JP3145978U - 掃除用粘着シートロール - Google Patents
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Abstract
【課題】使用済みシートの剥がし取りが非常に簡単で、使用時にシート材の切れ目にゴミ詰まりが発生して不衛生感を生じることもない掃除用粘着ロールを提供する。
【解決手段】所要幅の帯状をなす長尺の粘着シートを等角度に同方向へ斜め切りして作製された粘着シート片2・2…を、この粘着シート片2と同幅のロール芯1に当該シート片2の各斜辺部23が実質的に重ならないようにロール状に巻き付け積層し、この積層された粘着シート片2・2…における上層に位置するシート片2の斜辺部23と、当該上層粘着シート片2の直下層の粘着シート片2’の斜辺部との巻き付き位置を離間させた。
【選択図】図1
【解決手段】所要幅の帯状をなす長尺の粘着シートを等角度に同方向へ斜め切りして作製された粘着シート片2・2…を、この粘着シート片2と同幅のロール芯1に当該シート片2の各斜辺部23が実質的に重ならないようにロール状に巻き付け積層し、この積層された粘着シート片2・2…における上層に位置するシート片2の斜辺部23と、当該上層粘着シート片2の直下層の粘着シート片2’の斜辺部との巻き付き位置を離間させた。
【選択図】図1
Description
本考案は、掃除用粘着シートロールの改良、更に詳しくは、使用済みシートの剥がし取りが非常に簡単で、シート材の切れ目にゴミ等が詰まって不衛生感を生じない掃除用粘着シートロールに関するものである。
周知のとおり、室内や車内に落ちているお菓子の食べ滓やペットの毛などを掃除する際にローラー式の粘着クリーナーを使用することが多く、このような粘着クリーナーの構造としては、ローラーの先端部に専用の粘着ロールを装着したものが一般的である。
そして、粘着クリーナーで使用する粘着ロールに関しては、掃除で使用するに従い粘着面にゴミが付着して粘着力が次第に低下してしまうため、充分な粘着機能が得られなくなったときには使用済みの粘着シートを剥がし取って新しい粘着シートを外周面に出す必要がある。
ところが、ロール軸方向の切込み線が入った従来の粘着ロールでは、粘着シートを剥がし取る際、まず下層側の粘着シートに張り付いたシート端部の角部を摘み出す作業が必要であったが、ロール軸に沿ったシート端部では角部の折返しに対する復元性が高く、爪を入れて一旦捲り上げても指で摘む前に角部が元の状態に戻ってしまい易かったため、摘み出せるまで何度も角部を捲り上げなければならないことがあり、非常に面倒であった。
また更に、粘着シートを剥がすときにも、摘み出したシート端部の角部を持って引っ張ると剥離したシートに不均等な負荷が急にかかることでシートに皺が寄って上手く引き出せないこともよくあり、さらにこの状態から強引に引っ張って粘着シートが破れてしまうこともあった。
そこで、従来においては、<特許文献1>にあるように、粘着ロールの切込み線の向きをロール軸方向から円周方向に傾けることで、粘着シートの摘み出し作業や引出し作業に伴う問題を解消する技術も提案されていた。
しかしながら、上記<文献1>に係る粘着ロールでは、粘着シートをロール芯に巻着した後に、外表面からロール芯まで押圧カッターを食い込ませて切込み線を一挙に形成していたことから、切込み線の部位が深い溝状となり、この溝にローラーで転がした際ゴミが詰まって粘着ロールの外観が汚らしく不衛生な感じになり易かった。
特開平8−66350号公報(第1−5頁、第1−2図)
本考案は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、使用済みシートの剥がし取りが非常に簡単で、かつ、使用時にシート材の切れ目にゴミ詰まりが発生して不衛生感を生じることもない掃除用粘着ロールを提供することにある。
本考案者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本考案は、所要幅の帯状をなす長尺の粘着シートを等角度に同方向へ斜め切りして作製された粘着シート片2・2…を、この粘着シート片2と同幅のロール芯1に当該シート片2の各斜辺部23が実質的に重ならないようにロール状に巻き付け積層し、この積層された粘着シート片2・2…における上層に位置するシート片2の斜辺部23と、当該上層粘着シート片2の直下層の粘着シート片2’の斜辺部23’との巻き付き位置を離間させた点に特徴がある。
また、本考案においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、粘着シート片2をその全長がロール芯1の円周長の2倍以上となるように作製して、ロール円周面上で粘着シート片2の斜辺部23・23がスパイラル・ラインLを作出せしめることで、粘着シート片2を前記スパイラル・ラインLに沿ってシートロールRを複数回転させながら容易に引出し可能とするという技術的手段を採用することができる。
本考案においては、粘着シートを斜め切りして平行四辺形状に作製した略同サイズの粘着シート片を、ロール芯に巻き付け積層して構成したことにより、シート片の斜辺部と側辺部によって形成される一方側の角部が復元力の働き難い鋭角となるため、この鋭角の角部を爪などで引っ掛けて捲り上げれば簡単に粘着シートの摘み出しを行うことが可能となる。
さらに、摘み出した角部を持ってシート片を引き出す際にも、他方の角部に向かう斜辺部に沿ってシート片の幅を次第に拡げながら引き出すことができるため、剥離したシート片に急に不均等な負荷がかかって皺が寄ってしまうようなことはなく、シート片の剥がし取り作業をスムーズに行うことができる。
しかも本考案では、粘着シート片をロール芯にシート片の各斜辺部が重ならないようにロール状に巻き付けるものの、上層に位置するシート片の斜辺部と、直下層の粘着シート片の斜辺部との巻き付き位置を離間させているため、シート片の切れ目が重なって深い溝状となることはなく、使用時にゴミ詰まる心配もない。
したがって、本考案により、使用済みシートの剥がし取りが簡単で使い勝手が非常に良く、使用中にゴミが詰まって不衛生な外観となることもない掃除用粘着ロールを提供することができることから、本考案の実用的利用価値は頗る高い。
『実施例1』
本考案の実施例1は、図1から図4に示される。同図において、符号1で指示するものは、ロール芯であり、符号2で指示するものは、粘着シート片である。
本考案の実施例1は、図1から図4に示される。同図において、符号1で指示するものは、ロール芯であり、符号2で指示するものは、粘着シート片である。
次に、実施例1の構成を以下から説明する。実施例1では、円筒状のロール芯1に対して、紙基材の表面側に粘着層21を備え、かつ、裏面側には不粘着性の剥離層22を備えた粘着シート片2を巻き付け積層してシートロールRを作製している(図1参照)。
そして、ロール芯1に積層する粘着シート片2・2…は、所要幅の帯状をなす長尺の粘着シートを等角度に同方向へ斜め切りして斜辺部23・23を有する平行四辺形状に作製しており、また粘着シート片2のサイズとしては巻き付けるロール一周を覆う大きさとしている。
具体的には、図2で示すように粘着シート片2の側辺部24・24の長さXがロール芯1の円周長と略同じで、粘着シート片2の横幅Yがロール芯1の幅と略同じとなるサイズで作製している。
なお、粘着シート片2のサイズに関しては、外側に巻くほどシートロールRの円周長が大きくなって斜辺部23・23間の切れ目が広がってしまうことから、外側に巻くシート片2については側辺部24・24の長さを次第に大きくして切れ目の幅を調節するのが好ましい。
そして上記のように構成したことにより、粘着シート片2の斜辺部23と側辺部24によって形成される一方側の角部Cが鋭角となり、この鋭角の角部Cを爪などで捲り上げることで容易に摘み出しを行うことが可能となる。
さらに、この摘み出した角部Cを持って粘着シート片2を引き出す際にも、他方の角部に向かう斜辺部23に沿って粘着シート片2の幅を拡げながら引き出せるため、剥離したシート片2に急に不均等な負荷がかかることはなく、円滑に粘着シート片2の剥がし取りを行うことができる。
特に実施例1では、粘着シート片2の全長Zを、ロール芯1の円周長と同じ側辺部24の長さの2倍以上となるようにして、円周面上でシート片2の斜辺部23・23がスパイラル・ラインLを作出せしめるようにしているため、粘着シート片2をスパイラル・ラインLに沿ってシートロールRを複数回転させながら引き出すことでき、これにより引き出す際にシート片2にかかる負荷をより軽減することが可能となる。
また、粘着シート片2・2…は、ロール芯1にシート片2の各斜辺部23が実質的に重ならないようにロール状に巻き付けており、積層した粘着シート片2・2…における上層に位置するシート片2(2’)の斜辺部23(23’)と、上層粘着シート片2(2’)の直下層の粘着シート片2’(2”)の斜辺部23’(23”)との巻き付き位置を離間させている(図3参照)。
これにより、図4で示すようにロール芯1上に積層した粘着シート片2の切れ目部分(L・L’・L”…)が重なって深い溝状となることはないため、使用時にゴミが詰まって粘着ロールRが不衛生感を引き起こす心配もない。
本考案は、概ね上記のように構成されるが、本考案は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、粘着シート片2は、斜辺部23・23を有する平行四辺形状であれば図5(a)に示すような比較的鋭角の大きい形状や図5(b)に示すような比較的鋭角の小さい形状に任意に変更することが可能である。
また、粘着シート材2の基材には、切込み線をカッターで後入れしたり、切り取り線を設けたりする必要がないため、剪断が容易な紙材以外にも強度が高い樹脂シート材などを採用することもでき、何れのものも本考案の技術的範囲に属する。
近年では、塵(ダニ)アレルギー対策や室内ペットの抜け毛の処理を目的として、室内をこまめに掃除する人が増えたことにより、使い勝手が良く小さなゴミも簡単に除去することができる粘着クリーナーの人気は非常に高い。
そのような中で、本考案の掃除用粘着シートロールは、粘着クリーナーの使用に伴う粘着シートの剥がし取りを容易化できる有用な技術であることから、市場における需要は大きく、その産業上の利用価値は非常に高い。
1 ロール芯
2 粘着シート片
21 粘着層
22 剥離層
23 斜辺部
24 側辺部
R シートロール
L スパイラル・ライン
X 側辺部の長さ
Y シート片の幅
Z シート片の全長
C 鋭角側角部
2 粘着シート片
21 粘着層
22 剥離層
23 斜辺部
24 側辺部
R シートロール
L スパイラル・ライン
X 側辺部の長さ
Y シート片の幅
Z シート片の全長
C 鋭角側角部
Claims (2)
- 所要幅の帯状をなす長尺の粘着シートを等角度に同方向へ斜め切りして作製された粘着シート片2・2…が、この粘着シート片2と同幅のロール芯1に当該シート片2の各斜辺部23が実質的に重ならないようにロール状に巻き付け積層され、この積層された粘着シート片2・2…における上層に位置するシート片2の斜辺部23と、当該上層粘着シート片2の直下層の粘着シート片2’の斜辺部23’との巻き付き位置が離間していることを特徴とする掃除用粘着シートロール。
- 粘着シート片2をその全長がロール芯1の円周長の2倍以上となるように作製して、ロール円周面上で粘着シート片2の斜辺部23・23がスパイラル・ラインLを作出せしめることで、粘着シート片2を前記スパイラル・ラインLに沿ってシートロールRを複数回転させながら容易に引出し可能としたことを特徴とする請求項1記載の掃除用粘着シートロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005745U JP3145978U (ja) | 2008-08-19 | 2008-08-19 | 掃除用粘着シートロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005745U JP3145978U (ja) | 2008-08-19 | 2008-08-19 | 掃除用粘着シートロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3145978U true JP3145978U (ja) | 2008-10-30 |
Family
ID=43295717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008005745U Expired - Fee Related JP3145978U (ja) | 2008-08-19 | 2008-08-19 | 掃除用粘着シートロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3145978U (ja) |
-
2008
- 2008-08-19 JP JP2008005745U patent/JP3145978U/ja not_active Expired - Fee Related
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