JP4247467B2 - 交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法 - Google Patents

交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法 Download PDF

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Description

この発明は、交流電力を所望の電圧と周波数の交流電力に直接変換するにあたって、スイッチングパターンを切り換える際の転流時に発生する出力電圧誤差を補償する交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法に関する。
【0001】
【従来の技術】
三相交流回路の場合、マトリックスコンバータは1相につき3つの双方向スイッチング素子を接続しているから、3相で合計9つの双方向スイッチング素子を備えている。このマトリックスコンバータに交流電源から三相交流電力を供給し、これら各双方向スイッチング素子を適切に制御して順次オン・オフ動作させるならば、直接変換により所望の電圧と周波数の三相交流電力が得られる。そこでこのマトリックスコンバータとその制御装置とでなる交流/交流直接形電力変換装置に関する提案がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
【0002】
図6は交流/交流直接形電力変換装置の従来例を示したブロック回路図である。この従来例回路において、電圧指令発生回路10とパルスパターン発生回路11とでコントーローラ13を構成しており、電圧指令発生回路10は各相ごとに,すなわち3つの電圧指令をパルスパターン発生回路11へ出力する。パルスパターン発生回路11は、マトリックスコンバータ2(図7に図示)を構成する9つの双方向スイッチング素子(図8または図9に図示)をオン・オフさせるスイッチングパターンを決定して出力電圧を得るために、9つの信号がパルスパターン発生回路11から転流回路12へ与えられる。
【0003】
マトリックスコンバータ2に接続している交流負荷3が誘導性負荷の場合、負荷端を開放すると、この負荷のリアクタンスに蓄えられたエネルギーでスイッチング素子の両端にサージ電圧が発生し、当該スイッチング素子を破壊する恐れがある。そこで転流回路12は負荷端が開放にならないようにしながらスイッチングパターンを切り換えることで、負荷端開放の発生を防止している。具体的には、2つの単方向スイッチ素子で構成している双方向スイッチング素子は、電圧検出器4で検出した電源電圧または電流検出器5で検出した負荷電流の極生に対応して、2つの単方向スイッチ素子のオン・オフのタイミングをずらすことで、電源短絡や負荷端開放を防止しながら、各スイッチング素子の電流を転流させる。それ故転流回路12からは、18の単方向スイッチ素子で構成しているマトリックスコンバータ2へは、18の信号が入力している。
【0004】
図7は図6に図示のマトリックスコンバータの構成をモデル的に図示した構成図である。図7において、交流電源1からの三相(R相,S相,T相)交流電力をマトリックスコンバータ2へ入力することで、このマトリックスコンバータ2は所望の電圧と周波数に変換された三相(U相,V相,W相)交流電力を交流負荷3へ供給するのであるが、このマトリックスコンバータ2は前述したように、電流をいずれの方向へも流すことができる9つの双方向スイッチング素子1S〜9Sで構成している。
図8は双方向スイッチング素子の構成の一例を示した回路図である。接点式のスイッチング素子ならば、そのままで電流をいずれの方向へも流すことができるが、電力変換装置は一般にパルス幅変調制御などを行うために、スイッチング周波数が極めて高くなっているから、接点式のスイッチング素子では追従できない。よって一般に半導体スイッチ素子,例えば電界効果トランジスタ(以下ではFETと略記する)を使用する。しかしFETは電流を双方向に流すことはできない。そこでFETとダイオードとの直列接続でなるスイッチング素子1Saと、同じくFETとダイオードとの直列接続でなるスイッチング素子1Sbとを逆並列接続するならば、一方のFETがオンしたときと他方のFETがオンしたときとで電流の通流方向を変えることができるから、このようにして双方向スイッチング素子1Sを構成する。ここでFETに直列に接続しているダイオードは逆方向電圧に耐えるようにするのが目的であるから、FET自体に所要の逆耐圧があるならば、このダイオードは不要である。
【0005】
図9は双方向スイッチング素子の構成の別の一例を示した回路図であって、半導体スイッチ素子としてのFETとダイオードとの逆並列接続でなるスイッチング素子1Scと、同じくFETとダイオードとの逆並列接続でなるスイッチング素子1Sdを、極性を逆にして直列に接続することで、双方向スイッチング素子1Sを構成している。
双方向スイッチング素子としては、図8と図9のいずれに図示のものであっても支障無く使用することができるが、以下では図8に図示の並列形の双方向スイッチング素子を使用する場合で説明する。
【0006】
図10は図7に図示のマトリックスコンバータのU相部分の構成を示した回路図であって、交流電源1のR,S,T各相にはそれぞれ双方向スイッチング素子1S,2S,3Sを接続し、これら各双方向スイッチング素子1S,2S,3Sの負荷側を一括して交流負荷3のU相に接続する。ここで双方向スイッチング素子1Sはスイッチング素子1Saとスイッチング素子1Sbの逆並列接続で構成し、双方向スイッチング素子2Sはスイッチング素子2Saとスイッチング素子2Sbの逆並列接続で構成している。なおR相電圧はvr ,S相電圧はvs ,T相電圧はvt ,R−S線間電圧はvrsであり、U相負荷電流はiu である。
【0007】
例えばスイッチング素子1Sのオンからスイッチング素子2Sのオンに移行する場合が転流期間であり、転流時に前述した負荷端開放や相間短絡を生じさせないようにしたパルスパターンを表したタイムチャートと、各スイッチング素子の動作の際の禁止条件を、電源電圧に応じた転流の場合と負荷電流に応じた転流の場合とに分けて、以下に記載する。
図11は負荷電流に応じた転流の場合で負荷電流が正のときの各スイッチング素子の動作を示したタイムチャートであって、図11▲1▼はスイッチング素子1Saの動作,図11▲2▼はスイッチング素子2Saの動作,図11▲3▼はスイッチング素子1Sbの動作,図11▲4▼はスイッチング素子2Sbの動作をそれぞれが示している。Td はデッドタイム時間を表し、斜線部はスイッチング素子のオン状態を表す。なお、このときの禁止条件は次のとおり。
【0008】
(a)スイッチング素子1Saと2Sbが同時にオフしないこと。
(b)スイッチング素子1Saと2Saが同時にオンしないこと。
(c)スイッチング素子1Sbと2Sbが同時にオンしないこと。
図12は負荷電流に応じた転流の場合で負荷電流が負のときの各スイッチング素子の動作を示したタイムチャートであって、図12▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼は、図11の場合と同じスイッチング素子の動作を示している。Td はデッドタイム時間を表し、斜線部はスイッチング素子のオン状態を表す。なお、このときの禁止条件は次のとおり。
【0009】
(d)スイッチング素子2Saと1Sbが同時にオフしないこと。
(e)スイッチング素子1Saと2Saが同時にオンしないこと。
(f)スイッチング素子1Sbと2Sbが同時にオンしないこと。
図13は電源電圧に応じた転流の場合で電源電圧が正のときの各スイッチング素子の動作を示したタイムチャートであって、図13▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼は、図11の場合と同じスイッチング素子の動作を示している。Td はデッドタイム時間を表し、斜線部はスイッチング素子のオン状態を表す。なお、このときの禁止条件は次のとおり。
【0010】
(g)スイッチング素子1Saと2Saが同時にオンしないこと。
(h)スイッチング素子1Saと2Sbが同時にオフしないこと。
(i)スイッチング素子1Sbと2Saが同時にオフしないこと。
図14は電源電圧に応じた転流の場合で電源電圧が負のときの各スイッチング素子の動作を示したタイムチャートであって、図14▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼は、図11の場合と同じスイッチング素子の動作を示している。Td はデッドタイム時間を表し、斜線部はスイッチング素子のオン状態を表す。なお、このときの禁止条件は次のとおり。
【0011】
(j)スイッチング素子1Sbと2Sbが同時にオンしないこと。
(k)スイッチング素子1Saと2Sbが同時にオフしないこと。
(l)スイッチング素子1Sbと2Saが同時にオフしないこと。
なお、Td は各スイッチング素子のタイミングをずらすデッドタイム時間であって、転流期間はこのデッドタイム時間Td の3倍の時間となる。またデッドタイム時間Td はスイッチング素子の動作速度によって異なる値を取る。
【0012】
【特許文献1】
特開平11−98840号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
電源電圧に応じて転流させる場合に、転流期間中は出力電流の極性に依存した出力電圧が発生し、転流させる方式に応じて出力電圧が異なる。この結果、出力電圧に誤差が生じ、波形歪みが発生する。波形歪みは電動機負荷の場合に回転むらやトルクリプルを生じさせ、制御性能を低下させる。このときの出力電圧誤差ΔVは、下記の数式1で表される。但しvxyはX相とY相の線間電圧で、TC はキャリア周期、Td はデッドタイム時間である。なおsign(z) は符号関数であって、z>0のときにsign(z) =1、z<0のときにsign(z) =−1、z=0のときにsign(z) =0である。
【0014】
【数1】
Figure 0004247467
よって、電源電圧に応じて転流させる場合は、転流期間中に出力する負荷電流の極性に依存した出力電圧が発生し、負荷電流に応じて転流させる場合は、電源電圧の極性に依存した出力電圧が発生する。すなわち、転流させる方式に対応して出力電圧が異なってしまう。例えば電源電圧に応じて転流させる場合に、スイッチング素子1Saと2Saとが同時にオフしている期間では、負荷電流iu の極性が正のときの出力電圧はR相電圧vr となり、負荷電流iu の極性が負のときの出力電圧はS相電圧vs となる。同様に負荷電流に応じて転流させる場合では、スイッチング素子1Saと2Sbが同時にオンしている期間では、R−S線間電圧vrsの極性が正のとき出力電圧はR相電圧vr となり、R−S線間電圧vrsの極性が負のときの出力電圧はS相電圧vs となる。
【0015】
このように出力電圧が電圧指令に関係なく変化してしまうので、出力電圧に誤差を生じる。この出力電圧誤差はマトリックスコンバータ2の出力電圧波形をひずませるから、負荷が電動機ならば回転むらやトルクリプルの原因になる。
そこでこの発明の目的は、転流時にマトリックスコンバータの負荷端開放や相間短絡の発生を防止するデッドタイム時間を設けたために、当該マトリックスコンバータの出力電圧に生じる誤差を補償することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、この発明の交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法は、
交流電源の各相と交流負荷の1つの相を該交流電源の各相に別個に設置したスイッチング素子を介して接続する回路を前記交流負荷の各相ごとに設ける構成の交流/交流直接形電力変換装置で、これのスイッチングパターンを切り換える際に電源短絡と負荷端子の開放が発生しないようにして負荷電流を転流させると共に、この負荷電流の転流の際にこれら各スイッチング素子の転流動作にデッドタイムを設けている交流/交流直接形電力変換装置の制御方法において、
前記交流電源の最大線間電圧と前記交流負荷の電流極性を検出し、検出された交流電源の最大線間電圧と負荷電流極性と前記スイッチング素子のスイッチング周波数とデッドタイム時間からスイッチング1サイクルの転流により発生する出力電圧の平均誤差電圧を演算し、当該電力変換装置に与える電圧指令値を、前記出力電圧平均誤差で補償する。
【0017】
スイッチング1サイクルの転流により発生する前記出力電圧平均誤差は、前記交流電源の最大電圧と最小電圧から最大線間電圧を算出し、この最大線間電圧算出値にスイッチング素子のスイッチング周波数とデッドタイム時間との積を乗算し、これに負荷電流の極性判別結果を乗算して求める。
スイッチング1サイクルの転流により発生する前記出力電圧平均誤差は、スイッチング1サイクル内で最大電圧と中間電圧の間でスイッチングする回数をn12とし、中間電圧と最小電圧の間でスイッチングする回数をn23とし、最大電圧と最小電圧の間でスイッチングする回数をn13とするとき、前記交流電源の最大電圧にn12とn13の和を乗算し、その演算結果に前記交流電源の中間電圧にn23とn12の差を乗算した結果を加算し、これから前記交流電源の最小電圧にn23とn13の和を乗算した結果を減算し、これにスイッチング素子のスイッチング周波数とデッドタイム時間との積を乗算し、これに負荷電流の極性判別結果を乗算して求める。
【0018】
スイッチング1サイクルの転流により発生する前記出力電圧平均誤差は、前記交流電源の最大電圧と最小電圧から最大線間電圧を算出し、この最大線間電圧算出値にスイッチング素子のスイッチング周波数とデッドタイム時間との積を乗算し、これに最小電圧を基準にしてスイッチング1サイクルに発生する出力電圧の立ち上がり回数または立ち下がり回数を乗算し、これに負荷電流の極性判別結果を乗算して求める。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施例を表したブロック回路図であって、請求項1に対応しているが、この第1実施例回路は、図10で既述の従来例回路に出力電圧平均誤差補償回路20を追加した構成である。
スイッチングパターンと電源電圧極性もしくは負荷電流極性に応じて発生する出力電圧平均誤差は、電圧指令発生回路10により発生する電圧指令を出力電圧平均誤差補償回路20により補償している。補償後の出力電圧指令に基づいてパルスパターン発生回路11がスイッチングパターンを生成し、このスイッチングパターンから転流回路12は各スイッチング素子に与えるゲートパターンを得てマトリックスコンバータ2を駆動する。
【0020】
図2は本発明の第2実施例を表したブロック回路図であって、図1に記載の出力電圧平均誤差補償回路の第1の構成例を表しており、請求項2に対応する。
図2の第2実施例回路において、最大電圧検出器31は電源の各相電圧の最大値であるVmax を検出し、最小電圧検出器32は電源の各相電圧の最小値であるVmin を検出する。よって最大線間電圧は第1加算器36がVmax −Vmin を演算することにより得られる。この最大線間電圧とゲイン(デッドタイム時間Td とスイッチング1サイクルの周波数fs との積)との乗算と、負荷電流の極性(正か零か負)との乗算を、第1乗算器37と第2乗算器38で行うことにより、出力電圧平均誤差が演算される。第2加算器39は、電圧指令値をこの出力電圧平均誤差で補償する演算を行う。
【0021】
図3は仮想AC/DC/AC方式を用いた1相分のマトリックスコンバータのパルス発生パターンを表したタイムチャートであるが、S1,S2,S3はそれぞれ最大電圧相,中間電圧相,最小電圧相に接続されている双方向スイッチング素子であり、双方向スイッチング素子S1を構成する2つの単方向スイッチ素子は、S1A がFETモード素子であり、S1B が還流ダイオード側素子である。他の双方向スイッチング素子S2,S3も同様にS2A ,S2B とS3A ,S3B を備える。
仮想AC/DC/AC方式によるマトリックスコンバータのパルス発生法については、電気学会半導体電力変換研究会SPC02−90/IEA02−31「仮想AC/DC/AC変換方式によるマトリックスコンバータの入力波形改善法」により公知であるから、詳細説明は省略するが、仮想AC/DC/AC方式では、仮想インバータと仮想整流器を想定して制御を行い、最後にマトリックスコンバータとして制御できるようにパルス合成を行う。
【0022】
図3のタイムチャートにおいて、図3(a) は仮想インバータのパルス幅変調状況の変化であって、仮想インバータの電圧指令a1 と仮想インバータのキャリアa2 の変化を表している。図3(b) は仮想整流器側パルスの変化、図3(c) は仮想インバータパルスの変化、図3(d) から図3(l) まではそれぞれS1,S2,S3,S1A ,S1B ,S2A ,S2B ,S3A ,S3B の動作を表しており、図3(m) はデッドタイム時間Td 、図3(p) は負荷電流極性か正のときに最小相電圧から見た出力電圧の変化、図3(q) は負荷電流極性か負のときに最小相電圧から見た出力電圧の変化を、それぞれが表している。
【0023】
図3(p) と図3(q) では最小電圧相から見た出力電圧を破線で図示しており、電流が正の場合は立ち上がりパルスが削られ、電流が負の場合は立ち下がりパルスが増加している。更にマトリックスコンバータのスイッチングパターンは、3つの双方向スイッチング素子S1,S2,S3のうちのいずれか1つしかオンしないことから、スイッチング周波数(またはキャリア周波数)をfs とすると、前述の数式1から下記の数式2,3,4が得られる。
数式2は、最大電圧相の双方向スイッチング素子S1と中間電圧相の双方向スイッチング素子S2とのスイッチングの際の電圧誤差ΔV12を表している。
【0024】
【数2】
ΔV12=(Vmax −Vmid )fs ・Td ・sign(iload
数式3は、中間電圧相の双方向スイッチング素子S2と最小電圧相の双方向スイッチング素子S3とのスイッチングの際の電圧誤差ΔV23を表しており、数式4は、最大電圧相の双方向スイッチング素子S1と最小電圧相の双方向スイッチング素子S3とのスイッチングの際の電圧誤差ΔV13を表している。
【0025】
【数3】
ΔV23=(Vmid −Vmin )fs ・Td ・sign(iload
【0026】
【数4】
ΔV13=(Vmax −Vmin )fs ・Td ・sign(iload
仮想AC/DC/AC変換方式のパルス変化は、仮想インバータのスイッチングに基づく変化と、仮想整流器のスイッチングに基づく変化があり、最大電圧相と中間電圧相のスイッチングと、中間電圧相と最小電圧相のスイッチングと、最大電圧相と最小電圧相のスイッチングが、インバータキャリア1周期内で1回ずつ発生する。従って発生する誤差電圧ΔVAVは、負荷電流iloadの極性の正負により、立ち上がりと立ち下がりのいずれかのみで発生することに注目すれば、下記の数式5が得られる。
【0027】
【数5】
Figure 0004247467
すなわち、電源電圧の最大線間電圧によりスイッチング1サイクルの平均誤差電圧が求められる。よって下記の数式6,7,8により各相の出力電圧指令を補償する。但しvu **,vv **,vw **は補償後の各相電圧指令、vu * ,vv * ,vw * は補償前の各相電圧指令、iu ,iv ,iw は各相負荷電流であって、図2はこれらの数式6,7,8を実施する回路を表している。
【0028】
【数6】
u **=vu * −(Vmax −Vmin )fs ・Td ・sign(iu
【0029】
【数7】
v **=vv * −(Vmax −Vmin )fs ・Td ・sign(iv
【0030】
【数8】
w **=vw * −(Vmax −Vmin )fs ・Td ・sign(iw
図4は本発明の第3実施例を表したブロック回路図であって、図1に記載の出力電圧平均誤差補償回路の第2の構成例を表しており、請求項3に対応する。
図4の第3実施例回路は、スイッチング1サイクル当たりの最大電圧相の双方向スイッチング素子S1と中間電圧相の双方向スイッチング素子S2とのスイッチング回数と、中間電圧相の双方向スイッチング素子S2と最小電圧相の双方向スイッチング素子S3とのスイッチング回数と、最大電圧相の双方向スイッチング素子S1と最小電圧相の双方向スイッチング素子S3とのスイッチング回数が、それぞれ異なる回数で発生するようなパルス幅変調を行う場合の出力電圧誤差を補償する場合を表しており、図2で既述の第2実施例回路と異なるのは、中間電圧検出器34と3つの第3乗算器41を追加していることと、2つの値を加算する第1加算器36の代わりに3つの値を加算する第3加算器42を備えていることであり、それ以外は図2の第2実施例回路と同じであるから、異なっている部分のみを説明する。
【0031】
スイッチング1サイクルあたりのS1とS2の間のスイッチング回数をn12、S2とS3の間のスイッチング回数をn23、S1とS3の間のスイッチング回数をn13とすると、スイッチング1サイクルの平均誤差電圧ΔVAVは、下記の数式9で表すことができる。
【0032】
【数9】
Figure 0004247467
この数式9に記載のn12+n13はk1に比例するから、このk1と最大電圧検出値Vmax との積の演算、同様にn23+n12に比例するk2と中間電圧検出値Vmid との積の演算、n23+n13に比例するk3と最小電圧検出値Vmin との積の演算を、それぞれ第3乗算器41で別個に行い、これらの演算結果を第3加算器42で加減算する。第1乗算器37は第3加算器の演算結果にTd ×fs を乗算し、更に第2乗算器38は負荷電流極性を乗算して平均誤差電圧ΔVAVを算出する。
【0033】
図5は本発明の第4実施例を表したブロック回路図であって、図1に記載の出力電圧平均誤差補償回路の第3の構成例を表しており、請求項4に対応する。
転流の方法には、図3のタイムチャートに図示の方法のほかに、中間電圧相のスイッチング素子がスイッチングする際に、最大電圧相と最小電圧相の還流ダイオードモードになるスイッチ素子をオンしておく方法がある。この第4実施例回路では、中間電圧相のスイッチング素子S2がスイッチングする際に、最大電圧相と最小電圧相の還流ダイオードモードになるスイッチ素子をオンする転流方法を用いた場合に発生する出力電圧誤差を補償するものである。
【0034】
転流時に最大電圧相と最小電圧相の還流ダイオードモードのスイッチ素子がオンしていると、転流する線間電圧にかかわらず、転流の還流経路は、最大電圧か最小電圧となる。よってスイッチング1サイクルに発生する平均の電圧誤差は、下記の数式10となる。
【0035】
【数10】
ΔVAV=(Vmax −Vmin )n・fs ・Td ・sign(iload
但しnは、電流極性が正の場合は最小電圧を基準にしたスイッチング1サイクルに発生する出力電圧の立ち上がり回数であり、電流極性が負の場合は最小電圧を基準にしたスイッチング1サイクルに発生する出力電圧の立ち下がり回数である。
図5の第4実施例回路は、図2で既述の第2実施例回路に第4乗算器45を追加して、前述の立ち上がりまたは立ち下がりの回数nを乗算できるように構成している。このようにスイッチング回数に対応して補償量を変化させることにより、最大電圧相と最小電圧相の還流ダイオードモードになるスイッチ素子をオンにして転流する際でも、出力電圧の補償をすることができる。
【0036】
なお前述しているスイッチング1サイクルとは、キャリア比較方式の場合はキャリア1周期に相当し、空間ベクトルパルス幅変調方式の場合は空間ベクトルパルス幅変調の出力電圧ベクトルの出力パターンが一順する周期のことである。
【0037】
【発明の効果】
従来の交流/交流直接形電力変換装置では、転流の際に相間短絡が生じれば大電流が流れるし、負荷端が開放になれば高いサージ電圧が発生し、いずれの場合も半導体スイッチ素子を破損する恐れがある。そこで転流回路では、転流の際にデッドタイム時間Td を設けて相間短絡や負荷端開放が発生しないようにしている。しかしこのデッドタイム時間Td のために出力電圧に誤差を生じ、波形歪みが発生する。これらは、負荷が電動機の場合は回転むらやトルクリプルを生じて制御性能を低下させる不具合を生じる。これに対して本発明では、転流の際に発生するスイッチング1サイクルの平均誤差電圧を補償することにより、高速の演算装置を用いなくても補償前の出力電圧指令と実際の出力電圧を一致させることができるので、電動機負荷の場合でも回転むらやトルクリプルを発生させないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表したブロック回路図
【図2】本発明の第2実施例を表したブロック回路図
【図3】仮想AC/DC/AC方式を用いた1相分のマトリックスコンバータのパルス発生パターンを表したタイムチャート
【図4】本発明の第3実施例を表したブロック回路図
【図5】本発明の第4実施例を表したブロック回路図
【図6】交流/交流直接形電力変換装置の従来例を示したブロック回路図
【図7】図6に図示のマトリックスコンバータの構成をモデル的に図示した構成図
【図8】双方向スイッチング素子の構成の一例を示した回路図
【図9】双方向スイッチング素子の構成の別の一例を示した回路図
【図10】図7に図示のマトリックスコンバータのU相部分の構成を示した回路図
【図11】負荷電流に応じた転流の場合で負荷電流が正のときの各スイッチング素子の動作を示したタイムチャート
【図12】負荷電流に応じた転流の場合で負荷電流が負のときの各スイッチング素子の動作を示したタイムチャート
【図13】電源電圧に応じた転流の場合で電源電圧が正のときの各スイッチング素子の動作を示したタイムチャート
【図14】電源電圧に応じた転流の場合で電源電圧が負のときの各スイッチング素子の動作を示したタイムチャート
【符号の説明】
2 マトリックスコンバータ
4 電圧検出器
5 電流検出器
10 電圧指令発生回路
11 パルスパターン発生回路
12 転流回路
13 コントーローラ
31 最大電圧検出器
32 最小電圧検出器
33 符号検出回路
34 中間電圧検出器
36 第1加算器
37 第1乗算器
38 第2乗算器
39 第2加算器
41 第3乗算器
42 第3加算器
45 第4乗算器

Claims (4)

  1. 交流電源の各相と交流負荷の1つの相を該交流電源の各相に別個に設置したスイッチング素子を介して接続する回路を前記交流負荷の各相ごとに設ける構成の交流/交流直接形電力変換装置で、これのスイッチングパターンを切り換える際に電源短絡と負荷端子の開放が発生しないようにして負荷電流を転流させると共に、この負荷電流の転流の際にこれら各スイッチング素子の転流動作にデッドタイム時間を設けている交流/交流直接形電力変換装置の制御方法において、
    前記交流電源の最大線間電圧と前記交流負荷の電流極性を検出し、検出された交流電源の最大線間電圧と負荷電流極性と前記スイッチング素子のスイッチング周波数とデッドタイム時間から、スイッチング1サイクルの転流により発生する出力電圧の平均誤差電圧を演算し、当該電力変換装置に与える電圧指令値を、前記出力電圧平均誤差で補償することを特徴とする交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法。
  2. 請求項1に記載の交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法において、
    スイッチング1サイクルの転流により発生する前記出力電圧平均誤差は、前記交流電源の最大電圧と最小電圧から最大線間電圧を算出し、この最大線間電圧算出値にスイッチング素子のスイッチング周波数とデッドタイム時間との積を乗算し、これに負荷電流の極性判別結果を乗算して求めることを特徴とする交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法。
  3. 請求項1に記載の交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法において、
    スイッチング1サイクルの転流により発生する前記出力電圧平均誤差は、スイッチング1サイクル内で最大電圧と中間電圧の間でスイッチングする回数をn12とし、中間電圧と最小電圧の間でスイッチングする回数をn23とし、最大電圧と最小電圧の間でスイッチングする回数をn13とするとき、前記交流電源の最大電圧にn12とn13の和を乗算し、その演算結果に前記交流電源の中間電圧にn23とn12の差を乗算した結果を加算し、これから前記交流電源の最小電圧にn23とn13の和を乗算した結果を減算し、これにスイッチング素子のスイッチング周波数とデッドタイム時間との積を乗算し、これに負荷電流の極性判別結果を乗算して求めることを特徴とする交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法。
  4. 請求項1に記載の交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法において、
    スイッチング1サイクルの転流により発生する前記出力電圧平均誤差は、前記交流電源の最大電圧と最小電圧から最大線間電圧を算出し、この最大線間電圧算出値にスイッチング素子のスイッチング周波数とデッドタイム時間との積を乗算し、これに最小電圧を基準にしてスイッチング1サイクルに発生する出力電圧の立ち上がり回数または立ち下がり回数を乗算し、これに負荷電流の極性判別結果を乗算して求めることを特徴とする交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法。
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