JP5324768B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプ式空気調和機に関し、より詳細には複数台の室外ユニットを備える空気調和機に関する。
ヒートポンプ式空気調和機は、冷媒を圧縮する圧縮機と、室内外でそれぞれ熱交換を行う室内熱交換器及び室外熱交換器と、これらを環状に接続して冷媒を還流させる冷媒通路と、を備えるのが一般的であり、冷房と暖房とを兼用するために冷媒通路の経路を切り替える切替弁の設けられる場合が多い。さらに、圧縮された冷媒を膨張させる膨張弁や、冷媒を貯留したり気液分離したりするためのアキュームレータ、冷媒の圧力を検出する圧力センサや、冷媒通路を開閉する弁類などが、一般的に設けられている。特許文献1に開示される空気調和装置は、ヒートポンプ式空気調和機の一例であり、室外熱交換器と切替弁に相当する四方弁とをそれぞれ複数備え、さらに冷媒通路に相当する冷媒回路の途中に電磁弁及び逆止弁を備えている。
特許文献1の空気調和装置で室外熱交換器と四方弁とを複数備える主要な目的は、空調容量制御と高耐圧化及び低コスト化にある。詳述すると、空調負荷が重いときには全ての室外熱交換器を使用する必要があるが、空調負荷が軽いときには電磁弁及び逆止弁を用いて冷媒回路の一部を閉じ、一部の室外熱交換器のみに冷媒を流すことにより、駆動源のエネルギ消費を節約することができる。また、四方弁を大形化すると構造上の制約から耐圧性能が低下するため、冷媒回路を分岐してそれぞれに小形の四方弁を設けることで高耐圧を実現することができる。さらには、小形の四方弁2個のほうが大形の四方弁1個よりも低コストである、という経済的な利点もある。
また、四方弁は、接続される4つの通路の接続状態を切り替えるものであるが、通路間の差圧が所定の条件を満たしていないときには正常に切替動作が行われないおそれがある。特許文献1の空気調和装置では、複数の四方弁の切り替えと電磁弁の開閉とを異なるタイミングで行うように制御することで、確実に四方弁を切替動作させ、冷暖房間の運転モードを切り替えるようにしている。
さらに、最近では、コージェネレーション装置の駆動源に用いられるガスエンジンを利用して、圧縮機と室外熱交換器と四方弁とをそれぞれ備えた複数台の室外ユニットを一括して駆動する、いわゆるガスエンジン駆動ヒートポンプ式空気調和機も実用化されている。
特開2005−49051号公報
ところで、特許文献1では、冷媒通路の切り替えに必要な四方弁以外にも、電磁弁と逆止弁とを余分に備えているので、その分だけコストが上昇している。また、運転モードの切り替え時にタイミング制御を行っているが、正常に切り替わらないおそれは必ずしも解消されていない。一方、ガスエンジンを用い複数台の室外ユニットを一括して駆動する空気調和機では、並列運転される全室外ユニットの運転モードを確実に切り替える制御方法が必要とされている。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、複数の四方弁が並設された室外ユニットを複数台備えた構成において、四方弁の切替動作を確実に行うことができ、動作信頼性が高くかつ経済性に優れた空気調和機を提供する。
本発明の空気調和機は、圧縮機、室外熱交換器、室外冷媒通路及び複数の四方弁を有する第1室外ユニットと、前記第1室外ユニットと同じ構造の第2室外ユニットと、室内熱交換器及び室内冷媒通路を有して前記室内冷媒通路が前記第1及び前記第2室外ユニットの前記室外冷媒通路に並列接続された室内ユニットと、前記第1室外ユニット及び前記第2室外ユニット双方の圧縮機及び四方弁の動作制御を行う制御部と、を備える空気調和機であって、前記制御部は、前記第1室外ユニット及び前記第2室外ユニット双方の前記圧縮機の同期制御及び/または前記第1室外ユニット及び前記第2室外ユニット双方のすべての前記四方弁の同期制御を行い、前記第1室外ユニット及び前記第2室外ユニットはそれぞれ、前記圧縮機の吐出側に冷媒の吐出圧を検知する高圧側センサを有しさらに前記圧縮機の吸入側に前記冷媒の吸入圧を検知する低圧側センサを有するとともに、前記圧縮機の前記吸入側に前記冷媒の吸入温度を検知する温度センサを有し、前記制御部は、前記四方弁の同期切替動作を行った後に双方の前記圧縮機の各前記吐出圧及び各前記吸入圧を求め、さらに各前記吐出圧から各前記吸入圧を引いて得られる複数個の差圧が全て所定圧力値以上で、かつ前記四方弁の前記同期切替動作に伴う前記吸入温度の上昇分が双方とも所定温度上昇値以下であるときに前記同期切替動作が正常に終了したと判定し、それ以外のときに前記同期切替動作が正常に終了していないと判定し、前記制御部は、前記四方弁の前記同期切替動作が正常に終了していないと判定したときに、双方の前記圧縮機の動作を増強する制御を行った後、再度前記四方弁の前記同期切替動作が正常に終了したか否かを判定することを特徴とする。
本発明の空気調和機は、2台の室外ユニットと室内ユニットと制御部とを備え、制御部が室外ユニット双方の圧縮機の同期制御及び/または室外ユニット双方の四方弁の同期制御を行うことにより、四方弁の同期切替動作を確実に行うようにしたことを特徴としている。また、後述するように四方弁の同期切替動作が正常に終了したか否かを判定して以降の制御を選択実施することにより、動作信頼性を向上させたことを特徴としている。なお、本発明は、3台以上の屋外ユニットを備える空気調和機にも応用することができる。
第1及び第2室外ユニットはそれぞれ、圧縮機、室外熱交換器、室外冷媒通路及び複数の四方弁を有している。圧縮機は、ガスエンジンやモータなどの駆動源によって駆動され、冷媒を吸入口から吸入して圧縮することにより圧力を高め、吐出口から吐出する部位である。駆動源は、各室外ユニットごとに別体としてもよく、あるいは室外ユニット双方に共通とし動力伝達機構を介して駆動力を分配するようにしてもよい。室外熱交換器は、室外に設置され、内部通路を流れる冷媒と外側の室外空気との間で熱交換を行う部位であり、冷媒の流れる経路により放熱または吸熱が行われるように構成することができる。
室外冷媒通路は、管材で形成することができ、圧縮機と室外熱交換器とに連通して、内部に冷媒を流すことができる。室外ユニット双方の室外冷媒通路は、後述の室内冷媒通路にそれぞれ接続されて、それぞれが還流通路を構成することができる。複数の四方弁は、室外冷媒通路の途中に並設され冷媒の流れる経路を切り替える部位である。複数の四方弁は、所望される冷媒の流量と圧力に応じまた経済性も考慮して適当数とすることができ、室外冷媒通路の途中の並列通路にそれぞれ設け、分担して冷媒の経路を切り替えるようにすることができる。すなわち、冷房運転時には、圧縮機で吐出された高圧の冷媒は、まず室外熱交換機器を流れ、続いて室内ユニットに流れ出た後、室外ユニットに戻って圧縮機の吸入口に還流する。一方、暖房運転時には、圧縮機で吐出された高圧の冷媒は、まず室内ユニットに流れ出た後、室外ユニットに戻って室外熱交換機器を流れ、圧縮機の吸入口に還流する。
室内ユニットは、室内熱交換器及び室内冷媒通路を有しており、さらに膨張弁などを適宜設けることができる。室内熱交換器は、室内に設置され、内部通路を流れる冷媒と室内空気との間で熱を交換する部位であり、冷媒の流れる経路により放熱または吸熱が行われるように構成することができる。室内冷媒通路は、管材で形成することができ、室内熱交換器に連通しかつ室外ユニットの各室外冷媒通路に接続されて還流通路を構成することができる。膨張弁は、室内冷媒通路の途中に設けることができ、圧縮された冷媒を膨張させて圧力を下げる部位である。
室外ユニットの圧縮機及び室外熱交換器と、室内ユニットの膨張弁及び室内熱交換器とにより、圧縮、放熱、膨張、吸熱からなるヒートポンプの熱サイクル作用を実現することができる。
制御部は、第1室外ユニット及び第2室外ユニット双方の圧縮機の動作状態の制御及び/または四方弁の切替動作の制御を行う部位である。制御部はまた、室内ユニットをも制御するようにしてもよい。制御部は、例えば、各室外ユニットと室内ユニットにそれぞれ設けられる複数のユニット制御部と、各ユニット制御部を統括して制御するシステム制御部と、で構成することができる。さらに、双方の圧縮機を共通の駆動源で駆動する構成では、駆動源の運転動作を制御する駆動制御部を設け、システム制御部から統括制御する構成としてもよい。
例えば、室外ユニット双方の圧縮機を駆動する共通のガスエンジンを有する態様では、ガスエンジンから双方の圧縮機に駆動力を伝達する駆動力伝達機構と、駆動力を継断するクラッチ部とを設け、各ユニット制御部で各クラッチ部の継断を制御し、駆動制御部でガスエンジン自体の出力を調整制御するように構成することができる。また、双方の圧縮機が個別に駆動モータを有する態様では、各ユニット制御部で駆動モータへの電気入力を制御するように構成することができる。一方、四方弁には、例えば電気入力により切替動作を行う電磁弁を用いることができ、各ユニット制御部で電気入力を制御するように構成することができる。
本発明では、制御部は、室外ユニット双方の圧縮機の同期制御及び/または双方のすべての四方弁の同期制御を行うようにしている。ここで、圧縮機の同期制御とは、室外ユニット双方の圧縮機に対して同一のタイミングで指令を発し、同一のタイミングで始動、停止、あるいは出力を変更することを意味する。また、四方弁の同期制御とは、室外ユニット双方にそれぞれ並設された複数の四方弁に対して、同一のタイミングで電気入力を変更して通路の接続状態を切り替えることを意味する。これらの同期制御は、前述のシステム制御部から各ユニット制御部に対して同一のタイミングで制御指令を送信し、各ユニット制御部がユニット内の圧縮機及び四方弁を遅滞なく制御することで、実現することができる。
以上のように構成された本発明の空気調和機では、停止状態からの始動時や、冷房、暖房、除湿、霜取りなどの運転モードの切り替え時や、空調設定温度の変更時に、室外ユニット双方の圧縮機及び/または複数の四方弁を同期して制御することができる。したがって、並列運転される複数の室外ユニットにおいて、ユニット間の動作タイムラグが生じないので、ユニット間に圧力差が生ぜず、全室外ユニットが安定して始動し、あるいは安定して運転モードが切り替わる。換言すると、室外ユニット双方の圧縮機を同期運転及び/または四方弁を同期切替制御することで、安定した切替動作を行うことができ、高い動作信頼性を備えることができる。
これに対して、同期制御を行わない場合、並列接続されている2台の室外ユニットで冷媒が往き来して干渉しあうことにより吐出側と吸入側の冷媒圧力が変動するため、四方弁における通路間の差圧が確保できなくなって正常に切り替えられなくなるおそれがある。また、いずれか1台の室外ユニット内でも、並設されている四方弁のひとつが先行して切り替わると、吐出側と吸入側との間で冷媒が回り込み、残りの四方弁で通路間の差圧が確保できなくなって、やはり正常に切り替えられなくなるおそれがある。
さらに、前記第1室外ユニット及び前記第2室外ユニットはそれぞれ、前記圧縮機の吐出側に冷媒の吐出圧を検知する高圧側センサを有しさらに前記圧縮機の吸入側に前記冷媒の吸入圧を検知する低圧側センサを有するとともに、前記圧縮機の前記吸入側に前記冷媒の吸入温度を検知する温度センサを有している。前記制御部は、前記四方弁の同期切替動作を行った後に双方の前記圧縮機の各前記吐出圧及び各前記吸入圧を求め、さらに各前記吐出圧から各前記吸入圧を引いて得られる複数個の差圧が全て所定圧力値以上で、かつ前記四方弁の前記同期切替動作に伴う前記吸入温度の上昇分が双方とも所定温度上昇値以下であるときに前記同期切替動作が正常に終了したと判定し、それ以外のときに前記同期切替動作が正常に終了していないと判定する。
本発明では、四方弁の同期切替動作が正常に終了したか否かの判定を、各吐出圧から各吸入圧を引いて得られる複数個の差圧を用いて行うことができる。詳述すると、吐出圧を検知する高圧側センサ及び吸入圧を検知する低圧側センサには、電気出力をもつ圧力センサを用いることができる。一方、制御部は圧力センサの電気出力をディジタル計測し、さらに演算を行って差圧を求めることができる。そして、屋外ユニット双方の各吐出圧から各吸入圧を引いたユニット内差圧が所定圧力値以上のときに、四方弁の同期切替動作が正常に終了して、冷媒が正常に還流していると判定することができる。また、いずれかのユニット内差圧が所定圧力値未満のときには、いずれかの四方弁の切替動作に不具合が生じ冷媒がうまく還流していない、すなわち同期切替動作が正常に終了していない、と判定することができる。
前記複数個の差圧には、一方の前記圧縮機で求めた前記吐出圧から他方の前記圧縮機で求めた前記吸入圧を引いて得られるユニット間差圧が含まれる、ことでもよい。
ユニット間差圧を求めることで、判定の信頼性を一層向上することができる。例えば、第1屋外ユニットの吐出圧PD1、吸入圧PS1、第2屋外ユニットの吐出圧PD2、吸入圧PS2としたとき、ユニット内差圧P1(=PD1−PS1)、P2(=PD2−PS2)だけでなく、ユニット間差圧P12(=PD1−PS2)、P21(=PD2−PS1)を求めて判定に用いことができる。このユニット間差圧により、第1屋外ユニットと第2屋外ユニットとが異なる運転モードで動作する不具合などを判定することができる。なお、屋外ユニットが3台以上の構成においては、全てのユニット間の組み合わせでユニット間差圧を全数求めてもよいが、適宜省略することもできる。
さらに、本発明では、前述の差圧だけでなく冷媒の吸入温度をも併用して、四方弁の同期切替動作の良否、すなわち冷媒の還流による熱サイクル作用が良好か否かを判定するので、動作信頼性を一層向上することができる。なぜなら、空調負荷に対して所定の冷媒流量が確保され熱サイクルが安定していれば冷媒の吸入温度は一定の範囲内で変化するが、四方弁の切替が正常でない場合は圧縮機吐出側の高温の冷媒が吸入側に回り込むことにより、吸入温度が過昇するからである。したがって、本発明では、冷媒の吸入温度の上昇分が所定温度上昇値以下であることを、正常判定の必要条件としている。
さらに、本発明では、前記制御部は、前記四方弁の前記同期切替動作が正常に終了していないと判定したときに、双方の前記圧縮機の動作を増強する制御を行った後、再度前記四方弁の前記同期切替動作が正常に終了したか否かを判定する。
四方弁の同期切替動作が正常に終了していないと判定したときには、圧縮機の動作を増強して四方弁の通路間の差圧を大きくする制御を行うことで、四方弁の動作を促し正常状態への復帰を容易にすることができる。そしてさらに、圧縮機の運作を増強する制御を行った後に、四方弁が正常に切替動作したか否かを再度判定することができる。圧縮機の運転動作の増強の程度は、前もって定めておくことができ、また、増強の度合いを徐々に強めて複数回繰り返すようにしてもよい。この復帰を志向した制御と再度の判定により、同期切替動作の信頼性を一層向上することができる。
前記制御部は、双方の前記圧縮機の駆動回転数を増大させ、あるいは双方の前記圧縮機に設けられた圧縮機能段の段数を増大させることにより前記動作を増強する、ようにしてもよい。
圧縮機の動作を増強するとは、吐出する冷媒の圧力を大きくすることを意味する。圧縮機には各種の方式があるが、駆動源の回転力を直接利用するロータリ式圧縮機や、回転力を往復運動に変換するピストン式圧縮機では、駆動源の回転数を増大させることにより、吐出圧を大きくすることができる。また、複数の圧縮機能段を有するタイプの圧縮機では、使用する段数を増大させることにより、吐出圧を大きくすることができる。
前記制御部は、前記四方弁の前記同期切替動作を行うときに双方の前記圧縮機の前記動作を所定の切替専用モードとし、前記同期切替動作が正常に終了したことを判定した後に双方の前記圧縮機の前記動作を所望される空調条件に適した所定の運転モードにする、ことが好ましい。
前述したように、四方弁の通路間の差圧が所定の条件を満たしていないときには正常に切替動作が行われないおそれがあり、あらかじめ通路間の差圧を大きくしておくことが切替動作の信頼性向上に有用である。したがって、四方弁の同期切替動作に先立ち、圧縮機を切替専用モードとして大きな吐出圧で運転することが効果的となる。そして、四方弁の同期切替動作が正常に終了して冷媒通路の還流の経路が確立された後に、圧縮機を所定の運転モードにすることで、適正な空調効果を発揮することができる。
前記室内ユニットを並列に複数台備える、ようにしてもよい。本発明では、室外ユニットを複数台としており、室内ユニットも1台だけでなく複数台とすることができる。つまり、複数の空調負荷に対応するいわゆる空気調和システムとすることも可能である。
本発明の空気調和機では、第1室外ユニット及び第2室外ユニット双方の圧縮機の同期制御及び/または第1室外ユニット及び第2室外ユニット双方のすべての四方弁の同期制御を行うので、室外ユニット間に圧力差が生ぜず、四方弁の安定した切替動作を行うことができる。また、ユニット内差圧やユニット間差圧、冷媒吸入温度の上昇分を求めて四方弁の同期切替動作の正常終了を判定し、同期切替動作が正常に終了していないと判定したときに圧縮機の動作を増強する制御を行うので、四方弁の同期切替動作の信頼性を一層向上することができる。さらに、小形の四方弁を並列に複数用いることができ他に弁類は不要であるので、耐圧性能及び経済性に優れている。
本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図5を参考にして説明する。図1は、本発明の実施例の空気調和機の構成を説明する図である。実施例の空気調和機10は、第1室外ユニット1及び第2室外ユニット2と、室内ユニット7と、システム制御部8とで構成されており、駆動源として図示されていないガスエンジンを備えている。2台の室外ユニット1、2は同じ構造であるので一方の第1室外ユニット1について詳述する。
第1室外ユニット1は、アキュームレータ31、圧縮機32、オイルセパレータ33、2個の四方弁34、35、室外熱交換器36、排熱用熱交換器37、過冷却熱交換機38、高圧側センサ41及び低圧側センサ42、温度センサ43と、これらの部材を接続して冷媒を流す室外冷媒通路51〜60と、ユニット制御部49と、で構成されている。アキュームレータ31は、冷媒を貯留するタンクである。圧縮機32は、並列に配置され使用段数を調節することのできる4段の圧縮機能段を有し、アキュームレータ31から室外冷媒通路51、52を経由して冷媒を吸入し、所望の圧力に圧縮した後、室外冷媒通路53を経由してオイルセパレータ33に吐出するようになっている。オイルセパレータ33は、圧縮された冷媒中に含まれる油分を分離するようになっている。2個の四方弁34、35は、オイルセパレータ33から出た室外冷媒通路54に並設され、冷媒が還流する経路を切り替えるようになっている。
ここで、図2を参考にして、四方弁34、35の構造及び機能を説明する。図2は、四方弁34、35の切替機能を説明する図であり、(1)は冷房運転時の連通状態、(2)は暖房運転時の連通状態をそれぞれ示している。四方弁34、35は、吐出ポート340、第1ポート341、第2ポート342、第3ポート343の4ポートをもっている。そして、冷房運転時は図2(1)に示されるように、吐出ポート340から第1ポート341への流れと、第3ポート343から第2ポート342への流れとが許容されるようになっている。また暖房運転時は図2(2)に示されるように、吐出ポート340から第3ポート343への流れと、第1ポート341から第2ポート342への流れとが許容されるようになっている。また、連通状態の切替動作は、電気的な制御によって行われるようになっている。
図1に戻り、2個の四方弁34、35の各吐出ポート340はオイルセパレータ33に並列に連通されており、各第1ポート341は合流されたのち室外冷媒通路55を経由して室外熱交換器36に連通され、各第2ポート342も合流されたのち室外冷媒通路56を経由してアキュームレータ31に連通され、各第3ポート343も合流されたのち室外冷媒通路57を経由して引き出され室内ユニット7に向かうようになっている。
室外熱交換器36の一端361は前述のように四方弁34、35に連通され、他端362は室外冷媒通路58から流量調整部69、室外冷媒通路59を経由して過冷却熱交換機38に連通されている。過冷却熱交換機38からは、さらに室外冷媒通路60が引き出されて、室内ユニット7に向かうようになっている。また、排熱用熱交換器37は、流量調整部69と室外冷媒通路56との間に設けられている。排熱用熱交換器37は、暖房運転時にガスエンジンの排熱を利用して冷媒を暖めることにより室外熱交換器36の吸熱作用を補うものである。
高圧側センサ41は、オイルセパレータ33と四方弁34、35との間の室外冷媒通路54に設けられ、圧縮機32の吐出側の吐出圧PD1を検知して、電気信号を出力するようになっている。低圧側センサ42は、アキュームレータ31と圧縮機32との間の室外冷媒通路52に設けられ、圧縮機32の吸入側の吸入圧PS1を検知して電気信号を出力するようになっている。温度センサ43は、圧縮機32の吸入側の2つの冷媒通路51、52にそれぞれ設けられ、圧縮機32の吸入側の冷媒温度TS1を検知して電気信号を出力するようになっている。
ユニット制御部49にはマイクロコンピュータが組み込まれ、ディジタル計測や演算の機能及び制御信号の入出力機能が具備されている。ユニット制御部49は、前述の吐出圧PD1、吸入圧PS1及び冷媒温度TS1の電気信号を取り込むとともに、四方弁34、35の連通状態を制御し、またガスエンジンと圧縮機32との間で駆動力を継断するクラッチ部を制御するとともに使用する圧縮機能段の段数を設定するようになっており、さらにシステム制御部8と制御信号をやりとりし、システム制御部8からの指令に応じて実際の制御を行うようになっている。
一方、室内ユニット7は、室内熱交換器71、膨張弁72と、これらの部材を接続して冷媒を流す室内冷媒通路73、74と、室内ユニット制御部79と、で構成されている。室内熱交換器71の一端711は、室内冷媒通路73によって引き出され、室外ユニット1、2双方の各室外冷媒通路57に並列接続され、それぞれの四方弁34、35の第3ポート343合計4箇所に連通している。室内熱交換器71の他端712は、膨張弁72の一端に連通している。また、膨張弁72の他端は、室内冷媒通路74によって引き出され、室外ユニット1、2双方の各室外冷媒通路60に並列接続され、それぞれの過冷却熱交換機38に連通している。室内ユニット制御部79は、室内ユニット7内の図示されないセンサの情報や、利用者が設定する空調設定温度などの情報を検知し、システム制御部8と情報のやりとりをするようになっている。
システム制御部8は、第1屋外ユニット1及び第2屋外ユニット2の各ユニット制御部49と、屋内ユニット7の屋内ユニット制御部79と、ガスエンジンを制御するエンジン制御部と、を統括して制御する上位の制御部位である。システム制御部8は、屋外ユニット1、2双方の各ユニット制御部49に同一のタイミングで指令を送信することにより、2台のユニット制御部49が同期して制御を行うことを可能としている。また、システム制御部8は、エンジン制御部を介してガスエンジンの運転動作を制御し、各圧縮機32を駆動する回転数を制御するようになっている。
次に、上述のように構成された実施例の空気調和機1の作用について説明する。冷房運転時に、四方弁34、35は、図2(1)の連通状態に切り替えられる。そして、アキュームレータ31内の冷媒は、圧縮機32に吸入され圧縮され高圧高温となって吐出され、四方弁34、35を経由して室外熱交換器36で放熱した後、室内ユニット7に図中上側から流入し、膨張弁72を通過して低圧低温となり、室内熱交換器71で吸熱作用が生じて、室内空気を冷やすことができる。その後、吸熱作用により暖まった冷媒は、室外ユニット1、2に戻り四方弁34、35を経由してアキュームレータ31に還流し、次の吸入のために貯留されて、ヒートポンプの冷房が1サイクル分だけ作用する。また、暖房運転時には、四方弁34、35は、図2(2)の連通状態に切り替えられる。そして、アキュームレータ31内の冷媒は、圧縮機32に吸入され圧縮され高圧高温となって吐出され、四方弁34、35を経由して室内ユニット7に図中下側から流入し、室内熱交換器71で放熱作用が生じて、室内空気を暖めることができる。その後、冷媒は膨張弁72を通過して低圧低温となり、室外ユニット1、2に戻り室外熱交換器36で吸熱した後、四方弁34、35を経由してアキュームレータ31に還流し、次の吸入のために貯留されて、ヒートポンプの暖房が1サイクル分だけ作用する。
本実施例においては、冷房運転や暖房運転を開始する際に、室外ユニット1、2双方の圧縮機32を同期して始動し、各四方弁34、35合計4個を同期して切り替える制御を行う。この制御は、各ユニット制御部49とシステム制御部8とが、制御信号をやりとりしながら進めている。図3は、図1の実施例において、圧縮機32及び四方弁34、35を同期して制御する処理フローを説明する図である。図中左側には各ユニット制御部49で行う処理内容が記載され、右側にはシステム制御部8で行う処理内容が記載されており、また図中のカッコ付番号は、以降の説明中の番号に対応している。以下、図3にしたがって、処理フローを詳述する。
まず、各ユニット制御部49は、圧縮機32が所定の始動条件を満たしているかを調査し、始動条件が満たされていなければ待機し(1)、始動条件が満たされるとシステム制御部8に圧縮機始動可能信号を送信する(2)。システム制御部8は、各ユニット制御部49からの圧縮機始動可能信号を待ち受け、2台分を受信していなければ待機し(3)、2台分が揃うと各ユニット制御部49に同一のタイミングで圧縮機始動許可信号を指令する(4)。各ユニット制御部49は、圧縮機始動許可信号を受信すると(5)、遅滞なくクラッチ部を接続することにより圧縮機32を始動する(6)。このとき、室外ユニット1、2双方のユニット制御部49は同一のタイミングで制御を行うので、それぞれの圧縮機32を同期して始動することができる。なお、圧縮機32は、通常の運転モードよりも増強された切替専用モードで始動される。
圧縮機32が始動された後、各ユニット制御部49は、高圧側センサ41で検知した吐出圧PD1、PD2を求め、また低圧側センサ42で検知した吸入圧PS1、PS2を求めて、両者の差であるユニット内差圧P1(=PD1−PS1)、P2(=PD2−PS2)を演算し、ユニット内差圧P1、P2が四方弁34、35を安定して切り替える所定の差圧以上になるという差圧条件が満たされるのを待つ(7)。そして、差圧条件が満たされると、各ユニット制御部49は、システム制御部8に四方弁切替可能信号を送信する(8)。システム制御部8は、各ユニット制御部29からの四方弁切替可能信号を待ち受け、2台分を受信していなければ待機し(9)、2台分が揃うと各ユニット制御部49に同一のタイミングで四方弁切替許可信号を指令する(10)。各ユニット制御部29は、四方弁切替許可信号を受信すると(11)、遅滞なく四方弁34、35の切替動作を実行し、図2に示される冷房運転時または暖房運転時の連通状態とする(12)。このとき、室外ユニット1、2双方の各四方弁34、35合計4個は、同期して切り替えられる。
四方弁34、35の同期切替動作に引き続いて、各ユニット制御部49とシステム制御部8とは、同期切替動作が正常に終了したか否かを判定する。図4は、図1の実施例において、四方弁34、35の切替動作が正常に終了したか否かを判定する処理フローを説明する図であり、図中左側には各ユニット制御部49で行う処理内容が記載され、右側にはシステム制御部8で行う処理内容が記載されており、また図中のカッコ付番号は、図3から連番とされている。以下、図4を参照して詳述する。
各ユニット制御部49は、四方弁34、35の同期切替動作を実行すると、直ちにシステム制御部8に切替動作実施信号を送信する(13)。システム制御部8は、2台のユニット制御部49からの切替動作実施信号を確認するとともに、タイマをスタートして経過時間tを計時する(14)。一方、各ユニット制御部49では、一定時間間隔で吐出圧PD1、PD2と、吸入圧PS1、PS2と、吸入温度TS1、TS2と、を求め、システム制御部8に送信する(15)。システム制御部8では、受信した検知情報をもとにして、正常判定条件を満たしているか否かを判定する(16)。ここで、正常判定条件は、差圧条件と吸入温度条件の全てが満たされる場合である。差圧条件とは、屋外ユニット1、2双方におけるユニット内差圧P1=(PD1−PS1)、P2=(PD2−PS2)及びユニット間差圧P12=(PD1−PS2)、P21=(PD2−PS1)の4量が全て所定圧力値PJ以上であるという条件である。また吸入温度条件とは、吸入温度TS1、TS2の切替動作直前からの上昇分T1、T2が、両方とも所定温度上昇値TJ以下であるという条件である。
正常判定条件が満たされていれば、正常判定とすることができ(17)、空調条件に適した所定の運転モードに制御を戻して(18)(19)、始動及び同期切替動作の処理を終了する。正常判定条件が満たされていなければ、同期切替動作が正常に終了していないと判定することができるので、経過時間tが所定の失敗判定時間tJに達するまで、検知情報の受信と正常判定条件による判定を繰り返す(20)。繰り返しの途中で正常判定条件が満たされるようになれば正常判定とすることができ(17)、失敗判定時間tJに達しても不可の場合は失敗判定として(21)、図5に示される再度の始動及び切替動作を行う。
図5は、図1の実施例において、四方弁34、35の同期切替動作が正常に終了しなかった場合に行う再度の始動及び切替動作の処理フローを説明する図であり、図中左側には各ユニット制御部49で行う処理内容が記載され、右側にはシステム制御部8で行う処理内容が記載されており、また図中のカッコ付番号は、図4から連番とされている。以下、図5を参照して詳述する。
失敗判定の場合に、システム制御部8は、まず空気調和機10として停止が必要か否か判定し(22)、必要であれば各ユニット制御部49に停止信号を指令する(23)。停止信号を受信した各ユニット制御部49は一旦停止して、室外ユニット1、2双方を再度の始動に好ましい初期状態に戻す(24)。次に、システム制御部8は、再度の始動に好ましい増強された切替専用モード、すなわち前回の始動よりも大きな差圧を発生し得るモードを設定する(25)。そして、図3に準拠した処理フローにしたがって、再度圧縮機32の始動及び四方弁34、35の同期切替動作を実行する(26)。次に、図4に準拠した処理フローにしたがって、正常判定条件を満たすか否かを判定し(27)、正常判定されれば(28)、空調条件に適した所定の運転モードに制御を戻して(29)(30)、正常に処理を終了することができる。それでも正常判定できない場合には、異常判定回数nJに達するまで始動及び切替動作を繰り返して行い(31)、途中で正常判定になれば、正常に処理を終了することができる。異常判定回数nJまで繰り返しても正常判定できない場合は、正常な運転状態への復帰をあきらめて異常判定とし(32)、警報通知などの異常時処理を実施したのち停止して処理を終了する(33)。
なお、本実施例では、ユニット内差圧及びユニット間差圧を判定する所定圧力値PJはシステム制御部8内にマップとして保持している。また、所定温度上昇値TJは20℃、正常判定条件を満たすか否かの判断を打ち切る失敗判定時間tJは60秒、再度の始動及び切替動作を繰り返す異常判定回数nJは10回、の固定値として保持している。これらの設定値は、空気調和機10の構成部材の仕様や、要望される動作信頼性などを考慮して、適宜変更することができる。
実施例の空気調和機10では、室外ユニット1、2双方の圧縮機32を同期して始動し、4個の四方弁34、35を同期して切替動作させるので、2台の室外ユニット1、2間や並列配置される四方弁34、35間に圧力差が生ぜず、安定した切替動作を行うことができる。また、四方弁34、35の同期切替動作を実行した後に、ユニット内差圧P1、P2や、ユニット間差圧P12、P21、及び吸入温度の上昇分T1、T2を求めて、切替動作の正常終了を判定し、さらに、正常終了していないと判定したときには圧縮機32の運転動作を増強した切替専用モードで最大10回まで再度始動を行うようにしているので、極めて高い動作信頼性を有している。
本発明の実施例の空気調和機の構成を説明する図である。 図1の実施例において、四方弁の切替機能を説明する図であり、(1)は冷房運転時の連通状態、(2)は暖房運転時の連通状態をそれぞれ示している。 図1の実施例において、圧縮機及び四方弁を同期して制御する処理フローを説明する図である。 図1の実施例において、四方弁の同期切替動作が正常に終了したか否かを判定する処理フローを説明する図である。 図1の実施例において、四方弁の同期切替動作が正常に終了しなかった場合に行う再度の始動及び切替動作の処理フローを説明する図である。
符号の説明
10:空気調和機
1:第1室外ユニット
2:第2室外ユニット
31:アキュームレータ 32:圧縮機 33:オイルセパレータ
34、35:四方弁 36:室外熱交換器 37:排熱用熱交換器
38:過冷却熱交換機
41:高圧側センサ 42低圧側センサ 43:温度センサ
49:ユニット制御部
51〜60:室外冷媒通路
7:室内ユニット
71:室内熱交換器 72:膨張弁 73、74:室内冷媒通路
79:室内ユニット制御部
8:システム制御部
PD1、PD2:吐出圧
PS1、PS2:吸入圧
P1、P2:ユニット内差圧
P12、P21:ユニット間差圧
TS1、TS2:吸入温度
T1、T2:吸入温度の切替動作直前からの上昇分
PJ:所定圧力値 TJ:所定温度上昇値
tJ:失敗判定時間 nJ:異常判定回数

Claims (5)

  1. 圧縮機、室外熱交換器、室外冷媒通路及び複数の四方弁を有する第1室外ユニットと、前記第1室外ユニットと同じ構造の第2室外ユニットと、室内熱交換器及び室内冷媒通路を有して前記室内冷媒通路が前記第1及び前記第2室外ユニットの前記室外冷媒通路に並列接続された室内ユニットと、前記第1室外ユニット及び前記第2室外ユニット双方の圧縮機及び四方弁の動作制御を行う制御部と、を備える空気調和機であって、
    前記制御部は、前記第1室外ユニット及び前記第2室外ユニット双方の前記圧縮機の同期制御及び/または前記第1室外ユニット及び前記第2室外ユニット双方のすべての前記四方弁の同期制御を行い、
    前記第1室外ユニット及び前記第2室外ユニットはそれぞれ、前記圧縮機の吐出側に冷媒の吐出圧を検知する高圧側センサを有しさらに前記圧縮機の吸入側に前記冷媒の吸入圧を検知する低圧側センサを有するとともに、前記圧縮機の前記吸入側に前記冷媒の吸入温度を検知する温度センサを有し、
    前記制御部は、前記四方弁の同期切替動作を行った後に双方の前記圧縮機の各前記吐出圧及び各前記吸入圧を求め、さらに各前記吐出圧から各前記吸入圧を引いて得られる複数個の差圧が全て所定圧力値以上で、かつ前記四方弁の前記同期切替動作に伴う前記吸入温度の上昇分が双方とも所定温度上昇値以下であるときに前記同期切替動作が正常に終了したと判定し、それ以外のときに前記同期切替動作が正常に終了していないと判定し、
    前記制御部は、前記四方弁の前記同期切替動作が正常に終了していないと判定したときに、双方の前記圧縮機の動作を増強する制御を行った後、再度前記四方弁の前記同期切替動作が正常に終了したか否かを判定することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記複数個の差圧には、一方の前記圧縮機で求めた前記吐出圧から他方の前記圧縮機で求めた前記吸入圧を引いて得られるユニット間差圧が含まれる、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記制御部は、双方の前記圧縮機の駆動回転数を増大させ、あるいは双方の前記圧縮機に設けられた圧縮機能段の段数を増大させることにより前記動作を増強する、請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記制御部は、前記四方弁の前記同期切替動作を行うときに双方の前記圧縮機の前記動作を所定の切替専用モードとし、前記同期切替動作が正常に終了したことを判定した後に双方の前記圧縮機の前記動作を所望される空調条件に適した所定の運転モードにする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機。
  5. 前記室内ユニットを並列に複数台備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気調和機。
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