22および23の合成
2m容の反応槽に4NのNaOH 360Lと、水ガラス(398g/L)を表1に示す量を入れ、さらに4mol/LのCaCl165Lを入れ、40℃で5分間反応させた。得られた反応物をろ過、乾燥し、粉砕し、固溶水酸化カルシウムCH22および23を得た。CH22および23の組成および物性の測定結果は、表2のとおりであった。
【0028】
合成例3 CH26の合成
2m容の反応槽に4NのNaOH 360Lと、アルミン酸ソーダ(323g/L)を表1に示す量を入れ、さらに4mol/LのCaCl 165Lを入れ、40℃で5分間反応させた。得られた反応物をろ過、乾燥し、粉砕し、固溶水酸化カルシウムCH26を得た。CH26の組成および物性の測定結果は、表2のとおりであった。
【0029】
参考合成例4 CH29の合成
2mの反応槽にHO 1mと水ガラス(398g/L)を表1に示した量入れ、反応槽内の温度を60℃に調節した。その後、さらに生石灰を27Kg入れた。生石灰の投入により、消化熱で温度は90℃程度に上昇する。その状態で30分間反応させた。得られた反応物をろ過、乾燥し、粉砕し、固溶水酸化カルシウムCH29を得た。CH29の組成および物性の測定結果は、表2のとおりであった。
【0030】
参考例1 CHCE3の合成
2m容の反応槽で4NのNaOH 360Lと、CaCl(4mol/L)165Lとを40℃で5分間反応し、ろ過、乾燥し、粉砕し、非固溶水酸化カルシウムCHCE3を得た。CHCE3の組成および物性の測定結果は、表2のとおりであった。
【0031】
【表1】
Figure 0005348886
【0032】
【表2】
Figure 0005348886
【0033】
合成例5 CH39の合成
2m容の反応槽に4NのNaOH 360Lと、水ガラス(398g/L)を表3に示す量を入れ、さらに4mol/LのCaCl 165Lを入れ、40℃で5分間反応させた。得られた反応物をろ過、乾燥し、粉砕し、固溶水酸化カルシウムCH39を調製した。CH39の組成および物性の測定結果は、表4のとおりであった。
【0034】
合成例6 CH40の合成
合成例5の水ガラスの代わりに、合成非晶質シリカ(SiO=93重量%)を表3に示す量だけ用いたほかは、合成例5と同じ方法で固溶水酸化カルシウムCH40を調製した。CH40の組成および物性の測定結果は、表4の通りであった。
【0035】
合成例7 CH42の合成
合成例5の水ガラスの代わりに、テトラエトキシシラン(SiO=28重量%)を表3に示す量だけ用いたほかは、合成例5と同じ方法で固溶水酸化カルシウムCH42を調製した。CH42の組成および物性の測定結果は、表4の通りであった。
【0036】
【表3】
Figure 0005348886
【0037】
【表4】
Figure 0005348886
【0038】
合成例8 HT1の合成
精製ブライン(MgCl=312.1g/L)を濃度調整用タンクに移し、硫酸アルミニウム(Al=106.8g/L)を加えてMg濃度1.95mol/LおよびAl濃度0.847mol/Lの混合水溶液(A)を作った。次に苛性ソーダ(48.7%)を別の濃度調整用タンクに移し、炭酸ソーダ粉末(NaCO=99.9%)および水を加えてNaOH 3mol/LおよびNaCO0.23mol/Lを含む水溶液(B)を作った。
混合水溶液(A)1.18Lに対し水溶液(B)2.2Lの割合で、予め水を入れた反応槽に、攪拌下に滞留時間が60分となるように同時注加してハイドロタルサイトの反応スラリーを得た。この反応スラリー800Lを採取し、加熱熟成するためオートクレーブ中で170℃×6時間攪拌しながら維持させた。冷却後スラリーを表面処理槽に移し、攪拌しながら80℃まで加温し、予め80℃の温水50Lに溶かしたステアリン酸ソーダ(C1736COONa=93.4%)2kgを徐々に投入し30分間攪拌を維持して表面処理を完了した。固形物を濾別、洗浄し、熱風乾燥機にて乾燥後ハンマーミル粉砕してサンプルとした。
得られたHT1を分析した結果、組成式は
Mg0.7Al0.3(OH)(CO0.15・0.5HOであった。
組成および物性の測定結果を表5に示す。
【0039】
合成例9 HT2の合成
合成例8において、原料中、精製ブラインの代わりにイオン苦汁、および塩化亜鉛を用いたほかは、全く同様な装置を用い同様に反応した。すなわち、イオン苦汁(MgCl=168.2g/L)を濃度調整用タンクに移し、塩化亜鉛(ZnCl=572.7g/L)、硫酸アルミニウム(Al=106.8g/L)を加えてMg濃度1.05mol/L、Zn濃度0.42mol/LおよびAl濃度0.63mol/Lの混合水溶液を作る。この時、混合槽で硫酸カルシウムの沈殿を生じるので濾別し(A)液とする。次に苛性ソーダ(NaOH48.7%)を別の濃度調整用タンクに移し、炭酸ソーダ粉末(NaCO=99.9%)、および水を加えてNaOH3mol/L、NaCO 0.225mol/L水溶液(B)を作る。
(A)液1Lに対し(B)液1.4Lの割合で、予め水を入れた反応槽に、攪拌下に滞留時間が60分となるように同時注加してHTの反応スラリーを得た。
この反応スラリー800Lを採取し、加熱熟成するためオートクレーブ中で140℃×6時間攪拌しながら維持させた。冷却後スラリーを表面処理槽に移し、攪拌しながら80℃まで加温し、予め80℃の温水50Lに溶かしたステアリン酸ソーダ 1.3kgを徐々に投入し、30分間攪拌を維持して表面処理を完了した。固形物を濾別、洗浄し、再乳化後噴霧乾燥しサンプルとした。
得られたHT2の合成を分析した結果、組成式は
Mg0.5Zn0.2Al0.3(OH)(CO0.15・0.55HOであった。組成および物性の測定結果を表5に示す。
【0040】
合成例10 HT3の合成
合成例8で得られたハイドロタルサイトHT1を240℃で焼成しハイドロタルサイトHT3を調製した。組成および物性の測定結果を表5に示す。
【0041】
合成例11 HT4の合成
合成例9で得られたHT2を240℃で焼成しハイドロタルサイトHT4を調製した。組成および物性の測定結果を表5に示す。
【0042】
【表5】
Figure 0005348886
【0043】
実施例1〜10および比較例1〜7
固溶水酸化カルシウムCH39、CH23、ハイドロタルサイトHT1およびHT2、並びに非固溶カルシウムCHCE3を安定剤として、下記に示す配合組成(A)の樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物をロールを用いて180℃×5分間混練し、0.7mmのロールシートを作成した。安定剤の組成は表6に示す。
熱安定性は、このシートを5cm×8cmのサイズに切り取り、190℃ギアオーブン中に入れて10分毎に取り出し評価した。評価は、着色によって現れた樹脂の劣化度により行い、一定の黒さに黒化した時間を測定するとともに、熱安定性初期の色を評価した。結果を表6に示す。
配合組成(A)
ポリ塩化ビニル(重合度700) 100PHR
ステアリン酸亜鉛 0.3PHR
ステアロイルベンゾイルメタン 0.2PHR
ジペンタエリスリトール 0.2PHR
安定剤 1.0PHR
【0044】
【表6】
Figure 0005348886
【0045】
【表7】
Figure 0005348886
【0046】
実施例11〜13および比較例8〜11
固溶水酸化カルシウムCH39、ハイドロタルサイトHT2および非固溶カルシウムCHCE3を安定剤とし、下記に示す配合組成(B)の樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物をロールを用いて180℃×5分間混練し、0.7mmのロールシートを作成した。熱安定性を実施例1と同様の方法で評価した。安定剤の組成、結果を表7に示す。
配合組成(B)
ポリ塩化ビニル(重合度1000) 100PHR
ジベンゾイルメタン 0.1PHR
ジペンタエリスリトール 0.2PHR
Dキシオール G32 0.2PHR
ステアリン酸亜鉛 0.8PHR
ステアリン酸カルシウム 0.4PHR
メタブレンP−501 0.5PHR
白艶華CCR(炭酸カルシウム、
白石カルシウム製) 4.0PHR
安定剤 1.0PHR
【0047】
【表8】
Figure 0005348886
【0048】
実施例14〜19および比較例12〜17
固溶水酸化カルシウムCH22、CH40、CH42、ハイドロタルサイトHT1、および非固溶カルシウムCHCE3を安定剤として、下記に示す配合組成(C)の樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物をロールを用いて180℃×5分間混練し、0.7mmのロールシートを作成した。熱安定性を実施例1と同様の方法で評価した。安定剤の組成、結果を表8に示す。
配合組成(C)
ポリ塩化ビニル(重合度1000) 100PHR
ジベンゾイルメタン 0.1PHR
ジペンタエリスリトール 0.2PHR
Dキシオール G32(コグニス製) 0.2PHR
ステアリン酸亜鉛 0.6PHR
ステアリン酸カルシウム 0.2PHR
重質炭酸カルシウム 3.0PHR
安定剤 0.5PHR
【0049】
【表9】
Figure 0005348886
【0050】
実施例20〜45および比較例18〜23
固溶水酸化カルシウムCH39、CH23、CH26、CH40、CH42、ハイドロタルサイトHT1、HT2、HT3、HT4および非固溶カルシウムCHCE3を安定剤として、下記に示す配合組成(D)の樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物をロールを用いて180℃×5分間混練し、0.7mmのロールシートを作成した。熱安定性を実施例1と同様の方法で評価した。安定剤の組成、結果を表9に示す。
配合組成(D)
ポリ塩化ビニル(重合度1300) 100PHR
DOP(ジオクチルフタレート) 50PHR
ステアリン酸亜鉛 0.6PHR
安定剤 0.5PHR
【0051】
【表10】
Figure 0005348886
【0052】
【表11】
Figure 0005348886
【0053】
【表12】
Figure 0005348886
【0054】
【表13】
Figure 0005348886
【0055】
実施例46〜54および比較例24
固溶水酸化カルシウムCH39、ハイドロタルサイトHT1およびHT2を安定剤として、下記に示す配合組成(D−1)の樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物をロールを用いて180℃×5分間混練し、0.7mmのロールシートを作成した。熱安定性を実施例1と同様の方法で評価した。安定剤の組成、結果を表10に示す。
配合組成(D−1)
ポリ塩化ビニル(重合度1300) 100PHR
ジオクチルフタレート 50PHR
ステアリン酸亜鉛 0.4PHR
安定剤 1.6PHR
【0056】
【表14】
Figure 0005348886
【0057】
実施例55〜63および比較例25
固溶水酸化カルシウムCH39、ハイドロタルサイトHT1およびHT2を安定剤として、下記に示す配合組成(D−2)の樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物をロールを用いて180℃×5分間混練し、0.7mmのロールシートを作成した。熱安定性を実施例1と同様の方法で評価した。安定剤の組成、結果を表11に示す。
配合組成(D−2)
ポリ塩化ビニル(重合度1300) 100PHR
ジオクチルフタレート 50PHR
ステアリン酸亜鉛 0.4PHR
安定剤 4.0PHR
【0058】
【表15】
Figure 0005348886
【0059】
実施例64〜71および比較例26
固溶水酸化カルシウムCH39、ハイドロタルサイトHT1およびHT2を安定剤として、下記に示す配合組成(A−1)の樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物をロールを用いて180℃×5分間混練し、0.7mmのロールシートを作成した。熱安定性を実施例1と同様の方法で評価した。安定剤の組成、結果を表12に示す。
配合組成(A−1)
ポリ塩化ビニル(重合度700) 100PHR
ステアリン酸亜鉛 0.3PHR
ステアロイルベンゾイルメタン 0.2PHR
ジペンタエリスリトール 0.2PHR
安定剤 3.0PHR
【0060】
【表16】
Figure 0005348886
【0061】
実施例72〜79および比較例27
固溶水酸化カルシウムCH39、ハイドロタルサイトHT1およびHT2を安定剤として、下記に示す配合組成(A−2)の樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物をロールを用いて180℃×5分間混練し、0.7mmのロールシートを作成した。熱安定性を実施例1と同様の方法で評価した。安定剤の組成、結果を表13に示す。
配合組成(A−2)
ポリ塩化ビニル(重合度700) 100PHR
ステアリン酸亜鉛 0.3PHR
ステアロイルベンゾイルメタン 0.2PHR
ジペンタエリスリトール 0.2PHR
安定剤 6.0PHR
【0062】
【表17】
Figure 0005348886
【産業上の利用可能性】
【0063】
本発明の水酸化カルシウムは、酸中和剤やハロゲン捕捉剤等として合成樹脂の安定剤として有用である。また、本発明の樹脂組成物は、熱安定性、初期着色性に優れるので各種成形分野へ利用することができる。

Claims (6)

  1. 100重量部のポリ塩化ビニルに対して、
    (A)0.001重量部以上、0.1重量部未満の下記式(1)
    Ca(OH)2−nx(An− (1)
    (但し、式中nは1〜4の整数、xは0.001〜0.2の数、 n− は、SiO(OH) 、Al(OH) またはSiO である。
    で表される水酸化カルシウム(A成分)、ここで水酸化カルシウム(A成分)は、水ガラス、アルミン酸ソーダ、合成非晶質シリカまたはテトラエトキシシランの存在下で、水溶性カルシウム塩とアルカリ金属水酸化物とを反応させ製造したものである、および
    (B)0.1重量部以上、10重量部以下のハイドロタルサイト(B成分)を含有する樹脂組成物。
  2. A成分は、レーザー回折散乱法により測定した平均2次粒子径が、0.5μmの水酸化カルシウムである請求項1記載の樹脂組成物。
  3. A成分は、BET法比表面積が5〜40m/gの水酸化カルシウムである請求項1記載の樹脂組成物。
  4. B成分は、下記式(2)
    {(Mg)(Zn)}1−x(Al)(OH)(An−x/n・mHO (2)
    (式中、An−は、ClO 、SO 2−、CO 2−、またはこれらの混合物である。nは、1または2である。x、y、zおよびmは、y+z=1、0.1≦x≦0.5、0.5≦y≦1、0≦z≦0.5、0≦m<1、を満足する。)
    で表わされるハイドロタルサイトである請求項1記載の樹脂組成物。
  5. B成分は、200℃以上で焼成されたハイドロタルサイトである請求項1に記載の樹脂組成物。
  6. 請求項1に記載の樹脂組成物からなる成形品。
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