JP5338114B2 - 半導体基板の貼り合わせ装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体基板の貼り合わせ装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、一の半導体基板を他の半導体基板に貼り合わせる半導体基板の貼り合わせ装置及び貼り合わせ装置を用いた半導体装置の製造方法に関する。特に、少なくとも一方の半導体基板を保持する基板保持テーブルの傾斜が調整される半導体基板の貼り合わせ装置及び該装置を用いた半導体装置の製造方法に関する。
半導体基板などの基板同士の貼り合わせにおいて、貼り合わせ装置が用いられている。この貼り合わせ装置は、半導体基板をそれぞれ対向させて保持する2つの基板保持テーブルを備え、少なくとも一方の基板保持テーブルは土台に対して傾動できるように土台などに支持されている。このような傾動可能な基板保持テーブルの端部を所定の駆動機構で上下動させて基板保持テーブルの平面視において互いに交差するX軸とY軸といった二つの軸周りに基板保持テーブルを傾動させることにより、基板保持テーブルに保持される半導体基板の傾斜を調整し、対向する半導体基板同士の平行度を高め、その後、両半導体基板を貼り合わせて半導体装置を製造するようにしている。
このような傾斜調整に用いられる所定の駆動機構として、シリンダと、シリンダ内に収容されるピストンと、ピストンに連結されて基板保持テーブルの端部を支持する支持部とから構成される空気圧シリンダ機構を有する駆動機構が知られている(特許文献1)。この空気圧シリンダ機構では、シリンダ内のピストンの上部及び下部にそれぞれ気密な空間(上室及び下室)を設け、その空間に空気を供給または排出することによってピストンを上下動させている。この上下動により支持部で直接支持された基板保持テーブルの端部を上下動させて、基板保持テーブルの傾斜を調整している。
特開2001−12604号公報
しかしながら、上記した従来の駆動機構では、基板保持テーブルの端部と駆動機構の支持部との間に物理的な接触点が存在しており、シリンダなどによる鉛直方向へのガイドを行ったとしても、接触点での摩擦抵抗やモーメントなどによる水平方向への移動ズレが発生するため、基板保持テーブルの傾斜を高精度に制御することが困難な場合があった。
本発明は、上記した事情に鑑みて為されたものであり、基板保持テーブルの傾斜を高精度に制御して、一の半導体基板に対する他の半導体基板の平行度を高くして両半導体基板を貼り合わせることが可能な半導体基板の貼り合わせ装置及び該装置を用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体基板の貼り合わせ装置は、第1の半導体基板と第2の半導体基板とを互いに貼り合わせるための半導体基板の貼り合わせ装置であって、第1の半導体基板を保持するための第1の基板保持テーブルと、第2の半導体基板を第1の半導体基板に対向するように保持し、第1の半導体基板と第2の半導体基板とを互いに貼り合わせるべく第1の基板保持テーブルに対して相対的に移動可能な第2の基板保持テーブルと、第1の基板保持テーブルを傾動させるための第1のアクチュエータを有する駆動機構とを備えている。この第1のアクチュエータは、環状をなしその一端と他端との距離が増減するように伸縮する第1側壁部と、第1側壁部の一端を気密的に閉塞する第1天壁部と、第1側壁部の他端を気密的に閉塞する第1底壁部と、第1側壁部を伸縮させるべく第1側壁部と第1天壁部と第1底壁部とで封止される気密空間内に流体を供給し且つ気密空間内から流体を排出する第1導入導出部と、第1天壁部に設けられ、第1の基板保持テーブルを非接触で支持する第1静圧軸受とを有することを特徴としている。
この構成の半導体基板の貼り合わせ装置は、第1天壁部に設けられ第1の基板保持テーブルを非接触で支持する第1静圧軸受を備えている。このような非接触支持により、第1の基板保持テーブルと第1天壁部との支持点における摩擦抵抗やモーメントによる水平方向の移動ズレを排除でき、第1の基板保持テーブルの傾動を高精度に制御することができる。その結果、第2の半導体基板に対する第1の半導体基板の平行度を高くして両半導体基板を貼り合わせることが可能となる。また、このような非接触支持によれば、第1の基板保持テーブルと第1天壁部との支持点の磨耗により引き起こされる駆動力の伝達ロスを防止することができ、第1の基板保持テーブルの傾動を継続的に高精度に制御することができる。更に、このような非接触支持によれば、第1の基板保持テーブルと第1天壁部との支持点での磨耗によるコンタミの発生を防止することができ、貼り合わせ装置で製造される半導体装置などへのコンタミの付着を低減させることができる。
また、この構成の半導体基板の貼り合わせ装置では、非接触支持により、第1の基板保持テーブルと第1天壁部との支持点における摩擦抵抗やモーメントの影響を排除できるため、第1天壁部の移動を鉛直方向にガイドする専用のガイド機構を省略できる。このため、本発明に係る半導体基板の貼り合わせ装置は、簡易な構造のアクチュエータを有する駆動機構から構成することができ、部品点数及び製造コストの削減が可能となる。しかも、複雑なガイド機構が不要となるので、ガイド機構の故障を主因とする駆動機構の故障を低減させることができる。ここで、「半導体基板」には、単一のウエハ、単一のチップ、積層された複数のウエハで構成される積層体、及び、積層された複数のチップで構成される積層体が少なくとも含まれる。
本発明に係る半導体基板の貼り合わせ装置において、駆動機構は、第1のアクチュエータをそれぞれ有する第1の駆動機構と第2の駆動機構とからなり、第1の駆動機構は、第1の基板保持テーブルの平面視において互いに交差する二つの軸のうち一方の軸の周りに第1の基板保持テーブルを傾動させ、第2の駆動機構は、一方の軸とは異なる他方の軸の周りに第1の基板保持テーブルを傾動させることが好ましい。これにより、二つの軸周りの傾斜を調整することができ、第1の基板保持テーブルの傾動を更に高精度に制御することができる。
本発明に係る半導体基板の貼り合わせ装置において、駆動機構は、第1のアクチュエータと協働して第1の基板保持テーブルを傾動させる第2のアクチュエータを更に備えており、第2のアクチュエータは、環状をなしその一端と他端との距離が増減するように伸縮する第2側壁部と、第2側壁部の一端を気密的に閉塞する第2天壁部と、第2側壁部の他端を気密的に閉塞する第2底壁部と、第2側壁部を伸縮させるべく第2側壁部と第2天壁部と第2底壁部とで封止される気密空間内に流体を供給し且つ該気密空間内から流体を排出する第2導入導出部と、第2天壁部に設けられ、第1の基板保持テーブルを非接触で支持する第2静圧軸受とを有し、第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータは、第1静圧軸受の軸受面と第2静圧軸受の軸受面とが第1の基板保持テーブルを非接触で互いに挟むように対向配置されることが好ましい。対向配置された2つのアクチュエータの間に第1の基板保持テーブルを非接触状態で挟み込んで支持することにより、第1の基板保持テーブルとそれぞれの静圧軸受との間における摩擦抵抗やモーメントによる水平方向の位置ずれを更に排除して、第1の基板保持テーブルの傾動を一層、高精度に制御できる。
本発明に係る半導体基板の貼り合わせ装置において、駆動機構は、第1のアクチュエータを有する第1の駆動機構と、第2のアクチュエータを有する第2の駆動機構とからなり、第2のアクチュエータは、環状をなしその一端と他端との距離が増減するように伸縮する第2側壁部と、第2側壁部の一端を気密的に閉塞する第2天壁部と、第2側壁部の他端を気密的に閉塞する第2底壁部と、第2側壁部を伸縮させるべく第2側壁部と第2天壁部と第2底壁部とで封止される気密空間内に流体を供給し且つ該気密空間内から流体を排出する第2導入導出部と、第2天壁部に設けられ、第1の基板保持テーブルを非接触で支持する第2静圧軸受とを有し、第1の駆動機構は、第1の基板保持テーブルの平面視において互いに交差する二つの軸のうち一方の軸の周りに第1の基板保持テーブルを傾動させ、第2の駆動機構は、一方の軸とは異なる他方の軸の周りに第1の基板保持テーブルを傾動させることが好ましい。これにより、二つの軸周りの傾斜を調整することができ、第1の基板保持テーブルの傾動を更に高精度に制御することができる。
本発明に係る半導体基板の貼り合わせ装置において、第1静圧軸受は第1天壁部に形成され、第2静圧軸受は第2天壁部に形成され、第1静圧軸受及び第2静圧軸受の少なくとも一方が第1の基板保持テーブルを非接触で支持する軸受面を有する多孔質体からなることが好ましい。多孔質体からなる軸受面で支持することにより、第1の基板保持テーブルに対して流体を平均化して供給することができ、第1の基板保持テーブルを安定して支持できる。
本発明に係る半導体基板の貼り合わせ装置において、第1側壁部及び第2側壁部の少なくとも一方が蛇腹構造を有していることが好ましい。蛇腹構造であれば、第1側壁部又は第2側壁部の伸縮を簡易な構成で実現することができる。
本発明に係る半導体基板の貼り合わせ装置において、第1側壁部及び第2側壁部の少なくとも一方が中心軸に沿った方向に伸縮することが好ましい。第1側壁部又は第2側壁部が中心軸に沿った方向に伸縮することにより、第1の基板保持テーブルの傾斜を一層、高精度に制御することができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、第1の半導体基板を保持するための第1の基板保持テーブルと、第2の半導体基板を第1の半導体基板に対向するように保持し、第1の半導体基板と第2の半導体基板とを互いに貼り合わせるべく第1の基板保持テーブルに対して相対的に移動可能な第2の基板保持テーブルと、第1の基板保持テーブルを傾動させるためのアクチュエータを有する駆動機構とを備え、アクチュエータは、環状をなしその一端と他端との距離が増減するように伸縮する側壁部と、側壁部の一端を気密的に閉塞する天壁部と、側壁部の他端を気密的に閉塞する底壁部と、側壁部を伸縮させるべく、側壁部と天壁部と底壁部とで封止される気密空間内に流体を供給し且つ気密空間内から流体を排出する導入導出部と、天壁部に設けられ、第1の基板保持テーブルを非接触で支持する静圧軸受とを備える半導体基板の貼り合わせ装置を用いた半導体装置の製造方法である。この製造方法では、静圧軸受を駆動させて、第1の基板保持テーブルを静圧軸受により非接触で支持することを開始する支持開始工程と、支持開始工程が実行された後、気密空間内に流体を供給または気密空間内から流体を排出して、天壁部を移動させる移動工程とを含むことを特徴としている。
この半導体装置の製造方法では、第1の基板保持テーブルを非接触で支持する支持開始工程が実行された後に、気密空間内に流体を供給または気密空間内から流体を排出して、天壁部を移動させる移動工程を実行するようにしている。このため、第1の基板保持テーブルと天壁部との支持点における摩擦抵抗やモーメントによる水平方向の移動ズレを排除でき、第1の基板保持テーブルの傾動を高精度に制御することができる。その結果、第2の半導体基板に対する第1の半導体基板の平行度を高くして両半導体基板を貼り合わせて半導体装置を製造することが可能となる。ここで、「半導体基板」には、単一のウエハ、単一のチップ、積層された複数のウエハで構成される積層体、及び、積層された複数のチップで構成される積層体が少なくとも含まれ、「半導体装置」は、上記したこれらウエハ、チップ、積層体などを貼り合わせた製造物を意味する。
本発明によれば、基板保持テーブルの傾斜を高精度に制御して、一の半導体基板に対する他の半導体基板の平行度を高くして両半導体基板を貼り合わせて半導体装置を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る半導体基板の貼り合わせ装置の構成を模式的に示す概略図である。図1に示すように、貼り合わせ装置1は、貼り合わせ装置1へ伝わる振動を除去する除振器12と、除振器12上に設けられた定盤14と、側壁部及び上壁部を有しこれら壁部と定盤14とで密封空間を形成するボディー16と、半導体基板(第2の半導体基板)Wuを保持すると共に半導体基板Wuの位置決めを行う上部ステージ20と、半導体基板(第1の半導体基板)Wdを保持すると共に半導体基板Wdの位置決め及び傾斜調整を行う下部ステージ30と、上部ステージ20や下部ステージ30などを制御する制御装置90とを備えている。
上部ステージ20は、XYθステージ22と基板保持テーブル(第2の基板保持テーブル)24とを有し、ボディー16の上壁部の内面に搭載されている。XYθステージ22は、静電吸着や真空吸着により基板保持テーブル24に保持された半導体基板Wuの水平面内におけるXYθ方向の位置決めを行う。
下部ステージ30は、XYステージ32とステージ装置34とを有し、定盤14上に搭載されている。XYステージ32は、ベースプレート32aとXYステージ部32bとを備え、ベースプレート32aに固定されたステージ装置34に載置保持される半導体基板Wdの水平面内におけるXY方向の位置決めを行う。なお、図2及び図3に示すように、水平面内で互いに90度をなすようにX軸及びY軸を設定し、鉛直方向にZ軸を定めて3次元直交座標系を設定し、以下必要な場合にXYZ座標系を用いて説明する。
ステージ装置34は、図1〜図3に示すように、半導体基板Wdを保持する基板保持テーブル(第1の基板保持テーブル)36と、基板保持テーブル36を傾動可能に支持する支持テーブル38と、基板保持テーブル36と支持テーブル38とを鉛直方向に移動させる移動機構40と、基板保持テーブル36の平面視において互いに交差するX軸及びY軸のうち一方の軸であるY軸の周りに基板保持テーブル36を傾動させる第1駆動機構42と、他方の軸であるX軸の周りに基板保持テーブル36を傾動させる第2駆動機構44と、基板保持テーブル36を水平面内において回動させるθ駆動機構46とを備えている。このステージ装置34は、このような構成により、基板保持テーブル36に搭載された半導体基板Wdの傾斜角度調整及び回動角度調整を行う。
基板保持テーブル36は、図1に示すように、保持部36aと傾斜部36bとを備えている。保持部36aは、貼り合わせの対象である半導体基板Wdを静電力により吸着して保持する。傾斜部36bは、図2及び図3に示すように、円板状のテーブル部であり、保持部36aを載置するための平面状の載置面36cを上面側に有し、凸球面状の軸受面36dを下面側に有する。また、傾斜部36bの側面36eには、中心軸線L1から見てX軸方向の位置に、断面L字型の作動部50が設けられる。作動部50は、支持テーブル38よりも低い位置でX軸方向に突出する第1の作動片50cと、第1の作動片50cの中心軸線L1側の端部と側面36eとを連結させるため鉛直方向に延びる連結部50dとを有している。また、側面36eには、中心軸線L1から見てY軸方向の位置に、断面L字型の作動部52が設けられ、作動部52は作動部50と同様に、第2の作動片52cと連結部52dとを有している。なお、第1の作動片50c及び第2の作動片52cはXY平面上に広がる矩形板とされている。
支持テーブル38は、矩形状であって、移動機構40のエアシリンダ40bに設けられたロッド40aの上端に形成されている。支持テーブル38の上面の略中央部には、基板保持テーブル36の傾斜部36bの軸受面36dを支持するために凹球面状とされた軸受面(不図示)が形成されている。この軸受面には、多数の微小な孔が形成され、圧縮空気が供給されるようになっており、圧縮空気が傾斜部36bの軸受面36dに対して吹きつけられる。このような圧縮空気の供給により、傾斜部36bの凸球面状の軸受面36dと支持テーブル38の凹球面状の軸受面との間に空気膜が形成されて非接触状態となり、軸受面36dが支持テーブル38の軸受面から抵抗を受けることなく、基板保持テーブル36は、支持テーブル38に対して傾動できるようになっている。
また、支持テーブル38の側面38dには、図3に示すように、中心軸線L1から見てY軸の反対方向の位置に、断面L字型の作動部54が設けられる。作動部54は、Y軸の負の方向へ突出する連結部54dと、連結部54dの自由端部から下方へ突出する第3の作動片54cを有している。なお、第3の作動片54cは、YZ平面上に広がる矩形板とされている。
第1駆動機構42は、Y軸の周りに基板保持テーブル36を傾動させるための機構であり、図2から図4に示すように、第1の作動片50cの下方に配置された支持片56a及び上方に配置された支持片56b並びに両支持片56a,56bを連結する連結部56cを備えた支持部材56と、支持片56aと第1の作動片50cとの間に延在する非接触リニアアクチュエータ(第1のアクチュエータ)60と、支持片56bと第1の作動片50cとの間に延在する非接触リニアアクチュエータ(第2のアクチュエータ)70とからなる。なお、連結部56cの支持テーブル38側の側面38dが支持テーブル38に固定されており、支持部材56と支持テーブル38とは一体となっている。
非接触リニアアクチュエータ60は、図4に示すように、第1ベローズ(第1側壁部)61、第1天壁部62、第1底壁部63、第1導入導出部64a、及び第1静圧軸受65を備え、第1の作動片50cの図示下方に配置されると共に支持片56a上に固定されている。第1ベローズ61は、金属製であって略円環形状からなる蛇腹構造といった簡易な構成を有し、その一端と他端との距離が増減するように円環の中心軸線L2に沿った図示上下方向Aへ伸縮可能となっている。
第1天壁部62は、円板形状を有し、第1ベローズ61の一端を気密的に閉塞している。この第1天壁部62の上面には、第1の作動片50cの下面に対向するように、後述する第1静圧軸受65が設けられている。また、第1静圧軸受65へ圧縮空気を供給するため、第1天壁部62は、パイプP1を介して図示省略する外部の空気源に接続されている。第1底壁部63は、円板形状を有し、第1ベローズ61の他端を気密的に閉塞している。この第1底壁部63の下面は支持片56aに接合されている。また、第1底壁部63には、第1導入導出部64aが設けられている。
第1導入導出部64aは、第1ベローズ61と第1天壁部62と第1底壁部63とで封止される気密空間64b内へ空気を供給且つ気密空間64bから空気を排出するための貫通孔である。また、第1導入導出部64aは、パイプP2を介して、図示省略する外部の空気源に接続されている。気密空間64b内にパイプP2と第1導入導出部64aとを介して空気を供給すると、内圧が上昇して第1ベローズ61が伸長し、中心軸線L2に沿って図示上方向に第1天壁部62を移動させるようになっている。また、気密空間内64b内からパイプP2と第1導入導出部64aとを介して空気を排出すると内圧が下降して、第1の作動片50cの自重または後述する非接触リニアアクチュエータ70の下降などにより第1ベローズ61が縮小し、中心軸線L2に沿って図示下方向に第1天壁部62を移動させるようになっている。
第1静圧軸受65は、第1の作動片50cを非接触で支持する略円形状の軸受面65aを有する多孔質体を第1天壁部62に埋設して、第1天壁部62の上面に形成されている。多孔質体の下面には、空間R1が設けられ、この空間R1によりパイプP1から供給された圧縮空気が拡散し多孔質体の全面に均一に行き渡るようにされている。第1静圧軸受65が第1の作動片50cを非接触で支持しているので、第1静圧軸受65を上部に形成している第1天壁部62が上下動すると、それに併せて、第1の作動片50cも上下動されるようになっている。
非接触リニアアクチュエータ70は、非接触リニアアクチュエータ60と同様の構造を有しており、第2ベローズ(第2側壁部)71と、第2天壁部72と、第2底壁部73と、第2導入導出部74aと、第2静圧軸受75とを備え、第1の作動片50cの図示上方に非接触リニアアクチュエータ60と対向するように配置され、第2天壁部72の下面が第1の作動片50cの上面に対向すると共に、第2底壁部73の上面が支持片56bに接合されている。
第2ベローズ71、第2天壁部72、第2底壁部73、第2導入導出部74a、第2静圧軸受75はそれぞれ、第1ベローズ61、第1天壁部62、第1底壁部63、第1導入導出部64a、第1静圧軸受65と同様の構成を有しており、第2天壁部72にはパイプP3及び空間R2を介して図示省略する外部の空気源が接続され、第2導入導出部74aにはパイプP4を介して図示省略する外部の空気源が接続されている。また、第2ベローズ71と第2天壁部72と第2底壁部73とで封止される気密空間74bが形成されている。なお、空間R2は、空間R1と同様の拡散効果を奏する。
この気密空間74b内にパイプP4と第2導入導出部74aを介して空気を供給すると、内圧が上昇して第2ベローズ71が伸長し、中心軸線L2に沿って図示下方向に第2天壁部72を移動させるようになっている。また、気密空間内74b内からパイプP4と第2導入導出部74aを介して空気を排出すると、内圧が下降して第2ベローズ71が縮小し、第1の作動片50cの図示上方向の移動を妨げないようになっている。
このように第1の駆動機構42では、第1静圧軸受65の軸受面65aと第2静圧軸受75の軸受面75aとが、第1の作動片50cを非接触状態に挟んで対面するように、非接触リニアアクチュエータ60,70とを対向するように配置して固定している。なお、第1静圧軸受65に供給される圧縮空気と、第2静圧軸受75に供給される圧縮空気の圧力が略等しければ、第1の作動片50cは、第1静圧軸受65と第2静圧軸受75との略中央に非接触で支持されることになる。
第2駆動機構44は、X軸周りに基板保持テーブル36を傾動させるものであり、図2に示すように、第2の作動片52cの下方に配置された支持片58a及び上方に配置された支持片58b並びに両支持片58a,58bを連結する連結部58cを備えた支持部材58と、支持片58aと第2の作動片52cとの間に延在する非接触リニアアクチュエータ(第1アクチュエータ)80と、支持片58bと第2の作動片52cとの間に延在する非接触リニアアクチュエータ(第2アクチュエータ)82とからなる。非接触リニアアクチュエータ80は非接触リニアアクチュエータ60と同様の構成を有し、非接触リニアアクチュエータ82は、非接触リニアアクチュエータ70と同様の構成を有する。
θ駆動機構46は、中心軸線L1を軸として基板保持テーブル36を水平面内において回動させるものであり、図3に示すように、第3の作動片54cを間に挟むようにX軸方向に離間して配置された支持片59a,59b及び両支持片59a,59bを連結する連結部59cを備えた支持部材59と、支持片59aと第3の作動片54cとの間に延在する非接触リニアアクチュエータ84と、支持片59bと第3の作動片54cとの間に延在する非接触リニアアクチュエータ86とからなる。第3の作動片54cは、非接触リニアアクチュエータ84の先端の面と非接触リニアアクチュエータ86の先端の面とで非接触状態で挟み込まれている。また、連結部59cはベースプレート32aに固定されている。なお、非接触リニアアクチュエータ84,86は、非接触リニアアクチュエータ60,70と略同様の構成を有している。
制御装置90は、上部ステージ20や下部ステージ30などを制御する装置であって、例えば、図4に示すように、下部ステージ30の第1駆動機構42における第1静圧軸受65へ空気を供給するパイプP1、気密空間64bへ空気を供給またはその気密空間64bから空気を排出するパイプP2、第2静圧軸受75へ空気を供給するパイプP3、気密空間74bへ空気を供給またはその気密空間74bから空気を排出するパイプP4を調整する制御などを行う。
次に、半導体基板の貼り合わせ装置1による半導体装置の製造方法について説明する。
まず、上部ステージ20の基板保持テーブル24で貼り合わせの対象である一の半導体基板Wuを保持し、XYθステージ22により半導体基板WuのXYθ方向の位置決めを行う。次に、下部ステージ30の基板保持テーブル36で貼り合わせの対象である他の半導体基板Wdを保持し、XYステージ32により半導体基板WdのXY方向の位置決めを行う。次に、θ駆動機構46により支持テーブル38を駆動し、中心軸線L2(Z軸)周りの半導体基板Wdの回転方向の位置決めを行う。これらの位置決めは、レーザ干渉計や顕微鏡など、図示しない光学系からの検出信号に基づいて、制御装置90により自動制御される。
この状態から、半導体基板Wdが保持される基板保持テーブル36の傾斜調整に移る。この傾斜調整におけるステージ装置34の制御方法について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、第1駆動機構42によるY軸周りの傾斜調整を行う。パイプP1とパイプP3とを介して第1静圧軸受65と第2静圧軸受75へ圧縮空気を供給して両静圧軸受を駆動し、第1の作動片50cを両静圧軸受の間に非接触状態で支持する(S1)。このステップS1における第1静圧軸受65と第2静圧軸受75とから供給される圧縮空気の圧力を同等となるように制御装置90で制御する。
次に、第1静圧軸受65の軸受面65aと第1の作動片50cの下面との距離を図示省略した距離センサで求め、所定の浮上量を確保しているか否かを判断する(S2)。また、第2静圧軸受75の軸受面75aと第1の作動片50cの上面との距離を図示省略した距離センサで求め、所定の浮上量を確保しているか否かを判断する(S2)。その結果、所定の浮上量を確保していなければ、ステップS1に戻り、パイプP1またはパイプP3に供給する圧縮空気の圧力を制御装置90で調整する。
一方、両静圧軸受ともに所定の浮上量を確保できていれば、ステップS3に進む。ステップS3では、第1の作動片50cを中心軸線L2に沿って上昇させる場合、パイプP2に空気を供給して気密空間64b内の圧力を上昇させると共に、パイプP4からは空気を排出して気密空間74b内の圧力を下降させる。この圧力変動に伴い、第1天壁部62と第2天壁部72とが上方へ移動し、第1の作動片50cを上方へ移動させる。逆に、第1の作動片50cを中心軸線L2に沿って下降させる場合、パイプP4に空気を供給して気密空間74b内の圧力を上昇させると共に、パイプP2から空気を排出して気密空間64b内の圧力を下降させる。この圧力変動に伴い、第1天壁部62と第2天壁部72とが下方へ移動し、第1の作動片50cを下方へ移動させる。
次に、第1の作動片50cの移動距離を図示省略した別のセンサで求め、第1の作動片50cが所定量移動したか否かを判断する(S4)。第1の作動片50cが所定量移動していなければ、ステップS3に戻り、再度、気密空間64b内の圧力と気密空間74b内の圧力を変動させて、第1の作動片50cを移動させる。一方、第1の作動片50cが所定量移動していれば、気密空間64b内の圧力と気密空間74b内の圧力を変動させずに一定に保ち、Y軸周りの傾動処理を終了する。続いて、第2駆動機構44によるX軸周りの傾斜調整を、上述した第1駆動機構42と同様の処理にて行う。
このようなX軸及びY軸周りの傾斜調整により、基板保持テーブル36に保持された半導体基板Wdは、基板保持テーブル24に保持された半導体基板Wuと平行となり、その後、両半導体基板が貼り合わされ、半導体装置の製造を終了する。
以上詳述したように、本実施形態に係る半導体基板の貼り合わせ装置1は、基板保持テーブル36の第1の作動片50cを非接触で支持する第1静圧軸受65と第2静圧軸受75とを有し、駆動機構42が基板保持テーブル36の第1の作動片50cを非接触で移動させて、基板保持テーブル36のY軸周りの傾斜を調整するようになっている。このような非接触支持での移動により、基板保持テーブル36と第1天壁部62及び第2天壁部72との支持点における摩擦抵抗やモーメントによる水平方向の移動ズレを排除でき、基板保持テーブル36の傾動を高精度に制御することができる。その結果、半導体基板Wuに対する半導体基板Wdの平行度を高くして両半導体基板を貼り合わせることが可能となる。また、このような非接触支持での移動によれば、基板保持テーブル36と第1天壁部62及び第2天壁部72の支持点の磨耗により引き起こされる駆動力の伝達ロスを防止することができ、基板保持テーブル36の傾動を継続的に高精度に制御することができる。更に、このような非接触支持での移動によれば、基板保持テーブル36と第1天壁部62及び第2天壁部72の支持点での磨耗によるコンタミの発生を防止することができ、貼り合わせ装置で製造される半導体装置へのコンタミの付着を低減させることができる。
また、貼り合わせ装置1は、基板保持テーブル36の第2の作動片52cを非接触で支持する第1静圧軸受65と第2静圧軸受75とを有し、駆動機構44が基板保持テーブル36の第2の作動片52cを非接触で移動させて、基板保持テーブル36のX軸周りの傾斜を調整するようになっている。これにより、基板保持テーブル36の傾動をX軸及びY軸周りに高精度に制御することができる。その結果、半導体基板Wuに対する半導体基板Wdの平行度を更に高くして両半導体基板を貼り合わせることが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、第1の作動片50cと第2の作動片52cとを、非接触リニアアクチュエータ60,70と非接触リニアアクチュエータ80,82とでそれぞれ挟み込むようにして上下動させているが、第1の作動片50cと第2の作動片52cとを、下方に位置する非接触リニアアクチュエータ60,80のみで支持して上動させ、第1の作動片50c及び第2の作動片52cの自重で下動させるようにしてもよい。また、第1の作動片50cを下方に位置する非接触リニアアクチュエータ60で上動させて、第2の作動片52cを上方に位置する非接触リニアアクチュエータ82で下動させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1側壁部及び第2側壁部として、金属からなる第1ベローズ61及び第2ベローズ71を用いているが、伸縮性を有するプラスチック等からなる側壁部を用いてもよい。また、上下方向への移動手段として、空気圧の変動によりアクチュエータ等を駆動する構成としたが、これらを油圧など他の流体を使った移動手段から構成されるようにしてもよい。また、本実施形態で用いられる半導体基板としては、単一のウエハ、単一のチップ、積層された複数のウエハで構成される積層体、及び積層された複数のチップで構成される積層体が少なくとも含まれ、これらウエハやチップや積層体が貼り合わされ、半導体装置が製造される。また、上記実施形態では、半導体基板Wdを上昇させて半導体基板Wuに当接させているが、上部ステージ20にZ駆動機構を設けて半導体基板Wuを下降させて半導体基板Wdに当接させるようにしてもよいし、下部ステージ30と上部ステージ20との双方にZ駆動機構を設けて半導体基板Wuと半導体基板Wdとを当接させるようにしてもよい。要するに、基板保持テーブル24,36が相対的に接近離間可能であればよい。
本実施形態に係る半導体基板の貼り合わせ装置の構成を模式的に示す概略図である。 ステージ装置の斜視図である。 ステージ装置を別の角度からみた斜視図である。 図1に示した貼り合わせ装置に用いられる駆動機構の断面図である。 図4に示した駆動機構の制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1…基板貼り合わせ装置、20…上部ステージ、22…XYθステージ、24…保持テーブル(第2の基板保持テーブル)、30…下部ステージ、32…XYステージ、34…ステージ装置、36…保持テーブル(第1の基板保持テーブル)、38…支持テーブル、40…移動機構、42…第1駆動機構、44…第2駆動機構、46…θ駆動機構、50c…第1の作動片、56…支持部、60,70,80,82,84,86…非接触リニアアクチュエータ、61…第1ベローズ(第1側壁部)、62…第1天壁部、63…第1底壁部、64a…第1導入導出部、64b…気密空間、65…第1静圧軸受、65a,75a…軸受面、71…第2ベローズ(第2側壁部)、72…第2天壁部、73…第2底壁部、74a…第2導入導出部、74b…気密空間、75…第2静圧軸受、90…制御装置、L1,L2…中心軸、P1,P2,P3,P4…パイプ、R1,R2…空間、Wd…半導体基板(第1の半導体基板)、Wu…半導体基板(第2の半導体基板)。

Claims (16)

  1. 第1の半導体基板と第2の半導体基板とを互いに貼り合わせるための半導体基板の貼り合わせ装置であって、
    前記第1の半導体基板を保持するための第1の基板保持テーブルと、
    前記第2の半導体基板を前記第1の半導体基板に対向するように保持し、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを互いに貼り合わせるべく前記第1の基板保持テーブルに対して相対的に移動可能な第2の基板保持テーブルと、
    前記第1の基板保持テーブルを傾動させるための第1のアクチュエータを有する駆動機構とを備え、
    前記第1のアクチュエータは、前記第1の基板保持テーブルを非接触で支持する第1静圧軸受と、前記第1の基板保持テーブルを傾動させるべく前記第1静圧軸受を移動させる移動手段とを有し、
    前記第1静圧軸受は、前記第1の基板保持テーブルを非接触で支持する軸受面を有する多孔質体からなることを特徴とする半導体基板の貼り合わせ装置。
  2. 前記移動手段は、流体圧の変動により前記第1静圧軸受を移動させる請求項1に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  3. 前記移動手段は、環状をなしその一端と他端との距離が増減するように伸縮する第1側壁部と、該第1側壁部の前記一端を気密的に閉塞する第1天壁部と、前記第1側壁部の前記他端を気密的に閉塞する第1底壁部と、前記第1側壁部を伸縮させるべく前記第1側壁部と前記第1天壁部と前記第1底壁部とで封止される気密空間内に流体を供給し且つ該気密空間内から流体を排出する第1導入導出部とを有し、前記第1静圧軸受は、前記第1天壁部に設けられている請求項1または2に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  4. 前記第1静圧軸受は、前記第1天壁部に形成されることを特徴とする請求項3に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  5. 前記第1側壁部は、蛇腹構造を有していることを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  6. 前記第1側壁部は、その中心軸に沿った方向に伸縮することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  7. 前記駆動機構は、前記第1のアクチュエータをそれぞれ有する第1の駆動機構と第2の駆動機構とからなり、
    前記第1の駆動機構は、前記第1の基板保持テーブルの平面視において互いに交差する二つの軸のうち一方の軸の周りに前記第1の基板保持テーブルを傾動させ、前記第2の駆動機構は、前記一方の軸とは異なる他方の軸の周りに前記第1の基板保持テーブルを傾動させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  8. 前記駆動機構は、前記第1のアクチュエータと協働して第1の基板保持テーブルを傾動させる第2のアクチュエータを更に備えており、
    前記第2のアクチュエータは、前記第1の基板保持テーブルを非接触で支持する第2静圧軸受と、前記第1の基板保持テーブルを傾動させるべく前記第2静圧軸受を移動させる移動手段とを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  9. 前記移動手段は、環状をなしその一端と他端との距離が増減するように伸縮する第2側壁部と、前記第2側壁部の前記一端を気密的に閉塞する第2天壁部と、前記第2側壁部の前記他端を気密的に閉塞する第2底壁部と、前記第2側壁部を伸縮させるべく前記第2側壁部と前記第2天壁部と前記第2底壁部とで封止される気密空間内に流体を供給し且つ該気密空間内から流体を排出する第2導入導出部とを有し、
    前記第2静圧軸受は、前記第2天壁部に設けられている請求項8に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  10. 前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータは、前記第1静圧軸受の軸受面と前記第2静圧軸受の軸受面とが前記第1の基板保持テーブルを非接触で互いに挟むように対向配置されることを特徴とする請求項8又は9に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  11. 前記駆動機構は、前記第1のアクチュエータを有する第1の駆動機構と、第2のアクチュエータを有する第2の駆動機構とからなり、
    前記第2のアクチュエータは、前記第1の基板保持テーブルを非接触で支持する第2静圧軸受と、前記第1の基板保持テーブルを傾動させるべく前記第2静圧軸受を移動させる移動手段とを有し、
    前記第1の駆動機構は、前記第1の基板保持テーブルの平面視において互いに交差する二つの軸のうち一方の軸の周りに前記第1の基板保持テーブルを傾動させ、前記第2の駆動機構は、前記一方の軸とは異なる他方の軸の周りに前記第1の基板保持テーブルを傾動させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  12. 前記移動手段は、環状をなしその一端と他端との距離が増減するように伸縮する第2側壁部と、前記第2側壁部の前記一端を気密的に閉塞する第2天壁部と、前記第2側壁部の前記他端を気密的に閉塞する第2底壁部と、前記第2側壁部を伸縮させるべく前記第2側壁部と前記第2天壁部と前記第2底壁部とで封止される気密空間内に流体を供給し且つ該気密空間内から流体を排出する第2導入導出部とを有し、
    前記第2静圧軸受は、前記第2天壁部に設けられている請求項11に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  13. 前記第2静圧軸受は、前記第2天壁部に形成され、前記第1の基板保持テーブルを非接触で支持する軸受面を有する多孔質体からなることを特徴とする請求項12に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  14. 前記第2側壁部は、蛇腹構造を有していることを特徴とする請求項12又は13に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  15. 前記第2側壁部は、その中心軸に沿った方向に伸縮することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか一項に記載の半導体基板の貼り合わせ装置。
  16. 第1の半導体基板を保持するための第1の基板保持テーブルと、第2の半導体基板を前記第1の半導体基板に対向するように保持し、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを互いに貼り合わせるべく前記第1の基板保持テーブルに対して相対的に移動可能な第2の基板保持テーブルと、該第1の基板保持テーブルを傾動させるためのアクチュエータを有する駆動機構とを備え、該アクチュエータは、前記第1の基板保持テーブルを非接触で支持する静圧軸受と、前記第1の基板保持テーブルを傾動させるべく前記静圧軸受を移動させる移動手段とを備える半導体基板の貼り合わせ装置を用いた半導体装置の製造方法であって、
    前記第1の基板保持テーブルを非接触で支持する軸受面を有する多孔質体からなる前記静圧軸受を駆動させて、前記第1の基板保持テーブルを前記静圧軸受により非接触で支持することを開始する支持開始工程と、
    前記支持開始工程が実行された後、前記移動手段により前記静圧軸受を移動させる移動工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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