JP5330663B2 - 冊子 - Google Patents

冊子 Download PDF

Info

Publication number
JP5330663B2
JP5330663B2 JP2007251118A JP2007251118A JP5330663B2 JP 5330663 B2 JP5330663 B2 JP 5330663B2 JP 2007251118 A JP2007251118 A JP 2007251118A JP 2007251118 A JP2007251118 A JP 2007251118A JP 5330663 B2 JP5330663 B2 JP 5330663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
booklet
sheets
peeled
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007251118A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009078504A (ja
Inventor
香 江崎
ちひろ 柳沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Forms Co Ltd
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2007251118A priority Critical patent/JP5330663B2/ja
Publication of JP2009078504A publication Critical patent/JP2009078504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5330663B2 publication Critical patent/JP5330663B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

本発明は、用紙の一端辺に沿ってテープが貼付された冊子に関し、特に、テープの剥離容易性の向上技術に関する。
従来より、カタログやパンフレット等の冊子においては、複数枚の用紙が重ね合わされ、その一端辺にて綴じ合わされることにより、見開き可能な形態となっている。このような冊子においては、2枚の表紙の間に複数枚の用紙が挟み込まれて構成されたものや、2枚の用紙のみから構成されたものがあり、いずれのものにおいても、冊子を構成する複数枚の用紙がその一端辺にて綴じ合わされている。
2枚の用紙から構成された冊子においては、その用途や廃棄方法によっては、綴じ合わされた2枚の用紙を分離する必要が生じる。その場合、2枚の用紙が糊を用いて綴じられている場合は、2枚の用紙を見開いて2枚の用紙を剥離することとなり、また、2枚の用紙がステープル留めされている場合は、ステープル針を取り除くことによって2枚の用紙を分離することになる。
ところが、2枚の用紙が糊を用いて綴じられているものにおいては、2枚の用紙を分離するために2枚の用紙を見開き、さらに、糊によって綴じられた部分がきれいに剥がれるように慎重に剥離しなければならず、2枚の用紙を容易に分離することができない。
また、2枚の用紙がステープル留めされたものにおいては、ステープル針を取り除く際に怪我をしたり、取り除いた針が紛失して怪我をする虞れが生じてしまったりする。
ここで、近年、カタログやパンフレット等の冊子を送付する際、冊子を封筒に封入、封緘して送付するのではなく、冊子の見開き辺側を剥離可能なテープで綴じて冊子を送付し、その後、冊子の送付先においてこのテープを剥離することにより冊子を閲覧可能とすることが行われている。このように冊子の送付にテープを用いることにより、冊子の送付元においてはコストダウンを図ることができ、また、冊子の送付先においてはごみを削減することができるようになる。
図12は、テープを用いて送付される冊子の一例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図である。
本例における冊子は図12に示すように、2枚の用紙721a,721bが重ね合わされ、この2枚の用紙721a,721bが表紙となってその間に複数枚の用紙(不図示)が挟み込まれて一端辺側にて綴じ合わされて構成されている。2枚の用紙721a,721bのうち、表面となる用紙721aには、この冊子720の宛先の住所や氏名等が記載された宛名シール723が貼付されている。また、綴じ合わされた一端辺に対向する端辺に沿う領域には、用紙721a,721bの重ね合わせ状態における表面に、2枚の用紙721a,721bに渡って、かつ、用紙721a,721bの一端辺に沿ってテープ710が剥離可能に貼付されている。
上記のように構成された冊子720においては、宛名シール723に記載された情報に従って送付先に送付されることになるが、その際、綴じ合わされた端辺に対向する端辺が開放されているものの、その端辺にテープ710が貼付されているため、送付途中において見開かれることがない。そして、冊子720が送付先に届けられた後、テープ710が剥離され、冊子720が見開かれることによりその内部が閲覧可能となる。なお、このような冊子720に用いられるテープ710としては、例えば、ロール状に巻かれた状態から引き出されて使用され、裏面に感圧性接着剤が塗布されたものが用いられる(例えば、特許文献1参照。)。このようにロール状に巻かれた状態のテープは、巻かれた状態から引き出され、用紙の一端辺に合わせた長さに断裁され、図12に示したように用紙の一端辺に沿う領域に貼付されることになる。
特開2003−154776号公報
図13は、図12に示した冊子720からテープ710を剥離する際の作用を説明するための図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は側面図である。
図12に示した冊子720において、冊子720の表面側におけるテープ710の一端部を剥離開始端としてテープ710を剥離していくと、まず、図13(a),(b)に示すように、テープ710の冊子720の表面側が用紙721aから剥離していく。
そして、さらにテープ710を同一方向に引っ張ることにより用紙721a,721bからテープ710を剥離しようとすると、テープ710の剥離開始端側の端部の辺が、テープ710の剥離方向に向いていないことから、テープ710に対して負荷がかかり、図13(c)に示すように、テープ710が用紙721aに貼付された領域と用紙721bに貼付された領域との境界で破断してしまい、テープ710が冊子720からきれいに剥がれなくなってしまう。
そのため、冊子720からテープ710をきれいに剥がすためには、剥離方向を適宜変えていったり、剥離開始端を複数設けて複数の剥離開始端から剥がしていったりしなければならず、冊子720からテープ710を剥がすのに時間と手間がかかってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、冊子の表紙を構成する用紙に渡って貼付されたテープを容易に剥離することができる冊子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
重ね合わされた2枚の用紙の一端辺に沿う領域の表側面に、前記一端辺にて折り返されて前記2枚の用紙に渡ってテープが剥離可能に貼付されている冊子において、
前記テープは、前記一端辺に沿う方向の一端部が前記2枚の用紙に渡って前記一端辺に沿う方向に対して斜めに切られていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、用紙の一端辺に沿う方向の一端部が用紙の一端辺に沿う方向に対して斜めに切られているため、その斜めに切られた一端部の先端部分を剥離開始端として用紙からテープを剥離していくと、テープに加わる剥離方向に向かう力が、テープの外形線に沿って加わることとなる。そのため、テープが2枚の用紙に渡って貼付された領域においても、2枚の用紙の境界でテープが破断してしまうことがなく、用紙からきれいに剥がれることになる。
また、このような冊子としては、前記2枚の用紙をそれぞれ表紙とし、前記表紙の間に複数枚の用紙が挟み込まれて前記一端辺と対向する端辺にて綴じ合わされたものも考えられる。その場合、表紙となる2枚の用紙に渡ってテープを貼付することにより冊子が見開かれない状態となり、その後、テープが剥離されることにより冊子が見開き可能な状態となる。
以上説明したように本発明においては、重ね合わされた2枚の用紙の一端辺に沿う領域の表側面に、この2枚の用紙に渡って貼付されたテープの、用紙の一端辺に沿う方向の一端部がその一端辺に沿う方向に対して斜めに切られている構成としたため、テープを剥離開始端から剥離していくと、テープが2枚の用紙の境界で破断してしまうことがなく、用紙からきれいに剥がれることとなり、冊子の表裏を構成する用紙に渡って貼付されたテープを容易に剥離することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の冊子に用いられるテープの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態におけるテープは図1に示すように、4つの頂点13a〜13dを具備する平行四辺形の形状を有するベース基材11の裏面全面に、貼付後の剥離が可能な粘着剤12が塗布されて構成されている。ベース基材11は、4つの頂点13a〜13dのうち、鋭角を形成する頂点13a,13dの角度がそれぞれ35度、鈍角を形成する頂点13b,13cの角度がそれぞれ145度となっている。
図2は、図1に示したテープ10の製造方法を説明するための図である。
図1に示したテープ10は、図2に示すように、連続状となってロール状に巻き取られており、このロール状に巻き取られた状態から引き出されて単片状に断裁されて製造される。ここで、図1に示したテープ10は、平行四辺形であるため、連続状から単片状に断裁する際、テープ10間は1度の断裁で済み、製造工程が複雑になってしまうことがない。
以下に、上述したテープ10が貼付されてなる冊子について説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の冊子の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は見開き状態を示す図である。
本形態における冊子は図3に示すように、重ね合わされた2枚の用紙21a,21bの一端辺に沿う領域の表側面に、2枚の用紙21a,21bに渡って、かつ、用紙21a,21bの一端辺に沿って、図1に示したテープ10が剥離可能に貼付されて構成されており、それにより、図3(c)に示すように、2枚の用紙21a,21bがテープ10を中心として見開き可能となっている。テープ10は、4つの頂点13a〜13dを有する平行四辺形であることから、用紙21a,21bの一端辺に沿う方向の両端部が、用紙21a,21bの一端辺に沿う方向に対して斜めに切られた状態となっている。
以下に、上記のように構成された冊子20からテープ10を剥離する際の作用について説明する。
図4は、図3に示した冊子20からテープ10を剥離する際の作用を説明するための図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は側面図である。
図3に示した冊子20において、テープ10の用紙21a,21bの一端辺に沿う方向の一端部の頂点13aを剥離開始端としてテープ10を剥離していくと、まず、図4(a)に示すように、冊子20の表面側となる用紙21aからテープ10が剥離していく。
そして、さらに、テープ10を剥離する方向に引っ張っていくと、冊子20からテープ10が剥離しようとする領域が、冊子20の表面側となる用紙21aと冊子20の裏面側となる用紙21bとの境界部分に達する。この領域においては、テープ10が2枚の用紙21a,21bに渡って貼付されているが、この領域にはテープ10の頂点13a,13cを含む一端部が重なっており、その一端部が、用紙21a,21bのテープ10が貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られているため、頂点13aを剥離開始端としてテープ10を剥離する方向に引っ張った場合、テープ10に加わる剥離方向に向かう力が、テープ10の外形線に沿って加わることとなり、それにより、図4(b),(c)に示すように、テープ10が2枚の用紙21a,21bの境界で破断してしまうことがなく、用紙21a,21bからきれいに剥がれることになる。
その後、さらに、テープ10を剥離する方向に引っ張っていき、テープ10を冊子20から剥離する。
このようにしてテープ10が剥離されることにより分離された2枚の用紙21a,21bは、その後、廃棄されたり、分離した状態で使用されたりすることになる。
上述したように本形態においては、冊子20に貼付されたテープ10の、用紙21a,21bのテープ10が貼付された一端辺に沿う方向の両端部が、用紙21a,21bのテープ10が貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られているため、その両端部に含まれる頂点13a〜13dのうち先端部分となる頂点13aあるいは頂点13dを剥離開始端として剥離すれば、テープ10を冊子20から剥離する際にテープ10に加わる剥離方向に向かう力が、テープ10の外形線に沿って加わることとなり、テープ10が2枚の用紙21a,21bの境界で破断してしまうことがなく、用紙21a,21bからきれいに剥がれることとなり、冊子20の表裏を構成する2枚の用紙21a,21bに渡って貼付されたテープを容易に剥離することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の冊子の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態における冊子は図5に示すように、重ね合わされた2枚の用紙21a,21bを表紙とし、この2枚の用紙21a,21bの間に複数枚の用紙22が挟み込まれ、用紙21a,21bの端辺に沿う領域の表側面に、2枚の用紙21a,21bに渡って、かつ、用紙21a,21bの端辺に沿って、図1に示したテープ10が剥離可能に貼付され、さらに、テープ10が貼付された一端辺に対向する端辺にて用紙21a,21bと用紙22とが綴じ合わされて構成されている。それにより、テープ10を剥離することにより、綴じ合わされた一端辺を中心として見開き可能となっている。2枚の用紙21a,21bのうち、表面となる用紙21aには、この冊子20の宛先の住所や氏名等が記載された宛名シール23が貼付されている。また、テープ10は、4つの頂点13a〜13dを有する平行四辺形であることから、用紙21a,21bの一端辺に沿う方向の両端部が、用紙21a,21bのテープ10が貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られた状態となっている。
なお、本形態においては、2枚の用紙21a,21bのテープ10が貼付された一端辺に対向する端辺が綴じ合わされることにより2枚の表紙が構成されているが、1枚の用紙が中心部にて折り畳まれることにより表紙を構成してもよく、これは表紙に挟み込まれる複数枚の用紙についても同様である。このように1枚の用紙が中心部にて折り畳まれたものについても、中心部にて2枚の用紙が綴じ合わされたものとして定義する。
以下に、上記のように構成された冊子20からテープ10を剥離する際の作用について説明する。
図6は、図5に示した冊子120からテープ10を剥離する際の作用を説明するための図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は側面図、(d)はテープ10が完全に剥離された状態を示す図である。
本形態における冊子120は、図5に示したように、用紙21a,21bの、用紙21a,21b,22が綴じ合わされた端辺と対向する端辺に沿う領域にテープ10が貼付された状態で、宛名シール23に記載された情報に従って送付先に送付される。この状態においては、用紙21a,21b,22が綴じ合わされた端辺と対向する端辺、すなわち、冊子120の見開き側がテープ10によって綴じられた状態となっているため、送付途中において見開かれることがない。
そして、冊子120が送付先に届けられた後、テープ10の、用紙21a,21bの一端辺に沿う方向の一端部の頂点13aを剥離開始端としてテープ10を剥離していくと、まず、図6(a)に示すように、冊子120の表面側となる用紙21aからテープ10が剥離していく。
そして、さらに、テープ10を剥離する方向に引っ張っていくと、冊子120からテープ10が剥離しようとする領域が、冊子120の表面側となる用紙21aと冊子120の裏面側となる用紙21bとの境界部分に達する。この領域においては、テープ10が2枚の用紙21a,21bに渡って貼付されているが、この領域にはテープ10の頂点13a,13cを含む一端部が重なっており、その一端部が、用紙21a,21bのテープ10が貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られているため、頂点13aを剥離開始端としてテープ10を剥離する方向に引っ張った場合、テープ10に加わる剥離方向に向かう力が、テープ10の外形線に沿って加わることとなり、それにより、図6(b),(c)に示すように、テープ10が2枚の用紙21a,21bの境界で破断してしまうことがなく、用紙21a,21bからきれいに剥がれることになる。
その後、さらに、テープ10を剥離する方向に引っ張っていき、テープ10を冊子120から剥離する。
このようにして用紙21a,21bからテープ10が剥離されると、図6(d)に示すように、用紙21a,21b,22が綴じ合わされた端辺と対向する端辺、すなわち、冊子120の見開き側が見開き可能な状態となり、用紙21a,21bの内面や用紙22に記載された情報が閲覧されることになる。
上述したように本形態においては、冊子120に貼付されたテープ10の、用紙21a,21bのテープ10が貼付された一端辺に沿う方向の両端部が、用紙21a,21bのテープ10が貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られているため、その両端部に含まれる頂点13a〜13dのうち先端部分となる頂点13aあるいは頂点13dを剥離開始端として剥離すれば、テープ10を冊子120から剥離する際にテープ10に加わる剥離方向に向かう力が、テープ10の外形線に沿って加わることとなり、テープ10が2枚の用紙21a,21bの境界で破断してしまうことがなく、用紙21a,21bからきれいに剥がれることとなり、冊子20の表裏を構成する2枚の用紙21a,21bに渡って貼付されたテープを容易に剥離することができる。
(他の実施の形態)
図7は、本発明の冊子の他の実施の形態を示す図であり、(a)はテープの構成を示す図、(b)は(a)に示したテープ210が貼付された冊子の表面図、(b)は(a)に示したテープ210が貼付された冊子の裏面図である。
本形態におけるテープは図7(a)に示すように、4つの頂点213a〜213dを具備する台形の形状を有しており、頂点213aの角度が35度、頂点213b,213dの角度がそれぞれ90度、頂点213cの角度が145度となっている。なお、裏面には、図1に示したものと同様に、貼付後の剥離が可能な粘着剤(不図示)が塗布されている。
上記のように構成されたテープ210は、図7(b),(c)に示すように、重ね合わされた2枚の用紙21a,21bの一端辺に沿う領域の表側面に、2枚の用紙21a,21bに渡って、かつ、用紙21a,21bの一端辺に沿って貼付される。そして、テープ210においては、頂点213aの角度が35度、頂点213b,213dの角度がそれぞれ90度、頂点213cの角度が145度の台形であることから、用紙21a,21bの一端辺に沿う方向の頂点213a,213cを含む一端部が、用紙21a,21bのテープ210が貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られた状態となっている。
本形態における冊子220においても、テープ210の、用紙21a,21bのテープ210が貼付された一端辺に沿う方向の頂点213a,213cを含む一端部が、用紙21a,21bのテープ210が貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られているため、その一端部の先端部分となる頂点213aを剥離開始端として剥離すれば、上述した実施の形態と同様に、テープ210を冊子220から剥離する際にテープ210に加わる剥離方向に向かう力が、テープ210の外形線に沿って加わることとなり、テープ210が2枚の用紙21a,21bの境界で破断してしまうことがなく、用紙21a,21bからきれいに剥がれることとなり、冊子220の表裏を構成する2枚の用紙21a,21bに渡って貼付されたテープを容易に剥離することができる。
図8は、本発明の冊子の他の実施の形態を示す図であり、(a)はテープの構成を示す図、(b)は(a)に示したテープ310が貼付された冊子の表面図、(b)は(a)に示したテープ310が貼付された冊子の裏面図である。
本形態におけるテープは図8(a)に示すように、4つの頂点313a〜313dを具備する等脚台形の形状を有しており、頂点313a,313bの角度がそれぞれ35度、頂点313c,313dの角度がそれぞれ145度となっている。なお、裏面には、図1に示したものと同様に、貼付後の剥離が可能な粘着剤(不図示)が塗布されている。
上記のように構成されたテープ310は、図8(b),(c)に示すように、重ね合わされた2枚の用紙21a,21bの一端辺に沿う領域の表側面に、2枚の用紙21a,21bに渡って、かつ、用紙21a,21bの一端辺に沿って貼付される。そして、テープ310においては、頂点313a,313bの角度がそれぞれ35度、頂点313c,313dの角度がそれぞれ145度の等脚台形であることから、用紙21a,21bの一端辺に沿う方向の両端部が、用紙21a,21bのテープ310が貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られた状態となっている。
本形態における冊子320においても、テープ310の、用紙21a,21bのテープ310が貼付された一端辺に沿う方向の両端部が、用紙21a,21bのテープ310が貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られているため、その両端部に含まれる頂点313a〜313dのうち先端部分となる頂点313aあるいは頂点313bを剥離開始端として剥離すれば、上述した実施の形態と同様に、テープ310を冊子320から剥離する際にテープ310に加わる剥離方向に向かう力が、テープ310の外形線に沿って加わることとなり、テープ310が2枚の用紙21a,21bの境界で破断してしまうことがなく、用紙21a,21bからきれいに剥がれることとなり、冊子320の表裏を構成する2枚の用紙21a,21bに渡って貼付されたテープを容易に剥離することができる。
図9は、本発明のテープの他の実施の形態を示す図であり、テープの裏面の構成を示す。
本形態におけるテープは図9に示すように、図1に示したものに対して、ベース基材11の裏面に塗布された粘着剤12が縞状となっている点のみが異なるものである。
このように構成されたテープ410においては、ベース基材11の裏面に粘着剤12が縞状に塗布されていることにより、テープ410を冊子から剥離しやすくすることができる。
図10は、本発明のテープの他の実施の形態を示す図であり、テープの裏面の構成を示す。
本形態におけるテープは図10に示すように、図1に示したものに対して、ベース基材11の裏面のうち長手方向の両側部のみに粘着剤12が塗布されている点のみが異なるものである。
このように構成されたテープ510においては、図5に示したような冊子に用いた場合、テープ510が表紙となる2枚の用紙21a,21bのみに貼付され、用紙21a,21bに挟み込まれた用紙22には貼付されず、それにより、テープ510を剥離する際、さらに剥離しやすくすることができる。
図11は、本発明のテープの他の実施の形態を示す図であり、テープの裏面の構成を示す。
本形態におけるテープは図11に示すように、図9に示したものと図10に示したものを組み合わせた形状であって、それにより、図9に示したものと図10に示したものの効果をそれぞれ得ることができる。
なお、上述した実施の形態においては、テープの一端部が、剥離開始端となる頂点の角度が35度となるように斜めに切られているが、本発明は、テープの、用紙のテープが貼付された一端辺に沿う方向の一端部が、用紙のテープが貼付された一端辺に沿う方向に対して斜めに切られていれば、その角度は35度に限らない。
また、テープの斜めに切られた端部は、角度を有する2つの頂点を含むものではなく、丸みを帯びた2つの頂点を含むものであってもよい。
本発明の冊子に用いられるテープの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示したテープの製造方法を説明するための図である。 本発明の冊子の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は見開き状態を示す図である。 図3に示した冊子からテープを剥離する際の作用を説明するための図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は側面図である。 本発明の冊子の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。 図5に示した冊子からテープを剥離する際の作用を説明するための図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は側面図、(d)はテープが完全に剥離された状態を示す図である。 本発明の冊子の他の実施の形態を示す図であり、(a)はテープの構成を示す図、(b)は(a)に示したテープが貼付された冊子の表面図、(b)は(a)に示したテープが貼付された冊子の裏面図である。 本発明の冊子の他の実施の形態を示す図であり、(a)はテープの構成を示す図、(b)は(a)に示したテープが貼付された冊子の表面図、(b)は(a)に示したテープが貼付された冊子の裏面図である。 本発明のテープの他の実施の形態を示す図である。 本発明のテープの他の実施の形態を示す図である。 本発明のテープの他の実施の形態を示す図である。 テープを用いて送付される冊子の一例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図である。 図12に示した冊子からテープを剥離する際の作用を説明するための図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は側面図である。
符号の説明
10,210,310,410,510,610 テープ
11 ベース基材
12 粘着剤
13a〜13d,213a〜213d,313a〜313d 頂点
20,120,220,320 冊子
21a,21b,22 用紙
23 宛名シール

Claims (2)

  1. 重ね合わされた2枚の用紙の一端辺に沿う領域の表側面に、前記一端辺にて折り返されて前記2枚の用紙に渡ってテープが剥離可能に貼付されている冊子において、
    前記テープは、前記一端辺に沿う方向の一端部が前記2枚の用紙に渡って前記一端辺に沿う方向に対して斜めに切られていることを特徴とする冊子。
  2. 請求項1に記載の冊子において、
    前記2枚の用紙をそれぞれ表紙とし、前記表紙の間に複数枚の用紙が挟み込まれて前記一端辺と対向する端辺にて綴じ合わされたことを特徴とする冊子。
JP2007251118A 2007-09-27 2007-09-27 冊子 Active JP5330663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007251118A JP5330663B2 (ja) 2007-09-27 2007-09-27 冊子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007251118A JP5330663B2 (ja) 2007-09-27 2007-09-27 冊子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009078504A JP2009078504A (ja) 2009-04-16
JP5330663B2 true JP5330663B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=40653626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007251118A Active JP5330663B2 (ja) 2007-09-27 2007-09-27 冊子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5330663B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4728483U (ja) * 1971-04-19 1972-12-01
JPS4922164U (ja) * 1972-06-03 1974-02-25
JPS52110064U (ja) * 1976-02-17 1977-08-22
JPS5587341U (ja) * 1978-12-12 1980-06-16
JPS6364743U (ja) * 1986-10-15 1988-04-28
JPH074053U (ja) * 1993-06-25 1995-01-20 ニチバン株式会社 書 物
JPH1074047A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Nec Home Electron Ltd ラベルテープ
JP2000079964A (ja) * 1998-06-26 2000-03-21 Hirotoshi Kosugi 書籍用封緘紙
JP2000239625A (ja) * 1999-02-24 2000-09-05 Sakurai Kk 冊子用封緘テープ
JP2003230529A (ja) * 2002-02-07 2003-08-19 Ichiro Tsukioka ごみ取り用粘着テープ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009078504A (ja) 2009-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060147668A1 (en) Label sheet
US20010008667A1 (en) A postable sticker
JP5330663B2 (ja) 冊子
JP4795869B2 (ja) 包装体
JPH0327816Y2 (ja)
JP6647163B2 (ja) 配送伝票
JP4770397B2 (ja) 配達用冊子及び配達用冊子の製造方法
US20040241371A1 (en) Memo pad
JP7049221B2 (ja) 冊子
JP5980032B2 (ja) 製本テープ
JP3141689U (ja) 粘着シート
JP6457809B2 (ja) 開封冊子
JP3017304U (ja) 便箋封筒
JP2006281646A (ja) 葉書用の隠蔽シールと、隠蔽葉書
JP4860344B2 (ja) 簡易封筒
JP5069701B2 (ja) 隠蔽はがき
JP2023025117A (ja) 配送用冊子
JP2019123138A (ja) 冊子
JP5155891B2 (ja) 隠蔽はがき
JP5115459B2 (ja) 封書作成用シート
JPH0650223Y2 (ja) 袋とじ用テープ
JP4169317B2 (ja) 配送用具
WO2016129676A1 (ja) 破断によって箱の開封を容易化する方法及び開封が容易化された箱
JP4773008B2 (ja) 粘着シート及び粘着シート積層体
JP3105591U (ja) 貼り付け用封筒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5330663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350