JP2008141318A - Ip電話システムおよびip電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】登録された携帯電話からIP電話機のウエブサーバに接続があった場合に、電話帳を参照して通信先を選択し、選択された通話先に応じて通話料金の安い接続ルートで通話できるようにする。
【解決手段】携帯電話からブロードバンドルータを介してIP電話機のウエブサーバに接続があったことをウエブ接続判定手段213が検出した場合、端末認証手段214は、携帯電話使用者のIDに基づいて登録端末か否かを認証し、登録端末であると認証した場合、疑似着信制御手段215は、携帯電話に電話帳データ送信手段219から電話帳データを送信し、電話帳データに基づいて携帯電話が選択した通話先の情報を受信すると、接続ルート選択手段217は、携帯電話と通話先とから通話料金の安い接続ルートを選択し、接続制御手段218は、接続ルート選択手段217が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から通話発信して接続する。
【選択図】図5
【解決手段】携帯電話からブロードバンドルータを介してIP電話機のウエブサーバに接続があったことをウエブ接続判定手段213が検出した場合、端末認証手段214は、携帯電話使用者のIDに基づいて登録端末か否かを認証し、登録端末であると認証した場合、疑似着信制御手段215は、携帯電話に電話帳データ送信手段219から電話帳データを送信し、電話帳データに基づいて携帯電話が選択した通話先の情報を受信すると、接続ルート選択手段217は、携帯電話と通話先とから通話料金の安い接続ルートを選択し、接続制御手段218は、接続ルート選択手段217が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から通話発信して接続する。
【選択図】図5
Description
本発明は、IP電話機能とウエブサーバ機能を有するIP電話機を備えたIP電話システムおよびIP電話機に関するものであり、特に、外部ネットワークを介して携帯電話からIP電話機側のウエブサーバに接続し、ウエブサーバに登録した電話帳を参照して、携帯電話から発信先電話番号を選択してIP電話機に通知し、IP電話機側で通話料金の安い接続ルートを選択し、当該選択した接続ルートで通話できるようにしたIP電話システムおよびIP電話機に関するものである。
近年、IPネットワークを使用したIP電話サービスが行なわれている。IP電話システムにおいて、送話側からの音声はデジタル化され、さらにIPパケットに変換され、IPネットワーク上を流れ、通話先(受話側)まで到達する。通話先において受信されたIPパケットは元の情報に復元され、こうして送話側と通話先との間で通話を行なうことができる。このIP電話システムは、既存の電話網と比べて、運用・保守・管理コストを削減することができるため、広く使用されつつある。
また、最近では、ASP(Application Service Provider)方式により、ウエブ上において登録グループ内でスケジュールを共有し、また電話帳や住所録等のへのアクセスができるグループウェアと称されるサービスが普及してきている。携帯電話においても殆どの機種がウエブブラウザを搭載するようになり、さらに携帯電話用のコンパクトHTML(Hyper Text Markup Language)の標準化等に伴いどの事業者からもアクセス可能なウエブページを作成できるようになってきている。
IP電話システムとして、現在、VoIP(Voice over Internet Protocol)システムが市販されている。VoIPシステムの代表的な呼制御プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)がある。このSIPのサーバによる呼制御にはINVITEと呼ばれる発信用の制御コマンドがある。INVITEコマンドは発信側のIP電話機より送信先に送られる最初の制御メッセージで、このメッセージには、宛先アドレス、発信者アドレス、通信能力情報のほか発信者名や会社名などを電話機毎に発呼用の付帯情報として着信先に送ることができる。
最近のIP電話機にはウエブサーバ機能を備えたものもあり、電話機として機能する他、インターネット網を介して各種のデータ通信も行うことができるようになってきている。このようなIP電話機はブロードバンドルータに接続され、電話通信、データ通信を行うことができる。また、家庭内などの小規模なLAN環境で設置されるIP電話機には、このため、ウエブサーバ機能の他に更に、ブロードバンドルータの機能を内蔵した電話機も提供されている。IP電話機を接続するブロードバンドルータには前述のSIPサーバ機能が内蔵されている。
IPネットワークでは、IPアドレスのような機器に割当てられたアドレスを使用することによって相手を一意に認識する必要がある。このため、IP電話機にはプライベートIPと呼ばれるIP電機としてのIPアドレスガ割り当てられ、IP電話機が接続されるプロードバンドルータには、グローバルIPと呼ばれるIPアドレスが割り当てられる。プライベートIPアドレスはブロードバンドルータにより管理されるLAN内部におけるIPアドレスであり、グローバルIPアドレスはIPネットワークに接続されるブロードバンドルータ等の管理サーバを一意に特定するユニークなIPアドレスである。
ところで、IPネットワークに接続されたIP電話機に外部から電話をかける場合、図7に示すように、IP電話網N1、固定電話網N2、携帯電話網N3などを用いて、固定IP電話機120、固定電話機130、携帯電話140から通話先(相手方)のブロードパンドルータ110やSIPサーバ(図示せず)を経由してIP電話機100を呼び出して該IP電話機100と発信元の電話機との接続制御が行われる。通話料金の課金は発信側に対して行われ、電話機がIP電話機であるか、固定電話機であるか、携帯電話であるかによって異なる。
また、図7のシステムにおいて、携帯電話140がウエブブラウザ機能を搭載しており、通信先のIP電話機100がウエブサーバ機能やウエブページを提供している場合には、携帯電話140からブラウザ機能を用いてIP電話機100にインターネット接続してデータ通信を行うことができる。
電話通信を利用した場合の料金は電話機の種別に応じて異なる。通常はIP電話機を用いた通話が最も通話料金が安く、IP電話システムを有効に利用して通信コストを抑制するために種々の方法が提案されている。例えば、下記の特許文献1(特開2004−356907号公報)には、携帯電話とIP電話機とをセンターからの呼制御により接続して相互の通話を行うIP電話システムにおいて、携帯電話に送信されたウエブページから通話先を指定することで指定された通話先との接続をセンターからのコールバックにより行うようにしたIP電話機の通話システムが開示されている。
この特許文献1に開示されたIP電話機の通話システムは、メール受信機能及びブラウザ機能を持つ携帯電話とIP電話機とを接続する管理センターと、管理センターに接続して各種手続きを行う法人・団体のクライアント端末とで構成され、管理センターは、クライアント端末及び携帯電話と情報の授受を行うウエブサーバと、法人・団体を特定する情報と携帯電話の利用者情報と固定電話への接続先情報とを登録・保存するデータベースと、携帯電話に管理センターへのURLリンクを記載した電子メールを送信する手段と、IP電話機への接続先情報を含む電話帳を掲載したウエブページを携帯電話に送信する手段と、携帯電話から送信されてきた通話先への接続先情報に基づいて携帯電話とIP電話機との呼制御を行うセッション管理手段と、携帯電話とIP電話機との通話に伴う課金情報を管理する手段とを備えたものである。
特開2004−356907号公報(図1、段落[0001]、[0005]、[要約])
最近では、前述したようにウエブサーバ機能やブロードバンドルータ機能を備えたIP電話機が提供されており、比較的安いコストでIP電話システムを設置できるようになってきている。このため通信コストを抑制する目的で家庭内にIP電話システムを設置する個人も多くなってきている。
家庭内に設置されたIP電話システムを有効に利用して通信料金を抑制するためには、外部からの着信に対して、IP電話機からコールバックできることが好ましい。例えば、家族が外部から携帯電話を使って家庭に電話をかける場合にそのまま接続してしまうと、携帯電話の通話料金で課金が行われてしまい通信コストの抑制にはならない。
また、携帯電話からの通話先によっては、携帯電話から直接通話先を呼び出して通話するほうが通話料金を安くすることができる場合もある。しかしながら、電話料金の体系が複雑であることから、携帯電話の利用者が通話先と通話料金とを把握して、接続ルートを選択することは現実的には困難である。
そこで、上記特許文献1に開示されたシステムのように、外部からの着信に対してコールバック接続してIP電話機側から発信元の携帯電話に通話できると通話料金を抑制することができる。また、上記特許文献1のようにIP電話機への接続先情報を含む電話帳を掲載したウエブページを携帯電話に送信する手段を持ち、携帯電話から送信されてきた通話先への接続先情報に基づいて携帯電話とIP電話機との呼制御を行うえば通話料金の安い接続ルートで通話することができるようになる。
しかしながら、上記特許文献1に開示された通話システムは、企業内や多数の会員を要するグループを対象にした大規模なシステムであり、管理センターシステムが必要である。このため、家庭や数人程度の小規模なグループに導入することができないという問題点があった。
しかしながら、上記特許文献1に開示された通話システムは、企業内や多数の会員を要するグループを対象にした大規模なシステムであり、管理センターシステムが必要である。このため、家庭や数人程度の小規模なグループに導入することができないという問題点があった。
本願の発明者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、一般の携帯電話が備えているウエブブラウザ機能を使用し、外部ネットワークを介して携帯電話からIP電話機側のウエブサーバに接続があった場合に、ウエブサーバに登録した電話帳を参照して、携帯電話から発信先電話番号を選択してIP電話機に通知し、IP電話機側で通話料金の安い接続ルートを選択し、当該選択した接続ルートで接続制御するようになせば、前記の問題点を解消し得ることに想到して本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、前記の問題点を解消することを課題とし、携帯電話のウエブブラウザ機能を使用し、携帯電話からIP電話機のウエブサーバに接続があった場合に、電話帳を参照して通信先を選択し、選択された通話先に応じて通話料金の安い接続ルートで通話できるようにしたIP電話システムおよびIP電話機を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、ウエブサーバ機能を有し、ブロードバンドルータに接続されたIP電話機を用いたIP電話システムにおいて、前記IP電話機は、電話帳データ送信手段と、端末認証手段と、ウエブ接続判定手段と、疑似着信制御手段と、接続ルート選択手段と、接続制御手段と、を備え、携帯電話から前記ブロードバンドルータを介して前記IP電話機のウエブサーバに接続があったことを前記ウエブ接続判定手段が検出した場合、前記端末認証手段は、携帯電話使用者のIDに基づいて登録端末か否かを認証し、登録端末であると認証した場合、前記疑似着信制御手段は、前記携帯電話に電話帳データ送信手段から電話帳データを送信し、前記電話帳データに基づいて前記携帯電話が選択した通話先の情報を受信すると、前記接続ルート選択手段は、携帯電話と通話先とから通話料金の安い接続ルートを選択し、前記接続制御手段は、前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から前記携帯電話および通話先に通話発信して通話接続することを特徴とする。
本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかるIP電話システムにおいて、前記携帯電話は、前記IP電話機から受信しブラウザに表示された電話帳データから通話先を選択する通話先選択手段と、前記接続ルート選択手段が該携帯電話からの通話発信を選択した場合に通知されるメッセージを表示するメッセージ表示手段と、を備えたことを特徴とする。
本願の請求項3にかかる発明は、請求項1にかかるIP電話システムにおいて、前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から通話発信して携帯電話と通話接続する場合、3者通話機能を用いて前記携帯電話と通話先とを接続することを特徴とする。
本願の請求項4にかかる発明は、請求項1にかかるIP電話システムにおいて、前記IP電話機は更に、QRコード生成手段と、端末登録手段と、を備え、前記IP電話機は前記ブロードバンドルータに設定された前記IP電話機のアドレス変換情報を記録したQRコードを生成し、該QRコードを読み取った前記携帯電話が該IP電話機のウエブサーバに接続した場合、前記端末登録手段は、前記携帯電話から使用者のIDを取得し、該携帯電話を端末登録し、前記認証手段は前記使用者のIDに基づいて登録端末の認証を行うことを特徴とする。
また、本願の請求項5にかかる発明は、ウエブサーバ機能を有し、ブロードバンドルータに接続されたIP電話機において、前記IP電話機は、電話帳データ送信手段と、端末認証手段と、ウエブ接続判定手段と、疑似着信制御手段と、接続ルート選択手段と、接続制御手段と、を備え、携帯電話から前記ブロードバンドルータを介して前記IP電話機のウエブサーバに接続があったことを前記ウエブ接続判定手段が検出した場合、前記端末認証手段は、携帯電話使用者のIDに基づいて登録端末か否かを認証し、登録端末であると認証した場合、前記疑似着信制御手段は、前記携帯電話に電話帳データ送信手段から電話帳データを送信し、前記電話帳データに基づいて前記携帯電話が選択した通話先の情報を受信すると、前記接続ルート選択手段は、携帯電話と通話先とから通話料金の安い接続ルートを選択し、前記接続制御手段は、前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から前記携帯電話および通話先に通話発信して通話接続することを特徴とする。
本願の請求項6にかかる発明は、請求項5にかかるIP電話機において、前記携帯電話は、前記IP電話機から受信しブラウザに表示された電話帳データから通話先を選択する通話先選択手段と、前記接続ルート選択手段が該携帯電話からの通話発信を選択した場合に通知されるメッセージを表示するメッセージ表示手段と、を備え、前記IP電話機は、前記接続ルート選択手段が該携帯電話からの通話発信を選択した場合、前記通知メッセージを前記携帯電話に送信することを特徴とする。
本願の請求項7にかかる発明は、請求項5にかかるIP電話機において、前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から通話発信して携帯電話と通話接続する場合、3者通話機能を用いて前記携帯電話と通話先とを接続することを特徴とする。
本願の請求項8にかかる発明は、請求項5にかかるIP電話機において、前記IP電話機は更に、QRコード生成手段と、端末登録手段と、を備え、前記IP電話機は前記ブロードバンドルータに設定された前記IP電話機のアドレス変換情報を記録したQRコードを生成し、該QRコードを読み取った前記携帯電話が該IP電話機のウエブサーバに接続した場合、前記端末登録手段は、前記携帯電話から使用者のIDを取得し、該携帯電話を端末登録し、前記認証手段は前記使用者のIDに基づいて登録端末の認証を行うことを特徴とする。
請求項1にかかる発明においては、携帯電話からブロードバンドルータを介してIP電話機のウエブサーバに接続があったことをウエブ接続判定手段が検出した場合、端末認証手段は、携帯電話使用者のIDに基づいて登録端末か否かを認証し、登録端末であると認証した場合、疑似着信制御手段は、携帯電話に電話帳データ送信手段から電話帳データを送信し、電話帳データに基づいて携帯電話が選択した通話先の情報を受信すると、接続ルート選択手段は、携帯電話と通話先とから通話料金の安い接続ルートを選択し、接続制御手段は、前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から前記携帯電話および通話先に通話発信して通話接続する。
このような構成によれば、登録端末である携帯電話からウエブ接続があると、IP電話機は、携帯電話からの疑似着信と判断して、IP電話機のウエブサーバに保存されている電話帳データを携帯電話に送り、この電話帳データから携帯電話が選択した通話先の情報を受信し、通話料金の安い接続ルートを選択するから、接続ルートに自IP電話機が含まれる場合はIP電話機から携帯電話および通話先に自動的に通話発信することができるようになる。
請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかるIP電話システムにおいて、前記携帯電話は、前記IP電話機から受信しブラウザに表示された電話帳データから通話先を選択する通話先選択手段と、前記接続ルート選択手段が該携帯電話からの通話発信を選択した場合に通知されるメッセージを表示するメッセージ表示手段と、を備える。
このような構成によれば、IP電話機に登録された携帯電話を利用し該IP電話機に保存された電話帳データを受信して、通話先を選択して通話料金の安い接続ルートで自動的に通話先に接続することができるようになる。また、携帯電話から発信したほうが通話料金を抑制できる場合は、IP電話機からその旨のメッセージを受信することができるようになる。
請求項3にかかる発明においては、請求項1にかかるIP電話システムにおいて、前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から通話発信して携帯電話と通話接続する場合、3者通話機能を用いて前記携帯電話と通話先とを接続する。
このような構成によれば、通話料金の安い接続ルートが選択され、接続ルートに自IP電話機が含まれる場合は、IP電話機が備える3者通話機能を用いて、IP電話機からら携帯電話および携帯電話が選択した通話先に自動的に通話発信し、携帯電話とその通話先との間で通話をすることできるようになる。
請求項4にかかる発明においては、請求項1にかかるIP電話システムにおいて、前記IP電話機は更に、QRコード生成手段と、端末登録手段と、を備え、
前記IP電話機は前記ブロードバンドルータに設定された前記IP電話機のアドレス変換情報を記録したQRコードを生成し、該QRコードを読み取った前記携帯電話が該IP電話機のウエブサーバに接続した場合、前記端末登録手段は、前記携帯電話から使用者のIDを取得し、該携帯電話を端末登録し、前記認証手段は前記使用者のIDに基づいて登録端末の認証を行う。
前記IP電話機は前記ブロードバンドルータに設定された前記IP電話機のアドレス変換情報を記録したQRコードを生成し、該QRコードを読み取った前記携帯電話が該IP電話機のウエブサーバに接続した場合、前記端末登録手段は、前記携帯電話から使用者のIDを取得し、該携帯電話を端末登録し、前記認証手段は前記使用者のIDに基づいて登録端末の認証を行う。
このような構成によれば、携帯電話をIP電話機に容易に端末登録することができるようになる。
また、請求項5〜請求項8にかかる発明においては、それぞれ請求項1〜請求項4にかかるIP電話システムを構成するIP電話機を提供することができるようになる。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのIP電話システムを例示するものであって、本発明をこの実施例のIP電話システムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のIP電話システムにも等しく適用し得るものである。
図1は、本発明の実施例にかかるIP電話システムの構成を示すシステム構成図である。図1においてネットワークNW1は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)環境にあり、ブロードバンドルータ30とブロードバンドルータ30に接続されたIP電話機20とからなるIP電話システムを構成している。ブロードバンドルータ30は、グローバルIPアドレスが割り当てられている。
IP電話機20は、ブロードバンドルータ30にLAN接続されており、LAN環境におけるプライベートIPアドレスが割り当てられている。このIP電話機20は、SIPサーバ機能を備えIP電話機として用いられるとともにウエブサーバ機能を備え、インターネット接続も可能である。このため、IP電話機20には、ウエブサーバの接続ポートおよびSIPサーバの接続ポートが設けられ、それぞれのポートにウエブサーバ、SIPサーバが接続される。
ブロードバンドルータ30には、LAN接続されるIP電話機20等の接続制御のためのアドレス変換テーブルが設けられており、IP電話機20に対して外部からの通話着信やウエブサーバ接続があった場合には、ブロードバンドルータ30はこのアドレス変換テーブルを参照してポート変換を行う。
インターネット環境にあるネットワークNW2に接続されるIP電話機40や携帯電話50は、ブロードバンドルータ30を介してIP電話機20に通話発信したり、ウエブブラウザを用いてIP電話機20のウエブサーバにインターネット接続したりすることができる。ネットワークNW2に接続可能なIP電話機40や携帯電話50は、それぞれIP電話としてのグローバルIPアドレスとポートを備えている。
ネッワークNW1のブロードバンドルータ30およびIP電話機20のIPアドレスとポート、アドレス変換テーブルの具体的な設定例、ネットワークNW2のIP電話機40および携帯電話50のIPアドレスとポート、アドレス変換テーブルの具体的な設定例は、それぞれ図2、図3に示されている。
図2に示すように、例えば、ブロードバンドルータ30のグローバルIPアドレスは「202.214.174.51」であり、IP電話機20のプライベートIPアドレスは「192.168.10.5」である。また、IP電話機20におけるWEBサーバとSIPサーバの接続ポートは、それぞれ「8080」、「5060」である。ブロードバンドルータ30のアドレス変換テーブルには、自身のポートにIP電話機20のプライベートIPアドレスとポートの変換データが記憶されている。例えば、ポート80にはIP電話機20のプライベートIPアドレス「192.168.10.5」とWEBサーバの接続ポート「8080」との対応関係が記憶されている。IP電話機20のSIPサーバ接続ポートについても同様である。
外部のネットワークに接続された機器からブロードバンドルータ30のグローバルIPアドレスに対してIP電話機20に対する接続要求があると、ブロードバンドルータ30はアドレス変換テーブルを参照してIP電話機20の何れかのポートを選択して外部機器を接続する。
例えば、外部のネットワークNW2の携帯電話50からIP電話機20のWEBサーバへの接続要求は携帯電話50のウエブブラウザを用いてブロードバンドルータ30のグローバルIPアドレス「202.214.174.51」とポート「80」を指定して行われる。この接続要求に対してブロードバンドルータ30はアドレス変換テーブルを参照してIP電話機20のプライベートIPアドレス「192.168.10.5」とポート「8080」に変換して接続する。携帯電話50からのIP電話としての通話接続要求(着信)も同様に、ブロードバンドルータ30のグローバルIPアドレス「202.214.174.51」とポート「5060」を指定して行われる。この接続要求に対してブロードバンドルータ30はアドレス変換テーブルを参照してIP電話機20のプライベートIPアドレス「192.168.10.5」とポート「5060」に変換して接続する。
例えば、外部のネットワークNW2の携帯電話50からIP電話機20のWEBサーバへの接続要求は携帯電話50のウエブブラウザを用いてブロードバンドルータ30のグローバルIPアドレス「202.214.174.51」とポート「80」を指定して行われる。この接続要求に対してブロードバンドルータ30はアドレス変換テーブルを参照してIP電話機20のプライベートIPアドレス「192.168.10.5」とポート「8080」に変換して接続する。携帯電話50からのIP電話としての通話接続要求(着信)も同様に、ブロードバンドルータ30のグローバルIPアドレス「202.214.174.51」とポート「5060」を指定して行われる。この接続要求に対してブロードバンドルータ30はアドレス変換テーブルを参照してIP電話機20のプライベートIPアドレス「192.168.10.5」とポート「5060」に変換して接続する。
すなわち、外部の携帯電話50等は、ブロードバンドルータ30のグローバルIPアドレスとポートなどの情報を取得すれば、該ブロードバンドルータ30に接続されたIP電話機20にWEB接続することができる。本発明においては、ネットワークNW1のLAN環境にあるIP電話機20に対して、家人や知人の携帯電話からWEB接続要求ができるようにし、WEB接続があった場合に、IP電話機20側では、IP電話としての疑似着信があったものと見なし、IP電話機20のウエブサーバに保存されている電話帳を携帯電話50のブラウザに表示させて通話先を選択させる。
そして、IP電話機20は、携帯電話50が選択した通話先の情報に基づいて、IP電話機50を含む携帯電話と通話先との接続ルートを調査し、通話料金の安い接続ルートを選択して自動接続する。例えば、携帯電話50とその通話先とをIP電話機20から三者通話機能を利用して接続すれば、携帯電話の通話料でなく、IP電話としての通話料で携帯電話50とその通話先との通話が可能になる。
なお、携帯電話50等にブロードバンドルータ30のグローバルIPアドレスとポートを取得させる方法については後述する。携帯電話50から直接通話先に接続したほうが、通話料金が安くなる場合は、IP電話機20は携帯電話50にその旨のメッセージを送信する。ただし、この場合、IP電話の基本料金が安ければ、携帯電話50の通話料金が高くてもトータルで電話料金が安くなる場合もある。その場合、三者通話機能を利用してIP電話機20から携帯電話50とその通話先に接続するようにしてもよい。
IP電話機20でこのような接続を行う携帯電話50は、IP電話システムを設置している家庭内の家族の持つ携帯電話50であり、この場合、該携帯電話50の利用者ID(例えば、サブスクライバID)をIP電話機20に登録しておく。登録された携帯電話50から疑似着信(IP電話機20へのWEB接続)があった場合に認証をとり、自動的に前述の手順で通話先の選択、接続ルートの選択、接続制御を行うように構成する。
以下、このような構成のIP電話機20について詳細に説明する。図4は、本発明の実施例にかかるIP電話機20の構成を示すブロック図である。IP電話機20は、ウエブサーバ機能部220、SIPサーバ機能部230を備え、LANインターフェイス(IF)240を介してLAN等のネットワークに接続されている。
また、IP電話機20は、音声出力のためのスピーカ201、音声入力のためのマイク202、音声コーディック203を備え、音声コーディック203は音声の符号化と複合化、すなわち音声のアナログとデジタルの変換を行っている。この音声コーディック203はその他に受話音量やマイクの感度変更の機能を備えている。
IP電話機20は、ディスプレイパネルによる表示部204と、主としてプッシュ釦から構成される入力部205と、ROM206、RAM207、EEPROM208を備えている。主制御部210はマイクロプロセッサ等のコンピュータ装置で構成され、ROM206やEEPROM208に蓄積された制御プログラムや各種設定値に基づいて各部の制御を行う。また、主制御部210はRAM207に各部の処理において必要なデータ類を一時記憶する。
図5は、図4に示すIP電話機20の主制御部210の機能構成を示す機能ブロック図である。主制御部210は、QRコード生成手段211、端末登録手段212、ウエブ接続判定手段213、端末認証手段214、疑似着信制御手段215、オフフック検出手段216、接続ルート選択手段217、接続制御手段218、電話帳データ送信手段219を備えている。QRコード生成手段211と端末登録手段212の機能については後述する。
外部のインターネット環境にある携帯電話50から前述した方法でIP電話機20のウエブサーバ機能部に対する接続要求があると、ウエブ接続判定手段213がこれを検出し、端末認証手段214は、端末登録手段212に登録された携帯電話であるか否かの認証を行う。端末登録手段212にはIP電話機20に対してウエブ接続して後述する接続ルート選択および自動接続を認める携帯電話の利用者のサブスクライバID、電話番号、利用者の名前などが登録されている。
端末認証手段214は端末登録手段212に登録されたこれらのデータに基づいてIP電話機20に登録された携帯電話であるかを認証する。登録端末である携帯電話50は、例えば、IP電話機20を含むIP電話システムを設置した家庭の家族の携帯電話50である。従って、登録端末である携帯電話50からIP電話機20に対してウエブ接続があったら、疑似着信制御手段215は、疑似着信であると判断する。そしてIP電話機20は、電話帳データ送信手段219の電話帳データを携帯電話50に送り、携帯電話50はブラウザに電話帳データを表示し、表示された電話帳から所望の通話先を選択する。
携帯電話50が選択した通話先の情報は、IP電話機20に送られ、接続ルート選択手段217は、携帯電話50および携帯電話50が選択した通話先の情報に基づいて、通話料金が安い接続ルートを選択する。そして接続制御手段218は、接続ルート選択手段217が選択した接続ルートに従って通話接続する。これによって携帯電話50はウエブ接続機能を用いてIP電話機20に接続して、通話料金の安い接続ルートで所望の通話先に通話接続することができるようになる。
この時、通常の電話着信の場合と同様の着信音(ウエブ接続であるので疑似的に電話の着信を知らせる疑似着信音)を生成して着信音を鳴動させてもよい。そして在宅している家族がIP電話機20の受話器を取り上げる(オフフックする)と、オフフック検出手段216がこれを検出し、3者通話に参加することができるように構成することもできる。
先に述べたように、外部の携帯電話50等は、ブロードバンドルータ30のグローバルIPアドレスとポートなどの情報を取得すれば、該ブロードバンドルータ30に接続されたIP電話機20にWEB接続することができる。外部の携帯電話50等にIP電話機20のウエブ接続のためのデータは、本質的に携帯電話50に手入力で設定できるものである。しかし、本実施例においては、携帯電話50における入力を容易にするため、IP電話機20に設けたQRコード生成手段211を用いるようにしている。
先ず、IP電話機20を操作してブロードバンドルータ30に接続する。この接続は、いわゆるuPnP(汎用プラグイン アンド プレイ プロトコル)のプロトコルを用いて行うことができる。このプロトコルによれば、LAN内の機器が必要に応じてルータやファイヤウォールにポートの開閉や外部からの接続要求に対するマッピングなどを要求する手順が用意されている。これにより、ルータが保持しているグローバルIPアドレスを確認したり、動的にポートマッピングを設定するように要求したりすることができる。
このプロトコルを用いてIP電話機20は、ブロードバンドルータ30からグローバルIPアドレスとポートを取得し、QRコード生成手段211は、ブロードバンドルータ30の接続先情報、アドレス変換テーブルの情報を含むQRコードを生成して表示部204に表示する。
IP電話機20の表示部204にQRコードが表示されると、外部の携帯電話50等、すなわち家族の携帯電話により表示されたQRコードを読み取る。最近の携帯電話はCCDカメラなどの撮像手段やQRコード読み取り装置を内蔵している場合が多く、携帯電話に特別の機能を追加することなくQRコードの読み取りが可能である。携帯電話50はQRコードから読み取った情報を携帯電話側の接続情報として保存する。
次に、携帯電話50は保存した接続情報を用いてIP電話20にウエブ接続を要求する。携帯電話50からウエブ接続されたIP電話機は、この時に携帯電話50のサブスクライバIDを携帯電話50から取得し、端末登録手段212にサブスクライバIDを登録する。これにより携帯電話50はIP電話機20に端末登録され、以後、IP電話機20にウエブ接続すると、IP電話機20は前述した疑似着信させることができるようになる。
図6は、以上説明した本発明の実施例にかかるIP電話機20の動作手順を示すフローチャートである。先ず、ステップS101の処理において、IP電話機20に外部のネットワークに属する携帯電話50(図1参照)からウエブ接続があるとウエブ接続判定手段213がこれを検出する。
次いで、ステップS102の処理において端末認証手段214は端末登録手段212に記録されたデータ(サブスクライバIDなど)を参照して認証を行う。登録端末である携帯電話50からの接続であることが認証されると、ステップS103の処理に進み、疑似着信制御手段203は疑似着信と判別し、ウエブサーバ機能部230に保存されている電話帳データを電話帳データ送信手段219から携帯電話50に送信する。
ステップS102の判別処理において携帯電話50が登録端末でない場合、IP電話機20はステップS107の処理に進み、通常のウエブ(WEB)応答をして処理を終了する。
ステップS104の処理において、携帯電話50が選択した通話先の情報を受信すると、ステップS105の処理において接続ルート選択手段217は、通話先の情報に基づいて通話料金の安い接続ルートを選択する。次いで、ステップS106の処理において接続ルートに自IP電話機20が含まれているか否かを判別する。
ステップS106の判別処理において、接続ルートに自IP電話機20が含まれていない場合には、携帯電話機50から通話先に直接通話接続したほうが、通話料金が安くなることを意味しており、IP電話機20はステップS108の処理において、この旨のメッセージを通知する。この後のステップS109の処理は携帯電話50側の処理であり、IP電話機20は処理を終了する。前述の通知を受けた携帯電話50は、ステップS109の処理において発信操作を行う。
一方、ステップS106の判別処理において、接続ルートに自IP電話機20が含まれていると判別された場合は、IP電話機20から通話発信したほうが、通話料金が安いことを意味しており、ステップS106の処理に進み、接続制御手段218はIP電話機20から携帯電話20および通話先(携帯電話側で選択した通話先)にIP電話としての通話発信を行って接続する。このような処理により、IP電話機20の3者通話機能を利用して、携帯電話50と通話先との通話をIP電話としての通話料金で行うことができるようになる。
以上、詳細に説明したように、本発明にかかるIP電話システムによれば、外部のネットワークから携帯電話を用いて、家庭のIP電話機にウエブブラウザ接続すると、IP電話機は該携帯電話の認証を行い、認証できた場合にはIP電話機側で疑似着信として処理を行う。この処理において、IP電話機20のウエブサーバに保存されている電話帳を携帯電話50のブラウザに表示させて通話先を選択させる。そして、IP電話機20は、携帯電話50が選択した通話先の情報に基づいて、IP電話機50を含む携帯電話と通話先との接続ルートを調査し、通話料金の安い接続ルートを選択して自動接続する。例えば、携帯電話50とその通話先とをIP電話機20から三者通話機能を利用して接続するから、携帯電話の通話料でなく、IP電話としての通話料で携帯電話50とその通話先との通話が可能になる。
NW1・・・・IP電話システム
NW2・・・・インターネット網
20・・・・・IP電話機
30・・・・・ブロードバンドルータ
210・・・・主制御部
211・・・・QRコード生成手段
212・・・・端末登録手段
213・・・・ウエブ接続判定手段
214・・・・端末認証手段
215・・・・疑似着信制御手段
216・・・・オフフック検出手段
217・・・・接続ルート選択手段
218・・・・接続制御手段
219・・・・電話帳データ送信手段
NW2・・・・インターネット網
20・・・・・IP電話機
30・・・・・ブロードバンドルータ
210・・・・主制御部
211・・・・QRコード生成手段
212・・・・端末登録手段
213・・・・ウエブ接続判定手段
214・・・・端末認証手段
215・・・・疑似着信制御手段
216・・・・オフフック検出手段
217・・・・接続ルート選択手段
218・・・・接続制御手段
219・・・・電話帳データ送信手段
Claims (8)
- ウエブサーバ機能を有し、ブロードバンドルータに接続されたIP電話機を用いたIP電話システムにおいて、
前記IP電話機は、電話帳データ送信手段と、端末認証手段と、ウエブ接続判定手段と、疑似着信制御手段と、接続ルート選択手段と、接続制御手段と、を備え、
携帯電話から前記ブロードバンドルータを介して前記IP電話機のウエブサーバに接続があったことを前記ウエブ接続判定手段が検出した場合、前記端末認証手段は、携帯電話使用者のIDに基づいて登録端末か否かを認証し、登録端末であると認証した場合、前記疑似着信制御手段は、前記携帯電話に電話帳データ送信手段から電話帳データを送信し、前記電話帳データに基づいて前記携帯電話が選択した通話先の情報を受信すると、前記接続ルート選択手段は、携帯電話と通話先とから通話料金の安い接続ルートを選択し、前記接続制御手段は、前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から前記携帯電話および通話先に通話発信して通話接続することを特徴とするIP電話システム。 - 前記携帯電話は、前記IP電話機から受信しブラウザに表示された電話帳データから通話先を選択する通話先選択手段と、前記接続ルート選択手段が該携帯電話からの通話発信を選択した場合に通知されるメッセージを表示するメッセージ表示手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のIP電話システム。
- 前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から通話発信して携帯電話と通話接続する場合、3者通話機能を用いて前記携帯電話と通話先とを接続することを特徴とする請求項1に記載のIP電話システム。
- 前記IP電話機は更に、QRコード生成手段と、端末登録手段と、を備え、
前記IP電話機は前記ブロードバンドルータに設定された前記IP電話機のアドレス変換情報を記録したQRコードを生成し、該QRコードを読み取った前記携帯電話が該IP電話機のウエブサーバに接続した場合、前記端末登録手段は、前記携帯電話から使用者のIDを取得し、該携帯電話を端末登録し、前記認証手段は前記使用者のIDに基づいて登録端末の認証を行うことを特徴とする請求項1に記載のIP電話システム。 - ウエブサーバ機能を有し、ブロードバンドルータに接続されたIP電話機において、
前記IP電話機は、電話帳データ送信手段と、端末認証手段と、ウエブ接続判定手段と、疑似着信制御手段と、接続ルート選択手段と、接続制御手段と、を備え、
携帯電話から前記ブロードバンドルータを介して前記IP電話機のウエブサーバに接続があったことを前記ウエブ接続判定手段が検出した場合、前記端末認証手段は、携帯電話使用者のIDに基づいて登録端末か否かを認証し、登録端末であると認証した場合、前記疑似着信制御手段は、前記携帯電話に電話帳データ送信手段から電話帳データを送信し、前記電話帳データに基づいて前記携帯電話が選択した通話先の情報を受信すると、前記接続ルート選択手段は、携帯電話と通話先とから通話料金の安い接続ルートを選択し、前記接続制御手段は、前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から前記携帯電話および通話先に通話発信して通話接続することを特徴とするIP電話機。 - 前記携帯電話は、前記IP電話機から受信しブラウザに表示された電話帳データから通話先を選択する通話先選択手段と、前記接続ルート選択手段が該携帯電話からの通話発信を選択した場合に通知されるメッセージを表示するメッセージ表示手段と、を備え、前記IP電話機は、前記接続ルート選択手段が該携帯電話からの通話発信を選択した場合、前記通知メッセージを前記携帯電話に送信することを特徴とする請求項5に記載のIP電話機。
- 前記接続ルート選択手段が選択した接続ルートに自IP電話機が含まれる場合、自IP電話機から通話発信して携帯電話と通話接続する場合、3者通話機能を用いて前記携帯電話と通話先とを接続することを特徴とする請求項5に記載のIP電話機。
- 前記IP電話機は更に、QRコード生成手段と、端末登録手段と、を備え、
前記IP電話機は前記ブロードバンドルータに設定された前記IP電話機のアドレス変換情報を記録したQRコードを生成し、該QRコードを読み取った前記携帯電話が該IP電話機のウエブサーバに接続した場合、前記端末登録手段は、前記携帯電話から使用者のIDを取得し、該携帯電話を端末登録し、前記認証手段は前記使用者のIDに基づいて登録端末の認証を行うことを特徴とする請求項5に記載のIP電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006323506A JP2008141318A (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | Ip電話システムおよびip電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006323506A JP2008141318A (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | Ip電話システムおよびip電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008141318A true JP2008141318A (ja) | 2008-06-19 |
Family
ID=39602375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006323506A Pending JP2008141318A (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | Ip電話システムおよびip電話機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008141318A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021052339A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | サクサ株式会社 | 電話制御装置及びポート番号変更方法 |
-
2006
- 2006-11-30 JP JP2006323506A patent/JP2008141318A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021052339A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | サクサ株式会社 | 電話制御装置及びポート番号変更方法 |
JP7288245B2 (ja) | 2019-09-26 | 2023-06-07 | サクサ株式会社 | 電話制御装置及びポート番号変更方法 |
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