JP3536056B2 - 液滴エピタキシーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方法 - Google Patents
液滴エピタキシーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方法Info
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Description
による窒化物半導体の量子ドットの形成方法に関し、さ
らに詳細には、GaN(窒化ガリウム)、InN(窒化
インジウム)あるいはAlN(窒化アルミニウム)など
の単結晶やこれらの混晶(InGaN、AlGaNな
ど)などによるIII−V族窒化物半導体の量子ドット
を形成する際に用いて好適な液滴エピタキシーによる窒
化物半導体の量子ドットの形成方法に関する。
は、GaN、InNあるいはAlNなどのIII−V族
窒化物半導体は、光デバイス材料や電子デバイス材料な
どとして極めて有用であると期待されている。
集積回路などへ応用する場合には、窒化物半導体の量子
構造として、直径が数十ナノメートル(nm)程度ある
いはそれ以下の球体形状や、一辺が数十ナノメートル
(nm)程度あるいはそれ以下の方体形状を備えた微小
な量子ドットを形成する必要がある。
キシーによりガリウム砒素(GaAs)の量子ドットを
形成する手法は提案されているが、現在までのところG
aN、InNあるいはAlNやInGaN、AlGaN
などの窒化物半導体の量子ドットを形成する手法は提案
されておらず、窒化物半導体の量子ドットを形成する手
法の案出が強く望まれているものであった。
うな従来の技術に対する強い要望に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、GaN、InNある
いはAlNやInGaN、AlGaNなどの窒化物半導
体の量子ドットを形成することのできる、液滴エピタキ
シーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方法を提供
しようとするものである。
に、本発明は、液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法であって、金属原料の表面エネル
ギーよりも低い表面エネルギーを持つ基板に該金属原料
を供給し、該基板上に結晶成長により金属液滴を形成す
る第一の処理と、上記第一の処理により上記金属液滴を
形成された上記基板上に窒素ソースを供給し、上記金属
液滴を窒化して窒化物半導体の量子ドットを形成する第
二の処理とを有するようにしたものである。
さらに、上記第二の処理により形成された窒化物半導体
の量子ドットを、所定の温度で所定の時間だけ熱処理す
る第三の処理とを有するようにしたものである。
窒化物半導体の量子ドットの形成方法であって、サファ
イアの基板に金属原料としてガリウムを供給し、該サフ
ァイアの基板上に結晶成長によりガリウムの金属液滴を
形成する第一の処理と、上記第一の処理により上記ガリ
ウムの金属液滴を形成された上記サファイアの基板上に
窒素ソースとしてアンモニアガスを供給し、上記ガリウ
ムの金属液滴を窒化して窒化物半導体の量子ドットとし
て窒化ガリウムの量子ドットを形成する第二の処理と、
上記第二の処理により形成された窒化ガリウムの量子ド
ットを、所定の温度で所定の時間だけ熱処理する第三の
処理とを有するようにしたものである。
金属原料の温度を600℃乃至1500℃に制御し、上
記基板の温度を−10℃乃至1500℃に制御し、上記
金属原料の堆積量を1×1017cm−2以下に制御す
ることにより、上記基板上に形成される上記金属液滴の
寸法および密度を制御することができる。
属原料を上記基板への供給する前に、予め異種原子を不
純物として上記基板へ照射することにより、上記金属液
滴の形成核位置および核密度を制御することができる。
上記金属液滴を形成された上記基板に窒素ソースを供給
し始めて上記金属液滴の表面のみを窒化させ、その後に
窒化中に温度を上げて結晶化を促進することができる。
上記金属液滴を形成された上記基板に窒素ソースを供給
し始めて上記金属液滴の表面のみを窒化させ、その後に
窒化中に温度を上げて結晶化を促進する際に、外部場を
加えて結晶化を促進することができる。
上記金属液滴を形成された上記基板に窒素ソースを供給
し始めて上記金属液滴の表面のみを窒化させ、その後に
窒化中に低温のままで外部場を加えて結晶化を促進する
ことができる。
ら温度を上げる際には、室温から300℃乃至1000
℃まで上げるようにしてもよい。
温度は、500℃乃至1500℃とすることができる。
する外部場を加えるようにしてもよい。
たはラジカル、あるいはそれらの組み合わせとすること
ができる。
することができる。
シリコン基板、石英基板、窒化ガリウム基板またはフッ
化カルシウム基板とすることができる。
カル、アンモニアまたはアンモニアラジカルとすること
ができる。
発明の液滴エピタキシーによる窒化物半導体の量子ドッ
トの形成方法の実施の形態の一例を詳細に説明するもの
とする。
は、本発明の液滴エピタキシーによる窒化物半導体の量
子ドットの形成方法の実施の形態の一例の概念説明図が
示されている。
(d)を参照しながら、本発明の液滴エピタキシーによ
る窒化物半導体の量子ドットの形成方法の実施の形態の
一例を詳細に説明する。
ットの形成方法においては、基板10上に窒化物半導体
の量子ドット14(図1(c)(d)参照)を形成する
ものである。
ドット14の原料となる、例えば、Ga(ガリウム)、
Al(アルミニウム)、インジウム(In)などのII
I族の金属(なお、本明細書においては、窒化物半導体
の量子ドット14の原料となる金属を「金属原料」と適
宜に称することとする。)を基板10上に三次元成長す
ることができるように、これらの金属原料の表面エネル
ギーよりも低い表面エネルギーを持つものとする。つま
り、金属原料の方が、基板10よりも表面エネルギーが
高くなるようにするものである。
低い表面エネルギーを持つ基板10としては、例えば、
基板10の原料(なお、本明細書においては、基板10
の原料を「基板原料」と適宜に称することとする。)と
してAl2O3(サファイア)、SiC(炭化シリコ
ン)、SiO2(石英)、GaN(窒化ガリウム)、C
aF2(フッ化カルシウム)などを用いたものがあげら
れる。
板上に堆積させようとする金属の表面エネルギーの方が
高ければ、系のエネルギーを最小にしようとする作用が
起こるために、当該基板上に堆積させようとする金属は
表面積を最小にするように球状に変化しながら成長す
る。なお、こうした成長様式をフォルマ−ウェーバ(V
olmer−Weber)様式(V−W様式)と称して
いる。
面エネルギーが高いので、微細な三次元構造を形成する
上で有利であり、上記した金属原料たるGa、Al、I
nなどの金属も、上記した基板原料たるAl2O3、S
iC、SiO2、GaN、CaF2などの半導体、絶縁
体に比較して表面エネルギーが高い。
としては、形成させる半導体と基板との格子定数整合性
と電子の閉じ込めという理由から、例えば、金属原料が
Gaである場合には基板原料をAlNとし、金属原料が
Alである場合には基板原料をCaF2とし、金属原料
がInである場合には基板原料をGaNとすることが好
ましい。
しては、上記したAl2O3基板、SiO2基板、Ga
N基板、CaF2基板などのヘテロ基板を用いることも
できる。
は、既存のSi集積回路やGaAs集積回路との集積化
可能という点で、サファイア基板、石英基板、窒化ガリ
ウム基板、フッ化カルシウム基板などを用いる場合より
も有効である。
て説明された基板10上に、金属原料として、例えば、
Ga、Al、InなどのIII族の金属を分子線エピタ
キシー(MBE)法あるいは有機金属気相成長(MOC
VD)法などにより供給することにより、基板10上に
結晶成長により金属液滴12を形成する。
えば、600℃乃至1500℃に制御し、基板10の温
度を所定の温度、例えば、−10℃乃至1500℃に制
御し、金属原料の堆積量を所定の堆積量、例えば、1×
1017cm−2以下に制御することにより、後述する
基板10上における金属原料の原子の結晶成長の原理に
基づいて、金属液滴12の寸法および密度を制御するこ
とができる。
例えば、金属原料がGaであり、基板10がCaF2で
ある場合には、金属原料の温度を800℃とし、基板1
0の温度を30℃とし、金属原料の堆積量を3×10
15cm−2とすることにより、金属液滴の寸法を7n
mに制御するとともに密度を1×106cm−1に制御
することができることが判明した。
ば、金属原料がAlであり、基板10がCaF2である
場合には、金属原料の温度を1060℃とし、基板10
の温度を350℃とし、金属原料の堆積量を7.3×1
015cm−2とすることにより、金属液滴の寸法を7
nmに制御するとともに密度を9×105cm−1に制
御することができることが判明した。
生成と不均一核生成とに大別することができる。以下、
均一核生成と不均一核生成とについて説明する。
際に均一核生成を用いる場合には、供給する金属原料の
温度はより低い方が、原子のマイグレーション(拡散)
のエネルギーが低いので原子同士が基板10上で合体す
る確率が減り、原子が基板10に到達した場所で核生成
するため、基板10上に高密度で金属液滴12を形成さ
せることができる。
エネルギーは基板10からもやりとりが可能であるの
で、基板10の温度を下げた方が基板10上に高密度で
金属液滴12を形成させることができる。
属原料の堆積量に依存している。即ち、基板10上のあ
る一点で核生成がおこり、その核が結晶成長して金属液
滴12が形成される場合には、金属液滴12の構造の寸
法は金属原料の堆積量で定まるものである。
同士が結晶成長中に合体したり、消滅したりするため、
個々の金属原料に対して金属液滴12の構造の寸法を厳
密に予想することはできない。
は、金属原料の堆積量を増加すると、金属液滴12の密
度は下がるがその寸法は大きくなる方向にあるため、量
子効果が顕著に現れるような微細な構造を高密度で形成
させる場合には、金属原料の堆積量を少なくして(例え
ば、金属原料の堆積量を1×1015cm−2程度にす
る。)、金属原料および基板10の温度を現実的な範囲
で下げるのが望ましい。
げる領域に関しては、金属原料の種類に応じて大きく異
なるが、例えば、CaF2基板上に金属原料としてGa
を供給する場合には、CaF2基板の温度を−10℃程
度とし、Gaの温度を800℃程度とする。また、Ca
F2基板上に金属原料としてAlを供給する場合には、
CaF2基板の温度を350℃程度とし、Alの温度を
1100℃程度とする。
いて説明すると、この不均一核生成においては上記した
均一核生成とは異なる核生成が行われる。
不純物を成長核として結晶成長が起こるものである。
配置してやれば、これら欠陥や不純物を中心として、後
述するような条件の下で核生成が実現可能となる。
核生成とでは、核生成の速度は不均一核生成の方が極め
て速いことが知られている。
10上に配置させた核の間に、均一核生成で新たな成長
核が生成されないようにするために、原子のマイグレー
ション・エネルギーをある程度高める必要がある。従っ
て、金属原料の温度および基板10の温度を高くする必
要がある。
温度を高くしすぎると、金属原料の再蒸発のため、核生
成がおこらなくなる。
および形成場所は基板10上の欠陥や不純物の個数およ
びその場所で決定され、金属液滴12の構造の寸法は、
金属原料の堆積量が多くなればなるほど大きくなる。
係数を「1」とすれば、単位面積あたりの金属原料の堆
積量を単位面積あたりの不純物核の個数で除算したもの
が、1個の金属液滴12がしめる原子数になる。
10としてCaF2基板を用いるとともに、金属原料と
してGaを用いた場合には、基板温度が30℃の場合に
核生成が行われるが、基板温度を200℃に上昇すると
Gaの再蒸発が顕著になって核生成が行われなくなる。
0としてCaF2基板を用いるとともに、金属原料とし
てAlを用いた場合には、基板温度が350℃の場合に
核生成が行われるが、基板温度を500℃に上昇すると
Alの再蒸発が顕著になって核生成が行われなくなる。
として電子ビームにより表面改質した領域を用い、基板
10としてCaF2基板を用いるとともに、金属原料と
してGaを用いた場合には、基板温度が500℃の場合
に核生成が行われるが、それ以上でもそれ以下でも核形
成を行うことが困難であることが明らかになった。
ては、Gaの温度は800℃とし、Alの温度は106
0℃とした。
め異種原子を不純物として基板10に照射することによ
って、金属液滴12の形成核位置および核密度を制御す
ることができるものである。
処理を終了すると、基板温度を金属液滴を形成させた温
度に維持したまま、窒素ソースとして窒素(N 2)、窒
素ラジカル(N*)、アンモニア(NH3)あるいはア
ンモニアラジカル(NH3 *)などを照射し始め、基板
10上に形成された金属液滴12の窒化を行う。
ことにより、窒化物半導体の量子ドット14が得られ
る。
するためには、基板温度を金属液滴を形成させた温度か
ら300℃乃至1000℃程度まで徐々に上昇させた
り、光、電子、イオンまたはラジカル、あるいはそれら
の組み合わせなどの外部場を加えればよい。
せによって適宜定める必要がある。例えば、サファイヤ
基板上のGaNでは、基板温度を300℃乃至600℃
程度に上昇させる。
成:図1(b)参照」の処理により基板10上に形成さ
せたGaなどの金属液滴12は、超高真空中で温度を上
げると表面拡散が顕著になって、それぞれの金属液滴1
2が合体して大きくなってしまい、金属液滴12の基板
10上における密度を下げたり、あるいは、せっかく形
成させた金属液滴12が膜になってしまったりする。
た窒素(N2)、窒素ラジカル(N *)、アンモニア
(NH3)あるいはアンモニアラジカル(NH3 *)な
どによる窒化プロセスを可能な限り低温で行う必要があ
る。
うだけでは、金属原料と窒素との結晶化のための化学エ
ネルギーや窒素の金属原料中への拡散のエネルギーが不
十分であるため、結晶性が不十分となって、発光デバイ
ス材料や電子デバイス材料として実際に用いるには十分
ではないと考えられる。
料との組み合わせにより大きく異なるが、例えば、金属
原料がGaであり、基板原料がCaF2である場合には
温度は30℃であり、金属原料がAlであり、基板原料
がCaF2である場合には温度は350℃である。)で
金属液滴12を形成された基板10に窒素を供給し始め
て、まず、金属液滴12の表面のみを窒化させておい
て、その後に窒化中に温度を上げて結晶化を促進した
り、温度は低いまま、または温度を上げながら光、電
子、イオンまたはラジカル、あるいはそれらの組み合わ
せなどの外部場を加えて結晶化を促進したりすることが
効果的であると考えられる。
はそれらの組み合わせが持つエネルギーを金属液滴12
に照射しながら該金属液滴12を窒化させることで、基
板10の温度を上昇させることなく結晶化に必要なエネ
ルギーを与えることが可能となる。
あるいはそれらの組み合わせなどの外部場を加えること
により期待される他の効果としては、光の場合には、光
学的に透明な基板10を用いれば金属のみに選択的にエ
ネルギーを加えることが可能であるため、低い基板温度
の場合は極めて表面拡散を抑制してサイズをほとんど変
化させずに結晶化が可能である。
断面積の小さな基板10を用いれば、上記した光の場合
と同様に、ほぼ金属のみに選択的にエネルギーを加える
ことが可能であるため、低い基板温度の場合は極めて表
面拡散を抑制してサイズをほとんど変化させずに結晶化
が可能である。
は、窒素ガスやアンモニアガスではなく、金属と反応性
の高い窒素ラジカルやアンモニアラジカルを用いること
により、化学反応の速度を上げることが可能であるた
め、窒素ガスやアンモニアガスを用いる場合と比較する
と、短時間かつ低温で結晶化が可能である。
照 上記した「(3)窒化(半導体化):図1(c)参照」
における窒化プロセスにより得られた窒化物半導体の量
子ドット14の高品質化のため、窒素(N2)、窒素ラ
ジカル(N*)、アンモニア(NH3)あるいはアンモ
ニアラジカル(NH3 *)の減圧あるいは大気雰囲気中
において、所定の温度、例えば、500℃乃至1500
℃程度の高温で所定の時間だけ熱処理を行う。
によって、適宜定める必要があるが、サファイヤ基板上
のGaNでは、1000℃程度の高温で熱処理を行う。
子、イオンまたはラジカル、あるいはそれらの組み合わ
せなどの外部場を加えながら行うようにしてもよく、そ
の場合には、プロセス温度の低温化や窒化物半導体の量
子ドット14へ選択的にエネルギーを加えられるという
効果がある。
4を500℃乃至1500℃程度の高温で熱処理する
と、窒化物半導体の量子ドット14の結晶の品質を向上
することができる。
1(c)参照」において説明したように、超高真空中で
加熱した場合には表面拡散が顕著になり、窒化物半導体
の量子ドット14の微細構造が実現不可能になるため、
大気中や減圧(超高真空中ではない)または加圧しなが
ら熱処理を行う必要がある。
して、Gaなどの金属原子と窒素ガスやアンモニアガス
などの分子および原子との衝突が顕著になり、表面拡散
を抑制しながら温度を上げることができるようになるた
め、良質の量子ドット構造を得ることができるようにな
る。
あるいはそれらの組み合わせ、さらには窒素ラジカルや
アンモニアラジカルを用いる理由に関しては、上記
「(3)窒化(半導体化):図1(c)参照」の窒化プ
ロセスにおいて説明したと同様の理由によるものである
ので、その詳細な説明は省略する。
半導体の量子ドット14を形成することができるもので
ある。
即ち、液滴エピタキシーにより窒化物半導体の量子ドッ
ト14としてGaN量子ドットを形成する実験ならびに
その実験結果について詳細に説明するものとする。
0としてAl2O3基板(サファイア基板)を用いると
ともに金属原料としてGaを用い、サファイア基板上に
Gaの金属液滴12を形成した後に、アンモニア(NH
3)ガスを照射してGaの金属液滴12を窒化して、窒
化物半導体の量子ドット14としてGaN量子ドットを
形成し、さらにこのGaN量子ドットを熱処理して、サ
ファイア基板上に良好なGaN量子ドットを作製するも
のである。
子線エピタキシー(GSMBE)法を用いて、サファイ
ア(0001)基板上にGaN量子ドットを形成させ
た。つまり、III族原料として固体ガリウム(Ga)
を用い、V族原料としてアンモニア(NH3)ガスを用
いた。
のフッ化水素水中で20分間の超音波洗浄を施し、窒素
(N2)ガスで乾燥させたものを用いた。
た後に、基板10の表面を真空中において超高速電子回
折(RHEED)法を用いて平坦な表面を示すパターン
が観測されるまで、800℃で加熱クリーニングした。
金属Ga分子線を1.5×1015cm−2だけ超高真
空中で基板10に供給して、基板10上にGaの金属液
滴12を形成した。
(NH3)ガスを供給しはじめて、金属液滴12の表面
のみを窒化させておいて、徐々に基板の温度を上げて行
き、最終的には600℃まであげ、基板10上に形成さ
れたGaの金属液滴12の窒化を行うとともに結晶化を
促進し、窒化物半導体の量子ドット14としてGaN量
子ドットを得た。
GaNの結晶化を示すリングパターンが表れるまで加熱
した。
の後に、基板10をGSMBE装置から取り出し、有機
金属気相堆積(MOCVD)装置内において、760T
orrの窒素(N2)とアンモニア(NH3)との混合
ガス雰囲気中で1000℃で10分間熱処理を行い、結
晶の高品質化を図った。
イア(0001)基板上に良質なGaN量子ドットが形
成された。
なったことの確認 RHEEDパターンは、GaNと同様の格子定数のリン
グパターンを示した。また、原子力間顕微鏡(AFM)
で金属液滴とは異なり、むしろGaNの安定化構造の六
角柱構造に近い構造を示した。従って、Gaが窒化され
てGaNになったものと認められる。
ルミネセンス(PL)が室温で赤く発光した(半導体は
発光するが、金属は発光しない)。
も小さいものの寸法は、直径が5nmであり、高さは2
nmであった。
と、図2(a)には、基板10の温度を最終的には60
0℃まで昇温した際に得られたGaN量子ドットの表面
のAFMの写真が示されている。また、図2(b)に
は、図2(a)に示されたGaN量子ドットの断面図が
示されている。
基板10の表面におけるGaN量子ドットの直径は約5
nm乃至20nmの範囲にあり、GaN量子ドットの高
さは約2nm乃至10nmである。
のグレイスケールで示されている各GaN量子ドットの
6角形の頂上の領域は、GaN量子ドットの形状が半球
状というよりも6角柱であることを示している。
EDの観察において見られたGaNの格子定数のリング
パターンは、AFMにおけるドットがGaN量子ドット
であることを示している。
aN量子ドットのPLスペクトルを示している。このス
ペクトルは、「浜松ホトニクスシステム6551」によ
って測定されたものであり、検出器は赤色領域を高感度
に感知するものである。PLのピークエネルギーは2.
5eVであり、このGaN量子ドットは明るい赤色発光
を示している。
ドットの結晶化が十分でないことに起因するものと考え
られる。即ち、600℃までの昇温では、液滴エピタキ
シーにおけるGaNの結晶化には十分ではないものと考
えられる。
で良好なGaN量子ドットが形成できたことの確認 液体窒素温度(77K)でGaN薄膜よりも、高エネル
ギー側にPLのピークがシフトした。即ち、電子の量子
閉じこめ効果が確認できた。
GaN量子ドットを1000℃で熱処理する前(bef
ore)と熱処理した後(after)とのPLスペク
トルが示されている。これらのスペクトルは、77Kに
おいて紫外感知光電子増倍管を使用して測定された。
比較すると、1000℃で熱処理の前においては3eV
の光エネルギーの周辺で広くかつ低いピークがあり、そ
の一方で、1000℃で熱処理の後においては3.58
eVにおいて強いピークが表れている。
トの結晶の品質が、1000℃で熱処理によって改善さ
れた結果である。
膜と、図2(a)に示すGaN量子ドットを1000℃
で熱処理した後のGaN量子ドットとに関して、77K
におけるPLスペクトルの比較を示している。
aN膜は3.45eVにバンド間発光のピークがある
が、一方、GaN量子ドットは3.58eVにピークが
あり、GaN量子ドットでは液体窒素温度(77K)で
GaN薄膜よりも高エネルギー側にPLのピークがシフ
トしている。
eVのブルーシフトは、量子ドットの形成による量子化
されたシフトエネルギーであると考えられる。
aを用いて窒化物半導体の量子ドット14としてGaN
量子ドットを得るようにしたものであるが、金属原料と
してAlを用いた場合には窒化物半導体の量子ドット1
4としてAlN量子ドットが得られ、金属原料としてI
nを用いた場合には窒化物半導体の量子ドット14とし
てInN量子ドットが得られる。また、金属原料として
Ga、Al、Inを適宜に混合して用いた場合には、こ
れらの混晶が得られる。
は、SiO2やGaNなどのほかにも、原理的に多くの
材料が考えられる。
しては、窒素ラジカルやアンモニアラジカルを用いた
り、圧力を変化させてもよく、また、高温での熱処理に
関しては、単に温度を上げるだけでなく、光、電子、イ
オンまたはラジカル、あるいはそれらの組み合わせなど
の外部場を加えるようにしてもよい。
ているので、基板上にGaN、InNあるいはAlNな
どの窒化物半導体の量子ドットを形成することができる
という優れた効果を奏する。
ットを形成するためのプロセスを示す説明図であり、
(a)は「基板」を示し、(b)は「金属液滴の形成」
を示し、(c)は「窒化(半導体化)」を示し、(d)
は「熱処理(高品質化)」を示す。
ドットを示し、(a)は基板の温度を最終的には600
℃まで昇温した際に得られたGaN量子ドットの表面の
AFMの写真であり、(b)は(a)に示されたGaN
量子ドットの断面図である。
トのPLスペクトルを示すグラフである。
1000℃で熱処理する前(before)と熱処理し
た後(after)とのPLスペクトルを示すグラフで
あり、(b)は300nmの厚さのGaN膜と図2
(a)に示すGaN量子ドットを1000℃で熱処理し
た後のGaN量子ドットとの77KにおけるPLスペク
トルを示すグラフである。
Claims (19)
- 【請求項1】 液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法であって、 金属原料の表面エネルギーよりも低い表面エネルギーを
持つ基板に該金属原料を供給し、該基板上に結晶成長に
より金属液滴を形成する第一の処理と、 前記第一の処理により前記金属液滴を形成された前記基
板上に窒素ソースを供給し、前記金属液滴を窒化して窒
化物半導体の量子ドットを形成する第二の処理とを有
し、 前記第一の処理は、前記金属原料を前記基板への供給す
る前に、予め異種原子を不純物として前記基板へ照射す
ることにより、前記金属液滴の形成核位置および核密度
を制御するものである液滴エピタキシーによる窒化物半
導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項2】 液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法であって、 サファイアの基板に金属原料としてガリウムを供給し、
該サファイアの基板上に結晶成長によりガリウムの金属
液滴を形成する第一の処理と、 前記第一の処理により前記ガリウムの金属液滴を形成さ
れた前記サファイアの基板上に窒素ソースとしてアンモ
ニアガスを供給し、前記ガリウムの金属液滴を窒化して
窒化物半導体の量子ドットとして窒化ガリウムの量子ド
ットを形成する第二の処理と、 前記第二の処理により形成された窒化ガリウムの量子ド
ットを、所定の温度で所定の時間だけ熱処理する第三の
処理とを有し、 前記第一の処理は、前記金属原料を前記基板への供給す
る前に、予め異種原子を不純物として前記基板へ照射す
ることにより、前記金属液滴の形成核位置および核密度
を制御するものである液滴エピタキシーによる窒化物半
導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項3】 液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法であって、 金属原料の表面エネルギーよりも低い表面エネルギーを
持つ基板に該金属原料を供給し、該基板上に結晶成長に
より金属液滴を形成する第一の処理と、 前記第一の処理により前記金属液滴を形成された前記基
板上に窒素ソースを供給し、前記金属液滴を窒化して窒
化物半導体の量子ドットを形成する第二の処理とを有
し、 前記第二の処理は、低温で前記金属液滴を形成された前
記基板に窒素ソースを供給し始めて前記金属液滴の表面
のみを窒化させ、その後に窒化中に温度を上げて結晶化
を促進するものである液滴エピタキシーによる窒化物半
導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項4】 液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法であって、 サファイアの基板に金属原料としてガリウムを供給し、
該サファイアの基板上に結晶成長によりガリウムの金属
液滴を形成する第一の処理と、 前記第一の処理により前記ガリウムの金属液滴を形成さ
れた前記サファイアの基板上に窒素ソースとしてアンモ
ニアガスを供給し、前記ガリウムの金属液滴を窒化して
窒化物半導体の量子ドットとして窒化ガリウムの量子ド
ットを形成する第二の処理と、 前記第二の処理により形成された窒化ガリウムの量子ド
ットを、所定の温度で所定の時間だけ熱処理する第三の
処理とを有し、 前記第二の処理は、低温で前記金属液滴を形成された前
記基板に窒素ソースを供給し始めて前記金属液滴の表面
のみを窒化させ、その後に窒化中に温度を上げて結晶化
を促進するものである液滴エピタキシーによる窒化物半
導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項5】 液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法であって、 金属原料の表面エネルギーよりも低い表面エネルギーを
持つ基板に該金属原料を供給し、該基板上に結晶成長に
より金属液滴を形成する第一の処理と、 前記第一の処理により前記金属液滴を形成された前記基
板上に窒素ソースを供給し、前記金属液滴を窒化して窒
化物半導体の量子ドットを形成する第二の処理とを有
し、 前記第二の処理は、低温で前記金属液滴を形成された前
記基板に窒素ソースを供給し始めて前記金属液滴の表面
のみを窒化させ、その後に窒化中に低温のままで外部場
を加えて結晶化を促進するものである液滴エピタキシー
による窒化物半導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項6】 液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法であって、 サファイアの基板に金属原料としてガリウムを供給し、
該サファイアの基板上に結晶成長によりガリウムの金属
液滴を形成する第一の処理と、 前記第一の処理により前記ガリウムの金属液滴を形成さ
れた前記サファイアの基板上に窒素ソースとしてアンモ
ニアガスを供給し、前記ガリウムの金属液滴を窒化して
窒化物半導体の量子ドットとして窒化ガリウムの量子ド
ットを形成する第二の処理と、 前記第二の処理により形成された窒化ガリウムの量子ド
ットを、所定の温度で所定の時間だけ熱処理する第三の
処理とを有し、 前記第二の処理は、低温で前記金属液滴を形成された前
記基板に窒素ソースを供給し始めて前記金属液滴の表面
のみを窒化させ、その後に窒化中に低温のままで外部場
を加えて結晶化を促進するものである液滴エピタキシー
による窒化物半導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項7】 請求項1、請求項3または請求項5のい
ずれか1項に記載の液滴エピタキシーによる窒化物半導
体の量子ドットの形成方法において、さらに、 前記第二の処理により形成された窒化物半導体の量子ド
ットを、所定の温度で所定の時間だけ熱処理する第三の
処理とを有する液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法。 - 【請求項8】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5、請求項6または請求項7のいずれか1項
に記載の液滴エピタキシーによる窒化物半導体の量子ド
ットの形成方法において、 前記第一の処理は、前記金属原料の温度を600℃乃至
1500℃に制御し、前記基板の温度を−10℃乃至1
500℃に制御し、前記金属原料の堆積量を1×10
17cm−2以下に制御することにより、前記基板上に
形成される前記金属液滴の寸法および密度を制御するも
のである液滴エピタキシーによる窒化物半導体の量子ド
ットの形成方法。 - 【請求項9】 請求項1、請求項2、請求項7または請
求項8のいずれか1項に記載の液滴エピタキシーによる
窒化物半導体の量子ドットの形成方法において、 前記第二の処理は、低温で前記金属液滴を形成された前
記基板に窒素ソースを供給し始めて前記金属液滴の表面
のみを窒化させ、その後に窒化中に温度を上げて結晶化
を促進するものである液滴エピタキシーによる窒化物半
導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項10】 請求項3、請求項4、請求項7、請求
項8または請求項9のいずれか1項に記載の液滴エピタ
キシーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方法にお
いて、 前記第二の処理は、低温で前記金属液滴を形成された前
記基板に窒素ソースを供給し始めて前記金属液滴の表面
のみを窒化させ、その後に窒化中に温度を上げて結晶化
を促進する際に、外部場を加えて結晶化を促進するもの
である液滴エピタキシーによる窒化物半導体の量子ドッ
トの形成方法。 - 【請求項11】 請求項1、請求項2、請求項7または
請求項8のいずれか1項に記載の液滴エピタキシーによ
る窒化物半導体の量子ドットの形成方法において、 前記第二の処理は、低温で前記金属液滴を形成された前
記基板に窒素ソースを供給し始めて前記金属液滴の表面
のみを窒化させ、その後に窒化中に低温のままで外部場
を加えて結晶化を促進するものである液滴エピタキシー
による窒化物半導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項12】 請求項5、請求項6、請求項7、請求
項8、請求項10または請求項11のいずれか1項に記
載の液滴エピタキシーによる窒化物半導体の量子ドット
の形成方法において、 前記外部場は、光、電子、イオンまたはラジカル、ある
いはそれらの組み合わせであるものである液滴エピタキ
シーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項13】 請求項3、請求項4、請求項7、請求
項8、請求項9、請求項10または請求項12のいずれ
か1項に記載の液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法において、 前記第二の処理は、低温から温度を上げる際には、室温
から300℃乃至1000℃まで上げるものである液滴
エピタキシーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方
法。 - 【請求項14】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
項9、請求項10、請求項11、請求項12または請求
項13のいずれか1項に記載の液滴エピタキシーによる
窒化物半導体の量子ドットの形成方法において、 前記第三の処理における前記所定の温度は、500℃乃
至1500℃であるものである液滴エピタキシーによる
窒化物半導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項15】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項1
3または請求項14のいずれか1項に記載の液滴エピタ
キシーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方法にお
いて、 前記第三の処理は、熱処理する外部場を加えるものであ
る液滴エピタキシーによる窒化物半導体の量子ドットの
形成方法。 - 【請求項16】 請求項15に記載の液滴エピタキシー
による窒化物半導体の量子ドットの形成方法において、 前記外部場は、光、電子、イオンまたはラジカル、ある
いはそれらの組み合わせであるものである液滴エピタキ
シーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方法。 - 【請求項17】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項1
3、請求項14、請求項15または請求項16のいずれ
か1項に記載の液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法において、 前記金属原料は、III族の金属であるものである液滴
エピタキシーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方
法。 - 【請求項18】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項1
3、請求項14、請求項15、請求項16または請求項
17のいずれか1項に記載の液滴エピタキシーによる窒
化物半導体の量子ドットの形成方法において、 前記基板は、サファイア基板、炭化シリコン基板、石英
基板、窒化ガリウム基板またはフッ化カルシウム基板で
あるものである液滴エピタキシーによる窒化物半導体の
量子ドットの形成方法。 - 【請求項19】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項1
3、請求項14、請求項15、請求項16、請求項17
または請求項18のいずれか1項に記載の液滴エピタキ
シーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方法におい
て、 前記窒素ソースは、窒素、窒素ラジカル、アンモニアま
たはアンモニアラジカルであるものである液滴エピタキ
シーによる窒化物半導体の量子ドットの形成方法。
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