JP5325022B2 - コネクタ付きケース及びコネクタ付きケースの端子の曲げ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ケースにコネクタを一体に形成し、コネクタ内の端子を治具で曲げ加工して構成されるコネクタ付きケース及びコネクタ付きケースの端子の曲げ方法に関するものである。
図8は、従来のコネクタ付きケースの一形態を示すものである(特許文献1参照)。
このコネクタ付きケース51は、合成樹脂製のケース本体52と、ケース本体52の一
端部に別体に設けられるコネクタ53と、ケース内に設けられ、コネクタ53の略L字状
に屈曲した各端子54をハンダ接続させる回路基板55とを備えたものである。本例のコ
ネクタ付きケース51は電気接続箱の一部を構成する。
図9は、従来のコネクタの端子の曲げ方法の一形態を示すものである(特許文献2参照
)。
この曲げ方法は、一対の把持板56でコネクタ59の端子57の先端側を把持し、端子
57の基端側を受け台58で支持した状態で、両把持板56を回動させて、端子57を長
手方向中間部から90°方向に屈曲させるものである。
図10(a)(b)は、本出願人が実施した従来のコネクタ付きケースとその端子の曲げ方法を示すものである。
このコネクタ付きケース61は、合成樹脂製のケース本体67と、ケース本体67の一
端部に一体に設けられたコネクタ62とで構成されている。ケース本体67は下部開口6
3を有し、コネクタ62は側部開口64を有している。
図10(a)の如く、コネクタ62の垂直な隔壁65に複数本の長さの異なる端子66が圧入固定された状態で、下部開口63からケース本体内にL字状の端子曲げ治具26を挿入し、曲げ治具26を端子66に向けて水平に移動させて、曲げ治具26の一方を端子66に係合させ、図10(b)の如く曲げ治具26の他方を90°回動させることで、端子66が90°に屈曲される。図10(a)でケース本体の全長をL1’、端子の先端からケース後部内面までの距離をL2’で示している。
特開2006−50817号公報(図7) 特開2000−77152号公報(図5,図15)
しかしながら、上記従来のコネクタ付きケース61とその端子66の曲げ方法にあって
は、図10(a)の如く、曲げ治具26を端子66と同じ高さまでケース本体67内に挿入しなければならず、特にケース本体67の端子66とは反対側(図10(b)の符号Fの部分)に治具スペースを確保する必要があるために、ケース本体67を高さ方向に小型化することが難しく、且つケース本体内に図10(a)の端子66の長さ+曲げ治具26の長さ以上のスペースが必要で、ケース本体67を水平方向(長手方向)にも小型化することが難しいという問題があった。
この問題を解消するために、図11の如く、ケース本体68とコネクタ69とを別体に形成し、コネクタ69の端子70を曲げた後、コネクタ69をケース本体68に合体させた場合には、ケース本体68とコネクタ69との二部品を別々に製造して組み立てるために多くのコストと工数を必要とするという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、ケースにコネクタを一体に形成した場合でも、端子の曲げを少ないスペースでスムーズ且つ確実に行うことができ、ケース本体の小型化を達成することができるコネクタ付きケース及びコネクタ付きケースの端子の曲げ方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項に係るコネクタ付きケースは、ケース本体にコネクタハウジングが一体に設けられ、該ケース本体と該コネクタハウジングとの境の隔壁に端子が貫通固定され、該端子のケース本体側の端子真直部と該ケース本体の開口とが交差する方向に相対的に傾斜して位置し、該端子真直部が該開口に向けて延び、該端子真直部に続く端子折曲部が該開口に向けて屈曲され、該端子真直部に対して開口が傾斜して位置し、ケース本体の天壁が端子真直部と平行に配設されたことを特徴とする。
上記構成により、端子の端子真直部がケース本体の開口に向けて傾斜し(必ずしも端子の仮想延長線が開口を通過する角度で傾斜しているとは限らない)、あるいは端子の端子真直部がケース本体の傾斜した開口に向けて配置されているから、端子曲げ治具で端子を屈曲する際に、端子曲げ治具をケース本体内に深く挿入する必要がなく、すなわちケース本体内に曲げ治具の挿入スペースを設ける必要がなく、端子曲げ作業が簡素化されると共に、ケース本体の高さ方向及び長さ方向(端子真直部の長手方向と同方向)のコンパクト化が可能となる。
また、傾斜状の開口に対して天壁の高さが段差なく均一(平坦)となり、コネクタハウジングとは反対側のケース本体の後半の端部の内側のデッドスペースが解消される。天壁を平行に配置した際に、開口の下側のスペースの分だけケース本体が低背化される。端子曲げ治具は天壁と平行に一動作で開口内に挿入可能となる。
請求項に係るコネクタ付きケースの端子の曲げ方法は、ケース本体にコネクタハウジングが一体に設けられ、該ケース本体と該コネクタハウジングとの境の隔壁に端子が貫通固定され、該端子のケース本体側の端子真直部と該ケース本体の開口とが交差する方向に相対的に傾斜して位置し、該端子真直部が該開口に向けて延び、該端子真直部に続く端子折曲部が該開口に向けて屈曲される構成のコネクタ付きケースにおける端子の曲げ方法であって、端子曲げ治具を前記開口に斜めに交差させつつ該開口から前記端子の折り曲げ前の真直部分の先端に向けて真直に挿入し、該端子曲げ治具を回動させて、該真直部分を曲げて前記端子折曲部を形成することを特徴とする。
上記構成により、端子の端子真直部がケース本体の開口に向けて傾斜し(必ずしも端子の仮想延長線が開口を通過する角度で傾斜しているとは限らない)、あるいは端子の端子真直部がケース本体の傾斜した開口に向けて配置されているから、端子曲げ治具で端子を屈曲する際に、端子曲げ治具をケース本体内に深く挿入する必要がなく、すなわちケース本体内に曲げ治具の挿入スペースを設ける必要がなく、端子曲げ作業が簡素化されると共に、ケース本体の高さ方向及び長さ方向(端子真直部の長手方向と同方向)のコンパクト化が可能となる。
また、開口に対して端子真直部が相対的に傾斜した角度の分だけ、端子曲げ治具を従来のように90°まで回動させる必要がなくなり、端子曲げに要する工数が低減される。端子曲げ治具の回動角度は90°から端子真直部の相対的な傾斜角度を減じた値である。
請求項記載の発明によれば、端子曲げ治具をケース本体内に深く挿入する必要がないので、ケース本体を従来よりも低背化及び短縮化することができ、これにより、ケース本体を車両等の狭いスペースに収容することができ、車両等の部品配置の高密度化に対応することができると共に、ケース本体の成形に使用する樹脂材の量(コスト)を低減することができる。また、コネクタとケース本体が一体であるので、両者を別体に形成する場合に較べて部品コストや組立コストを低減することができる。
また、均一な高さの天壁でケース本体内の無駄なスペースをなくしてケース本体をコンパクト化することができる。また、天壁と平行に端子曲げ治具をケース本体内に一動作で挿入することで、端子曲げ作業を簡素化することができる。
請求項記載の発明によれば、端子曲げ治具をケース本体内に深く挿入する必要がないので、ケース本体を従来よりも低背化及び短縮化することができ、これにより、ケース本体を車両等の狭いスペースに収容することができ、車両等の部品配置の高密度化に対応することができると共に、ケース本体の成形に使用する樹脂材の量(コスト)を低減することができる。また、コネクタとケース本体が一体であるので、両者を別体に形成する場合に較べて部品コストや組立コストを低減することができる。
また、端子曲げ時の端子曲げ治具の回動角度が従来よりも少なくて済み、端子曲げに要する工数・コストが低減される。
本発明に係るコネクタ付きケースの一実施形態を示す斜視図である。 同じくコネクタ付きケースとその端子の曲げ方法の一実施形態を示す縦断面図である。 同じく端子を曲げ加工した状態を示す縦断面図である。 本発明のコネクタ付きケースの大きさを従来例(鎖線で示す)と比較して示す縦断面図である。 本発明に係るコネクタ付きケースの他の実施形態を示す斜視図である。 同じくコネクタ付きケースを示す図5のF−F断面図である。 同じくコネクタ付きケースの端子の曲げ方法の一過程を示す縦断面図(鎖線は従来例の大きさを比較した図)である。 従来のコネクタ付きケースの一形態を示す縦断面図である。 従来の端子の曲げ方法の一形態を示す側面図である。 (a)(b)は、従来のコネクタ付きケースとその端子の曲げ方法の他の形態を作用順に示す縦断面図である。 従来のコネクタ付きケースのその他の形態を示す縦断面図である。
図1は、本発明に係るコネクタ付きケースの一実施形態、図2〜図4は同じくコネクタ付きケースとその端子の曲げ方法の一実施形態を示すものである。
図1の如く、このコネクタ付きケース1は、合成(絶縁)樹脂製の水平なケース本体2
と、ケース本体2の一端側から斜め上向きに小さな角度(本例では20°程度の角度)で
傾斜状に且つ一体に突出形成されたコネクタ3とを備えるものである。
ケース本体2は平面視で矩形状に形成され、その三方(左右と後側)に鍔部4を有し、
鍔部4の内側に鍔部4よりも高く突出した平面視矩形状の膨出部5を有し、膨出部5は前
半部分5aが高く、後半部分5bが低く段差状に形成され、前半部分5aから斜め上向き
にコネクタ3が一体に突出形成されている。なお、明細書で上下前後左右の方向性は説明
の便宜上のものである。
鍔部4の四隅には、機器等の取付側(図示せず)に対する固定用の孔部6が設けられて
いる。膨出部5は、左右の垂直な側壁7と後壁8と前壁9と前半及び後半の上壁(天壁)10,10'とを有し、上壁10,10'の中間部に(中間から前半にかけて)傾斜状の段差部(傾斜部)11が形成され、前壁9から上壁10の傾斜部11を除く前半部分5aにかけて合成(絶縁)樹脂製のコネクタハウジング12の基部(付け根部)12aが傾斜状に交差して一体に続いている。
コネクタハウジング12とコネクタハウジング内の端子13とでコネクタ3が構成され
る。前壁9の左右端部を残してコネクタハウジング12が左右方向に横長に位置している
。前壁9は鍔部4の前端面4aと同一面に位置している。
コネクタハウジング12は上下左右の壁部(周壁ないしフード部)14〜16で囲まれ
た横長のコネクタ嵌合室17を有し、コネクタ嵌合室内に複数のピン状の雄端子13が複
数段(本例で上下三段)に突出している。コネクタハウジング12の上下の壁部14,1
5は平行に斜め上向きに傾斜し、左右の壁部16,16は上下の壁部14,15の間で平
行に垂直に位置している。左右の壁部16に設けられた突起18は相手コネクタ(図示せ
ず)に対するレバー嵌合用ないしロック用等のものである。コネクタハウジング12の前
端に相手コネクタを挿入する開口17aがコネクタ嵌合室17に連通して設けられている
図2の如く、コネクタハウジング12の奥側に隔壁19が上下左右の壁部14〜16に
直交して傾斜状に設けられ、隔壁19の各孔部20に各端子13の長手方向中間部が圧入
固定されている。隔壁19は垂直な前壁9(鍔部4の前端面4a)に対して後方に小さな
角度(本例では20°程度の角度)で傾斜している。隔壁19を介してコネクタ内のコネ
クタ嵌合室17とケース本体2内の収容室(空間)21とが区画(隔絶)されている。
隔壁19の収容室21側の内面19aは前半部分5aの上壁10の水平な内面10aに
交差して続き、前半の上壁10の後部にコネクタハウジング12の傾斜状の上壁14の基
部12aが交差して続き、前半の上壁10の後部には前上がり(後下がり)の傾斜状の段
差壁(傾斜壁)11が形成され、段差壁11は後半部分5bの低背で水平な上壁10'に
交差して続いている。段差壁11の傾斜角度はコネクタ3の傾斜角度θよりも少し大きく
設定され、その角度の異なる分だけ低背な後半の上壁10'が前方に延長されている。
各端子13は平行にコネクタハウジング12の上下壁14,15と同じ角度で傾斜し、
各端子13の前半の真直な端子部分13aはコネクタ嵌合室17内で同じ長さで突出し、各端子13の後半の真直部分(前半部分よりも長い部分)13bはケース本体2の収容室21内で後下がりに傾斜して異なる長さで突出している。各端子13の斜め下向きの仮想延長線22はケース本体2の平面視矩形状の下部開口(開口)23を斜めに通過する。
上段の端子131は中間段の端子132よりも長く、下段の端子133は中間段の端子1
2よりも短く形成され、各段の端子13の真直部分13bの先端(後端)13cを結ぶ仮想線は後上がりの直線となっている。上段の端子131の先端13cは段差壁11の下端11aのほぼ下側に位置し、下段の端子133の先端13cは段差壁11の上端11bのほぼ下側においてケース本体2の下部開口23よりも高く位置している。各段の端子13は図1の如く左右方向(コネクタ幅方向)に複数列に並列に配置されている。
ケース本体2の下部開口23には、回路基板(図示せず)を水平に収容するための幅広
な収容段部24が鍔部4の下面にかけて水平に設けられている。収容段部24に続いて鍔
部4に回路基板(図示せず)を固定するためのねじ穴25が上向きに設けられている。
図2において、コネクタ3の隔壁19の各孔部20への各端子13の圧入は、立体矩形
状の圧入治具(図示せず)の各孔部に各端子13を挿入し、圧入治具(図示せず)をコネ
クタ嵌合室17に挿入した状態で一括して行うことが好ましい。各段ごとに端子13を圧
入したり、一本ずつ圧入することも無論可能である。圧入に代えて各端子13をケース本
体2の樹脂成形時にコネクタハウジング3の隔壁19にインサート成形で固定することも
可能である。
次いで、図2の如く、L字状の端子曲げ治具26を各端子13の傾斜角度に合わせて斜
めにした状態でケース本体2の低背な後半部5bの収容室21内に矢印Aの如く下から上
に進入させ、矢印Bの如く端子曲げ治具26を端子13に向け前上がりに斜めに移動させ、端子13を端子曲げ治具内に挿入させる(端子曲げ治具26を端子13に係合させる)。
端子曲げ治具26は、板状の一方の治具部分27と板状ないし矩形棒状の他方の治具部分28とで直交して構成され、各治具部分27,28は固定軸29で90°の開き角度に固定され、一方の治具部分27は、端子挿入用の複数の孔部(端子挿入部)30を左右方向に並列に有し、あるいは端子挿入用の一条のスリット(端子挿入部)を左右方向に直線的に連続して有したものである。他方の治具部分28は曲げ操作部であり、固定軸29を支点にてこの原理で端子13を容易に曲げ可能である。
図2において端子曲げ治具26の一方の治具部分27に各段ごとに端子13を挿入して
、図3の如く端子曲げ治具26を矢印Cの如く時計回りに鋭角的に回動させることで、各端子13が略くの字状に曲げ加工される。図3において、各端子13はコネクタ寄りの傾斜状の端子真直部13dとケース本体2の下部開口23に向かう端子折曲部13eとで構成されている。
図3の如く、下段の端子133から曲げ作業を行い、次いで中段の端子132、次いで上
段の端子131の順で曲げ作業を行う。これは端子曲げ治具26と下側の端子132,133との干渉を防ぐためである。各端子13は下向きに垂直に曲げ成形され、各端子13の曲げ加工部分である端子折曲部13eはコネクタハウジング内の斜め上向きの端子部分13aに略くの字状に交差して位置する。下段の端子133の曲げ長さ(折曲部分13eの長さ)は短く、上段に向かうにつれて端子13の曲げ長さは長く設定され、曲げ後の各段の端子13の先端(下端)13cはケース本体2の下部開口23の下端(ケース本体の底面)に同一面で位置する。
各段の端子13は段ごとに一括して曲げることが好ましい。端子13が太い場合やピン
状でなくタブ状で剛性の高い場合は、一ないし少数の端子挿入孔30を有する端子曲げ治具を用いて一段ごとに複数回に分けて曲げることも可能である。曲げ作業は手作業で行ってもよく、自動機で行ってもよい。
図2の如く、上段の端子131を曲げる際に、端子曲げ治具26の一方の治具部分27がケース本体2の収容室21に斜め前方上向きの姿勢で矢印Aの如く挿入され、他方の治具部分28は収容室21の下部開口23から下側に突出して位置する。その状態で矢印Bの如く一方の治具部分27を端子13の先端13cに向けて斜め上向きに移動して、端子13を一方の治具部分27の内部に挿入する。
従来(図10)のように端子曲げ治具26を上向きに深くケース本体内に挿入する必要がないから、図4の矢印Dの如く、従来(鎖線67で示す部分)に較べてケース本体2の後半部分5bの上壁10'の高さ(深さ)が低くて済み、これにより、ケース本体2の低背化が達成されている。ケース1の後半部5bを車両等の狭いスペース(図示せず)に挿入配置することができる。ケース1の取付方向は水平に限らず、垂直であっても斜め方向であってもよい。
図2において、端子曲げ治具26の一方の治具部分27の水平方向長さは、上段の端子131の先端13cからケース本体2の後壁8の内面までの距離よりも短く設定される。一方の治具部分27は水平ではなく斜め上向きの姿勢でケース本体内に挿入されるから、一方の治具部分27の全長は水平方向長さよりも長くなり、その分、てこの原理で端子13を小さな力で曲げることができる。
同じ長さの曲げ治具26を用いた場合は、一方の治具部分27の水平方向長さが短縮さ
れるから、その分、図4の矢印Eの如く従来(鎖線67で示す部分)に較べてケース本体
2が前後方向に短縮化(小型化)される。
図2の例では、上段の端子131の仮想延長線22がケース本体2に干渉することなく
下部開口23を通過しており、上段の端子131の曲げ加工に際し、たとえ一方の治具部
分27が長くても、端子曲げ治具26の固定軸29側の端部(後端)26aがケース本体2の下部開口23の後端縁に干渉しないから、図2におけるよりも長い端子曲げ治具を用いてさらに小さな力で曲げ加工することもできる。端子曲げ治具26の固定軸29側の端部26aをケース本体内に進入させる必要がないから、図4の矢印E方向(前後方向)のケース本体2の短縮化が促進される。
中段や下段の端子132,133の曲げ加工においては、図2で一方の治具部分27をケ
ース本体内に矢印A方向(上向き)に挿入する距離が一層短くなり、他方の治具部分(曲
げ操作部)28が完全に外部に突出することと相俟って、曲げ作業が容易化する。また、
図3の如く、各端子13の曲げ角度は90°以下であるので、曲げ加工に要する工数や労
力が少なくて済む。
図4の如く曲げ加工された各端子13の先端13cは、ケース本体2の下部開口23内
に組み付けられた回路基板(図示せず)の孔に挿入されて回路基板の回路にハンダ接続さ
れる。回路基板を用いない場合は、例えば中継端子等(図示せず)を介して電気接続箱や
機器等の取付側(図示せず)の回路に接続することもできる。
図5〜図6は、本発明に係るコネクタ付きケースの他の実施形態、図7は同じくコネクタ付きケースの端子の曲げ方法の一過程を示すものである。
図5〜図6の如く、このコネクタ付きケース31は、図1〜図2のコネクタ付きケース1に較べて概ね、ケース本体32の上壁(天壁)34をケース本体32の左右の鍔部35や下部開口38(図6)に対してコネクタ33と同じ傾斜角で傾斜させて、図2のケース本体2の後端上部の縦断面三角形状の不要な空間(デッドスペース)21aを排除した形態のものである。図1〜図2と同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図5の如く、左右の鍔部35を水平に配置した場合に、コネクタ33とケース本体32の上壁34とが同じ角度で前上がりに傾斜し、図6の如く、コネクタ33とケース本体32の上壁34とを水平に配置した場合は、左右の鍔部35(図5)や下部開口38が後上がりに傾斜して位置する。明細書中の上下前後左右の方向性はあくまでも説明の便宜上のものである。
図5の如く、コネクタハウジング12とケース本体32とは合成樹脂で一体に形成され、ケース本体32は平面視矩形状に形成され、左右及び前後の鍔部35〜37と、水平な左右の鍔部35から垂直に立ち上げられ、且つ前方に向かうにつれて漸次テーパ状の高さを増す両側壁39と、両側壁39の上部に直交し、且つ図6の如く後端の鍔部36にかけて後下がりに直線的に傾斜する傾斜状の上壁(天壁)34と、図5で上壁34の前端に直交し、両側壁39の湾曲状前部39aの前端と前側左右の短い鍔部37の前端とを前下がりの真直な傾斜面で繋いだ傾斜状の前壁40とを備えている。
鍔部35〜37は四隅に固定用の孔部6を有すると共に、鍔部35,36の垂直な外周面と両側壁39及び上壁34の後端34aとを繋ぐ複数のリブ41を有している。前側の孔部6の周囲に側壁39の湾曲状前部39aが位置する。図6は図5の後端のリブ41を通るF−F断面である。前壁40にコネクタハウジング12が直交して突設されている。
コネクタハウジング12は上下左右の壁部14〜16で囲まれたコネクタ嵌合室17を有し、嵌合室17内に複数のピン状ないしタブ状の端子13(図6)の前半側の端子部分(電気接触部)13aが突出してコネクタ33を構成している。コネクタハウジング12の上下の壁部14,15はケース本体32の上壁34と同じ角度で前上がりに傾斜し、左右の壁部39は垂直に位置し、コネクタ嵌合室17の前端の開口17aは前壁40と同じ傾斜角度の前下がりの仮想傾斜面上に位置している。
図6の如く、コネクタ33とケース本体32の上壁34とを水平に配置した際に、ケース本体32の下端に位置する下部開口38が後上がりに直線的に傾斜し、ケース本体32の前後の鍔部37(図5)の下端37aは水平に位置して、左右の鍔部35の後上がりの傾斜状の下端35aにくの字状に交差している。
下部開口38は、四隅の孔部6を除く部分において、前壁40の内側から後側の鍔部36の内側にかけて形成され、前壁40の内側から前側の鍔部37と左右の鍔部35との交差部35bにかけての前側の短い水平部分38aと、後側の鍔部36の内側から左右の鍔部35と後側の鍔部36との交差部35cにかけての後側の短い水平部分38bと、前後の交差部35b,35cの間の長い傾斜部分38cとを有している。コネクタ付きケース31の配置によって、図6の水平部分38a,38bは図5で傾斜部分となり、図6の傾斜部分38cは図5で水平部分となる。
下部開口38は内側に図示しない回路基板等(接続側の部品)を収容して回路基板等の上端を当接させるための収容段部42を有している。図6で収容段部42は下部開口38の傾斜部分38cと後側の水平部分38bとに設けられている。回路基板等は下部開口38の傾斜部分38cに沿って傾斜状に配置される。回路基板等の前後の端部をくの字状に屈曲形成して下部開口38の水平部分38a,38bに収容したり、鍔部35〜37の孔部6に挿入した雄ねじ(図示せず)で鍔部35〜37に機器等(図示せず)と共締め固定することも可能である。
上中下の各段の端子13はコネクタハウジング12の底部(奥側)の隔壁43を貫通してケース本体32の内側の空間44内に突出し、空間44内で斜め下向きに下部開口38に向けてくの字状に折曲され、各端子13の後半の端子折曲部13eの先端(下端)13cが下部開口38の前半側で傾斜部分38cの下端に達している。
図6の如くケース本体32の上壁34を水平に配置した際に、下部開口38の傾斜部分38cと後側の水平部分38bとの下側に鎖線で示す略三角形状ないし台形状の大きなスペース45が生まれ、図5のごとくケース本体32の左右の鍔部35を水平に配置した際に、図6のスペース45の分だけケース本体32の上壁34の上方に縦断面略三角形状のスペースが生まれ、ケース本体32がそのスペースの高さ分だけ低背化(コンパクト化)される。
コネクタ付きケース31の使用形態は図5の姿勢(コネクタ33を斜め上向きに配置した姿勢)に限らず、図6の姿勢(コネクタ33を水平に配置した姿勢)でも使用可能であり、図6の姿勢で使用する場合は、取付側の機器等(図示せず)の傾斜部分にケース本体32が固定され、機器等を傾斜させた分だけコネクタ付きケース31が低背化する。
図7の如く、各段の端子13は屈曲前にコネクタハウジング12とケース本体32との間の垂直な隔壁43の各孔部に圧入固定され、コネクタハウジング12と前半の端子部分13aとで成るコネクタ33をケース本体32の上壁34と共に水平に配置した状態で、端子曲げ治具26の板状の一方の治具部分27がケース本体32の後方から矢印Bの如く傾斜状の下部開口38を経てケース本体32の収容室(空間)44内に水平に挿入される。
折り曲げ前の各端子13の真直部分13bの先端(後端)13cは下部開口38の上方の空間44内に段差状に位置し、各真直部分13bの先端13cを結ぶ仮想線は下部開口38の傾斜よりも大きな角度で後上がりに直線的に傾斜している。各端子13は傾斜状の下部開口38に向けて水平に位置し、各端子13の真直部分13b(図6の端子真直部13d)の仮想延長線22は傾斜状の下部開口38を後方に貫通している。
上記図2の例ではケース本体2の下部開口23を水平に配置して(基準面ないし証として)、端子曲げ治具26を傾斜状にケース本体2内に挿入したが、図7の例では、端子13あるいはコネクタ33やケース本体32の上壁34を水平に配置して(基準面ないし証として)、端子曲げ治具26を水平にケース本体32内に挿入している。両者の違いはどこを証にするかの違いであって、下部開口23,38に対して端子曲げ治具26の一方の治具部分27を交差(クロス)させて挿入する点は同じであり、基本的に両者は同一である。
一方の治具部分(端子係合部分)27は、端子13の後半の真直部分13bを挿入(係合)する水平な孔部ないしスリット(図示せず)を有し、他方の治具部分(操作部分)28は一方の治具部分27に直交して固定軸29で固定されている。一方の治具部分27に各段ごとに端子13の真直部分13bを係合させた状態で、他方の治具部分28を図7で時計回りに回動させて、図6の如く端子13を下部開口38に対して直角に屈曲させる。
端子曲げ治具26の回動角度は90°から下部開口38の傾斜角を減じた角度(鋭角)である。本例の下部開口38の傾斜角を20°とすれば、端子曲げ治具26の回動角度は70°である。上記図2の例では、端子曲げ治具26の回動角度は90°からコネクタハウジング12の傾斜角度を減じた角度となる。曲げ後の端子13の長手方向中間の端子真直部13dと後方の端子折曲部13eとの開き角は鈍角であり、この開き角は180°から端子曲げ治具26の回動角度を減じた角度である。
曲げ操作は下段の端子133、中段の端子132、上段の端子131の順で行う。図7の如く、上段の端子131に向けて端子曲げ治具26の一方の治具部分27を水平に挿入する際に(中段、下段の端子132,133は実際には既に曲がっている)、一方の治具部分27とケース本体32の後側の水平な鍔部36の下端36aとの間に若干の隙間46が空いており、上段の端子131よりも鍔部36の下端36aの方がやや上側に位置している。
図7で鎖線67は図10の従来のコネクタ付きケース61のケース本体の後端部分を本例と比較して示しており、本例のコネクタ付きケース31は、従来に較べてケース本体32の全長L1及び端子13の先端13cから後側の鍔部36の内面までの距離L2が共に短縮されている(従来のケース本体67の全長をL1’、端子13の先端13cから後側の鍔部の内面までの距離をL2’で示している)。
これは、従来のコネクタ付きケース61(図10)では、ケース本体67内に端子曲げ治具26を上向き(垂直)に挿入するためのスペースが必要であったのに対し、本例のコネクタ付きケース31では、ケース本体32の後端部の高さ方向の寸法Hを短くし、ケース本体32の前端部から後端部にかけて下部開口38を後上がりに傾斜させたことで、端子曲げ治具26を後方から矢印Bの如く水平のみに移動させて端子13に係合させることができるようになり、従来の端子曲げ治具26を上向き(垂直)に挿入するためのスペースが不要となったことに起因する。
図7のコネクタ付きケース31の端子13の先端13cから後側の鍔部36の内面までの距離L2は、下部開口38の傾斜角度を増加させることで、図7におけるよりも更に短縮することが可能である。
上記実施形態により、ケース本体32の低背化・小型化(短縮化)が可能となる。また、ケース本体32の省スペース化により、使用樹脂量の低減と軽量化・コストダウンが可能となる。また、コネクタハウジング12と端子部分13aとで成るコネクタ33と、ケース本体32との一体化によって部品コスト(金型コスト)及び組立加工コストが低減される。また、組立工程削減によってロス・品質不良の低減が可能となる。また、端子13の曲げ角度の減少によって加工コスト(加工サイクル)の低減が可能となる。また、端13子の曲げ角度の減少によって端子長さの減少及び部品コストの低減が可能となる。
なお、上記図4,図6の各実施形態においては、端子13を90°以下の角度で屈曲させたが、例えば図6の例で各端子13を90°に曲げて端子折曲部13eを下向き垂直に配置することも可能である。この場合、各端子13は回路基板ではなく機器側の中継端子等(図示せず)に接続される。
また、上記各実施形態においては、端子13を三段に配列したが、端子13の配列は二段でも一段でも三段以上でもよく、端子13の数は最小で一つないし二つ程度である場合もあり得る。
また、本発明は、コネクタ付きケースとその端子の曲げ方法以外に、コネクタ付きケー
スの端子曲げ構造や、ケース一体型コネクタや、ケース一体型コネクタの端子曲げ構造な
いし曲げ方法、コネクタ付きケースの製造方法等としても有効なものである。
本発明は、ケース本体に装着するプリント回路基板に端子をハンダ接続してコネクタで外部ワイヤハーネス等と接続したり、端子を機器側の回路に接続して機器直付けコネクタ等として利用することができる。
1,31 コネクタ付きケース
2,32 ケース本体
10,10’ 上壁(天壁)
12 コネクタハウジング
13 端子
13b 真直部分
13d 端子真直部
13e 端子折曲部
19,43 隔壁
22 仮想延長線
23,38 下部開口(開口)
26 端子曲げ治具
34 上壁(天壁)

Claims (2)

  1. ケース本体にコネクタハウジングが一体に設けられ、該ケース本体と該コネクタハウジングとの境の隔壁に端子が貫通固定され、該端子のケース本体側の端子真直部と該ケース本体の開口とが交差する方向に相対的に傾斜して位置し、該端子真直部が該開口に向けて延び、該端子真直部に続く端子折曲部が該開口に向けて屈曲され、該端子真直部に対して該開口が傾斜して位置し、該ケース本体の天壁が該端子真直部と平行に配設されたことを特徴とするコネクタ付きケース。
  2. ケース本体にコネクタハウジングが一体に設けられ、該ケース本体と該コネクタハウジングとの境の隔壁に端子が貫通固定され、該端子のケース本体側の端子真直部と該ケース本体の開口とが交差する方向に相対的に傾斜して位置し、該端子真直部が該開口に向けて延び、該端子真直部に続く端子折曲部が該開口に向けて屈曲される構成のコネクタ付きケースにおける端子の曲げ方法であって、
    端子曲げ治具を前記開口に斜めに交差させつつ該開口から前記端子の折り曲げ前の真直部分の先端に向けて真直に挿入し、該端子曲げ治具を回動させて、該真直部分を曲げて前記端子折曲部を形成することを特徴とするコネクタ付きケースの端子の曲げ方法。
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