JP2010104466A - リクライニングベッド - Google Patents

リクライニングベッド Download PDF

Info

Publication number
JP2010104466A
JP2010104466A JP2008277562A JP2008277562A JP2010104466A JP 2010104466 A JP2010104466 A JP 2010104466A JP 2008277562 A JP2008277562 A JP 2008277562A JP 2008277562 A JP2008277562 A JP 2008277562A JP 2010104466 A JP2010104466 A JP 2010104466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed frame
foot
bed
head
floor plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008277562A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Goto
茂樹 後藤
Yoshinobu Nakane
慶喜 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2008277562A priority Critical patent/JP2010104466A/ja
Publication of JP2010104466A publication Critical patent/JP2010104466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

【課題】 リクライニング動作を行った後頭側と足側に分離することで、利用者に容易に座位を取らせることが出来るリクライニングベッドを提供する。
【解決手段】 リクライニングベッド1は、頭側ベッドフレーム41と、頭側ベッドフレーム41に分離可能に連結された足側ベッドフレーム45と、頭側ベッドフレーム41に対する傾斜角が変化する頭側床板11と、第一足側端部15aが足側ベッドフレーム45に沿って移動可能に設けられた第一の足側床板15と、第一の足側床板15の第一頭側端部15bに第二足側端部25aが相対回転及び分離可能に連結され、第二頭側端部25bが頭側ベッドフレーム41に対して回動可能に設けられた第二の足側床板25と、頭側ベッドフレーム41に固定されたアクチュエータ50と、アクチュエータ50と頭側床板11及び第二の足側床板25の間を連結する第一リンク機構60と、を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、分離可能なリクライニングベッドに関する。
従来のスライド式介護ベッドは、座部スライドフレームをベッドフレームから独立させ、ベッドの幅方向にスライド出来るように構成されている。背もたれ部は倒立自在に座部スライドフレームに支承されアクチュエータを介して倒立駆動される。(例えば、特許文献1参照。)。これにより、オムツ交換や体位変更、車椅子への移乗動作において、患者等と介護者双方の苦痛と過負荷を大幅に軽減出来る。
また、従来のスライドベッドは、ベッドフレーム本体を頭側ベッドフレームと足側ベッドフレームの分離型とし、個々のベッドフレームの四隅部にキャスター付き支柱脚を設けて個別に移動出来る構成とし、前記の頭側ベッドフレームと足側ベッドフレーム双方の内側端面部の間で自在にスライド出来るように、横行摺動部を設け一組のスライド金具を係合する形として、その摺動面に非鉄金属系又は合成樹脂製の摺動板を取り付け相互に摺動可能な構成としてある。これにより、ベッド不使用時における収納スペースが大幅に節減される(例えば、特許文献2参照。)。
実用新案登録第3102324号公報 特開2001−170115号公報
しかしながら、特許文献1のスライド式介護ベッドでは、スライド量に制限があるので、利用者は予めスライド方向に体をずらすか、下肢部のみ斜め方向にして、スライド部にかかとを下ろす方法で座位姿勢を取る必要がある。これは、健常な利用者であれば問題ないが、上半身の座位姿勢が困難な利用者にとっては不安定な姿勢であり、左右に倒れる恐れがある。又、正面から移乗機、車椅子を近づけて移乗させる場合にスペースが少ないため、移乗作業が困難となる恐れがある。
また、特許文献2のスライドベッドにはリクライニング機構が設けられていないので、特許文献2のスライドベッドを、リクライニング機構を備えた介護ベッドに適用するのは困難である。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、リクライニング動作を行った後頭側と足側に分離することで、利用者に容易に座位を取らせることが出来るリクライニングベッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の技術的手段は、頭側ベッドフレームと、前記頭側ベッドフレームに分離可能に連結された足側ベッドフレームと、前記頭側ベッドフレームに対して傾斜角が変化する頭側床板と、前記足側ベッドフレームに沿って移動可能な第一足側端部を一端とし、他端には第一頭側端部を有するとともに、前記足側ベッドフレームに対して相対回転可能に設けられた第一の足側床板と、前記第一頭側端部に相対回転及び分離可能に連結される第二足側端部を一端とし、前記頭側ベッドフレームに対して回動可能に他端の第二頭側端部が前記頭側ベッドフレームに設けられた第二の足側床板と、前記頭側ベッドフレームに取り付けられた駆動装置と、前記駆動装置と前記頭側床板及び前記第二の足側床板の間を連結する第一リンク機構と、を備えた構成とした。
この場合、前記頭側床板は起伏可能な側板を幅方向の少なくともいずれか一方に備え、前記側板と前記駆動装置との間は第二リンク機構により連結されていると良い。
また、前記第一の足側床板と前記第二の足側床板との連結部は、利用者が横たわった時の膝の位置に設定されると良い。
更に、前記第一の足側床板又は前記第二の足側床板のいずれか一方は係止部を備え、他方は前記係止部に係止される被係止部を備えると良い。
また、上記課題を解決するため、第2の技術的手段は、頭側の第1ベッドフレームと、該第1ベッドフレームに対して移動自在となり、前記第1ベッドフレームに連結されると共に分離が行える足側の第2ベッドフレームと、前記第1ベッドフレーム上に設けられ、前記第1ベッドフレームに対して傾斜角が変化する頭側の第1床板と、前記第1ベッドフレームに設けられ移動自在な第2床板と、該第2床板と連結し、一端が前記第2ベッドフレームに沿って移動する足側の第3床板と、前記第1床板の傾斜角を変化させる駆動装置と、該駆動装置に連携して前記第2床板と前記第3床板との間の角度を変化させることにより膝角度を変えるリンク機構とを備えた構成とした。
この場合、前記第1床板の両側には頭の横ずれを両側で支える第4床板を備え、該第4床板は前記リンク機構の動作により起伏すると良い。
また、前記第2床板と前記第3床板が連結する部位には凹凸形状を呈する嵌合機構を備えると良い。
更に、前記第1ベッドフレームと前記第2ベッドフレームが連結する部位には、前記第1ベッドフレームに対して、前記第2ベッドフレームを横方向に移動させることにより分離が行えるスライドレールを備えると良い。
上記した第1の技術的手段によれば、足側ベッドフレームが頭側ベッドフレームに分離可能に連結されており、第二の足側床板が第一の足側床板に相対回転可能及び分離可能に連結されているので、リクライニングベッドを頭側と足側に分離することが出来る。また、駆動装置及び駆動装置と頭側床板及び第二の足側床板との間を連結する第一リンク機構を備えるので、膝上げと並行して背上げを行うリクライニング動作を行うことが出来る。よって、リクライニング動作を行った後、リクライニングベッドを頭側と足側に分離し、利用者の足を下ろすことで、利用者に容易に座位を取らせることが出来る。
この場合、頭側床板及び第一の足側床板の回動の際、側板を起こすことが出来るようにすれば、リクライニング動作の際、利用者の体が頭側床板からはみ出して倒れるのを防ぐことが出来る。
また、第一の足側床板と第二の足側床板との連結部は利用者が横たわった時の膝の位置に設定すれば、利用者がリクライニングベッドに横たわった状態でリクライニング動作を行った後、リクライニングベッドを頭側と足側に分離し、利用者の足を下ろすことで、利用者に容易に座位を取らせることが出来る。
更に、第一の足側床板又は第二の足側床板のいずれか一方は係止部を備え、他方は係止部に係止される被係止部を備えるようにすれば、リクライニングベッドを第一の足側床板と第二の足側床板との間の位置で容易に分離・係止することが出来る。
上記した第2の技術的手段によれば、また、第2ベッドフレームが第1ベッドフレームに対して移動自在となるように連結されると共に分離が行えるため、リクライニングベッドを頭側と足側に分離することが出来る。また、前記第1ベッドフレーム上に設けられ、前記第1ベッドフレームに対して傾斜角が変化する頭側の第1床板と、前記第1ベッドフレームに設けられ移動自在な第2床板と、該第2床板と連結し、一端が前記第2ベッドフレームに沿って移動する足側の第3床板と、前記第1床板の傾斜角を変化させる駆動装置と、該駆動装置に連携して前記第2床板と前記第3床板との間の角度を変化させることにより膝角度を変えるリンク機構を備えるため、膝上げと並行して背上げを行うリクライニング動作を行うことが出来る。
この場合、前記第1床板の両側には頭の横ずれを両側で支える第4床板を備え、該第4床板は前記リンク機構の動作により起伏するようにすれば、リクライニング動作の際、利用者の体が頭側床板からはみ出して倒れるのを防ぐことが出来る。
また、前記第2床板と前記第3床板が連結する部位には凹凸形状を呈する嵌合機構を備えるようにすれば、前記第2床板と前記第3床板の分離・係止が容易に出来る。
更に、更に、前記第1ベッドフレームと前記第2ベッドフレームが連結する部位には、前記第1ベッドフレームに対して、前記第2ベッドフレームを横方向に移動させることにより分離が行えるスライドレールを備えるようにすれば、前記第1ベッドフレームと前記第2ベッドフレームの分離・係止が容易に出来る。
以下に本発明の実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1のリクライニングベッド1の側面を示す説明図である。本発明の実施例1のリクライニングベッド1は、床板10と、床板10を支えるベッドフレーム40と、床板を駆動しベッドフレーム40に固定される駆動装置としてのアクチュエータ50と、アクチュエータ50から床板10へ駆動力を伝達する第一リンク機構60及び第二リンク機構60aと、を備える。なお、図1は、第一リンク機構60等の説明のために一部透過図となっている。
ベッドフレーム40は、利用者がリクライニングベッド1に横たわった時の膝の位置で頭側ベッドフレーム(第1ベッドフレーム)41と足側ベッドフレーム(第2ベッドフレーム)45とに分離可能である。ここで、膝の位置は個々人により異なるので、平均的な膝の位置とする。頭側ベッドフレーム41と足側ベッドフレーム45との間は、ボルト−ナットにより連結されている。
床板10は、頭側床板(第1床板)11と、第一の足側床板(第3床板)15と、第二の足側床板(第2床板)25と、を備える。頭側床板11はレール部12を備え、頭側ベッドフレーム41に対して後述の第一リンク機構60を介して傾斜が変化するように設けられている。第一の足側床板15の足側端部(第一足側端部)15aは、足側ベッドフレーム45に対して摺動(移動)可能に設けられている。第二の足側床板25は、その足側端部(第二足側端部)25aが第一の足側床板15の頭側端部(第一頭側端部)に対して相対回転可能及び分離可能に連結されている。第二の足側床板25の頭側端部(第二頭側端部)25bは、軸28を介して頭側ベッドフレーム41に対して回動可能に設けられている。図2は本発明の実施例1のリクライニングベッド1のベッドフレーム40、床板10の上面を示す説明図である。なお、図2は一部透過図となっている。図2のように、頭側床板11は、その幅方向(図2の上下方向で、利用者がベッドの上に仰向けに横たわった時の左右方向)の少なくともいずれか一方に、蝶番37により背板38に対して起伏可能な側板(第4床板)35を備えている。
図3は本発明の実施例1のリクライニングベッド1の第一の足側床板15と第二の足側床板25との連結部16を示す部分拡大側面図である。連結部16には、凹凸形状を呈する嵌合機構として、フック部26と軸17を備えている。第二の足側床板25には、板部25cとフレーム部25dを有しており、フレーム部25dに係止部としてのフック部26が設けられている。第一の足側床板15には、板部15cとフレーム部15dを有しており、フレーム部15dに被係止部としての軸17が固定されている。フック部26の先端の位置は、第一の足側床板15及び第二の足側床板25が水平状態の際に、軸17の下端との間に隙間Gが出来るように設定されている。なお、第一の足側床板15に係止部としてのフック部、第二の足側床板25に被係止部としての軸が設けられていても良い。又、係止部、被係止部の具体的形状はフック部、軸に限られない。
図1を参照して、本発明の実施例1のリクライニングベッド1の床板10を駆動するアクチュエータ50、第一リンク機構(リンク機構)60及び第二リンク機構(リンク機構)60aについて説明する。伸縮式のアクチュエータ50は頭側ベッドフレーム41に取り付けられている。アクチュエータ50の可動部51にはリンク61の一端が相対回転可能に連結されている。リンク61の他端は、頭側ベッドフレーム41に固定されたシャフト部43(図2)に挿通されたパイプ62に溶接されており、頭側ベッドフレーム41に対して相対回転可能となっている。パイプ62にはリンク63の一端が溶接されている。リンク63の他端にはローラー64が設けられ、ローラー64を介してリンク63が頭側床板11を支えるようになっている。ローラー64は、回動しながら頭側床板11のレール部12に沿って移動する。
頭側床板11の下端には、リンク70の一端が相対回転可能に連結されている。リンク70の他端は、頭側ベッドフレーム41に固定されたシャフト部43(図2)に挿通されたパイプ71に溶接されており、頭側ベッドフレーム41に対して相対回転可能となっている。
頭側ベッドフレーム41にはさらに、リンク72の一端が相対回転可能に連結されている。リンク72の中間部は、頭側床板11の側面に相対回転可能に連結されている。リンク72の他端にはローラー73が設けられ、回動しながら側板35を押し上げる。
パイプ62にはリンク80の一端が溶接されている。リンク80の他端には、長尺のリンク81の一端が相対回転可能に連結されている。リンク81の他端には、リンク82の一端が相対回転可能に連結されている。リンク82の他端は、頭側ベッドフレーム41に固定されたシャフト部44(図2)に挿通されたパイプ83に溶接されており、頭側ベッドフレーム41に対して相対回転可能に連結されている。パイプ83にはリンク84の一端が溶接されている。リンク84の他端にはリンク85の一端が相対回転可能に連結されている。リンク85の他端はリンク86の略中央部に連結されている。リンク86の下側の他端にはローラー87が設けられ、ローラー87が回動しながら頭側ベッドフレーム41に設けられたレール部(図示なし)に沿って移動する。リンク86の他端はリンク88の略中央部に相対回転可能に連結されている。リンク88の一端は頭側ベッドフレーム41に固定されたシャフト部44(図2)に挿通されたパイプ89に溶接されており、頭側ベッドフレーム41に対して相対回転可能に連結されている。リンク88の他端にはローラー90が設けられ、回動しながら第二の足側床板25のレール部27に沿って移動する。
なお、上記リンク61、パイプ62、リンク63、ローラー64、リンク70、パイプ71、リンク72、リンク80、リンク81、リンク82、パイプ83、リンク84、リンク85、リンク86、ローラー87、リンク88、パイプ89、ローラー90は、第一リンク機構60を構成する。また、リンク61、パイプ62、リンク63、ローラー64、リンク70、リンク72、ローラー73は、第二リンク機構60aを構成する。リンク61、パイプ62、リンク63、ローラー64、リンク70、リンク72は、第一リンク機構60及び第二リンク機構60aの両方の機能を担うが、第一リンク機構60と第二リンク機構60aとをそれぞれ独立して設けても良い。
本発明の実施例1のリクライニングベッド1の動作を以下に説明する。アクチュエータ50の可動部51が図1の右方向へ移動すると、アクチュエータ50の可動部51に連結されたリンク61が図1の反時計方向に回動する。リンク61が図1の反時計方向に回転すると、リンク61が溶接されたパイプ62が頭側ベッドフレーム41に固定されたシャフト部43(図2)に対して図1の反時計方向に回動する。パイプ62が図1の反時計方向に回動すると、パイプ62に溶接されたリンク63が図1の反時計方向に回動する。リンク63が図1の反時計方向に回動すると、リンク63はローラー64を介して頭側床板11を持ち上げて図1の反時計方向に回動させる。この時、リンク63のローラー64は、頭側床板11のレール部12に沿い、頭側床板11の下端へ向かって(図1の左下方向へ)回動しながら移動する。ここで、頭側床板11の下端がリンク70を介して頭側ベッドフレーム41に連結されており、また、頭側床板11の側面がリンク72を介して頭側ベッドフレーム41に連結されているため、頭側床板11はその下端を図1の右方向に移動させながら図1の反時計方向に回動する。これにより、リクライニング動作の際に利用者の腰を無理に折り曲げるのを防ぐことが出来る。このリクライニング動作の際、リンク72と頭側床板11とは、その相対角度が大きくなるように相対移動するので、リンク72はローラー73を介して側板35を起き上がらせる。この際、ローラー73は回動しながら側板35を起き上がらせる。これにより、リクライニング動作の際に利用者の体が頭側床板11からはみ出して倒れるのを防ぐことが出来る。
アクチュエータ50の可動部51が図1の右方向に移動してリンク61が図1の反時計方向に回動し、パイプ62が頭側ベッドフレーム41に対して図1の反時計方向に回動すると、パイプ62に溶接されたリンク80が図1の反時計方向に回動する。リンク80が図1の反時計方向に回動すると、リンク81が図1の右方向に移動する。リンク81が図1の右方向に移動すると、リンク82が図1の反時計方向に回動する。リンク82が図1の反時計方向に回動すると、リンク82が溶接されたパイプ83が頭側ベッドフレーム41に固定されたシャフト部44(図2)に対して図1の反時計方向に回動する。パイプ83が図1の反時計方向に回動すると、パイプ83に溶接されたリンク84が図1の反時計方向に回動する。リンク84が図1の反時計方向に回動すると、リンク84に連結されたリンク85が図1の右方向に移動する。リンク85が図1の右方向に移動すると、リンク86の他端に設けられたローラー87が回動しながら頭側ベッドフレーム41に設けられたレール部(図示なし)に沿って図1の右方向に移動し、リンク86がリンク88との連結部を回動中心として図1の反時計方向に回動する。
ローラー87がリンク86とリンク88との連結部よりも図1の左側にある時は、ローラー87の右への移動に伴ってリンク86とリンク88との連結部は図1の上方向へ移動する。これに伴い、リンク88は、リンク88が溶接されたパイプ89が挿通された頭側ベッドフレーム41に固定されたシャフト44(図2)を回動中心として、図1の反時計方向に回動する。リンク88が図1の反時計方向に回動すると、リンク88の他端に設けられたローラー90が回動しながら第二の足側床板25のレール部27に沿って図1の左側に移動し、第二の足側床板25を、軸28を回動中心として頭側ベッドフレーム41に対して図1の時計回りに回動させる。図4は本発明の実施例1のリクライニングベッド1の第一の足側床板15と第二の足側床板25との連結部16を示す部分拡大側面図である。図4のように、第二の足側床板25が図1の時計回りに回動すると、第一の足側床板15の軸17が第二の足側床板25のフック部26により係止されるので、第一の足側床板15は、第一の足側端部15aを足側ベッドフレーム45に対して摺動させながら、図1の反時計回りに相対回転する。
図1に戻って、ローラー87がリンク86とリンク88との連結部よりも図1の右側にある時は、ローラー87の図1の右方向への移動に伴ってリンク86とリンク88との連結部は図1の下方向へ移動する。これに伴い、リンク88は、リンク88が溶接されたパイプ89が挿通された頭側ベッドフレーム41に固定されたシャフト44を回動中心として、図1の時計方向に回動する。リンク88が、図1の時計方向に回動すると、ローラー90が回動しながら第二の足側床板25のレール部27に沿って図1の右方向に移動し、第二の足側床板25を、軸28を回動中心として頭側ベッドフレーム41に対して図1の反時計回りに回動させる。第二の足側床板25が図1の反時計回りに回動すると、上記した連結部16により連結されている第一の足側床板15も、第一の足側端部15aを足側ベッドフレーム45に対して図1の左方向に摺動させながら、図1の時計回りに相対回転する。これにより、頭側床板11の図1の反時計回りの回動に伴って、第一の足側床板15と第二の足側床板25との連結部16を図1の上下に移動させ、頭側床板11が完全に起き上がるまでに第一、第二の足側床板15、25を水平にさせることが出来る。よって、利用者の膝を持ち上げながら背を持ち上げる動作を行うので、背を持ち上げる動作の際に利用者の体がリクライニングベッド1上の足側にずれてしまうのを防ぐことが出来る。
図5は本発明の実施例1のリクライニングベッド1の分離状態を示す側面からの説明図である。本発明の実施例1のリクライニングベッド1では、頭側ベッドフレーム41及び足側ベッドフレーム45がボルト−ナットにより連結されており、頭側床板11及び第一、第二の足側床板15、25の水平状態においては、図3のように、第二の足側床板25に設けられたフック部26の先端と第一の足側床板15に設けられた軸17の下端との間に隙間Gがあるため、足側ベッドフレーム45に設けられたキャスター47(図5)を用いて、リクライニングベッド1を頭側と足側に分離し、足側のリクライニングベッド1を図1の左方向に移動可能である。また、第一の足側床板15と第二の足側床板25との連結部16の位置は、利用者が横たわった時の膝の位置に設定されている。よって、頭側ベッドフレーム41に設けられたアクチュエータ50により、頭側床板11、第二の足側床板25を駆動してリクライニング動作を行った後、リクライニングベッド1を頭側と足側に分離し、利用者の足を下ろすことで、利用者に容易に座位を取らせることが出来る。また、リクライニング動作と同時に側板35を駆動することによって、利用者の体が頭側床板11からずれて倒れるのを防ぐことが出来る。また、分離時に足側ベッドフレーム45をキャスター47を用いて離れた場所へ移動出来るので、座位を取っている利用者に車椅子を近づけるためのスペースを広く取ることが出来る。
図6は本発明の実施例1のリクライニングベッド1のフレーム40の連結部を示す部分説明図である。図6のように、ガイド部46を足側ベッドフレーム45に設けることで、分離後に再びリクライニングベッド1の足側フレーム45を頭側フレーム41に容易に結合することが出来る。この時、第一の足側床板15と第二の足側床板25との間も、図3に示す連結部16により、容易に結合することが出来る。
(実施例2)
実施例2のリクライニングベッド2は、頭側ベッドフレーム41と足側ベッドフレーム45の連結部及び第一の足側床板15と第二の足側床板25との連結部16を除いては実施例1と同一であるので説明を省略する。
図7は本発明の実施例2のリクライニングベッド2の頭側ベッドフレーム41と足側ベッドフレーム45の間の連結部を示す説明図である。図8は本発明の実施例2のリクライニングベッド2の頭側ベッドフレーム41と足側ベッドフレーム45が互いにスライドした状態を示す説明図である。実施例2のリクライニングベッド2の頭側ベッドフレーム41と足側ベッドフレーム45との間は、スライドレール48により連結されている。これにより、足側ベッドフレーム45は頭側ベッドフレーム41に対して互いにスライドするようになっている。図9は本発明の実施例2のリクライニングベッド2の第一の足側床板15と第二の足側床板25との連結部16を示す部分拡大側面図である。実施例2のリクライニングベッド2の第一の足側床板15と第二の足側床板25との連結部16では、第一の足側床板15と第二の足側床板25のフック部26の先端との間に隙間Hが設けられているので、足側ベッドフレーム45を頭側ベッドフレーム41に対してスライドさせる際、第一の足側床板15を第二の足側床板25に対してスライド可能である。足側ベッドフレーム45の図8の上端(又は下端)が頭側ベッドフレーム41の図8の下端(又は上端)に到達した後は、足側ベッドフレーム45は頭側ベッドフレーム41から分離するようになっている。なお、頭側ベッドフレーム41の図8の上下端には、分離後の足側ベッドフレーム45が頭側ベッドフレーム41に容易に連結出来るように、ガイド部49が設けられている。
実施例2のリクライニングベッド2では、足側ベッドフレーム45を頭側ベッドフレーム41に対してスライドさせて分離させ、それと同時に第一の足側床板15を第二の足側床板25から分離することが出来るので、足側ベッドフレーム45に設けられたキャスター47を用いて頭側と足側に分離可能である。また、第一の足側床板15と第二の足側床板25との連結部16の位置は、利用者が横たわった時の膝の位置に設定されている。よって、頭側ベッドフレーム41に設けられたアクチュエータ50により、頭側床板11、第二の足側床板25を駆動してリクライニング動作を行った後、リクライニングベッド2を分離することで、利用者に容易に座位をとらせることが出来る。又、同時に側板35を駆動することによって、利用者の体が頭側床板11からずれて倒れるのを防ぐことが出来る。また、分離時に足側ベッドフレーム45をキャスター47を用いて離れた場所へ移動出来るので、座位を取っている利用者に車椅子を近づけるためのスペースを広く取ることが出来る。
本発明の実施例1のリクライニングベッドの側面を示す説明図である。 本発明の実施例1のリクライニングベッドのベッドフレーム、床板の上面を示す説明図である。 本発明の実施例1のリクライニングベッドの第一の足側床板と第二の足側床板との連結部を示す部分拡大側面図である。 本発明の実施例1のリクライニングベッドの第一の足側床板と第二の足側床板との連結部を示す部分拡大側面図である。 本発明の実施例1のリクライニングベッドの分離状態を示す側面からの説明図である。 本発明の実施例1のリクライニングベッドのフレームの連結部を示す部分説明図である。 本発明の実施例2のリクライニングベッドの頭側ベッドフレームと足側ベッドフレームの間の連結部を示す説明図である。 本発明の実施例2のリクライニングベッドの頭側ベッドフレームと足側ベッドフレームが互いにスライドした状態を示す説明図である。 本発明の実施例2のリクライニングベッドの第一の足側床板と第二の足側床板との連結部を示す部分拡大側面図である。
符号の説明
1 リクライニングベッド
11 頭側床板(第1床板)
15 第一の足側床板(第3床板)
15a 第一足側端部
15b 第一頭側端部
16 連結部
25 第二の足側床板
25a 第二足側端部(第2床板)
25b 第二頭側端部
26 係止部(フック部、嵌合機構)
27 被係止部(軸、嵌合機構)
35 側板(第4床板)
41 頭側ベッドフレーム(第1ベッドフレーム)
45 足側ベッドフレーム(第2ベッドフレーム)
48 スライドレール
50 アクチュエータ(駆動装置)
60 第一リンク機構(リンク機構)
60a 第二リンク機構(リンク機構)

Claims (8)

  1. 頭側ベッドフレームと、
    前記頭側ベッドフレームに分離可能に連結された足側ベッドフレームと、
    前記頭側ベッドフレームに対して傾斜角が変化する頭側床板と、
    前記足側ベッドフレームに沿って移動可能な第一足側端部を一端とし、他端には第一頭側端部を有すると共に、前記足側ベッドフレームに対して相対回転可能に設けられた第一の足側床板と、
    前記第一頭側端部に相対回転及び分離可能に連結される第二足側端部を一端とし、前記頭側ベッドフレームに対して回動可能に他端の第二頭側端部が前記頭側ベッドフレームに設けられた第二の足側床板と、
    前記頭側ベッドフレームに取り付けられた駆動装置と、
    前記駆動装置と前記頭側床板及び前記第二の足側床板の間を連結する第一リンク機構と、を備えたリクライニングベッド。
  2. 前記頭側床板は起伏可能な側板を幅方向の少なくともいずれか一方に備え、前記側板と前記駆動装置との間は第二リンク機構により連結されていることを特徴とする請求項1に記載のリクライニングベッド。
  3. 前記第一の足側床板と前記第二の足側床板との連結部は、利用者が横たわった時の膝の位置に設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のリクライニングベッド。
  4. 前記第一の足側床板又は前記第二の足側床板のいずれか一方は係止部を備え、他方は前記係止部に係止される被係止部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のリクライニングベッド。
  5. 頭側の第1ベッドフレームと、
    該第1ベッドフレームに対して移動自在となり、前記第1ベッドフレームに連結されると共に分離が行える足側の第2ベッドフレームと、
    前記第1ベッドフレーム上に設けられ、前記第1ベッドフレームに対して傾斜角が変化する頭側の第1床板と、
    前記第1ベッドフレームに設けられ移動自在な第2床板と、
    該第2床板と連結し、一端が前記第2ベッドフレームに沿って移動する足側の第3床板と、
    前記第1床板の傾斜角を変化させる駆動装置と、
    該駆動装置に連携して前記第2床板と前記第3床板との間の角度を変化させることにより膝角度を変えるリンク機構とを備えたリクライニングベッド。
  6. 前記第1床板の両側には頭の横ずれを両側で支える第4床板を備え、該第4床板は前記リンク機構の動作により起伏する請求項5に記載のリクライニングベッド。
  7. 前記第2床板と前記第3床板が連結する部位には凹凸形状を呈する嵌合機構を備える請求項5又は6に記載のリクライニングベッド。
  8. 前記第1ベッドフレームと前記第2ベッドフレームが連結する部位には、前記第1ベッドフレームに対して、前記第2ベッドフレームを横方向に移動させることにより分離が行えるスライドレールを備える請求項5乃至7のいづれか一項に記載のリクライニングベッド。
JP2008277562A 2008-10-29 2008-10-29 リクライニングベッド Pending JP2010104466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008277562A JP2010104466A (ja) 2008-10-29 2008-10-29 リクライニングベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008277562A JP2010104466A (ja) 2008-10-29 2008-10-29 リクライニングベッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010104466A true JP2010104466A (ja) 2010-05-13

Family

ID=42294524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008277562A Pending JP2010104466A (ja) 2008-10-29 2008-10-29 リクライニングベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010104466A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001340167A (ja) * 2000-06-06 2001-12-11 Kokuyo Co Ltd ベッド
JP2005304602A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Aisin Seiki Co Ltd ベッド
JP3117468U (ja) * 2005-10-07 2006-01-05 有限会社メディック・ジャパン 介護型車椅子として使用可能な分離可能スライド式介護ベッド
JP2006314690A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Chest M I Inc 介護用ベッド

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001340167A (ja) * 2000-06-06 2001-12-11 Kokuyo Co Ltd ベッド
JP2005304602A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Aisin Seiki Co Ltd ベッド
JP2006314690A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Chest M I Inc 介護用ベッド
JP3117468U (ja) * 2005-10-07 2006-01-05 有限会社メディック・ジャパン 介護型車椅子として使用可能な分離可能スライド式介護ベッド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5340480B2 (ja) ベッド
EP2764856B1 (en) Movable bed
EP2992866B1 (en) Wheelchair and combined bed
US8615827B2 (en) Person-support apparatus with movable portions
JP2013173075A (ja) ベッド、及びベッドの合体方法と分離方法
KR101264030B1 (ko) 환자용 침대
KR20170101333A (ko) 배드이송형 전동휠체어
TWI593370B (zh) 仰臥台之底板控制方法及其裝置
JP5089785B2 (ja) リクライニングベッド
JP6581459B2 (ja) 寝台装置
JP2010104466A (ja) リクライニングベッド
JP2002078756A (ja) ベッド及び車椅子
JP3224889U (ja) 電動ベッド
JP2005034406A (ja) 背上げ式ベッド装置
JP2008104813A5 (ja)
JP2013123556A (ja) ベッド
JP5386334B2 (ja) 多目的ベッド装置
JP2006034469A (ja) 立ち上がり補助椅子
JP2004057217A (ja) 起床式ベッド装置及びマットレス
JP4521059B1 (ja) 着座部構造
JP2009125339A (ja) ベッド
JP2006314690A (ja) 介護用ベッド
CN216455734U (zh) 护理床
KR102532369B1 (ko) 다기능 환자용 침대
JP6043214B2 (ja) 移動昇降椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130820