JP3000143B2 - 化合物半導体の製膜方法 - Google Patents

化合物半導体の製膜方法

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JP3000143B2 JP9694598A JP9694598A JP3000143B2 JP 3000143 B2 JP3000143 B2 JP 3000143B2 JP 9694598 A JP9694598 A JP 9694598A JP 9694598 A JP9694598 A JP 9694598A JP 3000143 B2 JP3000143 B2 JP 3000143B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化合物半導体の製
膜方法に関し、さらに詳しくは、青色半導体レーザなど
の発光素子として好適に使用することのできる、化合物
半導体の製膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体エレクトロニクス分野にお
いては、光記録等の高密度化などの目的から、青色発振
の半導体レーザが開発され、着目を浴びている。この青
色発振の半導体レーザは、「Jananese J.o
f Applied Physics」(Vol.3
0、No.10A、October、1991)の17
05〜1707頁、あるいは「J.of Crysta
l Growth」(98、1989)の209〜21
9頁に記載されているように、(0001)面サファイ
ア基板上に、窒化アルミニウム(AlN)や窒化ガリウ
ム(GaN)などのバッファ層を製膜した後、MOCV
D法などにより窒化ガリウム、あるいは窒化ガリウムア
ルミニウム(Ga1-X AlX N)を3〜12μm製膜し
て、エピタキシャル成長させた化合物半導体をデバイス
材料として用いることにより、製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして窒化ガリウムなどの化合物半導体を製造する
に当たっては、基板の格子定数と窒化ガリウムなどの化
合物半導体の格子定数とが異なるため、基板上に直接化
合物半導体を製膜してもエピタキシャル成長しないた
め、基板と化合物半導体との間にバッファ層を設ける必
要があった。このバッファ層として、上記のように、例
えば、窒化ガリウムと異なる窒化アルミニウムを用いる
場合には、窒化アルミニウムと窒化ガリウムとの製膜に
おいて反応ガスを切り替える必要があり、製膜操作が煩
雑化するという問題があった。さらに、バッファ層とし
て、例えば、化合物半導体と同じ窒化ガリウムを用いた
場合においても、バッファ層の製膜と実際の化合物半導
体の製膜とにおいては、製膜時の基板温度や反応ガスの
流量などが異なるため、両者の製膜時においてこれらを
調節する必要が生じ、前記同様に、製膜操作が煩雑化す
るという問題があった。
【0004】本発明の目的は、バッファ層を設けること
なく、簡易な方法でエピタキシャル成長させることが可
能な、化合物半導体の製膜方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、化合物半導体
を基板上にエピタキシャル成長させる化合物半導体の製
膜方法において、製膜中における基板温度を所定の割合
で上昇させて、前記基板上に直接化合物半導体をエピタ
キシャル成長させることを特徴とする、化合物半導体の
製膜方法である。
【0006】図2は、本発明の化合物半導体の製膜方法
によって製膜した、窒化ガリウム膜のX線回折(XR
D)パターンを示す図である。図3は、本発明の化合物
半導体の製膜方法によって製膜した、窒化ガリウム膜の
高速電子線回折(RHEED)パターンを示す図であ
る。図2及び3における窒化ガリウムは、製膜直前の基
板温度を500℃に設定し、基板温度上昇度を2℃/秒
に設定して、(0001)面サファイア基板上に約1.
2μm製膜したものである。
【0007】図2におけるX線回折パターンでは、窒化
ガリウムの(0002)面及び(0004)面からのピ
ーク、すなわち、c軸配向した窒化ガリウムからのピー
クのみが観測されている。また、図3においても、スト
リーク状の高速電子線回折パターンが観察されている。
したがって、図2及び3から明らかなように、例えば、
(0001)面サファイア基板上に、直接格子定数の異
なる窒化ガリウムを製膜した場合においても、エピタキ
シャル成長した窒化ガリウムを形成できることが分か
る。
【0008】本発明の方法を用いることにより、格子定
数の異なる基板上に化合物半導体を製膜した場合におい
て、バッファ層を設けなくともエピタキシャル成長した
化合物半導体を形成できる理由については、以下のよう
に考えることができる。すなわち、製膜中の基板温度上
昇度を所定の範囲に限定することにより、最初に製膜さ
れた膜が昇温過程でアニールされると同時に、再蒸発す
る現象と、その上への製膜過程とが同時に進行し、(0
001)面に配向した初期成長核上への製膜が可能にな
るためと考えられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を発明の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。本発明の化合物半導体の製
膜方法においては、製膜中の基板温度をほぼ一定の割合
で上昇させることが必要である。窒化物化合物半導体な
どの化合物半導体を、格子定数の異なる基板上にエピタ
キシャル成長させるためには、製膜直前の基板温度の上
限は670℃であることが好ましく、さらには600℃
であることが好ましい。同様に、製膜直前の基板温度の
下限は400℃であることが好ましく、さらには500
℃であることが好ましい。
【0010】また、製膜直前の基板温度の上限を670
℃とすることにより、格子定数の異なる基板上に化合物
半導体をエピタキシャル成長させた場合において、平滑
な表面を有する化合物半導体を得ることができる。図4
〜6は、(0001)面サファイア基板上に、基板温度
上昇度2℃/秒で窒化ガリウムをエピタキシャル成長さ
せた場合の表面特性を、製膜直前の基板温度に対して調
べたものである。図4に示す製膜直前の基板温度500
℃及び図5に示す製膜直前の基板温度600℃の場合に
おいては、比較的平滑な表面を有する窒化ガリウム膜を
得ることができるが、図6に示す製膜直前の基板温度7
00℃の場合においては、得られる窒化ガリウム膜の表
面が荒れていることが分かる。
【0011】さらに、窒化物化合物半導体などの化合物
半導体を、格子定数の異なる基板上にエピタキシャル成
長させるためには、本発明の基板温度上昇度の下限は
0.5℃/秒であることが好ましく、さらには1.0℃
/秒であることが好ましい。また、基板温度上昇度の上
限は、良好な結晶性を得るためには、3℃/秒であるこ
とが好ましく、さらに好ましくは2.5℃/秒である。
【0012】上述したような製膜直前の基板温度、及び
基板温度上昇度の基板温度の設定手段については、特に
限定されるものではなく、抵抗もしくはランプ加熱など
をPID制御で行う方法、及びカーボンサセプタの高周
波(100kHz〜13.56MHz)吸収による加熱
する方法などを使用することができる。後者の方法は、
PID制御することができないため、通常は、高周波入
力電力をパラメータとして、基板温度上昇の時間依存性
を調べた後、目的の基板温度上昇度が得られるような構
成曲線を作成して、ほぼ一定の基板温度上昇度を得る。
【0013】本発明の方法は、III −V族窒化物化合物
半導体及びIII −V族砒化物化合物半導体などの化合物
半導体に使用することができる。しかしながら、III −
V族窒化物化合物半導体において、本発明の目的を最も
よく達成することができる。III −V族窒化物化合物半
導体としては、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、窒化
ガリウムアルミニウム、及び窒化ガリウムインジウムな
どを例示することができる。
【0014】また、本発明における化合物半導体の製膜
は、有機金属化学堆積(MOCVD)法、分子線エピタ
キシー(MBE法)、水素輸送法、ホットウオール法な
どの汎用の方法を用いて製膜することができる。
【0015】本発明の製膜方法に用いることのできる基
板としては、(0001)面サファイア基板、炭化ケイ
素基板、シリコン基板及び砒化ガリウム基板などを例示
することができる。
【0016】以下、本発明の化合物半導体の製膜方法の
実施手順について説明する。図1は、本発明の製膜方法
を実施するための装置の一例としてのMOCVD装置を
示すものである。図1に示すMOCVD装置20は、基
板1を支持するためのカーボンからなる台座2を有して
おり、その直上には反応ガスを基板1の直上に導いて、
製膜を効率よく進行させるための内管4が設けられてい
る。また、MOCVD装置20の外周には基板1を加熱
するための高周波加熱コイル3が設けられており、この
高周波加熱コイルに電流を流すことによって発生した高
周波によって、台座2を加熱し、この台座2上に位置す
る基板1を間接的に加熱する。
【0017】さらに、MOCVD装置20のチャンバ壁
には、前記の基板加熱によって、チャンバ壁が不必要に
加熱されるのを防止すべく、冷却水入口5及び冷却水出
口6を通じて、冷却水を流せるようになっている。MO
CVD装置20の上方には、反応ガスを装置内部に導入
するためのガス導入口7及び8が設けられており、ま
た、MOCVD装置20の外部であって内管4の上方に
は、基板温度を測定するための赤外線放射温度計10が
設けられている。
【0018】化合物半導体として、例えば、窒化ガリウ
ムを製膜する場合は、ガリウム源としてトリメチルガリ
ウム(TMG)を用い、キャリアガスである窒素
(N2 )及び水素(H2 )と混合して、ガス導入口7よ
りMOCVD装置20内に導入する。一方、窒素源とし
てアンモニアガス(NH3 )を用い、前記同様に窒素及
び水素キャリアガスとともに、ガス導入口8より、MO
CVD装置20内に導入する。これらのガスは内管4内
において混合され、(0001)面サファイア基板など
からなる基板1の直上へ導入される。
【0019】なお、この原料ガスの供給のタイミングに
ついては、特に限定されるものではないが、前記基板温
度の上昇を開始する時に行なうことにより、より結晶性
の高い化合物半導体を得ることができる。
【0020】これらガスの流量は、使用するMOCVD
装置20のチャンバの大きさ及び排気口9からの排気能
力に依存して変化するが、NH3 /TMGガスのモル流
量比は、2000〜20000の範囲に設定することが
必要であり、NH3 ガス/キャリアガスの流量比は0.
1〜10の範囲に設定することが必要である。
【0021】製膜前の基板1の温度は、上述したよう
に、高周波加熱コイル3によって400〜670℃の範
囲に設定しておき、前述のようにして作成した基板温度
上昇度の構成曲線から、基板温度上昇度が1℃/秒以上
の所定の値となるように、高周波加熱コイル3に印加す
る電力値を適宜調節して、基板1を加熱する。なお、製
膜前の基板1の温度測定は、基板1が加熱されることに
よって放出する赤外線を、赤外線放射温度計10でモニ
ターすることによって行う。
【0022】製膜中のガス圧は、常に38〜760To
rrとなるように、排気口9から真空ポンプ(図示せ
ず)を用いて、MOCVD装置20のチャンバ内を排気
する。以上のような操作によって、約10〜180分間
反応を行うことにより、膜厚0.1〜5μmの窒化ガリ
ウム膜を、格子定数の異なる基板1上に製膜する。
【0023】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を具体的に
説明する。 実施例1〜7 図1に示すようなMOCVD装置20を用い、窒化ガリ
ウム膜の製膜を実施した。基板1としては、(000
1)面サファイア基板を用いた。ガリウム源としてチリ
メチルガリウムガスを使用し、窒素源としてアンモニア
ガスを使用した。1.3sccmの流量に設定したトリ
メチルガリウムガスを、窒素250sccm及び水素2
50sccmのキャリアガスとともに,ガス導入口7よ
りMOCVD装置20内に導入し、750sccmの流
量に設定したアンモニアガスを、窒素500sccm及
び水素250sccmのキャリアガス(アンモニアガス
/キャリアガスの流量比=1とともに,ガス導入口8よ
りMOCVD装置20内に導入し、内管4により基板1
の直上にまで上記反応ガスを導入した。
【0024】その後、発明の実施の形態で述べたような
手法にしたがって、製膜直前の基板温度及び基板温度上
昇度を表1に示す温度に設定し、MOCVD装置20内
の圧力を760Torrになるように排気口9で調節す
ることにより、反応を60分間実施して、約1.2μm
の窒化ガリウム膜を製膜した。得られた窒化ガリウム膜
に対してX線回折分析を行い、(0004)面からのピ
ーク強度のωモードFWHM(秒)を調べることによ
り、膜の結晶性を評価した。結果を表1に示す。
【0025】実施例8及び9 アンモニアガスをキャリアガスとともに5分間流した後
に、トリメチルガリウムガスをキャリアガスとともに導
入し、このトリメチルガリウムガスの導入と同時に基板
温度の上昇を開始して、原料ガスの導入と基板温度の上
昇開始とを同時に行わなかった以外は、実施例1及び3
と同様にして実施した。得られた窒化ガリウム膜に対し
てX線回折分析を行い、(0004)面からのピーク強
度のωモードFWHM(秒)を調べることにより、膜の
結晶性を評価した。結果を表1に示す。
【0026】比較例1 製膜直前の基板温度を1040℃とし、基板温度上昇度
を0℃/秒として、製膜中の基板温度を一定とした以外
は、上記実施例と同様にして窒化ガリウム膜を製膜し
た。得られらた窒化ガリウム膜の結晶性については、上
記同様にX線回折分析による(0004)面からのピー
ク強度のωモードFWHM(秒)を調べることにより実
施した。結果を表1に示す。
【0027】比較例2 1.3sccmの流量に設定したトリメチルガリウムガ
スを、窒素250sccm及び水素250sccmのキ
ャリアガスとともに,ガス導入口7よりMOCVD装置
20内に導入し、750sccmの流量に設定したアン
モニアガスを、窒素500sccm及び水素250sc
cmのキャリアガス(アンモニアガス/キャリアガスの
流量比=1とともに,ガス導入口8よりMOCVD装置
20内に導入し、内管4により(0001)面サファイ
ア基板1の直上にまで上記反応ガスを導入した。基板1
の温度を一定温度600℃に設定し、排気口9によりM
OCVD装置20内の圧力を760Torrと一定にし
て、反応を3分間行い、0.060μmの厚さの窒化ガ
リウムバッファ層を基板1上に形成した。
【0028】その後、この窒化ガリウムバッファ層上
に、比較例1と同様にして1.2μmの厚さの窒化ガリ
ウム膜を形成した。得られらた窒化ガリウム膜の結晶性
については、上記同様にX線回折分析による(000
4)面からのピーク強度のωモードFWHM(秒)を調
べることにより実施した。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1のωモードFWHM(秒)はその値が
小さい程、(0001)面の配向のゆらぎが小さく、結
晶性の高いことを示す。したがって、表1における実施
例1〜9及び比較例2から、本発明の製膜方法によって
製膜した化合物半導体である窒化ガリウム膜は、バッフ
ァ層を設けた場合と同等の高い(0001)面配向性を
示し、格子定数の異なる(0001)面サファイア基板
上においても、エピタキシャル成長していることが分か
る。また、比較例1に示すように、本発明の製膜方法と
異なり、製膜中の基板温度を一定にして窒化ガリウム膜
を、格子定数の異なる基板上に形成した場合には、(0
001)面配向性は全く見られず、エピタキシャル成長
していないことが分かる。さらに、実施例1〜7及び実
施例8、9より基板温度の上昇開始時に原料ガスを供給
することにより、より配向性の高い化合物半導体の得ら
れることが分かる。
【0031】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の製膜
方法を用いることにより、格子定数の異なる基板上に、
バッファ層を介さずに化合物半導体を製膜した場合にお
いても、エピタキシャル成長した化合物半導体薄膜を得
ることができる。したがって、バッファ層を形成と化合
物半導体の形成との間における反応ガスの切り替えや、
基板温度の再調節などの煩雑な操作が不要となるため、
極めて簡易な手法でエピタキシャル成長した化合物半導
体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化合物半導体の製膜方法において使用
可能なMOCVD装置の概要を示す図である。
【図2】本発明の製膜方法にしたがって製膜した窒化ガ
リウム膜のX線回折パターンを示す図である。
【図3】本発明の製膜方法にしたがって製膜した窒化ガ
リウム膜の高速電子線回折パターンを示す図である。
【図4】本発明の製膜方法にしたがって製膜した窒化ガ
リウム膜の、製膜直前の基板温度が500℃の場合にお
ける表面特性を示す写真である。
【図5】本発明の製膜方法にしたがって製膜した窒化ガ
リウム膜の、製膜直前の基板温度が600℃の場合にお
ける表面特性を示す写真である。
【図6】本発明の製膜方法にしたがって製膜した窒化ガ
リウム膜の、製膜直前の基板温度が700℃の場合にお
ける表面特性を示す写真である。
【符号の説明】
1 基板 2 台座 3 高周波加熱コイル 4 内管 5 冷却水入口 6 冷却水出口 7、8 ガス導入口 9 排気口 10 赤外線放射温度計 20 MOCVD装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−211620(JP,A) 特開 平5−283745(JP,A) 特開 平8−203837(JP,A) 特開 平9−186403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物半導体を基板上にエピタキシャル
    成長させる化合物半導体の製膜方法において、 製膜中における基板温度を所定の割合で上昇させて、前
    記基板上に直接化合物半導体をエピタキシャル成長させ
    ることを特徴とする、化合物半導体の製膜方法。
  2. 【請求項2】 前記基板温度の上昇開始時に、前記化合
    物半導体の原料ガスの供給を行なうことを特徴とする、
    請求項1に記載の化合物半導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 製膜直前の基板温度を400〜670℃
    に設定し、製膜中の基板温度上昇度を0.5℃/秒以上
    に設定することを特徴とする、請求項1又は2に記載の
    化合物半導体の製膜方法。
  4. 【請求項4】 前記基板温度上昇度は、1.0〜3℃/
    秒であることを特徴とする、請求項3に記載の化合物半
    導体の製膜方法。
  5. 【請求項5】 前記製膜直前の基板温度は、500〜6
    00℃であることを特徴とする、請求項3又は4に記載
    の化合物半導体の製膜方法。
  6. 【請求項6】 前記化合物半導体は、III −V族窒化物
    化合物半導体であることを特徴とする、請求項1〜5の
    いずれか一に記載の化合物半導体の製膜方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか一に記載の製膜
    方法を用いて、(0001)面のサファイア基板上に、
    バッファ層を介さずに、直接エピタキシャル成長により
    製膜されてなることを特徴とする、化合物半導体。
  8. 【請求項8】 前記化合物半導体は、III −V族窒化物
    化合物半導体であることを特徴とする、請求項7に記載
    の化合物半導体。
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