JP5340568B2 - 電磁調理器用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁誘導加熱を利用する電磁調理器で利用される、安価で使い捨て可能な容器に関する。
近年、電磁調理器が、ガス等の火を利用しない調理器として利用されている。加熱調理器による加熱の原理は次のとおりである。高周波が電磁調理器の載置面の下方に設けた磁力発生コイル部に流されると、渦電流が電磁調理器の載置面上の容器に発生し、容器は電気抵抗で加熱される。最終的に、容器内の内容物が加熱調理される。従って、加熱調理器による加熱に使用できる容器の素材は、ステンレス、鉄等の金属に限定され、使い捨て可能ではない。
そこで、底部材の底面部の内面にアルミニウム箔が貼着され、安価で使い捨て可能な電磁調理器用紙カップが検討された(例えば、特許文献1参照)。当該電磁調理器用紙カップは、紙カップが成形された後で、紙カップの底面部にアルミニウム箔が貼着されて製造される。当該電磁調理器用紙カップで固形物を含む被調理物が加熱されるとき、紙カップ底部と固形物の接触部分が過加熱され、焼け焦げが発生し得た。当該電磁調理器用紙カップで流動性が低い被調理物が加熱されるときも、同様の問題が発生した。
特開2006−320615号公報
本発明が解決しようとする課題は、被調理物の過加熱が防止される、安価で使い捨て可能な電磁調理器用容器の提供である。
本発明は、外側容器と内側容器からなる電磁調理器用容器であって、導電層が外側容器の少なくとも底面に設けられ、外側容器と内側容器の間に隙間が設けられ、外側容器は、紙層が外側、熱可塑性樹脂層(A)が内側となる容器形状の積層体の底面に導電層が貼着され、熱可塑性樹脂層(A)の内側表面及び前記導電層表面に別の熱可塑性樹脂層(B)が貼着されて構成されている、電磁調理器用容器である。
本発明の好ましい実施態様では、前記導電層が金属箔である
本発明の別の好ましい実施態様では、上記容器の内側容器が、(1)熱可塑性樹脂層、(2)金属層又は(3)熱可塑性樹脂層と金属層を含む積層体で構成される。
本発明の別の好ましい実施態様では、上記容器の内側容器の底面に穴が設けられている。
本発明の電磁調理器用容器は、外側容器と内側容器の間に加熱媒体を充填する隙間を有している。本発明の電磁調理器用容器の内側容器中の被調理物は、外側容器に直接接触せず、加熱媒体を介して加熱される。従って、本発明の電磁調理器用容器は、被調理物の過加熱を防止する。
以下、本発明の電磁調理器用容器の詳細を説明する。図1は、本発明の電磁調理器用容器の具体例の断面図である。電磁調理器用容器1は、外側容器2と、外側容器2の内側に重ねられる内側容器3からなる。外側容器2と内側容器3の間には隙間4が設けられる。被調理物は内側容器3に入れられ加熱される。電磁調理器用容器1で被調理物を加熱する前に、加熱媒体が隙間4に充填される。好ましい加熱媒体は水である。
内側容器3の底面は穿孔され得る。底面に穴が設けられた内側容器3が使用されて、液体成分が含まれる被調理物が調理される場合、被調理物の固形分は内側容器3内に残り、隙間4は被調理物の液体成分で充填される。
外側容器2の導電層の素材は限定されない。導電層の素材の具体例は、アルミニウム、鉄、ステンレス、銅、これらの金属からなる合金、カーボンである。
外側容器2は、熱可塑性樹脂層と紙層を含む積層体の底部に金属箔が貼着されて製造され得る。図2は、底部に金属箔が貼着された外側容器2の断面図である。紙層5が外側、熱可塑性樹脂層6が内側となる容器形状の積層体の底面に導電層である金属箔8が貼着され、熱可塑性樹脂層6の内側表面及び導電層である金属箔8表面に熱可塑性樹脂層7が貼着されている。熱可塑性樹脂層6及び7を構成する熱可塑性樹脂の具体例は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリカーボネート;ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン12、ナイロン6・66共重合体等のポリアミド;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンである。熱可塑性樹脂層は、熱可塑性樹脂の未延伸フィルム、1軸延伸フィルム又は2軸延伸フィルムである。金属箔を構成する金属は導電性を有し、特定の素材に限定されない。好ましい金属箔はアルミニウム箔である。
内側容器3は、(1)熱可塑性樹脂層、(2)金属層又は(3)熱可塑性樹脂層と金属層を含む積層体で構成される。内側容器の熱可塑性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂の具体例は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリカーボネート;ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン12、ナイロン6・66共重合体等のポリアミド;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンである。内側容器の金属層を構成する好ましい金属はアルミニウムである。
外側容器2及び内側容器3を構成する各層の貼着に使用される接着剤の具体例は、アルキド樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、硝化綿、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、アミノ樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂を含む接着剤である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
紙層が外側、未延伸ポリプロピレンフィルム(東セロ(株)製RXC-21)が内側となる容器形状の積層体の底面にアルミニウム箔(東洋アルミニウム(株)製)を貼着し、次いで、ポリプロピレン層の内側表面にポリエチレンテレフタレートフィルムを貼着して外側容器を作製した。更に、二軸延伸ポリプロピレンシート(東セロ(株)製OP-ME-1)をプラグ成形して内側容器を作製した。外側容器と内側容器を重ね合わせ、隙間に水を充填して、内側容器におでんを収容した。その後、容器を電磁調理器(National KZ-SMS32A 出力3kW)で加熱した。加熱開始から3分程度経過すると、隙間に充填された水が沸騰し始めた。加熱開始から20分経過時のおでんのスープの温度は約80℃であった。スープの温度を測定した後、容器を目視で観察した。容器に焦げは付着しておらず、融解している箇所は確認されなかった。
実施例2
内側容器の底面に穴を設ける以外、実施例1と同じ操作を行った。加熱開始から3分程度経過すると、おでんは沸騰した。加熱開始から20分経過時に、容器を目視で観察した。容器に焦げは付着しておらず、融解している箇所は確認されなかった。
比較例1
内側容器を使用せず、外側容器におでんを収容する以外、実施例1と同じ操作を行った。加熱開始から7分経過すると、外側容器とおでんの具が接触する部分に焦げが確認された。
本発明の電磁調理器用容器は、おでん、即席麺類、おかゆ等の、固形物と液体成分を含む即席食品を調理する容器として有用である。
電磁調理器用容器の具体例の断面図 外側容器の断面図
1…電磁調理器用容器、2…外側容器、3…内側容器、4…隙間、5…紙層、6…熱可塑性樹脂層、7…熱可塑性樹脂層、8…金属箔

Claims (4)

  1. 外側容器と内側容器からなる電磁調理器用容器であって、
    外側容器と内側容器の間に隙間が設けられ、
    外側容器は、紙層が外側、熱可塑性樹脂層(A)が内側となる容器形状の積層体の底面に導電層が貼着され、熱可塑性樹脂層(A)の内側表面及び前記導電層表面に別の熱可塑性樹脂層(B)が貼着されて構成されている、電磁調理器用容器。
  2. 前記導電層が金属箔である、請求項1に記載された電磁調理器用容器。
  3. 内側容器が、(1)熱可塑性樹脂層、(2)金属層又は(3)熱可塑性樹脂層と金属層を含む積層体で構成される、請求項1又は2に記載された電磁調理器用容器。
  4. 内側容器の底面に穴が設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載された電磁調理器用容器。
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