JP5331503B2 - 衛生用紙の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、衛生用紙の製造方法に関し、更に詳しくは、製造中に、原紙に折れや破損等の不具合が生じることを防止することができる衛生用紙の製造方法に関する。
ティシュペーパー、トイレットペーパー、キッチンタオル等の衛生用紙は、2枚以上原紙を積層させたプライによって構成されている。そして、このプライは、その両端部に、積層させた原紙同士の剥離(いわゆる、プライ剥がれ)を防止するためのプライボンディング処理(原紙同士を接着する処理)が施されている。
このような衛生用紙は、その製造に際して、以下のようなプライボンディング処理を行うことが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。即ち、まず、複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライを用意し、次に、この長尺幅広プライに、その長手方向に沿ってプライボンディング部を複数形成して(プライボンディング処理を行い)、上記原紙を相互に接着して中間体シートを得る。そして、例えば、ティシュペーパーを製造する場合、上記中間体シートを、隣接するプライボンディング部の間で切断して長尺プライを得、得られた長尺プライを、その短手方向の所定の間隔で切断することによって、所望の衛生用紙を製造することができる。
特開2003−180550号公報 特開2006−271458号公報 特開2007−143659号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載の衛生用紙の製造方法では、プライを構成する原紙間に空気が入ることや、原紙間に空気が残ってしまうことなどに起因して、原紙が、ダブついた状態のままでプライボンディングされてしまうことがあった。そのため、得られるティシュやトイレットペーパーなどの衛生用紙に、折れや破れ(破損)などの不具合が発生し易いという問題があった。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、プライを構成する原紙間の空気が抜け易く、従来のように原紙間に存在する空気によって原紙がダブついたままでプライボンディングされ難いため、これらに起因する不具合、即ち、衛生用紙の製造中に、原紙に折れや破損等の不具合が生じることを防止することができる衛生用紙の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、以下に示す衛生用紙の製造方法が提供される。
[1]複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の前記原紙を相互に接着するプライボンディング部を、前記長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第一のシート形成工程と、前記中間体シートを、その長手方向に巻き取って中間体ロールを得る第一のロール形成工程と、前記中間体ロールを、隣接する前記プライボンディング部の間で切断して、ロール状の衛生用紙を複数得る第一の切断工程と、を備え、前記プライボンディング部が、前記長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第一の接着領域を有する第一のボンディング部と、前記長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第二の接着領域を有し、前記第一のボンディング部から前記長尺幅広プライの短手方向に所定の間隔で離間させた第二のボンディング部と、を含み、前記第一のシート形成工程が、外周面に、前記第一の接着領域を千鳥状に形成する第一の凸部と、前記第二の接着領域を千鳥状に形成する第二の凸部とを備え、隣り合う前記第一の凸部の間に前記第二の凸部が配置され、且つ隣り合う前記第二の凸部の間に前記第一の凸部が配置されて、前記第一の凸部または前記第二の凸部が常に前記長尺幅広プライと接するように構成された、凸ロールを回転させることによって、前記第一の接着領域及び前記第二の接着領域を形成するものであり、隣接する前記プライボンディング部における、隣接する前記第一のボンディング部と前記第二のボンディング部を、前記第一の接着領域と前記第二の接着領域とが千鳥状をなし、且つ、前記長尺幅広プライの長手方向において、隣り合う前記第一の接着領域の間に前記第二の接着領域が位置し、隣り合う前記第二の接着領域の間に前記第一の接着領域が位置するとともに、前記第一の接着領域及び前記第二の接着領域の少なくとも一方が前記長尺幅広プライの長手方向において常に存在するように配置される衛生用紙の製造方法(以下、「第一の衛生用紙の製造方法」と記す場合がある)。
]複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の前記原紙を相互に接着するプライボンディング部を、前記長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第三のシート形成工程と、前記中間体シートを、隣接する前記プライボンディング部の間で切断して複数の長尺衛生用紙を得る第三の切断工程と、前記長尺衛生用紙を、その短手方向の所定の間隔で切断して複数枚の衛生用紙を得る第四の切断工程と、を備え、前記プライボンディング部が、前記長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第五の接着領域を有する第五のボンディング部と、前記長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第六の接着領域を有し、前記第五のボンディング部から前記長尺幅広プライの短手方向に所定の間隔で離間させた第六のボンディング部と、を含み、前記第三のシート形成工程が、外周面に、前記第五の接着領域を千鳥状に形成する第五の凸部と、前記第六の接着領域を千鳥状に形成する第六の凸部とを備え、隣り合う前記第五の凸部の間に前記第六の凸部が配置され、且つ隣り合う前記第六の凸部の間に前記第五の凸部が配置されて、前記第五の凸部または前記第六の凸部が常に前記長尺幅広プライと接するように構成された、凸ロールを回転させることによって、前記第五の接着領域及び前記第六の接着領域を形成するものであり、隣接する前記プライボンディング部における、隣接する前記第五のボンディング部と前記第六のボンディング部を、前記第五の接着領域と前記第六の接着領域とが千鳥状をなし、且つ、前記長尺幅広プライの長手方向において、隣り合う前記第五の接着領域の間に前記第六の接着領域が位置し、隣り合う前記第六の接着領域の間に前記第五の接着領域が位置するとともに、前記第五の接着領域及び前記第六の接着領域の少なくとも一方が前記長尺幅広プライの長手方向において常に存在するように配置される衛生用紙の製造方法(以下、「第三の衛生用紙の製造方法」と記す場合がある)。
本発明の衛生用紙の製造方法は、プライを構成する原紙が、ダブついたままでプライボンディングされ難いため、製造中に原紙の折れや破損等の不具合が生じることを防止することができるという効果を奏するものである。
第一の衛生用紙の製造方法の一の実施形態における第一のロール形成工程を説明する平面図である。 図1に示す第一のロール形成工程の一部を上方から見た状態を示す平面図である。 図1に示す第一のロール形成工程で得られた中間体シートを示す平面図である。 第二の衛生用紙の製造方法の一の実施形態における第二のロール形成工程で得られた中間体シートを示す平面図である。 第一の衛生用紙の製造方法の一の実施形態における第一のロール形成工程を説明する平面図である。 第一の衛生用紙の製造方法の一の実施形態における第一の切断工程を説明する平面図である。 第一の衛生用紙の製造方法の別の実施形態における第一のロール形成工程を説明する平面図である。 第三の衛生用紙の製造方法の一の実施形態における第三の切断工程を説明する平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。即ち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に属することが理解されるべきである。
[1]衛生用紙の製造方法:
第一の衛生用紙の製造方法の一の実施形態は、複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の原紙を相互に接着するプライボンディング部を、上記長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第一のシート形成工程と、中間体シートを、その長手方向に巻き取って中間体ロールを得る第一のロール形成工程と、中間体ロールを、隣接するプライボンディング部の間で切断して、ロール状の衛生用紙を複数得る第一の切断工程と、を備える製造方法である。そして、図2、3に示すように、プライボンディング部10は、長尺幅広プライ11の長手方向(図1〜3のXで示す方向)に沿って千鳥状に配置される複数の第一の接着領域31を有する第一のボンディング部21と、長尺幅広プライ11の長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第二の接着領域32を有し、第一のボンディング部21から長尺幅広プライ11の短手方向(図2、3のYで示す方向)に所定の間隔で離間させた第二のボンディング部22と、を含むものである。なお、図1〜図8中、共通の構成要素には同一の符号を付してある。
このような衛生用紙の製造方法によれば、長尺幅広プライを構成する原紙が、ダブついたままでプライボンディングされ難いため、製造中に原紙の折れや破損等の不具合が生じることを防止することができる。
本製造方法及び後述する第二の衛生用紙の製造方法によると、ロール状の衛生用紙を得ることができる。具体的には、トイレットペーパー、キッチンタオルなどを得ることができる。
[1−1]第一のシート形成工程:
第一の衛生用紙の製造方法は、まず、複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の原紙を相互に接着するプライボンディング部を、長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第一のシート形成工程を行う。本工程によれば、上述した所定のプライボンディング部を形成して原紙を接着するため、原紙を積層させる際に、原紙間に抱きこまれた空気が、原紙間に残り難いため、原紙がダブついたりすることを防止することができる。
長尺幅広プライを構成する原紙は、例えば、トイレットペーパーを製造する場合には、1枚当たり、坪量8〜20g/mに抄紙されたものを用いることができる。
長尺幅広プライを形成する方法は、特に制限はないが、例えば、図1に示すように、長尺で幅広の原紙12を巻き取って形成されている原紙ロール13を2系統用意し、それぞれの原紙ロール13から原紙12を送り出し、送り出された原紙12を積層させることによって長尺幅広プライ11を形成することができる。
プライボンディング部は、長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第一の接着領域を有する第一のボンディング部と、長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第二の接着領域を有し、上記第一のボンディング部から長尺幅広プライの短手方向に所定の間隔で離間させた第二のボンディング部と、を含むものである。このように第一の接着領域及び第二の接着領域を千鳥状に配置すると、隣接する第一の接着領域(または隣接する第二の接着領域)の、長尺幅広プライの短手方向に間隔L1(図3参照)が形成され、長尺幅広プライの長手方向の間の非接着領域43と相俟って、原紙間に存在する空気が抜け易くなるという利点がある。
図2は、プライボンディング部10が形成された長尺幅広プライ11(即ち、中間体シート41)の短手方向の一方の端部41aの一部を示しており、図2に示すように、プライボンディング部10は、第一のボンディング部21と、この第一のボンディング部21から長尺幅広プライ11の短手方向に所定の間隔で離間させた第二のボンディング部22と、を含んでおり、一のプライボンディング部10の隣りには、別のプライボンディング部10が形成されている。このように長尺幅広プライ11には、その短手方向に複数のプライボンディング部10が形成されている。
第一のボンディング部と第二のボンディング部の間隔は、衛生用紙の幅W1(図2参照)とほぼ同じであり、具体的には、幅W1より若干狭く設定されることが好ましい。このようにすると、衛生用紙の両端部に第一のボンディング部と第二のボンディング部が形成されるため、得られる衛生用紙は、積層させた原紙が相互に良好に接着されているものになる。
図3は、図2に示す中間体シート41を拡大して示す平面図であり、図3に示すように、第一のボンディング部21は、長尺幅広プライ11の長手方向に沿って千鳥状に配置される直線状の複数の第一の接着領域31を有し、第二のボンディング部22は、長尺幅広プライ11の長手方向に沿って千鳥状に配置される直線状の複数の第二の接着領域32を有している。
第一の接着領域は、長尺幅広プライの長手方向の長さが、具体的には、2〜10mmであることが好ましく、3〜8mmであることが更に好ましい。上記長さが2mm未満であると、原紙が十分に接着されなくなるおそれがある。一方、10mm超であると、原紙間に存在する空気が抜け難くなるおそれがある。なお、第二の接着領域の長尺幅広プライの長手方向の長さは、上述した第一の接着領域の長尺幅広プライの長手方向の長さと同様の長さとすることができる。
第一の接着領域及び第二の接着領域の形状は、図3に示すような直線状に限定されず、例えば、円形、楕円形、菱形、波形などとすることができる。
ここで、第一の接着領域及び第二の接着領域は、千鳥状に配置される限りそのパターンは特に制限はないが、図3に示すように、隣接する第一の接着領域31、31(または第二の接着領域32、32)の間に非接着領域43が形成されるように配置することが好ましい。このように非接着領域を形成すると、原紙間に存在する空気が効果的に抜けるという利点がある。上記非接着領域の幅、即ち、隣接する第一の接着領域の間隔は、具体的には、2〜10mmであることが好ましく、3〜8mmであることが更に好ましい。上記間隔が2mm未満であると、原紙間に存在する空気が抜け難くなるおそれがある。一方、10mm超であると、原紙が十分に接着されなくなるおそれがある。なお、隣接する第二の接着領域の間隔は、上述した隣接する第一の接着領域の間隔と同一間隔とすることができる。
また、隣接するプライボンディング部における、隣接する第一のボンディング部と第二のボンディング部を、第一の接着領域と第二の接着領域とが千鳥状をなすように配置する。このような構成であると、原紙間に存在する空気が更に効果的に抜けるという利点がある。また、例えば、図2に示すような、外周面に、第一の接着領域31を形成する凸部51a1と第二の接着領域32を形成する凸部51a2を備える凸ロール51(ボンディングロール50)を回転させることによって、上記構成のプライボンディング部を形成する場合、隣り合う凸部51a1の間に、凸部51a2が配置されるため、凸部51a1が長尺幅広プライ11と接していないときであっても、凸部51a2が長尺幅広プライ11と接する。そのため、凸ロール51全体としては、常に長尺幅広プライ11と接することになり、加工安定性が向上するという利点がある。
図3は、一のプライボンディング部10のうち、第一のボンディング部21が、長尺幅広プライ11の短手方向の一方の端部41a側に位置し、第二のボンディング部22が、長尺幅広プライ11の短手方向の他方の端部側に位置しており、隣接するプライボンディング部10、10における、隣接する第一のボンディング部21(図3中、「21b」と示す)と第二のボンディング部22(図3中、「22a」と示す)を、第一の接着領域31と第二の接着領域32とが千鳥状をなすように配置している例である。
プライボンディング部は、上記の条件を満たす限りその形成方法について特に制限されないが、例えば、図1に示すように、その長手方向に沿って送り出された長尺幅広プライ11を、所定の凸部51a1,51a2(図2参照)が形成された凸ロール51と、この凸ロール51に対応する受けロール52と、を備えるボンディングロール50の間(凸ロール51と受けロール52の間)に挟み込んで押圧することによって形成することができる。なお、受けロールとしては、外周面が平面のロール(ラバーロール)であってもよいし、その外周面に凸ロールの凸部と相補的な凹部を有するロールであってもよい。
[1−2]第一のロール形成工程:
次に、中間体シートを、その長手方向に巻き取って中間体ロールを得る第一のロール形成工程を行う。
中間体シートを巻き取る方法は、従来公知の方法を採用することができる。例えば、図4に示すように、中間体シート41を、ワインダーなどにより長尺芯管54に巻き取る方法を挙げることができる。中間体シートの巻取り長さは、所望の衛生用紙の種類によって異なるが、例えば、ロール状のトイレットペーパーの場合、25〜90mとすることができ、ロール状のキッチンタオルの場合、10〜20mとすることができる。
なお、巻き取り後、例えば、図4に示すように、中間体シート41の終端部41eに、中間体シート41の短手方向に沿って接着剤55を塗工して、中間体シート41の終端部41eを、既に巻き取られてロール状になったシート56の外表面に接着固定する。このようにして、中間体ロールを得ることができる。接着剤としては、水溶性接着剤が好ましく、酢酸ビニル系接着剤が更に好ましい。また、接着剤は、既に巻き取られてロール状になったシートの外表面に塗工してもよい。
[1−3]第一の切断工程:
次に、中間体ロールを、隣接するプライボンディング部の間で切断して、ロール状の衛生用紙を複数得る第一の切断工程を行う。図5は、中間体ロールを切断して得られた複数のロール状の衛生用紙61を示す例であり、これらの衛生用紙61は、図4に示す隣接するプライボンディング部10、10の間、即ち、切断線S1に沿って中間体ロールを切断して得られる。
中間体ロールを切断する方法としては、従来公知の方法を採用することができ、例えば、切断刃などを用いることができる。この切断刃としては、例えば、ログソー(丸刃)、バンドソー(平刃)等を用いることができる。切断刃の厚さとしては、2〜10mmのものが好適に用いられる。製品幅は、ロール状の衛生用紙の種類によって異なるが、例えば、ロール状のトイレットペーパーの場合、105〜114mmとすることができ、ロール状のキッチンタオルの場合、210〜228mmとすることができる。
図6は、第一の衛生用紙の製造方法の別の実施形態を示す、図1に対応する平面図である。具体的には、複数の原紙を積層させる前に、この原紙の片面または両面に凹凸を形成するエンボス加工を行い、エンボス加工された原紙を用いる例を示している。即ち、原紙ロール13から送り出された原紙12を、エンボスロール58によって処理し、その片面または両面に凹凸が形成された原紙63を得、得られた原紙63を積層させて、長尺幅広プライ11を形成することができる。このようにして形成された長尺幅広プライ(即ち、衛生用紙)は、肌触りが良好になるという利点がある。
エンボスロールとしては、従来公知のものを用いることができる。例えば、その外周面に凸部が形成された凸エンボスロールと、上記凸部に相補的な凹部が形成された凹エンボスロールと、を備えるものなどを挙げることができる。
[2]衛生用紙の製造方法:
第二の衛生用紙の製造方法の一の実施形態は、複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の原紙を相互に接着するプライボンディング部を、長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第二のシート形成工程と、中間体シートを、その長手方向に巻き取って中間体ロールを得る第二のロール形成工程と、中間体ロールを、隣接するプライボンディング部の間で切断して、ロール状の衛生用紙を複数得る第二の切断工程と、を備える製造方法である。そして、プライボンディング部は、長尺幅広プライの長手方向に沿って形成された複数の第三の接着領域を有する第三のボンディング部と、長尺幅広プライの長手方向に沿って形成された複数の第四の接着領域を有し、第三のボンディング部から長尺幅広プライの短手方向に所定の間隔で離間させた第四のボンディング部と、を含み、第三のボンディング部と第四のボンディング部を、第三の接着領域と第四の接着領域とが千鳥状をなすように配置するものである。
このような衛生用紙の製造方法は、プライを構成する原紙が、ダブついたままでプライボンディングされ難いため、製造中に原紙の折れや破損等の不具合が生じることを防止することができる。
[2−1]第二のシート形成工程:
第二の衛生用紙の製造方法は、まず、複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の原紙を相互に接着するプライボンディング部を、長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第二のシート形成工程を行う。
本工程に用いる長尺幅広プライは、上述した第一の衛生用紙の製造方法で用いた長尺幅広プライと同様のものを用いて同様にして形成することができる。
プライボンディング部は、長尺幅広プライの長手方向に沿って形成された複数の第三の接着領域を有する第三のボンディング部と、長尺幅広プライの長手方向に沿って形成された複数の第四の接着領域を有し、第三のボンディング部から長尺幅広プライの短手方向に所定の間隔で離間させた第四のボンディング部と、を含んでいる。そして、プライボンディング部は、第三のボンディング部と第四のボンディング部を、第三の接着領域と第四の接着領域とが千鳥状をなすように配置しているものである。このようなプライボンディング部を形成すると、原紙間に存在する空気は、第三のボンディング部または第四のボンディング部のいずれかの非接着領域(隣接する第三の接着領域の間の領域または隣接する第四の接着領域の間の領域)から排出されるため、原紙間に空気が残ることを良好に防止することができる。
図7は、図3に対応する平面図であり、中間体シート41の短手方向の一方の端部41aの一部を示している。図7に示すように、プライボンディング部10は、長尺幅広プライ11の長手方向(図7のXで示す方向)に沿って形成された複数の第三の接着領域33を有する第三のボンディング部23と、長尺幅広プライ11の長手方向に沿って形成された複数の第四の接着領域34を有し、第三のボンディング部23から長尺幅広プライ11の短手方向に所定の間隔で離間させた第四のボンディング部24とを含んでいる。そして、プライボンディング部10は、第三のボンディング部23と第四のボンディング部24を、第三の接着領域33と第四の接着領域34とが千鳥状をなすように配置している。なお、第三のボンディング部と第四のボンディング部の間隔は、第一のボンディング部と第二のボンディング部の間隔と同様に、衛生用紙の幅W1とほぼ同じであり、幅W1より若干狭く設定されることが好ましい。
第三の接着領域及び第四の接着領域は、長尺幅広プライの長手方向の長さが、具体的には、2〜10mmであることが好ましく、3〜8mmであることが更に好ましい。上記長さが2mm未満であると、原紙が十分に接着されなくなるおそれがある。一方、10mm超であると、原紙間に存在する空気が抜け難くなるおそれがある。
第三の接着領域及び第四の接着領域の形状は、第一の接着領域及び第二の接着領域の形状と同様の形状とすることができる。具体的には、円形、楕円形、菱形、波形などとすることができる。
隣接する第三の接着領域の間隔は、具体的には、3〜15mmであることが好ましく、4〜14mmであることが更に好ましい。上記間隔が3mm未満であると、原紙間に存在する空気が抜け難くなるおそれがある。一方、15mm超であると、原紙が十分に接着されなくなるおそれがある。なお、隣接する第四の接着領域の間隔は、上述した隣接する第三の接着領域の間隔と同一間隔とすることができる。
本工程においては、第四の接着領域を、隣接する第三の接着領域の間の非接着領域に対応する位置に配置することが好ましく、上記非接着領域の長尺幅広プライの長手方向の長さが、上記第四の接着領域の長尺幅広プライの長手方向の長さに比して長いことが更に好ましい。このような構成であると、原紙間に存在する空気が効果的に抜けるという利点がある。ここで、本明細書において「非接着領域に対応する位置」とは、非接着領域を長尺幅広プライの短手方向に平行に移動させたときに、移動させた非接着領域が占める位置ということを意味する。
図7は、第四の接着領域34を、隣接する第三の接着領域33の間の非接着領域43に対応する位置に配置し、上記非接着領域43の長尺幅広プライ11の長手方向の長さN1が、上記第四の接着領域34の長尺幅広プライ11の長手方向の長さMに比して長い(長さN1は、長さMに比して長さN2の2倍分だけ長い)例を示している。
[2−2]第二のロール形成工程:
次に、中間体シートを、その長手方向に巻き取って中間体ロールを得る第二のロール形成工程を行う。本工程は、上述した第一のロール形成工程と同様の方法を採用することができる。
[2−3]第二の切断工程:
次に、中間体ロールを、隣接する前記プライボンディング部の間で切断して、ロール状の衛生用紙を複数得る第二の切断工程を行う。本工程は、上述した第一の切断工程と同様の方法を採用することができる。
[3]衛生用紙の製造方法:
第三の衛生用紙の製造方法の一の実施形態は、複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の原紙を相互に接着するプライボンディング部を、長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第三のシート形成工程と、中間体シートを、隣接するプライボンディング部の間で切断して複数の長尺衛生用紙を得る第三の切断工程と、長尺衛生用紙を、その短手方向の所定の間隔で切断して複数枚の衛生用紙を得る第四の切断工程と、を備える製造方法である。そして、プライボンディング部は、長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第五の接着領域を有する第五のボンディング部と、長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第六の接着領域を有し、第五のボンディング部から長尺幅広プライの短手方向に所定の間隔で離間させた第六のボンディング部と、を含むものである。
このような衛生用紙の製造方法は、プライを構成する原紙が、ダブついたままでプライボンディングされ難いため、製造中に原紙の折れや破損等の不具合が生じることを防止することができる。
本製造方法及び後述する第四の衛生用紙の製造方法によると、シート状の衛生用紙を得ることができる。具体的には、シート状の衛生用紙を複数枚積層させて得られる、ティシュペーパー、キッチンタオルなどを得ることができる。
[3−1]第三のシート形成工程:
第三の衛生用紙の製造方法は、まず、複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の原紙を相互に接着するプライボンディング部を、長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第三のシート形成工程を行う。
本工程は、上述した第一のシート形成工程と同様の工程を好適に採用することができる。即ち、本工程に用いる長尺幅広プライは、上述した第一のシート形成工程で用いた長尺幅広プライと同様のものを用いて同様にして形成することができる。また、本工程で形成するプライボンディング部は、上述した第一のシート形成工程で形成したプライボンディング部と同様のものとすることができ、第一の衛生用紙の製造方法と同様に、隣接するプライボンディング部における、隣接する第五のボンディング部と第六のボンディング部を、第五の接着領域と第六の接着領域とが千鳥状をなすように配置する。このような構成であると、第一の衛生用紙の製造方法と同様に、加工安定性が向上し、また、原紙間に存在する空気が更に効果的に抜けるという利点がある。なお、例えば、シート状のティシュペーパーを製造する場合には、長尺幅広プライを構成する原紙は、坪量10〜18g/mに抄紙されたものを用いることが好ましい。
第五のボンディング部と第六のボンディング部の間隔は、図8に示すように、衛生用紙62の幅W2とほぼ同じであり、幅W2より若干狭く設定されることが好ましい。このようにすると、衛生用紙の両端部に第五のボンディング部と第六のボンディング部が形成されるため、積層された原紙が良好に接着された衛生用紙を得ることができる。なお、衛生用紙62は、長手方向の両端部に第五のボンディング部25と第六のボンディング部26を形成しているが、幅W2は適宜設定することができるため、短手方向の両端部に第五のボンディング部25と第六のボンディング部26を形成するものであってもよい。
[3−2]第三の切断工程:
次に、中間体シートを、隣接するプライボンディング部の間で切断して複数の長尺衛生用紙を得る第三の切断工程を行う。
中間体シートを切断する方法としては、従来公知の方法を採用することができ、例えば、ログソー(丸刃)、バンドソー(平刃)等の切断刃を用いることができる。
図8は、中間体シート41を、隣接するプライボンディング部10、10の間で、切断刃65によって切断して(図8の「S2」は切断線を示す)複数の長尺衛生用紙66を得る例を示している。なお、図8に示す中間体シート41には、図3に示すプライボンディング部10と同様のものを形成している。即ち、図8に示す中間体シート41に形成されているプライボンディング部10は、長尺幅広プライ11の長手方向(図8のXで示す方向)に沿って千鳥状に配置される直線状の複数の第五の接着領域35を有する第五のボンディング部25と、長尺幅広プライ11の長手方向に沿って千鳥状に配置される直線状の複数の第六の接着領域36を有する第六のボンディング部26を含んでいる。
[3−3]第四の切断工程:
次に、長尺衛生用紙を、その短手方向の所定の間隔で切断して複数枚の衛生用紙を得る第四の切断工程を行う。
長尺衛生用紙を切断する方法としては、上述した切断刃などを用いることができる。本工程は、図8に示すように、例えば、切断刃65を用いて長尺衛生用紙66を切断線S3に沿って切断することによって、複数枚のシート状の衛生用紙62を得ることができる。
なお、上記衛生用紙の積層体(例えば、ティシュペーパーの束)を製造する場合、上記複数枚の衛生用紙をそれぞれ積層させてもよいが、例えば、以下のように製造することもできる。まず、折板式加工機などによって、長尺衛生用紙を折り重ねて長尺衛生用紙の束を得る。次に、得られた上記束の所定の部分(図8に示す切断線S3に相当する部分)を裁断して衛生用紙の積層体を得ることができる。このようにして得られた積層体を、衛生用紙収納用のカートンに収納してカートン入りのティシュペーパーを得ることができる。
[4]衛生用紙の製造方法:
第四の衛生用紙の製造方法の一の実施形態は、複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の原紙を相互に接着するプライボンディング部を、長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第四のシート形成工程と、中間体シートを、隣接するプライボンディング部の間で切断して複数の長尺衛生用紙を得る第五の切断工程と、長尺衛生用紙を、その短手方向の所定の間隔で切断して複数枚の衛生用紙を得る第六の切断工程と、を備える製造方法である。そして、プライボンディング部は、長尺幅広プライの長手方向に沿って形成された複数の第七の接着領域を有する第七のボンディング部と、長尺幅広プライの長手方向に沿って形成された複数の第八の接着領域を有し、第七のボンディング部から長尺幅広プライの短手方向に所定の間隔で離間させた第八のボンディング部と、を含み、第七のボンディング部と第八のボンディング部を、第七の接着領域と第八の接着領域とが千鳥状をなすように配置するものである。
このような衛生用紙の製造方法は、プライを構成する原紙が、ダブついたままでプライボンディングされ難いため、製造中に原紙の折れや破損等の不具合が生じることを防止することができる。
[4−1]第四のシート形成工程:
第四の衛生用紙の製造方法は、まず、複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の原紙を相互に接着するプライボンディング部を、長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第四のシート形成工程を行う。
本工程は、上述した第二のシート形成工程と同様の工程を好適に採用することができる。即ち、本工程に用いる長尺幅広プライは、上述した第一のシート形成工程で用いた長尺幅広プライと同様のものを用いて同様にして形成することができる。また、本工程で形成するプライボンディング部は、上述した第二のシート形成工程で形成したプライボンディング部と同様のものとすることができ、第二の衛生用紙の製造方法と同様に、第八の接着領域を、隣接する第七の接着領域の間の非接着領域に対応する位置に配置することが好ましい。なお、例えば、シート状のティシュペーパーを製造する場合には、長尺幅広プライを構成する原紙は、上記第三のシート形成工程と同様に、坪量10〜18g/mに抄紙されたものを用いることが好ましい。
[4−2]第五の切断工程:
次に、中間体シートを、隣接するプライボンディング部の間で切断して複数の長尺衛生用紙を得る第五の切断工程を行う。本工程は、上述した第三の切断工程と同様の工程を好適に採用することができる。
[4−3]第六の切断工程:
次に、長尺衛生用紙を、その短手方向の所定の間隔で切断して複数枚の衛生用紙を得る第六の切断工程を行う。本工程は、上述した第四の切断工程と同様の工程を好適に採用することができる。
本発明の衛生用紙の製造方法(第一の衛生用紙の製造方法から第四の衛生用紙の製造方法)は、ティシュペーパー、トイレットペーパー、キッチンタオル等の衛生用紙を製造する方法として好適に用いることができる。
10:プライボンディング部、11:長尺幅広プライ、12,63:原紙、13:原紙ロール、21,21a:第一のボンディング部、22,22b:第二のボンディング部、23:第三のボンディング部、24:第四のボンディング部、25:第五のボンディング部、26:第六のボンディング部、31:第一の接着領域、32:第二の接着領域、33:第三の接着領域、34:第四の接着領域、35:第五の接着領域、36:第六の接着領域、41:中間体シート、41a:端部、41e:終端部、43:非接着領域、50:ボンディングロール、51:凸ロール、52:受けロール、54:長尺芯管、55:接着剤、56:ロール状になったシート、58:エンボスロール、61:ロール状の衛生用紙、62:シート状の衛生用紙、65:切断刃、66:長尺衛生用紙、L1:間隔、N1,N2,M:長さ、S1,S2,S3:切断線、W1,W2:幅。

Claims (2)

  1. 複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の前記原紙を相互に接着するプライボンディング部を、前記長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第一のシート形成工程と、
    前記中間体シートを、その長手方向に巻き取って中間体ロールを得る第一のロール形成工程と、
    前記中間体ロールを、隣接する前記プライボンディング部の間で切断して、ロール状の衛生用紙を複数得る第一の切断工程と、を備え、
    前記プライボンディング部が、前記長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第一の接着領域を有する第一のボンディング部と、前記長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第二の接着領域を有し、前記第一のボンディング部から前記長尺幅広プライの短手方向に所定の間隔で離間させた第二のボンディング部と、を含み、
    前記第一のシート形成工程が、外周面に、前記第一の接着領域を千鳥状に形成する第一の凸部と、前記第二の接着領域を千鳥状に形成する第二の凸部とを備え、隣り合う前記第一の凸部の間に前記第二の凸部が配置され、且つ隣り合う前記第二の凸部の間に前記第一の凸部が配置されて、前記第一の凸部または前記第二の凸部が常に前記長尺幅広プライと接するように構成された、凸ロールを回転させることによって、前記第一の接着領域及び前記第二の接着領域を形成するものであり、
    隣接する前記プライボンディング部における、隣接する前記第一のボンディング部と前記第二のボンディング部を、前記第一の接着領域と前記第二の接着領域とが千鳥状をなし、且つ、前記長尺幅広プライの長手方向において、隣り合う前記第一の接着領域の間に前記第二の接着領域が位置し、隣り合う前記第二の接着領域の間に前記第一の接着領域が位置するとともに、前記第一の接着領域及び前記第二の接着領域の少なくとも一方が前記長尺幅広プライの長手方向において常に存在するように配置される衛生用紙の製造方法。
  2. 複数枚の原紙が積層された長尺幅広プライに、複数枚の前記原紙を相互に接着するプライボンディング部を、前記長尺幅広プライの短手方向に複数形成して中間体シートを得る第三のシート形成工程と、
    前記中間体シートを、隣接する前記プライボンディング部の間で切断して複数の長尺衛生用紙を得る第三の切断工程と、
    前記長尺衛生用紙を、その短手方向の所定の間隔で切断して複数枚の衛生用紙を得る第四の切断工程と、を備え、
    前記プライボンディング部が、前記長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第五の接着領域を有する第五のボンディング部と、前記長尺幅広プライの長手方向に沿って千鳥状に配置される複数の第六の接着領域を有し、前記第五のボンディング部から前記長尺幅広プライの短手方向に所定の間隔で離間させた第六のボンディング部と、を含み、
    前記第三のシート形成工程が、外周面に、前記第五の接着領域を千鳥状に形成する第五の凸部と、前記第六の接着領域を千鳥状に形成する第六の凸部とを備え、隣り合う前記第五の凸部の間に前記第六の凸部が配置され、且つ隣り合う前記第六の凸部の間に前記第五の凸部が配置されて、前記第五の凸部または前記第六の凸部が常に前記長尺幅広プライと接するように構成された、凸ロールを回転させることによって、前記第五の接着領域及び前記第六の接着領域を形成するものであり、
    隣接する前記プライボンディング部における、隣接する前記第五のボンディング部と前記第六のボンディング部を、前記第五の接着領域と前記第六の接着領域とが千鳥状をなし、且つ、前記長尺幅広プライの長手方向において、隣り合う前記第五の接着領域の間に前記第六の接着領域が位置し、隣り合う前記第六の接着領域の間に前記第五の接着領域が位置するとともに、前記第五の接着領域及び前記第六の接着領域の少なくとも一方が前記長尺幅広プライの長手方向において常に存在するように配置される衛生用紙の製造方法。
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