JP5330354B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施態様は、ブラシレスDCモータの相電流を検出する機能を有するモータ制御装置に関する。
周知のようにブラシレスDCモータ(以下単にブラシレスモータ、或いはモータという。)は、直流電力をインバータ主回路により変換したパルス電圧により駆動されるが、その場合に、巻線電流の転流タイミングがロータ回転位置と対応するようにインバータ主回路のスイッチング素子の駆動が制御される。そのため、ロータ位置の回転位置を検出する手段を要し、その手段として、ロータの実際の回転位置を検出するホールセンサー、或いは、回転位置を相電流によって間接的に検出する電流検出器がある。
一個の電流検出器で複数相の相電流を検出するために電流検出器はインバータ主回路の直流側に配置する。電流検出器を構成する電流検出素子としては、直流電流による磁束数を検出するホールCTや電流値を電圧値として検出する電流検出抵抗がある。これら電流検出器は、ブラシレスモータの速度制御やトルク制御をする場合に負荷電流のフィードバック信号として用いられる場合もある。従って、電流検出器をフィードバック制御に使用する検出器とロータ位置検出素子としてホールセンサーとを組合せた構成もまた公知である。
特開2001−95279号公報
このような電流検出器には、電流検出抵抗の両端に発生する通過電流値に応じた電圧は極めて微小であることから増幅器、通常はオペアンプを内蔵しているが、これ等の増幅器はオフセット電圧(オフセット電流も含む概念でこの用語を使用する。)を有する。一般に増幅器には入力電圧がセロなのに或る値の電圧が出力される。この電圧がオフセット電圧である。オフセット電圧は回路素子の特性の製品間ばらつきが主な原因であり、回路設計ではこれが検出電流の誤差とならないように配慮される。
しかしながら、オフセット電圧の値は回路素子の温度特性にも依存するのでモータ運転中にも周囲温度の変化によって変動し、そのオフセット電圧の温度による変動分が除去されずに検出電流(オペアンプ出力では検出電圧)に含まれてしまうと、この検出電流をロータ位置信号として使用する場合、或いは、フィードバック制御のための負荷電流検出信号として用いる場合には、モータの出力トルク回転速度の変動として現れる。ブラシレスモータは、高トルクで、しかも制御に対して俊敏に反応し、更に制御が容易なことから自動車のパワーステアリングホイールの支援モータとしても使用される。この使用環境では、エンジンルーム内の温度変化が激しくオフセット電圧の変動が即ステアリングホイールの操舵感の悪化を招きやすい。
オフセット電圧の変動はその原因如何にかかわらず制御を不正確にしてしまうので、モータ駆動中もオフセット電圧を検出できることがその除去対策を可能ならしめることから、特許文献1に記載のようなオフセット電圧検出方法が提案されており、その内容はモータの駆動中に相電流のゼロ期間における検出電流値(検出電圧)をオフセット電圧として扱う方法である。なお、オフセット電圧を検出可能にする必要性は上記のようなブラシスレモータの制御に限られず、インバータ主回路を通じて駆動する交流機例えば誘導電動機のフィードバック制御でも同様である。
そこで、モータの駆動中に相電流検出器の出力に含まれるオフセット電圧を確実に検出できるモータ制御装置を提供する。
モータ制御装置は、直流電力をモータへの供給電力に変換ためにブリッジ接続された複数のスイッチング素子からなる電力変換主回路と、前記複数のスイッチング素子をそのオンオフパターンがPWMパターンとなるように駆動するためのスイッチング信号を形成するスイッチング信号形成手段を含む。前記電力変換主回路の直流側にその直流電流を検出する電流検出手段を設け、その検出電流を前記スイッチング形成手段に前記モータの電流情報として供給する。この電流情報はモータのロータ位置情報であったり、負荷電流情報であったりする。更に、この電流検出手段から出力される検出値に含まれるオフセット電圧の大きさを判定する判定手段と、この判定手段により判定されたオフセット電圧の大きさに基づいて電流検出手段から出力された前記検出値を補正する検出値補正手段とを有する。前記判定手段は前記検出値のうち一つの相における正方向電流に対する検出値と負方向電流に対する検出値とをその正負の性質に基づき相殺する演算によりオフセット電圧を特定し、これを前記検出値補正手段に伝達する。
第1実施例を示す回路構成図。 同実施例におけるオフセット電圧の特定方法を示すフローチャート。 同実施例のインバータ主回路の電流経路を示す回路図。 同実施例のインバータ主回路の異なる電流経路を示す回路図。 同実施例のインバータ主回路のスイッチングパターンを示す波形図。 第2実施例における図2相当図。 同実施例のインバータ主回路のW相の電流経路を示す回路図。 同実施例のV相の電流経路を示す図7相当図。 同実施例のU相の電流経路を示す図7相当図。 同実施例の図5相当図。
図1において、ブラシレスモータ3の駆動回路は直流電源1からの直流電力が電力変換器の一例であるインバータ主回路2を通じて供給される構成になっている。インバータ主回路2は、直流母線4、5間にブリッジ接続された多相例えば三相のブリッジアーム6U、6V、6W からなり、各アームにはスイッチング素子例えばFET1〜FET6が2個ずつ直列接続されている。このうち、FET1〜FET3は正側のスイッチング素子を、FET4〜FET6は負側のスイッチング素子を構成し、各FET1〜FET6には並列にフリーホイールダイオード7aが接続され、また、直流電源1と並列に電力コンデンサ7bが接続されている。
これらFET1〜FET6を制御する制御装置は、マイコン8によって構成され内部で三相のPWM信号g1〜g6を合成して、これを前記FET1〜FET6のゲートに与えるスイッチング信号形成手段を構成している。これによって、FET1〜FET6がPWMパターンでオンオフ制御され、ブラシレスモータ3にインバータ主回路2から正弦波近似のPWM波形パルス電圧が与えられる。このPWM波形パルス電圧によってブラシレスモータ3に三相交流電流が流れる。このブラシレスモータ3の電流を検出する手段である電流検出器9は、負側の直流母線5に介在された電流検出抵抗10、この電流検出抵抗10の両端に現れた電圧を増幅する増幅器例えばオペアンプ11と、付属抵抗12〜15からなる。これらのうち抵抗12はゲイン設定抵抗である。オペアンプ11の入力側には、電圧源16から抵抗13を通じて基準電圧+V0が印加されている。このオペアンプ11からのアナログ出力電圧は、前記マイコン8のAD変換入力ポート8aに与えられる。
オペアンプ11からのアナログ出力電圧は、基準電圧が0vの場合は0vを基準に正負に増減する電圧であるが、この実施例のように基準電圧+V0が与えられるとこの+V0を基準に増減するアナログ電圧になる。この実施例のオペアンプ11が、基準電圧V0が0vのとき出力電圧が−2.5v〜+2.5vの範囲で増減する特性になっていること、並びにマイコン8のAD変換入力ポート8aが受け付ける電圧範囲が0vから+5vまでであることに合わせて、基準電圧V0を+2.5vに設定している。これにより、オペアンプ11の出力電圧V2は0v〜+5v内で増減するアナログ電圧になる。
ブラシレスモータ3の駆動中は、インバータ主回路2の出力側には三相交流電流が流れるが、その入力側である直流母線4、5にはモータ電流に応じた値の直流電流が流れる。この直流電流は電流検出抵抗10を通り、その電圧降下V1が検出電流値を表す。この電圧降下V1を入力電圧として受けたオペアンプ11から、基準電圧+2.5vを基準に増減する検出電圧V2が検出値として出力され、これが前記AD変換入力ポート8aを通じてマイコン8に送られ、このマイコン8内でデジタル信号に変換される。
マイコン8は、検出電圧V2の位相、すなわち電流検出器9による検出電流の位相(位置情報)からブラシレスモータ3のロータ位置を判定し、ロータ位置に対応した巻線が通電されるようにインバータ主回路2のスイッチング素子FET1〜FET6を制御する。図面では省略しているが、マイコン8は、電流検出器9からの検出電流を負荷電流値のフィードバック情報として扱いトルク制御や速度制御をも実行する。
前述したように、オペアンプ11を内蔵した電流検出器9から出力される検出電圧V2にはオフセット電圧が含まれているが、従来技術においても検出電圧V2からオフセット電圧値を除去する処理を行っている。その処理方法として、オペアンプの入力がゼロのとき出力もゼロとなるようにするゼロ調整法や、マイコン内での数値処理等の方法がある。
次にこの第1実施例におけるオフセット電圧の除去方法について言及する。このオフセット電圧除去のために、マイコン8はオフセット電圧判定手段及びAD変換後の検出電圧V2からオフセット電圧を除去する検出値補正手段を構成している。図5に、PWM信号合成のための一周期分のキャリヤ信号Pc、インバータ主回路2の正側のスイッチング素子FET1〜FET3のスイッチングパターン、電流検出抵抗10を流れる相電流(直流電流)が示されている。図5においてスイッチング素子FET1〜FET3がオフ状態にあるとき負側スイッチング素子FET4〜FET6がオン状態にあることを意味する。また、相電流の図示状態は、スイッチング素子FET1〜FET6のスイッチングパターンが図示の状態にあるときのそれであり、その電流値はスイッチング素子FET1〜FET6のスイッチングパターンに応じて図示期間Aw、Bu、C、及びDwのように変化する。このスイッチングパターンの特徴は、インバータ主回路2の直流側を通る電流が期間Aw及びDwに示すように一つの相だけになる期間が存在するパターンであって、正側のスイッチング素子FET1〜FET3に注目すると1個がオン状態で他の2個がオフ状態である。負側のスイッチング素子FET4〜FET6はFET1〜FET3と反対のオンオフ状態になる。
前記相電流Iwのみが流れる期間Awにおけるインバータ主回路2の電流経路を図3に、相電流Iwのみが流れる期間Dwにおけるインバータ主回路2の電流経路を図4に示しおり、これら図3と図4とでは、インバータ主回路2の直流側における相電流Iwの流れ方向が互いに逆である点で相違する。これら図3、図4、図5から、期間Aw、Bu、C及びDwの内、期間Aw及びDwにおけるスイッチングパターンのときに、電流検出抵抗10を流れる電流が1相分のみの電流(本例ではW相電流Iw)であること、スイッチングパターンによっては電流の向きも異なることが理解される。
本実施例では、上記のようにインバータ主回路2の直流側電流が1相分のみとなるスイッチングパターン期間における相電流からオフセット電圧を検出或いは判定することとしている。即ち、オペアンプ11から出力された検出電圧V2は、電流検出抵抗10を通過した相電流Iwの値に応じた大きさの電圧に前記基準電圧V0と電流検出器9内のオフセット電圧Vfが加わった値である。
次にオフセット電圧Vfの大きさの判定方法及び検出値(検出電圧V2)の補正方法について図2のフローチャートにより説明する。マイコン8は、ステップS1でAD変換入力ポート8aに検出電圧V2を受けるとこれをAD変換してマイコン8内のレジスタに書き込む(S2〜S4)。この書き込みは、図5に示すように電流検出抵抗10を一相のみが通過するパターンの各期間Aw、Bu、Dwについて行っている。期間Cでは三相電流の総和がゼロであるから検出の対象から除いている。各期間Aw、Bu、Dwでレジスタに書き込まれた検出電圧V2の値V2a、V2b、V2dを図2と図5にて示す。T1〜T3は書き込みタイミングである。
ステップS5は、オフセット電圧判定手段を示しており、ここでW相の電流Iwのみが発生する期間Aw及びDwの電圧値V2a及びV2dをレジスタから読み出してオフセット電圧判定値Vffを予め定められた演算式によって演算し求める。その演算式は、「Vff=(V2a+V2d)/2」である。ここで、V2a及びV2dは共に、電流検出抵抗10の電圧降下V1に基準電圧V0とオフセット電圧Vfを加算した値であり、且つその電圧降下V1の極性がV2aとV2dとでは逆方向であるから、上記演算の結果は、「Vff=V0+Vf」となり、この形でオフセット電圧が特定される。この演算式において「2」で除算する理由は、「V0」、「Vf」が2倍になるからである。こうして検出電圧V2から検出電圧V2aとV2dの極性正負の性質に基づき相電流成分を相殺し取り除く演算がなされる。
ステップS6〜S8は、オフセット電圧を検出値から除去する検出値補正手段を示し、結果としてオフセット電圧を含まない相電流が検出される手段である。これらステップS6〜S8は、ステップS1〜S3を実行したキャリヤ信号Pcの周期の次の周期で実行される。さて、ステップS6では、「V2w=V2−Vff」の演算を行う。この演算で得られたV2wは、V2に含まれていた基準電圧V0とオフセット電圧Vfを差し引いた値に等しいので、オフセット電圧Vfを含まないW相電流Iwの検出値である。ステップS7では、「V2u=−1×(V2−Vff)」の演算を行う。ここで「−1」を乗じるのは、期間Buでは電流検出抵抗10を通るU相電流Iuが負方であることによる。この演算で得られたV2uは、V2に含まれていた基準電圧V0とオフセット電圧Vfを差し引いた値に等しいので、オフセット電圧Vfを含まないU相電流Iuの検出値である。ステップS8では、U、V、W相電流Iu、Iv、Iwの総和がゼロである性質に基づいて、「V2v=−V2u−V2w」の演算をおこなって、上記同様にオフセット電圧Vfを含まないV相電流Ivの検出値を得る。実行サイクルはキャリヤ信号Pcの次の周期で再びステップS1〜S3を実行するように移行する。
次に第2実施例について図6、図7、図8、図9及び図10を参照して説明する。図10に示すスイッチングパターンは、3個の正側FET1、FET2、FET3が重複せずに単独でオン状態を呈するパターンである。W相のFET3のみがオン状態である期間Eでは図7に矢印で示すような電流経路で電流検出抵抗10をW相電流Iwのみが通り、V相のFET2のみがオン状態である期間Fでは図8に矢印で示すような電流経路で電流検出抵抗10をV相電流Ivのみが通り、U相のFET1のみがオン状態である期間Gでは図9に矢印で示すような電流経路で電流検出抵抗10をU相電流Iuのみが通る。図6に示すステップS2では、電流検出器9による期間Eでの検出電圧V2eをレジスタに書き込み、ステップS3では期間Fでの検出電圧V2fを書き込み、ステップS4では期間Gでの検出電圧V2gを書き込む。
オフセット電圧判定手段であるステップS5では、「Vff=(V2e+V2f+V2g)/3」の演算を実行する。その結果、三相交流電圧の総和はゼロであるから「Vff=V0+Vf」が残り、この形でオフセット電圧が特定される。この演算式において「3」で除算する理由は、「V0」、「Vf」が3倍になるからである。検出値補正手段であるステップS6では、U相電流Iuの検出のために「V2u=V2g−Vff」の演算を行い、ステップS7ではV相電流Ivの検出のために「V2v=V2f−Vff」の演算を行い、同様に、ステップS8では「V2w=V2e−Vff」の演算を行う。このようにして、オフセット電圧を含まないU、V、W各相電流の検出値を得る。
第3実施例として次の方法について説明をする。第1実施例では、同一相電流の互いに逆方向の電流の和がゼロであるという法則に基づく相電流相殺方法が、オフセット電圧判定値Vffにオフセット電圧Vfの外に基準電圧V0が残る演算方法である。これに対して、オフセット電圧判定値Vffに基準電圧V0を残さない次のような演算方法を採用してもよい。すなわち、マイコン8内でAD変換された検出電圧V2をレジスタに書き込む過程でV2とV0との差をとりその差をその差の正負記号と共にレジスタに書き込む方法であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1は直流電源、2はインバータ主回路(電力変換主回路)、3はブラシレスモータ、6U〜6Wブリッジアーム、FET1〜FET6はスイッチング素子、8はマイコン(スイッチング信号形成手段、判定手段、検出値補正手段)、9は電流検出器(電流検出手段)、10は電流検出抵抗、11はオペアンプである。

Claims (4)

  1. モータと、直流電力を前記モータへの供給電力に変換するために三相ブリッジ接続された複数のスイッチング素子からなる電力変換主回路と、前記複数のスイッチング素子をそのオンオフパターンがPWMパターンとなるように駆動するための三相のスイッチング信号を形成するスイッチング信号形成手段と、前記電力変換主回路の直流側に設けられその直流電流を検出してその検出電流を前記スイッチング信号形成手段に前記モータの電流情報として供給する電流検出手段と、この電流検出手段から出力される検出値に含まれるオフセット電圧の大きさを判定する判定手段と、この判定手段により判定されたオフセット電圧の大きさに基づいて前記電流検出手段から出力された前記検出値を補正する検出値補正手段とからなり、前記判定手段はモータ電流が同一方向を維持する期間内の検出値であって前記正及び負側の夫々3個スイッチング素子のうち1相の正側スイッチング素子がオンし他の2相の正側スイッチング素子がオフを示すパターンの期間と、そのオンを示した相の負側スイッチング素子がオンし他の2相の負側スイッチング素子がオフを示すパターンの期間の夫々の検出値をその正負の性質に基づき相殺する演算によりオフセット電圧を特定し、これを前記検出値補正手段に伝達するようになっていることを特徴とするモータ制御装置。
  2. モータと、直流電力を前記モータへの供給電力に変換するために三相ブリッジ接続された複数のスイッチング素子からなる電力変換主回路と、前記複数のスイッチング素子をそのオンオフパターンがPWMパターンとなるように駆動するための三相スイッチング信号を形成するスイッチング信号形成手段と、前記電力変換主回路の直流側に設けられその直流電流を検出してその検出電流を前記スイッチング信号形成手段に前記モータの電流情報として供給する電流検出手段と、この電流検出手段から出力される検出値に含まれるオフセット電圧の大きさを判定する判定手段と、この判定手段により判定されたオフセット電圧の大きさに基づいて前記電流検出手段から出力された前記検出値を補正する検出値補正手段とからなり、前記判定手段は前記検出値のうち1相の正側スイッチング素子と他の2相の負側スイッチング素子が同時にオンするパターンを示す期間の検出値を3相の異なる相ごとに特定しこれら3相分の値を総和する演算によりオフセット電圧を特定し、これを前記検出値補正手段に伝達するようになっていることを特徴とするモータ制御装置。
  3. 前記スイッチング信号形成手段、前記判定手段及び前記検出値補正手段がマイコンにより構成され、前記電流検出手段は前記電力変換主回路の直流側に設けられた電流検出抵抗とこの電流検出抵抗の電圧降下を増幅して検出電圧として前記マイコンに出力しこれをマイコン内でAD変換させるためのオペアンプとかなり、前記判定手段は前記検出電圧をその正負の性質に基づき相殺するために和を求めその和を2で除算する演算をすることによりオフセット電圧判定値を得る構成であり、前記検出値補正手段は前記検出電圧から前記オフセット電圧判定値を差し引く演算を行う構成であることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 前記オペアンプは、負の入力を正の出力にレベル設定する基準電圧が与えられ、それによって前記オフセット電圧判定値がオフセット電圧のほかに基準電圧をも含むことを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。

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