JP5340480B2 - ベッド - Google Patents

ベッド Download PDF

Info

Publication number
JP5340480B2
JP5340480B2 JP2012521313A JP2012521313A JP5340480B2 JP 5340480 B2 JP5340480 B2 JP 5340480B2 JP 2012521313 A JP2012521313 A JP 2012521313A JP 2012521313 A JP2012521313 A JP 2012521313A JP 5340480 B2 JP5340480 B2 JP 5340480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chair
bed
bottom member
support member
knee
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012521313A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011161928A1 (ja
Inventor
将平 塚田
洋平 久米
日出生 河上
徹 中村
敏秀 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012521313A priority Critical patent/JP5340480B2/ja
Publication of JPWO2011161928A1 publication Critical patent/JPWO2011161928A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5340480B2 publication Critical patent/JP5340480B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G5/00Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
    • A61G5/006Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs convertible to stretchers or beds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/002Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons having adjustable mattress frame
    • A61G7/015Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons having adjustable mattress frame divided into different adjustable sections, e.g. for Gatch position
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/10Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
    • A61G7/16Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto converting a lying surface into a chair
    • A61G7/165Chair detachable from bed

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

本発明は、車椅子とベッド本体部が合体して構成されるベッドに関する。
寝たきりの高齢者又は病人(以下、まとめて被介護者と略す。)の介護にあたり、車椅子からベッドへ移乗する被介護者の移乗作業は、介護者にとって大きな負担となっている。そこで、この負担を軽減するため、ベッドの一部を分離して車椅子へと変形することが可能な合体ベッドが存在する(例えば、特許文献1参照。)。
図8に従来の合体ベッド1を示す。合体ベッド1のベッド面は、側部床板2と、中央部床板3と、側部床板4との3枚より形成される。ベッド面を形成するためには、台車5の中央部床板3を、側部床板2と側部床板4との間のスペース3aへ移動させる必要がある。最初に、介護者は、回転機構1bを回転中心として、側部床板4をベッド本体1aの上方へ持ち上げる。
そして、介護者は、側部床板4をベッド本体1aの上方へ持ち上げた状態で、台車5(中央部床板3)をスペース3aへ移動させる。台車5をスペース3aに移動させた後、側部床板4を元の位置に戻すことで、合体ベッド1はベッド面を形成する。
また、合体ベッド1より分離した台車5は、車椅子として利用することもできる。その場合、中央部床板3を車椅子の座面とする。
図9は、台車5の側面図である。台車5は、中央部床板3の姿勢がフラット姿勢から座位姿勢へ簡易に変わるように、椅子用の姿勢変更機構を有する。ここで、中央部床板3は、背面部3bと、脚部3cと、底部3dとから構成される。椅子用の姿勢変更機構を用いて、底部3dを水平面とした状態で、背面部3bの傾きに連動して脚部3cが傾くことで、中央部床板3の姿勢がフラット姿勢から座位姿勢に変わる。そして、台車5を車椅子として利用することができる。
このような合体ベッド1の一部となる車椅子(台車5)は、フラット姿勢に変更することができるように、底部3dを水平面としている。しかし、車椅子の底部3dが水平面であると、被介護者の体のずれ落ちが起こり易くなる。
また、車椅子からの被介護者の体のずれ落ちへの対策として、車椅子の底部を傾けて、被介護者の体のずれ落ちを防止するフルリクライニング式の車椅子が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
図10は従来のフルリクライニング式の車椅子6の斜視図である。図10に示す車椅子6において、後座高(底部7bの背部7a側の高さ)より、前座高(底部7bの脹脛部7c側の高さ)の方が高くなるように、底部7bが傾いている。この底部7bの傾きによって、被介護者の体のずれ落ちを防止する。さらに、背部7aを倒して、連動リンク8で連結された底部7b、脹脛部7c、足置部7dの全てを同一水平面として、フラット姿勢に変更することもできる。
図11は、フラット姿勢の車椅子6の側面図である。連動リンク8を利用して、介護者は、車椅子6の姿勢を座位姿勢からフラット姿勢に容易に変更することができる。
このようなフルリクライニング式の車椅子6をベッド本体部に合体して、ベッドを形成することが考えられる。
また、被介護者を介護するための介護用ベッドとして、背上げ姿勢又は膝上げ姿勢に変更できるベッドが存在する。
実開平5−51330号公報 特開平10−52459号公報
介護用ベッドには、被介護者の食事等の作業のための背上げ姿勢へと姿勢を変更する機能と、被介護者の足のむくみ解消又は体のずれ落ちを防止するための膝上げ姿勢へと姿勢を変更する機能とが、必要である。しかしながら、従来の車椅子には、膝上げ姿勢に変更するための構造は存在していない。そのため、ベッド本体部に車椅子を合体させた合体ベッドでは、膝上げ姿勢に変更することができない。すなわち、たとえば、従来のフルリクライニング式車椅子の構造を有する車椅子6を、合体ベッドの一部にした場合、合体ベッドは膝上げ姿勢に変更できないという課題がある。なお、ここで、膝上げ姿勢とは、被介護者の臀部を水平面で支え、腿と脹脛を傾斜面で支え、股関節と膝関節とつま先とで三角形を形成する姿勢を指す。
本発明は、このような課題を解決するものであり、ベッド状態の際に膝上げ姿勢に姿勢変更することができ、かつ、車椅子状態の際に被介護者の体のずれ落ちを防止することができるベッドを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、以下のように構成している。
本発明の1つの態様によれば、車椅子とベッド本体部とを合体して構成されたベッド面を有して膝上げ姿勢に姿勢変更可能なベッドであって、
前記車椅子は、
椅子背ボトム部材と椅子腰ボトム部材と椅子膝ボトム部材と椅子脚ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された座面部と、
前記椅子背ボトム部材を支える椅子背支持部材と、前記椅子腰ボトム部材を支える椅子基台部と、前記椅子膝ボトム部材を支える椅子膝支持部材と、前記椅子脚ボトム部材を支える椅子脚支持部材と、を有し、
前記ベッド本体部は、
ベッド背ボトム部材とベッド腰ボトム部材とベッド膝ボトム部材とベッド脚ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された床面部と、
前記ベッド背ボトム部材を支えるベッド背面支持部材と、前記ベッド腰ボトム部材を支えるベッド基台部と、前記ベッド膝ボトム部材を支えるベッド膝面支持部材と、前記ベッド脚ボトム部材を支えるベッド脚面支持部材と、を有し、
前記車椅子と前記ベッド本体部が合体した状態では、
前記ベッド背ボトム部材と前記ベッド腰ボトム部材との間の関節部と、前記椅子背ボトム部材と前記椅子腰ボトム部材との間の関節部と、が同一直線上に並び、
前記ベッド腰ボトム部材と前記ベッド膝ボトム部材との間の関節部と、前記椅子腰ボトム部材と前記椅子膝ボトム部材のとの間の関節部と、が同一直線上に並び、
前記ベッド膝ボトム部材と前記ベッド脚ボトム部材との間の関節部と、前記椅子膝ボトム部材と前記椅子脚ボトム部材との間の関節部と、が同一直線上に並ぶ、
ベッドを提供する。
また、本発明の別の態様によれば、車椅子とベッド本体部とを合体して構成されたベッド面を有するベッドであって、
前記車椅子は、
椅子背ボトム部材と椅子腰ボトム部材と椅子膝ボトム部材と椅子脚ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された座面部と、
前記椅子背ボトム部材を支える椅子背支持部材と、前記椅子腰ボトム部材を支える椅子基台部と、前記椅子膝ボトム部材を支える椅子膝支持部材と、前記椅子脚ボトム部材を支える椅子脚支持部材と、を有し、
前記ベッド本体部は、
ベッド背ボトム部材とベッド腰ボトム部材とベッド膝ボトム部材とベッド脚ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された床面部と、
前記ベッド背ボトム部材を支えるベッド背面支持部材と、前記ベッド腰ボトム部材を支えるベッド基台部と、前記ベッド膝ボトム部材を支えるベッド膝面支持部材と、前記ベッド脚ボトム部材を支えるベッド脚面支持部材と、を有し、
前記車椅子は、前記椅子背支持部材の動きに連動して、前記椅子膝支持部材又は前記椅子膝支持部材の少なくとも一方を動かすリンク部を備え、
前記椅子背支持部材は、前記椅子腰ボトム部材と前記椅子背支持部材との連結部より下方へ伸びたアーム部材を有し、
前記リンク部は、前記椅子腰ボトム部材に回転可能に連結したカム部と、前記カム部の下端部と前記アーム部材とを繋ぐ連結部材と、を有し、
前記椅子背支持部材を起こして前記連結部材が前記カム部の下端部を前記椅子背支持部材の方向へ引っ張った状態では、前記カム部の上端部は前記椅子膝支持部材を押上げ、
前記椅子背支持部材を倒して前記連結部材が前記カム部の下端部を前記椅子脚支持部材の方向へ押した状態では、前記カム部の上端部は前記椅子脚支持部材を押下げる、
ベッドを提供する。

本発明のベッドは、車椅子とベッド本体部とが合体したベッド状態で、膝上げ姿勢に変更することができる。また、車椅子状態で、被介護者の体のずれ落ちを防止することができる。
本発明のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての実施形態に関連した次の記述から明らかになる。この図面においては、
図1は、本発明の1つの実施形態における分離したベッドの斜視図であり、 図2は、本実施形態における合体したベッドの斜視図であり、 図3Aは、本実施形態における座位姿勢での車椅子の側面図であり、 図3Bは、本実施形態における図3Aの座位姿勢での車椅子の椅子用第1屈曲部付近の拡大図であり、 図3Cは、本実施形態における図3Aの座位姿勢での車椅子の椅子用第3屈曲部付近の拡大図であり、 図4は、本実施形態におけるフラット姿勢での車椅子の側面図であり、 図5Aは、本実施形態における車椅子の座位姿勢の第1リンク部の部分側面図であり、 図5Bは、本実施形態における車椅子のフラット姿勢の第1リンク部の部分側面図であり、 図5Cは、本実施形態における車椅子の座位姿勢のガススプリング付近の部分側面図であり、 図5Dは、本実施形態における車椅子のフラット姿勢のガススプリング付近の部分側面図であり、 図5Eは、本実施形態における車椅子のガススプリングの椅子基台部への取付状態を示す部分側面図であり、 図6は、本実施形態における膝上げ姿勢及び背上げ姿勢でのベッドの斜視図であり、 図7Aは、本実施形態における膝上げ姿勢及び背上げ姿勢でのベッドの側面図であり、 図7Bは、フラット姿勢の状態での本実施形態におけるベッド本体部のリンク機構の概略側面図であり、 図7Cは、座位姿勢の状態での本実施形態におけるベッド本体部のリンク機構の概略側面図であり、 図8は、従来の車椅子を一部とするベッドの斜視図であり、 図9は、従来のベッドと合体する車椅子の側面図であり、 図10は、従来の座位姿勢での車椅子の側面図であり、 図11は、従来のフラット姿勢での車椅子の側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。
図1は、本発明の1つの実施形態における分離したベッドの斜視図である。ベッド11は、車椅子9とベッド本体部10とで構成されている。
まず、車椅子9は、座面部15と、椅子支持部材(椅子ガイド部材)14と、椅子基台部13と、走行輪12とで構成されている。
椅子支持部材14は、複数の椅子支持部材14a,14c,14d,14eと、椅子用屈曲部14j,14k,14m,14nとから構成される。
座面部15は、複数の板状の椅子ボトム部材(例えば、5個の椅子ボトム部材15a,15b,15c,15d,15e)を、連結部分(後述する関節部20b,20d,20f,20g)で屈曲自在に連結して構成される。また、複数の椅子ボトム部材は、患者又は被介護者など(以下、まとめて被介護者と略す。)の体に、それぞれ接触する部分である。
また、座面部15は、椅子背ボトム部材15aと、椅子腰ボトム部材15bと、椅子膝ボトム部材15cと、椅子脚ボトム部材(椅子脚第1ボトム部材15d、椅子脚第2ボトム部材15e)とで構成される。これらの部材のうち、隣接する部材同士は、薄肉部又はヒンジ部の連結部分を介して互いに屈曲自在に連結されている。薄肉部の連結部分としては、座面部15を主として構成する椅子背ボトム部材15aから椅子脚第2ボトム部材15eまでのそれぞれの厚さよりも薄い部分で形成するなどして、屈曲自在としている。椅子背ボトム部材15aは、被介護者の背中に接触する部分である。椅子腰ボトム部材15bは、被介護者の腰に接触する部分である。椅子膝ボトム部材15cは、被介護者の腿に接触する部分である。椅子脚第1ボトム部材15dは、被介護者の脚に接触する部分である。椅子脚第2ボトム部材15eは、被介護者の脚の踵に接触する部分である。これらの部材は、通常、クッション機能を有している。なお、椅子脚第2ボトム部材15eは、車椅子9が座位姿勢(車椅子状態)のとき、被介護者の足置となる。
なお、椅子腰ボトム部材15bと椅子膝ボトム部材15cとで、椅子座ボトム部材15hを構成する。
複数の椅子支持部材14a,14c,14d,14e及び椅子腰ボトム部材15bが、フリーの回転ジョイントで構成される椅子用屈曲部14j,14k,14m,14nを介して屈曲可能に連結されて椅子用の姿勢変更機構114を構成する。そして、この椅子用の姿勢変更機構114で、座面部15を姿勢変更させる。
椅子基台部13は、椅子支持部材14の屈曲動作を許容しつつ椅子支持部材14が連結された椅子腰ボトム部材15bを支持し、下部に4個の走行輪12を有する。これらの4個の走行輪12によって、車椅子9は移動する。本実施形態では、車椅子9には動力はなく、手押し式の車椅子としている。車椅子9は、看護師又は介護者など(以下、まとめて介護者と略す。)が椅子支持部材14に設けたハンドル43を押すことで、移動する。
走行輪12は、少なくとも一対、本実施形態では二対で4個、椅子基台部13の下部に回転自在に備えられて、椅子基台部13を移動自在に支えている。走行輪12は、地面(又は、車椅子9及びベッド本体部10の設置面)44上を走行可能としている。
車椅子9は、姿勢変更機構114によって姿勢変更が行われると、椅子支持部材14の姿勢変更に合わせて、座面部15の姿勢が変更される構成である。本実施形態では、車椅子9の座面部15を構成する板状の椅子ボトム部材15a,15b,15c,15d,15eを連結部分で自由に折れ曲がる構成としているため、座面部15は一定の姿勢を維持することはできない。座面部15は、車椅子9の椅子支持部材14によって支えられている。つまり、本実施形態では、座面部15は、椅子支持部材14の姿勢と連動して姿勢維持又は姿勢変更を行う構成である。
椅子支持部材14は、図3A〜図3Cに示すように、四角枠形状の椅子背支持部材(椅子背ガイド部材)14aと、四角枠形状の椅子膝支持部材(椅子膝ガイド部材)14cと、四角枠形状の椅子脚第1支持部材(椅子脚第1ガイド部材)14dと、四角枠形状の椅子脚第2支持部材(椅子脚第2ガイド部材)14eと、椅子用第1〜第4屈曲部14j,14k,14m,14nとで構成されている。ここで、椅子脚第1支持部材14dと椅子脚第2支持部材14eとで、椅子脚支持部材を構成している。4個の椅子用第1〜第4屈曲部14j,14k,14m,14nは、隣接する椅子支持部材同士又は椅子支持部材と椅子腰ボトム部材を、屈曲自在に連結する。
ここで、図3B及び図3Cに連結部の拡大図を示す。
図3Bに拡大図で示すように、椅子背ボトム部材15aと椅子腰ボトム部材15bとは、第1回転軸を介して関節部20bで連結され、椅子背支持部材14aと椅子腰ボトム部材15bとは、同じ第1回転軸を介して椅子用第1屈曲部14jで連結されている。また、図示は省略しているが、椅子腰ボトム部材15bと椅子膝ボトム部材15cとは、第2回転軸を介して関節部20dで連結され、椅子腰ボトム部材15bと椅子膝支持部材14cとは、同じ第2回転軸を介して椅子用第2屈曲部14kで連結されている。
また、図3Cに拡大図で示すように、椅子膝ボトム部材15cと椅子脚第1ボトム部材15dとは、第3回転軸を介して関節部20fで連結され、椅子膝支持部材14cと椅子脚第1支持部材14dとは、同じ第3回転軸を介して椅子用第3屈曲部14mで連結されている。また、図示は省略しているが、椅子脚第1ボトム部材15dと椅子脚第2ボトム部材15eは、第4回転軸を介して関節部20gで連結され、椅子脚第1支持部材14dと椅子脚第2支持部材14eは、同じ第4回転軸を介して椅子用第4屈曲部14nで連結されている。
また、椅子背支持部材(椅子背ガイド部材)14aは、椅子背ボトム部材15aを支持可能としている。椅子基台部13は、椅子腰ボトム部材15bを支持している。椅子膝支持部材(椅子膝ガイド部材)14cは、椅子膝ボトム部材15cを支持可能としている。椅子脚第1支持部材(椅子脚第1ガイド部材)14dは、椅子脚第1ボトム部材15dを支持可能としている。椅子脚第2支持部材14eは、椅子脚第2ボトム部材15eを支持可能としている。椅子背支持部材14aと椅子腰ボトム部材15bとは、椅子用第1屈曲部14jで屈曲自在に連結されている。椅子腰ボトム部材15bと椅子膝支持部材14cとは、椅子用第2屈曲部14kで屈曲自在に連結されている。椅子膝支持部材14cと椅子脚第1支持部材14dとは、椅子用第3屈曲部14mで屈曲自在に連結されている。椅子脚第1支持部材14dと椅子脚第2支持部材14eとは、椅子用第4屈曲部14nで屈曲自在に連結されている。また、椅子背支持部材14aの背面側の先端部には、ハンドル43が固定されている。
ここで、椅子腰ボトム部材15bと、椅子背支持部材14a及び椅子膝支持部材14cとが連結されているため、椅子ボトム部材15と椅子支持部材14とに、位置ずれは発生しない。
ここで、図4に示すフラット姿勢では、椅子背ボトム部材15aと、椅子腰ボトム部材15bと、椅子膝ボトム部材15cと、椅子脚第1ボトム部材15dと、椅子脚第2ボトム部材15eとは、ほぼ水平方向沿いの1つの平坦面を構成している。言い換えれば、椅子背支持部材14aと、椅子膝支持部材14cと、椅子脚第1支持部材14dと、椅子脚第2支持部材14eとは、ほぼ水平方向沿いの1つの平坦面を構成している。
また、図3Aに示す座位姿勢では、椅子背ボトム部材15a及び椅子背支持部材14aは、鉛直方向における上端が下端に対して後側(図3A左側)に位置するように、斜めに起立している。椅子腰ボトム部材15bは、ほぼ水平方向沿いに位置している。椅子膝ボトム部材15c及び椅子膝支持部材14cは、椅子腰ボトム部材15b側の端部が椅子脚第1ボトム部材15d側の端部よりも下方に位置するように、やや斜めに位置している。椅子脚第1ボトム部材15d及び椅子脚第1支持部材14dは、椅子膝ボトム部材15c側の端部から椅子脚第2ボトム部材15e側の端部に向けて斜め下向きとなるように、位置している。椅子脚第2ボトム部材15e及び椅子脚第2支持部材14eは、ほぼ水平方向、又は、椅子脚第1ボトム部材15d側の端部から椅子脚第2ボトム部材15eの先端に向けてやや斜め上向きとなるように、位置している。
さらに、車椅子9は、リンク部(第1リンク部21、第2リンク部22、足置連動リンク23)を有して、椅子背支持部材14aの動きに連動して椅子支持部材14c,14d,14eが動くように構成している。
図5A〜図5Eは、車椅子9の部分側面図である。図5A及び図5Bは、座位姿勢及びフラット姿勢の第1リンク部21の部分側面図である。図5C及び図5Dは、座位姿勢及びフラット姿勢のガススプリング22aの部分側面図である。図5Eは、ガススプリング22aの椅子基台部13への取付状態を示す部分側面図である。
図5A〜図5Eを用いて、椅子背支持部材14aの動きに連動して椅子膝支持部材14cと椅子脚第1支持部材14dと椅子脚第2支持部材14eとが動く機構について、説明する。
第1リンク部21は、椅子背支持部材14aと椅子膝支持部材14cとを連結している。そして、椅子背支持部材14aを倒した状態から起こす(フラット姿勢から座位姿勢に変更させる)と、第1リンク部21を介して椅子膝支持部材14cが起き上がる。一方、椅子背支持部材14aを起している状態から倒す(座位姿勢からフラット姿勢に変更させる)と、第1リンク部21を介して椅子膝支持部材14cが倒れる構造となっている。
以下、さらに説明する。第1リンク部21は、カム部36と、連結部材37とで構成されている。また、図3A〜図5Bに示すように、椅子背支持部材14aには、背側アーム部材35aが連結されている。背側アーム部材35aは、椅子腰ボトム部材15bと椅子背支持部材14aの連結部側の端部近傍より背面側に屈曲して伸びている。背側アーム部材35aは、さらに、その先端部35cより分岐した先端部35eと、先端部35eより分岐した分岐部35dを有している。また、カム部36は、板部材であって、その下端部が棒状の連結部材37を介して背側アーム部材35aの分岐部35dと連結されている。また、カム部36は、その中央部が椅子基台部13にカム部回転軸36aを中心として回転可能に連結され、かつ、椅子膝支持部材14cに突出して固定されたガイド軸39が挿入される半円弧形状又は凹形状の溝部38を上端部に有している。この溝部38に椅子膝支持部材14cのガイド軸39を通すことにより、カム部36と椅子膝支持部材14cとを連結している。
よって、図4において、椅子背支持部材14aをフラット姿勢から座位姿勢に変更すると(車椅子9を図5Bの状態から図5Aの状態にすると)、背側アーム部材35aが椅子用第1屈曲部14j回りに時計方向に回動し、背側アーム部材35aが連結部材37を引っ張る。すると、連結部材37を介してカム部36がカム部回転軸36a回りに時計方向に回転し、溝部38内をガイド軸39が移動して、椅子膝支持部材14cがその後端縁に対して前端縁が起き上がるようになっている。この結果、座位姿勢(車椅子状態)の際に、椅子腰ボトム部材15bの後座高より前座高を高くすることができる。よって、車椅子9に座っている被介護者のずれ落ちを防止することができる。
一方、図3Aにおいて、椅子背支持部材14aを座位姿勢からフラット姿勢に変更させると(車椅子9を図5Aの状態から図5Bの状態にすると)、背側アーム部材35aが椅子用第1屈曲部14j回りに反時計方向に回動し、背側アーム部材35aが連結部材37を押し出す。これにより、連結部材37を介してカム部36がカム部回転軸36a回りに反時計方向に回転し、溝部38内をガイド軸39が移動し、椅子膝支持部材14cが倒れて、水平面沿いにフラットな状態になっている。
なお、カム部36にある溝部38の形状を調整することで、椅子背支持部材14aを起こしたときに、椅子膝支持部材14cの角度を調整することができる。
また、第2リンク部22は、椅子背支持部材14aと椅子脚第1支持部材14dとを連結している。そして、椅子背支持部材14aが起きると、第2リンク部22を介して、椅子脚第1支持部材14dを吊り下げる構造となっている。一方、椅子背支持部材14aが倒れると、第2リンク部22を介して、吊り下げた椅子脚第1支持部材14dを持ち上げる構造となっている。第2リンク部22は、背側アーム部材35aと、脚側アーム部材35bと、先端部35eに連結された連結部材とで構成されている。
以下、椅子用支持部材付勢部について説明する。ここでは、椅子用支持部材付勢部の一例として、ガススプリング22aを使用しているが、ガススプリング22aの代わりに、直動アクチュエータを使用することもできる。ガススプリング22aを作動させるハンドレバー(図示せず)がハンドル43(図7A参照)の傍の椅子背支持部材14aに取り付けられて、ワイヤでハンドレバーとガススプリング22aとを連結している。ガススプリング22aのピストンロッド22bは、椅子背支持部材14aの背側アーム部材35aの先端部35cに連結されている。図3A及び図4に示すように、脚側アーム部材35bは、椅子脚第1支持部材14dの中間部の背面に屈曲して伸びて構成され、ピストンロッド22bは背側アーム部材35aの先端部35cに回転可能に連結されている。
ガススプリング22aは、以下のように作用する。ハンドル43傍のハンドレバーを介護者が握ると、ガススプリング22aの付勢力を椅子背支持部材14aに作用させ、ガススプリング22aのピストンロッド22bの突出量(長さ)を容易に変化させることができる。ハンドル43傍のハンドレバーから介護者が手を離すと、ガススプリング22aのピストンロッド22bは、そのときの突出量(長さ)でロックされて、姿勢を保持する。
よって、例えば、図4及び図5Dに示すような椅子背支持部材14aをフラット姿勢の状態から、図3A及び図5Cに示すような座位姿勢の状態まで起こすとき、ガススプリング22aを作動させるハンドレバーを介護者が握ると、ガススプリング22aのピストンロッド22bのロックが解除されて、ガススプリング22aの付勢力を椅子背支持部材14aに作用させることができる。すると、たとえ、被介護者が車椅子9に乗っていて、椅子背ボトム部材15aと椅子背支持部材14aとで被介護者の背中を支えていたとしても、ガススプリング22aの付勢力と被介護者の体重とがほぼキャンセルされる。そのため、介護者は、椅子背支持部材14aを水平方向沿いのフラット姿勢から起立した座位姿勢まで、容易に姿勢変更させることができる。なお、ガススプリング22aの付勢力の強さは、被介護者の体重とキャンセルできるように予め調整しておくことが好ましい。このように、ガススプリング22aの付勢力を椅子背支持部材14aに作用させることにより、ガススプリング22aのピストンロッド22bがシリンダ22c内に入り、椅子背支持部材14aと椅子腰ボトム部材15bとの間の椅子用第1屈曲部14j回りに、椅子背支持部材14aをフラット姿勢から座位姿勢に図4及び図5Dの時計方向に容易に回動させることができる。この回動動作に伴って、背側アーム部材35aが椅子用第1屈曲部14j回りに時計方向に回動され、ガススプリング22aを介して椅子脚第1支持部材14dの後端に対して前端が時計方向に回動し、椅子脚第1支持部材14dが前に向かうに従い斜め下向きに傾斜して、椅子用第3屈曲部14mの回転軸で吊り下げられた状態となる。
一方、図3A及び図5Cに示すような座位姿勢から、図4及び図5Dに示すような椅子背支持部材14aを倒している状態(フラット姿勢)に倒すとき、介護者が、一方の手でハンドル43を握りながら、他方の手でハンドレバーを握ると、ガススプリング22aのピストンロッド22bのロックが解除されて、ガススプリング22aの付勢力を椅子背支持部材14aに作用させることができる。このとき、被介護者の体重を利用して、椅子背支持部材14aを手動にて下方に倒す。すなわち、椅子背支持部材14aを、椅子用第1屈曲部14jの回りに図3Aの時計方向に容易にかつゆっくりと回動させることができる。すると、椅子膝支持部材14c及び椅子脚第1支持部材14dがそれぞれ斜めに傾斜した姿勢から水平方向沿いのフラットな姿勢に変更される。この姿勢変更は、椅子用第2屈曲部14kと椅子用第3屈曲部14mと椅子用第4屈曲部14nとの回りでそれぞれ相対的に回動することで行われる。すなわち、ガススプリング22aの逆駆動によりピストンロッド22bがシリンダ22c内を動き、椅子背支持部材14aと椅子腰ボトム部材15bとの間の第1屈曲部14j回りに、椅子背支持部材14aを座位姿勢からフラット姿勢に回動させる。この回動動作に伴って、背側アーム部材35aが椅子用第1屈曲部14j回りに反時計方向に回動され、ガススプリング22aを介して椅子脚第1支持部材14dの前端に対して後端が反時計方向に回動して椅子脚第1支持部材14dを持ち上げ、椅子脚第1支持部材14dが大略水平方向沿いのフラットな状態になる。
また、足置連動リンク23は、椅子膝支持部材14cと椅子脚第2支持部材14eとを連結し、椅子膝支持部材14cの軸方向と椅子脚第2支持部材14eの軸方向とが平行となるように動かすリンクである。
以下、さらに説明する。足置連動リンク23は、椅子膝支持部材14cの椅子用第3屈曲部14mの近傍部分と椅子脚第2支持部材14eの近傍部分とを棒状部材で連結して構成している。足置連動リンク23の長さを椅子第1脚支持部材14dの長さとほぼ同じとすることにより、図4において、椅子背支持部材14aをフラット姿勢から座位姿勢に変更させると、第1リンク部21を介して椅子膝支持部材14cがその後端縁に対して前端縁が起き上がるのに伴い、椅子脚第2支持部材14eも、その後端縁に対して前端縁が起き上がる。その結果、椅子膝支持部材14cの軸方向と椅子脚第2支持部材14eの軸方向とが平行となる。
一方、図3Aにおいて、椅子背支持部材14aを座位姿勢からフラット姿勢に変更させると、椅子膝支持部材14cが倒れて、その後端縁と前端縁とが水平面沿いにフラットな状態になる。それと共に、椅子脚第2支持部材14eも、その後端縁と前端縁とが水平面沿いにフラットな状態になる。
このような車椅子9の構成により、椅子背支持部材14aの傾きに連動して、椅子膝支持部材14cと、椅子脚第1支持部材14dと、椅子第2脚支持部材14eとが動く。よって、椅子背支持部材14aの傾きを変えるだけで、他の支持部材も連動して傾きを変えるので、椅子背支持部材14aを起している状態から倒すだけで、車椅子9は、座位姿勢からフラット姿勢になる。また、椅子背支持部材14aを起こすだけで、車椅子9は、フラット姿勢から座位姿勢になる。よって、介護者は、手動にて車椅子9の姿勢の変更を容易に行うことができる。
また、単体の車椅子9は、座位姿勢として椅子腰ボトム部材15bを水平面にして、椅子膝ボトム部材15cを、椅子腰ボトム部材15bに対して傾けている。具体的には、椅子膝ボトム部材15cを、椅子膝ボトム部材15cの前端縁が後端縁に対して鉛直上方向きに10°〜17°の角度となるように傾けている。よって、椅子背ボトム部材15aと、椅子腰ボトム部材15bと、椅子膝ボトム部材15cとで窪みを作り、被介護者の体のずれ落ちを防止することができる。
また、ベッド本体部10は、床面部17と、床面部17を支えるベッド面支持部材(ベッド面ガイド部材)18と、ベッド面支持部材18を固定したベッド基台部19とを有する。なお、前述のように、本実施形態では、床面部17とベッド面支持部材18とは一体として構成されている。
床面部17は、複数の板状のベッドボトム部材(例えば、4個のベッドボトム部材である、ベッド背ボトム部材17aと、ベッド腰ボトム部材17bと、ベッド膝ボトム部材17cと、ベッド脚ボトム部材17d)を連結部分で屈曲自在に連結して構成され、被介護者の体にそれぞれ接触する部分である。つまり、床面部17は4つのベッドボトム部材17a,17b,17c,17dで構成され、これらの部材のうち隣接する部材同士の3ヶ所は、薄肉部又はヒンジ部の連結部分(後述する関節部20a,20c,20e)を介して互いに屈曲自在に連結されている。薄肉部の連結部分としては、床面部17を主として構成するベッド背ボトム部材17aからベッド脚ボトム部材17dまでのそれぞれの厚さよりも薄い部分で形成するなどして、屈曲自在としている。ベッド背ボトム部材17aは、被介護者の背中と接触する部分である。ベッド腰ボトム部材17bは、被介護者の腰と接触する部分である。ベッド膝ボトム部材17cは、被介護者の腿と接触する部分である。ベッド脚ボトム部材17dは、被介護者の脚及び脚の踵と接触する部分である。ベッド背ボトム部材17aと、ベッド腰ボトム部材17bと、ベッド膝ボトム部材17cと、ベッド脚ボトム部材17dとは、通常、クッション機能を有している。
ベッド面支持部材18は、複数のベッド面支持部材18a,18c,18dと、ベッド用第1〜第3屈曲部18j,18k,18mとから構成される。
複数のベッド面支持部材18a,18c,18dが、フリーの回転ジョイントで構成されるベッド面用屈曲部18j,18k,18mを介して屈曲可能に連結されてベッド用の姿勢変更機構119を構成する。そして、このベッド用の姿勢変更機構119で、床面部17を姿勢変更させる。
なお、本実施形態では、ベッド背ボトム部材17aとベッド背面支持部材18aとは、一体化された一つの部材としている。同様に、本実施形態では、ベッド膝ボトム部材17cとベッド膝面支持部材18cとは、一体化された一つの部材としている。同様に、本実施形態では、ベッド脚ボトム部材17dとベッド脚面支持部材18dとは、一体化された一つの部材としている。
具体的には、ベッド面支持部材18は、図1、図7B及び図7Cに示すように、一対の長手方向の支持棒部材の間に幅方向に多数の桟が固定された梯子状のベッド背面支持部材18aと、ベッド背面支持部材18aと同様な梯子状のベッド膝面支持部材18cと、ベッド背面支持部材18aと同様な梯子状のベッド脚面支持部材18dと、隣接する支持部材同士を屈曲自在に連結する3個のベッド用第1〜第3屈曲部18j,18k,18mとで構成している。
ベッド背面支持部材18aは、ベッド背ボトム部材17aを常時支持し、ベッド背ボトム部材17aよりも幅方向に突出した突出部118で椅子背ボトム部材15aを支持可能としている。ベッド膝面支持部材18cは、ベッド膝ボトム部材17cを常時支持し、ベッド膝ボトム部材17cよりも幅方向に突出した突出部118で椅子膝ボトム部材15cを支持可能としている。ベッド脚面支持部材18dは、ベッド脚ボトム部材17dを常時支持し、ベッド脚ボトム部材17dよりも幅方向に突出した突出部118で椅子脚第1ボトム部材15dと椅子脚第2ボトム部材15eとを支持可能としている。
このように、ベッド背面支持部材18aと、ベッド膝面支持部材18cと、ベッド脚面支持部材18dとは、それぞれ、ベッド背ボトム部材17aと、ベッド膝ボトム部材17cと、ベッド脚ボトム部材17dとよりも、それぞれ、幅方向の一方の側に突出して露出した突出部118を形成している。これらの突出部118は、車椅子9がベッド本体部10に合体した後、車椅子9の椅子背ボトム部材15aと、椅子膝ボトム部材15cと、椅子脚第1ボトム部材15dと、椅子脚第2ボトム部材15eとを支持可能とするものである。
ここで、ベッド腰ボトム部材17bと、ベッド背面支持部材18a及びベッド膝面支持部材18cとが連結されているため、ベッドボトム部材17とベッド面支持部材18とに、位置ずれは発生しない。
また、ベッド背面支持部材18aとベッド膝面支持部材18cとの間には、床面部17の幅方向の左右いずれかの一方に(例えば図1では左側に)、凹部28を構成している。そして、この凹部28は、ベッド背面支持部材18aとベッド膝面支持部材18cとの間に形成された、椅子基台部13の挿入用空間としての合体エリアである。そして、車椅子9の椅子基台部13を、合体エリアである凹部28内に挿入可能としている。
なお、座面部15は、5つの椅子ボトム部材15a,15b,15c,15d,15eを有し、4ヶ所で屈曲する。それに対し、床面部17は、4つのベッドボトム部材17a,17b,17c,17dを有し、3ヶ所で屈曲する。すなわち、床面部17と座面部15の分割構造は異なる。ただし、床面部17の3つのベッドボトム部材17a,17b,17cは、それぞれ、座面部15の3つの椅子ボトム部材15a,15b,15cに対応し、床面部17の残りの1つのベッドボトム部材17dが座面部15の残りの2つの椅子ボトム部材15d,15eに対応している。
ベッド基台部19は、このベッド面支持部材18の屈曲動作を許容しつつベッド面支持部材18が連結されたベッド腰ボトム部材17bを支持している。ベッド基台部19の中間部でかつ合体エリアである凹部28に対応する部分は、幅方向に凹んで、車椅子9の椅子基台部13を挿入可能としている。
ベッド用の走行輪25は、本実施形態では、4個備えられている。そして、4個の走行輪25は、ベッド基台部19の下部の前後に回転自在にそれぞれ備えられて、ベッド基台部19を移動自在に支えている。走行輪25は、地面(又は、車椅子9及びベッド本体部10の設置面)44上を走行可能としている。ただし、ベッド本体部10を移動させる必要がない場合には、走行輪25が無くてもよい。
本実施形態では、ベッド本体部10の床面部17を構成するベッドボトム部材17a,17b,17c,17dを連結部分で自由に折れ曲がる構成としているため、床面部17は一定の形状を維持することはできない。よって、床面部17は、ベッド面支持部材18の姿勢と一体となって姿勢維持又は姿勢変更を行う構成となっている。
このような車椅子9を座位姿勢よりフラット姿勢にさせ、フラット姿勢の車椅子9をベッド本体部10に合体させることで、ベッド11を形成する。車椅子9とベッド本体部10とを合体させるために、まず、車椅子9をフラット姿勢にさせる。そして、椅子基台部13が、ベッド面支持部材18の凹部28となる合体エリア、すなわち、車椅子9を幅方向に移動させて、ベッド背面支持部材18aとベッド膝面支持部材18cとの間のベッド腰ボトム部材17bの側部に空いた凹部28内に、位置決めする。フラット姿勢の車椅子9の椅子基台部13が凹部28に入ることで、ベッド本体部10に対する車椅子9の位置決めが行われる。その後、座面部15をベッド面支持部材18が支えるようにして、車椅子9とベッド本体部10との合体を完了する。このように車椅子9とベッド本体部10とが合体した場合、座面部15を支える部材は、椅子支持部材14からベッド面支持部材18に切り替わるように(すなわち、座面部15は、椅子支持部材14に代えて、ベッド面支持部材18のみで支持されるように)構成している。本発明のベッド11は、この座面部15を支える支持部材の切り替えにより、ベッド面支持部材18で姿勢変更が行われると、床面部17及び座面部15は一体となって姿勢変更を行う構成である。
図2は、本実施形態における合体したベッド11の斜視図である。車椅子9がベッド本体部10に合体したとき、ベッド11において、座面部15及び床面部17が一体となりベッド面部16を形成する。そして、ベッド面部16では、椅子背ボトム部材15a及びベッド背ボトム部材17aを背ブロック16aとし、椅子腰ボトム部材15b及びベッド腰ボトム部材17bを腰ブロック16bとし、椅子膝ボトム部材15c及びベッド膝ボトム部材17cを膝ブロック16cとし、椅子脚第1ボトム部材15d及び椅子脚第2ボトム部材15e及びベッド脚ボトム部材17dを脚ブロック16dとして、隣り合う各ブロックが互いに屈曲自在となる。
また、ベッド面部16では、車椅子9がベッド本体部10に合体したとき、隣り合う各ブロックで屈曲自在になるように、ベッド背ボトム部材17a及びベッド腰ボトム部材17bの関節部20aと椅子背ボトム部材15a及び椅子腰ボトム部材15bの関節部20bとが同一直線上に並び、ベッド腰ボトム部材17b及びベッド膝ボトム部材17cの関節部20cと椅子腰ボトム部材15b及び椅子膝ボトム部材15cの関節部20dとが同一直線上に並び、ベッド膝ボトム部材17c及びベッド脚ボトム部材17dの関節部20eと椅子膝ボトム部材15c及び椅子脚第1ボトム部材15dの関節部20fとが同一直線上に並ぶ構成となっている。
このような構成とすることにより、座面部15及び床面部17で構成されるベッド面部16であっても、各ブロック間で屈曲自在とすることができる。このような構成により、本実施形態では、車椅子9とベッド本体部10とで構成されるベッド11であっても、膝上げ姿勢に変更させることができる。
なお、膝上げ姿勢とは、被介護者の臀部を水平面(椅子腰ボトム部材15b、又はベッド腰ボトム部材17b、又はその両方)で支え、腿と脹脛を傾斜面(椅子膝ボトム部材15c及び椅子脚第1ボトム部材15d、又は、ベッド膝ボトム部材17c及びベッド脚ボトム部材17d、又は、これらのすべての部材)で支えた姿勢である。この膝上げ姿勢とは、被介護者の股関節、膝関節、つま先で三角形を形成する姿勢を意味する。
なお、ベッド面部16の長手方向において、椅子背ボトム部材15aとベッド背ボトム部材17aの長さが等しく、椅子腰ボトム部材15bとベッド腰ボトム部材17bの長さが等しく、椅子膝ボトム部材15cとベッド膝ボトム部材17cの長さが等しく、椅子脚第1ボトム部材15d及び椅子脚第2ボトム部材15eの合計長さとベッド脚ボトム部材17dの長さは等しい。
このような構成により、車椅子9がベッド本体部10に合体した場合、座面部15の姿勢の変更を椅子背支持部材14a等から切り離し、床面部17及び座面部15の姿勢の変更をベッド面支持部材18のみで行なうことができる。
なお、分離して単体状態の車椅子9のとき、座面部15は、椅子背支持部材14aと、椅子膝支持部材14cと、椅子脚第1支持部材14dと、椅子脚第2支持部材14eとにも、支えられている。
ただし、椅子背支持部材14aは椅子背ボトム部材15aを接触して支え、椅子膝支持部材14cは椅子膝ボトム部材15cを接触して支えている状態である。また、椅子脚第1支持部材14dは椅子脚第1ボトム部材15dを接触して支え、椅子脚第2支持部材14eは椅子脚第2ボトム部材15eを接触して支えている状態である。
車椅子9とベッド本体部10とが合体してベッド11を構成することにより、ベッド面支持部材18が座面部15を持ち上げる際、座面部15は、椅子背支持部材14aと、椅子膝支持部材14cと、椅子脚第1支持部材14dと、椅子第2支持部材14eとに分離して、ベッド面支持部材18にそれぞれ支えられる。
図6及び図7Aに示すように、ベッド面支持部材18の一部であるベッド背面支持部材18aを起こし、ベッド面支持部材18の一部であるベッド脚面支持部材18dを起こして「Vの字」形状に曲げることにより、通常の介護用ベッドと同様の背上げ姿勢、及び、膝上げ姿勢に姿勢変更することができる。このとき、椅子基台部13とベッド基台部19は、ずれないようにロック部40にて連結されている。このロック部40は、例えば、図示しない連結レバーをロック位置とロック解除位置との間において手動で回動させて、椅子基台部13とベッド基台部19とを図示しない係止部材で連結固定又は連結解除するものである。このロック部40は、ベッド基台部19に設けている。このロック部40により椅子基台部13とベッド基台部19とを連結固定すると、座面部15と床面部17とが一体となってベッド面部16を構成することができる。座面部15と床面部17との連結固定を解除すれば、座面部15と床面部17とを容易に分離することができる。
ベッド面部16で、背上げ姿勢及び膝上げ姿勢の姿勢変更が独立して行われるように、ベッド面支持部材18は、椅子背ボトム部材15a及びベッド背ボトム部材17aをベッド背面支持部材18aで支え、椅子膝ボトム部材15cとベッド膝ボトム部材17cとをベッド膝面支持部材18cで支えている。また、椅子脚第1ボトム部材15dと椅子脚第2ボトム部材15eとベッド脚ボトム部材17dとをベッド脚面支持部材18dで支えるようにしている。
また、ベッド背面支持部材18aとベッド膝面支持部材18cとベッド脚面支持部材18dとなどの傾きを変えることができる第1電気駆動部41aと、ベッド膝面支持部材18cとベッド脚面支持部材18dとなどの姿勢を変更することができる第2電気駆動部41bと、をベッド本体部10のベッド基台部19に備えている。そして、この第1電気駆動部41aと第2電気駆動部41bにより、座面部15と床面部17とが一体となったベッド面部16での背上げ動作及び膝上げ動作が独立して行われるようにしている(図7A〜図7C参照)。
第1電気駆動部41aは、アーム42aを介してベッド背面支持部材18aを起したり倒したりする。第2電気駆動部41bは、アーム42bを介してベッド膝面支持部材18c及びベッド脚面支持部材18dを起こしたり倒したりして「Vの字」形状に折り曲げたり平坦面にしたりする。
第1電気駆動部41aの一例としての背上げ用直動アクチュエータ41aのアーム42aは、ベッド背面支持部材18aの基端側の背面に接触して、アーム42aを介してベッド背面支持部材18aを起したり倒したりする。よって、背上げ用直動アクチュエータ41aを駆動してピストンロッド42aを進退させることにより、ベッド背面支持部材18aとベッド腰ボトム部材17bとの間のベッド用第1屈曲部18j回りに、ベッド背面支持部材18aを座位姿勢とフラット姿勢との間で回動可能となっている。
また、第2電気駆動部の一例としての膝上げ用直動アクチュエータ41bのアーム42bは、ベッド膝面支持部材18cの前端側の背面に接触して、アーム42bを介してベッド膝面支持部材18cを起こしたり倒したりして、ベッド膝面支持部材18c及びベッド脚面支持部材18dを逆V字形状に折り曲げたり平坦面にしたりする。よって、膝上げ用直動アクチュエータ41bを駆動してピストンロッド42bを伸ばすことにより、ベッド腰ボトム部材17bに対して、ベッド用第2屈曲部18k回りにベッド膝面支持部材18cが時計方向に回動すると同時に、ベッド用第3屈曲部18m回りにベッド脚面支持部材18dが反時計方向に回動する。よって、図7Aに示すように、ベッド本体部10をフラット姿勢から背上げ姿勢及び膝上げ姿勢に変更することができる。逆に、膝上げ用直動アクチュエータ41bを駆動してピストンロッド42aを縮めることにより、ベッド腰ボトム部材17bに対して、ベッド用第2屈曲部18k回りにベッド膝面支持部材18cが反時計方向に回動すると同時に、ベッド用第3屈曲部18m回りにベッド脚面支持部材18dが時計方向に回動する。よって、図4に示すように、ベッド本体部10を背上げ姿勢及び膝上げ姿勢からフラット姿勢に変更することができる。
このような構成では、ベッド11として電動駆動制御を行う場合、車椅子9に電気駆動部を設ける必要はない。そのため、車椅子9を単純な構成として軽量化することができる。
なお、上記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形又は修正は明白である。そのような変形又は修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明のベッドは、一部を車椅子として分離できるベッドであることで、被介護者の移乗作業に対して介護者の労力を減らすことができる。また、一部を車椅子として分離できるベッドでありながら、膝上げ姿勢にすることができるベッドである。このようなベッドは、介護を必要とする人が生活する一般家庭、病院施設、又は、介護施設で有用である。

Claims (8)

  1. 車椅子とベッド本体部とを合体して構成されたベッド面を有して膝上げ姿勢に姿勢変更可能なベッドであって、
    前記車椅子は、
    椅子背ボトム部材と椅子腰ボトム部材と椅子膝ボトム部材と椅子脚第1ボトム部材と椅子脚第2ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された座面部と、
    前記椅子背ボトム部材を支える椅子背支持部材と、前記椅子腰ボトム部材を支える椅子基台部と、前記椅子膝ボトム部材を支える椅子膝支持部材と、前記椅子脚第1ボトム部材を支える椅子脚第1支持部材と、前記椅子脚第2ボトム部材を支える椅子脚第2支持部材を有し、
    前記ベッド本体部は、
    ベッド背ボトム部材とベッド腰ボトム部材とベッド膝ボトム部材とベッド脚ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された床面部と、
    前記ベッド背ボトム部材を支えるベッド背面支持部材と、前記ベッド腰ボトム部材を支えるベッド基台部と、前記ベッド膝ボトム部材を支えるベッド膝面支持部材と、前記ベッド脚ボトム部材を支えるベッド脚面支持部材と、を有し、
    前記車椅子と前記ベッド本体部が合体した状態では、
    前記ベッド面の長手方向において、前記椅子腰ボトム部材の長さと前記ベッド腰ボトム部材の長さが等しく、前記椅子膝ボトム部材の長さと前記ベッド膝ボトム部材の長さが等しく、前記椅子脚第1ボトム部材及び前記椅子脚第2ボトム部材の合計長さと前記ベッド脚ボトム部材の長さが等しく、
    前記ベッド背ボトム部材と前記ベッド腰ボトム部材との間の関節部と、前記椅子背ボトム部材と前記椅子腰ボトム部材との間の関節部と、が同一直線上に並び、
    前記ベッド腰ボトム部材と前記ベッド膝ボトム部材との間の関節部と、前記椅子腰ボトム部材と前記椅子膝ボトム部材との間の関節部と、が同一直線上に並び、
    前記ベッド膝ボトム部材と前記ベッド脚ボトム部材との間の関節部と、前記椅子膝ボトム部材と前記椅子脚第1ボトム部材との間の関節部と、が同一直線上に並ぶ、
    ベッド。
  2. 前記ベッド面上の被介護者に対し、前記被介護者の臀部を前記椅子腰ボトム部材又は前記ベッド腰ボトム部材の少なくとも1つで支え、前記被介護者の腿及び脹脛を前記椅子膝ボトム部材,前記ベッド膝ボトム部材,前記椅子脚第1ボトム部材,前記椅子脚第2ボトム部材又は前記ベッド脚ボトム部材の少なくとも1つで支えることで、膝上げ姿勢とすることができる、
    請求項1に記載のベッド。
  3. 前記車椅子と前記ベッド本体部が合体した状態では、
    前記ベッド背面支持部材は、前記椅子背ボトム部材に接触して前記椅子背ボトム部材を支え、
    前記ベッド膝面支持部材は、前記椅子膝ボトム部材に接触して前記椅子膝ボトム部材を支え、
    前記ベッド脚面支持部材は、前記椅子脚支持部材に接触して前記椅子脚第1ボトム部材及び前記椅子脚第2ボトム部材を支える、
    請求項1または2に記載のベッド。
  4. 前記ベッド本体部より前記車椅子が分離した状態では、
    前記椅子背面支持部材は、前記椅子背ボトム部材に接触して前記椅子背ボトム部材を支え、
    前記椅子膝面支持部材は、前記椅子膝ボトム部材に接触して前記椅子膝ボトム部材を支え、
    前記椅子脚面支持部材は、前記椅子脚第1ボトム部材及び前記椅子脚第2ボトム部材に接触して前記椅子脚第1ボトム部材及び前記椅子脚第2ボトム部材を支える、
    請求項3に記載のベッド。
  5. 前記ベッド本体部に前記車椅子が合体した状態では、
    前記車椅子の前記座面部は、前記ベッド背面支持部材及び前記ベッド膝面支持部材及び前記ベッド脚面支持部材で構成されるベッド面支持部材に連動して動く、
    請求項1から4いずれか1つに記載のベッド。
  6. 前記車椅子は、前記椅子背支持部材の動きに連動して、前記膝支持部材又は前記椅子脚支持部材の少なくとも一方を動かすリンク部を備える、
    請求項1から4のいずれか1つに記載のベッド。
  7. 車椅子とベッド本体部とを合体して構成されたベッド面を有するベッドであって、
    前記車椅子は、
    椅子背ボトム部材と椅子腰ボトム部材と椅子膝ボトム部材と椅子脚ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された座面部と、
    前記椅子背ボトム部材を支える椅子背支持部材と、前記椅子腰ボトム部材を支える椅子基台部と、前記椅子膝ボトム部材を支える椅子膝支持部材と、前記椅子脚ボトム部材を支える椅子脚支持部材と、を有し、
    前記ベッド本体部は、
    ベッド背ボトム部材とベッド腰ボトム部材とベッド膝ボトム部材とベッド脚ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された床面部と、
    前記ベッド背ボトム部材を支えるベッド背面支持部材と、前記ベッド腰ボトム部材を支えるベッド基台部と、前記ベッド膝ボトム部材を支えるベッド膝面支持部材と、前記ベッド脚ボトム部材を支えるベッド脚面支持部材と、を有し、
    前記車椅子は、前記椅子背支持部材の動きに連動して、前記椅子膝支持部材又は前記椅子膝支持部材の少なくとも一方を動かすリンク部を備え、
    前記椅子背支持部材は、前記椅子腰ボトム部材と前記椅子背支持部材との連結部より下方へ伸びたアーム部材を有し、
    前記リンク部は、前記椅子腰ボトム部材に回転可能に連結したカム部と、前記カム部の下端部と前記アーム部材とを繋ぐ連結部材と、を有し、
    前記椅子背支持部材を起こして前記連結部材が前記カム部の下端部を前記椅子背支持部材の方向へ引っ張った状態では、前記カム部の上端部は前記椅子膝支持部材を押上げ、
    前記椅子背支持部材を倒して前記連結部材が前記カム部の下端部を前記椅子脚支持部材の方向へ押した状態では、前記カム部の上端部は前記椅子脚支持部材を押下げる、
    ベッド。
  8. 車椅子とベッド本体部とを合体して構成されたベッド面を有するベッドであって、
    前記車椅子は、
    椅子背ボトム部材と椅子腰ボトム部材と椅子膝ボトム部材と椅子脚ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された座面部と、
    前記椅子背ボトム部材を支える椅子背支持部材と、前記椅子腰ボトム部材を支える椅子基台部と、前記椅子膝ボトム部材を支える椅子膝支持部材と、前記椅子脚ボトム部材を支える椅子脚支持部材と、を有し、
    前記ベッド本体部は、
    ベッド背ボトム部材とベッド腰ボトム部材とベッド膝ボトム部材とベッド脚ボトム部材とを互いに屈曲可能に連結して構成された床面部と、
    前記ベッド背ボトム部材を支えるベッド背面支持部材と、前記ベッド腰ボトム部材を支えるベッド基台部と、前記ベッド膝ボトム部材を支えるベッド膝面支持部材と、前記ベッド脚ボトム部材を支えるベッド脚面支持部材と、を有し、
    前記車椅子は、前記椅子背支持部材の動きに連動して、前記椅子膝支持部材又は前記椅子脚支持部材の少なくとも一方を動かすリンク部を備え、
    前記椅子背支持部材を起こした状態では、前記リンク部により前記椅子脚支持部材が押上げられ、
    前記椅子背支持部材を倒した状態では、前記リンク部により前記椅子脚支持部材が押下げられる、
    ベッド。
JP2012521313A 2010-06-21 2011-06-20 ベッド Active JP5340480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012521313A JP5340480B2 (ja) 2010-06-21 2011-06-20 ベッド

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010140086 2010-06-21
JP2010140086 2010-06-21
JP2012521313A JP5340480B2 (ja) 2010-06-21 2011-06-20 ベッド
PCT/JP2011/003496 WO2011161928A1 (ja) 2010-06-21 2011-06-20 ベッド及び車椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011161928A1 JPWO2011161928A1 (ja) 2013-08-19
JP5340480B2 true JP5340480B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=45371135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012521313A Active JP5340480B2 (ja) 2010-06-21 2011-06-20 ベッド

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8677523B2 (ja)
EP (1) EP2583650B1 (ja)
JP (1) JP5340480B2 (ja)
CN (1) CN102481219B (ja)
WO (1) WO2011161928A1 (ja)

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2581072B1 (en) * 2010-06-08 2017-11-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Bed, method for uniting bed, and method for separating bed
CN102958484B (zh) * 2011-03-16 2014-08-13 松下电器产业株式会社 床及其分离方法
GB201117056D0 (en) * 2011-10-04 2011-11-16 Betson Simon A bedstead
JP5789051B2 (ja) * 2012-07-05 2015-10-07 パナソニック株式会社 可動ベッド
CN103816016A (zh) * 2012-11-19 2014-05-28 胡昌兴 一种护理用高床架平衡式多功能床轮椅和谐体
JP6044891B2 (ja) * 2012-11-22 2016-12-14 本多 利春 リクライニング式車椅子体
US9101518B2 (en) 2013-01-17 2015-08-11 Leonel E. Enriquez Impaired person care system and method
EP2910226B1 (en) * 2013-09-17 2017-11-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electric bed
CN104736119B (zh) * 2013-09-17 2016-08-17 松下知识产权经营株式会社 轮椅以及组合床
WO2015040847A1 (ja) 2013-09-17 2015-03-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 分離可能ベッド
CZ305564B6 (cs) 2013-11-07 2015-12-09 MORAVSKĂť VĂťZKUM, s.r.o. Robotické mobilní modifikovatelné lůžko
US9603764B2 (en) 2014-02-11 2017-03-28 Medline Industries, Inc. Method and apparatus for a locking caster
JP6361028B2 (ja) * 2014-04-15 2018-07-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 合体ベッド用マットレス、および合体ベッド
CN104146846B (zh) * 2014-09-05 2015-12-02 常州工学院 一种电动抬背屈腿病人护理多功能按摩床
CN104433486B (zh) 2014-10-29 2018-03-06 嘉兴赛诺机械有限公司 电驱动机构和电动家具
CN104306116B (zh) * 2014-11-13 2016-12-07 宋扬 一种机器人护理床中实现护理床背板和智能轮椅背板同步升降的同步系统和同步方法
CN105816282B (zh) * 2015-01-06 2018-07-03 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种多功能床椅一体化机器人
CN105266978B (zh) * 2015-08-27 2017-11-28 河南科技大学第一附属医院 一种心血管内科病人转运推车
CZ2015801A3 (cs) 2015-11-10 2017-03-08 Robotsystem, S.R.O. Robotické mobilní a modifikovatelné lůžko s vertikalizací
JP6722868B2 (ja) * 2016-03-14 2020-07-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 ベッド
US11076704B2 (en) 2016-11-16 2021-08-03 Sino International Group Limited Motorized bed
US20180271731A1 (en) * 2017-03-21 2018-09-27 Jiaxing Sino Hardware Manufacturing Company Limited Bed lifting frame
CN107485515A (zh) * 2017-09-18 2017-12-19 崔林 一种多功能护理床
CN109966067B (zh) * 2017-12-28 2020-06-02 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种轮椅
CN108392335A (zh) * 2018-03-21 2018-08-14 河南省祥和康复产业技术研究院有限责任公司 一种组合折叠床椅
CN109431703B (zh) * 2018-09-30 2023-12-08 湖北育达医塑科技有限公司 伸缩式轮椅床
CN110013400B (zh) * 2019-04-29 2024-04-09 重庆顺风汽车零部件有限公司 多功能护理床
CN110037870B (zh) * 2019-05-08 2021-06-04 开封大学 一种组合式医用护理床
CN110037873A (zh) * 2019-05-20 2019-07-23 丹阳市国健培康智能医疗科技有限公司 一种培康智能护理系统
CN111772965B (zh) * 2020-07-23 2021-07-16 南华大学附属南华医院 一种多用途残障人员辅助护理装置
CN112402140B (zh) * 2020-11-19 2022-11-18 邳州泰利恒商贸有限公司 轮椅拆分床
CN112451225B (zh) * 2020-11-26 2023-03-28 重庆医科大学附属永川医院 一种用于急救车的推床
CN112618245B (zh) * 2021-01-06 2022-12-09 吉林大学第一医院 一种产科临床用产前诊断检查装置
KR102571565B1 (ko) * 2021-07-27 2023-08-28 경북보건대학교 산학협력단 휠체어용 다리부종 완화기구
CN115252300B (zh) * 2022-06-13 2023-07-14 东北大学 一种辅助翻身运转的自动护理床

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0551330U (ja) * 1991-12-10 1993-07-09 フランスベッド株式会社 ベッド装置
JPH08257061A (ja) * 1995-03-15 1996-10-08 Senshu Nin 起立補助椅子
JPH1052459A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Tsunayoshi Morikawa リクライニング式車椅子
JP2002058709A (ja) * 2000-08-17 2002-02-26 Koichi Nishimura 介護用ベッド
JP2008131961A (ja) * 2006-10-26 2008-06-12 Hohryo Co Ltd スライド式ベッド
JP2010253192A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Toyota Motor Corp 統合介護システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4987620A (en) * 1989-10-03 1991-01-29 Benjamin Sharon Combined bed and wheelchair
JPH0551330A (ja) 1991-08-22 1993-03-02 Asahi Chem Ind Co Ltd 異方性導電性有機薄膜
US5555582A (en) * 1995-03-06 1996-09-17 Jerideau; Thomas H. Convertible bed
EP0997127A3 (en) * 1998-10-30 2001-01-17 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Multifunctional bed
TW461811B (en) * 2000-04-17 2001-11-01 Murata Machinery Ltd Multifunctional bed
JP2005304626A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Toshiharu Honda 車椅子機能を有する介護用ベッドの構成方法及び介護用ベッド
JP5411852B2 (ja) * 2007-07-08 2014-02-12 バスカール ヴィサール パトワーダン 患者用室内便器付きのベッド可変式車椅子
CN101352391B (zh) * 2008-08-02 2011-08-31 雷明富 多功能健身床
CN201356724Y (zh) * 2008-12-19 2009-12-09 何乐平 一种组合式轮椅床

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0551330U (ja) * 1991-12-10 1993-07-09 フランスベッド株式会社 ベッド装置
JPH08257061A (ja) * 1995-03-15 1996-10-08 Senshu Nin 起立補助椅子
JPH1052459A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Tsunayoshi Morikawa リクライニング式車椅子
JP2002058709A (ja) * 2000-08-17 2002-02-26 Koichi Nishimura 介護用ベッド
JP2008131961A (ja) * 2006-10-26 2008-06-12 Hohryo Co Ltd スライド式ベッド
JP2010253192A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Toyota Motor Corp 統合介護システム

Also Published As

Publication number Publication date
US8677523B2 (en) 2014-03-25
EP2583650B1 (en) 2016-04-20
WO2011161928A1 (ja) 2011-12-29
CN102481219B (zh) 2014-08-13
EP2583650A1 (en) 2013-04-24
US20120159705A1 (en) 2012-06-28
EP2583650A4 (en) 2015-01-07
JPWO2011161928A1 (ja) 2013-08-19
CN102481219A (zh) 2012-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5340480B2 (ja) ベッド
JP5326047B2 (ja) ベッド
JP5789051B2 (ja) 可動ベッド
EP2992866B1 (en) Wheelchair and combined bed
JP5828087B2 (ja) ベッド、及びベッドの合体方法と分離方法
WO2013042334A1 (ja) ベッドの合体方法、ベッドの分離方法、及びベッド
CN107184323B (zh) 轮椅
US11806290B2 (en) Adjustable patient support apparatus for assisted egress and ingress
JP2007244817A (ja) 昇降機能を備えた電動車椅子
KR101413422B1 (ko) 들것
JP2016144628A (ja) 介護者補助装置
JP2013123556A (ja) ベッド
JP5792269B2 (ja) 介護者補助装置
JP5142693B2 (ja) 移乗補助装置
JP2010022589A (ja) 起立補助装置
CN113613611A (zh) 独立控制床头部的倾斜床
JP2011092446A (ja) 移動補助装置
JP2011147522A (ja) 移乗支援装置
JP2020062143A (ja) ストレッチャー等におけるボトム機構
JP2010104466A (ja) リクライニングベッド
WO2016035111A1 (ja) 人体移送装置
KR20150005440A (ko) 들것

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5340480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150