JP5330757B2 - 磁気記録方法及び磁気記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気記録方法及び磁気記録装置に関し、特に加熱源により記録媒体を局所的に加熱して磁気記録を行うことにより高密度記録を可能とした磁気記録装置に関する。
磁気記録装置は、大容量データを記録できるデバイスとして現在の高度情報化社会を支える基盤技術である。磁気記録装置では、記録媒体上のデータは磁気ヘッドによって読み書きされる。磁気ディスクの単位面積あたりの記録容量を多くするためには、ビット面記録密度を高くする必要がある。記録密度の向上のためには、所定の信号対雑音比を確保しながら線記録密度とトラック密度を向上する必要がある。
線記録密度を向上させるためには、媒体上に記録された記録パターンの不規則性に起因するメディアノイズの低下、及び再生信号分解能の向上による信号品質の向上が必要である。磁気記録媒体は磁性結晶粒子の集合体である。磁性結晶粒子を微細化することでメディアノイズを低減できるが、一方で粒子が熱的に不安定になるという問題が生じる。従って、熱安定性を確保しながら結晶粒子を微細化するためには、媒体の磁気異方性エネルギーKuを大きくする必要がある。しかしながら、磁気異方性エネルギーKuを大きくすることは反転に必要なスイッチング磁界の増加につながるため、ヘッドの記録磁界強度も大きくしなければならない。
一方、トラック密度を向上するためには磁気記録ヘッドの記録コア幅の狭小化が求められる。しかし、記録コア幅の狭小化は記録磁界強度を低下させる。また、記録磁極材料や記録ヘッドの構造の最適化による記録磁界強度の増大にも限界がある。媒体のスイッチング磁界に対して記録磁界強度が不足する、即ち記録能力が低下すると、ビットの一部を反転できなくなり信号品質が低下する。
よって、記録媒体の熱安定性と記録ヘッドの記録能力を維持したまま記録媒体の結晶粒子の微細化と記録ヘッドのトラック幅の狭小化を行うことは困難である。信号品質の向上、記録媒体の熱安定性の確保、記録ヘッドの記録能力の維持は互いにトレードオフにあることから、この課題はトリレンマと呼ばれる。トリレンマを解決する方法としては以下の2つの方法が検討されている。
トリレンマを解決する第一の方法として、磁気異方性エネルギーKuの大きな記録媒体を用い、記録磁界を印加するタイミングと同時、もしくはその直前に媒体を加熱してスイッチング磁界を一時的に低下させて記録を行う熱アシスト磁気記録方式が提案されている(非特許文献1)。熱アシスト磁気記録装置では、照射する光のスポットサイズは記録パターンの記録幅と同程度の大きさであることが望ましい。というのも、光のスポットサイズが記録幅よりもあまりに大きいと、記録しているトラックに隣接するトラックをも加熱してしまい、熱安定性を劣化させてしまうからである。磁気記録装置のビットサイズは光の波長よりも小さいため、波長以下の微小領域を加熱する必要がある。このような微小領域を加熱する技術として、近接場光を発生する技術が提案されている。特許文献1に記載されているように、近接場光は光波長以下の微小物体近傍に存在する局在した電磁場であり、径が光波長以下の微小開口や金属の光散乱体を用いて発生させる。なお、スポットサイズは、磁気記録媒体のスイッチング磁界の低下量が加熱中心位置での低下量の半分となる幅と定義する。
第2の方法としては、特許文献2に記載されているようなシングルレコーディング(Shingle recording)方式がある。これは、従来のランダムアクセス方式とは異なり、あるトラックから隣のトラックへとトラック幅方向に一方向に重ね書きしていく方法である。記録トラック幅が広くても、トラックの片側の一部を残して次のトラックを上書きしていくため、記録トラック幅よりも狭いトラックを形成することができる。そのため、必ずしもコア幅を狭小化する必要がなく、ヘッドの書き込み能力が低下する課題を回避できる。
磁気記録装置における再生信号分解能は、記録パターンのビット間の転移幅と再生ヘッドの再生感度の分解能で決まる。記録パターンの分解能を高めるには記録方式によらず、記録パターンの形状は矩形状に近づけることが重要である。というのも、矩形状でない記録パターンを巨大磁気抵抗効果素子(GMR)ヘッドやトンネル磁気抵抗効果型素子(TMR)ヘッド等で再生すると、ビット間の転移幅が大きく見えて再生信号分解能が低下するからである。しかしながら、現行の記録方式では、記録ヘッドによって記録媒体に記録された記録パターンの転移形状はトラック中央に比べてトラック端部で湾曲する課題がある。
この原因は、記録ヘッドからの記録磁界分布が矩形でないためである。記録ビットの転移位置は、媒体回転方向の下流側すなわちトレーリング側での媒体のスイッチング磁界と記録磁界とが等しくなるラインで決まる。図1(a)の例に示すように、磁極から発生する記録磁界強度の等高線21は外側ほど膨らんだ分布をする。よって、記録パターンのトラック端ではトラック中央と比べて転移位置の位相が進み、図1(b)のように記録パターン31の転移形状は湾曲した形状となる。このような記録パターンの転移湾曲は磁気力顕微鏡の観察などで明らかにされている(非特許文献2)。このように記録パターンの転移形状が湾曲することを磁化転移湾曲と呼び、位相が最も遅れた位置と最も進んだ位置の間の距離34を磁化転移湾曲量と呼ぶ。矢印32はヘッド進行方向、矢印35はトラック幅方向を表す。
特開2007−128573号公報 米国特許第6185063号明細書 Japan Journal of Applied Physics, 38, Part1, 1839 (1999) Journal of Magnetism and Magnetic Materials, Vol.303, pp.271-275 (2006)
特開2002−56503号公報にあるように、記録パターンの転移湾曲の課題は熱アシスト磁気記録においても存在する。熱アシスト記録では記録時に局所的に記録媒体を加熱してスイッチング磁界を一時的に低下させる。記録磁界印加時のスイッチング磁界分布は円形状であるため、記録パターンの磁化転移湾曲量は熱アシストを利用しない非加熱記録の場合と比べても大きい。また、図2に示すように、シングルレコーディングにおける記録パターンはトラックの進行側となるエッジ37(上書きエッジ)は上書きされるが、その逆側のエッジ(書き残しエッジ)36では転移湾曲は残される。よって、記録パターンの転移湾曲はシングルレコーディングにおいても再生信号の分解能を劣化させる要因である。
前述のように、転移形状が湾曲した記録パターンを巨大磁気抵抗効果素子(GMR)ヘッドやトンネル磁気抵抗効果型素子(TMR)ヘッド等で再生すると、ビット間の転移幅が大きく見えて再生信号分解能が低下する。そのため、線記録密度を向上できない。また、記録パターンの転移形状の湾曲による再生分解能の低下の度合いは再生ヘッドと記録パターンの中心位置間の距離が広いほど大きくなる。
本発明の目的は、記録パターンの磁化転移湾曲量が小さい高記録密度の磁気記録装置を提供することである。
本発明では、近接場光などにより局所的に媒体を加熱する手段を利用した磁気記録装置において、記録ヘッドの主磁極の幅方向中心位置に比べ記録パターンのトラック端側に加熱領域の中心を配置し、信号記録時に媒体を局所的に加熱しながら記録磁界を印加することにより上記目的を達成する。加熱により媒体のスイッチング磁界を局所的に低下させることで、媒体のスイッチング磁界とヘッドからの記録磁界とが等しくなるラインは加熱中心位置に近づき、転移湾曲量の低減された記録パターンを実現することができる。
本発明によると、記録パターンの磁化転移湾曲量の低減により再生信号分解能を向上でき、高記録密度の磁気記録装置を提供することができる。
図3は、本発明による記録方法の作用効果を説明するための概念図である。図3(a)は、記録磁界強度の等高線21及びトレーリング側のトラック右端を中心に加熱したときの媒体スイッチング磁界の等高線22を示した図である。ここに、スイッチング磁界とは、その温度にて垂直磁界を10-9秒程度の時間印加した時に、媒体磁化が反転する磁界を指す。加熱された媒体のスイッチング磁界は、等高線21で示すように加熱中心で最小となる同心円状に低下する。本発明では、記録ヘッドの主磁極の幅方向中心位置に比べ記録パターンのトラック端側に加熱手段の中心を配置して加熱するため、記録パターンのトラック端における媒体のスイッチング磁界は記録パターンの中心よりも低くなる。トラック端側ではより低い記録磁界で反転するため、記録磁界強度と媒体スイッチング磁界が等しくなるライン23は、加熱しない場合と比べて位相が遅れて位相進みを低減することができる。結果として、図3(b)のように、加熱側の記録パターンの転移湾曲量は非加熱側の転移湾曲量と比べて低減することができる。
ここでは、本発明の効果を分かりやすく示すために、記録ヘッドによる記録磁界印加領域のトレーリング側の片方の端部のみを加熱した場合を示した。このように記録磁界印加領域のトレーリング側の片方の端部のみを加熱する方法は、書き残しエッジ側を加熱するようにすれば、シングルレコーディングにおいて有効である。また、トラックが分離している通常の磁気記録への適用にあたっては、記録磁界印加領域のトレーリング側の左右両方のエッジを加熱するようにすることで、記録パターンのトレーリング側左右両方の磁化転移湾曲を低減し、パターン形状を矩形状に近づけることができる。
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明する。
図4は、本発明による磁気記録装置の構成例を示す図である。磁気記録装置のドライブ内には通常、一枚ないし数枚の磁気ディスク15が実装されている。本例の磁気ディスク15は、軟磁性下地層と垂直磁気記録層を備える垂直磁気記録用のディスクであり、矢印10の方向に回転駆動される。拡大図(a)に示すように、キャリッジ13の先端に固定された磁気ヘッドスライダ11の後端にある磁気ヘッド12は、ボイスコイルモータ14によって任意のトラックにアクセスし、磁気ディスク(媒体)上で情報の記録再生を行っている。拡大図(b)は、磁気ヘッド12について、記録を行う記録ヘッド101と再生を行う再生ヘッド16の構成を示した媒体対向面から見た概略図である。記録ヘッド101は主磁極100と光の導波路104、及び導電性光散乱体103を備える垂直磁気記録用の単磁極型記録ヘッドである。導電性光散乱体103の形状は平面状の三角形であり、材質は導電性を有するAuである。三角形の底辺の長さは100nm以下であることが望ましい。
導電性光散乱体から放出される近接場光により局所的に加熱された媒体15に、主磁極100から漏れ出る磁界によって磁気記録が行われる。再生ヘッド16は、磁気シールド17と補助磁極を兼ねる磁気シールド102の間に配置される磁気抵抗効果素子からなる再生素子18を備え、再生素子18内に媒体15からの漏れ磁束が流入することで、再生出力が得られる。
図5は、本発明による記録ヘッド/媒体の構成例を示す図である。図5は、記録ヘッド及び記録媒体を、記録媒体面に垂直(図中の上下方向)かつトラック走行方向に平行な面で切断した場合における記録ヘッド周辺の斜視図である。
記録媒体110は、結晶化ガラス基板114上に軟磁性層113、非磁性中間層112、及びCoCr系合金記録層111を順にスパッタリング法により形成する。非磁性中間層112は例えばRuやPt,Pd,Ni合金であり、磁気記録層111の結晶配向を制御するために設けられる。軟磁性層113は、磁気ヘッドと磁気的に結合することにより、記録磁界をより強く、より急峻にする働きをもつ。CoCr系合金記録層111としては、例えばCoCrPt合金に酸素あるいは酸化物を添加したグラニュラ型の記録層が用いられる。
以下に、本発明の効果について計算機シミュレーションによって検討した結果を示す。記録媒体のスイッチング磁界の分布は、以下の式に示すように低下量がガウシアン分布に従うとした。
Figure 0005330757
ここで、Hsw(r)はスイッチング磁界分布、Hsw_nhは非加熱時のスイッチング磁界、DHswは加熱中心位置でのスイッチング磁界低下量、rは加熱中心からの距離、Rsは加熱領域のサイズを決定する量である。スポットサイズWsをスイッチング磁界の低下量が加熱中心位置での低下量の半分となる幅と定義すると、WsはRsのおよそ0.84倍である。
近接場光は、オフトラック方向に2つ並べて配置した平面状の三角形の導電性光散乱体103に光を入射して発生させた。図4(b)に示すように、主磁極100のトラック幅方向中心位置と近接場光発生位置の距離108をオフセット量と定義する。主磁極100の磁極幅は150nm、記録媒体のスイッチング磁界は8kOe、1つの近接場光による加熱中心位置でのスイッチング磁界の低下量は1kOeとした。磁極の磁界強度の方が媒体のスイッチング磁界よりも高いため、記録幅はおおよそ磁極の幅で決定される。
図6は、記録ビットの転移湾曲量のオフセット量依存性であり、スポットサイズを変えて計算した結果の一例である。横軸は、磁極幅で規格化したオフセット量である。縦軸は、オフセット位置を加熱することによる効果を示すため、非加熱で記録した場合の転移湾曲量で規格化した。縦軸の値が1よりも小さければ、本発明の効果により記録ビットの湾曲が低減されていることを意味する。図中の0.95の点線より小さければ5%以上の明確な改善効果が得られる。なお、加熱中心位置がトラック端よりも外側に配置される場合には、記録トラックよりも隣接トラックの方が高温になり、隣接トラックを消去してしまう。よって、記録トラックのエッジよりも加熱中心位置が外側にある条件は計算結果から省いた。
同図より、転移湾曲量はオフセット量が大きくなるに従って低減している。しかしながら、非加熱時と比べて低減効果のある条件はスポットサイズによって異なっている。そこで、非加熱時と比べて5%以上の明確な改善効果が得られる条件を整理した。図7は、横軸に磁極幅で規格化したオフセット量をとり、縦軸に磁極幅で規格化したスポットサイズをとったとき、転移湾曲量が非加熱時に比べて5%低減する点を結んで等高線として示したものである。線で囲まれた領域の内側では、転移湾曲量が5%以上低減する。図から、磁極幅、スポットサイズ、オフセット量が次の3つの関係式を満たすとき、転移湾曲量が非加熱時に比べて5%低減し、本発明による効果が得られることが分かる。
オフセット量 < 磁極幅/2
スポットサイズ < オフセット量×2
スポットサイズ > 磁極幅/2−オフセット量
以上のように、本発明によれば、非加熱時の媒体のスイッチング磁界が磁極の磁界強度よりも低く、媒体への信号の記録には熱アシストが不要な媒体に対しても、転移湾曲量を低減する効果がある。
図8と図9は、本発明による記録ヘッドの他の構成例を示す模式図である。図8に示す記録ヘッドは、導電性光散乱体103の近接場光を生じる頂点の角度の二等分線と媒体進行方向のなす角107をゼロ度以外の角度にして、2個の導電性光散乱体103をハの字形に配置したものである。近接場光を生じる導電性光散乱体の頂点の角度の二等分線と媒体進行方向が同一である場合、オフセット量を導電性光散乱体の底辺の長さの半分より小さくすることはできない。しかしながら、2個の導電性光散乱体をハの字形に配置することで、導電性光散乱体の底辺の長さよりもオフセット量を小さくすることができるため、導電性光散乱体のサイズや配置の自由度を高めることができる。
図9に示す記録ヘッドは、導電性光散乱体の最外位置152が磁極の最外位置151よりも外側にあり、導電性光散乱体の底辺の一部が磁極のトラック端の外側にはみ出した構造を有する。近接場光は三角形の頂点部で発生するため、隣接トラックへの影響は小さい。
なお、導電性光散乱体の形状は、図示した平面状の三角形に代えて、平面状の円、楕円、直方体、球などにしてもよい。
図10と図11は、本発明による記録ヘッドの他の構成例を示す模式図である。これらの記録ヘッドは、導波路の先端に三角形の導電性光散乱体の代わりに光の波長以下の微小開口部109を有する金属が形成されている。図10は、導波路の先端にC字形の開口部を2つ設けた構造であり、図11は2つのC字の開口部の代わりにE字形の開口部を設けた構造である。これらの構造の場合、開口部109に突出している凸部105から近接場光が発生する。
なお、本発明によれば近接場光を発生する導電性光散乱体は2つである必要はなく、3つ以上有していても良い。一例として図12に、三角形状の導電性光散乱体を4つ有する場合を示す。それぞれの光散乱体から近接場光を生じ媒体を局所的に加熱する。
本発明による効果は、記録時における記録媒体のスイッチング磁界がトラック中央よりトラック端部のほうが低ければよく、記録媒体の加熱手段は導電性光散乱体を用いた近接場光発生による加熱に限定されるものではない。例えば、電子線放射や電熱線による加熱であってもよい。
本発明による記録パターンの磁化転移湾曲量低減の効果は、記録パターンのトラック端側のスイッチング磁界をトラック中央のスイッチング磁界に比べて低くすれば得られるため、非加熱時のスイッチング磁界が磁極の磁界強度よりも高く熱アシストを利用しなければ記録できない通常の熱アシスト記録においても有効である。
以下に、本発明の別の実施例について計算機シミュレーションによって検討した結果を示す。記録ヘッドと磁気記録媒体の構成は実施例1と同一である。ただし、記録媒体のスイッチング磁界は18kOeで磁極の印加磁界より高く、非加熱ではパターンを記録できない。1つの近接場光による加熱中心位置でのスイッチング磁界の低下量は6kOeとした。磁極の磁界強度の方が媒体のスイッチング磁界よりも高いため、記録幅はおおよそスポットサイズで決定される。
図13に、スポットサイズを変えて計算した結果の一例を示す。図13(a)の横軸はオフセット量をスポットサイズで規格化した値であり、縦軸は各条件において記録パターンの転移湾曲量を記録幅で割った値である。縦軸の値が小さいほど転移湾曲量が小さい記録パターン形状であることを意味する。なお、加熱中心位置がトラック端よりも外側に配置される場合には、記録トラックよりも隣接トラックの方が高温になり、隣接トラックを消去してしまう。よって、記録トラックのエッジよりも加熱中心位置が外側にある条件は計算結果から省いた。いずれの場合もオフセット量を大きくすることで記録幅に対する湾曲量の比は低減しており、本発明による効果が確認できる。横軸の値が0の場合が、トラック中心を加熱する従来の熱アシスト記録に対応する。
図13(b)は、縦軸の値、すなわち記録幅に対する転移湾曲量の比を、オフセット量がゼロの場合の値で規格化した図である。通常の熱アシスト記録ではトラックの中心位置を加熱するため、横軸の値が1よりも小さければ本発明によって転移湾曲量の低減の効果が得られることを意味する。図中の0.95の点線より小さければ5%以上の明確な改善効果が得られる。同図より、オフセット量が大きいほど転移湾曲量は減少しており、スポットサイズの10%以上のオフセット量では5%以上の改善効果が得られる。図14は、横軸にスポットサイズで規格化したオフセット位置を、縦軸にスポットサイズで規格化した磁極幅をとり、記録幅に対する転移湾曲量が、トラックの中心位置を加熱する通常の熱アシスト記録に比べて5%低減する点を結んだ等高線を示した図である。等高線で囲まれた領域の内側では、記録幅と転移湾曲量の比が5%以上低減する。すなわち、磁極幅、スポットサイズ、オフセット量が次の3つの関係式を満たすとき、本発明による転移湾曲量の明確な低減効果が得られる。
0.1×スポットサイズ < オフセット量 < 0.3×スポットサイズ
磁極幅 > 12×オフセット量−2×スポットサイズ
磁極幅 > −30×オフセット量+5×スポットサイズ
以上のように、本発明によれば、非加熱時の媒体のスイッチング磁界が磁極の磁界強度よりも高く、媒体への信号の記録には熱アシストが必要な媒体に対しても、転移湾曲量を低減する効果がある。
次に、本発明をシングルレコーディング方式に適用した例について説明する。図15は、本実施例による磁気ヘッドの一部を浮上面から見た模式図である。近接場光を生じる導電性光散乱体103が片側のトラック端にのみ配置されている点が実施例1や実施例2と異なる。
実施例1のように非加熱時の記録媒体のスイッチング磁界が主磁極の記録磁界に比べて低い媒体を用いる場合、記録パターンの片側のエッジを加熱することにより、加熱側のエッジの転移湾曲量が非加熱時に比べて低下する。よって、加熱側のエッジを書き残しエッジとすることにより、図16に示すように転移湾曲量が低減された記録パターンを形成できる。
実施例2のように非加熱時の記録媒体のスイッチング磁界が主磁極の記録磁界に比べて高い媒体を用いる場合、加熱中心位置に近い方のエッジの転移湾曲量が低減する。よって、加熱中心位置をオフセットさせた側のエッジを書き残しエッジとすることにより、転移湾曲量が低減された記録パターンを形成できる。
図17は、本実施例による記録ヘッドの他の構成例を示す模式図であり、導波路の先端に三角形の導電性光散乱体の代わりに、C字の開口部109を有する金属板を設けた構造である。
なお、近接場光を発生する導電性光散乱体は1つである必要はなく、2つ以上有していても良い。その場合、加熱温度が高い側のトラック端の方が転移湾曲量が小さくなるため、高温に加熱された側のエッジを書き残しエッジとすればよい。
記録磁界強度の等高線、及びそれによる記録ビットの形状を示す概略図。 シングルレコーディング方式における記録パターンの説明図。 媒体加熱時の記録磁界強度、媒体スイッチング磁界の等高線、記録領域、及びそれによる記録ビットの形状を示す概略図。 本発明による磁気ディスク装置の構造を示す模式図。 本発明による記録ヘッド、記録媒体の構成例を示す模式図。 非加熱時の媒体のスイッチング磁界が磁極の記録強度よりも低い場合の記録ビットの転移湾曲量と加熱中心位置のオフセット量の関係を示す図。 非加熱時の媒体のスイッチング磁界が磁極の記録強度よりも低い場合の磁化転移湾曲量が非加熱時の5%以内となるスポットサイズ、磁極幅、加熱中心位置のオフセット量の関係を示す等高線の図。 本発明による記録ヘッドの他の構成例を示す模式図。 本発明による記録ヘッドの他の構成例を示す模式図。 本発明による記録ヘッドの他の構成例を示す模式図。 本発明による記録ヘッドの他の構成例を示す模式図。 本発明による記録ヘッドの他の構成例を示す模式図。 非加熱時の媒体のスイッチング磁界が磁極の記録強度よりも高い場合の記録ビットの転移湾曲量と加熱中心位置のオフセット量の関係を示す図。 非加熱時の媒体のスイッチング磁界が磁極の記録強度よりも高い場合の磁化転移湾曲量が非加熱時の5%以内となるスポットサイズ、磁極幅、加熱中心位置のオフセット量の関係を示す等高線の図。 本発明による記録ヘッド、記録媒体の構成例を示す模式図。 本発明を利用して記録したシングルレコーディング方式における記録パターンの図。 本発明による記録ヘッド、記録媒体の構成例を示す模式図。
符号の説明
10 磁気ディスクの回転方向
11 磁気ヘッドスライダ
12 磁気ヘッド
13 磁気ヘッドサスペンション
14 ボイスコイルモータ
15 磁気ディスク
16 再生ヘッド
17 下部シールド
18 再生素子
100 主磁極
101 記録ヘッド
102 補助磁極
103 導電性光散乱体
104 導波路
105 近接場光発生位置
106 半導体レーザ
108 磁極中心位置と加熱中心位置のオフセット量
109 微小開口部
110 記録媒体
111 磁気記録装置
112 非磁性中間層
113 軟磁性層
114 基板
151 磁極の最外位置
152 導電性光散乱体の最外位置
21 記録磁界強度の等高線
22 媒体スイッチング磁界の等高線
23 記録磁界強度と媒体スイッチング磁界が等しくなるライン
31 記録パターン
33 シングルレコーディング方式の記録パターン
34 磁化転移湾曲量
36 記録パターンの書き残しエッジ
37 記録パターンの上書きエッジ

Claims (14)

  1. 磁気記録媒体と前記磁気記録媒体に記録磁界を印加する磁極を有する磁気ヘッドとを有する磁気記録装置において、
    前記磁気記録媒体の記録パターンのトラック端の一部分を局所的に加熱する加熱手段を有し、加熱領域の中心は前記記録パターンの1つのトラック端に配置されることを特徴とする磁気記録装置。
  2. 請求項1に記載の磁気記録装置において、前記加熱手段を複数個有し、前記複数個の加熱手段は、前記磁極のトレーリング側に、トラック幅方向に並べて配置されていることを特徴とする磁気記録装置。
  3. 請求項1に記載の磁気記録装置において、磁極の近傍に光を誘導する導波路を備え、前記導波路の先端に複数個の微小開口部を有する金属もしくは導電性を有する複数個の散乱体を備えることを特徴とする磁気記録装置。
  4. 請求項3に記載の磁気記録装置において、前記導電性光散乱体を複数個備え、前記複数個導電性光散乱体は前記磁極のトレーリング側に、トラック幅方向に並べて配置されていることを特徴とする磁気記録装置。
  5. 請求項1に記載の磁気記録装置において、前記加熱手段として近接場光を発生させるための複数個の導電性光散乱体と前記導電性光散乱体に光を入射するための導波路とを備え、前記導電性光散乱体は三角形であり、近接場光を生じる頂点の角の二等分線と媒体進行方向が異なっていることを特徴とする磁気記録装置。
  6. 請求項1に記載の磁気記録装置において、前記加熱手段として近接場光を発生させるための導電性光散乱体と前記導電性光散乱体に光を入射するための導波路とを備え、前記導電性光散乱体は三角形であり、近接場光を生じる頂点以外の2点を結ぶ底辺の一部、もしくは全部が前記磁極のトラック端よりも外側に配置されていることを特徴とする磁気記録装置。
  7. 請求項1に記載の磁気記録装置において、前記加熱手段として近接場光を発生させるため光の波長以下のサイズのE字型の微小開口部を有する金属と前記E字型の開口部に光を入射するための導波路を備えることを特徴とする磁気記録装置。
  8. 請求項1に記載の磁気記録装置において、媒体半径方向についてはトラック端部を重ね書きしながら一方向に記録するシングルレコーディング方式の磁気記録を行い、前記加熱手段は前記記録パターンの書き残しトラック端にその中心が位置する加熱領域を主に加熱することを特徴とする磁気記録装置。
  9. 請求項1に記載の磁気記録装置において、前記磁気記録媒体の非加熱時のスイッチング磁界が前記磁極から印加される記録磁界強度よりも低いことを特徴とする磁気記録装置。
  10. 磁気記録媒体と前記磁気記録媒体に記録磁界を印加する磁極を有する磁気記録装置において、
    前記磁気記録媒体を局所的に加熱する加熱手段を有し、前記加熱手段は前記磁極のトレーリング側のトラック幅方向中心よりもトラック方向にシフトした位置を加熱するものであり、
    前記磁気記録媒体の非加熱時のスイッチング磁界が前記磁極から印加される記録磁界強度よりも低く、前記磁気記録媒体のスイッチング磁界の低下量が加熱中心位置での低下量の半分となる幅をスポットサイズとするとき、前記加熱手段による加熱中心位置の前記磁極のトラック幅方向中心からのオフセット量と前記加熱手段のスポットサイズと前記磁極幅が、次の関係を満たすことを特徴とする磁気記録装置。
    オフセット量 < 磁極幅/2
    スポットサイズ < オフセット量×2
    スポットサイズ > 磁極幅/2−オフセット量
  11. 磁気記録媒体と前記磁気記録媒体に記録磁界を印加する磁極を有する磁気記録装置において、
    前記磁気記録媒体を局所的に加熱する加熱手段を有し、前記加熱手段は前記磁極のトレーリング側のトラック幅方向中心よりもトラック方向にシフトした位置を加熱するものであり、
    前記磁気記録媒体の非加熱時のスイッチング磁界が前記磁極から印加される記録磁界強度よりも高く、前記磁気記録媒体のスイッチング磁界の低下量が加熱中心位置での低下量の半分となる幅をスポットサイズとするとき、前記加熱手段による加熱中心位置の前記磁極のトラック幅方向中心からのオフセット量と前記加熱手段のスポットサイズと前記磁極幅が、次の関係を満たすことを特徴とする磁気記録装置。
    0.1×スポットサイズ < オフセット量 < 0.3×スポットサイズ
    磁極幅 > 12×オフセット量−2×スポットサイズ
    磁極幅 > −30×オフセット量+5×スポットサイズ
  12. 磁気記録媒体に対して情報を磁気的に記録する磁気記録方法において、
    前記磁気記録媒体に記録磁極から記録磁界を印加する工程と、
    前記記録磁極が形成する記録パターンの1つのトラック端を加熱領域の中心とする前記記録パターンの一部分を局所的に加熱する工程と
    を有することを特徴とする磁気記録方法。
  13. 請求項12に記載の磁気記録方法において、局所的に加熱される2つの加熱領域の各中心は、前記記録磁極のトレーリング側におけるトラックの両端に位置することを特徴とする磁気記録方法。
  14. 請求項12に記載の磁気記録方法において、媒体半径方向についてはトラック端部を重ね書きしながら一方向に記録し、前記記録パターンの書き残しトラック端を前記加熱領域の中心とすることを特徴とする磁気記録方法。
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