JP5331134B2 - セラミック基板の製造方法および多層セラミック基板の製造方法 - Google Patents

セラミック基板の製造方法および多層セラミック基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、セラミック基板の製造方法および多層セラミック基板の製造方法に関し、特に、ビア内にビア導体が充填されるセラミック基板の製造方法および多層セラミック基板の製造方法に関するものである。
近年、移動体通信端末機器などの電子装置においては、その小型化、高機能化が求められている。この電子装置の半導体デバイスなどの各種実装部品を搭載する回路基板についても、配線の微細化および多層化による高密度化および高集積化が図られている。回路基板として、複数のセラミック基板を積層することにより形成され、内部に必要な回路を構成する配線パターンが配設され、かつ表面に各種の実装部品を実装することが可能な多層セラミック基板が広く使用されている。このような多層セラミック基板の各層間の電気的接続は、一般的にはセラミック基板に設けられたビア(ビアホール)の導電性材料(ビア導体)を通じて行なわれる。
通常、ビアへの導電性材料(ビア導体)の充填では、ビアが加工されたセラミックグリーンシートがスクリーン印刷機のテーブル上に配置され、ビア充填用スクリーンマスクを通して、導体ペーストがビアに充填される。その後、導体ペーストが充填されたセラミックグリーンシートが印刷テーブルから取り外される。この際に、充填された導体ペーストの一部または全部がテーブルに付着することでビア内から脱落することがある。このようにしてビア導体が脱落したセラミックグリーンシートでは、この後、配線パターンが印刷され、複数のセラミックグリーンシートが積層され、プレス工程を経て焼成が行われた後に導通不良になることが多い。
このようなビア導体の脱落に対する方策として、たとえば特開2007−184314号公報(特許文献1)には、ビアホール導体(ビア導体)の端面の少なくとも一部からセラミックグリーンシートの表面の少なくとも一部に跨るように、欠落防止パターンを形成するセラミック多層基板の製造方法が開示されている。このセラミック多層基板の製造方法では、欠落防止パターンによりビアホール導体がセラミックグリーンシートにつなぎ止められることで、ビアホール導体が脱落することが抑制される。また、セラミックグリーンシートはキャリアフィルムで裏打ちされているため、キャリアフィルムによりセラミックグリーンシートの変形を抑制することが可能である。
また、セラミックグリーンシートの剥離性を向上させる技術が提案されている。たとえば特開2005−96336号公報(特許文献2)には、セラミックグリーンシートの剥離性に優れたセラミックグリーンシート製造用工程フィルムが提案されている。このセラミックグリーンシート製造用工程フィルムでは、基材フィルム上に設けられた下塗層の上に設けられるシリコーン樹脂組成物の硬化層が加熱処理後、紫外線照射処理によって硬化する。これにより安定でかつ良好なセラミックシートの剥離性が得られる。
特開2007−184314号公報 特開2005−96336号公報
上記の特開2007−184314号公報では、セラミックグリーンシートのキャリアフィルムとは反対の面に欠落防止パターンが設けられているだけであり、ある程度のキャリアフィルムへのビアホール導体の付着防止効果は期待されるものの、依然としてキャリアフィルムへビアホール導体が付着する。
また、特開2005−96336号公報の技術はビア導体に関するものではなく、セラミックグリーンシートに関するものであるが、仮にこの技術をビア導電に適用した場合でも、ビア充填時に導体ペーストと紫外線硬化前の樹脂(硬化層)とが粘着することにより、工程フィルムを剥がす工程においてビア導体が工程フィルムに付着してビア導体が脱落すると考えられる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、ビア内に充填されたビア導体が脱落することを抑制でき、かつセラミックグリーンシートの変形を抑制することができるセラミック基板の製造方法および多層基板の製造方法を提供することである。
本発明のセラミック基板の製造方法は、以下の工程を備えている。
一面を有し、かつ一面に開口するビアを有するセラミックグリーンシートの一面に感光性樹脂を介在してキャリアフィルムを貼り付けた状態で、ビアを通じて感光性樹脂に第1の光が照射される。第1の光が照射された感光性樹脂に接するようにビア内にビア導体が充填される。キャリアフィルムを通じて、少なくとも感光性樹脂のセラミックグリーンシートと接着する部分に第2の光が照射される。第2の光が照射された感光性樹脂とキャリアフィルムとがセラミックグリーンシートから剥離される。
本発明のセラミック基板の製造方法によれば、第1の光が照射された感光性樹脂に接するようビア内にビア導体が充填される。第1の光の照射により感光性樹脂の粘着力を低下させることができる。そのため、感光性樹脂をセラミックグリーンシートから剥離する際にビア導体がビア内から脱落することを抑制することができる。
また、ビアを通じて感光性樹脂に第1の光が照射されるため、ビアを通じて感光した部分以外の感光性樹脂はセラミックグリーンシートに接着する。この感光性樹脂のセラミックグリーンシートと接着する部分でキャリアフィルムにセラミックグリーンシートが拘束されているため、セラミックグリーンシートの変形を抑制することができる。
本発明の一実施の形態におけるセラミック基板の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態におけるセラミック基板の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態におけるセラミック基板の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態におけるセラミック基板の製造方法の第4工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態におけるセラミック基板の製造方法の第5工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態におけるセラミック基板の製造方法の第6工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態におけるセラミック基板の製造方法の第7工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態における多層セラミック基板の製造方法においてセラミック基板が複数積層される工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態における多層セラミック基板の製造方法において積層された複数のセラミック基板が加圧される工程を示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態における多層セラミック基板の製造方法において積層された複数のセラミック基板が焼成される工程を示す概略断面図である。 比較例1のセラミック基板の製造方法の一の工程を示す概略断面図である。 比較例1のセラミック基板の製造方法の図11の次工程を示す概略断面図である。 比較例1のセラミック基板の製造方法の図12の次工程を示す概略断面図である。 比較例1のセラミック基板の製造方法の図13の次工程を示す概略断面図である。 比較例1の多層セラミック基板の製造方法においてセラミック基板が複数積層される工程を示す概略断面図である。 比較例1の多層セラミック基板の製造方法において積層された複数のセラミック基板が加圧される工程を示す概略断面図である。 比較例1の多層セラミック基板の製造方法において積層された複数のセラミック基板が焼成される工程を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
最初に本発明の一実施の形態のセラミック基板の製造方法について説明する。
まず、図1を参照して、一面1aと、その一面1aに対向する面1bとを有するセラミックグリーンシート1が準備される。セラミックグリーンシート1は、たとえばアルミナ粉末、樹脂、有機溶剤を混合して、シート状に成形したものである。この樹脂にはたとえばエチルセルロース系樹脂が用いられる。また、有機溶剤には、たとえばテルピネオール、テキサノールなどが用いられる。セラミックグリーンシート1の厚みは、たとえば20μm以上100μm以下の寸法を有している。
続いて、図2を参照して、たとえばパンチング金型あるいはレーザー加工機などを用いてセラミックグリーンシート1の一面1aに開口2aを有するようにビア2が形成される。ビア2は一面1aとその一面1aに対向する面1bとを貫通するように形成される。ビア2の直径は、たとえば150μm以上600μm以下の寸法を有している。
次に、図3を参照して、ビア2を有するセラミックグリーンシート1の一面1aに、光照射により粘着力が低下する感光性樹脂3が塗布されたキャリアフィルム4が貼り付けられる。感光性樹脂3は、光の照射で硬化する材質よりなっている。感光性樹脂3は、たとえば5μm以上20μm以下の厚みで塗布されている。感光性樹脂3は、たとえば紫外線照射により粘着力が低下するアクリル系樹脂が用いられる。
アクリル系樹脂は、たとえばアクリル系共重合体および硬化剤を成分とするものである。このアクリル系共重合体としては、たとえばアクリル酸エステルを重合体構成単位とする重合体、アクリル酸エステル系共重合体のアクリル系重合体、あるいは官能性単量体との共重合体などが適用され得る。これらの重合体の分子量としては重量平均分子量が50万以上100万程度の高分子量のものが一般的に適用され得る。硬化剤は、アクリル系共重合体が有する官能基と反応させて粘着力およびび凝集力を調整するために用いられるものある。硬化剤としては、たとえば1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)トルエンなどが適用され得る。
感光性樹脂3は、上記に限定されず、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂およびウレタン系樹脂の少なくともいずれかを含む樹脂が用いられてもよい。これらの樹脂は紫外線が照射されることにより硬化され得る。
キャリアフィルム4は、セラミックグリーンシート1を拘束するように設けられることでセラミックグリーンシート1の変形を抑制することが可能である。キャリアフィルム4には、たとえばポリエステルフィルムが用いられる。キャリアフィルム4の厚さはたとえば25μm以上125μm以下である。キャリアフィルム4の材質としては、特に制限はなく、たとえばポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィルム、ポリプロピレンやポリメチルペンテンなどのポリオレフィンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリ酢酸ビニルフィルムなどを用いることができる。
次に、図4を参照して、セラミックグリーンシート1の一面1aに感光性樹脂3を介在してキャリアフィルム4が貼り付けられた状態で、キャリアフィルム4と反対側からビア2を通じて第1の光L1としてたとえば紫外線が照射される。第1の光L1としての紫外線はビア2を通じて感光性樹脂3に照射されるため、ビア2が開口された箇所の感光性樹脂3が硬化することにより感光性樹脂3の粘着力が低下する。
紫外線の照射についてさらに詳しく説明する。たとえば365nmを主波長とする水銀ランプ11がセラミックグリーンシート1からたとえば200mm離れた箇所に設置される。水銀ランプ11により、感光性樹脂3の粘着力を低下させるのに必要な最低照射量がたとえば400mJ/cm2であるのに対して、照射量がたとえば500mJ/cm2となるようにビア2を通じて感光性樹脂3に紫外線が照射される。なお、照射時間は数秒から1分の間で設定されてもよい。また、紫外線の波長帯域に対するセラミックグリーンシート1の透過率はたとえば10%以下である。
次に、図5を参照して、スクリーン印刷機のテーブル12の所定の位置にセラミックグリーンシート1が配置される。ビア充填用スクリーンマスク13の開口パターン13aがビア2と一致するようにビア充填用スクリーンマスク13がセラミックグリーンシート1の一面1aに対向する面1bに設けられる。この状態でビア充填用スクリーンマスク13の開口パターン13aを通じて導体ペースト5がビア2内に充填される。導体ペースト5がビア2内に充填されることによりビア導体5が形成される。ビア導体5は第1の光L1が照射された感光性樹脂3に接するようにビア2内に充填される。
次に、図6を参照して、各層ごとに配線印刷用スクリーンマスク14により所望の配線パターン6が印刷される。より具体的には、ビア導体5が形成され、ビア充填用スクリーンマスク13が取り除かれた後、配線印刷用スクリーンマスク14がセラミックグリーンシート1の一面に対向する面1bに設けられる。この状態で配線印刷用スクリーンマスク14の開口パターン14aに配線6が印刷される。
これにより、第2の光L2が照射された感光性樹脂3とキャリアフィルム4とがセラミックグリーンシート1から剥離される前に、セラミックグリーンシート1の一面1aと対向する面1b上にビア導体5と電気的に接続された配線パターン(配線)6が形成される。
次に、図7を参照して、キャリアフィルム4側からキャリアフィルム4を通じて少なくとも感光性樹脂3のセラミックグリーンシート1と接触する部分に第2の光L2としてたとえば紫外線が照射される。第2の光L2としての紫外線の照射により、少なくとも感光性樹脂3のセラミックグリーンシート1と接触する部分が硬化することにより感光性樹脂3の粘着力が低下する。
紫外線の照射では、上述の水銀ランプ11により照射量がたとえば500mJ/cm2となるように紫外線がキャリアフィルム4を通じて感光性樹脂3に照射される。なお、照射時間は数秒から1分の間で設定されてもよい。第2の光L2として紫外線が照射された感光性樹脂3とキャリアフィルム4とがセラミックグリーンシート1の一面1aから剥離される。これにより積層前のセラミック基板10が製造される。
次に、セラミック基板10が複数積層されて形成される多層セラミック基板20の製造方法について説明する。
図8を参照して、上記のセラミック基板10が複数積層される。なお、図8では、図7に示すセラミック基板10が最下層に配置された場合について示されている。続いて、図9を参照して、積層された複数のセラミック基板10が加圧される。加圧により複数のセラミック基板10が一体化された後、必要な大きさに切断される。次に、図10を参照して、加圧された複数のセラミック基板10が焼成され、多層セラミック基板20の焼結体が得られる。なお、この焼結体は必要に応じてめっき処理が行われてもよい。このようにして、多層セラミック基板20が製造される。
なお、上記では図2に示すようにセラミックグリーンシート1にビア2が形成された後、セラミックグリーンシート1の一面1aに感光性樹脂3が塗布されたキャリアフィルム4が貼り付けられた場合について説明した。しかし、これに限定されず、セラミックグリーンシート1に感光性樹脂3が塗布されたキャリアフィルム4が貼り付けられた後、ビア2が形成されてもよい。
また、セラミックグリーンシート1の一面1aに感光性樹脂3が塗布されたキャリアフィルム4が貼り付けられた場合について説明したが、これに限定されず、感光性樹脂3が塗布された一面1aにキャリアフィルム4が貼り付けられてもよい。
次に、本発明の一実施の形態の作用効果について比較例と比較して説明する。
図11を参照して、比較例1では、ビア2の形成されたセラミックグリーンシート1がスクリーン印刷機のテーブル12の所定の位置に直接配置される。なお、セラミックグリーンシート1およびビア2は本発明の一実施の形態と同様に形成される。
続いて、図12を参照して、ビア充填用スクリーンマスク13の開口パターン13aがビア2と一致するようにビア充填用スクリーンマスク13がセラミックグリーンシート1の一面1aに対向する面1bに設けられる。この状態でビア充填用スクリーンマスク13の開口パターン13aを通じて導体ペースト5がビア2内に充填され、ビア導体5が形成される。
次に、図13を参照して、ビア充填用スクリーンマスク13が取り除かれた後、ビア充填後のセラミックグリーンシート1がスクリーン印刷機のテーブル12から移動される。この際、ビア導体5がスクリーン印刷機のテーブル12に付着して、ビア導体5の一部または全部がビア2から脱落する。
次に、図14を参照して、再びセラミックグリーンシート1がスクリーン印刷機のテーブル12の所定の位置に直接配置され、各層ごとに配線印刷用スクリーンマスク14により所望の配線パターン6が印刷される。続いて、配線印刷用スクリーンマスク14が取り除かれた後、配線パターン6が形成されたセラミックグリーンシート1がスクリーン印刷機のテーブル12から移動される。
次に、図15を参照して、上記のように形成されたセラミック基板10が複数積層される。なお、図15では、図14に示すセラミック基板10が最下層に配置された場合について示されている。また、複数積層されたセラミック基板10は、それぞれビア導体5がビア2から脱落している。続いて、図16を参照して、積層された複数のセラミック基板10が加圧される。続いて、図17を参照して、加圧された複数のセラミック基板10が焼成される。この多層セラミック基板20では、各セラミック基板10においてビア導体5がビア2から脱落しているため、各セラミック基板10相互の電気的接続が十分に得られない。そのため、この多層セラミック基板20では導通不良が発生する。
続いて比較例2および比較例3と比較して説明する。比較例2では、図4に示す第1の光L1および図7に示す第2の光L2が照射されない。比較例3では、図4に示す第1の光L1が照射されない。比較例2および比較例3では、ビア充填前に第1の光L1が照射されないため、導体ペースト5が感光性樹脂3の樹脂鎖の隙間に入り込むことにより、感光性樹脂3に導体ペースト5が粘着するため、キャリアフィルム4の剥離の際にビア導体5が脱落する。
これら比較例1〜3に対して、本発明の一実施の形態のセラミック基板10の製造方法によれば、第1の光L1が照射された感光性樹脂3に接するようビア2内にビア導体5が充填される。第1の光L1の照射により感光性樹脂3の粘着力を低下させることができる。そのため、感光性樹脂3をセラミックグリーンシート1から剥離する際にビア導体5がビア2内から脱落することを抑制することができる。
また、ビア2を通じて感光性樹脂3に第1の光L1が照射されるため、ビア2を通じて感光した部分以外の感光性樹脂3はセラミックグリーンシート1に接着する。この感光性樹脂3のセラミックグリーンシート1と接着する部分でキャリアフィルム4にセラミックグリーンシート1が拘束されているため、セラミックグリーンシート1の変形を抑制することができる。
また、本発明の一実施の形態のセラミック基板10の製造方法によれば、第1の光L1および第2の光L2は紫外線であり、感光性樹脂3はアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂およびウレタン系樹脂の少なくともいずれかを含んでいる。第1の光L1および第2の光L2として紫外線がアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂およびウレタン系樹脂の少なくともいずれかを含む感光性樹脂3に照射されることでこれらの感光性樹脂3が硬化される。このため感光性樹脂3の粘着力が低下する。これにより感光性樹脂3にビア導体5が粘着することでビア導体5が脱落することを効果的に抑制できる。
また、本発明の一実施の形態のセラミック基板10の製造方法によれば、感光性樹脂3は第1の光L1の照射で硬化し、かつ第2の光L2の照射で硬化する材質よりなっている。そのため、第1の光L1および第2の光L2のいずれかが照射されることにより感光性樹脂3が硬化することで感光性樹脂3の粘着力が低下する。これにより感光性樹脂3にビア導体5が粘着することでビア導体5が脱落することを効果的に抑制できる。
また、本発明の一実施の形態のセラミック基板10の製造方法によれば、第2の光L2が照射された感光性樹脂3とキャリアフィルム4とがセラミックグリーンシート1から剥離される前に、セラミックグリーンシート1の一面1aと対向する面1b上にビア導体5と電気的に接続された配線パターン(配線)6が形成される工程をさらに備えている。ビア導体5と配線パターン(配線)6との電気的接続をより確実に行うことができる。これにより、導通不良をさらに抑制することができる。
また、ビア充填前に第1の光L1が照射されずに、ビア2の直径が大きくされるとビア導体5と感光性樹脂3との粘着する面積が増加するためキャリアフィルム4の剥離の際にビア導体5が脱落する可能性が高くなる。本発明の一実施の形態では、ビア充填前に第1の光L1が照射されることにより感光性樹脂3の粘着力が低下するため、ビア2の直径が大きくされてもビア導体5の脱落を抑制することができる。本発明の一実施の形態のセラミック基板10の製造方法によれば、ビア2の直径が150μm以上600μm以下の寸法を有しているため、ビア導体5の脱落を効果的に抑制することができる。
また、セラミックグリーンシート1の厚みが薄い場合には、ビア充填前に第1の光L1が照射される際に、第1の光L1がセラミックグリーンシート1内に含まれる有機成分を透過して、セラミックグリーンシート1と粘着している感光性樹脂3の粘着力が低下してキャリアフィルム4が剥離される場合がある。この場合には、キャリアフィルム4はセラミックグリーンシート1の変形を抑制することができない。
一方、セラミックグリーンシート1の厚みは薄い方が、第1の光L1が照射される面の凹凸が小さくなるため、ビア2の開口2aから第1の光L1が感光性樹脂3に入り込みやすくなる。このため、セラミックグリーンシート1の厚みは薄い方が感光性樹脂3の硬化反応が起こりやすくするためには望ましい。
したがって、ビア充填前に第1の光L1が照射されることによりキャリアフィルム4が剥離されず、かつ感光性樹脂3の硬化反応が起こりやすくするようにセラミックグリーンシート1の厚みを最適化することが好ましい。本発明の一実施の形態のセラミック基板10の製造方法によれば、セラミックグリーンシート1の厚みが20μm以上100μm以下の寸法を有しているため、ビア充填前に第1の光L1が照射されることによりキャリアフィルム4が剥離されず、かつ感光性樹脂3の硬化反応が起こりやすくすることができる。
本発明の一実施の形態の多層セラミック基板の製造方法では、上記のセラミック基板10が複数積層される工程と、積層された複数のセラミック基板10が加圧される工程と、加圧された複数のセラミック基板10が焼成される工程とを備えている。そのため、ビア導体5の脱落を抑制することができる。このため、セラミック基板10が複数積層された多層セラミック基板20の導通不良を抑制することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。なお、上記と同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰り返さない場合がある。
(実施例1)
まず、実施例Aについて説明する。図1および図2を参照して、厚さ100μmのセラミックグリーンシート1に、パンチング金型あるいはレーザー加工機を用いて直径150μmのビア2を開口した。次に、図3を参照して、ビア2を有するセラミックグリーンシート1の一面1aに、紫外線照射により粘着力が低下するアクリル系樹脂3が5μm以上20μm以下の厚みで塗布されたキャリアフィルム4を貼り付けた。キャリアフィルム4として25μm以上125μm以下の厚みのポリエステルフィルムを用いた。
次に、図4を参照して、キャリアフィルム4を貼り付けたセラミックグリーンシート1に、キャリアフィルム4と反対側から水銀ランプ11により紫外線を照射した。紫外線の照射には、365nmを主波長とする水銀ランプ11をセラミックグリーンシート1から200mm離れた箇所に設置し、アクリル系樹脂3の粘着力を低下させるのに必要な最低照射量が400mJ/cm2であるのに対して、照射量が500mJ/cm2となるようにセラミックグリーンシート1に紫外線を照射した。
次に、図5を参照して、スクリーン印刷機のテーブル12の所定の位置にセラミックグリーンシート1を配置し、ビア充填用スクリーンマスク13の開口パターン13aを通して導体ペースト5をビア2に充填した。次に、図6を参照して、各層ごとに配線印刷用スクリーンマスク14により所望の配線パターン6を印刷した。この後、図7を参照して、キャリアフィルム4側から紫外線を照射量が500mJ/cm2となるように照射してキャリアフィルム4を剥離し、積層前の実施例Aのセラミック基板10を製造した。
また、図4および図7に示す紫外線照射を行わない点以外では上記と同様の方法で比較例Aのセラミック基板10を製造し、図4に示す紫外線照射を行わない点以外では上記と同様の方法で比較例Bのセラミック基板10を製造した。
実施例A、比較例Aおよび比較例Bについてキャリアフィルム4を剥離した後のビア陥没量を測定した結果を表1に示す。ここでビア陥没量は、セラミックグリーンシート1の一面1aから残存するビア導体5の表面までの長さで示している。このビア陥没量は、ビア導体5の脱落に対応している。
Figure 0005331134
実施例Aのビア陥没量は9μmとなり、比較例Aのビア陥没量は74μmとなり、比較例Bのビア陥没量は17μmとなった。これにより実施例Aのビア陥没量は、比較例Aおよび比較例Bのそれぞれのビア陥没量より小さくなることがわかった。したがって、実施例Aは比較例Aおよび比較例Bと比較してビア導体5の脱落が抑制されることがわかった。
(実施例2)
実施例Bのセラミック基板10および比較例Cのセラミック基板10を製造し、キャリアフィルム4を剥離した後のビア陥没量を測定した。表2に、上記の実施例1で説明した実施例Aおよび比較例Aとともに実施例Bおよび比較例Cのビア陥没量を示す。
Figure 0005331134
実施例Bのセラミック基板10は、ビア開口径(ビア2の直径)が600μmである点で実施例Aと異なっている以外では実施例Aと同様の方法で製造した。比較例Cのセラミック基板10は、ビア開口径(ビア2の直径)が600μmである点で比較例Aと異なっている以外では比較例Aと同様の方法で製造した。
上記の実施例1で示したように比較例Aのビア陥没量は74μmとなり、また比較例Cではビア導体5がビア2から全て脱落した。なお、全て脱落したとは、ビア導体5が脱落してビア2に貫通するように孔が形成された状態を示しており、ビア2にビア導体5が完全に存在しない状態を示しているものではない。一方、上記の実施例1で示したように実施例Aのビア陥没量は9μmとなり、また実施例Bのビア陥没量は3μmとなった。
これにより、実施例Aおよび実施例Bのビア陥没量は比較例Aおよび比較例Cのそれぞれのビア陥没量より小さくなることがわかった。よって、実施例Aのビア2の直径150μmと実施例Bのビア2の直径600μmとの範囲で、比較例Aおよび比較例Cと比較してビア導体5の脱落が抑制されることがわかった。
また、実施例Bのビア陥没量は実施例Aのビア陥没量より小さくなることがわかった。つまり、実施例Bでは、実施例Aのようにビア2の直径が小さい場合と比べて、ビア陥没量を減少できることがわかった。
(実施例3)
上記の実施例Aと同様の方法でセラミックグリーンシート1の厚さを変えて実施例C〜Eおよび比較例Dのセラミック基板10を製造した。表3に、上記の実施例1で説明した実施例Aとともに実施例C〜Eおよび比較例Dのビア陥没量を示す。
Figure 0005331134
セラミックグリーンシート1の厚みは、実施例Cが75μmであり、実施例Dが50μmであり、実施例Eが20μmである。また、比較例Dのセラミックグリーンシートの厚みは10μmである。比較例Dではセラミックグリーンシート1からキャリアフィルム4が剥離したため導体ペースト5を保持できずにビア導体5がビア2から全て脱落した。一方、上記の実施例1で示したように実施例Aのビア陥没量は9μmとなり、また実施例Cのビア陥没量は4μmとなり、実施例Dのビア陥没量は2μmとなり、実施例Eのビア陥没量は2μmとなった。
これにより、実施例Aおよび実施例C〜Eのそれぞれのビア陥没量は、比較例Cのビア陥没量より小さくなることがわかった。よって、実施例Aのセラミックグリーンシート1の厚みが100μmと実施例Eのセラミックグリーンシート1の厚みが20μmとの範囲では比較例Dと比較してビア導体5の脱落が抑制されることがわかった。
これは、比較例Dのセラミックグリーンシート1の厚みが10μmの場合には、紫外線が有機成分を透過してアクリル系樹脂3の粘着力を低下させ、キャリアフィルム4がセラミックグリーンシート1から剥離したためである。また、実施例Aのセラミックグリーンシート1の厚みが100μmと実施例Eのセラミックグリーンシート1の厚みが20μmとの範囲では、ビア充填前に第1の光L1が照射されることによりキャリアフィルム4が剥離されず、かつ感光性樹脂3の硬化反応が起こりやすくすることができるためである。
また、実施例C〜Eのビア陥没量は実施例Aのビア陥没量より小さくなることがわかった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1 セラミックグリーンシート、1a 一面、1b 一面と対向する面、2 ビア、2a 開口、3 感光性樹脂,アクリル系樹脂、4 キャリアフィルム、5 ビア導体,導体ペースト、6 配線パターン,配線、10 セラミック基板、11 水銀ランプ、12 テーブル、13 ビア充填用スクリーンマスク、13a 開口パターン、14 配線印刷用スクリーンマスク、14a 開口パターン、20 多層セラミック基板、L1 第1の光、L2 第2の光。

Claims (7)

  1. 一面を有し、かつ前記一面に開口するビアを有するセラミックグリーンシートの前記一面に感光性樹脂を介在してキャリアフィルムを貼り付けた状態で、前記ビアを通じて前記感光性樹脂に第1の光が照射される工程と、
    前記第1の光が照射された前記感光性樹脂に接するように前記ビア内にビア導体が充填される工程と、
    前記キャリアフィルムを通じて、少なくとも前記感光性樹脂の前記セラミックグリーンシートと接着する部分に第2の光が照射される工程と、
    前記第2の光が照射された前記感光性樹脂と前記キャリアフィルムとが前記セラミックグリーンシートから剥離される工程とを備えた、セラミック基板の製造方法。
  2. 前記第1および第2の光は紫外線であり、前記感光性樹脂はアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂およびウレタン系樹脂の少なくともいずれかを含む、請求項1に記載のセラミック基板の製造方法。
  3. 前記感光性樹脂は前記第1の光の照射で硬化し、かつ前記第2の光の照射で硬化する材質よりなる、請求項1または2に記載のセラミック基板の製造方法。
  4. 前記第2の光が照射された前記感光性樹脂と前記キャリアフィルムとが前記セラミックグリーンシートから剥離される前に、前記セラミックグリーンシートの前記一面と対向する面上に前記ビア導体と電気的に接続された配線が形成される工程をさらに備えた、請求項1〜3のいずれかに記載のセラミック基板の製造方法。
  5. 前記ビアの直径が150μm以上600μm以下の寸法を有している、請求項1〜4のいずれかに記載のセラミック基板の製造方法。
  6. 前記セラミックグリーンシートの厚みが20μm以上100μm以下の寸法を有している、請求項1〜5のいずれかに記載のセラミック基板の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のセラミック基板の製造方法により製造された前記セラミック基板が複数積層される工程と、
    積層された複数の前記セラミック基板が加圧される工程と、
    加圧された複数の前記セラミック基板が焼成される工程とを備えた、多層セラミック基板の製造方法。
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