JP2003311858A - ラミネートシート - Google Patents

ラミネートシート

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに対応する複数のエンボス凸部が形成さ
れた2枚の原紙シートを、該エンボス凸部同士を突き合
わせ位置で重ね合わせて接着するラミネートシートであ
って、柔軟性に優れるラミネートシートを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 前記エンボス凸部13(23)のうちの
幾つかは、接着されないエンボス凸部である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚の原紙シート
を接着剤にて貼り合わせてなるラミネートシートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ティッシュペーパー、トイレッ
トペーパー、キッチンペーパー、および化粧用紙といっ
た紙製のシート製品は、図6の縦断面図にて示すよう
に、パルプ等からなる原紙シート11,21を2枚重ね
に貼り合わせたラミネートシート1の形態で消費者に提
供される。そして、これらのラミネートシート1の主な
用途は液体等を拭き取ることであり、その品質には特に
嵩高性および吸液性が要求される。そのため、通常、こ
のラミネートシート1の前記原紙シート11,21には
エンボス加工が施されて、貼り合わせた原紙シート1
1,21同士の間に空間Sを画成し、もって嵩高性およ
び吸液性を高めるようにしている。
【0003】このラミネートシート1の形態は、エンボ
ス凸部13,23が形成された原紙シート11,21同
士の貼り合わせ方によって、「Tip to Tip」と「ネス
テッド」との二種類に大別される。このうちの「Tip t
o Tip」は、図示のように一方の原紙シート11のエン
ボス凸部13の天部と他方の原紙シート21のエンボス
凸部23の天部とを、その突き合わせ位置で接着剤31
にて接着してなるものであり、エンボス凸部13,23
の周囲に位置するエンボス凹部15,25同士の間に大
きな空間Sを画成できて、一般に嵩高く吸液性に優れ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この
「Tip to Tip」のラミネートシート1は、このシート
1に形成された多数のエンボス凸部13,23の全てに
対して接着剤31が塗布されているため、この接着剤3
1によってラミネートシート1は硬くなってしまい、も
ってラミネートシート1の柔軟性が大きく損なわれ、ラ
ミネートシート1の主な用途の一つである拭き取りの際
に、シート1が拭き取り面に適合せずに拭き取り難いと
の問題点があった。
【0005】本発明はかかる従来の課題に鑑みて成され
たもので、互いに対応する複数のエンボス凸部が形成さ
れた2枚の原紙シートを、該エンボス凸部同士を突き合
わせ位置で重ね合わせて接着するラミネートシートであ
って、柔軟性に優れるラミネートシートを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1に示す発明は、互いに対応する複数のエン
ボス凸部が形成された2枚の原紙シートを、該エンボス
凸部同士を突き合わせ位置で重ね合わせて接着するラミ
ネートシートにおいて、前記エンボス凸部のうちの幾つ
かは、接着されないエンボス凸部(以下非接着のエンボ
ス凸部とも言う)であることを特徴とする。上記発明に
よれば、エンボス凸部同士の接着範囲を減らすことが可
能となるため、前記一対の原紙シートが貼り合わされて
なるラミネートシートの柔軟性を向上することができ
る。
【0007】請求項2に示す発明は、請求項1に記載の
ラミネートシートにおいて、前記接着されないエンボス
凸部は、接着されるエンボス凸部よりも高さが低くなっ
ていることを特徴とする。上記発明によれば、前記接着
されないエンボス凸部の高さは、前記接着される凸部よ
りも低くなっているので、エンボス凸部同士の接着範囲
を減らすことが可能となり、もって柔軟性を向上させる
ことができる。
【0008】請求項3に示す発明は、請求項2に記載の
ラミネートシートにおいて、前記高さの低いエンボス凸
部は、少なくとも一方の原紙シートにのみ形成されてい
ることを特徴とする。上記発明によれば、前記一方の原
紙シートだけに対して、高低といった高さの異なるエン
ボス凸部を形成することが可能である。この場合は、も
う一方の原紙シートには、エンボス凸部が全て同じ高さ
に統一された通常の原紙シートを使用することができ
る。
【0009】請求項4に示す発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載のラミネートシートにおいて、接着剤が
前記エンボス凸部の接着部にのみ塗布されていることを
特徴とする。上記発明によれば、周面に接着剤を担持し
た塗布ロールを原紙シートに接触させるという簡単な方
法により、接着剤を前記エンボス凸部の接着部にのみ塗
布することができるので、接着剤の量を低減することが
できる。
【0010】請求項5に示す発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載のラミネートシートにおいて、前記原紙
シート片面の全平面面積に対する接着面積の比率が5〜
10%であることを特徴とする。上記発明によれば、前
記比率を5%以上にしているので、前記原紙シート同士
の剥離を有効に抑えることができる。一方、10%以下
にしているので、原紙シート自身の柔軟性を損なわない
ようにすることができる。
【0011】請求項6に示す発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載のラミネートシートにおいて、前記エン
ボス凸部は規則的に配置されていることを特徴とする。
上記発明によれば、前記エンボス凸部は規則的に配置さ
れているので、ラミネートシートの見栄えが良くなる。
【0012】請求項7に示す発明は、請求項1乃至6の
いずれかに記載のラミネートシートにおいて、前記ラミ
ネートシートが枚葉状に切断されてなる最小単位のラミ
ネートシートにおいて、前記最小単位のラミネートシー
ト内において任意に引かれた直線上には、接着されるエ
ンボス凸部が少なくとも一つ以上存在することを特徴と
する。上記発明によれば、最小単位のラミネートシート
内において任意に引かれた直線上には、接着されるエン
ボス凸部が少なくとも一つ以上存在するので、使用時に
おけるラミネートシートの折れの方向性を抑えることが
できて使い易くなる。尚、この折れの方向性を抑えるこ
とができる理由は以下である。前記接着されないエンボ
ス凸部は、接着されるエンボス凸部に比べて、接着剤が
無い分だけ剛性が低く柔らかい。よって、この接着され
ないエンボス凸部のみが一直線上に連続して並ぶと、こ
の直線に沿って曲げ強度が著しく低下し、この直線に沿
って折れ易くなる。そこで、本発明にあっては、このラ
ミネートシートの前記最小単位において、接着されない
エンボス凸部のみが一直線に並ばないように配置し、も
って使い易くなっている。
【0013】請求項8に示す発明は、請求項1乃至6の
いずれかに記載のラミネートシートにおいて、長手方向
にロール状に巻き取られるとともに、該長手方向の適宜
間隔おきに幅方向に亘るミシン目が形成され、最小単位
のラミネートシートの大きさが、前記ミシン目によって
規定されるラミネートシートにおいて、前記最小単位の
ラミネートシート内において任意に引かれた直線上に
は、接着されるエンボス凸部が少なくとも一つ以上存在
することを特徴とする。上記発明によれば、折れの方向
性が抑えられて使い易い最小単位のラミネートシートを
ロール状の巻物で提供することができる。
【0014】請求項9に示す発明は、請求項7又は8の
いずれかに記載のラミネートシートにおいて、前記接着
されないエンボス凸部は、ランダムに配置されることを
特徴とする。上記発明によれば、接着されないエンボス
凸部はランダムに配置されるため、前記ラミネートシー
トの折れの方向性を更に分散することができて、当該ラ
ミネートシートは更に使い易くなる。
【0015】請求項10に示す発明は、請求項1乃至9
のいずれかに記載のラミネートシートにおいて、前記ラ
ミネートシートは、複数のエンボス凸部が規則的に配置
されてなるエンボス領域と、該エンボス領域間に位置し
てエンボス凸部が配置されない抜き柄領域とを有し、少
なくとも各エンボス領域の輪郭に沿って位置するエンボ
ス凸部は接着されていることを特徴とする。上記発明に
よれば、前記ラミネートシートは、エンボス領域と抜き
柄領域とによって図柄を表現することができて意匠性に
優れる。また、抜き柄領域を伝って液体が通りやすいた
め、液体がラミネートシートの全面に亘って拡散し易く
なる。
【0016】請求項11に示す発明は、請求項1乃至1
0のいずれかに記載のラミネートシートにおいて、前記
エンボス凸部は、周面に複数の突起を備えた一対のエン
ボスロールに、前記それぞれのシートが押圧されて形成
され、前記一対のエンボスロールのうちの少なくとも一
方の突起高さは、少なくとも2種類設定されていること
を特徴とする。上記発明によれば、少なくとも一つのエ
ンボスロールの突起高さを2種類設定することで、高低
といった高さの異なるエンボス凸部を形成することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態の
ラミネートシートとしてキッチンペーパーを例にとっ
て、以下の項目順に説明する。 (1)ラミネートシート (2)ラミネートシートの製造方法 (3)エンボス凸部の他の平面配置例
【0018】==(1)ラミネートシート== 図1(a)は本実施形態のラミネートシートを拡大して
示す平面図、図1(b)は図1(a)中のB−B線矢視
の縦断面図である。本実施形態に係るラミネートシート
1たるキッチンペーパーは、複数のエンボス凸部が形成
されたパルプ製の原紙シート11,21を2枚重ねにし
て接着したものであり、その坪量は10〜60g/m
となっている。そして、その接着形態には、いわゆる
「Tip to Tip」の形態が用いられており、つまり一方
の原紙シート11のエンボス凸部13に対応させて他方
の原紙シート21にエンボス凸部23が形成される一
方、これら原紙シート11,21の互いのエンボス凸部
13,23の天部同士をその突き合わせ位置で、接着剤
31により接着することによって貼り合わされている。
【0019】エンボス凸部13の形状は、四角錐の頭部
を裁断したような裁頭四角錐状を呈し、もってそのエン
ボス凸部13の天部は平坦になっている。この平坦な天
部に、相手方の原紙シート21の同形のエンボス凸部2
3の平坦な天部が対向し、これら天部同士がPVA等の
接着剤31によって接着される。そして、これにより、
エンボス凸部13,23の周囲にはエンボス凹部15,
25に挟まれた空間Sが形成されている。
【0020】このエンボス凸部の高さHは、凸部13,
23の潰れ難さ及びエンボス付与時の紙の破断等の観点
から0.4〜1.5mmが好ましく、また、前記天部の
面積Aは、接着性および凸部13,23の潰れ難さの観
点から1〜10mmであるのが望ましい。
【0021】尚、前記接着剤31には、PVA以外に、
CMC、MC、およびでんぷん等が使用可能である。ま
た、前記エンボス凸部13,23の形状は裁頭四角錐状
に限るものではなく、裁頭円錐状、裁頭三角錐状、裁頭
多角錐状、および直方体状等でも良いが、その天部は、
接着性の観点から平坦であるのが好ましく、つまりエン
ボス凸部13,23は裁頭形状が望ましい。
【0022】このようなエンボス凸部13,23は、原
紙シート11,21の全面に亘って縦横に均等間隔に形
成されて、もって縦方向および横方向のそれぞれに、直
線状のエンボス凸部列が複数形成されている。
【0023】ここで、本発明にあっては、この原紙シー
ト11,21に形成された多数のエンボス凸部13,2
3のうちのいずれかのエンボス凸部13,23は、その
天部同士が接着されない非接着のエンボス凸部となって
いる。図1(a)に、この非接着のエンボス凸部の平面
配置の一例を示すが、この例では縦方向のエンボス凸部
列13a,13bに対して、一列おきに非接着のエンボ
ス凸部列13b(23b)が設定されている。尚、図1
(a)中では非接着のエンボス凸部列13b(23b)
を一点鎖線で示し、接着されるエンボス凸部列13a
(23a)を二点鎖線で示しており、以下で参照する図
面については同様とする。
【0024】そして、この非接着のエンボス凸部を備え
る構成によれば、多数のエンボス凸部13,23の全て
に対しては接着剤31を塗布せずに、一部のエンボス凸
部13,23に対してだけ接着剤31を塗布する。この
ため、原紙シート11,21を硬化してしまう接着剤3
1の塗布範囲および塗布量を減らすことができて、もっ
て、この原紙シート11,21を張り合わせてなるラミ
ネートシート1の柔軟性を向上させることができる。
【0025】尚、図1(b)に示すように、非接着のエ
ンボス凸部13,23の天部は、接着はされないが、互
いに突き合わされている。よって、シート1面に対して
垂直に作用する押圧力にも有効に対抗してエンボス凹部
15,25同士の間に空間Sをしっかりと形成できて、
もってその高い嵩高性および吸液性は維持される。
【0026】ここで、このラミネートシート1片面の全
平面面積に対するエンボス凸部13,23の天部の接着
面積の比率は、5〜10%であるのが望ましい。この数
値範囲へ接着面積の比率を設定する方法としては、例え
ば、前記非接着のエンボス凸部列13b(23b)の割
合を変更する、又は、接着される天部の面積を小さくす
る等して行うことができる。そして、前記接着面積比率
を5%以上にすれば、ラミネートシート1の剥離、すな
わち貼り合わせた原紙シート11,21同士の剥離を有
効に抑えることができる。一方、10%以下にすれば、
原紙シート11,21が持つ柔軟性を大きく損なわない
ようにすることができる。
【0027】このようなラミネートシート1は、通常、
その最小単位である枚葉状シートの状態で拭き掃除等に
使用される。そして、この使用の際にこの枚葉状シート
が一方向に折れ易いと使い難いため、少なくとも前記最
小単位である枚葉状シートの状態において折れの方向性
が分散されているのが望ましい。尚、この枚葉状シート
の代表的な寸法および形状は、キッチンペーパーの場合
一辺が200〜300mmの矩形である。
【0028】この折れの方向性の点に関し本発明のラミ
ネートシート1にあっては、前記非接着のエンボス凸部
13,23が、前記接着されたエンボス凸部13,23
に比べて接着剤31が無い分だけ剛性が低くて折れ易く
なっており、つまり折れの起点となる。このため、前記
最小単位の枚葉状シートにおいて任意に引かれた直線上
には、接着されるエンボス凸部13,23が少なくとも
一つ以上存在させるのが望ましい。
【0029】このような非接着のエンボス凸部13,2
3だけが一直線上に並んでしまうことを回避した非接着
のエンボス凸部の平面配置例を図2および図3に示す。
図2(a)は、第1の平面配置例に係るラミネートシー
ト1を拡大して示す平面図、図2(b)および(c)
は、それぞれ図2(a)中のB−B線矢視の縦断面図お
よびC−C線矢視の断面図である。この平面配置例は、
前記図1の平面配置例に加えて、横方向のエンボス凸部
列に対して、一列おきに、前記接着されるエンボス凸部
列13aを設定したものである。つまり、接着されるエ
ンボス凸部列13a(23a)がシート面に対して縦横
の格子状に配置されている。
【0030】そして、前記図1の平面配置例の場合に
は、縦方向のエンボス凸部列13a(23a),13b
(23b)に対して一列おきに非接着のエンボス凸部の
みからなるエンボス凸部列13b(23b)が存在する
ため、縦方向に沿って大きな折れの方向性を有してしま
うのに対し、図2に示す平面配置例は、横方向のエンボ
ス凸部列に対して一列おきに、接着されるエンボス凸部
列13a(23a)を設定したので、図2(b)に示す
ように、前記縦方向の非接着のエンボス凸部列13b
(23b)にも、接着されるエンボス凸部が存在し、も
って縦方向の折れの方向性を抑制することが可能とな
る。
【0031】図3に、第2の平面配置例に係るラミネー
トシート1の拡大平面図を示す。この第2の平面配置例
にあっては、接着されるエンボス凸部列13a(23
a)を略ハニカム状に配置している。ここで、前記接着
されるエンボス凸部列13a(23a)以外のエンボス
凸部13a(23a)は、非接着のエンボス凸部である
ことは言うまでもない。そして、この配置例の場合も、
非接着のエンボス凸部列の直線上には、接着されるエン
ボス凸部13a(23a)が必ず一つは存在し、つまり
非接着のエンボス凸部13a(23a)のみが一直線上
に並ぶことは回避されている。そして、このようなラミ
ネートシート1は、その折れの方向性が分散されていて
使い易い。
【0032】ここで、更にこの折れの方向性を小さく抑
えるためには、前記非接着のエンボス凸部13a(23
a)がランダムに配置されるのが望ましい。そして、こ
の折れの方向性が分散されたラミネートシート1は更に
一段と使い易くなる。
【0033】尚、前記最小単位である枚葉状シートと
は、以下にて規定される大きさのシートのことである。
予め枚葉状に切断されたラミネートシート1が多数重ね
られて収納箱に収納されている場合には、この切断され
たラミネートシート1が最小単位となる。一方、長手方
向に連続する長尺のラミネートシート1が巻物の状態で
収納箱に収納されている場合には、その長手方向の適宜
間隔おきに幅方向に形成された切断用ミシン目で規定さ
れる大きさのラミネートシート1が最小単位となる。
【0034】==(2)ラミネートシートの製造方法=
= ここで、本実施形態のラミネートシート1の製造方法に
ついて説明する。パルプ化工程および抄紙化工程等を経
て製造された原紙シートは、抄紙化工程の終端にて巻き
取りリールに巻き取られて原紙シートロールとなる。こ
こで、パルプ化工程とは、原料である木材片等を蒸解液
によって煮込んで繊維(パルプ)を取り出す工程を指
し、また抄紙化工程とは、パルプ化工程で取り出された
パルプを含んだパルプ溶液をワイヤーパート上に流して
抄くことにより均一で薄い連続シートに仕上げる工程を
指す。
【0035】次に、この原紙シートロール3を二つ、図
4に示す貼り合わせ工程のライン51に搬入し、これら
原紙シートロール3のそれぞれをシートの状態に巻き出
して互いに貼り合わせて前記ラミネートシート1にす
る。
【0036】上記作業を行う貼り合わせ工程のライン5
1は、二つの原紙シートロール3,3をそれぞれシート
状に巻き出すための上下一対の巻き出し用リール53,
53と、この巻き出した上下一対の原紙シートに前記エ
ンボス凸部13,23を加工して貼り合わせるための上
下一対のエンボスロール55,57と、この2枚の原紙
シートが貼り合わされて形成されたラミネートシート1
をロール状に巻き取るための巻き取り用リール59とを
備えている。
【0037】上下一対のエンボスロール55,57は、
互いの周面を平行に対向させて回転可能に配置された同
径の鋼製ロールであり、その各周面には原紙シートにエ
ンボス凸部13,23を形成すべく、これに対応する多
数の突起55a,57aが形成されている。そして、そ
のロール間ギャップ56aを、前記巻き出された2枚の
原紙シートが通過する際にこれら原紙シート同士を貼り
合わせるようになっている。
【0038】尚、それぞれの原紙シートは、前記ロール
間ギャップ56aに至る前に、各エンボスロール55,
57の周面に、その回転方向の所定範囲に亘って巻き付
けられており、その周面と相対滑りをすることなくエン
ボスロール55,57の回転によって前記ロール間ギャ
ップ56aまで移動するようになっている。この巻き付
き始めの位置56bから前記ロール間ギャップ56aま
での間に、貼り合わせるための前処理がそれぞれの原紙
シートに施される。
【0039】この前処理について詳細に説明すると、こ
の上下のエンボスロール55,57のそれぞれには、前
記前処理のために、その回転方向に沿って順に、エンボ
ス形成位置と原紙シート貼り合わせ位置とが設定されて
いる。エンボス形成位置には、ゴムロール61がその周
面を対向させて平行に配置されている。そして、このゴ
ムロール61周面と、エンボスロール55、57の前記
突起55a,57aとの間で原紙シートを狭圧すること
により、原紙シートにエンボス凸部13,23を形成す
る。また、原紙シートの貼り合わせ位置では、前述した
ように、前記上下のエンボスロール55,57のロール
間ギャップ56aにて、前記2枚の原紙シートが重ね合
わされた状態で狭圧されて貼り合わされる。この狭圧時
には、上下のエンボスロール55,57の周面に形成さ
れた前記突起55a,57aは、互いに対向するように
なっており、これら突起55a,57aに狭圧されて、
原紙シートの互いのエンボス凸部13,23の天部同士
が接着される。
【0040】尚、上エンボスロール55については、前
記エンボス形成位置と原紙シート貼り合わせ位置との間
に、エンボス凸部13の天部に接着剤31を塗布するた
めの接着剤塗布位置が設定されている。この接着剤塗布
位置には、接着剤31を周面に担持するゴム製の塗布ロ
ール63がその周面を対向させて配置され、この塗布ロ
ール63周面と前記エンボスロール55との間を原紙シ
ートが通過する際に、エンボス凸部13の天部にのみに
選択的に前記塗布ロール63周面が接触して、もって当
該天部にのみ接着剤31を塗布するようになっている。
【0041】ここで、本発明のラミネートシート1の製
造方法にあっては、前記上エンボスロール55の周面の
突起55aの高さは2種類設定されており、つまり高さ
の高い突起と低い突起が存在する。このうちの低い突起
が、前記非接着のエンボス凸部13を形成するための突
起であり、その突起の高低差から、前記接着剤塗布位置
において低い突起で形成されたエンボス凸部13には接
着剤は塗布されず、もって高い突起で形成されたエンボ
ス凸部13のみに選択的に接着剤31が塗布される。
尚、この突起55aの配置パターンは、前述したエンボ
ス凸部13に対応させて設定されているのは言うまでも
ない。
【0042】この低い突起55aの高さは、高い突起5
5aの高さの70〜90%に設定するのが好ましい。そ
して、低い突起55aの高さを90%以下にすれば、低
い突起で形成されたエンボス凸部13への接着剤31の
付着を確実に阻止できる。一方、70%以上にすれば、
非接着のエンボス凸部13,23の天部同士の間の隙間
を小さく抑えることができて、潰れずに、凸部13,2
3の周囲のエンボス凹部15,25同士の間に空間Sを
確実に形成することができる。尚、上エンボスロール5
5の高い突起55aは、下エンボスロール57の突起5
7aと同高に設定されている。
【0043】次に、前記ロール間ギャップ56aにて貼
り合わされたラミネートシート1は、巻き取りリール5
9によってロール状に巻き取られて次工程へと搬送され
る。この次工程以降において、このラミネートシート1
は、パーフォレーションロール(ミシン刃ロール)によ
って、長手方向の適宜間隔に幅方向のミシン目が形成さ
れた後、ロール状に巻き取られて巻物の製品となるか、
又は長手方向の適宜間隔に切断されて枚葉状シートの製
品のいずれかになる。そして、前記収納箱に収納等され
た後、出荷される。
【0044】尚、上記製造方法の説明にあっては、貼り
合わせ工程のライン51を、前記パルプ化工程や抄紙化
工程と別に設けたが、これに限るものではなく、この貼
り合わせ工程のライン51を前記抄紙化工程に連続化し
て、連続的に処理できるようにしても良い。
【0045】==(3)エンボス凸部の他の平面配置例
== ここで、エンボス凸部の他の平面配置例に対する非接着
のエンボス凸部の平面配置例を、図5を参照して説明す
る。図5の平面図に示すように、このエンボス凸部13
(23)の平面配置は、多数のエンボス凸部13(2
3)が密集して形成されたエンボス領域A1と、そのエ
ンボス領域A1の間に位置してエンボス凸部13(2
3)が形成されない抜き柄領域A2とから構成される。
そして、このエンボス領域A1と抜き柄領域A2とによ
って、ラミネートシート1上に所定の図柄を表現して意
匠性を向上可能になっている。
【0046】この抜き柄領域A2は正四角形の格子状で
あり、この格子内に位置するエンボス領域A1の輪郭は
正方形となっている。そして、このエンボス領域A1
は、均等間隔に配置された49個のエンボス凸部13
(23)から構成されている。尚、抜き柄領域A2はエ
ンボス凸部ではないので、当然ながら接着はされない。
【0047】ここで、本発明にあっては、このエンボス
凸部13(23)の平面配置に対応して、前記エンボス
領域A1のエンボス凸部13(23)のうちで、エンボ
ス領域A1の輪郭となる四辺上に位置するエンボス凸部
13(23)のみが接着され、その内側の領域に位置す
るエンボス凸部13(23)は非接着のエンボス凸部に
設定されている。そして、これによりラミネートシート
1の柔軟性を向上させるようになっている。
【0048】尚、この接着されるエンボス凸部13(2
3)は、前記四辺に位置させなくても良く、これに代え
て又はこれに加えて、前記四辺の内側の領域のエンボス
凸部を対象にしてロ字状に配置しても良い。更には、前
記エンボス領域A1の輪郭は正方形に限るものではな
く、長方形、円形、楕円形等でも良い。
【0049】以上、本発明に係る実施形態について説明
したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような
変形が可能である。本実施形態においては、ラミネート
シートとしてキッチンペーパーを例にとって説明した
が、いわゆる「Tip to Tip」形態のラミネートシート
であればこれに限るものではなく、ティッシュペーパ
ー、トイレットペーパー、および化粧用紙等にも適用可
能である。また、勿論、キッチンペーパーの寸法及び形
状は前記例示したものには限らない。本実施形態におい
ては、最小単位のラミネートシートとして矩形シートを
例示したが、これに限るものではなく、シートの外形形
状が曲線部を有していても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに対応する複数のエンボス凸部が形成された2枚の
原紙シートを、該エンボス凸部同士を突き合わせ位置で
重ね合わせて接着するラミネートシートであって、柔軟
性に優れるラミネートシートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明に係るラミネートシートを
拡大して示す平面図であり、図1(b)は図1(a)中
のB−B線矢視の縦断面図である。
【図2】図2(a)は、本発明に係るラミネートシート
を拡大して示す平面図、図2(b)および(c)は、そ
れぞれ図2(a)中のB−B線矢視の断面図よびC−C
線矢視の断面図である。
【図3】本発明に係るラミネートシートの拡大平面図で
ある。
【図4】本実施形態のラミネートシートに係る貼り合わ
せ工程のラインの概略側面図である。
【図5】本発明に係るラミネートシートの拡大平面図で
ある。
【図6】従来の「Tip to Tip」形態のラミネートシー
トの縦断面図である。
【符号の説明】
1 ラミネートシート 11,21 原紙シート 13,23 エンボス凸部 13a,23a 接着されるエンボス凸部列 13b,23b 接着されないエンボス凸部列 15,25 エンボス凹部 31 接着剤 S 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D034 AB00 4F100 AK21 BA02 BA21 BA32A BA32B CB00G DD00A DD00B DD04A DD04B DD04G DD08A DD08B DD21A DD21B DG10A DG10B EJ172 EJ303 GB71 JK13 JL11A JL11B YY00A YY00B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対応する複数のエンボス凸部が形
    成された2枚の原紙シートを、該エンボス凸部同士を突
    き合わせ位置で重ね合わせて接着するラミネートシート
    において、 前記エンボス凸部のうちの幾つかは、接着されないエン
    ボス凸部であることを特徴とするラミネートシート。
  2. 【請求項2】 前記接着されないエンボス凸部は、接着
    されるエンボス凸部よりも高さが低くなっていることを
    特徴とする請求項1に記載のラミネートシート。
  3. 【請求項3】 前記高さの低いエンボス凸部は、少なく
    とも一方の原紙シートにのみ形成されていることを特徴
    とする請求項2に記載のラミネートシート。
  4. 【請求項4】 接着剤が前記エンボス凸部の接着部にの
    み塗布されていることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載のラミネートシート。
  5. 【請求項5】 前記原紙シート片面の全平面面積に対す
    る接着面積の比率が5〜10%であることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のラミネートシート。
  6. 【請求項6】 前記エンボス凸部は規則的に配置されて
    いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
    のラミネートシート。
  7. 【請求項7】 前記ラミネートシートが枚葉状に切断さ
    れてなる最小単位のラミネートシートにおいて、 前記最小単位のラミネートシート内において任意に引か
    れた直線上には、接着されるエンボス凸部が少なくとも
    一つ以上存在することを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれかに記載のラミネートシート。
  8. 【請求項8】 長手方向にロール状に巻き取られるとと
    もに、該長手方向の適宜間隔おきに幅方向に亘るミシン
    目が形成され、最小単位のラミネートシートの大きさ
    が、前記ミシン目によって規定されるラミネートシート
    において、 前記最小単位のラミネートシート内において任意に引か
    れた直線上には、接着されるエンボス凸部が少なくとも
    一つ以上存在することを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれかに記載のラミネートシート。
  9. 【請求項9】 前記接着されないエンボス凸部は、ラン
    ダムに配置されることを特徴とする請求項7又は8のい
    ずれかに記載のラミネートシート。
  10. 【請求項10】 前記ラミネートシートは、複数のエン
    ボス凸部が規則的に配置されてなるエンボス領域と、該
    エンボス領域間に位置してエンボス凸部が配置されない
    抜き柄領域とを有し、少なくとも各エンボス領域の輪郭
    に沿って位置するエンボス凸部は接着されていることを
    特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のラミネー
    トシート。
  11. 【請求項11】 前記エンボス凸部は、周面に複数の突
    起を備えた一対のエンボスロールに、それぞれの前記原
    紙シートが押圧されて形成され、前記一対のエンボスロ
    ールのうちの少なくとも一方の突起高さは、少なくとも
    2種類設定されていることを特徴とする請求項1乃至1
    0のいずれかに記載のラミネートシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100976008B1 (ko) * 2008-03-31 2010-08-17 전남대학교산학협력단 규칙적인 요철 배열을 갖는 박판으로 구성된 경량 샌드위치판재와 그 제조 방법
JP2011214193A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Daio Paper Corp キッチンペーパー
JP6477963B1 (ja) * 2018-08-29 2019-03-06 王子ホールディングス株式会社 キッチンペーパーパッケージおよびキッチンペーパー束

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