JP5340106B2 - 自動二輪車用動力伝達装置 - Google Patents
自動二輪車用動力伝達装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5340106B2 JP5340106B2 JP2009233473A JP2009233473A JP5340106B2 JP 5340106 B2 JP5340106 B2 JP 5340106B2 JP 2009233473 A JP2009233473 A JP 2009233473A JP 2009233473 A JP2009233473 A JP 2009233473A JP 5340106 B2 JP5340106 B2 JP 5340106B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- gear
- transmission
- sub
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
図1〜図6は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車用動力伝達装置であり、これらの図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。各図において、自動二輪車の車幅方向を矢印Wで表示し、車輌前方(進行方向)を矢印Fで表示している。また、乗車したライダーから見た左右方向を、車輌の左右方向として表示している。
実施の形態における変速操作は、サブシフター(サブシフト機構)23による高低速切換操作と、二つのメインシフター(メインシフト機構)45,46による4段切換操作とを組み合わせることにより、合計8段変速が可能となっている。減速比の大小関係は各種組み合わせが可能である。たとえば、サブシフター23を低速位置に位置させた時の低速第4速の減速比よりも、サブシフター23を高速位置に位置させた時の高速第1速の減速比を小さくすると、全体として、減速比の大きい順に、低速第1速、低速第2速、低速第3速、低速第4速、高速第1速、高速第2速、高速第3速及び高速第4速となる。別の減速比の組合せとして、高速段位と低速段位とをオーバーラップさせて、減速比の大きい順に、低速第1速、高速第1速、低速第2速、高速第2速、低速第3速、高速第3速、低速第4速及び高速第4速と並ぶようにすることもできる。勿論、その他の減速比の大小関係の設定も可能である。
図8及び図9は、自動二輪車用動力伝達装置の参考例1であり、クランクケース1,変速機ケース2,クランク軸3,クランク軸3の軸受10,11,12、ピストン13,クラッチ室20,多板式摩擦クラッチ35,変速用入力軸5、変速用出力軸6、出力スプロケット66、駆動チェーン67、スプロケット68、後車軸69及び後車輪70については、基本的な構造は前記実施の形態と同じであるので、同じ符号を附し、重複説明は省略する。また、前記実施の形態と同様、各図において、自動二輪車の車幅方向を矢印Wで表示し、車輌前方(進行方向)を矢印Fで表示している。さらに、乗車したライダーから見た左右方向を、車輌の左右方向として説明する。
この参考例1の基本的な操作は、前記実施の形態と同様、サブシフター123による高、低速切換操作と、二つのメインシフター145,146による3段切換操作とを組み合わせることにより、合計6段変速が可能となっている。減速比の大小関係は各種組み合わせが可能である。たとえば、サブシフター123を低速位置に位置させた時の低速第3速の減速比よりも、サブシフター123を高速位置に位置させた時の高速第1段時の減速比を小さくすることにより、全体として、減速比の大きい順に、低速第1速、低速第2速、低速第3速、高速第1速、高速第2速及び高速第3速となる。または、別の例として、高速段位と低速段位とをオーバーラップさせて、減速比の大きい順に、低速第1速、高速第1速、低速第2速、高速第2速、低速第3速及び高速第3速と並ぶように構成することもできる。勿論、その他の減速比の大小関係の設定も可能である。
図10及び図11は、自動二輪車用動力伝達装置の参考例2であり、前記参考例1と基本的に同様の構造を、図11のようにクランク軸3が矢印R2方向に逆回転するエンジンに適用した例である。前記参考例1と同じ部品には同じ符号を附してある。
(1)前記実施の形態では、全8段及び全6段の変速段位を有する構造としているが、全10段、全12段又はそれ以上の段位数に構成することも可能である。勿論、奇数段に構成することも可能である。
2 変速機ケース
2a 副変速機ケース部
3 クランク軸
5 変速用入力軸
6 変速用出力軸
21,22 クラッチギヤ
23 サブシフター(サブシフト機構)
25 係合孔(サブシフト機構用)
26,27 係合突起(サブシフト機構用)
28,29 クラッチギヤ
35 多板式摩擦クラッチ
41,42,43,44 変速用入力側第1速、第2速、第3速、第4速ギヤ
45,46 第1,第2メインシフター(メインシフト機構)
47,48 係合孔
50,51,52,53 係合突起
61,62,63,64 変速用出力側第1速、第2速、第3速、第4速ギヤ
101 クランクギヤ
102 クラッチ軸
103 クラッチギヤ
111,112 副変速駆動ギヤ
113,114 副変速被駆動ギヤ
123 サブシフター(サブシフト機構)
125 係合孔(サブシフト機構用)
126,127 係合突起(サブシフト機構用)
141,142,143 変速用入力側第1速、第2速、第3速ギヤ
145,146 第1,第2メインシフター(メインシフト機構)
147,148 係合孔
150,151,152 係合突起
161,162,163,164 変速用出力側第1速、第2速、第3速ギヤ
172 反転用被駆動ギヤ
173 反転用駆動ギヤ
Claims (6)
- エンジンのクランク軸からクラッチ及び変速ケース内の変速機を経て駆動車軸に動力を伝達する自動二輪車用動力伝達装置において、
前記変速機は、複数の変速用入力側ギヤからなる入力側ギヤ列を備えた変速用入力軸と、前記各変速用入力側ギヤにそれぞれ常時噛み合う変速用出力側ギヤからなる出力側ギヤ列を備えた変速用出力軸と、前記変速用入力軸から前記変速用出力軸への動力伝達を、所望の前記ギヤを選択して動力伝達可能とするメインシフト機構と、を備え、
前記クランク軸には、低速用クランクギヤと高速用クランクギヤとが空転可能に嵌合すると共に、両クランクギヤを選択的にクランク軸に連結するサブシフト機構が配置され、
前記クラッチの動力上流側部材には、前記各クランクギヤに常時噛み合う低速用クラッチギヤと高速用クラッチギヤとが固着され、
前記サブシフト機構は、高速位置、低速位置及び中立位置の間で切換自在であり、
前記入力側ギヤ列及び前記出力側ギヤ列のうち、一方のギヤ列の各ギヤは、前記変速用入力軸及び変速用出力軸のうち、対応する一方の軸に対し、空転自在かつ軸方向移動不能に嵌合し、他方のギヤ列の各ギヤは、対応する他方の軸に対し、軸方向移動不能かつ回転不能に固定されており、
前記メインシフト機構として、前記一方の軸に、軸方向に移動可能にメインシフターをスプライン嵌合している、ことを特徴とする自動二輪車用動力伝達装置。 - 請求項1に記載の自動二輪車用動力伝達装置において、
前記クランク軸は車幅方向に延びるように配置されており、
前記サブシフト機構として、前記クランク軸の軸方向の端部にサブシフトシフターが軸方向移動自在にスプライン嵌合している、自動二輪車用動力伝達装置。 - 請求項1又は2に記載の自動二輪車用動力伝達装置において、
前記低速用クラッチギヤ及び前記高速用クラッチギヤは、前記変速用入力軸上に配置されると共に、連結ボスにより一体的に回転するように連結されている、自動二輪車用動力伝達装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の自動二輪車用動力伝達装置において、
前記低速用クラッチギヤ及び前記高速用クラッチギヤは、ヘリカルギヤである、自動二輪車用動力伝達装置。 - 請求項1乃至4いずれか一つに記載の自動二輪車用動力伝達装置において、
前記クランク軸の軸方向の一端部にはジェネレータが接続され、他端部に前記低速用クラッチギヤ及び前記高速用クラッチギヤが配置されている、自動二輪車用動力伝達装置 - エンジンのクランク軸からクラッチ及び変速ケース内の変速機を経て駆動車軸に動力を伝達する自動二輪車用動力伝達装置において、
前記変速機は、複数の変速用入力側ギヤからなる入力側ギヤ列を備えた変速用入力軸と、前記各変速用入力側ギヤにそれぞれ常時噛み合う変速用出力側ギヤからなる出力側ギヤ列を備えた変速用出力軸と、前記変速用入力軸から前記変速用出力軸への動力伝達を、所望の前記ギヤを選択して動力伝達可能とするメインシフト機構と、を備え、
前記クランク軸には、低速用クランクギヤと高速用クランクギヤとが空転可能に嵌合すると共に、両クランクギヤを選択的にクランク軸に連結するサブシフト機構が配置され、
前記クラッチの動力上流側部材には、前記各クランクギヤに常時噛み合う低速用クラッチギヤと高速用クラッチギヤとが固着され、
前記入力側ギヤ列は、前記変速用入力軸に対し、空転自在かつ軸方向移動不能に嵌合し、前記出力側ギヤ列は、変速用出力軸に対し、軸方向移動不能かつ回転不能に固定され、
前記変速用入力軸に、前記メインシフト機構として、軸方向に移動可能にメインシフターをスプライン嵌合し、前記クランク軸に、前記サブシフト機構として、軸方向に移動可能にサブシフターをスプライン嵌合している、ことを特徴とする自動二輪車用動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009233473A JP5340106B2 (ja) | 2009-10-07 | 2009-10-07 | 自動二輪車用動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009233473A JP5340106B2 (ja) | 2009-10-07 | 2009-10-07 | 自動二輪車用動力伝達装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013162585A Division JP5592980B2 (ja) | 2013-08-05 | 2013-08-05 | 自動二輪車用動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011080538A JP2011080538A (ja) | 2011-04-21 |
JP5340106B2 true JP5340106B2 (ja) | 2013-11-13 |
Family
ID=44074793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009233473A Expired - Fee Related JP5340106B2 (ja) | 2009-10-07 | 2009-10-07 | 自動二輪車用動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5340106B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6468061B2 (ja) * | 2015-05-08 | 2019-02-13 | スズキ株式会社 | 自動変速機 |
EP3336392A4 (en) | 2015-08-10 | 2018-07-25 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Transmission and vehicle |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS507640Y1 (ja) * | 1969-11-18 | 1975-03-06 | ||
JPH0798452B2 (ja) * | 1986-03-06 | 1995-10-25 | ヤマハ発動機株式会社 | 車輛用変速装置 |
JPH03148391A (ja) * | 1990-04-30 | 1991-06-25 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
JP2003148614A (ja) * | 2001-11-14 | 2003-05-21 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車の変速装置 |
-
2009
- 2009-10-07 JP JP2009233473A patent/JP5340106B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011080538A (ja) | 2011-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2017026537A1 (ja) | 変速装置および車両 | |
JP5022810B2 (ja) | 6組の前進変速ギヤ対を有する変速機 | |
KR20090032970A (ko) | 트윈 클러치식 변속 장치 | |
WO2004063596A1 (ja) | ツインクラッチ式変速機 | |
JP7209401B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
WO2011065562A1 (ja) | 自動二輪車用変速装置 | |
JP5329477B2 (ja) | 変速機 | |
JP6293616B2 (ja) | 車両用ギヤ式変速装置及び自動二輪車用減速変速機 | |
JP3660528B2 (ja) | 平行軸式変速機 | |
JP5340106B2 (ja) | 自動二輪車用動力伝達装置 | |
JP2009030753A (ja) | 6組の前進変速ギヤ対を有する変速機 | |
JP5592980B2 (ja) | 自動二輪車用動力伝達装置 | |
JP3989811B2 (ja) | 副変速機構付き変速機 | |
JP3956740B2 (ja) | 自動変速機 | |
JP5659278B2 (ja) | 自動二輪車用変速装置 | |
JP4302603B2 (ja) | トラクターの変速装置 | |
CN114763822B (zh) | 九速双离合自动变速器及车辆 | |
JP2017015250A (ja) | 手動変速機 | |
JP2011241883A (ja) | 変速機のリバースシフト機構 | |
JP2014101953A (ja) | 自動変速機 | |
JP6468061B2 (ja) | 自動変速機 | |
JP4443146B2 (ja) | 変速ギヤ装置のギヤ支持構造 | |
JP3628735B2 (ja) | 遊星歯車式変速装置 | |
JP2014059002A (ja) | 変速装置及び車両 | |
JP6178853B2 (ja) | 変速装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130709 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5340106 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |