JP2007013304A - 内線電話システムおよび内線電話通信方法 - Google Patents

内線電話システムおよび内線電話通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 SIP技術のメリットを有効に活用した内線電話システムを提供する。
【解決手段】 仮想私設網を介して接続された複数の構内網のそれぞれに配設され且つSIPに基づくメッセージを交信する電話端末である専用端末および標準端末を備える。各標準端末は、自構内網の専用端末に対し自端末の登録要求および通話の発呼要求を送信する手段を有する。各専用端末は、標準端末からの登録要求により該標準端末のIPアドレスを登録する手段と、他構内網の専用端末から該専用端末が登録した標準端末のIPアドレスを取得し登録する手段と、標準端末からの発呼要求に対し当該着信先のIPアドレスを応答する手段と、自端末が受信したメッセージを当該着信先へ転送する手段とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、VoIP(Voice over Internet Protocol)の呼制御プロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)技術を用いた事業所用の内線電話システムに関する。
VoIPの呼制御プロトコルの一つであるSIPは、他の通信プロトコルとの親和性の高さから近年VoIPの主要技術となりつつある。SIP技術を利用したSIP電話機は、IPネットワークで割り当てられた互いのIPアドレスが既知であれば、電話機間での直接的な通話が可能になるというメリットがある。
ところで、企業などの大規模な内線電話システムでSIPを利用する場合、IPアドレスによる運用では限界がある為、通信サービス事業者が提供するIPセントレックスサービスを利用したり、いわゆるグループ保留やパーク保留等の独自のPBX機能を持つSIPサーバーやIP−PBXを介して内線網を構築することが一般的である。内線電話システムのIP化は、通信コスト削減や設備費・保守費などが削減されるというメリットから、次第に企業ユーザーに認知されてきており、SIPサーバーやIP−PBXが実現する機能も多種多様である。
SIP技術を用いた電話システムに関する従来の技術として、例えば、特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の技術は、企業ユーザが利用するマルチコミュニケーション端末が接続された企業内LANに、IP網を介してASP事業者のSIPサーバを接続し、SIPサーバが端末からのリクエストに応じてIP電話通信サービスを提供するというものである。
特開2004−304666号公報
特許文献1の技術のように外部のSIPサーバを利用することにより、企業等では種々のサービスを受けることができる。しかしながら、VoIPの内線電話システムを導入する企業が比較的小規模である場合、実際は基本的な内線通話機能があれば良いにもかかわらず、従来の技術では、大企業と同様なIP−PBXを設置する、あるいはIPセントレックスサービスを利用する必要があり、コストに無駄が生じるという問題がある。
また、企業内で内線通話を行う端末数が増えるほど、SIPサーバの負荷は増大する。よって、特に、大規模の企業では、膨大な端末数に対処し得る高レベルのSIPサーバを導入する必要があるため、導入コストやメンテナンス費用が掛かるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、SIP技術のメリットを有効に活用することにより、VoIPによる内線電話システムを導入し易くする手法を提供することを目的とする。
かかる目的を果たすため本発明に係る内線電話システムは、仮想私設網を介して接続された複数の構内網のそれぞれに配設され且つSIPに基づくメッセージを交信する電話端末である専用端末および標準端末を備え、前記各標準端末は、自構内網の専用端末に対し自端末の登録要求および通話の発呼要求を送信する手段を有し、前記各専用端末は、標準端末からの登録要求により該標準端末のIPアドレスを登録する手段と、他構内網の専用端末から該専用端末が登録した標準端末のIPアドレスを取得し登録する手段と、標準端末からの発呼要求に対し当該発信先のIPアドレスを応答する手段と、自端末が受信したメッセージを当該発信先へ転送する手段とを有する。
本発明に係る内線電話通信方法は、仮想私設網を介して接続された複数の構内網のそれぞれに配設され且つSIPに基づくメッセージを交信する電話機である専用端末および標準端末を備えるシステムにおいて、標準端末が自構内網の専用端末に対し自端末の登録要求を送信し、前記登録要求を受信した専用端末が前記標準端末のIPアドレスを登録し、専用端末が他構内網の専用端末から該専用端末が登録した標準端末のIPアドレスを取得して登録し、標準端末が自構内網の専用端末に対し発呼要求を送信し、前記発呼要求を受信した専用端末が該発呼要求に対し当該発信先のIPアドレスを応答し、専用端末が自端末で受信したメッセージを当該発信先へ転送するという方法である。
本発明によれば、SIP技術による電話端末間の直接的な通信機能を利用して内線通話を実現することから、企業等において内線電話システムを構築するにあたり、外部のSIPサーバを利用することが不要となる。これにより、システムの導入コスト及び通信コストを抑えることができる。また、構内網間の内線通話の際には、呼制御処理が各構内網の専用端末に分散されるので、処理負荷が特定のノードに集中することを回避でき、結果、通信品質の劣化を防止することができる。
《第1の実施形態》
図1に、本発明の第1の実施形態の構成を示す。本実施形態のシステム101は、企業等における事業所AのLAN100aと事業所BのLAN100bとがVPN(Virtual Private Network)100cを介して接続されたIPネットワークを形成するものである。図1に示すように、LAN100aには、SIP対応のIP電話機である専用SIP端末A1および標準SIP端末A100が接続されている。また、LAN100bにも同様に、専用SIP端末B1および標準SIP端末B100が接続されている。
標準SIP端末A100/B100は、SIP対応の一般的なIP電話機と同様な機能構成を備える。その構成を図2に示す。標準SIP端末A100/B100は、SIPメッセージ送受信部A100−1により、通話のためのSIPメッセージをSIP関連設定テーブルA100−2に基づき交信する。SIP関連設定テーブルA100−2には、従来のものと同様に、IPアドレスの問合わせ等に応じるサーバに相当するノードのIPアドレス及びポート番号、並びに、自端末のIPアドレス及び内線番号といった基本的な設定情報が含まれる。
標準SIP端末A100/B100は、本実施形態では専用SIP端末A1/B1に対しLAN100a/100bにより有線接続された固定電話機であるが、これに代えて、例えば、専用SIP端末A1/B1と無線LANにより通信可能な携帯電話機とすることも可能である。携帯電話機とすることにより、頻繁に移動するユーザにとって内線通話の利便性が高められる。
図3に、専用SIP端末A1/B1の機能構成を示す。専用SIP端末A1/B1は、SIPメッセージ送受信部A1−1及びSIP関連設定テーブルA1−9に加え、仮想サーバ機能A1−6としての端末登録処理部A1−3、プロキシ処理部A1−4およびリダイレクト処理部A1−5を備える。
端末登録処理部A1−3は、事業所内の標準SIP端末A100/B100からの登録要求であるREGISTERメッセージを受け、その内線番号及びIPアドレスを登録する機能を果たす。プロキシ処理部A1−4は、自端末が受信したSIPのメッセージを他の端末へ転送する機能を果たす。転送の際は、受信メッセージにViaヘッダを付加して転送するという従来知られたSIPの手順に沿って処理を行う。リダイレクト処理部A1−5は、SIPに関しRFC3261に規定されているリダイレクト機能により、標準SIP端末A100/B100からのアドレスの問い合わせに応答する。
また、専用SIP端末A1/B1は、図3に示すように、各自で持つ情報を交換する為の管理テーブル処理部A1−2と、標準SIP端末A100/B100や事業所を識別するための端末管理テーブルA1−7及び事業所管理テーブルA1−8とを備える。管理テーブル処理部A1−2によるテーブルの交換は、RFC3265に規定されているイベント通知機能により実行する。
図18に、各端末が持つSIP関連設定テーブルA1−9のサーバ設定の一覧を示す。ここで言うサーバとは、前述したように、端末の発呼時にその発信先アドレスを端末へ応答するノードを指す。内線通話に外部のSIPサーバを用いる従来の手法では、このSIPサーバのIPアドレスがサーバ設定として用いられる。
一方、本発明では、図に示すように、専用SIP端末A1/B1のような、事業所の最上位ノードが持つSIP関連設定テーブルA1−9のサーバ設定には、自端末のIPアドレスが設定される。また、専用SIP端末A1の下位にあたる標準SIP端末A100/B100のようなノードには、その1つ上位のIPアドレス、すなわち本実施形態では当該事業所の専用SIP端末A1/B1のIPアドレスが設定される。
図4及び図5のフローチャートを参照して、端末登録処理部A1−3により、事業所内の標準SIP端末A100/B100を登録する手順について説明する。端末登録処理部A1−3による登録処理は、標準SIP端末A100/B100が自端末の存在を登録すべく起動時に発信するSIPのREGISTERメッセージを利用する。以下、一例として、事業所Aでの登録手順について説明する。
図4に示すように、標準SIP端末A100が起動時に発信するREGISTERメッセージには、登録する自端末の内線番号「301」及びIPアドレス「192.168.100.11」が記述される。また、REGISTERメッセージの宛先には、標準SIP端末A100のSIP関連設定テーブルA100−2のサーバ設定を用いる。ここでは、上記のREGISTERメッセージの宛先は、専用SIP端末A1の「192.168.100.1」となる。
専用SIP端末A1の端末登録処理部A1−3は、標準SIP端末A100からREGISTERメッセージを受信すると(図5:ステップE1)、これを解析することにより抽出した内線番号及びIPアドレスを端末管理テーブルA1−7に登録する(ステップE2)。登録後、端末管理テーブルA1−7のサーバ設定をチェックし、設定されているIPアドレスが自端末(専用SIP端末A1)のIPアドレスと一致するか否かを判定する(ステップE3)。ここでは、サーバ設定が自端末のIPアドレスと一致することから、以上をもって登録処理を終了させる。なお、サーバ設定が自端末のIPアドレスと一致しないケースについては、後述の第2の実施形態において説明する。
このように専用SIP端末A1は、標準SIP端末A100からのREGISTERメッセージにより、事業所内で用いる内線番号およびIPアドレス情報を端末管理テーブルA1−7に保存する。また、他方の事業所Bにおいても、上記手順と同様にしてREGISTERメッセージにより登録処理を行う。
次に、図6及び図7〜図11のフローチャートを参照して、管理テーブル処理部A1−2による事業所間の端末管理テーブルA1−7の交換について説明する。テーブルの交換は、前述したように、RFC3265のイベント通知機能により実行する。すなわち、SUBSCRIBEメッセージによりテーブルを要求し、この要求に対しNOTIFYメッセージによりテーブルを供給する。
図6に示すように、端末管理テーブルA1−7には、事業所内の端末の「内線番号」及び「IPアドレス」に加え、「管理コード」が設定される。本実施形態で用いる「管理コード」は、その端末管理テーブルA1−7の事業所を識別する為の番号であり、事業所内もしくは事業所間の内線番号計画に使用される。図示の例では、事業所A及び事業所Bの「内線番号」に同一の番号が設定されているが、これに「管理コード」を組み合わせることにより、その内線番号が他事業所のものと区別される。
一方、事業所管理テーブルA1−8は、各事業所に対し共通に設定されたものであり、その内容としては、事業所を識別するための「事業所コード」と、事業所の代表となる専用SIP端末の「IPアドレス」とがある。
以下、一例として、図6における事業所Aの専用SIP端末A1の視点からテーブル交換の手順を説明する。専用SIP端末A1の管理テーブル処理部A1−2は、初期化処理を開始すると(図7:ステップG1)、事業所管理テーブルA1−8をチェックし、未だ端末管理テーブルA1−7の取得処理を施していない他事業所があるか否かを判定する(ステップG2)。その結果、例えば、未処理の事業所が事業所Bである場合、管理テーブル処理部A1−2は、SIPのイベント通知機能により、専用SIP端末B1へSUBSCRIBEメッセージを送信する(ステップG3)。このSUBSCRIBEメッセージにより、専用SIP端末B1の端末管理テーブルA1−7を専用SIP端末A1へ送信するよう要求することができる。
また逆に、SUBSCRIBEメッセージを専用SIP端末A1が受信する、すなわち専用SIP端末A1の端末管理テーブルA1−7を専用SIP端末B1へ送信するよう要求された際の処理手順を図8に沿って説明する。
専用SIP端末A1の管理テーブル処理部A1−2は、SUBSCRIBEメッセージを受信したとき(ステップI1)、その発信元が事業所管理テーブルA1−8に登録されている端末であるか否かを判定する(ステップI2)。ここでは、発信元が、事業所管理テーブルA1−8に登録されている専用SIP端末B1であることから、登録ありと判定する。続いて、管理テーブル処理部A1−2は、NOTIFYメッセージの送信フラグをONにセットし(ステップI3)、提供すべき端末管理テーブルA1−7をNOTIFYメッセージのボディ部に記述して、これを専用SIP端末B1へ送信する(ステップI4)。
NOTIFYメッセージの送信フラグは、端末管理テーブルA1−7の定期的な送信処理に利用される。その手順を図9に沿って説明する。専用SIP端末A1が標準端末A100からREGISTERメッセージを受信したとき(ステップJ1)、管理テーブル処理部A1−2は、事業所Bに対する端末管理テーブルA1−7の送信処理が未処理であり、且つ、送信フラグがON状態にあることを認識すると(ステップJ2、J3)、前述したように端末管理テーブルA1−7をNOTIFYメッセージにセットし、これを専用SIP端末B1へ送信する(ステップJ4)。
専用SIP端末A1が専用SIP端末B1からNOTIFYメッセージを受信した際の手順を図10に沿って説明する。専用SIP端末A1がNOTIFYメッセージを受信すると(ステップH1)、管理テーブル処理部A1−2は、その発信元が事業所管理テーブルA1−8に登録されている専用端末であるか否かを判定する(ステップH2)。ここでは、発信元が、事業所管理テーブルA1−8に登録されている専用SIP端末B1であることから、登録ありと判定する。管理テーブル処理部A1−2は、受信したNOTIFYメッセージのボディ部にあるテーブルデータを抽出し、これを端末管理テーブルA1−7に追加保存する(ステップH3)。
以上説明した手順により、事業所間にて端末管理テーブルA1−7を授受することにより、専用SIP端末A1/B1は、システム101における全ての端末の内線番号/IPアドレスを把握することができる。これにより、例えば、事業所内の端末が増えた場合や、端末のIPアドレスが可変である場合であっても、各端末の情報を効率よく管理することができる。
なお、図6に示す例は、2つの事業所間のテーブル交換について示したものであるが、2以上の事業所間での授受も可能である。その様子を図11に模式的に示す。図示の例は、4つの事業所が存在する例であり、各事業所の代表端末である専用SIP端末A1、専用SIP端末B1、専用SIP端末C1及び専用SIP端末D1が相互にテーブルを授受する。よって、事業所が増えた場合でも、事業所管理テーブルA1−8にその代表端末の管理コード及びIPアドレスを追加すれば、前述の手順で各事業所の端末管理テーブルA1−7を取得することができる。
次に、図12及び図13のフローチャートを参照して、事業所間の内線通話の手順について説明する。ここでは、図12より、事業所Aの標準SIP端末A100が、事業所Bの標準SIP端末B100へ発呼する手順を説明する。まず、標準SIP端末A100のユーザが「2501」をダイヤルする。この「2501」は、標準SIP端末B100の内線番号「501」の前に、事業所Bの管理コード「2」を付加したものである。上記ダイヤル操作により、標準SIP端末A100は、「2501」に対する発呼要求を示すSIPのINVITEメッセージを専用SIP端末A1へ送信する。
専用SIP端末A1が標準SIP端末A100からINVITEメッセージを受信すると(図13:ステップF1)、リダイレクト処理部A1−5が、端末管理テーブルA1−7を参照し、メッセージの発信元IPアドレスが管理対象であるかどうかをチェックする(ステップF2)。ここでは、INVITEメッセージの発信元が標準SIP端末A100であることから、管理対象であると判定する。
続いて、リダイレクト処理部A1−5は、端末管理テーブルA1−7を検索し、ダイヤルされた呼び出し先の番号「2501」が自事業所のものであるかどうかを確認する(ステップF3)。ここでは、「2501」の先頭の数字が「2」であることから、リダイレクト処理部A1−5は、「2」で始まる内線番号を検索すると共に、管理コード「2」にリンクした事業所Bの端末管理テーブルA1−7内を検索する。
上記検索の結果、「2501」が事業所Bのものであることが判明すると、リダイレクト処理部A1−5は、端末管理テーブルA1−7から「2501」に対応するIPアドレス、すなわち標準SIP端末B100のIPアドレス「192.168.101.31」を認識する(ステップF4)。そして、認識したIPアドレスを、前述したRFC3261に規定されている300番台レスポンスコードのContactヘッダ部にセットし、これを標準SIP端末A100へ送信する(ステップF6)。以上の手順により、標準SIP端末A100は、通信相手となる標準SIP端末B100のIPアドレスを得る。
標準SIP端末A100は、RFC3261に規定されているリダイレクト応答としての300番台レスポンスを受信すると、このレスポンスにより通知されたIPアドレスを使って標準SIP端末B100へ直接INVITEメッセージを送信する。標準SIP端末B100は、標準SIP端末A100からのINVITEメッセージを受信後、RFC3261で規定されたSIP呼制御に従い、呼び出し中を示す180番レスポンスの送信を経て、標準SIP端末A100との間で通話パスを確立する。このようにして事業所間の内線通話が実施される。
一方、仮に、専用SIP端末A1に到着したINVITEメッセージの発信元IPアドレスが端末管理テーブルA1−7の管理対象でない場合(ステップF2:管理対象外)、これは、外線着信であるとし、プロキシ処理部A1−4による代表着信処理へ移行する(ステップF20)。代表着信処理では、プロキシ処理部A1−4が端末管理テーブルA1−7を参照し、事業所Aの全ての標準SIP端末A100にINVITEメッセージを転送する。これにより、事業所A内の全ての標準SIP端末A100に一斉に着信が報知される。
また、受信したINVITEメッセージの発信元が管理対象であり、その宛先が専用SIP端末A1であった場合(ステップF2→F3:自分の内線番号)、これは専用SIP端末A1自身への内線着信であるとして、通常の着信処理を行う(ステップF30)。
以上説明した第1の実施形態によれば、専用SIP端末A1/B1に仮想サーバ機能A1−6を持たせ、且つ、SIPを利用して事業所間にて端末管理テーブルA1−7を交換させることから、外部のSIPサーバを利用することなく内線通話を実施することができる。これにより、導入及び通信にかかるコストが抑えられるので、VoIPによる内線電話システムの利便性が高められる。また、内線通話の呼制御処理が分散されるため、システムの特定のノードに処理負荷が集中することを回避できる。
《第2の実施形態》
図14に、本発明の第2の実施形態の構成を示す。本実施形態のシステム102は、事業所のLAN100aに、標準SIP端末A100と共に複数の専用SIP端末A1/A10が接続される構成をとる。図示の例は、一例として事業所Aの構成を示したものであるが、他方の事業所Bも同様な構成であってもよい。
専用SIP端末A1/A10および標準SIP端末A100には、図14に点線にて示す論理的な階層関係が形成されている。すなわち、専用SIP端末A1を最上位とし、この専用SIP端末A1の下位に専用SIP端末A10が割り当てられている。さらに、その下位、すなわち最下位に標準SIP端末A100が割り当てられているという多段構成である。かかる構成において、最上位の専用SIP端末A1は事業所の代表端末に位置付けられ、また、中位の専用SIP端末A10は、事業所内のグループI/IIの代表端末に位置付けられている。
本実施形態の各端末が持つSIP関連設定テーブルA1−9のサーバ設定には、図18に示す一覧を適用する。具体的には、専用SIP端末A1のような最上位のノードのサーバ設定には自端末のIPアドレスを設定し、また、専用SIP端末A1の下位にあたる専用SIP端末A10や、標準SIP端末A100のサーバ設定には、それぞれ論理階層における1つ上位の端末のIPアドレスを設定する。すなわち、グループ代表となる専用SIP端末A10のサーバ設定には、事業所代表である専用SIP端末A1のIPアドレス、また、最下位の標準SIP端末A100には、グループ代表である専用SIP端末A10のIPアドレスが設定される。
図15及び図5のフローチャートを参照して、標準SIP端末A100の登録処理について説明する。図15より、事業所の代表端末となる専用SIP端末A1の配下には、グループ1の代表端末である専用SIP端末A10と、グループ2の代表端末である専用SIP端末A11とがある。さらに、専用SIP端末A10の配下には標準SIP端末A100/A101/A102があり、専用SIP端末A11の配下には標準SIP端末A103/A104/A105がある。
また、専用SIP端末A1には管理コード「1」が設定され、専用SIP端末A10および専用SIP端末A11には管理コード「1」及び「2」が設定されている。このように、管理コードの設定にあたっては、専用SIP端末A1/A10のように、異なる階層のノードには重複する値を用いてもよいが、専用SIP端末A10/A11のように同一階層のノードには、グループの識別のため相互に異なる値を用いる。
以下、登録処理の一例として、グループ1の標準SIP端末A100のケースを説明する。標準SIP端末A100が起動時に発信するREGISTERメッセージの宛先は、図18にて説明したサーバ設定、すなわち1つ上位の端末である専用SIP端末A10のIPアドレスとなる。専用SIP端末A10が標準SIP端末A100からのREGISTERメッセージを処理する手順(図5:ステップE1、E2)については、前述の第1の実施形態にて説明したとおりである。
専用SIP端末A10は、標準SIP端末A100の登録を終えると、SIP関連設定テーブルA1−9から自端末のサーバ設定をチェックし、それが自端末のIPアドレスか否かを判定する(ステップE3)。本実施形態では、専用SIP端末A10のサーバ設定には、事業所Aの代表端末である専用SIP端末A1のIPアドレスが設定されていることから、サーバ設定は自端末のものではないと判定する。
専用SIP端末A10は、次に、端末管理テーブルA1−7から自端末の管理コードをチェックし(ステップE5)、認識した管理コード「1」を標準SIP端末A100の内線番号「301」の先頭に付加した「1301」をREGISTERメッセージにセットする(ステップE6)。そして、このREGISTERメッセージを上位の専用SIP端末A1へ転送するよう、プロキシ処理部A1−4に依頼する(ステップE7)。
上記手順により、標準SIP端末A100の内線番号としての「1301」が専用SIP端末A1へ登録される。図16に、グループ1の標準SIP端末A100/A101/A102に関する端末管理テーブルA1−7が、専用SIP端末A10から専用SIP端末A1へ登録される様子を模式的に示す。これにより専用SIP端末A1は、事業所内の全ての端末に関する情報を保存することができる。
次に、図17及び図13のフローチャートを参照して、多段構成のシステムによる内線通話について説明する。事業所間の内線通話にあたっては、図17に示すように、事前に端末管理テーブルA1−7の交換を実施しておく。交換の手順については、前述の第1の実施の形態で説明したとおりである。
なお、図14に示す構成のように、事業所内に専用SIP端末A10/A11のようなグループ代表端末を設置している場合、グループ代表間でも定期的に端末管理テーブルA1−7を交換することが望ましい。これにより、標準SIP端末からのIPアドレスの問い合わせに対し、中位の専用SIP端末A10/A11にて対処できることから、最上位の専用SIP端末A1の処理負担が軽減する。
以下、事業所Aの標準SIP端末A100から事業所Bの標準SIP端末B100へ発呼するケースについて説明する。まず、標準SIP端末A100のユーザが「23501」をダイヤルする。この「23501」は、事業所Bの標準SIP端末B100の内線番号「501」の先頭に、その事業所の代表である専用SIP端末B1の管理コード「2」と、グループ代表の専用SIP端末B10の管理コード「3」とを付加したものである。このダイヤル操作により、標準SIP端末A100が、専用SIP端末A10に対しINVITEメッセージを発信する。
専用SIP端末A10がINVITEメッセージを受信すると(図13:ステップF1)、リダイレクト処理部A1−5は、メッセージの発信元が管理対象であることを認識した後(ステップF2)、呼び出し先の内線番号「23501」が自端末の端末管理テーブルA1−7に存在するか否かを確認する(ステップF3→F4)。ここでは、専用SIP端末A10に「23501」の情報が無いものと仮定する。
リダイレクト処理部A1−5は、自端末に存在しない「23501」の情報を上位の端末から得るべく自端末のサーバ設定を確認し(ステップF5)、そのサーバ設定、すなわち専用SIP端末A1のIPアドレスに宛てて、標準SIP端末A100からのINVITEメッセージを転送するようプロキシ処理部A1−4に依頼する(ステップF7)。
専用SIP端末A1は、転送されたINVITEメッセージを受信すると、自端末の端末管理テーブルA1−7から「23501」のIPアドレス「192.168.101.31」を認識し、これを300番台のレスポンスコードにセットして送信する(ステップF4→F6)。専用SIP端末A1から送信されたレスポンスは、専用SIP端末A10のプロキシ処理部A1−4により標準SIP端末A100へ転送される。
なお、仮に、最上位の専用SIP端末A1にて「23501」の情報が存在しない場合は、更なる上位端末が存在せず、これ以上の情報検索は不可能であるとして、ビジー(Busy)状態を示す486レスポンスコードを応答する(ステップF4→F5→F8)。
標準SIP端末A100は、300番台レスポンスにより通知されたIPアドレスを用いて、事業所Bの標準SIP端末B100に対しピアトゥピア通信にてINVITEメッセージを発信する。標準SIP端末B100は、INVITEメッセージを受信すると、RFC3261で規定されているSIPの呼制御に従い、標準SIP端末A100との間で通話パスを確立する。このようにして事業所間の内線通話が実施される。
以上説明した実施形態によれば、事業所内に複数の専用SIP端末A1/A10を配備し、それらに論理階層を与えたことから、事業所内の通信トラヒックを分散することができる。例えば、各グループ内で行う標準SIP端末A100同士の内線通話では、呼制御をグループ代表の専用SIP端末A10が行うことから、それぞれの負荷が最上位の専用SIP端末A1や他のグループに影響を与えることはない。これにより、事業所内の通信品質を良好に維持することができる。
また、事業所内の端末を多段構成にしたことにより、グループごとの管理が可能となる。これにより、例えば、一斉着信機能やファームウェアのダウンロード機能などをグループ単位で実行するといった応用が可能となる。
さらにまた、前述の第1の実施形態でも用いた管理コードの採用により、内線システムの番号計画が容易になる。その理由は、端末の登録時に、専用SIP端末が内線番号に管理コードを付加して上位へ通知するからである。これにより、たとえ同一の内線番号であっても、上下階層間であればそれぞれが区別されることから、事業所内の番号計画を検討する際、内線番号の重複に注意することは不要となる。
《第3の実施形態》
本発明に係る内線電話システムを用いて外線通話を行うことも可能である。その実施方法について、図19〜図21を用いて説明する。図19より、例えば事業所Aの標準SIP端末A100が外線通話を行うにあたっては、VPN100cを介して接続されたSIPサーバ200を利用することとなる。よって、外線通話を可能にするには、SIPサーバ200に対し予め標準SIP端末A100を登録する必要がある。
本実施形態の専用SIP端末A1には管理コードを設定しない。これは、標準SIP端末A100の内線番号がSIPサーバ200により決定されるからである。また、専用SIP端末A1が持つSIP関連設定テーブルA1−9のサーバ設定は、図21に示すようなものとなる。すなわち、下位ノードには、前述の実施形態と同様に1つ上位のIPアドレスを設定するが、専用SIP端末A1のような最上位ノードには、SIPサーバ200のIPアドレスを設定する。
以下、図5のフローチャートを参照して、本実施形態における標準SIP端末A100の登録処理について説明する。専用SIP端末A1は、標準SIP端末A100からREGISTERメッセージを受信し(ステップE1)、前述の実施形態と同様に、自端末の端末管理テーブルA1−7へ標準SIP端末A100の情報を登録した後(ステップE2)、サーバ設定のチェックを経て管理コードをチェックする(ステップE4→E5)。その結果、管理コードが設定されていないと判定する。
専用SIP端末A1は、管理コードが設定されていない場合(ステップE5:設定なし)、標準SIP端末A100に対する300番台のレスポンスコードを用意し、そこに自端末のサーバ設定をセットする。専用SIP端末A1の場合、図21に示すように、サーバ設定としてSIPサーバ200のIPアドレスが設定されていることから、そのIPアドレス「192.168.100.1」をセットしたレスポンスを標準SIP端末A100へ送信する(ステップE8)。
300番台のレスポンスは、前述したようにRFC3261で規定されるリダイレクト応答である為、標準SIP端末A100は、通知されたIPアドレスを使ってSIPサーバ200にREGISTERメッセージを送信する。
これにより、標準SIP端末A100がSIPサーバ200に登録され、外線発信が許可される状態となると共に、専用SIP端末A1側では、前述の実施形態と同様に、下位の標準SIP端末A100の端末情報を管理することができる。
なお、第2の実施形態のような多段構成に外線機能を付加する場合、標準SIP端末A100は、中位ノードである専用SIP端末(A10)にREGISTERメッセージを送信し、その応答として最上位ノードの専用SIP端末A1のIPアドレスを得る。次に、標準SIP端末A100は、取得した専用SIP端末A1のIPアドレスを用いてREGISTERメッセージを送信し、その応答としてSIPサーバ200のIPアドレスを得る。そして、前述したように、SIPサーバ200に対しREGISTERメッセージを送信することにより、標準SIP端末A100が登録される。
次に、図20及び図13のフローチャートを参照して、標準SIP端末A100が外線接続により一般電話機300へ発呼する手順について説明する。まず、標準SIP端末A100にて外線番号「0123456789」のダイヤル操作が行われると、標準SIP端末A100が、専用SIP端末A1に発呼要求を行うべくINVITEメッセージを発信する。
専用SIP端末A1がINVITEメッセージを受信すると(図13:ステップF1)、リダイレクト処理部A1−5は、発信元のチェックを経て発信先のチェックを行う(ステップF2→F3)。その結果、発呼要求の発信先が外線番号であると判定する。この判定にあたっては、発信番号が「0」で始まる場合には外線番号であると判定するよう予め設定しておく。
発信先が外線番号である場合(ステップF3:外線番号)、リダイレクト処理部A1−5は、300番台レスポンスに自端末のサーバ設定、すなわちSIPサーバ200のIPアドレスをセットして標準SIP端末A100へ送信する(ステップF9)。標準SIP端末A100は、通知されたIPアドレスを用いて、SIPサーバ200に対し直接「0123456789」のINVITEメッセージを送信する。これにより標準SIP端末A100はSIPサーバ200による呼制御によって、一般電話機300と通話パスを確立することができる。
なお、内線通話の際は、前述の第1及び第2の実施形態にて説明した手順と同様にして、すなわちSIPサーバ200を経由することなく、事業所内あるいは事業所間にてINVITEメッセージを処理することとなる。
このように、第3の実施形態によれば、前述の実施形態と同様に内線通話の呼制御の負荷を分散することができる一方で、一般電話機300との外線通話も可能となることから、ユーザの利便性が高められる。
本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 実施形態の標準SIP端末の構成を示すブロック図である。 実施形態の専用SIP端末の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における標準SIP端末の登録に関する説明図である。 実施形態の端末登録処理部のフローチャートである。 第1の実施形態におけるテーブル交換の説明図である。 実施形態の管理テーブル処理部のフローチャート(その1)である。 実施形態の管理テーブル処理部のフローチャート(その2)である。 実施形態の管理テーブル処理部のフローチャート(その3)である。 実施形態の管理テーブル処理部のフローチャート(その4)である。 実施形態におけるテーブル交換の応用例の説明図である。 第1の実施形態における内線通話の発呼に関する説明図である。 実施形態のリダイレクト処理部のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における標準SIP端末の登録に関する説明図である。 第2の実施形態の端末管理テーブルに関する説明図である。 第2の実施形態における内線通話の発呼に関する説明図である。 実施形態のSIP関連設定テーブルに関する説明図である。 第3の実施形態の登録処理に関する説明図である。 第3の実施形態の外線通話に関する説明図である。 第3の実施形態のSIP関連設定テーブルに関する説明図である。
符号の説明
101、102 システム
100a、100b LAN
100c VPN
A1、B1:専用SIP端末(事業所代表)、A10:専用SIP端末(グループ代表)、A100、B100:標準SIP端末、A1−1:SIPメッセージ送受信部、A1−2:管理テーブル処理部、A1−3:端末登録処理部、A1−4:プロキシ処理部、A1−5:リダイレクト処理部、A1−6:仮想サーバ機能、A1−7:端末管理テーブル、A1−8:事業所管理テーブル、A1−9:SIP関連設定テーブル
200 SIPサーバ
300 一般電話機

Claims (22)

  1. 仮想私設網を介して接続された複数の構内網のそれぞれに配設され且つSIPに基づくメッセージを交信する電話端末である専用端末および標準端末を備え、
    前記各標準端末は、自構内網の専用端末に対し自端末の登録要求および通話の発呼要求を送信する手段を有し、
    前記各専用端末は、標準端末からの登録要求により該標準端末のIPアドレスを登録する手段と、他構内網の専用端末から該専用端末が登録した標準端末のIPアドレスを取得し登録する手段と、標準端末からの発呼要求に対し当該発信先のIPアドレスを応答する手段と、自端末が受信したメッセージを当該発信先へ転送する手段とを有することを特徴とする内線電話システム。
  2. 前記各専用端末は、他構内網から自端末宛に発呼要求を受けたとき、前記登録したIPアドレスを用いて自構内網の各標準端末に前記発呼要求を転送することを特徴とする請求項1記載の内線電話システム。
  3. 前記複数の構内網は複数の専用端末が論理的な階層構造を成し且つ標準端末が該階層構造の最下位に割り当てられた構内網を含み、該構内網において前記階層構造の最上位に対応する専用端末が他構内網の専用端末と交信することを特徴とする請求項1又は2記載の内線電話システム。
  4. 前記階層構造を成す各専用端末は、標準端末からの登録要求により登録したIPアドレスについて上位の専用端末に対し登録要求を送信することを特徴とする請求項3記載の内線電話システム。
  5. 前記階層構造を成す各専用端末は、標準端末からの発呼要求に対し応答すべきIPアドレスが自端末に登録されていないとき該発呼要求を上位の専用端末へ転送することを特徴とする請求項3又は4記載の内線電話システム。
  6. さらに、外部の通信網に接続され且つ前記仮想私設網を介して前記複数の構内網に接続されたサーバ装置を備え、
    前記各専用端末は、標準端末から外線通話の発呼要求を受けたとき、該標準端末に対し前記サーバ装置のIPアドレスを応答することを特徴とする請求項1記載の内線電話システム。
  7. 無線通信により専用端末と交信する標準端末を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の内線電話システム。
  8. 仮想私設網を介して接続された複数の構内網のそれぞれに配設され且つSIPに基づくメッセージを送受信する電話端末であって、
    自構内網の他端末からの登録要求により該他端末のIPアドレスを登録する手段と、他構内網の電話端末から該端末が登録したIPアドレスを取得し登録する手段と、自構内網の他端末からの発呼要求に対し当該発信先のIPアドレスを応答する手段と、自端末が受信したメッセージを当該発信先へ転送する手段とを備えることを特徴とする電話端末。
  9. 他構内網から自端末宛に発呼要求を受けたとき、前記登録したIPアドレスを用いて自構内網の各標準端末に前記発呼要求を転送することを特徴とする請求項8記載の電話端末。
  10. 自構内網において他端末と共に論理的な階層構造を成し、自端末に前記階層構造の最上位を割り当てられたとき他構内網の専用端末と交信することを特徴とする請求項8又は9記載の電話端末。
  11. 自構内網の他端末からの登録要求により登録したIPアドレスについて上位の他端末に対し登録要求を送信することを特徴とする請求項10記載の電話端末。
  12. 自構内網の他端末からの発呼要求に対し応答すべきIPアドレスが自端末に登録されていないとき該発呼要求を上位の他端末へ転送することを特徴とする請求項10又は11記載の電話端末。
  13. 自構内網の他端末から外線通話の発呼要求を受けたとき、外部の通信網に接続され且つ前記仮想私設網を介して前記複数の構内網に接続されたサーバ装置のIPアドレスを前記他端末に応答することを特徴とする請求項9記載の電話端末。
  14. 自構内網の標準端末と無線通信により交信することを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の電話端末。
  15. コンピュータを、請求項8乃至14のいずれか1項に記載の電話端末として機能させることを特徴とするプログラム。
  16. 仮想私設網を介して接続された複数の構内網のそれぞれに配設され且つSIPに基づくメッセージを交信する電話機である専用端末および標準端末を備えるシステムにおいて、
    標準端末が自構内網の専用端末に対し自端末の登録要求を送信し、
    前記登録要求を受信した専用端末が前記標準端末のIPアドレスを登録し、
    専用端末が他構内網の専用端末から該専用端末が登録した標準端末のIPアドレスを取得して登録し、
    標準端末が自構内網の専用端末に対し発呼要求を送信し、
    前記発呼要求を受信した専用端末が該発呼要求に対し当該発信先のIPアドレスを応答し、
    専用端末が自端末で受信したメッセージを当該発信先へ転送することを特徴とする内線電話通信方法。
  17. 専用端末が、他構内網から自端末宛に発呼要求を受けたとき前記登録したIPアドレスを用いて自構内網の各標準端末に前記発呼要求を転送することを特徴とする請求項16記載の内線電話通信方法。
  18. 複数の専用端末が構内網において論理的な階層構造を成し、
    前記構内網の標準端末に前記階層構造の最下位を割り当て、
    前記階層構造の最上位に対応する専用端末が他構内網の専用端末と交信することを特徴とする請求項16又は17記載の内線電話通信方法。
  19. 前記階層構造を成す各専用端末が、標準端末からの登録要求により登録したIPアドレスについて上位の専用端末に対し登録要求を送信することを特徴とする請求項18記載の内線電話通信方法。
  20. 前記階層構造を成す各専用端末が、標準端末からの発呼要求に対し応答すべきIPアドレスが自端末に登録されていないとき該発呼要求を上位の専用端末へ転送することを特徴とする請求項18又は19記載の内線電話通信方法。
  21. 前記システムに、さらに、外部の通信網に接続され且つ前記仮想私設網を介して前記複数の構内網に接続されたサーバ装置を備え、
    前記各専用端末が、標準端末から外線通話の発呼要求を受けたとき、該標準端末に対し前記サーバ装置のIPアドレスを応答することを特徴とする請求項16記載の内線電話通信方法。
  22. 標準端末が無線通信により専用端末と交信することを特徴とする請求項16乃至21のいずれか1項に記載の内線電話通信方法。
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