JP5325022B2 - コネクタ付きケース及びコネクタ付きケースの端子の曲げ方法 - Google Patents
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Description
端部に別体に設けられるコネクタ53と、ケース内に設けられ、コネクタ53の略L字状
に屈曲した各端子54をハンダ接続させる回路基板55とを備えたものである。本例のコ
ネクタ付きケース51は電気接続箱の一部を構成する。
)。
57の基端側を受け台58で支持した状態で、両把持板56を回動させて、端子57を長
手方向中間部から90°方向に屈曲させるものである。
端部に一体に設けられたコネクタ62とで構成されている。ケース本体67は下部開口6
3を有し、コネクタ62は側部開口64を有している。
は、図10(a)の如く、曲げ治具26を端子66と同じ高さまでケース本体67内に挿入しなければならず、特にケース本体67の端子66とは反対側(図10(b)の符号Fの部分)に治具スペースを確保する必要があるために、ケース本体67を高さ方向に小型化することが難しく、且つケース本体内に図10(a)の端子66の長さ+曲げ治具26の長さ以上のスペースが必要で、ケース本体67を水平方向(長手方向)にも小型化することが難しいという問題があった。
また、傾斜状の開口に対して天壁の高さが段差なく均一(平坦)となり、コネクタハウジングとは反対側のケース本体の後半の端部の内側のデッドスペースが解消される。天壁を平行に配置した際に、開口の下側のスペースの分だけケース本体が低背化される。端子曲げ治具は天壁と平行に一動作で開口内に挿入可能となる。
また、開口に対して端子真直部が相対的に傾斜した角度の分だけ、端子曲げ治具を従来のように90°まで回動させる必要がなくなり、端子曲げに要する工数が低減される。端子曲げ治具の回動角度は90°から端子真直部の相対的な傾斜角度を減じた値である。
また、均一な高さの天壁でケース本体内の無駄なスペースをなくしてケース本体をコンパクト化することができる。また、天壁と平行に端子曲げ治具をケース本体内に一動作で挿入することで、端子曲げ作業を簡素化することができる。
また、端子曲げ時の端子曲げ治具の回動角度が従来よりも少なくて済み、端子曲げに要する工数・コストが低減される。
と、ケース本体2の一端側から斜め上向きに小さな角度(本例では20°程度の角度)で
傾斜状に且つ一体に突出形成されたコネクタ3とを備えるものである。
鍔部4の内側に鍔部4よりも高く突出した平面視矩形状の膨出部5を有し、膨出部5は前
半部分5aが高く、後半部分5bが低く段差状に形成され、前半部分5aから斜め上向き
にコネクタ3が一体に突出形成されている。なお、明細書で上下前後左右の方向性は説明
の便宜上のものである。
いる。膨出部5は、左右の垂直な側壁7と後壁8と前壁9と前半及び後半の上壁(天壁)10,10'とを有し、上壁10,10'の中間部に(中間から前半にかけて)傾斜状の段差部(傾斜部)11が形成され、前壁9から上壁10の傾斜部11を除く前半部分5aにかけて合成(絶縁)樹脂製のコネクタハウジング12の基部(付け根部)12aが傾斜状に交差して一体に続いている。
る。前壁9の左右端部を残してコネクタハウジング12が左右方向に横長に位置している
。前壁9は鍔部4の前端面4aと同一面に位置している。
た横長のコネクタ嵌合室17を有し、コネクタ嵌合室内に複数のピン状の雄端子13が複
数段(本例で上下三段)に突出している。コネクタハウジング12の上下の壁部14,1
5は平行に斜め上向きに傾斜し、左右の壁部16,16は上下の壁部14,15の間で平
行に垂直に位置している。左右の壁部16に設けられた突起18は相手コネクタ(図示せ
ず)に対するレバー嵌合用ないしロック用等のものである。コネクタハウジング12の前
端に相手コネクタを挿入する開口17aがコネクタ嵌合室17に連通して設けられている
。
直交して傾斜状に設けられ、隔壁19の各孔部20に各端子13の長手方向中間部が圧入
固定されている。隔壁19は垂直な前壁9(鍔部4の前端面4a)に対して後方に小さな
角度(本例では20°程度の角度)で傾斜している。隔壁19を介してコネクタ内のコネ
クタ嵌合室17とケース本体2内の収容室(空間)21とが区画(隔絶)されている。
交差して続き、前半の上壁10の後部にコネクタハウジング12の傾斜状の上壁14の基
部12aが交差して続き、前半の上壁10の後部には前上がり(後下がり)の傾斜状の段
差壁(傾斜壁)11が形成され、段差壁11は後半部分5bの低背で水平な上壁10'に
交差して続いている。段差壁11の傾斜角度はコネクタ3の傾斜角度θよりも少し大きく
設定され、その角度の異なる分だけ低背な後半の上壁10'が前方に延長されている。
各端子13の前半の真直な端子部分13aはコネクタ嵌合室17内で同じ長さで突出し、各端子13の後半の真直部分(前半部分よりも長い部分)13bはケース本体2の収容室21内で後下がりに傾斜して異なる長さで突出している。各端子13の斜め下向きの仮想延長線22はケース本体2の平面視矩形状の下部開口(開口)23を斜めに通過する。
32よりも短く形成され、各段の端子13の真直部分13bの先端(後端)13cを結ぶ仮想線は後上がりの直線となっている。上段の端子131の先端13cは段差壁11の下端11aのほぼ下側に位置し、下段の端子133の先端13cは段差壁11の上端11bのほぼ下側においてケース本体2の下部開口23よりも高く位置している。各段の端子13は図1の如く左右方向(コネクタ幅方向)に複数列に並列に配置されている。
な収容段部24が鍔部4の下面にかけて水平に設けられている。収容段部24に続いて鍔
部4に回路基板(図示せず)を固定するためのねじ穴25が上向きに設けられている。
状の圧入治具(図示せず)の各孔部に各端子13を挿入し、圧入治具(図示せず)をコネ
クタ嵌合室17に挿入した状態で一括して行うことが好ましい。各段ごとに端子13を圧
入したり、一本ずつ圧入することも無論可能である。圧入に代えて各端子13をケース本
体2の樹脂成形時にコネクタハウジング3の隔壁19にインサート成形で固定することも
可能である。
めにした状態でケース本体2の低背な後半部5bの収容室21内に矢印Aの如く下から上
に進入させ、矢印Bの如く端子曲げ治具26を端子13に向け前上がりに斜めに移動させ、端子13を端子曲げ治具内に挿入させる(端子曲げ治具26を端子13に係合させる)。
、図3の如く端子曲げ治具26を矢印Cの如く時計回りに鋭角的に回動させることで、各端子13が略くの字状に曲げ加工される。図3において、各端子13はコネクタ寄りの傾斜状の端子真直部13dとケース本体2の下部開口23に向かう端子折曲部13eとで構成されている。
段の端子131の順で曲げ作業を行う。これは端子曲げ治具26と下側の端子132,133との干渉を防ぐためである。各端子13は下向きに垂直に曲げ成形され、各端子13の曲げ加工部分である端子折曲部13eはコネクタハウジング内の斜め上向きの端子部分13aに略くの字状に交差して位置する。下段の端子133の曲げ長さ(折曲部分13eの長さ)は短く、上段に向かうにつれて端子13の曲げ長さは長く設定され、曲げ後の各段の端子13の先端(下端)13cはケース本体2の下部開口23の下端(ケース本体の底面)に同一面で位置する。
状でなくタブ状で剛性の高い場合は、一ないし少数の端子挿入孔30を有する端子曲げ治具を用いて一段ごとに複数回に分けて曲げることも可能である。曲げ作業は手作業で行ってもよく、自動機で行ってもよい。
れるから、その分、図4の矢印Eの如く従来(鎖線67で示す部分)に較べてケース本体
2が前後方向に短縮化(小型化)される。
下部開口23を通過しており、上段の端子131の曲げ加工に際し、たとえ一方の治具部
分27が長くても、端子曲げ治具26の固定軸29側の端部(後端)26aがケース本体2の下部開口23の後端縁に干渉しないから、図2におけるよりも長い端子曲げ治具を用いてさらに小さな力で曲げ加工することもできる。端子曲げ治具26の固定軸29側の端部26aをケース本体内に進入させる必要がないから、図4の矢印E方向(前後方向)のケース本体2の短縮化が促進される。
ース本体内に矢印A方向(上向き)に挿入する距離が一層短くなり、他方の治具部分(曲
げ操作部)28が完全に外部に突出することと相俟って、曲げ作業が容易化する。また、
図3の如く、各端子13の曲げ角度は90°以下であるので、曲げ加工に要する工数や労
力が少なくて済む。
に組み付けられた回路基板(図示せず)の孔に挿入されて回路基板の回路にハンダ接続さ
れる。回路基板を用いない場合は、例えば中継端子等(図示せず)を介して電気接続箱や
機器等の取付側(図示せず)の回路に接続することもできる。
スの端子曲げ構造や、ケース一体型コネクタや、ケース一体型コネクタの端子曲げ構造な
いし曲げ方法、コネクタ付きケースの製造方法等としても有効なものである。
2,32 ケース本体
10,10’ 上壁(天壁)
12 コネクタハウジング
13 端子
13b 真直部分
13d 端子真直部
13e 端子折曲部
19,43 隔壁
22 仮想延長線
23,38 下部開口(開口)
26 端子曲げ治具
34 上壁(天壁)
Claims (2)
- ケース本体にコネクタハウジングが一体に設けられ、該ケース本体と該コネクタハウジングとの境の隔壁に端子が貫通固定され、該端子のケース本体側の端子真直部と該ケース本体の開口とが交差する方向に相対的に傾斜して位置し、該端子真直部が該開口に向けて延び、該端子真直部に続く端子折曲部が該開口に向けて屈曲され、該端子真直部に対して該開口が傾斜して位置し、該ケース本体の天壁が該端子真直部と平行に配設されたことを特徴とするコネクタ付きケース。
- ケース本体にコネクタハウジングが一体に設けられ、該ケース本体と該コネクタハウジングとの境の隔壁に端子が貫通固定され、該端子のケース本体側の端子真直部と該ケース本体の開口とが交差する方向に相対的に傾斜して位置し、該端子真直部が該開口に向けて延び、該端子真直部に続く端子折曲部が該開口に向けて屈曲される構成のコネクタ付きケースにおける端子の曲げ方法であって、
端子曲げ治具を前記開口に斜めに交差させつつ該開口から前記端子の折り曲げ前の真直部分の先端に向けて真直に挿入し、該端子曲げ治具を回動させて、該真直部分を曲げて前記端子折曲部を形成することを特徴とするコネクタ付きケースの端子の曲げ方法。
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JP2008314000 | 2008-12-10 | ||
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