JP5338472B2 - 電話中継装置、電話中継方法、及びプログラム - Google Patents

電話中継装置、電話中継方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、発信元電話端末から発信先電話端末への発呼を中継する電話中継装置、電話中継方法、及びプログラムに関する。
複数の地区に事業拠点を有する企業などにおいて、事業拠点別に内線通信網が構築されている。各内線通信網は、構内交換機を設置し、その事業拠点に位置する電話端末を構内交換機に接続することにより構築されている。そして構内交換機を相互に接続することにより、事業拠点が異なる電話端末間で通話を行うことができる。電話端末に割り振られた内線番号は、事業拠点を示す番号、例えばその電話端末が接続している構内交換機を特定するための番号を有している。
一方、既存の内線通信網に、既存の携帯通信網を接続して、携帯電話を内線電話として使用できるようにするサービスがある。このサービスによれば、携帯通信網は、一つの独立した内線通信網として扱われる。
なお、特許文献1には、発信元となる電話装置の識別情報と発信先の電話番号とを電話中継装置が予め記憶しておくことが記載されている。この電話中継装置は、電話装置から電話発信を受けると、この電話接続を確立し、次に、この電話端末の識別情報に対応する電話番号を読み出して、この電話番号に電話発信することにより、電話の中継処理を行う。
またRFC(Request For Comment)3725には、第三者通話制御の方式が記述されている。この方式によれば、携帯端末がデータ通信網経由で電話中継装置に通話先を指示すると、電話中継装置が通話先及び指示を出した携帯端末に発信を行う。
国際公開第2006/003758号公報
内線電話における通話では、内線番号によって発信元の電話端末や発信先の電話端末がどの事業拠点に属しているかを認識することは重要である。一方、既存の内線通信網に、既存の携帯通信網を接続して、携帯電話を内線電話として使用できるようにする場合、上記したように、携帯通信網は、一つの独立した内線通信網として扱われる。このため、携帯電話から内線電話に発信した場合、発信先の電話端末に表示される内線番号は、携帯電話からの発信であることを示す番号となる。このため、たとえその携帯端末の使用者が発信先の電話端末の使用者と同じ事業拠点に属する人であっても、発信先の電話端末の使用者は、電話端末に表示される発番からは、発信者が同じ事業拠点に属する人であることを認識できない。
このように、異なる拠点に属している電話端末から電話がかかってきた場合であっても、同じ拠点に属している電話端末から電話がかかってきたように見せる必要がある場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、異なる拠点に属している電話端末から電話がかかってきた場合であっても、同じ拠点に属している電話端末から電話がかかってきたように見せることができる電話中継装置、電話中継方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明によれば、複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる電話番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された番号である公表番号とを互いに対応付けて記憶する公表番号記憶手段と、
発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番である第1発呼を受信する第1受信手段と、
前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出す番号変換手段と、
前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第2発呼を行うことにより、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う中継手段と、
を備える電話中継装置が提供される。
本発明によれば、複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる電話番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された番号であり、前記電話端末の使用者の所属を示す数列を含む公表番号とを、互いに対応付けて記憶手段に記憶させ、
コンピュータが、発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番である第1発呼を受信し、
前記コンピュータが、前記記憶手段から、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を読み出し、
前記コンピュータが、前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第2発呼を行うことにより、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う電話中継方法が提供される。
本発明によれば、コンピュータを、電話端末の中継処理を行う電話中継装置として動作させるプログラムであって、
前記コンピュータは、複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる電話番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された番号であり、前記電話端末の使用者の所属を示す数列を含む公表番号とを、互いに対応付けて記憶する記憶手段から情報を読み出すことが可能であり、
発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番である第1発呼を受信する機能と、
前記記憶手段から、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を読み出す機能と、
前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第2発呼を行うことにより、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う機能と、
を実現させるプログラムが提供される。
本発明によれば、異なる拠点に属している電話端末から電話がかかってきた場合であっても、同じ拠点に属している電話端末から電話がかかってきたように見せることができる。
第1の実施形態に係る電話中継装置の使用環境を示す図である。 電話中継装置の機能構成を示すブロック図である。 各図は公表番号記憶部が記憶しているデータをテーブル形式で示す図である。 図1に示した環境における電話中継装置の動作を示すフローチャートである。 (a)は第1発呼のSIPの一例を示す図であり、(b)は第2発呼のSIPの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電話中継装置を用いた中継処理のフローチャートである。 第3の実施形態に係る電話中継装置の公表番号記憶部のデータ構成をテーブル形式で示す図である。 本実施形態におけるステップS40の詳細を示すフローチャートである。 、第4の実施形態に係る電話中継装置の機能構成を示すブロック図である。 電話中継装置を用いた中継処理のフローチャートである。 (a)は図10のステップS412において書き換えられる前のSDPの一例を示す図であり、図11(b)は、ステップS412において書き換えられた後のSDPの一例を示す図である。 図10の変形例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る電話中継システムの機能構成を示すブロック図である。 第6の実施形態に係る電話中継装置を用いた中継処理の詳細を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係る電話中継装置の使用環境を示す図である。 第7の実施形態における電話の中継処理の第1例を示すフローチャートである。 第7の実施形態における電話の中継処理の第2例を示すフローチャートである。 第8の実施形態に係る電話中継装置を用いた中継処理の詳細を示すフローチャートである。 第9の実施形態に係る電話中継装置200の使用環境を示す図である。 図19に示した電話中継装置を用いた電話の中継処理の第1例を示すフローチャートである。 図19に示した電話中継装置を用いた電話の中継処理の第2例を示すフローチャートである。 図19に示した電話中継装置を用いた電話の中継処理の第3例を示すフローチャートである。 第10の実施形態に係る電話中継装置の使用環境を示す図である。 第11の実施形態に係る電話中継装置の使用環境を示す図である。 電話中継装置の公表番号記憶部210が記憶しているデータをテーブル形式で示す図である。 図24に示した電話中継装置を用いた電話の中継処理の第1例を示すフローチャートである。 図24に示した電話中継装置を用いた電話の中継処理の第2例を示すフローチャートである。 図24に示した電話中継装置を用いた電話の中継処理の第3例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、第1の実施形態に係る電話中継装置200の使用環境を示す図である。この電話中継装置200は、発信元電話端末100と発信先電話端末300の中継処理を行う装置である。発信元電話端末100には、実体番号と公表番号が割り振られている。実体番号は、その電話端末に直接接続するときに用いられる電話番号であり、公表番号は、その電話端末の電話番号として第三者に公表された番号である。電話中継装置200は、複数の電話端末別に、実体番号と公表番号とを互いに対応付けて記憶している。
電話中継装置200は、発信元電話端末100から、発信元電話端末100の実体番号が発番である第1発呼を受信すると、発信元電話端末100の実体番号に対応する公表番号を読み出す。そして電話中継装置200は、発信元電話端末100の公表番号が発番である第2発呼を行うことにより、発信元電話端末100と発信先電話端末300の中継処理を行う。
本図に示す例において、発信元電話端末100、及び発信先電話端末300は、電話端末の接続処理を行う構内交換機50を介して電話中継装置200に接続する。電話中継装置200、及び構内交換機50は、一つの内線通信網10の中に位置している。発信元電話端末100および発信先電話端末300は、内線通信網10の中あるいは外のいずれに位置しても構わない。図1に示す例では、発信元電話端末100は、ゲートウェイ装置101を介して構内交換機50に接続している。ただし発信元電話端末100の公表番号は、発信先電話端末300の公表番号と同様に、内線通信網10の中で有効な番号である。このため、発信元電話端末100は、見かけ上内線通信網10の中に位置しているように扱われる。
既に述べた通り、発信元電話端末100も発信先電話端末300と同じ内線通信網の中に位置していてもよい。この場合、ゲートウェイ装置101は不要である。また、発信先電話端末300が、内線通信網10の外に位置し、ゲートウェイ装置101を介して内線通信網10に接続しても良い。
また発信元電話端末100及び発信先電話端末300はIP電話であっても良いし、通常の電話であってもよい。
図2は、電話中継装置200の機能構成を示すブロック図である。電話中継装置200は、公表番号記憶部210、中継部220、及び番号変換部230を有する。公表番号記憶部210は、複数の電話端末別に、実体番号と公表番号とを互いに対応付けて記憶している。中継部220は、第1受信部を兼ねており、発信元電話端末100から、発信元電話端末100の実体番号が発番である第1発呼を受信する。そして番号変換部230は、発信元電話端末100の実体番号に対応する公表番号を公表番号記憶部210から読み出す。そして中継部220は、発信元電話端末100の公表番号が発番である第2発呼を行うことにより、発信元電話端末100と発信先電話端末300の中継処理を行う。
また第1発呼の着番が、公表番号記憶部210に公表番号として管理されている番号であることがある。この場合、番号変換部230は、この公表番号に対応する実体番号を公表番号記憶部210から読み出す。そして中継部220は、第2発呼において、この実体番号を着番にする。
図1に示すように、電話中継装置200は、構内交換機50を介して発信元端末100及び発信先電話端末300に接続している。このため、中継部220は、構内交換機50を介して第1発呼を受信し、また、構内交換機50に対して第2発呼を行い、構内交換機50を介して発信元電話端末100と発信先電話端末300の中継処理を行う。
なお、図2において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略している。図2に示した電話中継装置200の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。電話中継装置200の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図3(a),(b)は、公表番号記憶部210が記憶しているデータをテーブル形式で示す図である。公表番号記憶部210は、図3(a),(b)に示したデータの双方を記憶している。上記したように、公表番号記憶部210は、公表番号と、実体番号とを互いに対応付けて記憶している。図3に示す例において、公表番号は、いずれも3000番台であり、同一の内線通信網10の中に電話端末があることを示している。また実体番号は、地区番号と発信番号をこの順に並べたものである。地区番号は、電話端末の使用者の所属を示す数列である。
図3(b)は、公表番号記憶部210が記憶している発信番号対応情報をテーブル形式で示す図である。この例において、第1発呼の発番の上位一部の数字列(地区番号)と、それに対応する第2発呼の発番(発信番号)に分けて記憶されている。
図4は、図1に示した環境における電話中継装置200の動作を示すフローチャートである。まず、発信元電話端末100は、電話中継装置200に対して第1発呼を行う(ステップS20)。第1発呼において、発番は発信元電話端末100の実体番号であり、着番は発信先電話端末300の公表番号である。
電話中継装置200の中継部220は、構内交換機50を介して第1発呼を受信する。そして番号変換部230は、中継部220が受信した発信元電話端末100の実体番号に対応する公表番号を公表番号記憶部210から読み出し、かつ中継部220が受信した発信先電話端末300の公表番号に対応する実体番号を公表番号記憶部210から読み出す(ステップS40)。なお番号変換部230は、まず図3(a)に示したデータを用いてステップS40に示した処理を試みる。そして図3(a)に示したデータ内に必要な番号が含まれていなかった場合、番号変換部230は、図3(b)に示したデータを用いてステップS40に示した処理を試みる。詳細には、第1発呼の発番を確認し、その上位桁と一致する数字列(地区番号)が図3(b)に示すデータに含まれていれば、それに対応する発信番号を読み出す。また、中継部220が受信した発信先電話端末300の公表番号に対応する実体番号を公表番号記憶部210から読み出す。そして中継部220は、構内交換機50を介して発信先電話端末300に第2発呼を行う(ステップS60)。第2発呼は、例えばステップS40で読み出された発信番号で発信を行う回線から行われ、発信先電話端末300の実体番号を着番としている。
発信先電話端末300は、第2発呼を受信すると、発信元電話端末100の公表番号を表示する(ステップS80)。そして発信先電話端末300は、使用者が第2発呼に応答する旨の入力を行うと、電話中継装置200の中継部220と電話接続を行う。すると中継部220は発信元電話端末100と電話接続を行う。このようにして、電話中継装置200の中継部220は、発信元電話端末100と発信先電話端末300の中継処理を行う(ステップS100)。これにより、発信元電話端末100と発信先電話端末300は通話を行うことができる。なお、ステップS60に示す処理の前に、中継部220は、ステップS100に示した処理のうち発信元電話端末100と電話接続を行ってもよい。
図5(a)は、発信元電話端末100及び発信先電話端末300がIP電話である場合において、第1発呼において電話中継装置200の中継部220が受信したSIP(Session Initiation Protocol)メッセージの一例を示している。本図に示す例において、発信元電話端末100の公表番号は3002であり、実体番号は8241233である。また発信先電話端末300の公表番号は3001であり、実体番号は8439001である。
本図に示すように、第1発呼の発番は、発信元電話端末100の実体番号である8231233であり、第1発呼の着番は、発信先電話端末300の公表番号である3001である。
図5(b)は、第2発呼において電話中継装置200の中継部220が送信したSIPメッセージの一例を示している。本図に示すように、第2発呼の発番は、発信元電話端末100の公表番号である3002に変換されており、第2発呼の着番は、発信先電話端末300の実体番号である8439001に変換されている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態によれば、発信元電話端末100が、発信元電話端末100の実体番号を発番として発信先電話端末300に対する第1発呼を行うと、電話中継装置200は、発信元電話端末100の公表番号を発番として発信先電話端末300に対する第2発呼を行い、発信元電話端末100と発信先電話端末300の中継処理を行う。このため、発信先電話端末300には、発信元電話端末100の公表番号が表示される。このため、発信元電話端末100が発信先電話端末300と異なる拠点に属している場合であっても、発信先電話端末300の使用者に対して、発信元電話端末100の使用者が自分と同じ拠点に属しているように見せることができる。
また、発信元電話端末100に発信先電話端末300の公表番号が入力され、第1発呼の着番に発信先電話端末300の公表番号が用いられても、電話中継装置200の番号変換部230が発信先電話端末300の公表番号を発信先電話端末300の実体番号に変換する。このため、発信元電話端末100の使用者に対しても、発信先電話端末300の使用者が自分と同じ拠点に属しているように見せることができる。
図6は、第2の実施形態に係る電話中継装置200を用いた中継処理のフローチャートであり、第1の実施形態における図4に相当する。本実施形態に係る電話中継装置200の機能構成及び使用環境は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態において、発信元電話端末100は、第1発呼又は第4発呼を電話中継装置200の中継部220に送信する。第1発呼は第1の実施形態に示したとおりである。第4発呼は、発信元電話端末の実体番号を発番としており、かつ公表番号記憶部210に記憶されていない電話番号である非管理電話番号を着番としている(ステップS20)。
中継部220及び番号変換部230は、中継部220が受信した発呼が第1発呼であり、発呼に含まれる着番に対応する電話番号を公表番号記憶部210が公表番号として記憶しているとき(ステップS22:Yes)、第1の実施形態と同様の処理を行う(ステップS40〜ステップS100)
また番号変換部230は、中継部220が受信した発呼が第4発呼であり、発呼に含まれる着番に対応する電話番号を公表番号記憶部210が公表番号として記憶していないとき(ステップS22:No)、その旨を示す情報を中継部220に送信するとともに、発信元電話端末100の実体番号に対応する公表番号を公表番号記憶部210から読み出す。そして中継部220は、上記した非管理電話番号が着番であり、発信元電話端末100の公表番号が発番である第5発呼を、構内交換機50に対して行う(ステップS24)。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、発信元電話端末100が外部の電話端末に発信を行った場合でも、その電話端末と通話を行うことができる。
図7は、第3の実施形態に係る電話中継装置200の公表番号記憶部210のデータ構成をテーブル形式で示す図である。本図に示す例において、公表番号記憶部210は、図7(b)に示すように、第1発呼において発番として用いられるべき実体番号と、第2発呼において着番として用いられるべき実体番号とを、それぞれ記憶している。具体的には、第1発呼において発番として用いられるべき実体番号の一部は、地区番号が省略されている。そして公表番号記憶部210は、図7(a)に示すように、省略されうる地区番号を記憶している。
なお、電話中継装置200の他の機能構成及び使用環境は第1の実施形態又は第2の実施形態と同様である。また本実施形態に係る電話中継装置200を用いた中継処理は、図4のステップS40を除いて、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様である。
図8は、本実施形態におけるステップS40の詳細を示すフローチャートである。まず番号変換部230は、第1発呼の発番が公表番号記憶部210において実体番号として管理されている場合(ステップS401:Yes)、第1発呼の着番である発信先電話端末300の公表番号を発信先電話端末300の実体番号に変換し、かつ第1発呼の発番である発信元電話端末100の実体番号を発信元電話端末100の公表番号に変換する(ステップS402)。
番号変換部230は、第1発呼の発番が公表番号記憶部210において実体番号として管理されていない場合(ステップS401:No)、省略されうる地区番号として公表番号記憶部210に記憶されている番号を読み出す。そして番号変換部230は、読み出した番号を、第1発呼の発番の先頭に付加する。そして番号変換部230は、付加後の番号が公表番号記憶部210において実体番号として管理されている場合(ステップS403:Yes)、ステップS402に示した処理を行う。また付加後の番号も公表番号記憶部210において実体番号として管理されていない場合(ステップS403:No)、第1発呼の着番である発信先電話端末300の公表番号を発信先電話端末300の実体番号に変換するが、第2発呼の発番として、第1発呼の発番を維持する(ステップS404)。
そして中継部は、構内交換機50に対して第2発呼を行う(図4のステップS60)。
本実施形態によっても、第1の実施形態または第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図9は、第4の実施形態に係る電話中継装置200の機能構成を示すブロック図であり、第1の実施形態における図2に相当している。この電話中継装置200は、中継部220がメッセージ処理部222及びパケット転送部224を備える点を除いて、第1〜第3の実施形態のいずれかに係る電話中継装置200と同様の構成である。
メッセージ処理部222は、通常の電話からの発呼を処理する機能を有しており、パケット転送部224は、IP電話からの発呼を処理する機能を有している。
図10は、発信元電話端末100及び発信先電話端末300がIP電話である場合における、電話中継装置200を用いた中継処理のフローチャートである。まず発信元電話端末100は、第1発呼及びSDP(Session Description Protocol)を、構内交換機50を介して電話中継装置200に送信する(ステップS20)。
電話中継装置200の番号変換部230は、第1発呼の着番である発信先電話端末300の公表番号を発信先電話端末300の実体番号に変換し、かつ第1発呼の発番である発信元電話端末100の実体番号を発信元電話端末100の公表番号に変換する(ステップS40)。そして中継部220のパケット転送部224は、空きポートの中から音声パケット転送用のポートを確保する(ステップS410)。そして、パケット転送部224は、発信元電話端末100から受信したSDPを書き換え、音声パケットがステップS410で確保した転送用のポートを経由するように書き換える(ステップS412)。そしてパケット転送部224は、第2発呼及びステップS412で書き換えたSDPを、構内交換機50を介して発信先電話端末300に送信する(ステップS60)。
発信先電話端末300は、第2発呼を受信すると、発信元電話端末100の公表番号を表示する(ステップS80)。そして発信先電話端末300は、使用者が第2発呼に応答する旨の入力を行うと、電話中継装置200のパケット転送部224に対してSDPを送信する(ステップS82)。このSDPには発信先電話端末300が音声パケットを受信するためのポートが指定されている。そしてパケット転送部224は、発信先電話端末300から受信したSDPを書き換え、音声パケットがステップS410で確保した転送用のポートを経由するように書き換える(ステップS84)。そしてパケット転送部224は、ポートを書き換えた後のSDPを発信元電話端末100に送信する(ステップS86)。そして電話中継装置200のパケット転送部224、発信元電話端末100、及び発信先電話端末300は、通話のための処理を行う(ステップS100)。このとき、電話中継装置200は、第1発呼から第2発呼へのパケット送信に用いるポートと、第2発呼から第1発呼へのパケット送信に用いるポートとを異ならせることもある。
図11(a)は、図10のステップS412において書き換えられる前のSDPの一例を示しており、図11(b)は、ステップS412において書き換えられた後のSDPの一例を示している。この例において、転送用のポートは、「192.168.1.56」のポート8000から、「192.168.1.81」のポート8100に書き換えられている。
本実施形態によっても、第1〜第3の実施形態のいずれかと同様の効果を得ることができる。
なお本実施形態において、発信元電話端末100及び発信先電話端末300がIP電話である場合、中継部220のパケット転送部224は、ステップS100において、発信元電話端末100と発信先電話端末300の通信が確立した後、音声データを、構内交換機50を介さずに発信元電話端末100と発信先電話端末300の間で中継するようにしても良い。例えば、発信元電話端末100から送信されるSDPに発信元電話端末100のIPアドレスが含まれており、発信先電話端末300から送信されるSDPに発信先電話端末300のIPアドレスが含まれている場合、パケット転送部224はこれらのIPアドレスを認識することにより、音声データを、構内交換機50を介さずに発信元電話端末100と発信先電話端末300の間で中継することができる。
また、図12に示すように、ステップS412及びステップS84を省略して、SDPの書換処理を行わなくても良い。この場合、発信元電話端末100から送信されたSDPはそのまま発信先電話端末300に送信され、発信先電話端末300から送信されたSDPはそのまま発信元電話端末100に送信される。この場合、発信元電話端末100及び発信先電話端末300は、互いのIPアドレスを認識することができるため、音声ストリームをpeer-to-peerで互いに送受信してもよい。
図13は、第5の実施形態に係る電話中継システムの機能構成を示すブロック図である。この電話中継システムは、第4の実施形態に示した電話中継装置200、及びパケット転送装置202を有している。パケット転送装置202は、構内交換機50、及び電話中継装置200の番号変換部230と接続している。パケット転送装置202が行う処理は、第4の実施形態に係る電話中継装置200のパケット転送部224が行う処理と同様である。本実施形態においても、電話中継装置200は、メッセージ処理部222及びパケット転送部224を有している。
すなわち本実施形態では、音声パケットの転送処理を行う手段が複数設けられている。本実施形態によっても、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、パケット転送装置202を設ける代わりに、電話中継装置200の中継部220に複数のパケット転送部224を設けても良い。
図14は、第6の実施形態に係る電話中継装置200を用いた中継処理の詳細を示すフローチャートである。本実施形態にかかる電話中継装置200の機能ブロック図は、第1〜第5の実施形態のいずれかと同様である。なお図14は、電話中継装置200の機能が第1の実施形態と同様の場合を示している。
発信元電話端末100は、電話中継装置200に対して第1発呼を行う(ステップS20)。第1発呼において、発番は発信元電話端末100の実体番号であり、着番は発信先電話端末300の公表番号である。
電話中継装置200の番号変換部230は、中継部220が受信した第1発呼に含まれる発信元電話端末100の実体番号を用いて、発信元電話端末100の公表番号を公表番号記憶手段から読み出し、発番を変換する(ステップS42)。そして中継部220は、発信先電話端末300の公表番号が着番であり、発信元電話端末100の公表番号が発番である第3発呼を構内交換機50に対して行う(ステップS50)。構内交換機50は、第3発呼の着番をみて、第3発呼を電話中継装置200に折り返す(ステップS52)。
電話中継装置200の中継部220は、構内交換機50で折り返された第3発呼を受信する。そして電話中継装置200の番号変換部230は、中継部220が受信した第3発呼に含まれる発信先電話端末300の公表番号を用いて、発信先電話端末300の実体番号を公表番号記憶手段から読み出し、着番を変換する(ステップS54)。そして中継部220は第2発呼を行う(ステップS60)。これ以降の処理は、第1〜第5の実施形態のいずれか同様である。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、番号変換部230及び中継部220は、電話を発信するときに必要な処理と、電話を着信するときに必要な処理を別々に行う。このため、発信元電話端末100が電話中継装置200に管理されていない電話端末に発呼する場合、及び、発信先電話端末300が電話中継装置200に管理されていない電話端末からの発呼を受ける場合それぞれにおいても、電話中継装置200は、公表番号と実体番号の変換処理を行うことができる。
図15は、第7の実施形態に係る電話中継装置200の使用環境を示す図であり、第1の実施形態に係る図1に相当している。本実施形態において電話中継装置200は、発信元電話端末100と発信先電話端末300に、構内交換機50を介さずに接続している点を除いて、第1〜第6の実施形態のいずれかと同様である。図15は、第1の実施形態と同様の場合について図示している。本実施形態にかかる電話中継装置200の機能ブロック図は、第1〜第6の実施形態のいずれかと同様である。なお本図に示す例において、発信元電話端末100と電話中継装置200の間、及び発信先電話端末300と電話中継装置の間の少なくとも一方に、ゲートウェイ装置が位置していても良い。
図16は、本実施形態における電話の中継処理の第1例を示すフローチャートである。 発信元電話端末100が第1発呼を行うと、第1発呼は直接電話中継装置200の中継部220に送信される(ステップS20)。第1発呼において、発番は発信元電話端末100の実体番号であり、着番は発信先電話端末300の公表番号である。
電話中継装置200の中継部220は、第1発呼を構内交換機50に送信する(ステップS30)。構内交換機50は、第1発呼の着番をみて、第1発呼を電話中継装置200に折り返す(ステップS32)。
これ以降の処理(ステップS40〜ステップS100)は、第1〜第6の実施形態のいずれかと同様である。ただし中継部220と発信元電話端末100は、構内交換機50を介さずに接続しているが、中継部220と発信先電話端末300は、構内交換機50を介して接続している。
図17は、本実施形態における電話の中継処理の第2例を示すフローチャートである。第2例は、中継部220は、第1発呼を発信元電話端末100から受信すると、第1発呼に含まれる発信元電話端末100の実体番号を用いて、発信元電話端末100の公表番号を公表番号記憶手段から読み出す(ステップS42)。そして中継部220は、第1発呼を構内交換機50に送信する。この第1発呼において、発番は発信元電話端末100の公表番号である(ステップS30)。構内交換機50は、第1発呼の着番をみて、第1発呼を電話中継装置200に折り返す(ステップS32)。
電話中継装置200の中継部220は、構内交換機50で折り返された第1発呼を受信する。そして電話中継装置200の番号変換部230は、中継部220が受信した第1発呼に含まれる発信先電話端末300の公表番号を用いて、発信先電話端末300の実体番号を公表番号記憶手段から読み出す(ステップS54)。これ以降の処理(ステップS60〜ステップS100)は、第1例と同様である。
本実施形態によっても、第1〜第6の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお本実施形態において、発信元電話端末100及び発信先電話端末300がIP電話である場合、電話中継装置200は、第4の実施形態と同様に、通話処理において、構内交換機50を介さずに音声ストリームを発信元電話端末100及び発信先電話端末300の間で送受信するようにしても良い。また発信元電話端末100及び発信先電話端末300は、音声ストリームをpeer-to-peerで互いに送受信するようにしてもよい。
図18は、第8の実施形態に係る電話中継装置200を用いた中継処理の詳細を示すフローチャートである。本実施形態において、電話中継装置200の使用環境は、第7の実施形態において図15に示した通りであり、電話中継装置200は、発信元電話端末100と発信先電話端末300に、構内交換機50を介さずに接続している。また本実施形態にかかる電話中継装置200の機能ブロック図は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態に係る処理は、中継部220と発信元電話端末100が構内交換機50を介さずに接続し、及び中継部220と発信先電話端末300が構内交換機50を介さずに接続する点を除いて、第2の実施形態と同様である。すなわち本実施形態では中継部220は、第1発呼の発番が公表番号記憶部210に公表番号として記憶している場合、第2発呼を直接発信先電話端末300に送信する(ステップS60)。
本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1発呼及び第2発呼のいずれも構内交換機50を介さずにすむため、構内交換機50の負荷を小さくすることができる。
図19は、第9の実施形態に係る電話中継装置200の使用環境を示す図であり、第1の実施形態における図1に相当している。本図に示す例は、発信元電話端末100は、内線通信網10の中に位置している固定電話であり、構内交換機50に接続している。発信先電話端末300は、内線通信網10とは別の内線通信網12に位置している。なお内線通信網12も構内交換機50を有していてよい。この場合、発信先電話端末300は、構内交換機50を介して電話中継装置200と接続する。
電話中継装置200は、例えば内線通信網10の中に設けられている。電話中継装置200の公表番号記憶部210は、発信先電話端末300の公表番号及び実体番号を記憶している。
図20は、図19に示した電話中継装置200を用いた電話の中継処理の第1例を示すフローチャートである。発信元電話端末100は、第1発呼を電話中継装置200の中継部220に送信する。この第1発呼において、発番は、発信元電話端末100の電話番号であり、電話中継装置200の公表番号記憶部210に記憶されていない(ステップS20)。
中継部220及び番号変換部230は、中継部220が受信した第1発呼に含まれる着番に対応する電話番号を公表番号記憶部210が公表番号として記憶しているとき(ステップS22:Yes)、公表番号である着番を実体番号に変換する(ステップS54)。これ以降の処理(ステップS60〜ステップS100)は、第1の実施形態と同様である。
また中継部220は、中継部220が受信した第1発呼に含まれる着番に対応する電話番号を公表番号記憶部210が公表番号として記憶していないとき(ステップS22:No)、エラー処理を行う。エラー処理としては、アナウンスを流す処理、又は切断処理がある。なお、中継部220は、エラー処理及び発番の変換処理を行わずに、内線通信網12の電話中継装置(図示せず)にそのまま発呼を行っても良い。
図21は、図19に示した電話中継装置200を用いた電話の中継処理の第2例を示すフローチャートである。本図に示す例は、図20に示す例とは逆に、発信先電話端末300から発信元電話端末100へ、第1発呼が行われたときを示している。発信先電話端末300は、第1発呼を電話中継装置200の中継部220に送信する。この第1発呼において、着番は発信元電話端末100の電話番号であり、電話中継装置200の公表番号記憶部210に記憶されていない(ステップS20)。
中継部220及び番号変換部230は、中継部220が受信した第1発呼に含まれる発番に対応する電話番号を公表番号記憶部210が実体番号として記憶しているとき(ステップS23:Yes)、実体番号である発番を公表番号に変換する(ステップS52)。これ以降の処理(ステップS60〜ステップS100)は、第1の実施形態と同様である。
また中継部220は、中継部220が受信した第1発呼に含まれる着番に対応する電話番号を公表番号記憶部210が公表番号として記憶していないとき(ステップS23:No)、エラー処理を行う。なお、中継部220は、エラー処理及び発番の変換処理を行わずに、内線通信網12の電話中継装置(図示せず)にそのまま発呼を行っても良い。
図22は、電話中継装置200を用いた電話の中継処理の第3例を示すフローチャートである。本図は、電話中継装置200の処理のみを示している。電話中継装置200は第1発呼を受信する(ステップS20)と、第1発呼に含まれる発番を確認することにより、第1発呼が内線通信網10,12のいずれから送信されてきたかを確認する(ステップS422)。第1発呼が内線通信網12から送信されてきたとき(ステップS422:Yes)、電話中継装置200は、図21のステップS23及びS52に示した処理を行い、その後、図20のステップS22及びS54に示した処理を行う。第1発呼が内線通信網10から送信されてきたとき(ステップS422:No)、電話中継装置200は、図21のステップS23及びS52に示した処理を行わずに、図20のステップS22及びS54に示した処理を行う。これ以降の処理は、図示してないが図20及び図21のステップS60〜ステップS100と同様である。
本実施形態によっても、内線通信網12に属する発信先電話端末300を、内線通信網10の中に位置するように見せることが出来る。
図23は、第10の実施形態に係る電話中継装置200の使用環境を示す図であり、第1の実施形態における図1に相当している。本実施形態において、電話中継装置200は、内線通信網10と、無線通信網22を互いに接続している。詳細には、電話中継装置200は、内線通信網10のうち構内交換機50に接続している。内線通信網10は、複数の固定電話30を有している。また発信元電話端末100及び発信先電話端末300は、いずれも、無線通信網22に接続する無線通信端末である。
そして電話中継装置200の公表番号記憶部210は、無線通信網22に接続する無線通信端末の公表番号及び実体番号を互いに対応付けて記憶している。実体番号は、その電話端末が無線通信端末であることを示す数列を含む番号であり、公表番号は、その電話端末が内線通信網10の中に位置していることを示す数列を含む番号である。
本実施形態において、発信元電話端末100から発信先電話端末300への電話の中継処理は、構内交換機50を介するタイミングを除いて、第1の実施形態と同様である。また、固定電話30から発信元電話端末100又は発信先電話端末300への電話の中継処理、及び発信元電話端末100又は発信先電話端末300から固定電話30への電話の中継処理は、第9の実施形態と同様である。
本実施形態によっても、携帯通信端末を内線電話として使用するときに、携帯通信端末を内線通信網10の中に位置しているように見せることができる。
図24は、第11の実施形態に係る電話中継装置200の使用環境を示す図であり、第7の実施形態における図15に相当している。本実施形態において、構内交換機50がゲートウェイ装置52を介して公衆通信網54に接続している点を除いて、第7の実施形態と同様である。電話中継装置200の機能ブロック図は、第1の実施形態において図2に示した通りである。本実施形態において、発信元電話端末100及び発信先電話端末300には、外線番号も割り振られている。
図25は、本実施形態に係る電話中継装置200の公表番号記憶部210が記憶しているデータをテーブル形式で示す図である。本図に示す例において、公表番号記憶部210は、公表番号、第1の実体番号としての外線番号、及び第2の実体番号としての内線番号を、電話端末別に互いに対応付けて記憶している。
図26は、図24に示した電話中継装置200を用いた電話の中継処理の第1例を示すフローチャートである。本図に示す例において、発信元電話端末100及び発信先電話端末300は、IP電話である。まず発信元電話端末100は、第1発呼及びSDPを電話中継装置200に送信する(ステップS20)。この第1発呼において、発番は発信元電話端末100の内線番号であり、着番は発信先電話端末300の外線番号である。すなわち図26に示す処理では、外線番号が公表番号に該当し、内線番号が実体番号に該当している。
電話中継装置200の番号変換部230は、第1発呼の発番である発信元電話端末100の内線番号を発信元電話端末100の公表番号に変換する(ステップS52)。そして中継部220のパケット転送部224は、空きポートの中から音声パケット転送用のポートを確保し(ステップS410)、発信元電話端末100から受信したSDPを、音声パケットがステップS410で確保した転送用のポートを経由するように書き換える(ステップS412)。そしてパケット転送部224は、パケット転送部224から受信した第1発呼及びステップS412で書き換えたSDPを、構内交換機50及びゲートウェイ装置52を介して公衆通信網54に送信する(ステップS51)。
公衆通信網54は、パケット転送部224から送信された第1発呼及びSDPを、第2発呼として、ゲートウェイ装置52及び構内交換機50を介してパケット転送部224に折り返す(ステップS53)。パケット転送部224は、空きポートの中から音声パケット転送用のポートを確保し(ステップS414)、構内交換機50から受信したSDPを、音声パケットがステップS414で確保した転送用のポートを経由するように書き換える(ステップS416)。
そして中継部220の番号変換部230は、第1発呼に含まれる発信先電話端末300の外線番号に基づいて、発信先電話端末300の内線番号を公表番号記憶部210から読み出し、着番をこの内線番号(すなわち実体番号)に置き換える(ステップS54)。そしてパケット転送部224は、第2発呼及び書き換え後のSDPを、ゲートウェイ装置52及び公衆通信網を介して発信先電話端末300に送信する(ステップS60)。この第2発呼において、発番は発信元電話端末100の内線番号であり、着番は発信先電話端末300の外線番号である。
発信先電話端末300は、第2発呼を受信すると、発信元電話端末100の外線番号を表示する(ステップS80)。そして発信先電話端末300は、使用者が第2発呼に応答する旨の入力を行うと、公衆通信網54、ゲートウェイ装置52、及び構内交換機50を介して、電話中継装置200の中継部220に対して第2発呼向けのSDPを送信する(ステップS82)。中継部220のパケット転送部224は、空きポートの中から音声パケット転送用のポートを確保し、発信先電話端末300から受信したSDPを、音声パケットが確保した転送用のポートを経由するように書き換える(ステップS84)。そしてパケット転送部224は、書き換え後のSDPを、構内交換機50及びゲートウェイ装置52を介して公衆通信網54に送信する(ステップS90)。
公衆通信網54は、パケット転送部224から送信されたSDPを、ゲートウェイ装置52及び構内交換機50を介してパケット転送部224に第1発呼に対するSDPとして折り返す(ステップS91)。中継部220のパケット転送部224は、空きポートの中から音声パケット転送用のポートを確保し、構内交換機50から受信したSDPを、音声パケットが確保した転送用のポートを経由するように書き換える(ステップS418)。そしてパケット転送部224は、書き換えた後のSDPを、第1発呼への応答と共に発信元電話端末100に送信する(ステップS96)。
そして電話中継装置200のパケット転送部224、発信元電話端末100、及び発信先電話端末300は、通話のための処理を行う(ステップS100)。この処理において、発信元電話端末100と発信先電話端末300は、相手のSDPを受信している。それぞれが受信したSDPには、パケット転送部224のポート番号が含まれている。そしてパケット転送部224は、発信元電話端末100と発信先電話端末300の通信が確立した後、SDPに含まれるパケット転送部224のポート番号を用いて、音声データを、構内交換機50を介さずに発信元電話端末100と発信先電話端末300の間で中継するようにする。
なお発信元電話端末100及び発信先電話端末300は、SDPにより互いのIPアドレスを認識することができる場合、音声ストリームをpeer-to-peerで互いに送受信しても良い。
またS53で電話中継装置200が受信したSDPには電話中継装置200のIPアドレスが含まれているため、ステップS414、ステップS416、及びステップS418に示した処理を省略することもできる。
図27は、図24に示した電話中継装置200を用いた電話の中継処理の第2例を示すフローチャートである。本図に示す例において、発信元電話端末100及び発信先電話端末300は、IP電話である。まず発信元電話端末100は、第1発呼及びSDPを電話中継装置200に送信する(ステップS20)。この第1発呼において、発番は発信元電話端末100の内線番号であり、着番は発信先電話端末300の外線番号である。すなわち図26に示す処理では、外線番号が公表番号に該当し、内線番号が実体番号に該当している。
電話中継装置200の番号変換部230は、第1発呼の発番である発信元電話端末100の内線番号を発信元電話端末100の公表番号に変換する(ステップS52)。そして中継部220のパケット転送部224は、空きポートの中から音声パケット転送用のポートを確保し(ステップS410)、発信元電話端末100から受信したSDPを、音声パケットがステップS410で確保した転送用のポートを経由するように書き換える(ステップS412)。そしてパケット転送部224は、パケット転送部224から受信した第1発呼及びステップS412で書き換えたSDPを、構内交換機50及びゲートウェイ装置52を介して公衆通信網54に送信する(ステップS51)。
このとき構内交換機50は、パケット転送部224から送信された第1発呼及びSDPをパケット転送部224に折り返す(ステップS55)。この際構内交換機50は、パケット転送部224から受信したSDPを書き換え、書き換え後のSDPをパケット転送部224に送信する。パケット転送部224は、構内交換機50から受信したSDPを書き換え(ステップS413)、書き換えた後のSDPを、第1発呼への応答と共に発信元電話端末100に送信する(ステップS96)。
また公衆通信網54は、構内交換機50及びゲートウェイ装置52を介してパケット転送部224から送信された第1発呼及びSDPを、ゲートウェイ装置52及び構内交換機50を介してパケット転送部224に第2発呼として折り返す(ステップS53)。
そして中継部220の番号変換部230は、第1発呼に含まれる発信先電話端末300の外線番号に基づいて、発信先電話端末300の内線番号を公表番号記憶部210から読み出し、着番をこの内線番号(すなわち実体番号)に置き換える(ステップS54)。そしてパケット転送部224は、パケット転送部224は、空きポートの中から音声パケット転送用のポートを確保し(ステップS414)、構内交換機50から受信したSDPを、音声パケットがステップS414で確保した転送用のポートを経由するように書き換える(ステップS416)。そしてパケット転送部224は、第2発呼及び書き換え後のSDPを、構内交換機50、ゲートウェイ装置52及び公衆通信網を介して発信先電話端末300に送信する(ステップS60)。この第2発呼において、発番は発信元電話端末100の内線番号であり、着番は発信先電話端末300の外線番号である。
発信先電話端末300は、第2発呼を受信すると、発信元電話端末100の外線番号を表示する(ステップS80)。そして発信先電話端末300は、使用者が第2発呼に応答する旨の入力を行うと、公衆通信網54、ゲートウェイ装置52、及び構内交換機50を介して、電話中継装置200の中継部220に対して第2発呼向けのSDPを送信する(ステップS82)。中継部220のパケット転送部224は、発信先電話端末300から受信したSDPを書き換える(ステップS84)。そしてパケット転送部224は、書き換え後のSDPを、構内交換機50及びゲートウェイ装置52を介して公衆通信網54に送信する(ステップS90)。
そして電話中継装置200のパケット転送部224、発信元電話端末100、及び発信先電話端末300は、通話のための処理を行う(ステップS100)。この処理において、発信元電話端末100と発信先電話端末300は、相手のSDPを受信している。それぞれが受信したSDPには、パケット転送部224のポート番号が含まれている。そしてパケット転送部224は、発信元電話端末100と発信先電話端末300の通信が確立した後、SDPに含まれるパケット転送部224のポート番号を用いて、音声データを、構内交換機50を介さずに発信元電話端末100と発信先電話端末300の間で中継するようにする。
図28は、図24に示した電話中継装置200を用いた電話の中継処理の第3例を示すフローチャートである。本図に示す例は、図26に示した処理から、ステップS51〜ステップS416に示した処理、及びステップS90〜ステップS418に示した処理を省略したものである。この処理は、番号変換部230が、第1発呼の着番が公表番号記憶部210に外線番号として記憶されていることを確認することにより行われる。そしてステップS60及びステップS82に示した処理も、ゲートウェイ装置52及び公衆通信網54を介さずに行われる。
なお図26〜図28に示した処理において、一部の処理は順番が入れ替わることもある。
本実施形態によれば、発信元電話端末100が発信先電話端末300の外線番号を発番に用いても、通話が確立した後は、音声ストリームは公衆通信網54を通らない。従って、公衆通信網のトラフィックを削減することができる。特に図28に示した第3例では、何れのパケットもゲートウェイ装置52及び公衆通信網54を経由しないため、公衆通信網のトラフィックを特に削減することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
なお、上述した実施形態によれば以下の発明が開示されている。
(付記1)
複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる電話番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された番号である公表番号とを互いに対応付けて記憶する公表番号記憶手段と、
発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番である第1発呼を受信する第1受信手段と、
前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出す番号変換手段と、
前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第2発呼を行うことにより、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う中継手段と、
を備える電話中継装置。
(付記2)
付記1に記載の電話中継装置において、
前記第1発呼の着番が、前記公表番号記憶手段に前記公表番号として管理されている番号であるとき、
前記番号変換手段は、前記第1発呼の着番に対応する前記実体番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
前記中継手段は、前記第2発呼において、前記発信先電話端末の前記実体番号を着番にする電話中継装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の電話中継装置において、
前記複数の電話端末は無線通信端末であり、内線通信網に接続可能であり、
前記複数の電話端末には、前記実体番号として、前記複数の電話端末が無線通信端末であることを示す数列を含む番号が割り振られており、前記公表番号として、前記内線通信網の中に位置していることを示す数列を含む番号が割り振られている電話中継装置。
(付記4)
付記1〜3のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
前記複数の電話端末は内線通信網を形成し、
前記公表番号記憶手段は、前記公表番号として外線番号を記憶し、かつ前記実体番号として内線番号を記憶し、
前記中継手段は、公衆通信網を介さずに、前記内線番号を用いて前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う電話中継装置。
(付記5)
付記1〜4のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
前記第1受信手段は、電話端末の接続処理を行う交換機を介して前記第1発呼を受信し、
前記中継手段は、前記交換機に対して前記第2発呼を行い、前記交換機を介して前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う電話中継装置。
(付記6)
付記5に記載の電話中継装置において、
前記第1発呼の着番が、前記発信先電話端末の前記公表番号であるとき、
前記番号変換手段は、前記第1受信手段が受信した前記第1発呼に基づいて、前記発信元電話端末の前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
さらに、前記第1受信手段は、前記発信先電話端末の前記公表番号が着番であり、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番である第3発呼を前記交換機に対して行い、かつ、前記交換機から折り返された前記第3発呼を受信し、
前記番号変換手段は、前記第1受信手段が受信した前記第3発呼に基づいて、前記発信先電話端末の前記実体番号を前記公表番号記憶手段から読み出す電話中継装置。
(付記7)
付記1〜4のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
前記第1受信手段は、前記発信元電話端末から直接前記第1発呼を受信し、
前記中継手段は、前記第1受信手段が前記第1発呼を受信したときに、電話端末の接続処理を行う交換機に前記第1発呼を送信し、
前記第1受信手段は、前記交換機から折り返された前記第1発呼を受信し、
前記番号変換手段は、前記第2受信手段が受信した前記第1発呼に含まれる前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
その後、前記中継手段は、前記交換機を介して前記第2発呼を行う電話中継装置。
(付記8)
付記7に記載の電話中継装置において、
前記番号変換手段は、前記中継手段が前記第1発呼を送信する前に、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
前記第3中継手段は、前記第1発呼を前記交換機に送信する際に、前記発信元電話番号の前記公表番号を発番として用いる電話中継装置。
(付記9)
付記5〜8のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
前記中継手段は、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の通信が確立した後、前記交換機を介さずに前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う電話中継装置。
(付記10)
付記1〜9のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
前記複数の電話端末はIP電話端末であり、
前記中継手段は、
前記発信元電話端末から送信されたSDP(Session Description Protocol)をそのまま前記発信先電話端末に送信し、
前記発信先電話端末から送信されたSDPをそのまま前記発信元電話端末に送信する電話中継装置。
(付記11)
付記1〜10のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
前記第1受信手段が、前記発信元電話端末の前記実体番号を発番として、前記公表番号記憶手段に記憶されていない電話番号である非管理電話番号を着番とする第4発呼を受信したとき、
前記番号変換手段は、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
前記中継手段は、前記非管理電話番号が着番であり、前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第5発呼を、電話端末の接続処理を行う交換機に対して行う電話中継装置。
(付記12)
複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる電話番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された番号であり、前記電話端末の使用者の所属を示す数列を含む公表番号とを、互いに対応付けて記憶手段に記憶させ、
コンピュータが、発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番である第1発呼を受信し、
前記コンピュータが、前記記憶手段から、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を読み出し、
前記コンピュータが、前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第2発呼を行うことにより、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う電話中継方法。
(付記13)
コンピュータを、電話端末の中継処理を行う電話中継装置として動作させるプログラムであって、
前記コンピュータは、複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる電話番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された番号であり、前記電話端末の使用者の所属を示す数列を含む公表番号とを、互いに対応付けて記憶する記憶手段から情報を読み出すことが可能であり、
発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番である第1発呼を受信する機能と、
前記記憶手段から、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を読み出す機能と、
前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第2発呼を行うことにより、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う機能と、
を実現させるプログラム。
10 内線通信網
12 内線通信網
22 無線通信網
30 固定電話
50 構内交換機
52 ゲートウェイ装置
54 公衆通信網
100 発信元電話端末
101 ゲートウェイ装置
200 電話中継装置
202 パケット転送装置
210 公表番号記憶部
220 中継部
222 メッセージ処理部
224 パケット転送部
230 番号変換部
300 発信先電話端末

Claims (10)

  1. 内線通信網を形成している複数の電話端末の中継処理を行う電話中継装置であって、
    前記複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる内線番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された外線番号である公表番号とを互いに対応付けて記憶する公表番号記憶手段と、
    発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番であり、発信先電話端末の前記公表番号が着番である第1発呼を受信する第1受信手段と、
    前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号と、前記発信先電話端末の前記公表番号に対応する前記実体番号とを前記公表番号記憶手段から読み出す番号変換手段と、
    前記発信元電話端末の前記公表番号が発番であり、前記発信先電話端末の前記実体番号が着番である第2発呼を行うことにより、公衆通信網を介さずに、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う中継手段と、
    を備え
    前記第1受信手段は、電話端末の接続処理を行う交換機を介して前記第1発呼を受信し、
    前記中継手段は、前記交換機に対して前記第2発呼を行い、前記交換機を介して前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行い、
    前記第1発呼の着番が、前記発信先電話端末の前記公表番号であるとき、
    前記番号変換手段は、前記第1受信手段が受信した前記第1発呼に基づいて、前記発信元電話端末の前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
    さらに、前記第1受信手段は、前記発信先電話端末の前記公表番号が着番であり、前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第3発呼を前記交換機に対して行い、かつ、前記交換機から折り返された前記第3発呼を受信し、
    前記番号変換手段は、前記第1受信手段が受信した前記第3発呼に基づいて、前記発信先電話端末の前記実体番号を前記公表番号記憶手段から読み出す電話中継装置。
  2. 内線通信網を形成している複数の電話端末の中継処理を行う電話中継装置であって、
    前記複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる内線番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された外線番号である公表番号とを互いに対応付けて記憶する公表番号記憶手段と、
    発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番であり、発信先電話端末の前記公表番号が着番である第1発呼を受信する第1受信手段と、
    前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号と、前記発信先電話端末の前記公表番号に対応する前記実体番号とを前記公表番号記憶手段から読み出す番号変換手段と、
    前記発信元電話端末の前記公表番号が発番であり、前記発信先電話端末の前記実体番号が着番である第2発呼を行うことにより、公衆通信網を介さずに、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う中継手段と、
    を備え、
    前記第1受信手段は、前記発信元電話端末から直接前記第1発呼を受信し、
    前記中継手段は、前記第1受信手段が前記第1発呼を受信したときに、電話端末の接続処理を行う交換機に前記第1発呼を送信し、
    前記第1受信手段は、前記交換機から折り返された前記第1発呼を受信し、
    前記番号変換手段は、前記折り返された前記第1発呼に含まれる前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
    その後、前記中継手段は、前記交換機を介して前記第2発呼を行う電話中継装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電話中継装置において、
    前記第1発呼の着番が、前記公表番号記憶手段に前記公表番号として管理されている番号であるとき、
    前記番号変換手段は、前記第1発呼の着番に対応する前記実体番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
    前記中継手段は、前記第2発呼において、前記発信先電話端末の前記実体番号を着番にする電話中継装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
    前記複数の電話端末は無線通信端末であり、前記内線通信網に接続可能であり、
    前記複数の電話端末には、前記実体番号として、前記複数の電話端末が無線通信端末であることを示す数列を含む番号が割り振られており、前記公表番号として、前記内線通信網の中に位置していることを示す数列を含む番号が割り振られている電話中継装置。
  5. 請求項に記載の電話中継装置において、
    前記番号変換手段は、前記中継手段が前記第1発呼を送信する前に、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
    前記中継手段は、前記第1発呼を前記交換機に送信する際に、前記発信元電話番号の前記公表番号を発番として用いる電話中継装置。
  6. 請求項のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
    前記中継手段は、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の通信が確立した後、前記交換機を介さずに前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う電話中継装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
    前記複数の電話端末はIP電話端末であり、
    前記中継手段は、
    前記発信元電話端末から送信されたSDP(Session Description Protocol)をそのまま前記発信先電話端末に送信し、
    前記発信先電話端末から送信されたSDPをそのまま前記発信元電話端末に送信する電話中継装置。
  8. 請求項1〜のいずれか一つに記載の電話中継装置において、
    前記第1受信手段が、前記発信元電話端末の前記実体番号を発番として、前記公表番号記憶手段に記憶されていない電話番号である非管理電話番号を着番とする第4発呼を受信したとき、
    前記番号変換手段は、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号を前記公表番号記憶手段から読み出し、
    前記中継手段は、前記非管理電話番号が着番であり、前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第5発呼を、電話端末の接続処理を行う交換機に対して行う電話中継装置。
  9. 内線通信網を形成している複数の電話端末の中継処理を行う電話中継方法であって、
    前記複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる内線番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された外線番号であり、前記電話端末の使用者の所属を示す数列を含む公表番号とを、互いに対応付けて記憶手段に記憶させ、
    コンピュータが、発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番であり、発信先電話端末の前記公表番号が着番である第1発呼を受信し、
    前記コンピュータが、前記記憶手段から、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号と、前記発信先電話端末の前記公表番号に対応する前記実体番号とを読み出し、
    前記コンピュータが、前記発信元電話端末の前記公表番号が発番であり、前記発信先電話端末の前記実体番号が着番である第2発呼を行うことにより、公衆通信網を介さずに、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行い、
    前記コンピュータが、電話端末の接続処理を行う交換機を介して前記第1発呼を受信し、
    前記コンピュータが、前記交換機に対して前記第2発呼を行い、前記交換機を介して前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行い、
    前記第1発呼の着番が、前記発信先電話端末の前記公表番号であるとき、
    前記コンピュータが、受信した前記第1発呼に基づいて、前記発信元電話端末の前記公表番号を前記記憶手段から読み出し、
    さらに、前記コンピュータが、前記発信先電話端末の前記公表番号が着番であり、前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第3発呼を前記交換機に対して行い、かつ、前記交換機から折り返された前記第3発呼を受信し、
    前記コンピュータが、受信した前記第3発呼に基づいて、前記発信先電話端末の前記実体番号を前記記憶手段から読み出す電話中継方法。
  10. コンピュータを、内線通信網を形成している複数の電話端末の中継処理を行う電話中継装置として動作させるプログラムであって、
    前記コンピュータは、複数の電話端末別に、前記電話端末に直接接続するときに用いられる内線番号である実体番号と、前記電話端末の電話番号として第三者に公表された外線番号であり、前記電話端末の使用者の所属を示す数列を含む公表番号とを、互いに対応付けて記憶する記憶手段から情報を読み出すことが可能であり、
    発信元電話端末から、前記発信元電話端末の前記実体番号が発番であり、発信先電話端末の前記公表番号が着番である第1発呼を受信する機能と、
    前記記憶手段から、前記発信元電話端末の前記実体番号に対応する前記公表番号と、前記発信先電話端末の前記公表番号に対応する前記実体番号とを読み出す機能と、
    前記発信元電話端末の前記公表番号が発番であり、前記発信先電話端末の前記実体番号が着番である第2発呼を行うことにより、公衆通信網を介さずに、前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う機能と、
    電話端末の接続処理を行う交換機を介して前記第1発呼を受信する機能と、
    前記交換機に対して前記第2発呼を行い、前記交換機を介して前記発信元電話端末と前記発信先電話端末の中継処理を行う機能と、
    前記第1発呼の着番が、前記発信先電話端末の前記公表番号であるとき、
    受信した前記第1発呼に基づいて、前記発信元電話端末の前記公表番号を前記記憶手段から読み出す機能と、
    前記発信先電話端末の前記公表番号が着番であり、前記発信元電話端末の前記公表番号が発番である第3発呼を前記交換機に対して行い、かつ、前記交換機から折り返された前記第3発呼を受信する機能と、
    受信した前記第3発呼に基づいて、前記発信先電話端末の前記実体番号を前記記憶手段から読み出す機能と、
    を実現させるプログラム。
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