JP2002017607A - ティシュ製品 - Google Patents

ティシュ製品

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JP2002017607A
JP2002017607A JP2000201799A JP2000201799A JP2002017607A JP 2002017607 A JP2002017607 A JP 2002017607A JP 2000201799 A JP2000201799 A JP 2000201799A JP 2000201799 A JP2000201799 A JP 2000201799A JP 2002017607 A JP2002017607 A JP 2002017607A
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tissue
roll
ply bonding
ply
perforation
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Mamoru Takahashi
守 高橋
Noriyuki Ishibashi
範之 石橋
Kenji Takahata
謙治 高畑
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Cresia KK
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Cresia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート片の切り離し時にミシン目でのカット
が容易でプライ剥がれが起きにくいトイレットロール等
のティシュ製品を提供する。 【解決手段】 ティシュシートの巾方向に位置するミシ
ン目の付近にティシュシートのプライ剥がれを防止する
ためのプライボンディング部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はプライ剥がれを防止
したプライボンディング入りティシュに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】トイレットティシュ等のロール製品は、
風合いや吸収性等、使用感の改善を目的として２枚また
はそれ以上に重ね合わされ、巻き取られ包装されてい
る。これらティシュにおいては使用時に発生するプライ
剥がれを防止するために、エッジエンボス(edge embos
s)やナーリング(knurling)、クリンパ(crimper)と呼ば
れる加工機の流れ方向に沿ったエンボスが施されてい
る。
【０００３】しかしこれらの加工は位置ずれやエンボス
部分が筋となることがあり、外観上その美観を損なった
り、触感を悪化させていた。またプライ剥がれについて
も十分な対策とはなっていなかった。この他にも糊によ
る貼り合わせも行われているが、これもシートが硬くな
ったり、廃棄時の溶解性が悪化する等の欠点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来のエッジエンボス、ナーリング、クリンパ等のエンボ
ス加工および糊による貼り合せの欠点を解消し、切り離
し時にミシン目でのカットが容易でプライ剥がれが起き
にくいプライボンディング入りティシュを提供するもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はティシュシート
が２枚またはそれ以上重ね合わされているティシュ製品
において、該ティシュシートの切り離し用のミシン目を
該シートの巾方向に設け、この巾方向に位置するミシン
目の付近に、ティシュシートのプライ剥がれを防止する
ためのプライボンディング部を設けることを基本構成と
している。
【０００６】また上記のシートの巾方向に位置するミシ
ン目付近に設けられるプライボンディング部と同時にシ
ートの他の位置にも特定の間隔あるいは任意の位置にプ
ライボンディング部を施す構成としてもよい。
【０００７】上記のプライボンディング部はパーフォエ
ンボス、ヒートエンボス等のエンボス、スリット、接着
剤等のいずれか１種または２種以上の組合せよりなるプ
ライボンディングによって達成される。
【０００８】上記のティシュ製品にはトイレットティシ
ュ等のロール製品、フェイシャルティシュ、タオルペー
パ等が包含される。上記のティシュシートが、長尺のテ
ィシュシートが２枚またはそれ以上重ね合わされ巻き取
られているトイレットティシュ等のロールティシュ製品
の場合には、このロールティシュをその長手方向所望間
隔に順次切り離すための巾方向のミシン目を長手方向に
隔設し、これらの巾方向に位置するミシン目の付近に、
切り離されるティシュシートのプライ剥がれを防止する
ためのプライボンディング部を夫々設ける構成とする。
【０００９】ロールティシュの巾方向に位置するミシン
目の付近に設けられるプライボンディング部は、該ミシ
ン目の内側または外側あるいは内外側に沿って例えば帯
状のゾーンに形成される実施態様が効果的である。
【００１０】上記の帯状に形成されるプライボンディン
グ部は規則帯状でも不規則帯状でも、また連続した帯状
でも不連続の断続した帯状とすることも可能である。こ
れらはプライボンディングの種類とプライボンディング
部の加工疎密度との関連で所望のプライボンディング効
果が得られるように適宜に設定される。
【００１１】上記の帯状プライボンディング(プライボ
ンディング帯)は当該のミシン目を縦断して巾方向波形
(一山状、二山状以上)に形成すると便利である。
【００１２】巾方向に位置するミシン目付近のプライボ
ンディング帯に加えて、前後のミシン目間の中間位置に
もスポット状のプライボンディング部を設けるとプライ
ボンディングに効果的である。
【００１３】上記のスポット状のプライボンディング部
はティシュシートの巾方向両側縁に設ける他、ミシン目
の中間域において均等もしくは不均等に適宜間隔で設け
ることができる。
【００１４】前出の帯状プライボンディングまたは帯状
のプライボンディングとスポット状のプライボンディン
グの組合せは、これを図柄やパターン印刷と組合せて行
うと一層有利であり、広告宣伝効果も期待できる。
【００１５】以下に本発明を実施例によって説明する
が、これは例示のためであって、これによって本発明を
限定するものではない。
【００１６】
【実施例】《実施例１》図１および図２に示すようにプ
ライロール製品（１）のシート(２)の巾方向に位置する
ミシン目（３）の両側に沿ってエンボス（４）を施し、
ミシン目（３）を挟んで上下に帯状のロールプライボン
ディング域（ゾーン）（ａ）（ｂ）を形成した。このよ
うに巾方向に位置するミシン目（３）の付近にロールプ
ライボンディングゾーン（ａ）（ｂ）を形成したロール
製品（１）は図３に示すようにロールティシュシートの
長手方向にエンボス部分による筋が現われることもなく
外観に優れ、またシート部の風合いも損われない。また
ミシン目（３）を挟んで上下にロールプライボンディン
グゾーン（ａ）（ｂ）を形成しているのでシート（２）
の切り離し時にミシン目でのカットが容易でプライ剥が
れが効果的に抑止される。
【００１７】《実施例２》図４および図５に示すように
プライロール製品（１）のシート（２）の巾方向に位置
するミシン目（３）の片側に沿ってエンボス（４）を施
しロールプライボンディングゾーン（ｃ）を形成した。
これに加えて上下のミシン目（３）（３）間でその巾方
向両側に沿ってスポット状にエンボス（４’）を施し、
長だ円状のロールプライボンディングスポット（ｄ）を
形成した。本例ではミシン目（３）の片側のみにロール
プライボンディングゾーン（ｃ）を形成しているのでミ
シン目に沿って切り離されるシート片の上下のいずれか
一側のみにロールプライボンディングゾーン（ｃ）が存
在するが、ロールプライボンディングスポット（ｄ）と
の共働でプライ剥がれが効果的に阻止される。
【００１８】《実施例３》図６に示すようにシート
（２）の巾方向に位置するミシン目（３）の片側のみに
スリット（５）を加工してロールプライボンディングゾ
ーン（ｅ）を形成した。
【００１９】《実施例４》図７に示すようにシート
（２）の巾方向に位置するミシン目（３）を縦断して糊
付（６）を行い巾方向波形帯状のロールプライボンディ
ングゾーン（ｆ）を形成した。本例ではロールプライボ
ンディングゾーン（ｆ）がミシン目（３）を跨いで上下
に施されているので、ミシン目に沿って切り離されたシ
ート片はその上下両側にロールプライボンディングゾー
ン（ｆ）を有し、上下両縁ともプライ剥がれが有効に阻
止される。
【００２０】《実施例５》図８に示すように実施例１と
同様にシート（２）の巾方向に位置するミシン目（３）
の両側にエンボス（４）を施し、ミシン目（３）を挟ん
でロールプライボンディングゾーン（ａ）（ｂ）を施し
た。これと同時に上下のミシン目（３）間のシート片に
スポット状にヒートプレス（７）を施し円形のロールプ
ライボンディングスポット（ｇ）をパターン状に配置形
成した。
【００２１】
【発明の効果】本発明のプライボンディング入りティシ
ュ製品によれば、ティシュ製品としての外観に優れ、切
り離し時にミシン目でのカットが容易でプライ剥がれが
起きにくくしかも風合いを損ないにくいという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 実施例１のロール製品の使用時の外観図。
【図２】 同上の要部説明図。
【図３】 実施例１のロール製品の包装時の外観図。
【図４】 実施例２のロール製品の使用時の外観図。
【図５】 同上の要部説明図。
【図６】 実施例３の要部説明図。
【図７】 実施例４の要部説明図。
【図８】 実施例５の要部説明図。
【符号の説明】
１……ロール製品 ２……ティシュシート ３……巾方向に位置するミシン目 ４および４’……エンボス ５……スリット ６……糊付 ７……ヒートプレス ａ，ｂ，ｃ，ｅ，ｆ……ロールプライボンディングゾー
ン ｄ，ｇ……ロールプライボンディングスポット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ティシュシートが２枚またはそれ以上重
    ね合わされているティシュ製品において、該ティシュシ
    ートの切り離し用のミシン目を該シートの巾方向に設
    け、この巾方向に位置するミシン目の付近に、ティシュ
    シートのプライ剥がれを防止するためのプライボンディ
    ング部を設けたことを特徴とするティシュ製品。
  2. 【請求項２】 ティシュシートの巾方向に位置するミシ
    ン目付近にプライボンディング部を設けると共に該ティ
    シュシートの他の位置にもプライボンディングを施した
    請求項１記載のティシュ製品。
  3. 【請求項３】 プライボンディングがパーフォエンボ
    ス、ヒートエンボス等のエンボス、スリット、接着剤等
    によるプライボンディングである請求項１または２記載
    のティシュ製品。
  4. 【請求項４】 ティシュ製品がトイレットティシュ等の
    ロール製品、フェイシャルティシュ、タオルペーパーで
    ある請求項１から３までのいずれか１項記載のティシュ
    製品。
  5. 【請求項５】 長尺のティシュシートが２枚またはそれ
    以上重ね合わされ巻き取られているトイレットティシュ
    等のロールティシュ製品において、該ロールティシュを
    その長手方向所望間隔に順次切り離すための巾方向のミ
    シン目を長手方向に隔設し、これらの巾方向に位置する
    ミシン目の付近に、切り離されるティシュシートのプラ
    イ剥がれを防止するためのロールプライボンディングを
    夫々設けたことを特徴とするロールティシュ製品。
  6. 【請求項６】 巾方向に位置するミシン目の付近に設け
    られるロールプライボンディング部が、該ミシン目の内
    側または外側あるいは内外両側に沿ってプライボンディ
    ングゾーンを形成している請求項５記載のロールティシ
    ュ製品。
  7. 【請求項７】 巾方向に位置するミシン目の付近に設け
    られるロールプライボンディング部が、該ミシン目を縦
    断して巾方向波形のプライボンディングゾーンに形成さ
    れている請求項５記載のロールティシュ製品。
  8. 【請求項８】 巾方向に位置するミシン目の付近にロー
    ルプライボンディングゾーンを設けると共に前後のミシ
    ン目間の中間位置にもロールプライボンディングスポッ
    トを設けた請求項６または７記載のロールティシュ製
    品。
  9. 【請求項９】 ロールプライボンディングスポットが設
    けられる前後のミシン目間の中間位置がティシュシート
    の巾方向両側縁である請求項８記載のロールティシュ製
    品。
  10. 【請求項１０】 前後のミシン目間の中間位置に設けら
    れるロールプライボンディングスポットがミシン目付近
    のプライボンディングゾーンを除くティシュシート全域
    に均等もしくは不均等に分布されている請求項８記載の
    ロールティシュ製品。
  11. 【請求項１１】 プライボンディングゾーンが帯状をな
    している請求項６から１０までのいずれか１項記載のロ
    ールティシュ製品。
  12. 【請求項１２】 プライボンディングスポットが円形も
    しくはだ円形をなしている請求項８から１１のいずれか
    １項記載のロールティシュ製品。
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