JP7288245B2 - 電話制御装置及びポート番号変更方法 - Google Patents

電話制御装置及びポート番号変更方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)を用いて音声通話を可能にするゲートウェイ装置などの電話制御装置および当該電話制御装置で用いられるポート番号変更方法に関する。
後に記す特許文献1には、ゲートウェイ装置が多段接続されたシステムにおいて、上位ゲートウェイ装置の管理下にある下位ゲートウェイ装置のポートの登録を確実にした上位ゲートウェイ装置(電話制御装置)等に関する発明が開示されている。特許文献1に開示された発明は、上位ゲートウェイ装置が、下位ゲートウェイ装置からの要求に応答してポートの登録や削除を行う。
更に、上位ゲートウェイ装置は、ポートが削除されると下位ゲートウェイ装置にポートエントリ数を通知する。また、上位ゲートウェイ装置は、下位ゲートウェイ装置からのポートエントリの確認要求に応じて、確認結果を下位ゲートウェイ装置に通知するといった機能を実現する。これにより、上位ゲートウェイ装置において、下位ゲートウェイ装置のポートの管理を確実にすることができ、VoIP網の端末に対して十分なVoIPサービスを提供できる。
特開2008-295067号公報
近年においては、例えば、会社の部署ごとにゲートウェイ装置(電話制御装置)を追加して、IP電話機能を利用できるようにすることが行われている。この場合の部署ごとは、営業部や経理部といった異なる仕事を担当するいわゆるセクションごとの場合もあるし、同一敷地内の異なる建物ごとの場合もある。また、支社や支店のように、距離的に離れた場所ごとの場合もある。この場合、追加したゲートウェイ装置の上位には、追加したゲートウェイ装置を束ねる上位のゲートウェイ装置が配置される。追加したゲートウェイ装置(下位のゲートウェイ装置)は、上位のゲートウェイ装置を介してWAN(Wide Area Network)や他のLAN(Local Area Network)に対して接続可能にされる。
このようなコンピュータネットワークにおいて、インターネット・プロトコル・スイートのトランスポート層にあたるTCPやUDPでは、ホスト間通信のエンドポイントを指定する際に上述したポート(ポート番号)が用いられる。なお、TCPは、Transmission Control Protocolの略称であり、UDPは、User Datagram Protocolの略称である。そして、下位のゲートウェイ装置から上位のゲートウェイ装置に対しては、例えば、上述した特許文献1に記載された発明のように、通信に用いるポート番号を通知して登録(レジスタ)することにより、滞りなく通信を行うことが可能になる。
インターネットに関連する番号を統合管理している組織であるIANA(Internet Assigned Numbers Authority)は、強制力はないものの、TCPやUDPのポート番号の管理を行っている。例えば、ポート番号「5060」は、SIP(Session Initiation Protocol)を用いて、2点間で通信(通話)を行う場合のものとして特定されている。しかし、下位のゲートウェイ装置においては、例えば、ソフトウェア等の設計上の理由などにより、SIPを用いて2点間で通話を行う場合に用いるポート番号を「5060」以外の例えば「6060」にしたいなどという場合がある。このような場合には、上述した特許文献1に開示された発明のように、下位のゲートウェイ装置から上位のゲートウェイ装置に対して用いるポート番号を登録することが考えられる。
しかし、上位のゲートウェイ装置においては、下位のゲートウェイ装置からのポート番号の登録要求を適切に受け付けることができず、結果としてポート番号の登録要求を無視するものがあると考えられる。この場合。SIPを用いて2点間で通話を行う場合に用いるポート番号は、必ずIANAで管理されている「5060」であるものとして処理を行うものが存在する。すなわち、上位のゲートウェイ装置の中には、相手先のポート番号は、必ず規定値としての「5060」を用いるように固定しているものが存在すると考えられる。
特に、上位のゲートウェイ装置と下位のゲートウェイ装置のメーカーが異なる場合には、上位のゲートウェイ装置に対するポート番号の登録が適切に行えない場合がある。この場合には、上位のゲートウェイ装置が指定する下位のゲートウェイ装置のポート番号が、下位のゲートウェイ装置で用いるものと異なることになり、通話を開始させることができないといった不都合を発生させることが考えられる。
以上のことに鑑み、この発明は、上位の電話制御装置が通話に用いるポート番号を固定して替えられないものであっても、下位の電話制御装置側において、適切に通話を行うことができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の電話制御装置は、
所定の上位電話制御装置の下位に位置し、前記上位電話制御装置を介して、他のネットワークに接続される電話制御装置であって、
受信したメッセージ情報の送信先ポート番号が、自機に設定された通話用のポート番号と一致するか否かを判別する送信先ポート判別手段と、
前記送信先ポート判別手段で、一致しないと判別した場合に、受信した前記メッセージ情報の前記送信先ポート番号を、自機に設定された前記通話用のポート番号に変更する変更手段と
前記上位電話制御装置からの前記メッセージ情報を受信するための上位側インターフェース手段と、
受信した前記メッセージ情報が、前記上位側インターフェース手段を通じて受信したものか否かを判別する受信インターフェース判別手段と
を備え、
前記送信先ポート判別手段は、前記受信インターフェース判別手段において、前記上位側インターフェース手段を通じて受信したものであると判別された場合に判別処理を行う
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明の電話制御装置によれば、受信インターフェース判別手段において、前記上位側インターフェース手段を通じて受信したものであると判別された場合に、更に送信先ポート判別手段により、受信したメッセージ情報の送信先ポート番号が、自機に設定された通話用のポート番号と一致しないと判別されたとする。この場合、ポート変更手段が機能し、受信したメッセージ情報の送信先ポート番号を、自機に設定された通話用のポート番号に変更される。これにより、受信したメッセージ情報は、ポート番号で特定される通話用アプリケーションに適切に引き継がれ、通話を行うことができるようにされる。
この発明によれば、上位の電話制御装置が通話用のポート番号を固定して替えられないものであっても、下位に位置する電話制御装置における処理により、適切に通話を行うようにできる。
実施の形態の通信システムの構成例について説明するためのブロック図である。 実施の形態の電話制御装置のアドレス管理メモリの格納データの例を説明するための図である。 実施の形態の電話制御装置のWAN側IP回線制御部の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態のWAN側IP回線制御部のルーティング制御部の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の電話制御装置の配下のIP内線電話機に着信が発生した場合の処理について説明するためのシーケンス図である。 図5に続くシーケンス図である。 実施の形態の電話制御装置の配下のIP内線電話機から発信した場合の処理について説明するためのシーケンス図である。 図7に続くシーケンス図である。
以下、図を参照しながら、この発明の装置、方法の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、例えば、会社において、部署ごと、建物ごと、支店ごとなどのように、所定の単位ごとに電話制御装置(ゲートウェイ装置)を追加して、IP電話機能を利用可能な通信システムを構築した場合を例にして説明する。
[通信システムの構成例]
図1は、実施の形態の通信システムの構成例について説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態の通信システムは、電話制御装置(下位)1と、PC(Personal Computer)4と、NW(Network)装置5と、電話制御装置(上位)10と、ルータ20とが、LAN200を通じて接続されて構成されている。ルータ20は、ONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)30を介して広域ネットワーク100に対して接続されている。広域ネットワーク100は、WANを意味し、インターネットを含む。
ルータ20は、コンピュータネットワークにおいて、データを2つ以上の異なるネットワーク間に中継する通信機器であり、データをネットワーク層(第3層)で、どのルートを通して転送すべきかを判断するルート選択機能を持つ。従って、ルータ20は、LAN200と広域ネットワーク100との接続を可能にする。また、ルータ20は、LAN200に接続された異なるLANとの間の接続も可能にする。
ONU30は、広域ネットワーク100の終端に接続され、ユーザ側の装置を広域ネットワーク100に接続する機能を実現する。この実施の形態において、広域ネットワーク100は、光通信ネットワークであり、ONU30は、光信号と電気信号との間の変換と光信号の多重/分離を行う機能を備える。PC4やNW装置5は、ルータ20及びONU30を通じて、広域ネットワーク100に接続し、通信を行うことができる他、LAN200に接続された他のPC等の機器との通信も可能である。NW装置5は、ルータやファイアウォールなどのコンピュータネットワークを形成するための種々の機器が含まれる。
電話制御装置(下位)1は、この発明の装置、方法の一実施の形態が適用されたものであり、以下においては、単に電話制御装置1と記載する。電話制御装置1は、上位に位置する電話制御装置(上位)(以下、上位電話制御装置と記載する。)10に対して、いわゆるビハインド接続されたものであり、上位電話制御装置10の下位に位置するものである。上位電話制御装置10は、下位に位置する電話制御装置を束ねる機能を有する。従って、電話制御装置1は、上位電話制御装置10を介して、広域ネットワーク100やLAN200に接続された他のLAN(図示せず)に接続可能にされる。
電話制御装置1は、図1に示すように、主制御部11、アドレス管理メモリ12、WAN側IP回線制御部13、LAN側IP回線制御部14、内線電話制御部15を備え、通話(音声の送受信)を行えるようにするものである。主制御部11は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリを備えたマイクロプロセッサであり、電話制御装置1の各部を制御する。
アドレス管理メモリ12は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)などが用いられて構成され、レジストラ・サーバ機能を実現するために、電話制御装置1を通じて呼び出す可能性のある装置についてのアドレス情報を記憶保持する。アドレス管理メモリ12へのアドレス情報の追加、変更、削除は、主制御部11により行われる。
WAN側IP回線制御部13は、電話制御装置1から見て上位のネットワークを通じての通話を可能にするものである。この実施の形態において、電話制御装置1から見て上位のネットワークは、LAN200及びWANである広域ネットワーク100である。LAN側IP回線制御部14は、図1に示したように、IP内線電話機2(1)、2(2)、…が接続され、電話制御装置1から見て下位のLANに接続されたIP内線電話機2(1)、2(2)、…を通じての通話を可能にするものである。内線電話制御部15は、図1に示したように、内線電話機3(1)、3(2)、…が接続され、自機に接続された内線電話機(ボタン電話機)を通じての通話を可能にするものである。
LAN側IP回線制御部14に接続されたIP内線電話機2(1)、2(2)、…は、主制御部11の制御の下、LAN側IP回線制御部14及びWAN側IP回線制御部13を通じて、LAN200や広域ネットワーク100に接続可能にされる。そして、IP内線電話機2(1)、2(2)、…は、広域ネットワーク100やLAN200に接続された電話機との間で通話を行うことができるようにされる。また、LAN側IP回線制御部14に接続されたIP内線電話機2(1)、2(2)、…は、主制御部11の制御の下、図示しない一般公衆電話回線網に接続された電話機との間で通話を行うこともできるようにされる。
内線電話制御部15に接続された内線電話機3(1)、3(2)、…は、主制御部11の制御の下、図示しない一般公衆電話回線網に接続された電話機との間で通話を可能にする。もちろん、内線電話制御部15に接続された内線電話機3(1)、3(2)、…は、主制御部11の制御の下、内線電話制御部15及びWAN側IP回線制御部13を通じて、広域ネットワーク100やLAN200に接続された電話機との間でも通話が可能である。
また、主制御部11の制御の下、LAN側IP回線制御部14が機能し、LAN側IP回線制御部14に接続されたIP内線電話機間の内線通話も可能にされる。同様に、主制御部11の制御の下、内線電話制御部15が機能し、内線電話制御部15に接続された内線電話機間の内線通話も可能にされる。更に、主制御部11の制御の下、LAN側IP回線制御部14と内線電話制御部15とが機能し、LAN側IP回線制御部14に接続されたIP内線電話機と内線電話制御部15に接続された内線電話機との間の内線通話も可能にされる。
このような構成の電話制御装置1が用いられて構成されたこの実施の形態の通信システムにおいては、図1に示すように、各装置に対してIPアドレスが割り当てられている。すなわち、図1に示すように、上位電話制御装置10に対しては、広域ネットワーク100に接続されているISP(Internet Service Provider)側よりグローバルIPアドレスとして「xxx.xxx.xxx.xxx」が割り当てられている。
また、この実施の形態においては、上位電話制御装置10が自機のDHCPサーバ機能により、自機と電話制御装置1のそれぞれに対して、プライベートIPアドレスを割り当てている。すなわち、上位電話制御装置10には、IPアドレス「192.168.1.20」が割り当てられ、電話制御装置1には、IPアドレス「192.168.1.101」が割り当てられている。なお、図1には図示していないが、LAN200に接続された他の電話制御装置がある場合には、例えば、「192.168.1.102」などのIPアドレスが、上位電話制御装置10によって割り当てられることになる。
また、電話制御装置1に接続されるIP内線電話機2(1)、2(2)、…に対しては、電話制御装置1によって、プライベートIPアドレスが割り当てられる。この実施の形態においては、図1に示したように、IP内線電話機2(1)に対しては、IPアドレス「192.168.2.1」が、IP内線電話機2(2)に対しては、IPアドレス「192.168.2.2」が割り当てられている。なお、IP内線電話機2(1)には内線番号「101」が、IP内線電話機2(2)には、内線番号「102」が割り当てられているものとする。また、従来型のボタン電話機である内線電話機3(1)、3(2)、…にも、内線番号が割り当てられ、電話制御装置1において管理されている。
次に、電話制御装置1の主制御部11によって行われるアドレス管理メモリ12の保守について説明する。主制御部11が、WAN側IP回線制御部13やLAN側IP回線制御部14を通じて、種々の装置からの登録要求(レジスタ・リクエスト)などのアドレス情報に関する要求を受信したとする。アドレス情報に関する要求には、登録要求の他、変更要求、削除要求がある。主制御部11は、受信した当該要求に含まれるIP(internet Protocol)アドレスやポート番号などのアドレス情報を抽出する。主制御部11は、受信した当該要求の指示内容と抽出したアドレス情報とに基づいて、アドレス管理メモリ12へのアドレス情報の登録、変更、削除を行う。
このようにして、アドレス管理メモリ12に登録されて管理されるアドレス情報が用いられることにより、電話制御装置1は、プロキシ・サーバとしての機能を実現する。具体的には、IP内線電話機2(1)、2(2)、…から広域ネットワーク100に接続された装置やLAN200に接続された装置に対する発信があった場合に、主制御部11はアドレス管理メモリ12を参照して電話の相手先を特定する。この後、主制御部11は、特定した相手先との間に通話回線を接続するようにし、送信すべき情報(パケットデータ)を、当該相手先に送信するように、WAN側IP回線制御部13などを制御する。
また、アドレス管理メモリ12に登録されて管理されるアドレス情報は、自機に接続された配下のIP内線電話機2(1)、2(2)、…などへの着信の判別にも用いられる。電話制御装置1は、自機の配下の電話機への着信を受け付けて、目的とする電話機に着信を通知し、応答があったら電話回線を接続して通話を行えるようにする。
図2は、電話制御装置1のアドレス管理メモリ12の格納データの例を説明するための図である。電話制御装置1のアドレス管理メモリ12は、自機に接続された配下のIP内線電話機2(1)、2(2)、…のアドレス情報の他、自機自身や自機の上位に位置する上位電話制御装置10のアドレス情報についても管理する。更に、アドレス管理メモリ12は、LAN200に接続された他のLANの電話端末や広域ネットワーク100に接続されている外部の電話端末であって、通話を行う可能性のある電話端末のアドレス情報をも管理する。
なお、内線電話機3(1)、3(2)、…については、内線番号などの内線電話機3(1)、3(2)、…のそれぞれを特定可能な情報が管理される。以下においては、説明を簡単にするため、IP内線電話機2(1)、2(2)、…を通じてIP電話機能を用いることができるようにする場合を例にして、アドレス管理メモリ12において管理されるアドレス情報の具体例について説明する。
アドレス管理メモリ12においては、図2に示すように、種別、IPアドレス、ポート番号、内線番号などの情報が管理される。種別は、当該アドレス情報が、自機についてのものか、WAN側に位置する装置についてのものか、LAN側に位置する装置についてのものかを示す。自機である電話制御装置1に対して割り当てられて通知されたIPアドレスや自機用に設定されたポート番号は、自機のアドレス情報であると特定できる。
WAN側IP回線制御部13を通じて受け付けたアドレス情報は、自機よりも上位に位置する装置についてのアドレス情報であると特定できる。このように、この実施の形態において、上位に位置する装置は、WAN側IP回線制御部13を通じて接続可能な装置を意味し、LAN200を通じて接続される他のLANに接続された装置も含む。また、LAN側IP回線制御部14を通じて受け付けたIPアドレスやポート番号は、下位に位置する装置についてのアドレス情報であると特定できる。
このように、WAN側IP回線制御部13は、上位側との接続を可能にするための上位側インターフェースである。また、LAN側IP回線制御部14は、下位側との接続を可能にするための下位側インターフェースである。従って、主制御部11は、アドレス情報をどの経路を通じて受け付けたものかを特定することにより、上位からのものか、下位からのものかの種別を判別できる。
アドレス管理メモリ12では、図2に示すように、自機(電話制御装置1)についてのアドレス情報として、IPアドレスが「192.168.1.101」で、ポート番号が「6060」であることが管理されている。また、アドレス管理メモリ12では、上位に位置する装置である上位電話制御装置10のアドレス情報として、IPアドレスが「192.168.1.20」であり、ポート番号は「5060」であることが管理されている。
また、アドレス管理メモリ12では、LAN側IP回線制御部14に接続されたIP内線電話機2(1)、2(2)、…のアドレス情報が管理されている。具体的に、IP内線電話機2(1)のアドレス情報として、IPアドレスが「192.168.2.1」であり、ポート番号が「6060」であり、内線番号が「101」であることが管理されている。また、IP内線電話機2(2)のアドレス情報として、IPアドレスが「192.168.2.2」であり、ポート番号が「6060」であり、内線番号が「102」であることが管理されている。
なお、ポート番号は、TCP/IP通信において、ホスト間通信のエンドポイントを指定する際に用いられるものであり、具体的には、装置が通信に使用するプログラムを識別するための番号である。上述したように、ポート番号「5060」は、音声パケットを処理するプログラムを用いることを識別するものとして、IANAにおいて管理されている。
この実施の形態においては、上位電話制御装置10は、音声パケットを処理するプログラムを用いることを識別するポート番号として、「5060」を用いる。しかし、電話制御装置1と、その配下のIP内線電話機2(1)、2(2)、…においては、音声パケットを処理するプログラムを用いることを識別するポート番号として、「6060」を用いるようにされている。なお、アドレス管理メモリ12には、図2に示した情報以外にも、例えば、IP内線電話機ごとにURI(Uniform Resource Locator)やMAC(Media Access Control)アドレスなどの情報を管理することもできる。なお、以下においては、通話に用いるポート番号である「5060」は、IANAで管理されているものであり、規定値であるものとする。
[WAN側IP回線制御部の構成と動作]
以下においては、図1において点線矢印で示したように、広域ネットワーク100に接続された例えばIP電話機と電話制御装置1に接続された例えばIP内線電話機2(1)、2(2)、…との間で通話を行う場合を考える。従って、広域ネットワーク100に接続された例えばIP電話機と電話制御装置1に接続された例えばIP内線電話機2(1)、2(2)、…との間における通話は、必ず電話制御装置1と上位電話制御装置10とを介して行われることになる。
図2を用いて上述したように、電話制御装置1では、通話に用いるポート番号は、IANAで管理されている規定値「5060」ではなく、「6060」を用いる。このため、上位電話制御装置10に対して、電話制御装置1では通話に用いるポート番号が「6060」であることを登録することが考えられる。しかし、上位電話制御装置10が、既に設置されている既存の装置であり、新たに追加した電話制御装置10とはメーカーが異なるなどして、通話に用いるポート番号の登録を受け付けず、規定値である「5060」を用いるように固定してものとする。
この場合、電話制御装置1では通話に用いるポート番号は「6060」であるため、齟齬が生じ、通話を行うことができなくなる。そこで、電話制御装置1では、WAN側IP回線制御部13において、上位電話制御装置10からの通話に関するメッセージ情報のポート番号を監視し、必要に応じて、これを変更する(書き換える)ことができるようにしている。
図3は、電話制御装置1のWAN側IP回線制御部13の構成例を説明するためのブロック図である。図3に示すように、WAN側IP回線制御部13は、内部側入出力部131と、呼制御部132と、ルーティング制御部133と、WAN側I/F部134とが、システムバス135を通じて接続されて構成される。内部側入出力部131は、図1に示したバス16に接続された内部側入出力端132Tに接続され、WAN側I/F部134は、図1に示したLAN200に接続されたWAN側接続端134Tに接続されている。
内部側入出力部131は、電話制御装置1の主制御部11と、WAN側IP回線制御部13の呼制御部132との間の情報の送受信処理を行う。WAN側I/F部134は、上位電話制御装置10と電話制御装置1のルーティング制御部133との間の情報の送受信処理を行う。呼制御部132は、主制御部11からの情報に基づいて、ルーティング制御部133への情報の生成及び提供を行ったり、ルーティング制御部133からの情報に基づいて、主制御部11への情報の生成及び提供を行ったりする。ルーティング制御部133は、上位電話制御装置10からの情報に基づいて、呼制御部132への情報の生成及び提供を行ったり、呼制御部132からの情報に基づいて、上位電話制御装置10への情報の生成及び提供を行ったりする。
上位電話制御装置10からの通話に関するメッセージ情報は、WAN側接続端134T及びWAN側I/F部134を通じて、ルーティング制御部133に供給される。この場合に、上位電話制御装置10が、送信先ポート番号を規定値である「5060」に固定しているものである場合に、送信先である電話制御装置1で用いる通話に関するポート番号である「6060」に変更する(書き換える)必要がある。この処理を担当するのが、ルーティング制御部133である。
図4は、WAN側IP回線制御部13のルーティング制御部133の構成例を説明するためのブロック図である。ルーティング制御部133は、図4に示すように、送信メッセージ情報の入力端3Siと、送信メッセージ情報の出力端3Soと、受信メッセージ情報の入力端3Riと、受信メッセージ情報の出力端3Roを備える。以下では、送信メッセージ情報の入力端3Siは送信入力端3Siと、送信メッセージ情報の出力端3Soは送信出力端3Soと、受信メッセージ情報の入力端3Riは受信入力端3Riと、受信メッセージ情報の出力端3Roは受信出力端3Roと記載する。また、ルーティング制御部133は主要部としてNAT(Network Address Translation)部1331を備える。
一般に、主制御部11からの要求に応じて、呼制御部132及びルーティング制御部133が機能して、図4の左上端に示したように、登録要求(REGISTER)要求を上位電話制御装置10に送信し、電話制御装置1のIPアドレスやポート番号の登録を行う。しかし、上位電話制御装置10が、下位の電話制御装置からの登録要求のうちポート番号については、必ず規定値である「5060」を用いるように固定していたとする。
この場合、上位電話制御装置10から電話制御装置1宛てのセッション参加リクエスト(INVITE)は、図4の右上端に示したように、送信先のポート番号は、登録要求を行った「6060」ではなく、「5060」の規定値を用いて作成され、送信されて来る。つまり、送信先のIPアドレスは、電話制御装置1に割り当てられた正しいIPアドレス「192.168.1.101」を指定していても、ポート番号は規定値「5060」のままとなってしまう。この場合に、NTA部1331は、送信先のポート番号を正しいポート番号である「6060」に変更する処理を行う。以下、発信と着信に分けて具体的に説明する。
まず、LAN側IP回線制御部14に接続された例えばIP内線電話機2(1)から広域ネットワーク100に接続されたIP電話機に電話を掛ける場合には、電話制御装置1及び上位電話制御装置10を経由して電話がかけられる。この場合、LAN側IP回線制御部14及び主制御部11の機能に基づいて、送信メッセージ情報SM1が形成されて、送信入力端3Siを通じてルーティング制御部133に受け付けられる。送信メッセージ情報SM1は、アドレス管理メモリ12の情報が参照され、図4のルーティング制御部133内の左下端部に示すように、送信先を上位電話制御装置10とし、送信元を電話制御装置1とするものである。もちろん、送信メッセージ情報SM1には、本来の着信先のIP電話機の電話番号などの必要情報も含まれる。
なお、図4において、メッセージ情報SM1において、「Dst Address」は、「destination address」の略称であり、送信先(宛先)アドレスを意味する。同様に、「Dst Port」は、送信先ポート番号を意味する。また、メッセージ情報SM1において、「Src Address」は、「source address」の略称であり、送信元アドレスを意味する。同様に、「Src Port」は、送信元ポート番号を意味する。このことは、図4に示した他のメッセージ情報RM1、RM2においても同じである。
図4において、送信メッセージ情報SM1においては、送信先のIPアドレス、送信先のポート番号、送信元のIPアドレス、送信元のポート番号のいずれにも、齟齬は生じてない。このため、図4に示すように、送信メッセージ情報SM1については、NAT部1331において、何も変換することなく、そのまま送信出力端SMoを通じて出力されて、上位電話制御装置10に送信される。
一方、広域ネットワーク100に接続されたIP電話機から、電話制御装置1のLAN側IP回線制御部14に接続された例えばIP内線電話機2(1)に対する着信要求が発生したとする。この場合においても、広域ネットワーク100に接続されたIP電話機からの着信要求は、上位電話制御装置10を介して、電話制御装置1に通知される。上位電話制御装置10から送信された着信要求は、受信メッセージ情報として、受信入力端3Riを通じて、ルーティング制御部133により受け付けられる。
ルーティング制御部133が受け付けた受信メッセージ情報RM1は、図4のルーティング制御部133内の右上端部に示すように、送信先を電話制御装置1とし、送信元を上位電話制御装置10とするものである。もちろん、受信メッセージ情報RM1には、本来の着信先のIP内線電話機の電話番号などの必要情報も含まれる。この場合、送信先である電話制御装置1のポート番号は、「6060」であるにもかかわらず、アンダーラインを付して示したように、規定値「5060」となっている。
このため、受信メッセージ情報RM1については、図4のルーティング制御部133内の右下端部に示したように、NAT部1331において、送信先のポート番号を「5060」から「6060」に変更する処理を行う。この場合、単に、送信先のポート番号の変更を行うようにしたのでは、正確性に欠ける場合がある。
例えば、図1、図2には図示していないが、WAN側IP回線制御部13には、保守用のLANI/F部が設けられている。このため、保守用のLANI/F部を通じて受け付けたメッセージ情報を、上位電話制御装置10からのメッセージ情報と間違うことが無いようにする必要がある。また、受信メッセージ情報の送信先が電話制御装置1であること、送信元が上位電話制御装置10であること、送信先のポート番号が規定値「5060」であることを確認しなければ、送信先ポート番号の変更(書き換え)を適切には行えない。受信したメッセージ情報の送信先アドレスや送信元アドレスが異なる可能性もあるし、送信先ポート番号が、「5060」でない他のポート番号である場合も考えられる。
そこで、ルーティング制御部133では、送信先ポート番号の変更を行うに際しては、受信メッセージを受け付けたI/F部、送信先IPアドレス、送信元IPアドレス、送信先ポート番号のそれぞれを確認した上で、送信先ポート番号の変更を行う。このため、ルーティング制御部133には、受信I/F判別部311、送信先アドレス判別部312、送信元アドレス判別部313、送信先ポート判別部314、ポート変更処理部315が設けられている。
受信I/F判別部311は、ルーティング制御部133が受け付けた受信メッセージ情報が、WAN側I/F部134を通じて受け付けたものか否かを判別する。この判別は、例えば、WAN側I/F部134を通過した際に受信メッセージ情報に付加される情報の有無あるいは付加された情報の内容に基づいて行うことができる。また、WAN側I/F部134が受信メッセージ情報を受け付けて、ルーティング制御部133に出力した際に、WAN側I/F部134がメッセージ情報を出力した旨の通知をルーティング制御部133に行うようにしてもよい。この場合、ルーティング制御部133は、WAN側I/F部134からの当該通知の有無や内容により、受信I/F判別部311が、WAN側I/F部134を通じて受信した受信メッセージ情報か否かを判別できる。
送信先アドレス判別部312は、受信メッセージ情報の送信先のIPアドレスが、アドレス管理メモリ12で管理されている自機に割り当てられているIPアドレス「192.168.1.101」と同じか否かを判別する。送信元アドレス判別部313は、受信メッセージ情報の送信元のIPアドレスが、アドレス管理メモリ12で管理されている上位電話制御装置10に割り当てられているIPアドレス「192.168.1.20」と同じか否かを判別する。送信先ポート判別部314は、受信メッセージ情報の送信先のポート番号が、規定値の「5060」ではなく、アドレス管理メモリ12で管理されている自機に割り当てられているポート番号「6060」と同じか否かを判別する。
受信I/F判別部311と、送信先アドレス判別部312と、送信元アドレス判別部313と、送信先ポート判別部314とのそれぞれにおいて、肯定的な判別結果が得られたとする。そして、送信先ポート判別部314において、送信先ポート番号が、「5060」であって、「6060」ではないと判別されたとする。この場合に、ポート変更処理部315において、受信メッセージ情報RM1の送信先ポートが、「5060」から「6060」に変更される。この送信先ポート番号が変更された受信メッセージ情報が、受信出力端3Roから出力されて、主制御部11に供給される。
すなわち、受信I/F判別部311で受信メッセージ情報RM1を受信したI/F部がWAN側I/F部134であると判別された(第1条件)。送信先アドレス判別部312で受信メッセージ情報RM1の送信先IPアドレスが電話制御装置1に割り当てられIPアドレスと一致すると判別された(第2条件)。送信元アドレス判別部313で受信メッセージ情報RM1の送信元IPアドレスが上位電話制御装置10に割り当てられIPアドレスと一致すると判別された(第3条件)。送信先ポート判別部314で受信メッセージ情報RM1の送信先ポート番号が規定値「5060」と一致し、自機に設定された「6060」ではないと判別された(第4条件)。という4つの条件がそろったとする。
この場合に、ポート変更処理部315が、受信メッセージ情報RM1の送信先ポートを「5060」から「6060」に変更した受信メッセージ情報RM2を形成し、これを出力する。これにより、上位電話制御装置10からの受信メッセージ情報において、送信先ポート番号が、規定値である「5060」であっても、これを適切に修正し、通話を行うことが可能になる。
[着信時と発信時の通信システムの処理]
次に、電話制御装置1を中心にして、着信時と発信時におけるこの実施の形態の通信システムで行われる処理について説明する。以下においても、上位電話制御装置10は、下位の電話制御装置に対して送信する通話に関するメッセージ情報の送信先のポート番号は、当該下位の電話制御装置からの登録要求にかかわらず、必ず規定値である「5060」を用いるものである。
<着信時の処理>
まず、電話制御装置1の配下のIP内線電話機2(1)に着信が発生した場合のこの実施の形態の通信システムで行われる処理について説明する。ここでは、例えば、広域ネットワーク100に接続されたIP電話機から電話制御装置1の配下のIP内線電話機2(1)に電話がかけられものとする。なお、以下においては、上位電話制御装置10と広域ネットワーク100に接続された発信元のIP電話機とのメッセージ情報の送受信に関しての詳細は省略する。
図5、図6は、電話制御装置1の配下のIP内線電話機2(1)に着信が発生した場合の処理について説明するためのシーケンス図である。図5、図6において、各ステップにおいて示したポート番号は、左側が送信先ポート番号、右側が送信元のポート番号である。図5の右上端に示すように、広域ネットワーク100に接続されたIP電話機から電話制御装置1の配下のIP内線電話機2(1)に電話がかけられ、これに応じた着信が上位電話制御装置10に通知されたとする(ステップS1)。
上位電話制御装置10では、当該着信に応じて、セッション参加リクエスト(INVITEメッセージ)を形成し、これを電話制御装置1に送信する(ステップS2)。当該セッション参加リクエストは、送信先を電話制御装置1とし、送信元を上位電話制御装置10とするものであり、図5に示すように、送信先のポート番号を規定値の「5060」とし、送信元のポート番号を「5060」とするものである。
当該セッション参加リクエストは、電話制御装置1のWAN側IP回線制御部13で受け付けられる。ルーティング制御部133においては、図4を用いて説明したように、受信I/F、送信先アドレス、送信元アドレス、送信先ポートの4つのチェック(判別処理)を経て、必要な場合に送信先ポート番号の変更処理を行う(ステップS3)。この例の場合には、当該セッション参加リクエストの受信I/Fは、WAN側I/F部134であり、送信先アドレスは「192.168.1.101」であり、送信元アドレスは「192.168.1.20」であり、送信先ポートは「5060」である。
このため、送信先ポート番号を変更する必要があることが分かるので、ステップS3の処理において、ルーティング制御部133のポート変更処理部315は、当該セッション参加リクエストの送信先ポート番号を「5060」から「6060」に変更する。この後、送信先ポート番号が「6060」に変更されたセッション参加リクエストは、呼制御部132に送られる(ステップS4)。
呼制御部132は、これに供給された当該セッション参加リクエストを解析し、まず、試行中「100」を通知するメッセージを形成し、これをルーティング制御部133に送る(ステップS5)。この場合の施行中「100」を示すメッセージは、送信先を上位電話制御装置10とし、送信元を電話制御装置1とするものである。従って、送信先ポート番号は「5060」、送信元ポート番号は「6060」となっている。ルーティング制御部133は、呼制御部132からの施行中「100」を示すメッセージを、そのまま上位電話制御装置10に送信する(ステップS6)。
更に、呼制御部132は、呼設定要求(SETUP)を形成し、これを自機内の主制御部11に送る(ステップS7)。主制御部11は、呼処理中(CALLPROC)を示すメッセージを形成し、これを呼制御部132に送る(ステップS8)。更に、主制御部11は、受付要求を形成し、LAN側IP回線制御部14を通じて、着信先であるIP内線電話機2(1)に送り、呼び出しを行うようにする(ステップS9)。この後、主制御部11は、呼び出し中(ALERT)を示すメッセージを形成し、これを呼制御部132に送る(ステップS10)。また、主制御部11は、着信先のIP内線電話機2(1)に対して呼び出しを継続する(ステップS11)。
この後、呼制御部132は、呼び出し中「180」を示すメッセージを形成し、これをルーティング制御部133に送る(ステップS12)。当該メッセージは、送信先を上位電話制御装置10とし、送信元を電話制御装置1とするものであるので、送信先ポート番号は「5060」で、送信元ポート番号は「6060」となるものである。ルーティング制御部133は、呼制御部132からの呼び出し中「180」を示すメッセージを、そのまま上位電話制御装置10に送信する(ステップS13)。
上位電話制御装置10は、呼び出し中「180」を示すメッセージを受信すると、確認リクエスト(PRACK)を形成し、これを電話制御装置1に送信して来る(ステップS14)。この確認リクエストは、送信先を電話制御装置1とし、送信元を上位電話制御装置10とするものであり、送信先ポートを規定値の「5060」とし、送信元ポートも「5060」とするものである。
このため、確認リクエストを受信したルーティング制御部133では、ステップS3の処理と同様に、確認処理と変更処理を行い、送信先ポート番号を「5060」から「6060」に変更した確認リクエストを形成する(ステップS15)。この送信先ポート番号が変更された確認リクエストは、呼制御部132に送られる(ステップS16)。
次に、図6に示す処理に進み、呼制御部132は、OK「200」を示すメッセージを形成し、これをルーティング制御部13に送る(ステップS17)。ルーティング制御部133は、呼制御部132からのOK「200」を示すメッセージを、そのまま上位電話制御装置10に送信する(ステップS18)。ここで、OK「200」を示すメッセージは、セッションの接続のシーケンスが正常に進んでいることを示すものである。
この後、着信先のIP内線電話機2(1)において応答操作(オフフック操作)が行われると、IP内線電話機2(1)からLAN側IP回線制御部14を通じて応答メッセージが主制御部11に送られて来る(ステップS19)。主制御部11は、IP内線電話機2(1)が応答したことを示す応答(CONNECT)メッセージを形成し、これを呼制御部132に送る(ステップS20)。呼制御部132は、応答確認(CONNECTACK)を形成し、これを主制御部11に送る(ステップS21)。これにより、応答メッセージを受け付けたことが主制御部11に通知される。
呼制御部132は、着信先のIP内線電話機2(1)により応答操作がなされたことを示すOK「200」を示すメッセージを形成し、これをルーティング制御部133に送る(ステップS22)。この場合の応答の送信先は上位電話制御装置10であるので、送信先ポートは「5060」であり、送信元は電話制御装置1であるので送信元ポートは「6060」になる。ルーティング制御部133は、呼制御部132からのOK「200」を示すメッセージを、そのまま上位電話制御装置10に送信する(ステップS23)。
この後、上位電話制御装置10は、最終レスポンス確認(ACK)を形成し、これを電話制御装置1に送信して来る(ステップS24)。当該確認の送信先は電話制御装置1であるが送信先ポートは規定値の「5060」とされ、送信元は上位電話制御装置10であるので、送信元ポート番号は「5060」とされる。当該確認を受信したルーティング制御部133は、上述したステップS3、ステップS15の場合と同様に、確認処理と変更処理を行い、送信先ポート番号を「5060」から「6060」に変更した確認メッセージを形成する(ステップS25)。ここで送信先ポートが変更された確認メッセージは、呼制御部132に送られる(ステップS26)。
これにより、呼制御部132と主制御部11が機能して、広域ネットワーク100に接続された発信元のIP電話機と、着信先のIP内線電話機2(1)との間に通話回線が接続するようにされ、通話が行われる(ステップS27)。このように、上位電話制御装置10が、送信先ポート番号を規定値の「5060」に固定しており、送信先の電話制御装置1で用いられるポート番号「6060」と異なっていても、支障なく通話を行うことができるようにされる。つまり、電話制御装置1の配下のIP内線電話機2(1)に着信が発生した場合にも、支障なく通話を行うことが可能になる。
<発信時の処理>
次に、電話制御装置1の配下のIP内線電話機2(1)から発信した場合のこの実施の形態の通信システムで行われる処理について説明する。ここでは、例えば、電話制御装置1の配下のIP内線電話機2(1)から広域ネットワーク100に接続されたIP電話機に電話がかけられものとする。なお、以下においても、上位電話制御装置10と広域ネットワーク100に接続された発信元のIP電話機とのメッセージ情報の送受信に関しての詳細は省略する。
図7、図8は、電話制御装置1の配下のIP内線電話機2(1)から発信した場合の処理について説明するためのシーケンス図である。図7、図8において、各ステップにおいて示したポート番号は、左側が送信先ポート番号、右側が送信元のポート番号である。図7の左上端に示すように、電話制御装置1に接続されたIP内線電話機2(1)からの発信要求は、LANIP回線制御部14を通じて主制御部11に通知される(ステップS31)。
これに応じて主制御部11は、呼設定要求(SETUP)を形成し、これを呼制御部132に送る(ステップS32)。呼制御部132は、呼設定要求を受け付けると、呼処理中メッセージ(CALLPROC)を形成し、これを主制御部11に送る(ステップS33)。これに応じて主制御部11は、受付応答を形成し、これを発信元のIP内線電話機2(1)に送り、発信要求を受け付けたことを通知する(ステップS34)。
この後、呼制御部132は、セッション参加リクエスト(INVITE)を形成し、これをルーティング制御部133に送る(ステップS35)。当該リクエストは、送信先を上位電話制御装置10とし、送信元を電話制御装置1とするものであり、送信先ポート番号は「5060」であり、送信元ポート番号は「6060」とするものである。ルーティング制御部133は、当該セッション参加リクエストを、そのまま上位電話制御装置10に送信する(ステップS36)。
上位電話制御装置10からは、試行中「100」を示すメッセージが形成され、これが電話制御装置1に送信されて来る(ステップS37)。当該メッセージは、送信先を電話制御装置1とし、送信元を上位電話制御装置10とするものであり、送信先ポート番号は規定値のまま「5060」とされ、送信元ポート番号も「5060」となっているものである。このため、電話制御装置1のルーティング制御部133は、図4を用いて説明したように、受信I/F、送信先アドレス、送信元アドレス、送信先ポートの4つのチェック(判別処理)を経て、必要な場合に送信先ポート番号の変更処理を行う(ステップS38)。
この例の場合には、当該試行中「100」のメッセージの受信I/Fは、WAN側I/F部134であり、送信先アドレスは「192.168.1.101」であり、送信元アドレスは「192.168.1.20」であり、送信先ポートは「5060」である。このため、送信先ポート番号を変更する必要があることが分かるので、ルーティング制御部133のポート変更処理部315で、当該応答の送信先ポート番号を「5060」から「6060」に変更する(ステップS38)。この後、送信先ポート番号が「6060」に変更された当該メッセージは、呼制御部132に送られる(ステップS39)。
この後、上位電話制御装置10から呼び出し中「180」を示すメッセージが電話制御装置1に送信されて来る(ステップS40)。このメッセージについても、ステップS38の処理と同様にして、ルーティング制御部133において、送信先ポート番号「5060」を「6060」に変更する(ステップS41)。このようにして送信先ポート番号を変更した変更後の呼び出し中「180」を示すメッセージを、呼制御部132に送る(ステップS42)。呼制御部132は、確認リクエスト(PRACK)を形成し、これをルーティング制御部133に送る(ステップS43)。この場合、ルーティング制御部133は、自機から送信する当該確認リクエストについては、そのまま上位電話制御装置10に送信する(ステップS44)。
この後、上位電話制御装置10からOK「200」を示すメッセージを電話制御装置1に送信して来る(ステップS45、ステップS50)。当該メッセージは、送信先が電話制御装置1であり、送信元が上位電話制御装置10であり、送信先ポート番号が規定値の「5060」とされ、送信元ポート番号も「5060」とされたものである。このため、ルーティング制御部133は、ステップS46の場合と同様にして、OK「200」を示すメッセージの送信先ポート番号を「5060」から「6060」に変更する(ステップS46、ステップS51)。この変更後のメッセージを、呼制御部132に送る(ステップS47、ステップS52)。
OK「200」を示すメッセージを受け付けた呼制御部132は、レスポンス確認(ACK)を形成し、これをルーティング制御部133に送る(ステップS53)。ルーティング制御部133は、当該レスポンス確認をそのまま上位電話制御装置10に送信する(ステップS54)。この後、呼制御部132は、応答メッセージを主制御部11に送る(ステップS55)。
これにより、呼制御部132、主制御部11が機能して、広域ネットワーク100に接続された発信元のIP内線電話機2(1)と、着信元のIP電話機との間に通話回線を接続するようにし、通話が行われる(ステップS56)。これにより、電話制御装置1の配下のIP内線電話機2(1)から発信した場合にも、支障なく通話を行うことができるようにされる。
[実施の形態の効果]
上述した実施の形態の電話制御装置1の場合には、下位に位置する電話制御装置1が、必ず上位に位置する上位電話制御装置10を介して他のネットワークに接続する構成を有する通信システムが構成されたとする。この場合に、上位電話制御装置10が、送信先ポート番号として必ず規定値の「5060」を用いるものであっても、送信先ポート番号を電話制御装置1において用いるものに適切に変更することができる。当該送信先ポート番号の変更は、電話制御装置1において、着信先ポートを変更してもよいかどうかの確認を適切に行って、変更してもよい場合にだけ行うことができる。従って、支障なく通話を行うようにできる。もちろん、電話制御装置1の配下の電話機への着信時と、電話制御装置1の配下の電話機からの発信時との両方の場合に有効である。
[変形例]
上述した実施の形態では、ポート番号を「5060」から「6060」に変更する場合を例にして説明したが、これは一例である。変更前のポート番号と変更後のポート番号とは、構成される通信システムを構成する各機器において用いられるポート番号に応じて、適宜のポート番号とすることができる。
また、上述した実施の形態では、図4を用いて説明したように、受信I/F、送信先アドレス、送信元アドレス、送信先ポート番号の4つを判別するものとしたが、必ずしもこれに限られない。通信システムを構成する機器の接続状態、機器が備えるI/Fの構成などに応じて、送信元が固定されていたり、受信I/Fが固定されていたりする場合には、少なくとも送信先ポート番号だけを確認すればよい。
すなわち、送信先ポート番号の確認は必ず必要であるが、受信I/F、送信先アドレス、送信元アドレスの確認については、システム構成や自機が備えるI/Fの状態に応じて行うようにすればよい。従って、受信I/F、送信先アドレス、送信元アドレスについては、いずれか1つ以上の確認を適宜用いるようにすることが可能である。
[その他]
なお、所定の上位電話制御装置の下位に位置し、この上位電話制御装置を介して、他のネットワークに接続可能にされる電話制御装置で用いられるポート番号変更方法としては、以下のようになる。すなわち、(1)送信先ポート判別手段が、受信したメッセージ情報において、送信先ポート番号が、自機の通話用ポート番号と一致するか否かを判別する送信先ポート判別工程を備える。更に、(2)送信先ポート判別工程において、一致しないと判別した場合に、変換手段が、受信した前記メッセージ情報の前記送信先ポート番号を、自機の通話用ポート番号に変換する変換工程とを備える。
また、図4を用いて説明したように、受信I/F判別部311による受信I/F判別工程と、送信先アドレス判別部312による送信先アドレス判別工程と、送信元アドレス判別部313による送信元アドレス判別工程との1つ以上を行うようにしてもよい。
また、図4を用いて説明したNAT部1331の受信I/F判別部311、送信先アドレス判別部312、送信元アドレス判別部313、ポート変更処理部315の各部の機能は、所定の制御部により実行されるプログラムにより、その機能を実現することができる。当該所定の制御部は、CPU、ROM、RAM等を備えて構成されるものである。もちろん、図3を用いて説明したWAN側IP回線制御部13の呼制御部132やルーティング制御部133の機能自体を、CPU、ROM、RAM等を備えて構成される制御部により実行されるプログラムにより実現することもできる。
1…電話制御装置、11…主制御部、12…アドレス管理メモリ、13…WAN側IP回線制御部、131…内部側入出力部、131T…内部側接続端、132…呼制御部、133…ルーティング制御部、1331…NAT部、311…受信I/F判別部、312…送信先アドレス判別部、313…送信元アドレス判別部、314…送信先ポート判別部、315…ポート変更処理部、3Si…送信入力端、3So…送信出力端、3Ri…受信入力端、3Ro…受信出力端、134…WAN側I/F部、134T…WAN側接続端、14…LAN側IP回線制御部、15…内線電話制御部、2(1)、2(2)…IP内線電話機、3(1)、3(2)…内線電話機、4…PC、5…NW装置、10…上位電話制御装置、20…ルータ、30…ONU、100…広域ネットワーク、200…LAN

Claims (5)

  1. 所定の上位電話制御装置の下位に位置し、前記上位電話制御装置を介して、他のネットワークに接続される電話制御装置であって、
    受信したメッセージ情報の送信先ポート番号が、自機に設定された通話用のポート番号と一致するか否かを判別する送信先ポート判別手段と、
    前記送信先ポート判別手段で、一致しないと判別した場合に、受信した前記メッセージ情報の前記送信先ポート番号を、自機に設定された前記通話用のポート番号に変更する変更手段と
    前記上位電話制御装置からの前記メッセージ情報を受信するための上位側インターフェース手段と、
    受信した前記メッセージ情報が、前記上位側インターフェース手段を通じて受信したものか否かを判別する受信インターフェース判別手段と
    を備え、
    前記送信先ポート判別手段は、前記受信インターフェース判別手段において、前記上位側インターフェース手段を通じて受信したものであると判別された場合に判別処理を行う
    ことを特徴とする電話制御装置。
  2. 所定の上位電話制御装置の下位に位置し、前記上位電話制御装置を介して、他のネットワークに接続される電話制御装置であって、
    受信したメッセージ情報の送信先ポート番号が、自機に設定された通話用のポート番号と一致するか否かを判別する送信先ポート判別手段と、
    前記送信先ポート判別手段で、一致しないと判別した場合に、受信した前記メッセージ情報の前記送信先ポート番号を、自機に設定された前記通話用のポート番号に変更する変更手段と
    受信した前記メッセージ情報の送信先アドレス情報が、自機に割り当てられているアドレス情報と一致するか否かを判別する送信先アドレス判別手段
    を備え、
    前記送信先ポート判別手段は、前記送信先アドレス判別手段において、一致すると判別された場合に判別処理を行う
    ことを特徴とする電話制御装置。
  3. 所定の上位電話制御装置の下位に位置し、前記上位電話制御装置を介して、他のネットワークに接続される電話制御装置であって、
    受信したメッセージ情報の送信先ポート番号が、自機に設定された通話用のポート番号と一致するか否かを判別する送信先ポート判別手段と、
    前記送信先ポート判別手段で、一致しないと判別した場合に、受信した前記メッセージ情報の前記送信先ポート番号を、自機に設定された前記通話用のポート番号に変更する変更手段と
    受信した前記メッセージ情報の送信元アドレス情報が、自機において把握されている前記上位電話制御装置のアドレス情報に一致するか否かを判別する送信元アドレス判別手段
    を備え、
    前記送信先ポート判別手段は、前記送信元アドレス判別手段において、一致すると判別された場合に判別処理を行う
    ことを特徴とする電話制御装置。
  4. 所定の上位電話制御装置の下位に位置し、前記上位電話制御装置を介して、他のネットワークに接続される電話制御装置であって、
    受信したメッセージ情報の送信先ポート番号が、自機に設定された通話用のポート番号と一致するか否かを判別する送信先ポート判別手段と、
    前記送信先ポート判別手段で、一致しないと判別した場合に、受信した前記メッセージ情報の前記送信先ポート番号を、自機に設定された前記通話用のポート番号に変更する変更手段と
    前記上位電話制御装置からの前記メッセージ情報を受信するための上位側インターフェース手段と、
    受信した前記メッセージ情報が、前記上位側インターフェース手段を通じて受信したものか否かを判別する受信インターフェース判別手段と、
    受信した前記メッセージ情報の送信先アドレス情報が、自機に割り当てられているアドレス情報と一致するか否かを判別する送信先アドレス判別手段と、
    受信した前記メッセージ情報の送信元アドレス情報が、自機において把握されている前記上位電話制御装置のアドレス情報に一致するか否かを判別する送信元アドレス判別手段と
    を備え、
    前記送信先ポート判別手段は、前記受信インターフェース判別手段において、前記上位側インターフェース手段を通じて受信したものであると判別され、前記送信先アドレス判別手段において、送信先アドレスが自機において把握しているものと一致すると判別され、前記送信元アドレス判別手段において、送信元アドレスが自機において把握しているものと一致すると判別された場合に判別処理を行う
    ことを特徴とする電話制御装置。
  5. 所定の上位電話制御装置の下位に位置し、前記上位電話制御装置を介して、他のネットワークに接続可能にされる電話制御装置で用いられるポート番号変更方法あって、
    送信先ポート判別手段が、受信したメッセージ情報において、送信先ポート番号が、自機の通話用ポート番号と一致するか否かを判別する送信先ポート判別工程と、
    前記送信先ポート判別工程において、一致しないと判別した場合に、変更手段が、受信した前記メッセージ情報の前記送信先ポート番号を、自機の通話用ポート番号に変更する変更工程と
    上位側インターフェース手段を通じて、前記上位電話制御装置からの前記メッセージ情報を受信する上位側インターフェース工程と、
    受信した前記メッセージ情報が、前記上位側インターフェース工程において受信したものか否かを、受信インターフェース判別手段が判別する受信インターフェース判別工程と
    を有し、
    前記送信先ポート判別工程においては、前記受信インターフェース判別工程において、前記上位側インターフェース工程において受信したものであると判別した場合に判別処理を行う
    ことを特徴とするポート番号変更方法。
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