JP2007124437A - 電話システム - Google Patents

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JP2007124437A JP2005315719A JP2005315719A JP2007124437A JP 2007124437 A JP2007124437 A JP 2007124437A JP 2005315719 A JP2005315719 A JP 2005315719A JP 2005315719 A JP2005315719 A JP 2005315719A JP 2007124437 A JP2007124437 A JP 2007124437A
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Nobu Otani
展 大谷
Michinaga Kohama
陸永 小浜
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Abstract

【課題】 特定地域で利用されている電話機を他の地域(外国も含む)でそのまま利用でき、電話番号も特定地域で使用する電話番号を引き続き利用でき、電話を掛ける側及び受ける側双方にとって利便性があり、また、数十回線分以上の電話回線を確保でき、更にシステムのサーバに対する負荷を小さくできる電話システムを提供する。
【解決手段】 特定地域で公衆回線網8に接続されていた固定電話機の代わりに、PBX機能とVoIP機能を備えたルータ3aを接続し、そのルータ3aがインターネット4を介して対となる同様の他のルータ3bに接続し、その他のルータ3bがこれまで利用していた固定電話機9に接続し、更に、インターネットを介して両ルータの関連付けを管理サーバ1で管理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インターネットを利用した電話システムに係り、特に、特定地域で利用されている電話機を他の地域(外国も含む)でそのまま利用できる電話システムに関する。
インターネットを利用した電話システムは、種々提案されている。例えば、特開2001−127883号公報「インターネット電話システム」(先行技術1)では、電話交換機が電話番号とネットワークアドレスを対応付けて記憶してあり、インターネット側への通信は電話番号をアドレスに変換し、公衆回線側の通信はアドレスを電話番号に変換して行うものとなっている(特許文献1参照)。
また、特開2003−179692号公報「IP通話接続方法とそのシステム、及び発呼制御装置」(先行技術2)は、携帯電話機にサーバ発呼ユニットを取り付け、最初に発信側中継サーバを発呼し、その状態で電話番号を入力すると、着信側中継サーバに接続し、IP電話が利用可能となるものとなっている(特許文献2参照)。
また、特開2004−120124号公報「ルータおよび通信制御方法」(先行技術3)は、ダイナミックDNSサーバにルータのグローバルIPアドレスとドメイン名を登録しておき、発呼側装置が着呼側のルータのドメイン名を問い合わせてグローバルIPアドレスを求め、それに発呼して通信を行うものとなっている(特許文献3参照)。
特開2001−127883号公報 特開2003−179692号公報 特開2004−120124号公報
しかしながら、上記従来例では、それまで使用してきた電話番号及び電話機を転居した場合に別の地域においてもそのまま使用できるものではなく、特に外国に転居した場合において日本国内で使用していた電話番号で同じ電話機をそのまま使い続けることができるものではなく、電話番号の変更に伴う不便、電話機変更に伴う不便をユーザは甘受しなければならないとう問題点があった。
また、外国に転居した人に日本側から電話する際に、上記従来例では、転居先の電話番号に電話しなければならず、日本側から電話を掛ける人にも不便であるという問題点があった。
また、企業にとって特定地域(外国を含む)に進出した場合に、電話回線を数十〜数百回線分確保する場合には、手間とコストが掛かるという問題点があり、電話回線の変わりにインターネット電話を導入するため、固定グローバルIPアドレスを必要な分取得することも考えられるが、後進国では固定グローバルIPアドレス取得の費用が非常に高く、コスト高となってしまうという問題点があった。
尚、上記先行技術3は、ルータがダイナミックDNSサーバにアクセスして通信相手を特定するものであるが、通話の度にダイナミックDNSサーバにアクセスしてグローバルIPアドレスを取得する必要があり、ダイナミックDNSサーバにおける負荷が大きくなるという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、特定地域で利用されている電話機を他の地域(外国も含む)でそのまま利用でき、電話番号も特定地域で使用する電話番号を引き続き利用できるので、電話を掛ける側及び受ける側双方にとって利便性があり、また、数十回線分以上の電話回線を確保でき、更にシステムのサーバに対する負荷を小さくできる電話システムを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、公衆回線に接続する第1のルータと、第1のルータにインターネットを介して接続し、固定電話機が接続される第2のルータと、インターネットに接続し、第1のルータと第2のルータとの関連性を管理する管理サーバとを有する電話システムであって、固定電話機の電話番号は、公衆回線に接続していた時の電話番号が有効に存在しており、第1のルータは、公衆回線に接続していた固定電話機の代わりに設置され、自局のIPアドレスと対になる第2のルータのIPアドレスとを記憶し、入力される音声アナログ信号を音声デジタル信号に変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して第2のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信すると共に、インターネットを介して自局IPアドレス宛に受信したパケット通信用の音声データを音声デジタル信号に変換して出力する第1の音声変換器と、公衆回線から入力した音声アナログ信号を第1の音声変換器に出力すると共に、第1の音声変換器から入力された音声アナログ信号を公衆回線に出力する第1の交換機とを備え、第2のルータは、自局のIPアドレスと対になる第1のルータのIPアドレスとを記憶し、インターネットを介して第1のルータから自局IPアドレス宛に送信されたパケット通信用の音声データを受信して音声デジタル信号に変換し、当該音声デジタル信号を音声アナログ信号に変換して出力すると共に、入力された音声アナログ信号を音声デジタルデータに変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して第1のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信する第2の音声変換器と、固定電話機から入力した音声アナログ信号を第2の音声変換器に出力すると共に、第2の音声変換器から入力された音声アナログ信号を固定電話機に出力する第2の交換機とを備え、管理サーバは、第1及び第2のルータのIPアドレスを関連付けて記憶し、一方のルータのIPアドレスが変更されると、対になる他方のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、第1又は第2のルータは、当該IPアドレスの変更の通知を受けると、記憶する対になるルータのIPアドレスを変更することを特徴とする。
本発明は、公衆回線に接続すると共にインターネットに接続する第1のルータと、インターネットに接続し、第1のルータとそれに対になる第2のルータとの関連性を管理する管理サーバとを有する電話システムであって、固定電話機の電話番号は、公衆回線に接続していた時の電話番号が有効に存在しており、第1のルータは、公衆回線に接続していた固定電話機の代わりに設置され、自局のIPアドレスと対になる第2のルータのIPアドレスとを記憶し、入力される音声アナログ信号を音声デジタル信号に変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して第2のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信すると共に、インターネットを介して自局IPアドレス宛に受信したパケット通信用の音声データを音声デジタル信号に変換して出力する第1の音声変換器と、公衆回線から入力した音声アナログ信号を第1の音声変換器に出力すると共に、第1の音声変換器から入力された音声アナログ信号を公衆回線に出力する第1の交換機とを備え、管理サーバは、第1及び第2のルータのIPアドレスを関連付けて記憶し、第1のルータのIPアドレスが変更されると、対になる第2のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、第2のルータのIPアドレスが変更されると、対になる第1のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、第1のルータは、IPアドレスの変更の通知を受けると、記憶する対になる第2のルータのIPアドレスを変更することを特徴とする。
本発明は、公衆回線に接続する第1のルータにインターネットを介して接続し、固定電話機が接続される第2のルータと、インターネットに接続し、第1のルータと第2のルータとの関連性を管理する管理サーバとを有する電話システムであって、固定電話機の電話番号は、公衆回線に接続していた時の電話番号が有効に存在しており、第2のルータは、自局のIPアドレスと対になる第1のルータのIPアドレスとを記憶し、インターネットを介して第1のルータから自局IPアドレス宛に送信されたパケット通信用の音声データを受信して音声デジタル信号に変換し、当該音声デジタル信号を音声アナログ信号に変換して出力すると共に、入力された音声アナログ信号を音声デジタルデータに変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して第1のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信する第2の音声変換器と、固定電話機から入力した音声アナログ信号を第2の音声変換器に出力すると共に、第2の音声変換器から入力された音声アナログ信号を固定電話機に出力する第2の交換機とを備え、管理サーバは、第1及び第2のルータのIPアドレスを関連付けて記憶し、第1のルータのIPアドレスが変更されると、対になる第2のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、第2のルータのIPアドレスが変更されると、対になる第1のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、第2のルータは、IPアドレスの変更の通知を受けると、記憶する対になる第1のルータのIPアドレスを変更することを特徴とする。
本発明は、上記電話システムにおいて、第2のルータにおける第2の交換機が、複数回線分の内線回線を接続可能であることを特徴とする。
本発明は、上記電話システムにおいて、第2のルータにおける第2の交換機が、同じ交換機を複数段接続可能であることを特徴とする。
本発明は、上記電話システムにおいて、管理サーバが、固定電話機の電話番号に対応付けて第1のルータの識別子と当該ルータのIPアドレスと、第2のルータの識別子と当該ルータIPアドレスとを記憶して対になる2つのルータの関連性を記憶しており、第1又は第2のルータが、自局のIPアドレスが変更になると、自局ルータの識別子と変更になったIPアドレスを管理サーバに通知し、管理サーバが、通知されたルータの識別子に基づいて記憶する対になるルータのIPアドレスを変更することを特徴とする。
本発明は、上記電話システムにおいて、管理サーバが、対になる2つのルータの関連性を複数組記憶したことを特徴とする。
本発明は、上記電話システムにおいて、第1のルータが接続する公衆回線には、一般固定電話機、公衆電話機、携帯電話機が接続されることを特徴とする。
本発明によれば、公衆回線に接続する第1のルータと、第1のルータにインターネットを介して接続し、固定電話機が接続される第2のルータと、インターネットに接続し、第1のルータと第2のルータとの関連性を管理する管理サーバとを有する電話システムであって、固定電話機の電話番号は、公衆回線に接続していた時の電話番号が有効に存在しており、第1のルータは、公衆回線に接続していた固定電話機の代わりに設置され、自局のIPアドレスと対になる第2のルータのIPアドレスとを記憶し、入力される音声アナログ信号を音声デジタル信号に変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して第2のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信すると共に、インターネットを介して自局IPアドレス宛に受信したパケット通信用の音声データを音声デジタル信号に変換して出力する第1の音声変換器と、公衆回線から入力した音声アナログ信号を第1の音声変換器に出力すると共に、第1の音声変換器から入力された音声アナログ信号を公衆回線に出力する第1の交換機とを備え、第2のルータは、自局のIPアドレスと対になる第1のルータのIPアドレスとを記憶し、インターネットを介して第1のルータから自局IPアドレス宛に送信されたパケット通信用の音声データを受信して音声デジタル信号に変換し、当該音声デジタル信号を音声アナログ信号に変換して出力すると共に、入力された音声アナログ信号を音声デジタルデータに変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して第1のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信する第2の音声変換器と、固定電話機から入力した音声アナログ信号を第2の音声変換器に出力すると共に、第2の音声変換器から入力された音声アナログ信号を固定電話機に出力する第2の交換機とを備え、管理サーバは、第1及び第2のルータのIPアドレスを関連付けて記憶し、一方のルータのIPアドレスが変更されると、対になる他方のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、第1又は第2のルータは、当該IPアドレスの変更の通知を受けると、記憶する対になるルータのIPアドレスを変更するものとしているので、特定地域の公衆回線に接続して利用されていた固定電話機を他の地域に設置された第2のルータに接続してそのまま利用でき、電話番号も特定地域で使用した電話番号を引き続き利用でき、電話を掛ける側及び受ける側双方にとって利便性を向上できる効果があり、更に管理サーバは対となるルータの関係を管理するだけであるため、サーバに対する負荷を小さくできる効果がある。
本発明によれば、第2のルータにおける第2の交換機が、複数回線分の内線回線を接続可能である上記電話システムとしているので、複数回線分確保でき、小規模事務所の電話回線網を簡易な構成で低コストに実現できる効果がある。
本発明によれば、第2のルータにおける第2の交換機が、同じ交換機を複数段接続可能である上記電話システムとしているので、中規模以上の法人の電話回線網を簡易な構成で低コストに実現できる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[発明の概要]
本発明の電話システムは、特定地域で公衆回線網に接続されていた固定電話機の代わりに、PBX機能とVoIP機能を備えたルータを接続し、そのルータがインターネットを介して対となる同様の他のルータに接続し、その他のルータがこれまで利用していた固定電話機に接続し、更に、インターネットを介して両ルータを管理する管理サーバを接続し、管理サーバが対となるルータの関連性を一旦管理データベースに記憶して管理すると、通信は管理サーバを介さずにルータ間で為されるものである。
尚、ルータは、自局IPアドレスと通信相手の他局IPアドレスが設定されており、自局IPアドレスの設定が変更になると、プログラム制御によって管理サーバにアクセスし、自局IPアドレス変更を報告し、管理サーバは、管理データベースにその変更を記憶し、通信相手のルータに相手先IPアドレス(他局IPアドレス)を通知し、相手先ルータでは、通知された他局IPアドレスの設定を行う。このようにして、ルータにおけるIPアドレス変更に対応している。
特に、ルータには、普段、非固定グローバルIPアドレスがインターネットプロバイダーから自動的に割り当てられるようになっており、この非固定グローバルIPアドレスは、頻繁に変更になるため、その変更を管理サーバ1に報告し、管理サーバ1から相手(他局)のルータに通知するものである。
[電話システムの構成]
本発明の実施の形態に係る電話システムについて、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る電話システムの概略構成図である。
本発明の実施の形態に係る電話システム(本システム)は、図1に示すように、管理サーバ1と、管理データベース(DB)2と、1対のルータ3a,3bとから構成され、各々がインターネット4を介して接続されている。
また、一方のルータ(第1のルータ)3aには公衆回線網(PSTN)8に接続し、そのPSTN8には、基地局5bを介して携帯電話機5a、固定電話機6,公衆電話機7が接続される。
また、他方のルータ(第2のルータ)3bには固定電話機9が接続される。
図1では、PSTNには、携帯電話機、固定電話機、公衆電話機が各1台接続される構成となっているが、実際は、多数の携帯電話機、固定電話機、公衆電話機が接続されるものとなっている。
また、図1では、管理サーバ1が一対のルータ3a,3bを管理するようになっているが、実際は、複数のルータの組を管理するものである。
また、インターネット4、携帯電話機5a及び基地局5b、固定電話機6,9、公衆電話機7、PSTN8については、従来と同様の構成となっているので、それらの詳細な説明は省略する。
尚、本システムにおいて、固定電話機9の利用者は、ルータ3aの設置されている場所で、その利用者が固定電話機9を利用可能であることを前提とする。
つまり、ルータ3aの代わりに固定電話機9をPSTN8に接続した場合に、その地域で利用されている電話番号が有効に存在していることが前提となる。
具体的には、ルータ3aの代わりに、固定電話機9がPSTN8に接続されて、その地域での電話番号を使用し、電話機として短縮ダイヤル機能、電話帳機能、ナンバーディスプレイ機能等の機能を使用している固定電話機を取り外して、代わりにルータ3aを接続し、更に遠隔地(外国を含む)でルータ3bをインターネット4に接続し、ルータ3bに取り外した固定電話機9を接続するものである。
[各部]
次に、本システムの各部について具体的に説明する。
[管理サーバ]
管理サーバ1について図2を参照しながら説明する。図2は、本システムの管理サーバの構成ブロック図である。
管理サーバ1は、図2に示すように、制御部11と、メインメモリ12と、記憶部13と、インタフェース部14とを備えている。
制御部11は、記憶部13に記憶された処理プログラムを読み込み、メインメモリ12にロードして展開し、当該処理プログラムを実行させるものである。
メインメモリ12は、処理プログラム、データ、パラメータ等を一時的に記憶部するメモリである。
記憶部13は、処理プログラム、各種データ等を記憶する記憶部である。
インタフェース部14は、管理サーバ1の内部と外部を接続するためのものであり、少なくともインターネット4に接続する通信インタフェース部と、管理DB2に接続する外部機器へのインタフェース部とを備えている。
管理サーバ1の制御部11は、記憶部13に記憶された処理プログラムを動作させることで、管理する対となるルータの関連性に関する情報を管理DB2に出力して記憶させ、その関連性を管理している。
また、管理サーバ1の制御部11は、ルータ3a又は3bから通知されるIPアドレスの変更に対して管理DB2の記憶内容を変更し、変更されたIPアドレスを相手先のルータ3b又は3aに通知する。
インターネット4に接続する管理サーバ1にも当然IPアドレスが設定されるが、この管理サーバ1のIPアドレスは、ルータに自動的に割り当てられる非固定グローバルIPアドレスではなく、固定グローバルIPアドレスである。何故なら、管理サーバ1のIPアドレスが頻繁に変更になっては、ルータ3が自局のIPアドレス変更を報告(通知)できなくなるからである。
尚、制御部11において処理プログラムを実行することで実現される具体的処理については後述する。
[管理DB]
管理DB2は、対となるルータの情報を記憶するもので、対となる2つのルータについて、ルータの識別情報(ID)と、IPアドレスと、独自の電話番号を記憶している。
具体的には、管理DB2において管理テーブルによってルータの情報を記憶している。図3は、管理DBの管理テーブルの概略を示す図である。
管理テーブルは、図3に示すように、対となるルータ1,2の識別子(ID)と、IPアドレスと、ルータ独自の電話番号が記憶されている。
ルータのID及びルータ独自の電話番号は、管理者が割り当てたものである。ルータ独自の電話番号は、PSTN8から電話が掛かってきたときに、対になる相手のルータを呼び出すための番号であり、固定電話機9の電話番号とは異なるものである。
また、ルータ同士は、普段、非固定グローバルIPアドレスが自動的に割り当てられる。この非固定グローバルIPアドレスは割り当てが頻繁に為され、IPアドレスが頻繁に変更になるものである。
よって、管理テーブルで管理されているルータのIPアドレスは、通常、上記非固定グローバルIPアドレスであり、頻繁に変更になるルータのIPアドレスを管理サーバ1と管理DB2で管理するものである。
尚、本システムでは、管理サーバ1と管理DB2を別々の構成としたが、管理DB2の管理テーブルを管理サーバ1内の記憶部13に設けるようにし、一体化してもよい。
[ルータ3a]
ルータ3aは、PBX部(第1の交換機)3a-1と、VoIP部(第1の音声変換器)3a-2とを備える。PBX(Private Branch-Exchange)部は、構内交換機であり、VoIP(Voice Over Internet Protocol)部は、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換し、またはその逆の変換を行う音声変換器である。
PBX部3a-1は、PSTN8に接続し、構内交換機の役割を果たす。
VoIP部3a-2は、PBX部3aからの音声信号をアナログからデジタルに変換し、そのデジタル信号をインターネット4用の通信データに変換して出力し、インターネット4から受信した通信データを音声デジタル信号に変換し、更にPSTN8用のアナログ信号にアナログ変換してPBX部3aに出力する。
また、VoIP部3a-2は、自局IPアドレスと通信相手の対となる他局IPアドレスを記憶している。そして、自局IPアドレスが変更になると、プログラム制御により管理サーバ1に変更された自局IPアドレスを通知する。また、管理サーバ1から相手先の他局IPアドレス変更の通知を受けると他局IPアドレスの設定変更を行う。
[VoIP部3a-1]
次に、VoIP部3a-2の具体的構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、VoIP部3a-2の処理を実現する概略構成ブロック図である。
尚、以下の手段及び記憶部は、DSP(Digital Signal Processor)によって実現されるものである。
VoIP部3a-2は、図4に示すように、IPアドレス設定手段31と、IPアドレス記憶部32と、IPアドレス報告送信手段33と、呼信号受信手段34と、IPアドレス変換手段35と、IPアドレス出力手段36と、A/D変換手段37と、音声符号化手段38と、パケット化手段39と、パケット送信手段40とを有している。
IPアドレス設定手段31は、VoIP部内のIPアドレスの設定・変更を行う手段であり、外部から割り当てられたIPアドレス(非固定グローバルIPアドレス)が設定・変更され、そのIPアドレスがIPアドレス記憶部32に出力される。
IPアドレス記憶部32は、設定されたIPアドレスを記憶する記憶部である。
IPアドレス報告送信手段33は、IPアドレスが新たに設定されると、新たに設定されたIPアドレスを管理サーバ1に送信する手段である。
呼信号受信手段34は、管理者から割り当てられたルータ独自の電話番号(相手先のルータの呼出番号)を記憶しており、PBX部3a-1から入力された呼信号を受信すると、ルータ独自の電話番号を用いて呼信号データをIPアドレス変換手段35に出力する。
IPアドレス変換手段35は、呼信号受信手段34からの呼信号データを入力すると、IPアドレス記憶部32から記憶されているIPアドレスを取得し、当該IPアドレスと呼信号データをIPアドレス出力手段36に出力する。
IPアドレス出力手段36は、IPアドレス変換手段35から入力されたIPアドレスを記憶し、呼信号データに対応する送信データを生成してパケット化手段39に出力する。この送信データにはIPアドレスが含まれる。また、音声信号のパケット化に際しても、IPアドレスを出力する。
A/D変換手段37は、PBX部3a-1から入力されるアナログの音声信号をデジタル信号に変換し、音声符号化手段38に出力する。
音声符号化手段38は、A/D変換手段37から入力される音声のデジタル信号を符号化してパケット化手段39に出力する。
パケット化手段39は、音声符号化手段38から入力される音声符号化データとIPアドレス出力手段36から入力されるIPアドレスによりパケット化の処理を行い、パケット送信手段40に出力する。
パケット送信手段40は、パケット化手段39から入力されたパケット化されたデータを、インターネット4を介して相手先のルータ3b向けに送信する。インターネット4では、送信データのIPアドレスに基づいてその宛先にデータが送信される。
[ルータ3b]
ルータ3bは、PBX部(第2の交換機)3b-1と、VoIP部(第2の音声変換器)3b-2とを備える。
PBX部3b-1は、固定電話機9に接続し、構内交換機の役割を果たす。
PBX部3b-1は、構内交換機の機能として、最大60回線分の内線回線を接続可能で、企業等が海外で事務所を設置する場合に、簡易で低コストに電話網を構築できるものである。また、このPBX部3b-1を複数段(例えば3段)接続可能となっており、内線回線を更に増やす(3段であれば180回線)ことができる。
VoIP部3b-2は、基本的にはVoIP部3a-2と同様の構成で同様の処理を行う。
[VoIP部3b-2]
次に、VoIP部3b-2の具体的構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、VoIP部3b-2の処理を実現する概略構成ブロック図である。
尚、以下の手段及び記憶部は、DSPによって実現されるものである。
VoIP部3b-2は、図5に示すように、IPアドレス報告受信手段43と、IPアドレス記憶部42と、IPアドレス入力手段46と、IPアドレス変換手段45と、呼信号送信手段44と、パケット受信手段50と、パケット再組み立て手段49と、音声符復号化手段48と、D/A変換手段47とを有している。
IPアドレス報告受信手段43は、管理サーバ1から送信されたIPアドレス報告を受信し、IPアドレス記憶部42に出力する。
IPアドレス記憶部42は、IPアドレス報告受信手段43から入力されたIPアドレス報告に基づいて相手先(他局)のIPアドレスを記憶すると共に、自局のIPアドレスも記憶している。ここで記憶されるIPアドレスは、非固定グローバルIPアドレスである。
また、IPアドレス記憶部42は、自局IPアドレスに対して、IPアドレス入力手段46から入力される呼信号データに対応した固定電話機9を呼び出すための呼信号データを記憶している。尚、構成を簡単にするために、IPアドレス記憶部42は、自局IPアドレスに対して、固定電話機9を呼び出すための呼信号データを記憶するようにしてもよい。この場合、IPアドレス変換手段45からIPアドレスが入力され、それに対応した呼信号データが読み出されることになる。
IPアドレス入力手段46は、パケット再組み立て手段49からIPアドレス及び呼信号データの入力を受け、当該IPアドレス及び呼信号データをIPアドレス変換手段45に出力する。尚、呼信号データは、固定電話機9を呼び出すための信号データであるため、通話中は送受信されないものであるから、通話中は、IPアドレス入力手段46から呼信号データが出力されない。
IPアドレス変換手段45は、IPアドレス入力手段46から入力されたIPアドレスに対してIPアドレス記憶部42を参照し、呼信号データ(若しくはIPアドレス)に対応する固定電話機9を呼び出すための呼信号のデータを読み込み、呼信号送信手段44に出力する。
呼信号送信手段44は、IPアドレス変換手段45から入力された呼信号のデータをアナログ信号に変換して呼信号をPBX部3b-1に出力する。
パケット受信手段50は、インターネット4を介してパケットデータを受信し、パケット再組み立て手段49に出力する。
パケット再組み立て手段49は、パケット受信手段50から入力されたパケットデータを元のデータに再組み立てを行い、IPアドレス及び呼信号データについてはIPアドレス入力手段46に出力し、音声データ部分は音声復号化手段48に出力する。
音声符復号化手段48は、パケット再組み立て手段49から入力された音声データを音声復号化する処理を行い、D/A変換手段47に出力する。
D/A変換手段47は、音声復号化手段48から入力された復号化音声データをデジタル信号からアナログ信号に変換して音声信号をPBX部3b-1に出力する。
図4は、送信側のVoIP部3a-2を、図5は、受信側のVoIP部3b-2を説明したが、実際のVoIP部は、送受信の機能を備えるものであるから、図4及び図5の両方の機能を備えた構成となるものである。送受信双方の機能を備えたVoIP部の構成を図6に示す。図6は、送受信機能を備えるVoIP部の構成ブロック図である。図6のVoIP部もDSPによって実現されるものである。
送受信機能を備えるVoIP部は、図6に示すように、IPアドレス設定手段51と、IPアドレス記憶部52と、IPアドレス報告送受信手段53と、呼信号送受信手段54と、IPアドレス変換手段55と、IPアドレス入出力手段56と、データ変換手段57と、音声処理手段58と、パケット処理手段59と、パケット送受信手段60とを有している。
IPアドレス設定手段51は、VoIP部内のIPアドレスの設定・変更を行う手段であり、外部からの設定によりIPアドレスが設定・変更され、そのIPアドレスがIPアドレス記憶部52に出力される。
IPアドレス記憶部52は、設定されたIPアドレス(自局IPアドレス)を記憶すると共に、通話相手先(他局)のIPアドレスも記憶する記憶部である。また、IPアドレス記憶部52は、自局IPアドレスに関して、接続する固定電話機9を呼び出すための呼信号データをIPアドレス入出力手段56から入力される呼信号データに対応して記憶している。尚、構成を簡単にするために、IPアドレス記憶部52は、自局IPアドレスに対して、固定電話機9を呼び出すための呼信号データを記憶するようにしてもよい。この場合、IPアドレス変換手段55からIPアドレスが入力され、それに対応した呼信号データが読み出されることになる。
IPアドレス報告送受信手段53は、IPアドレスが新たに設定されると、新たに設定されたIPアドレスをIPアドレス報告データとして管理サーバ1に送信すると共に、管理サーバ1から受信したIPアドレス報告データを受信し、当該報告データに基づくIPアドレスをIPアドレス記憶部52に出力する手段である。
呼信号送受信手段54は、管理者から割り当てられたルータ独自の電話番号(相手先のルータの呼出番号)を記憶しており、PBX部から入力された呼信号を受信すると、ルータ独自の電話番号を用いて呼信号データをIPアドレス変換手段55に出力すると共に、IPアドレス変換手段55から入力された呼信号のデジタルデータをアナログ信号に変換して呼信号をPBX部に出力する。
IPアドレス変換手段55は、呼信号送受信手段54からの呼信号データを入力すると、IPアドレス記憶部52から記憶されている自局のIPアドレスを取得し、当該IPアドレスと呼信号データをIPアドレス入出力手段56に出力すると共に、IPアドレス入出力手段56から入力されたIPアドレスに対してIPアドレス記憶部52を参照し、呼信号データ(若しくはIPアドレス)に対応する固定電話機9を呼び出すための呼信号データを読み込み、呼信号送受信手段54に出力する。
IPアドレス入出力手段56は、IPアドレス変換手段55から入力されたIPアドレスを記憶し、呼信号データに対応する送信データを生成してパケット処理手段59に出力すると共に、パケット処理手段59からIPアドレスを入力し、IPアドレス変換手段55に出力する。尚、上記送信データにはIPアドレスが含まれる。また、音声信号のパケット化処理に際しても、IPアドレスを出力する。
データ変換手段57は、PBX部から入力されるアナログの音声信号をデジタル信号に変換し、音声処理手段58に出力すると共に、音声処理手段58から入力された復号化されたデジタルの音声データをアナログ音声信号に変換してPBX部に出力する。
音声処理手段58は、データ変換手段57から入力される音声のデジタル信号を符号化してパケット処理手段59に出力すると共に、パケット処理手段59から入力される音声部分のデータを音声復号化してデータ変換手段57に出力する。
パケット処理手段59は、音声処理手段58から入力される音声符号化データとIPアドレス入出力手段56から入力されるIPアドレス及び呼信号データによりパケット化の処理を行い、パケット送受信手段60に出力すると共に、パケット送受信手段60から入力されたパケットデータを元のデータに再組み立てを行い、IPアドレス及び呼信号データについてはIPアドレス入出力手段56に出力し、音声データ部分は音声処理手段58に出力する。
パケット送受信手段60は、パケット処理手段59から入力されたパケット化されたデータを、インターネット4を介して相手先のルータ宛てに送信すると共に、インターネット4を介して相手先のルータから受信したパケットをパケット処理手段59に出力する。インターネット4では、送信データのIPアドレスに基づいてその宛先にデータが送信される。
[動作(通話)]
次に、本システムにおける通話の動作について説明する。
まず、ルータ3aは、PSTN8を介して携帯電話機5a、固定電話機6又は公衆電話機7から呼信号の着信を受けると、PBX部3a-1が呼信号のアナログ信号をVoIP部3a-2に出力する。VoIP部3a-2では、そのアナログ信号をデジタル変換し、相手先のルータ独自の電話番号を用いてインターネット4用の通信データに変換して、内部に記憶する相手先(他局)のIPアドレス宛に送信する。
相手先のルータ3bは、インターネット4を介して通信データを受信すると、VoIP部3b-2でインターネット4用の通信データから固定電話機9を呼び出すための呼信号データを取得し、アナログ信号に変換して呼信号をPBX部3b-1に出力する。PBX部3b-1は、入力された呼信号のアナログ信号を接続する固定電話機9に出力して、固定電話機9に着信を知らせる。
そして、固定電話機9がオフフックして回線が接続されると、ルータ3aのPBX部3a-1はアナログ音声信号をVoIP部3a-2に出力し、VoIP部3a-2では、アナログ音声信号をデジタル変換し、インターネット4用の通信データに変換して、内部に記憶する相手先(他局)のIPアドレス宛に送信する。
相手先のルータ3bのVoIP部3b-2では受信した通信データをデジタル音声信号に変換し、更にアナログ音声信号に変換してPBX部3b-1に出力し、PBX部3b-1は、入力されたアナログ音声信号を接続する固定電話機9に出力する。
また、反対方向からの音声信号の送信がなされ、携帯電話機5a等と固定電話機9との会話が実現される。
[動作(管理サーバ)]
また、本システムにおける管理サーバ1の動作について説明する。
管理サーバ1は、例えば、ルータ3aのVoIP部3a-2に設定された自局IPアドレスが変更になると、ルータ3aから変更となった自局IPアドレスとルータのIDを受信し、そのIDに対応した自局IPアドレスを管理DB2に記憶して変更し、通信相手先のルータ3bにルータ3aのIPアドレスが変更になったことを通知する。ルータ3bのVoIP部3b-2は、変更となった相手のIPアドレスを設定して変更する。
このようにして、対となるルータ間の関連性は維持される。
上記動作における管理サーバ1の制御部11の処理について図7を参照しながら説明する。図7は、管理サーバの制御部の処理を示すフローチャートである。
管理サーバ1の制御部11は、ルータ3からIPアドレス設定変更の報告を受信したか否かを判定し(S1)、報告を受信していなければ(Noの場合)、当該判定処理を繰り返す。
判定処理S1においてIPアドレス設定変更の報告を受信したのであれば(Yesの場合)、報告を受けたルータ3のIDから管理DB2の管理テーブルにおける対応のIPアドレスを変更する(S2)。
そして、制御部11は、報告を受けたルータと対になるルータに相手先ルータのIPアドレス変更を通知する(S3)。
このようにして、一方のルータのIPアドレス変更に対しても、管理サーバ1が相手先ルータに通知するようにしているので、対となるルータの関連性が維持されるものである。
本システムによれば、特定地域で利用していた固定電話機の代わりに、本システムの1組のルータを設置して、当該対のルータを介在させて固定電話機を接続すれば、他の地域(外国であってもよい)において、その固定電話機をこれまでの電話番号で利用でき、固定電話機に備わる短縮ダイヤル機能、電話帳機能もそのまま利用でき、キャリアに支払う利用料金もこれまで同様の金額で利用でき、利用者の利便性を向上できる効果がある。
特に、国内で利用していた固定電話機を海外で利用する場合に、その利便性が高いものとなる。
本システムによれば、管理サーバ1には固定グローバルIPアドレスが必要であるが、ルータ3については自動的に割り当てられる非固定グローバルIPアドレスを利用することができ、固定電話機の設置国で固定グローバルIPアドレスを取得する必要がなく、途上国であっても、固定グローバルIPアドレス取得が割高になることがない。
本システムによれば、管理サーバ1は、対になるルータの関連性を管理するのみで、通信に直接関与しない(通信はルータ間で直接行う)ため、管理サーバ1に負荷が掛からず、通信のトラフィックを圧迫しないという効果がある。
本システムによれば、固定電話機9が遠隔地(例えば、外国若しくは国内の利用者が以前住んでいた所から遠く離れた土地)に設置されたとして、その遠隔地の固定電話機9からある特定の者(相手方)に電話した場合、ルータ3aが設置された場所の電話番号で電話を掛けたことになるため、着信側(相手方)の電話機では、当該電話番号が表示されるようになり、相手方の電話機で、当該電話番号が電話帳登録されていると、その電話帳に従って氏名が表示されることになる。
ルータ3aの設置場所の電話番号がそのまま使えることにより、相手先の電話機における電話帳等の設定を変更する必要がなく、相手方(着信側)の利便性を向上できる効果がある。
本発明は、特定地域で利用されている電話機を他の地域(外国も含む)でそのまま利用でき、電話番号も特定地域で使用する電話番号を引き続き利用できるので、電話を掛ける側及び受ける側双方にとって利便性があり、また、数十回線分以上の電話回線を確保でき、更にシステムのサーバに対する負荷を小さくできる電話システムに好適である。
本発明の実施の形態に係る電話システムの概略構成図である。 本システムの管理サーバの構成ブロック図である。 管理DBの管理テーブルの概略を示す図である。 VoIP部3a-2の処理を実現する概略構成ブロック図である。 VoIP部3b-2の処理を実現する概略構成ブロック図である。 送受信機能を備えるVoIP部の構成ブロック図である。 管理サーバの制御部の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…管理サーバ、 2…管理データベース(DB)、 3a,3b…ルータ、 3a-1,3b-1…PBX部、 3a-2,3b-2…VoIP部、 4…インターネット、 5a…携帯電話機、 5b…基地局、 6…固定電話機、 7…公衆電話機、 8…公衆回線網(PSTN)、 9…固定電話機、 11…制御部、 12…メインメモリ、 13…記憶部、 14…インタフェース部、 31…IPアドレス設定手段、 32…IPアドレス記憶部、 33…IPアドレス報告送信手段、 34…呼信号受信手段、 35…IPアドレス変換手段、 36…IPアドレス出力手段、 37…A/D変換手段、 38…音声符号化手段、 39…パケット化手段、 40…パケット送信手段、 42…IPアドレス記憶部、 43…IPアドレス報告受信手段、 44…呼信号送信手段、 45…IPアドレス変換手段、 46…IPアドレス入力手段、 47…D/A変換手段、 48…音声符復号化手段、 49…パケット再組み立て手段、 50…パケット受信手段、 51…IPアドレス設定手段、 52…IPアドレス記憶部、 53…IPアドレス報告送受信手段、 54…呼信号送受信手段、 55…IPアドレス変換手段、 56…IPアドレス入出力手段、 57…データ変換手段、 58…音声処理手段、 59…パケット処理手段、 60…パケット送受信手段

Claims (8)

  1. 公衆回線に接続する第1のルータと、前記第1のルータにインターネットを介して接続し、固定電話機が接続される第2のルータと、インターネットに接続し、前記第1のルータと前記第2のルータとの関連性を管理する管理サーバとを有する電話システムであって、
    前記固定電話機の電話番号は、前記公衆回線に接続していた時の電話番号が有効に存在しており、
    前記第1のルータは、前記公衆回線に接続していた前記固定電話機の代わりに設置され、自局のIPアドレスと対になる前記第2のルータのIPアドレスとを記憶し、入力される音声アナログ信号を音声デジタル信号に変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して前記第2のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信すると共に、インターネットを介して自局IPアドレス宛に受信したパケット通信用の音声データを音声デジタル信号に変換して出力する第1の音声変換器と、前記公衆回線から入力した音声アナログ信号を前記第1の音声変換器に出力すると共に、前記第1の音声変換器から入力された音声アナログ信号を前記公衆回線に出力する第1の交換機とを備え、
    前記第2のルータは、自局のIPアドレスと対になる前記第1のルータのIPアドレスとを記憶し、インターネットを介して前記第1のルータから自局IPアドレス宛に送信されたパケット通信用の音声データを受信して音声デジタル信号に変換し、当該音声デジタル信号を音声アナログ信号に変換して出力すると共に、入力された音声アナログ信号を音声デジタルデータに変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して前記第1のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信する第2の音声変換器と、前記固定電話機から入力した音声アナログ信号を前記第2の音声変換器に出力すると共に、前記第2の音声変換器から入力された音声アナログ信号を前記固定電話機に出力する第2の交換機とを備え、
    前記管理サーバは、第1及び第2のルータのIPアドレスを関連付けて記憶し、一方のルータのIPアドレスが変更されると、対になる他方のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、前記第1又は第2のルータは、当該IPアドレスの変更の通知を受けると、記憶する対になるルータのIPアドレスを変更することを特徴とする電話システム。
  2. 公衆回線に接続すると共にインターネットに接続する第1のルータと、インターネットに接続し、前記第1のルータとそれに対になる第2のルータとの関連性を管理する管理サーバとを有する電話システムであって、
    前記固定電話機の電話番号は、前記公衆回線に接続していた時の電話番号が有効に存在しており、
    前記第1のルータは、前記公衆回線に接続していた固定電話機の代わりに設置され、自局のIPアドレスと対になる前記第2のルータのIPアドレスとを記憶し、入力される音声アナログ信号を音声デジタル信号に変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して前記第2のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信すると共に、インターネットを介して自局IPアドレス宛に受信したパケット通信用の音声データを音声デジタル信号に変換して出力する第1の音声変換器と、前記公衆回線から入力した音声アナログ信号を前記第1の音声変換器に出力すると共に、前記第1の音声変換器から入力された音声アナログ信号を前記公衆回線に出力する第1の交換機とを備え、
    前記管理サーバは、第1及び第2のルータのIPアドレスを関連付けて記憶し、第1のルータのIPアドレスが変更されると、対になる第2のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、第2のルータのIPアドレスが変更されると、対になる第1のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、前記第1のルータは、前記IPアドレスの変更の通知を受けると、記憶する対になる第2のルータのIPアドレスを変更することを特徴とする電話システム。
  3. 公衆回線に接続する第1のルータにインターネットを介して接続し、固定電話機が接続される第2のルータと、インターネットに接続し、前記第1のルータと前記第2のルータとの関連性を管理する管理サーバとを有する電話システムであって、
    前記固定電話機の電話番号は、前記公衆回線に接続していた時の電話番号が有効に存在しており、
    前記第2のルータは、自局のIPアドレスと対になる前記第1のルータのIPアドレスとを記憶し、インターネットを介して前記第1のルータから自局IPアドレス宛に送信されたパケット通信用の音声データを受信して音声デジタル信号に変換し、当該音声デジタル信号を音声アナログ信号に変換して出力すると共に、入力された音声アナログ信号を音声デジタルデータに変換し、音声デジタル信号をパケット通信用の音声データに変換して前記第1のルータのIPアドレス宛にインターネットを介して送信する第2の音声変換器と、前記固定電話機から入力した音声アナログ信号を前記第2の音声変換器に出力すると共に、前記第2の音声変換器から入力された音声アナログ信号を前記固定電話機に出力する第2の交換機とを備え、
    前記管理サーバは、第1及び第2のルータのIPアドレスを関連付けて記憶し、第1のルータのIPアドレスが変更されると、対になる第2のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、第2のルータのIPアドレスが変更されると、対になる第1のルータに当該IPアドレスの変更を通知し、前記第2のルータは、前記IPアドレスの変更の通知を受けると、記憶する対になる第1のルータのIPアドレスを変更することを特徴とする電話システム。
  4. 第2のルータにおける第2の交換機は、複数回線分の内線回線を接続可能であることを特徴とする請求項1又は3記載の電話システム。
  5. 第2のルータにおける第2の交換機は、同じ交換機を複数段接続可能であることを特徴とする請求項4記載の電話システム。
  6. 管理サーバは、固定電話機の電話番号に対応付けて第1のルータの識別子と当該ルータのIPアドレスと、第2のルータの識別子と当該ルータIPアドレスとを記憶して対になる2つのルータの関連性を記憶しており、
    第1又は第2のルータは、自局のIPアドレスが変更になると、自局ルータの識別子と変更になったIPアドレスを前記管理サーバに通知し、
    前記管理サーバは、通知されたルータの識別子に基づいて記憶する対になるルータのIPアドレスを変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の電話システム。
  7. 管理サーバは、対になる2つのルータの関連性を複数組記憶したことを特徴とする請求項6記載の電話システム。
  8. 第1のルータが接続する公衆回線には、一般固定電話機、公衆電話機、携帯電話機が接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の電話システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016096588A (ja) * 2016-02-24 2016-05-26 株式会社フォーバルテレコム Ip電話用主装置

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