JP5343274B2 - 窒化物半導体薄膜の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に金属と活性窒素種とを供給して反応させることによって窒化物半導体薄膜をエピタキシャル成長させる窒化物半導体薄膜の製造方法において、特に、金属と窒素の供給比率の制御が容易であって、且つ、結晶品質や表面平坦性に優れた薄膜を形成し得る窒化物半導体薄膜の製造方法に関する。
発光ダイオード等の光デバイスやトランジスタ等の電子デバイスの材料としては、窒化物半導体が有用である。この窒化物半導体を基板上に結晶成長させる手法として、分子線エピタキシー法(MBE法)や、有機金属気相成長法(MOCVD法)等が従来用いられている(例えば、特許文献1参照)。このうち、MBE法は、基板上に金属と活性窒素種とを供給し、両者を反応させることによって基板上に窒化物半導体の薄膜をエピタキシャル成長させる方法である。このMBE法では、ストイキオメトリ条件を越えて窒素を過剰に供給した条件下で結晶成長させると、成長した窒化物半導体薄膜の結晶品質及び表面平坦性が悪くなり、しかもその回復を図るのは難しい。一方、ストイキオメトリ条件を越えて金属を過剰に供給した条件下で結晶を成長させると、成長した窒化物半導体薄膜の結晶品質及び表面平坦性は良好であるが、その表面には過剰な金属が析出したドロップレットと呼ばれるものが発生する。
そこで、金属を1種類の元素で組成する場合、結晶品質や表面平坦性に優れた窒化物半導体薄膜が得られるよう、金属と活性窒素種との供給比率を、図15Aに示すようにストイキオメトリ条件Sちょうど若しくはストイキオメトリ条件Sより僅かに金属が過剰に供給される領域70で保持し、その条件下で結晶を成長させていた(例えば、特許文献1参照)。尚、金属と活性窒素種との供給比率の制御は、窒化物半導体薄膜の表面形状を反射高速電子線回折(RHEED)等を用いて調べることによって行われる。
他方、金属を2種類以上の元素で組成する場合、結晶品質や表面平坦性に優れた窒化物半導体薄膜が得られるよう、金属と活性窒素種との供給比率を金属が過剰に供給される条件で保持して結晶を成長させると、相分離の問題が生じる。この相分離をもたらす1つの要因は、過剰な金属の一部が析出することで窒化物半導体薄膜の表面にドロップレットが発生することであり、このドロップレットの量が多くなると、その影響によって組成の異なる複数種の窒化物半導体薄膜が成長してそれらが互いに分離する。例えば、金属をインジウムとガリウムで組成する場合、窒化物半導体としてIn0.1Ga0.9NやIn0.5Ga0.5Nといった組成の異なる窒化物半導体の結晶がそれぞれ成長し、これら各相間で分離が発生する。そこで、金属を2種類以上の元素で組成する場合には、結晶品質や表面平坦性を多少犠牲にしてでも相分離の問題を防止できるよう、金属と活性窒素種との供給比率を、図15Bに示すようにストイキオメトリ条件Sちょうど若しくはストイキオメトリ条件Sより僅かに活性窒素種が過剰に供給される領域80で保持し、その条件下で結晶を成長させていた。
特開2009−055056号公報
しかし、従来の窒化物半導体薄膜の製造方法では、金属を1種類の元素で組成する場合、金属と活性窒素種との供給比率を、図15Aに示すようにストイキオメトリ条件Sちょうど若しくはストイキオメトリ条件Sより僅かに金属が過剰に供給される条件という非常に狭い領域70で保持する必要がある。そして、供給比率がこの狭い領域70から外れて活性窒素種を過剰に供給する側に移行すると、窒化物半導体の結晶品質や表面平坦性が悪くなりその回復を図ることができない。従って、金属と活性窒素種との供給比率が前記狭い領域70から外れないよう、非常に厳密な制御が要求されるという問題があった。また、従来の窒化物半導体薄膜の製造方法では、RHEED等によっては、前記狭い領域70の境界がどこにあるのかを判断するのが難しいという問題もあった。
他方、金属を2種類以上の元素で組成する場合も、金属と活性窒素種の供給比率を、図15Bに示すようにストイキオメトリ条件Sちょうど若しくはストイキオメトリ条件Sより僅かに活性窒素種が過剰に供給される条件という非常に狭い領域80で保持する必要がある。従って、この場合も、金属と活性窒素種との供給比率がこの狭い領域80から外れないよう、非常に厳密な制御が要求されるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、基板上に金属と活性窒素種とを供給して反応させる窒化物半導体薄膜の製造方法において、金属と活性窒素種との供給比率を容易に制御可能とし、且つ、結晶品質や表面平坦性に優れた窒化物半導体薄膜を形成可能とする手段を提供する。
上記目的を達成するための本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、基板上に取り込まれ量の異なる2種類以上の元素から組成される金属と活性窒素種とを供給して反応させることにより、前記基板上に組成の異なる窒化物半導体が互いに接合したヘテロ接合構造を有する窒化物半導体薄膜をエピタキシャル成長させる窒化物半導体薄膜の製造方法において、 前記金属をストイキオメトリ条件を越えて過剰に供給する金属過剰供給工程と、 該金属過剰供給工程で前記基板上に析出した前記金属からなるドロップレットを、前記活性窒素種をストイキオメトリ条件に達するまで供給することによって窒化物半導体に転換するドロップレット転換工程と、を含むものである。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、基板上に取り込まれ量の異なる2種類以上の元素から組成される金属と活性窒素種とを供給して反応させることにより、前記基板上にバンドギャップの狭い窒化物半導体をバンドギャップの広い窒化物半導体で挟んだ量子井戸構造を有する窒化物半導体薄膜をエピタキシャル成長させる窒化物半導体薄膜の製造方法において、前記金属をストイキオメトリ条件を越えて過剰に供給する金属過剰供給工程と、該金属過剰供給工程で前記基板上に析出した前記金属からなるドロップレットを、前記活性窒素種をストイキオメトリ条件に達するまで供給することによって窒化物半導体に転換するドロップレット転換工程と、を含むものである。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、前記金属過剰供給工程で前記金属のみが供給されるものである。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、前記基板の温度が、前記金属の脱離温度以下に設定されるものである。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、前記金属と前記活性窒素種との供給比率が、エピタキシャル成長した窒化物半導体薄膜の表面形状を反射高速電子線回折を用いて調べることによって制御されるものである。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、前記活性窒素種の供給を開始してから前記ドロップレットが全て消えるまでの回復時間を測定することにより、前記活性窒素種の供給量を継続監視するものである。
本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、金属と活性窒素種との供給比率を、ストイキオメトリ条件を越えて金属が過剰な条件、という相当に広い領域内で保持すれば足りる。従って、金属と活性窒素種との供給比率を、ストイキオメトリ条件ちょうど、またはストイキオメトリ条件を挟んで僅かに金属過剰側の条件若しくは僅かに活性窒素種過剰側の条件、という非常に狭い領域内で保持する必要があった従来と比較すると、金属と活性窒素種との供給比率に厳密な制御が要求されず、制御が容易化する。また、常に金属が過剰な条件下で結晶を成長させるので、結晶品質や表面平坦性に優れた薄膜が安定して得られる。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、窒化物半導体薄膜がヘテロ接合構造を有するので、各種デバイスへの適用可能性が広がる。また、相分離を引き起こす原因となるドロップレットを窒化物半導体に転換することによってヘテロ接合構造を形成するので、窒化物半導体の組成が均一となって相分離が生じにくい。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、窒化物半導体薄膜が量子井戸構造を有するので、各種デバイスへの適用可能性が広がる。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、金属過剰供給工程で金属のみが供給されるので、金属と活性窒素種との供給比率を容易に制御することができる。また、常に金属が過剰な条件下で結晶を成長させるので、結晶品質や表面平坦性に優れた薄膜が安定して得られる。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、基板の温度が金属の脱離温度以下に設定されるので、成長した窒化物半導体薄膜から金属が脱離してその厚みに影響を及ぼすことがない。従って、窒化物半導体薄膜の厚みを正確に制御することができる。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、金属と活性窒素種との供給比率が、窒化物半導体薄膜の表面形状を反射高速電子線回折を用いて調べることによって制御されるので、窒化物半導体薄膜の表面からドロップレットが完全に消えてストイキオメトリ条件に達したことを容易且つ確実に捕捉することができる。
また、本発明に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、活性窒素種の供給を開始してからドロップレットが全て消えるまでの回復時間を測定することにより、活性窒素種の供給量を継続監視するので、活性窒素種の供給量を正確に制御して、窒化物半導体薄膜の品質に対する信頼性を向上させることができる。
本発明の第1実施例における活性窒素種とインジウムの供給または供給停止の時間変化を示すタイムチャート。 第1実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法を説明するための説明図。 第1実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法を説明するための説明図。 第1実施例に係るストイキオメトリ条件Sについて説明するための説明図。 本発明の第2実施例における活性窒素種とインジウムの供給または供給停止の時間変化を示すタイムチャート。 第2実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法を説明するための説明図。 第2実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法を説明するための説明図。 本発明の第3実施例における活性窒素種とインジウムとガリウムの供給または供給停止の時間変化を示すタイムチャート。 第3実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法を説明するための説明図。 第3実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法を説明するための説明図。 第3実施例に係る量子井戸構造38について説明するための説明図。 本発明の第4実施例における活性窒素種とインジウムとガリウムの供給または供給停止の時間変化を示すタイムチャート。 第4実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法を説明するための説明図。 第4実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法を説明するための説明図。 従来の窒化物半導体薄膜の製造方法における金属と活性窒素種との供給比率について説明するための説明図。
まず、本発明の第1実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法の手順について説明する。第1実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、基板の上に窒化物半導体であるインジウムナイトライド(元素記号で「InN」)の薄膜を成長させるものである。本実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、いわゆるMBE法であって、融点以上の温度に熱せられたインジウム(元素記号で「In」)と、窒素ラジカルを含む活性窒素種(元素記号で「N,N,N 」)とを供給し、両者を反応させることによってインジウムナイトライドの結晶を基板上にエピタキシャル成長させる。ここで、図1は、第1実施例における活性窒素種とインジウムの供給または供給停止の時間変化を示すタイムチャートである。
第1実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法では、まず第1工程として、基板10の温度をインジウムの脱離温度以下に設定した状態で、図1及び図2Aに示すように、基板10の上にインジウム11と活性窒素種12とを所定時間に渡って同時に供給する。この時、インジウム11と活性窒素種12との供給比率を、図4に示すようにストイキオメトリ条件Sを越えてインジウムが過剰となる領域13に設定して両者を供給する(金属過剰供給工程)。このようにインジウム11が過剰な条件での供給を行うと、活性窒素種12とインジウム11の一部とが反応することにより、図2Bに示すように、基板10の上にインジウムナイトライド層14が成長する。そして、このインジウムナイトライド層14の上には、活性窒素種12と反応しなかった余剰のインジウム11が析出することにより、インジウムドロップレット15が発生する。
尚、本発明において基板10とは、例えばGaN,AlN,Si,ZnO,SiC,サファイア等からなるものであって、その表面にGaN,AlN,またはそれらの混晶を予め成長させたものも含んだ概念である。また、本発明において脱離温度とは、窒化物半導体から金属が脱離する温度を意味する。また、本発明において活性窒素種12とは、反応性のある窒素元素のことを意味し、電荷を帯びたイオンであるNや、電気的には中性であるが反応性を有するNやN 等を意味する。また、本発明においてストイキオメトリ条件Sとは、ある化合物を構成する原子数の比が化学式通りの比である状態を意味する。また、本実施例ではインジウム11と活性窒素種12との供給比率の制御は、成長したインジウムナイトライド層14の表面形状を反射高速電子線回折(以下、「RHEED」と呼ぶ)を用いて調べることによって行う。このRHEEDは、電子線を試料表面で反射させた時のストリークパターンを観察するものであって、本実施例では薄いストリークパターンが得られることをもって、インジウムナイトライド層14の表面にインジウムドロップレット15が発生している、すなわちインジウム11がストイキオメトリ条件Sを越えて過剰に供給されていると判断する。
次に、第2工程として、インジウムドロップレット15をインジウムナイトライドに転換する(ドロップレット転換工程)。具体的には、第1工程の終了後、図1及び図3Aに示すように、活性窒素種12のみを所定時間に渡って追加的に供給する。そして、基板10の上がストイキオメトリ条件Sに達した時点で活性窒素種12の供給を停止する。ここで、基板10の上がストイキオメトリ条件Sに達したことは、RHEEDにおいて前述のように薄いストリークパターンが得られる状態から、明瞭なストリークパターンが得られる状態へと変化する時点をもって、インジウムナイトライド層14の表面からインジウムドロップレット15が消えた、すなわちストイキオメトリ条件Sに達したと判断する。このようなドロップレット転換工程によれば、追加供給した活性窒素種12が、前述のように発生したインジウムドロップレット15と反応することにより、インジウムドロップレット15がインジウムナイトライドに変化する。これにより、図3Bに示すように、インジウムナイトライド層14の上に、インジウムドロップレット15が転換されてなるインジウムナイトライド層16が更に成長する。尚、本ドロップレット転換工程では、活性窒素種12を供給し始めてからインジウムドロップレット15が全て消えるまでの回復時間を測定することにより、活性窒素種12の供給量を継続監視している。これにより、活性窒素種12の供給量について信頼性を高めている。
このように、第1実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、図4に示すように、インジウム11と活性窒素種12との供給比率を、ストイキオメトリ条件Sを越えてインジウム11が過剰な条件、という相当に広い領域内で保持すれば足りる。従って、金属と活性窒素種との供給比率を、図15Aに示すように、ストイキオメトリ条件Sちょうど若しくはストイキオメトリ条件Sより僅かに金属が過剰に供給される条件、という非常に狭い領域70で保持する必要があった従来と比較すると、インジウム11と活性窒素種12との供給比率に厳密な制御が要求されず、制御が容易化するという利点がある。また、常にインジウム11が過剰な条件下で結晶を成長させるので、結晶品質や表面平坦性に優れた薄膜が安定して得られるという利点もある。更に、RHEEDにおいて薄いストリークパターンから明瞭なストリークパターンへと変化する時点を判断すればよいので、基板10の上がストイキオメトリ条件Sに達したことを容易且つ確実に捕捉できるという利点がある。また、基板10の温度がインジウム11の脱離温度以下に設定されるので、成長したインジウムナイトライド層14,16からインジウム11が脱離して、その厚みに影響を及ぼすことがない。従って、インジウムナイトライド層14,16の厚みを正確に制御できるという利点がある。
次に、本発明の第2実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法の手順について説明する。第2実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、MBE法によって基板の上にインジウムナイトライドの薄膜を成長させる点では第1実施例と同様であるが、活性窒素種の供給方法が第1実施例とは異なっている。ここで、図5は、第2実施例における活性窒素種とインジウムの供給または供給停止の時間変化を示すタイムチャートである。
第2実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法では、まず第1工程として、基板の温度をインジウムの脱離温度以下に設定した状態で、図5及び図6Aに示すように、基板20の上にインジウム21のみを所定時間に渡って供給する(金属過剰供給工程)。このように、インジウム21が究極に過剰な条件すなわちインジウム21のみを供給すると、図6Bに示すように、基板20の上に、供給した全てのインジウム21がインジウムドロップレット22として析出する。
次に、第2工程として、インジウムドロップレット22をインジウムナイトライドに転換する(ドロップレット転換工程)。具体的には、第2工程の終了後、図5及び図7Aに示すように、活性窒素種23のみを所定時間に渡って供給する。そして、第1実施例と同様に、基板20の上がストイキオメトリ条件Sに達した時点で活性窒素種23の供給を停止する。このようなドロップレット転換工程によれば、供給した活性窒素種23が全てインジウムドロップレット22と反応することにより、インジウムドロップレット22が全てインジウムナイトライドに変化する。これにより、図7に示すように、ガリウムナイトライド層22の上に、インジウムドロップレット22が転換されてなる肉厚のインジウムナイトライド層24が成長する。
尚、本第2実施例についても、インジウム21と活性窒素種23との供給比率の制御にRHEEDを用いる点、基板20の上がストイキオメトリ条件Sに達したことをRHEEDで判断する手法、及び活性窒素種23を供給し始めてからインジウムドロップレット22が全て消えるまでの回復時間を測定することで活性窒素種23の供給量を継続監視している点、については第1実施例と同様である。
このように、第2実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、最初にインジウム21のみを供給し、その後に活性窒素種23のみを供給すればよいので、インジウム21と活性窒素種23の供給比率を容易に制御できるという利点がある。尚、その他、結晶品質や表面平坦性に優れた薄膜が安定して得られるという利点、基板20の上がストイキオメトリ条件Sに達したことを容易且つ確実に捕捉できるという利点、及びインジウムナイトライド層24の厚みを正確に制御できるという利点、については第1実施例と同様である。
次に、本発明の第3実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法の手順について説明する。第3実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、基板の上に、窒化物半導体であるインジウムガリウムナイトライド(元素記号で「InGaN」)とインジウムナイトライドとが層状に積み重なった薄膜を成長させるものである。本実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法も、第1実施例と同様にMBE法であって、融点以上の温度に熱せれらたインジウムと、ガリウム(元素記号で「Ga」)と、活性窒素種とを供給し、互いに反応させることによってインジウムガリウムナイトライド及びインジウムナイトライドの結晶を基板の上にエピタキシャル成長させる。ここで、図8は、第3実施例における活性窒素種とインジウムとガリウムの供給または供給停止の時間変化を示すタイムチャートである。
第3実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法では、まず第1工程として、基板の温度をインジウム及びガリウムの脱離温度以下に設定した状態で、図8及び図9Aに示すように、基板30の上にインジウム31とガリウム32と活性窒素種33とを所定時間に渡って同時に供給する。この時、金属の供給量すなわちガリウム32とインジウム31の供給量の合計が、活性窒素種33の供給量との関係においてストイキオメトリ条件Sを越えて過剰となるように設定される(金属過剰供給工程)。且つ、活性窒素種33の供給量が、ガリウム32のみの供給量との関係においてストイキオメトリ条件Sを越えて過剰となるように設定される。
この金属過剰供給工程によれば、金属のうちまずガリウム32が優先的に活性窒素種33と反応する。これは、ガリウム32とインジウム31とを比較すると、ガリウム32の方が活性窒素種33への取り込まれ量が多い、すなわちガリウム32の方が活性窒素種33と反応し易いからである。ここで、ガリウム32だけの供給量と活性窒素種33の供給量との関係において、活性窒素種33の供給量がストイキオメトリ条件Sを越えて過剰である場合、ガリウム32の全てと反応しても活性窒素種33はまだ反応し得る状態であるため、インジウム31の一部とも反応する。このようにインジウム31とガリウム32の両方が活性窒素種33と反応することにより、図9Bに示すように、基板30の上に、インジウムガリウムナイトライド層34が成長する。そして、このインジウムガリウムナイトライド層34の上には、活性窒素種33と反応しなかった余剰のインジウム31が析出することにより、インジウムドロップレット35が発生する。
次に、第2工程として、インジウムドロップレット35をインジウムナイトライドに転換する(ドロップレット転換工程)。具体的には、第2工程の終了後、図8及び図10Aに示すように、活性窒素種33のみを所定時間に渡って追加的に供給する。そして、第1実施例と同様に、基板30の上がストイキオメトリ条件Sに達した時点で活性窒素種33の供給を停止する。このようなドロップレット転換工程によれば、追加供給した活性窒素種33が、前述のように発生したインジウムドロップレット35と反応することにより、インジウムドロップレット35がインジウムナイトライドに変化する。これにより、図10Bに示すように、インジウムガリウムナイトライド層34の上に、インジウムドロップレット35が転換されてなるインジウムナイトライド層36が成長し、異なる半導体が接合したいわゆるヘテロ接合構造37が形成される。
また、その後に第1工程と第2工程とを繰り返し行い、図11に示すように、バンドギャップの狭いインジウムナイトライド層36をバンドギャップの広いインジウムガリウムナイトライド層34で厚み方向に両側から挟むことにより、いわゆる量子井戸構造38を形成することも可能である。この量子井戸構造38は、電子の閉じ込めによって発光効率の改善を図ることができる構造として、量子井戸レーザ等に応用される。このようにして量子井戸構造38を形成すれば、インジウムガリウムナイトライド層34の組成比率を決定するためにインジウム31とガリウム32の供給比率を制御する必要はあるものの、金属全体として活性窒素種33との供給比率を厳密に制御する必要はない。従って、量子井戸構造38を形成するために、インジウム31とガリウム32と活性窒素種33の供給比率を厳密に制御してインジウムガリウムナイトライド層34を形成し、更にインジウム31と活性窒素種33との供給比率を厳密に制御してインジウムナイトライド層36を形成する場合と比較すれば、成長制御を容易化することができるという利点がある。
尚、本第3実施例についても、インジウム31とガリウム32と活性窒素種33との供給比率の制御にRHEEDを用いる点、基板30の上がストイキオメトリ条件Sに達したことをRHEEDで判断する手法、及び活性窒素種33を供給し始めてからインジウムドロップレット35が全て消えるまでの回復時間を測定することで活性窒素種33の供給量を継続監視している点、については第1実施例と同様である。
このように、第3実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、ガリウム32とインジウム31と活性窒素種33との供給比率を、金属の供給量が活性窒素種33の供給量との関係においてストイキオメトリ条件Sを越えて過剰な範囲であって、且つ、活性窒素種33の供給量がガリウム32のみの供給量との関係においてストイキオメトリ条件Sを越えて過剰な範囲、という相当に広い領域内で保持すれば足りる。従って、金属と活性窒素種33との供給比率を、図15Bに示すようにストイキオメトリ条件Sちょうど若しくはストイキオメトリ条件Sより僅かに活性窒素種が過剰に供給される条件という非常に狭い領域80で保持する必要があった従来と比較すると、ガリウム32とインジウム31と活性窒素種33との供給比率に厳密な制御が要求されず、制御が容易化するという利点がある。また、この第3実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、前述のように相分離を引き起こす原因となるインジウムドロップレット35をインジウムナイトライド層36に転換するので、インジウムガリウムナイトライド層34の組成が均一となって相分離が生じにくく、且つ、転換したインジウムナイトライド層36を量子井戸構造38の一部として使用することができるという利点もある。尚、その他、結晶品質や表面平坦性に優れた薄膜が安定して得られるという利点、基板30の上がストイキオメトリ条件Sに達したことを容易且つ確実に捕捉できるという利点、及びインジウムナイトライド層36の厚みを正確に制御できるという利点、については第1実施例と同様である。
次に、本発明の第4実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法の手順について説明する。第4実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法は、MBE法によって基板の上にインジウムガリウムナイトライドとインジウムナイトライドとのへテロ接合構造を有する薄膜を成長させる点では第3実施例と同様であるが、活性窒素種の供給方法が第3実施例とは異なっている。ここで、図12は、第4実施例における活性窒素種とインジウムとガリウムの供給または供給停止の時間変化を示すタイムチャートである。
第4実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法では、まず第1工程として、基板の温度をインジウム及びガリウムの脱離温度以下に設定した状態で、図12及び図13Aに示すように、基板40の上に金属のみをすなわちインジウム41とガリウム42だけを所定時間に渡って同時に供給する(金属過剰供給工程)。このように、金属が究極に過剰な条件、インジウム41とガリウム42だけを供給すると、図13Bに示すように、基板40の上に、供給した全てのインジウム41とガリウム42が、インジウムドロップレット43とガリウムドロップレット44としてそれぞれ析出する。
次に、第2工程として、インジウムドロップレット43とガリウムドロップレット44をインジウムナイトライドとガリウム42ナイトライドとにそれぞれ転換する(ドロップレット転換工程)。具体的には、第2工程の終了後、図12及び図14Aに示すように、活性窒素種45のみを所定時間に渡って供給する。そして、第1実施例と同様に、基板40の上がストイキオメトリ条件Sに達した時点で活性窒素種45の供給を停止する。このようなドロップレット転換工程によれば、供給した活性窒素種45に対しては、前述のようにガリウム42とインジウム41の取り込まれ量の違いによってガリウム42が優先的に反応する。従って、活性窒素種45の供給を開始した当初は、供給した活性窒素種45は全てガリウムドロップレット44と反応し、ガリウムドロップレット44が徐々に消えるとともに、図14Aに示すように、基板40の上に、ガリウムドロップレット44が転換されてなるガリウムナイトライド層46が成長する。一方、このガリウムナイトライド層46の上には、活性窒素種45と未反応のインジウムドロップレット43がそのまま残存する。
その後、このドロップレット転換工程で更に活性窒素種45の供給を続けると、ガリウムドロップレット44の全てがガリウムナイトライド層46に転換され、次にガリウムナイトライド層46の上に残存したインジウムドロップレット43が活性窒素種45と反応し始める。これに伴い、インジウムドロップレット43が徐々に消えるとともに、図14Bに示すように、ガリウムナイトライド層46の上に、インジウムドロップレット43が転換されてなるインジウムナイトライド層47が成長する。これにより、ガリウムナイトライド層46とインジウムナイトライド層47とが接合したいわゆるヘテロ接合構造48が形成される。
尚、本第4実施例についても、インジウム41とガリウム42と活性窒素種45との供給比率の制御にRHEEDを用いる点、基板40の上がストイキオメトリ条件Sに達したことをRHEEDで判断する手法、及び活性窒素種45を供給し始めてからインジウムドロップレット43及びガリウムドロップレット44が全て消えるまでの回復時間を測定することで活性窒素種45の供給量を継続監視している点、については第1実施例と同様である。
このように、第4実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によれば、最初にインジウム41とガリウム42だけを供給し、その後に活性窒素種45のみを供給すればよいので、金属と活性窒素種45との供給比率を容易に制御できるという利点がある。尚、その他、結晶品質や表面平坦性に優れた薄膜が安定して得られるという利点、基板40の上がストイキオメトリ条件Sに達したことを容易且つ確実に捕捉できるという利点、及びガリウムナイトライド層46やインジウムナイトライド層47の厚みを正確に制御できるという利点、については第1実施例と同様である。
尚、第1実施例と第2実施例では、活性窒素種12,23と反応させる金属としてインジウム11,21を例に説明したが、3B族に属する他の金属元素、例えばガリウムやアルミニウム等であってもよいし、3B族以外の他の金属元素であってもよい。また、第3実施例と第4実施例では、活性窒素種33,45と反応させる金属をインジウム31,41とガリウム32,42の2種類の金属元素で組成する場合を例に説明した。しかし、この金属は少なくとも2種類の元素で組成されていれば足り、例えばインジウムとガリウムとアルミニウムの3種類の3B族元素によって金属を組成してもよいし、3B族以外の他の金属元素を含めてもよい。
尚、第1実施例〜第4実施例に係る窒化物半導体薄膜の製造方法によって作製される薄膜、特に第3実施例と第4実施例で作製されるヘテロ接合構造や量子井戸構造を有する薄膜は、各種デバイスの製造に適用することができる。
10 基板
11 インジウム
12 活性窒素種
14,16 インジウムナイトライド層(InN)
37 ヘテロ接合構造
38 量子井戸構造
S ストイキオメトリ条件

Claims (6)

  1. 基板上に取り込まれ量の異なる2種類以上の元素から組成される金属と活性窒素種とを供給して反応させることにより、前記基板上に組成の異なる窒化物半導体が互いに接合したヘテロ接合構造を有する窒化物半導体薄膜をエピタキシャル成長させる窒化物半導体薄膜の製造方法において、
    前記金属をストイキオメトリ条件を越えて過剰に供給する金属過剰供給工程と、
    該金属過剰供給工程で前記基板上に析出した前記金属からなるドロップレットを、前記活性窒素種をストイキオメトリ条件に達するまで供給することによって窒化物半導体に転換するドロップレット転換工程と、
    を含むことを特徴とする窒化物半導体薄膜の製造方法。
  2. 基板上に取り込まれ量の異なる2種類以上の元素から組成される金属と活性窒素種とを供給して反応させることにより、前記基板上にバンドギャップの狭い窒化物半導体をバンドギャップの広い窒化物半導体で挟んだ量子井戸構造を有する窒化物半導体薄膜をエピタキシャル成長させる窒化物半導体薄膜の製造方法において、
    前記金属をストイキオメトリ条件を越えて過剰に供給する金属過剰供給工程と、
    該金属過剰供給工程で前記基板上に析出した前記金属からなるドロップレットを、前記活性窒素種をストイキオメトリ条件に達するまで供給することによって窒化物半導体に転換するドロップレット転換工程と、
    を含むことを特徴とする窒化物半導体薄膜の製造方法。
  3. 前記金属過剰供給工程で前記金属のみが供給されることを特徴とする請求項1又は2に記載の窒化物半導体薄膜の製造方法。
  4. 前記基板の温度が、前記金属の脱離温度以下に設定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の窒化物半導体薄膜の製造方法。
  5. 前記金属と前記活性窒素種との供給比率が、エピタキシャル成長した窒化物半導体薄膜の表面形状を反射高速電子線回析を用いて調べることによって制御されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の窒化物半導体薄膜の製造方法。
  6. 前記活性窒素種の供給を開始してから前記ドロップレットが全て消えるまでの回復時間を測定することにより、前記活性窒素種の供給量を継続監視することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の窒化物半導体薄膜の製造方法。
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