JPH1014274A - 三相モータ用電流制御回路 - Google Patents

三相モータ用電流制御回路

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JPH1014274A
JPH1014274A JP8184090A JP18409096A JPH1014274A JP H1014274 A JPH1014274 A JP H1014274A JP 8184090 A JP8184090 A JP 8184090A JP 18409096 A JP18409096 A JP 18409096A JP H1014274 A JPH1014274 A JP H1014274A
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JP
Japan
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current
circuit
phase
motor
phases
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Pending
Application number
JP8184090A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Isomura
俊章 磯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三相モータのトルク制御を簡易に行う回路を
実現する。 【解決手段】 三相モータMに電流を流すパワー素子駆
動回路2の出力の2相にそれぞれ電流センサ7a・7b
を設け、各検出電流波形を相電流合成回路8に入力す
る。その相電流合成回路8内にて、W相演算部8cにて
残りの相の電流波形を求めると共に3相に流れる各電流
波形をそれぞれ第1・第2・第3理想半波整流部8a・
8b・8dにより半波整流して三相加算回路部8eにて
加算して合成する。その半波合成電流波形をローパスフ
ィルタ9を通して、モータのトルク制御を行うためのト
ルク制御回路に電流フィードバック値として入力する。 【効果】 電流センサを2相にのみ設けて電流フィード
バック値を求めることができ、トルク制御を行う回路を
簡易化かつ低コスト化し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ACモータやブラ
シレスモータやインダクションモータなどの三相モータ
用電流制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ACモータやブラシレスモータやインダ
クションモータなどの三相を設けた三相モータを駆動制
御する回路には、トルク・回転数・位置の各制御をサー
ボ制御して駆動するためのサーボモータドライバがあ
る。そのような上記3つのサーボ制御の中で、特にトル
ク制御を行う場合に、各相(U・V・W)の電流値を検
出する必要がある。その電流検出には各相毎にそれぞれ
電流センサを設ければ良いが、3相の内2相にのみ電流
センサを設け、残りの1相を演算により求めることもで
きる。
【0003】上記したようなサーボモータドライバの方
式には、大別すると、CPUまたはDSP(デジタル・
シグナル・プロセッサ)を利用するデジタル(ソフトウ
ェア)サーボと、オペアンプ等の回路で構成されるアナ
ログサーボとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、高精度なトル
ク制御を行う場合には、上記デジタルサーボでは、2相
または3相の電流検出信号を高精度なA/D変換回路を
介して直接CPU・DSPに取り込み、複雑な演算を行
う。またアナログサーボでは、多数のオペアンプ回路で
上記デジタルサーボと相当の演算を行うことになる。そ
して、それぞれ電流制御を行うことになるため、いずれ
にしてもシステムが非常に複雑化しかつ高コスト化する
という問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、三相モータのトルク制御を簡易に行うことができる
回路を実現するために、本発明に於いては、三相モータ
の2相に流れる各電流波形をそれぞれ検出する各電流セ
ンサと、前記各電流センサにより検出した各電流波形を
用いて残りの相の電流波形を求めると共に前記モータの
3相に流れる各電流波形をそれぞれ半波整流して加算す
る相電流合成回路と、前記相電流合成回路で求めた半波
合成電流波形を通すためのローパスフィルタとを設け、
前記ローパスフィルタを通した波形を電流フィードバッ
ク値として前記モータのトルク制御を行うためのトルク
制御回路に入力するようにしたものとした。特に、前記
相電流合成回路にて求めた前記半波合成電流波形を前記
ローパスフィルタの手前で分岐して過電流検出回路に入
力すると良い。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0007】図1は、本発明が適用された三相モータの
一例としての三相ACモータ用トルク制御回路の全体ブ
ロック図である。図1において電源としてのバッテリB
Tの電圧が電源回路1に入力しており、その電源回路1
は、メインスイッチSWがオンし、フェイルセーフリレ
ー駆動信号の入力により、モータMの各相(U・V・
W)に電流を選択的に流すためのパワー素子駆動回路2
と、その前段に設けられたプリドライバ回路3とに電源
電圧を供給するようにされている。なお、パワー素子駆
動回路2は、例えばFETやパワートランジスタを各相
毎に電源側と接地側とに配設して構成したものであって
良い。
【0008】モータMに対するトルク制御信号を発生す
るためのトルク制御回路4が設けられているが、そのト
ルク制御回路4には図示されない指令回路からのアナロ
グトルク指令信号が入力している。トルク制御回路4か
らは、トルク制御信号としてパルス幅変調のPWM信号
がPWM・過電流ロジック回路5に出力される。なお、
トルク制御回路4には、上記PWM信号を形成するため
の搬送波生成回路6からのキャリア波が入力されてい
る。
【0009】上記パワー素子駆動回路2からモータMに
対して各相電流が供給されるが、その3相の内、本図示
例ではU相・V相の2相にはそれぞれ各電流センサ7a
・7bが設けられている。それら電流センサ7a・7b
により検出された電流検出信号は相電流合成回路8に入
力し、その相電流合成回路8からの出力信号が、分岐さ
れ、その一方がローパスフィルタ9を介してフィードバ
ック値としてトルク制御回路4に入力し、他方が過電流
検出回路10を介してPWM・過電流ロジック回路5に
入力している。
【0010】また、モータMにはホールICからなる位
置センサ11が設けられており、その位置センサ11に
よる検出信号は、転流パターン発生ロジック回路12に
入力している。その転流パターン発生ロジック回路12
には、図示されない例えばCPUまたはボリュームやス
イッチによる正逆転指令及び回生指令の各信号が入力し
ており、転流パターン発生ロジック回路12からPWM
・過電流ロジック回路5に、上記ハイサイド及びローサ
イドの各パワー素子を駆動するための制御信号が出力さ
れている。
【0011】次に、本発明に基づく要部回路を示す図
2、及び図2の回路図の各ノードA・B・C・E・F・
G・H・Iにおける波形を示す図3を参照して、本制御
回路の作動要領を以下に示す。図2に示されるように、
前記したU相に設けられた電流センサ7aのU相電流検
出信号(図3のA)が、相電流合成回路8の第1理想半
波整流部8aにて負側の波形(図3のE)のみ抽出され
て反転されるようになっている。同様に、V相に設けら
れた電流センサ7bのV相電流検出信号(図3のB)
も、第2理想半波整流部8bにて負側の波形(図3の
F)のみ抽出されて反転される。
【0012】また、各U・V相の両電流検出値からW相
を演算して求めるためのW相演算部8cが設けられてお
り、そのW相演算部8cにて両電流検出値を合成して求
めたW相電流検出値相当の信号(図3のC)も、上記と
同様の第3理想半波整流部8dにて負側の波形(図3の
G)のみ抽出されかつ反転されるようになっている。
【0013】さらに、相電流合成回路8には、上記した
ようにして半波整流・反転された各相の電流検出信号
(E・F・G)を加算処理するための相電流合成回路と
しての三相加算回路部8eが設けられている。この三相
加算回路部8eで処理された信号の出力波形は、半波合
成電流波形として図3のHに示されるようになる。
【0014】上記三相加算回路部8eの出力信号(波形
H)は、前記したようにローパスフィルタ9と過電流検
出回路10とに入力される。上記波形Hは図3に示され
るようにピーク値が表れており、実電流波形に近似して
いることから、その波形を用いて過電流検出を行うべ
く、三相加算回路部8eによる合成直後の信号を過電流
検出回路10に入力している。なお、過電流検出回路1
0の入力段には起動時などの突入電流の入力を防止する
ためのCR回路10aを設けており、その後コンパレー
タにてレベル判定を行って、前記したPWM・過電流ロ
ジック回路5に出力される。
【0015】また、ローパスフィルタ9は図2に良く示
されるように反転積分回路からなり、このローパスフィ
ルタ9を通した波形は、フィルタ効果により図3の波形
Iに示されるようにピーク値を除去されて安定した電流
波形となり、前記したように電流フィードバック値とし
ての平均相電流として用いるのに適当である。また、波
形Hは、概ねトルクに比例している特徴を有するもので
ある。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、電流センサ
を3相全てに設けることなく2相にのみ設けて、2相の
電流検出値から残りの相の電流値を算出し、3相の電流
値を合成してモータ電流値を求めることができ、その合
成電流波形をローパスフィルタを通すことにより平均化
された電流フィードバック値として用いることができる
ため、モータの電流制御すなわちトルク制御を行う回路
を簡易化かつ低コスト化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された三相ACモータ用トルク制
御回路の全体ブロック図。
【図2】本発明に基づく要部回路を示す図。
【図3】本発明の作動要領を示す波形図。
【符号の説明】
1 電源回路 2 パワー素子駆動回路 3 プリドライバ回路 4 トルク制御回路 5 PWM・過電流ロジック回路 6 搬送波生成回路 7a・7b 電流センサ 8 相電流合成回路 8a 第1理想半波整流部 8b 第2理想半波整流部 8c W相演算部 8d 第3理想半波整流部 8e 三相加算回路部 9 ローパスフィルタ 10 過電流検出回路 10a CR回路 11 位置センサ 12 転流パターン発生ロジック回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相モータの2相に流れる各電流波形を
    それぞれ検出する各電流センサと、前記各電流センサに
    より検出した各電流波形を用いて残りの相の電流波形を
    求めると共に前記モータの3相に流れる各電流波形をそ
    れぞれ半波整流して加算する相電流合成回路と、前記相
    電流合成回路で求めた半波合成電流波形を通すためのロ
    ーパスフィルタとを設け、 前記ローパスフィルタを通した波形を電流フィードバッ
    ク値として前記モータのトルク制御を行うためのトルク
    制御回路に入力するようにしたことを特徴とする三相モ
    ータ用電流制御回路。
  2. 【請求項2】 前記相電流合成回路にて求めた前記半波
    合成電流波形を前記ローパスフィルタの手前で分岐して
    過電流検出回路に入力することを特徴とする請求項1に
    記載の三相モータ用電流制御回路。
JP8184090A 1996-06-25 1996-06-25 三相モータ用電流制御回路 Pending JPH1014274A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002223590A (ja) * 2001-01-24 2002-08-09 Toyota Motor Corp 交流電動機の駆動制御装置
JP2009081930A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Jtekt Corp モータ制御装置および電動パワーステアリング装置
JP2015046956A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 株式会社デンソー 回転機の制御装置

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