JP3084582U - トイレットペーパー - Google Patents
トイレットペーパーInfo
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- JP3084582U JP3084582U JP2001005942U JP2001005942U JP3084582U JP 3084582 U JP3084582 U JP 3084582U JP 2001005942 U JP2001005942 U JP 2001005942U JP 2001005942 U JP2001005942 U JP 2001005942U JP 3084582 U JP3084582 U JP 3084582U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 用便後の後処理が、簡便、容易にできか
つ、省資源に有効なトイレットペーパーを提供する。 【解決手段】 少なくとも3枚以上の用紙、上紙1a、
中紙1b及び下紙1cを長手方向の適宜間隔(20cm以
上)毎に重合し、ミシン目2と貼着部3を短手方向に形
成し、ロール状に巻回するか、貼着部3の中心を切断し
てティッシュ状としている。
つ、省資源に有効なトイレットペーパーを提供する。 【解決手段】 少なくとも3枚以上の用紙、上紙1a、
中紙1b及び下紙1cを長手方向の適宜間隔(20cm以
上)毎に重合し、ミシン目2と貼着部3を短手方向に形
成し、ロール状に巻回するか、貼着部3の中心を切断し
てティッシュ状としている。
Description
【0001】
本考案は、トイレットペーパーに関し、より具体的には、洋式トイレで用便後 の使用に適する、ロール状のトイレットペーパーと、主に、和式トイレでの用便 後の使用に適する、ティッシュペーパー状(以下、ティッシュ状という)のトイ レットペーパーに関する。
【0002】
市販されている従来のトイレットペーパーには主に二種類あり、その一は、芯 材を中心に用紙をロール状に巻回してなるトイレットペーパーで、用紙の厚さが やや厚手のものは一枚、薄手のものは二枚とし、切断、分離手段としてのミシン 目を約25cm〜30cmの間隔毎に形成するかまたは、ミシン目を設けていないも のがあり、これをトイレルーム便座の前面壁または側面壁に固定した、カッター を兼ねた押え板付きのホルダーに装着しており、ミシン目があるものを使用する 時は、一方の手で押え板を持ち上げ、他方の手で用便の種類(排便または排尿) に応じて所望の長さに用紙を引き出し、折り畳みながら厚さを調整し、ミシン目 を利用して切り取り、これを使用している。
【0003】 一方、ミシン目を設けていないものの使用は、ホルダーの押え板を持ち上げ、 片手または両手で用紙を引き出し、これを引き裂くか、押え板先端縁のカッター で切断、分離し、折り畳みながら厚さを調整して使用しているが、ミシン目あり 、なしの両者共、その作業は煩わしく特に、幼児、高齢者又は身障者には容易で なく、ホルダーが側面壁に固定されている場合は、殊更不便である。
【0004】 トイレットペーパーの他の一種は、日本において古来、ちり紙または落とし紙 と称されるいわゆる、ティッシュ状のトイレットペーパーで、原紙を略方形状に カットし、用紙の厚さがやや厚手のものは一枚、薄手のものは二枚一組とし、多 数枚(組)重畳し、木製または合成樹脂製の浅底のケースに収納し、便座の前方 または側方の床面に平置され、使用に際しては、片手で所望する枚数(組)を取 り上げて使用しているが、用便の種類(排便または排尿)によって適切な枚数( 組)を手にするのは面倒で、幼児、高齢者又は身障者には不都合な面がある。
【0005】
上記のように、従来のトイレットペーパーにはいくつかの問題点があり、本考 案が解決しようとする課題は、これらの問題点であって、ミシン目を1回の切離 作業により、またはその必要のない、用便の種類に応じた適切量のトイレットペ ーパーを提供することにある。
【0006】
請求項1に係る本考案のトイレットペーパーは、用紙を少なくとも3枚以上重 合し、その長手方向の適宜間隔に互いに貼り合わせる貼着部を短手方向に形成し 、この貼着部の中心線に沿ってミシン目などの切離部を設けてなることを特徴と している。
【0007】 請求項2は、請求項1に記載のトイレットペーパーにおいて、貼着部の長手方 向の間隔は、少なくとも20cm以上としていることを特徴としている。
【0008】 請求項3は、請求項1または請求項2に記載のトイレットペーパーにおいて、 用紙は、ロール状に巻回してなることを特徴としている。
【0009】 請求項4は、請求項1または請求項2に記載のトイレットペーパーにおいて、 用紙は、ティッシュ状に重畳されてなることを特徴としている。
【0010】
図1は、本考案に係るトイレットペーパーの一実施態様を示す斜視図、図2は 、同じくトイレットペーパーの他の実施態様を示す斜視図、図3は、ロール状に 巻回してなるトイレットペーパーの製造工程を示す説明図、図4は、ティッシュ 状のトイレットペーパーの製造工程を示す説明図である。
【0011】 図中、1及び1’は、トイレットペーパーで、1a、1’a、は上紙、1b、 1’bは中紙、1c、1’cは下紙で、2は、トイレットペーパー1を使用時、 切離または折り畳むためのミシン目で、従来のミシン目よりも大きめとしており 、3は、上紙1a、1’a、中紙1b、1’b、下紙1c、1’cの貼着部で、 連接する貼着部との間隔Lは、少なくとも20cm以上としている。なお、Hはホ ルダー、Fは押え板、Kは開口部である。
【0012】 図3及び図4において、A、B、Cは、原紙Pの供給ローラ、4は、水溶性接 着剤S(以下、接着剤Sという)例えば、不易糊などを貯留する容器、5は、容 器4内を回転する塗布ローラで、周面の一部にトイレットペーパー1の巾(短手 方向)と略同寸法の突起部5aが凸設され、塗布ローラ5の上方にはゴムまたは 、軟質合成樹脂製の押圧ローラ6が配設され、原紙Pを塗布ローラ5の突起部5 aに圧接しながら回転する。7は、ミシン目刻設ローラで、周面の一部にトイレ ットペーパー1の巾(短手方向)と略同寸法の刻設刃7aが凸設され、刻設ロー ラ7の上方には押圧ローラ8が配設され、原紙Pを刻設ローラ5の刻設刃7aに 圧接しながら回転する。9及び10は接着ローラまたは赤外線などによるヒート シーラなどで、11は巻取ローラである。接着剤Sの塗布ローラ5、ミシン目刻 設ローラ7及び接着ローラ9、10またはヒートシーラなどの配設位置は、トイ レットペーパー1の長手方向に形成される貼着部3及びミシン目2が連接する用 紙1との所定間隔L(20cm以上)を考慮しまた、塗布ローラ5の突起部5aが 1回転すれば、所定間隔L毎に接着剤Sが塗着されるよう予め設定されている。
【0013】 ロール状のトイレットペーパー1は、図3に例示する工程で製造される。供給 ローラAから供給された原紙Pは、上紙1aとして回転する塗布ローラ5の突起 部5aと押圧ローラ6を介して該上紙1aの下面一部の短手方向に接着剤Sを塗 着されて接着剤塗布部を通過し、刻設ローラ7の刻設刃7aと押圧ローラ8によ り、接着剤Sが塗着された巾の略中心線沿い短手方向にやや大きめのミシン目2 が刻設されて、接着ローラ9、10に送られる。
【0014】 供給ローラBから供給された原紙Pは、上紙1aと同様に中紙1bとして、回 転する塗布ローラ5の突起部5aと押圧ローラ6を介して該中紙1bの下面一部 の短手方向に接着剤Sを塗着されて接着剤塗布部を通過し、刻設ローラ7の刻設 刃7aと押圧ローラ8により、接着剤Sが塗着された巾の略中心線沿い短手方向 にやや大きめのミシン目2が刻設されて、接着ローラ9、10に送られる。
【0015】 供給ローラCから供給された原紙Pは、下紙1cとして、上紙1a及び中紙1 bとは異なり、接着剤塗布部を経ないで直接に刻設ローラ7の刻設刃7aと押圧 ローラ8により、短手方向にやや大きめのミシン目2が刻設されて、接着ローラ 9、10に送られる。下紙1cの上面は、中紙1bの下面に塗着された接着剤S により中紙1bと部分的に接着されるので、接着剤Sの容器4、塗布ローラ5及 び押圧ローラ6は不要である。
【0016】 接着ローラ9、10まで送られた上紙1a、中紙1b及び下紙1cは収束、重 合された後、該接着ローラ9、10の回転押圧により接着剤S塗布部はミシン目 2を刻設した貼着部3となり、巻取ローラ11に巻回され、所定の長さで切断機 (不図示)でカットされ、終端縁を接着してロール状のトイレットペーパー1の 製造は完了する。
【0017】 次に、ティッシュ状のトイレットペーパー1’は、図4に例示する工程で製造 される。供給ローラAから供給された原紙Pは、上紙1’aとして回転する塗布 ローラ5の突起部5aと押圧ローラ6を介して該上紙1’aの下面一部の短手方 向に接着剤Sを塗着されて接着剤塗布部を通過し、接着ローラ9、10に送られ る。
【0018】 供給ローラBから供給された原紙Pは、上紙1’aと同様に中紙1’bとして 、回転する塗布ローラ5の突起部5aと押圧ローラ6を介して該中紙1’bの下 面一部の短手方向に接着剤Sを塗着されて接着剤塗布部を通過し、接着ローラ9 、10に送られる。
【0019】 供給ローラCから供給された原紙Pは、下紙1’cとして、上紙1’a及び中 紙1’bとは異なり、接着剤塗布部を経ないで接着ローラ9、10に送られる。 下紙1’cの上面は、中紙1’bの下面に塗着された接着剤Sにより中紙1’b と部分的に接着されるので、接着剤Sの容器4、塗布ローラ5及び押圧ローラ6 は不要である。
【0020】 接着ローラ9、10まで送られた上紙1’a、中紙1’b及び下紙1’cは収 束、重合された後、該接着ローラ9、10の回転押圧により接着剤S塗布部は貼 着部3となり、該貼着部3の中心部を所定間隔L毎に、順次、カッター12、1 3で切断され、ケース14に収納されてティッシュ状のトイレットペーパー1’ の製造は完了する。
【0021】
請求項1に係る本考案のトイレットペーパーによれば、少なくとも用紙を3枚 以上重合しているので、用紙には適度の厚みがあり、取り出しが容易であり、用 紙は互いに貼り合わされて長手方向の適宜間隔に貼着部が形成されているから、 用紙の引き出しの途中で散乱することが防止でき、さらに、その中心線沿いにや や大きめのミシン目などの切離部を設けてなるから、簡便に用紙を切断、分離で きる。
【0022】 請求項2に係る本考案のトイレットペーパーによれば、貼着部の長手方向の間 隔は、少なくとも20cm以上としているので、排尿のみの後処理には1枚の用紙 で済み、排便(大)時には、ミシン目で折り畳んで2枚又は、3枚を重ねて切断 、分離して使用することができ、余分な用紙の使用が抑制されるので、省資源と して有効である。
【0023】 請求項3に係る本考案のトイレットペーパーによれば、用紙はロール状に巻回 しているので、洋式トイレでの使用に適し、上記請求項1及び請求項2の効果と 相俟って、その使用が容易であり、特に、幼児、身障者又は高齢者などの使用に 適している。
【0024】 請求項4に係る本考案のトイレットペーパーによれば、用紙は、ティッシュペ ーパー状に重畳されているので、和式トイレに最適である。
【図1】 本考案に係るトイレットペーパーの一実施形
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図2】 同トイレットペーパーの他の実施形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】 同トイレットペーパーの製造工程の説明図で
ある。
ある。
【図4】 同トイレットペーパーの製造工程の説明図で
ある。
ある。
1 トイレットペーパー 1’ トイレットペーパー 2 ミシン目 3 貼着部 4 容器 5 塗布ローラ 5a 突起部 6 押圧ローラ 7 刻設ローラ 7a 刻設刃 8 押圧ローラ 9、10 接着ローラ 11 巻取ローラ 12、13 カッター 14 ケース
Claims (4)
- 【請求項1】トイレットペーパー用紙を少なくとも3枚
以上重合し、その長手方向の適宜間隔に互いに貼り合わ
せる貼着部を短手方向に形成し、この貼着部の中心線に
沿ってミシン目などの切離部を設けてなる、トイレット
ペーパー。 - 【請求項2】前記貼着部の長手方向の間隔は、少なくと
も20cm以上としてなる、請求項1に記載のトイレット
ペーパー。 - 【請求項3】前記トイレットペーパー用紙は、ロール状
に巻回してなる、請求項1または2に記載のトイレット
ペーパー。 - 【請求項4】前記トイレットペーパー用紙は、ティッシ
ュペーパー状に重畳されてなる、請求項1または2に記
載のトイレットペーパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005942U JP3084582U (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | トイレットペーパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005942U JP3084582U (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | トイレットペーパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3084582U true JP3084582U (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=43236049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001005942U Expired - Fee Related JP3084582U (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | トイレットペーパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084582U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016187492A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 大王製紙株式会社 | トイレットロールの製造方法およびトイレットロール |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001005942U patent/JP3084582U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016187492A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 大王製紙株式会社 | トイレットロールの製造方法およびトイレットロール |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |