JP5339438B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、熱転写プリンタ用に関し、更に詳しくは、ラミネート樹脂で保護されたプリントを作成するためのプリンタに関するものである。
熱転写プリンタによる印刷は、インクリボンを収納したインクリボンカセット等を使用し、インクリボンの背後からサーマルヘッドで加熱して、溶融又は軟化したインクを記録紙に転写する。
しかし、熱転写印刷でプリントしたハードコピーは、インクが熱溶融性を持っているために、外部からの衝撃に弱く、傷がつきやすい。プリント画が露出しているため、保存性が悪い。ところで、よく行われる文字やグラフィックのプリント画の場合は、傷がついても目立ちにくく、問題にならないことがほとんどであるが、風景のような自然画プリント
の場合には、傷がついてしまうと、この傷が目についてしまい美観を損ねてしまうことがある。
上記の課題を解決するため、特許文献1に記載された印刷では、インクが塗布されたインクエリアと、ラミネート樹脂を塗布したラミネート樹脂エリアとを所定の順番で形成したインクリボンを用い、インクエリアを記録紙に対面させ、背後からサーマルヘッドで加熱し、インクを記録紙に転写してから、ラミネート樹脂エリアを記録紙に対面させ、背後からサーマルヘッドで加熱して、インクを保護するように、ラミネート樹脂を記録紙に転写することが開示されている。
また、特許文献2に記載された印刷では、カバーフィルムにプレプリントリボンを当てて、透明インク層を熱転写した後、透明インク層の上に熱転写リボンを使って画像を印刷し、その後印刷被着体に前記のカバーフィルムの画像面を重ね合わせて、ラミネートして印刷物を作製することが開示されている。
特開平7−251575号公報 特開2008−119986号公報
しかしながら、特許文献1に記載の印刷では、インクを記録紙に転写した部分を、もう一度、ラミネート樹脂で、インクを保護しているため、ラミネート樹脂で保護しない印刷に比べて、印刷時間がほぼ2倍かかるという問題が生じる。
また、特許文献2に記載された印刷では、プレプリントリボン、熱転写リボン等が別々に必要となり、リボンおよび印字機構が大型・複雑化し、それによって、プリンタ装置自体の大きさも大きくなってしまうという問題が生じる。
そこで、本願発明は、印刷と同時に、ラミネートコーティングを施すことができるプリンタであって、印刷時間をラミネートコーティング無し印刷と同じくらいの時間で完了でき、かつ、プリンタの大きさもコンパクトなプリンタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、熱転写プリンタであって、印刷媒体を供給する印刷媒体供給部と、印刷面を規定しているインク層の表面がラミネート層によって覆われたインクリボンを供給するインクリボン供給部と、印刷媒体供給部から供給される印刷媒体にインクリボン供給部から供給されるインクリボンを用いて印刷を行うにあたり、印刷媒体にインクリボンを対面させた時に、多段階に温度を調整する機能を有する加熱手段によって、ラミネート層が印刷面をコーティングする第一の温度と、インク層の所定の部分が発色し、且つ、ラミネート層が印刷面をコーティングする第二の温度とに調整してラミネート層を加熱して、印刷面をコーティングする印刷ヘッドとを備える。
本願発明によれば、印刷と同時に、ラミネートコーティングを施すことができるため、印刷時間がラミネートコーティング無し印刷と比べて、ほぼ同じくらいの時間で完了することができるという効果を奏する。
また、本願発明によれば、印刷と同時に、ラミネートコーティングを施すことができるため、プリンタ装置の大きさが、ラミネートコーティング機能を備えた従来のプリンタとに比べ、コンパクトな大きさを実現することができるという効果を奏する。
本発明を実施した熱転写プリンタの概略図。 インクリボンの断面構造図。 印刷済みの印刷媒体の断面構造図。
本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1に、熱転写プリンタの主要部を示す。プラテン1は、不図示のパルスモータによって、矢線方向に回転し、インクリボン2および印刷媒体3を搬送する。
プラテン1の軸方向に沿って伸びたところに、サーマルヘッド6が設けられている。このサーマルヘッド6は、インクリボン2を背後から加熱して、溶融または軟化したインクを印刷媒体3に転写する。
インクリボン2は、供給リール5aと巻取りリール5bとに収納されている。供給リール5aから引き出されたインクリボン2は、サーマルヘッド6付近にある不図示のガイドローラを通って巻取りリール5bに巻き取られる。このインクリボン2が印刷媒体3と同じ速度でガイドローラの間を通過するときに、サーマルヘッド6で印刷媒体3に押圧・加熱される。
図2は、インクリボン2の模式的に断面構造を示したものである。
インクリボン2は、ベース基材21と、ラミネート層22と、インク層23と、粘着層24から構成されている。
ラミネート層22は、低温で、ベース基材21から剥離する。ラミネート層22の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネートが用いられる。また、上記の剥離を起こす温度(以下、剥離温度と略す)は、50℃くらいである。
インク層23は、高温で、発色する溶剤で構成されており、この発色を起こす温度は、80℃〜100℃くらいを想定している。このような溶剤は、材料メーカ等が開発しているので、ラミネート層22の剥離温度より高い温度を設定できる溶剤を選択する必要がある。
粘着層24は、ある温度で、印刷媒体3に定着する。この温度は、ラミネート層22の剥離温度と同じ温度を設定するとよい。また、ベース基材21についてであるが、図2において、ベース基材21の上に、低摩擦層を構成する場合もある。これは、インクリボン2が、リールの巻きついた状態から、抵抗なくサーマルヘッド6に供給されるようにするためである。
次に上記に示した実施例の作用について、図1ないし図3を参照しながら説明する。プラテン1に印刷媒体3を装着してから、不図示のパルスモータを駆動してプラテン1を回転させる。このプラテン1の回転で、印刷媒体3の先端がサーマルヘッド6に対面する記録開始位置に移動する。
プラテン1の回転と同時に、巻取りリール5bが回転し、インクリボン2の先端部をサーマルヘッド6にセットする。そして印刷媒体3の先端がサーマルヘッド6にセットされた時に、サーマルヘッド6をプラテン1に向けて移動し、インクリボン2を印刷媒体3に押圧する。
印刷媒体3とインクリボン2とが密着した状態で移動する間に、ライン状に配列された各発熱素子を発熱させる。これらの発熱素子は、インクリボン2を背後から加熱して、印刷媒体3に転写する。
ここで、インクリボン2に加熱する温度を調整することで、インク層23を発色させ、かつラミネート層22をラベル32に印刷するか、または、インク層23は発色させず、ラミネート層22をラベル32に印刷するかを実行することができる。
まず、サーマルヘッド6を高温(80℃〜100℃)にして、インクリボン2を背後から加熱し、印刷媒体3に転写すると、インク層23を発色させ、かつラミネート層22をラベル32に印刷することができる。その様子は、図3のエリア42に示してある。インク層23に黒く発色した部分33が認識できる。
また、サーマルヘッド6を低温(50℃くらい)にして、インクリボン2を背後から加熱し、印刷媒体3に転写すると、インク層23は発色させず、ラミネート層22をラベル32に印刷するのみである。
更に、ラベル32が無く、ラベル台紙31のみの部分は、サーマルヘッド6から加熱を行わないでインクリボン2と印刷媒体3を搬送する。すると、ラミネート層22とインク層23は、ベース基材21に密着したままになり、印刷媒体3には、何の印刷も行われない。このような温度の調整は、印刷媒体3上のラベルの有無や、どのようなデータ等の印刷を行うかによって決定される。こうした温度調整のコマンドは、不図示の上位コンピュータから図1の熱転写プリンタに送信され、上記の温度調整とそれに伴う印刷およびラミネートコーティングが行われる。
図3は、印刷済みの印刷媒体の断面構造図を示すものであり、ラミネート層によって、インク層が覆われるので、傷がついたりするのが防止される。また、ラベル32には、インクリボン2のインク層23が印刷されるため、インクリボン2には、インク層23に含まれているデータが、ラベル32にすべて印刷されるので、インクリボン2には、残存するデータがない。よって、従来の使用済みのインクリボンに残存するデータがセキュリティの問題になることがあったが、本発明では、そうした問題が生じることがない。
1 プラテン
2 インクリボン
3 印刷媒体
4 印刷媒体用リール
5a インクリボンの供給リール
5b インクリボンの巻取りリール
6 サーマルヘッド
21 ベース基材
22 ラミネート層
23 インク層
24 粘着層
31 ラベル台紙
32 ラベル

Claims (2)

  1. 印刷媒体を供給する印刷媒体供給部と、
    印刷面を規定しているインク層の表面がラミネート層によって覆われたインクリボンを供給するインクリボン供給部と、
    前記印刷媒体供給部から供給される前記印刷媒体に前記インクリボン供給部から供給される前記インクリボンを用いて印刷を行うにあたり、前記印刷媒体に前記インクリボンを対面させた時に、多段階に温度を調整する機能を有する加熱手段によって、前記ラミネート層が前記印刷面をコーティングする第一の温度と、前記インク層の所定の部分が発色し、且つ、前記ラミネート層が前記印刷面をコーティングする第二の温度とに調整して前記ラミネート層を加熱して、前記印刷面をコーティングする印刷ヘッドと
    備え熱転写プリンタ。
  2. 前記インクリボン供給部は、前記インク層と、前記ラミネート層と、前記ラミネート層を支持るベース基材と、前記インク層の前記ラミネート層とは反対面に形成された粘着層とからる積層構造インクリボンを供給す
    請求項1に記載の熱転写プリンタ
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