JP5327575B2 - 遊技機 - Google Patents
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前面に遊技領域(15)が画成された遊技盤(12)の裏面に、該遊技領域(15)に配設された入賞装置(22,23,24)の入賞球排出経路を画成する裏樋(28)が設けられると共に、前記遊技盤(12)に開設した開口部の内周縁を囲繞するよう装飾部材(16)が配設され、前記装飾部材(16)に開設した画面用開口(20)を介して図柄表示装置の画面が遊技盤(12)の前面に臨む遊技機において、
可動体(66)および該可動体(66)を作動させる駆動機構(72)からなる複数の演出部材(68)と、該駆動機構(72)を作動させる駆動手段(70)とを備え、該駆動手段(70)および駆動機構(72)をケース体(34)内に収容して構成された可動演出装置(10)を有し、
前記裏樋(28)は、前記遊技盤(12)の開口部に前後に並ぶ開口を有する枠状に構成され、該裏樋(28)における開口部に隣接する部位に、前記可動演出装置(10)のケース体(34)に設けられた取付部(98,102)が取付け可能な設置部(30)が形成され、
前記可動演出装置(10)のケース体(34)は、前記取付部(98,102)を前記設置部(30)に取付けることで、前記可動体(66)が前記画面用開口(20)を介して遊技盤(12)の前面に臨むよう前記裏樋(28)に固定されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可動演出装置のケース体を裏樋に固定したので、装飾部材(センター役物)に対する負荷を軽減し得る。また、裏樋は、遊技盤の裏面に設けられ、デザイン上の制限が少ないため、ケース体の形状に合わせて裏樋を適宜設計変更し得る。従って、ケース体の保持性および着脱時の作業性を考慮した形状に裏樋を変更して、ケース体を確実かつ容易に取付けることが可能となる。また、複数の演出部材をケース体に収容したので、可動演出装置をケース体単位で扱うことができ、着脱作業の効率性も向上し得る。更に、センター役物の剛性を高める必要がなく、画面用開口を広くし得る。
前面に遊技領域(15)が画成された遊技盤(12)の裏面に、該遊技領域(15)に配設された入賞装置(22,23,24)の入賞球排出経路を画成する裏樋(28)が設けられると共に、前記遊技盤(12)に開設した開口部の内周縁を囲繞するよう装飾部材(16)が配設され、前記装飾部材(16)に開設した画面用開口(20)を介して図柄表示装置の画面が遊技盤(12)の前面に臨むと共に、第1の可動演出装置(18)が該装飾部材(16)に設けられた遊技機において、
可動体(66)および該可動体(66)を作動させる駆動機構(72)からなる複数の演出部材(68)と、該駆動機構(72)を作動させる駆動手段(70)とを備え、該駆動手段(70)および駆動機構(72)をケース体(34)内に収容して構成された第2の可動演出装置(10)を有し、
前記裏樋(28)は、前記遊技盤(12)の開口部に前後に並ぶ開口を有する枠状に構成され、該裏樋(28)における開口部に隣接する部位に、前記第2の可動演出装置(10)のケース体(34)に設けられた取付部(98,102)が取付け可能な設置部(30)が形成され、
前記第2の可動演出装置(10)のケース体(34)は、前記取付部(98,102)を前記設置部(30))に取付けることで、前記可動体(66)が前記画面用開口(20)を介して遊技盤(12)の前面に臨むよう前記裏樋(28)に固定されることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、第2の可動演出装置のケース体を裏樋に固定したので、装飾部材(センター役物)に対する負荷を軽減し得る。また、裏樋は、遊技盤の裏面に設けられ、デザイン上の制限が少ないため、ケース体の形状に合わせて裏樋を適宜設計変更し得る。従って、ケース体の保持性および着脱時の作業性を考慮した形状に裏樋を変更して、ケース体を確実かつ容易に取付けることが可能となる。また、複数の演出部材をケース体に収容したので、第2の可動演出装置をケース体単位で扱うことができ、着脱作業の効率性も向上し得る。更に、センター役物の剛性を高める必要がなく、画面用開口を広くし得る。
前記可動体(66)は、第1姿勢から第2姿勢まで姿勢変位可能に構成されると共に、前記複数の演出部材(68)が列をなして配設され、
前記駆動機構(72)は、
前記可動体(66)の下方に配設され、正逆方向へ回転可能なギヤ(76)と、
前記可動体(66)に連繋されると共に上方の第1位置および下方の第2位置の間で昇降移動し、第1位置への移動に伴い可動体(66)を前記第1姿勢に姿勢変位させ、第2位置への移動に伴い可動体(66)を前記第2姿勢に姿勢変位させるアーム部材(74)と、
前記アーム部材(74)を第1位置に向けて付勢して、前記可動体(66)を第1姿勢で保持する弾性部材(77)と、
前記アーム部材(74)に設けられたカムフォロア(82)と、
前記ギヤ(76)の側端面における偏心した位置に突出して設けられ、該ギヤ(76)の回転に伴ない前記カムフォロア(82)を下方へ押して、前記可動体(66)が第2姿勢に変位するよう前記アーム部材(74)を第2位置へ移動させるカム部(84)とを備え、
前記各演出部材(66)の駆動機構(72)に配設されたギヤ(76)は、単一の駆動手段(70)によって正逆方向へ回転するよう相互に連繋されると共に、
少なくとも1つの演出部材(66)における駆動機構(72)のカム部(84)がカムフォロワ(82)を下方へ押すタイミングが、他の演出部材(66)における駆動機構(72)のカム部(84)がカムフォロワ(82)を下方へ押すタイミングとずれるよう構成されている。
請求項3の発明によれば、(第2の)可動演出装置は、単一の駆動手段で多彩な演出効果を実現することができ、電力消費量を抑制することができる。また、駆動手段を単一とすることで部品点数が抑制され、製品コストを低廉にし得る。しかも、駆動手段を1つとすることで、構造が簡単となって、組付け時の工程数を少なくし得る。
前記第1群を構成する各ギヤ(76)の1つと第2群を構成する各ギヤ(76)の1つとが、駆動手段(70)に連結された中継ギヤ(86,86)を介して反対方向へ回転するよう連繋され、
前記第1群および第2群を構成する各ギヤ(76,76)において対称位置に配設された両ギヤ(76,76)に設けられたカム部(84)は、対応のカムフォロワ(82)を同じタイミングで下方へ押すよう構成されている。
請求項4の発明によれば、第1群のギヤと第2群のギヤとの回転方向を反転させたので、可動体の演出態様を第1群および第2群で対称にすることができ、演出効果の向上を図り得る。
前記遊技盤12の裏面には、図2に示すように、上下左右の枠部材26a〜26dにより矩形枠状に形成された裏樋28が設けられている。前記裏樋28の下枠部材26bには、始動入賞装置22の駆動手段(図示せず)等を保持する保持部27が形成され、該保持部27に始動入賞装置22の入賞口に連通する入賞球排出経路(図示せず)が画成されている。同様に、前記下枠部材26bは、前記普通入賞口24に連通する入賞球排出経路(図示せず)を備え、該入賞口24に入球した遊技球を入賞球排出経路を介して排出するようになっている。
図1に示すように、前記センター役物16の上部には、例えば特別遊技時に作動して、視覚的な演出効果を発揮する回転演出装置18が設けられている。この回転演出装置18は、図3および図5に示す如く、ケース部材38の前面に正逆回転自在に配設された複数の回転体40,42と、該ケース部材38の内部に収容されて同じく正逆回転自在な複数のギヤ46,48,50と、該ギヤ46,48,50を回転させる2つのモータ56,60とから基本的に構成され、大型で重量のある構造となっている。前記回転体40,42は、中央に位置する大型の独立回転体40と、該独立回転体40の左右に設けられて同期的に回転する4つの連動回転体42とからなる。前記独立回転体40および連動回転体42は、無色透明なプラスチック成型品であって、その内部に、光散乱処理が施されて鮮やかな演出効果を発揮する散乱シート(図示せず)が介在している。なお、独立回転体40および連動回転体42に設けられる散乱シートは、光の散乱態様が異なるタイプものが採用され、両回転体40,42における演出効果が相違するよう図られている。図3に示すように、前記独立回転体40および両端に位置する連動回転体42,42は、独立回転体40に隣接する左右の連動回転体42,42よりも前方に位置し、相互に干渉しないよう構成される。また、前記連動回転体42は、左右両端に位置する回転体42,42の径が、内側に位置する回転体42,42よりも小さく設定される。
前記遊技盤12における回転演出装置18の下方には、可動演出装置(第2の可動演出装置)10が設けられ、その可動体66(後述)が前記センター役物16の画面用開口20を介して遊技盤12の前面に臨んでいる。可動演出装置10は、図4の背面図に示すように、左右に列をなして配設された複数(実施例では6つ)の演出部材68と、これら演出部材68を作動させる単一の演出モータ(駆動手段)70とがケース体34に収容されて1つのユニットを構成している。各演出部材68は、第1姿勢から第2姿勢まで姿勢変位可能に構成された可動体66と、該可動体66を姿勢変位させる駆動機構72とを備え、前記ケース体34に傾斜した状態で配設される。また、前記可動体66は、ケース体34の上部から外部に露出しており、その前端に発光体73(図1参照)が設けられてスポットライトの如き形状とされている。
次に、実施例に係る遊技機の作用について以下説明する。先ず始めに、可動演出装置10を遊技盤12に組付ける場合について説明する。前記遊技盤12の開口部にセンター役物16を配設し、該センター役物16の上部に前記回転演出装置18を取付ける。なお、前記回転演出装置18は、大型で重量を有するため、該回転演出装置18が設置されたセンター役物16に対して所定の負荷が加わることになる。次いで、前記裏樋28の設置部30に前記可動演出装置10を取付ける。すなわち、図2(a)および(b)に示すように、後側ケース体94の下面を下枠部材26bにおける支持面36上に載置すると共に、後側ケース体94の左右の取付片98,98を支持部32,32に臨ませる。このとき、前記後側ケース体94の下面は支持面36に整合し、該ケース体34の下面に設けた凹部100に支持面36の凸部36aが嵌合して位置決めがなされる。次いで、左右の支持部32,32のネジ孔32a,32aに整合した取付片98,98の各通孔98a,98aにネジを螺挿すると共に、下枠部材26bに設けた2つのネジ孔37,37に整合した突出片102,102の通孔102a,102aに2つのネジを螺挿することで、ケース体34が裏樋28に固定される。
16 センター役物(装飾部材),18 回転演出装置(第1の可動演出装置)
20 画面用開口,22,23,24 入賞装置,28 裏樋,30 設置部
34 ケース体,66 可動体,68 演出部材,70 演出モータ(駆動手段)
72 駆動機構,74 アーム部材,76 演出ギヤ(ギヤ),77 付勢バネ(弾性部材)
82 カムフォロア,84 カム部,86 中継ギヤ,98 取付片(取付部)
102 突出片(取付部),A 第1群,B 第2群
Claims (4)
- 前面に遊技領域が画成された遊技盤の裏面に、入賞装置の入賞球排出経路を画成する裏樋が設けられると共に、前記遊技盤に開設した開口部の内周縁を囲繞するよう装飾部材が配設され、前記装飾部材に開設した画面用開口を介して図柄表示装置の画面が遊技盤の前面に臨む遊技機において、
可動体および該可動体を作動させる駆動機構からなる複数の演出部材と、該駆動機構を作動させる駆動手段とを備え、該駆動手段および駆動機構をケース体内に収容して構成された可動演出装置を有し、
前記裏樋は、前記遊技盤の開口部に前後に並ぶ開口を有する枠状に構成され、該裏樋における開口部に隣接する部位に、前記可動演出装置のケース体に設けられた取付部が取付け可能な設置部が形成され、
前記可動演出装置のケース体は、前記取付部を前記設置部に取付けることで、前記可動体が前記画面用開口を介して遊技盤の前面に臨むよう前記裏樋に固定される
ことを特徴とする遊技機。 - 前面に遊技領域が画成された遊技盤の裏面に、入賞装置の入賞球排出経路を画成する裏樋が設けられると共に、前記遊技盤に開設した開口部の内周縁を囲繞するよう装飾部材が配設され、前記装飾部材に開設した画面用開口を介して図柄表示装置の画面が遊技盤の前面に臨むと共に、第1の可動演出装置が該装飾部材に設けられた遊技機において、
可動体および該可動体を作動させる駆動機構からなる複数の演出部材と、該駆動機構を作動させる駆動手段とを備え、該駆動手段および駆動機構をケース体内に収容して構成された第2の可動演出装置を有し、
前記裏樋は、前記遊技盤の開口部に前後に並ぶ開口を有する枠状に構成され、該裏樋における開口部に隣接する部位に、前記第2の可動演出装置のケース体に設けられた取付部が取付け可能な設置部が形成され、
前記第2の可動演出装置のケース体は、前記取付部を前記設置部に取付けることで、前記可動体が前記画面用開口を介して遊技盤の前面に臨むよう前記裏樋に固定される
ことを特徴とする遊技機。 - 前記可動体は、第1姿勢から第2姿勢まで姿勢変位可能に構成されると共に、前記複数の演出部材が列をなして配設され、
前記駆動機構は、
前記可動体の下方に配設され、正逆方向へ回転可能なギヤと、
前記可動体に連繋されると共に上方の第1位置および下方の第2位置の間で昇降移動し、第1位置への移動に伴い可動体を前記第1姿勢に姿勢変位させ、第2位置への移動に伴い可動体を前記第2姿勢に姿勢変位させるアーム部材と、
前記アーム部材を第1位置に向けて付勢して、前記可動体を第1姿勢で保持する弾性部材と、
前記アーム部材に設けられたカムフォロアと、
前記ギヤの側端面における偏心した位置に突出して設けられ、該ギヤの回転に伴ない前記カムフォロアを下方へ押して、前記可動体が第2姿勢に変位するよう前記アーム部材を第2位置へ移動させるカム部とを備え、
前記各演出部材の駆動機構に配設されたギヤは、単一の駆動手段によって正逆方向へ回転するよう相互に連繋されると共に、
少なくとも1つの演出部材における駆動機構のカム部がカムフォロワを下方へ押すタイミングが、他の演出部材における駆動機構のカム部がカムフォロワを下方へ押すタイミングとずれるよう構成されている請求項1または2記載の遊技機。 - 前記複数の演出部材は、各駆動機構のギヤが列をなすよう噛合した第1群を構成する演出部材および各駆動機構のギヤが列をなすよう噛合した第2群を構成する演出部材に分割されると共に、第1群の各ギヤと第2群のギヤとが対称に構成され、
前記第1群を構成する各ギヤの1つと第2群を構成する各ギヤの1つとが、駆動手段に連結された中継ギヤを介して反対方向へ回転するよう連繋され、
前記第1群および第2群を構成する各ギヤにおいて対称位置に配設された両ギヤに設けられたカム部は、対応のカムフォロワを同じタイミングで下方へ押すよう構成されている請求項3記載の遊技機。
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