JP5324284B2 - クランクシャフトの製造装置および製造方法 - Google Patents

クランクシャフトの製造装置および製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5324284B2
JP5324284B2 JP2009080057A JP2009080057A JP5324284B2 JP 5324284 B2 JP5324284 B2 JP 5324284B2 JP 2009080057 A JP2009080057 A JP 2009080057A JP 2009080057 A JP2009080057 A JP 2009080057A JP 5324284 B2 JP5324284 B2 JP 5324284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punches
mold
crankshaft
punch
press ram
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009080057A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010227983A (ja
Inventor
康裕 伊藤
孝之 大沼
勤 安藤
靖之 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nichidai Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nichidai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Nichidai Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009080057A priority Critical patent/JP5324284B2/ja
Priority to US12/731,937 priority patent/US8371029B2/en
Priority to CN201010148303XA priority patent/CN101844198B/zh
Publication of JP2010227983A publication Critical patent/JP2010227983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5324284B2 publication Critical patent/JP5324284B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/06Making machine elements axles or shafts
    • B21K1/08Making machine elements axles or shafts crankshafts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/06Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor for performing particular operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B7/00Presses characterised by a particular arrangement of the pressing members
    • B30B7/04Presses characterised by a particular arrangement of the pressing members wherein pressing is effected in different directions simultaneously or in turn
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/17Crankshaft making apparatus
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49229Prime mover or fluid pump making
    • Y10T29/49286Crankshaft making
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49229Prime mover or fluid pump making
    • Y10T29/49293Camshaft making
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49826Assembling or joining

Description

本発明は、クランクシャフトの製造装置および製造方法に係り、特に、軽量化のための中空状の複数の孔部をクランクシャフトに形成する技術の改良に関する。
内燃機関のクランクシャフトは、ジャーナル軸部を備えている。ジャーナル軸部には、それと平行なクランクピン部がアームにより連結されている。アーム部にはカウンタウェイト部が形成され、カウンタウェイト部のジャーナル軸部に対する形成位置は、クランクピン部の接続箇所の反対側である。クランクシャフトでは、燃費向上の観点から、クランクピン部に中空状の孔部を形成して軽量化を図ることがある。クランクピン部に孔部を形成した場合でも、クランクシャフトの剛性には影響が少ないので、クランクピン部への孔部の形成は好適である。
クランクピン部への孔部の形成には、プレスラムの移動方向に対して垂直方向に移動する側方成形用パンチを有する鍛造装置を用いることが考えられる。鍛造装置の側方成形用パンチの駆動源としては、サーボモータや油圧手段に比べて機構が簡単で、ダイセットの外部への設置が不要で、かつプレスのラムの動作にリニアに追従することを可能とするカム機構がよく使用されている(たとえば特許文献1,2)。
図7は、カム機構10による側方成形用パンチ20(以下、「パンチ20」と略称する)の動作を説明するための概念図である。カム機構10は、カム11、カム11を駆動するカムドライバ12、および、それら部材11,12が摺動自在に支持されるカムホルダ13を備えている。カム11の金型内部側の側面にはパンチ20が設けられ、カム11の金型外部側の側面は傾斜面であり、カムドライバ12の下面は、初期状態においてカム11の傾斜面から所定間隔をおいて配置され、カム11の作動時にその傾斜面に対して摺動する傾斜面である。カム機構10では、アッパプレート31が、プレスラム(図示略)によって、ロアプレート32へ向けて下方に所定距離移動したとき、カム11とカムドライバ12の互いの傾斜面が接触する。それら傾斜面は、アッパプレート31がさらに下方へ移動すると、互いに摺動し、パンチ20が水平方向に沿って金型内部側へ移動する。
特開平1−104436号公報 特開2003−343592号公報
しかしながら、上記鍛造装置によりクランクシャフトを成形する場合、クランクシャフトの金型内への配置は、その軸方向がプレスラムの移動方向に対して垂直となるようにしなければならないため、パンチ20をクランクシャフトの軸方向からクランクピン部に挿入する必要がある。このため、複数の気筒を有するクランクシャフトの各クランクピン部に孔部を形成する場合、パンチ同士が衝突してしまう。
具体的には、カム機構10を用いた側方成形では、カム11がプレスラムの移動と連動しているため、カム11に設けられたパンチ20は、プレスラムの下死点で、クランクピン部への最大挿入長となり、その後、プレスラムが上死点へ向かって移動するとともに、パンチ20は、クランクピン部から引き抜かれる。このため、たとえば図8に示すように、フルカウンタウェイト構造を有する4気筒のクランクシャフト40の各クランクピン部43に孔部44を形成する場合、側方成形用パンチ21,22どうしが交差し、パンチ23,24同士が衝突してしまう(図中の破線で囲まれた部分)。このため、プレスラムの上死点から下死点までの1ストローク内で、側方成形用パンチが互いに干渉し合う位置にある複数の孔部の形成を行うことができない。なお、図8の符号41,42は、クランク軸部,クランクアーム部を示している。
したがって、本発明は、側方成形用パンチの駆動源としてカム機構を用いた場合でも、プレスラムの上死点から下死点までの1ストローク内で、側方成形用パンチ同士が干渉する位置にある複数の孔部の形成を行うことができるクランクシャフトの製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
本発明のクランクシャフトの製造装置は、下型と、下型に対して移動可能に設けられた上型と、上型の移動方向に対して垂直方向に移動する複数のパンチとを有する金型と、上型を下型に対して移動させることにより金型内にクランクシャフトの素材を閉塞して成形するプレスラムと、各パンチに設けられ、そのパンチをプレスラムの移動に連動して金型内部に向けて移動させるカム機構とを備え、パンチ同士の干渉を防止するために、パンチの少なくとも一方に立体交差構造が設けられていることを特徴としている。
本発明のクランクシャフトの製造装置では、プレスラムの移動により金型内にクランクシャフトの素材を閉塞して成形するとともに、各側方成形用パンチ(以下、「パンチ」と略称する)が、プレスラムの移動に連動したカム機構によって金型の内部方向へ移動することにより、素材の各部位に孔部を形成する。ここで、パンチ同士の干渉を防止するために、パンチの少なくとも一方に立体交差構造を設けているので、パンチ同士は、金型内部への移動時および金型内部からの退避時、パンチ同士は立体的に交差することができる。したがって、クランクシャフトの素材への孔部の形成を同時に行うことができるので、それら孔部の形成をプレスラムの上死点から下死点までの1工程内で行うことができる。
以上のように複数のパンチの駆動源として、ダイセット内への収納が可能なカム機構を用いることができるので、パンチの独立制御を行うアクチュエータ等の外部装置を設置するためのスペースが不要となり、プレス設備の小型化を図ることができ、かつ作業性・生産性の向上を図ることができる。加えて、パンチに立体交差構造を形成するという簡単な構成を用いているので、さらにプレス設備の小型化を図ることができる。さらに、パンチの可動範囲をダイセット内に設定することができるので、作業者の安全性に問題がない。
本発明のクランクシャフトの製造装置は種々の構成を用いることができる。たとえば立体交差構造として、一方のパンチに貫通孔部を形成することができる。この場合、他方のパンチは、貫通孔部内で移動することができる。
本発明のクランクシャフトの製造方法は、以上のようなクランクシャフトの製造装置による複数の孔部の側方成形手法を含む。すなわち、本発明のクランクシャフトの製造方法は、下型と、下型に対して移動可能に設けられた上型と、上型の移動方向に対して垂直方向に移動する複数の側方成形用パンチとを有する金型を備え、プレスラムの移動により金型内にクランクシャフトの素材を閉塞して成形するとともに、各側方成形用パンチが、カム機構によって前記プレスラムの移動に連動して前記金型の内部方向へ移動することにより、素材の各部位に孔部を形成し、側方成形用パンチによる素材への孔部の形成時、側方成形用パンチ同士が干渉する形状を有する素材を用いる場合、側方成形用パンチ同士を立体的に交差させることを特徴としている。
本発明のクランクシャフトの製造方法は、立体交差構造を用いた本発明のクランクシャフトの製造装置と同様な効果を得ることができる。
本発明のクランクシャフトの製造装置あるいは製造方法によれば、側方成形用パンチ同士が干渉する位置にある複数の孔部の形成を同時に行うことができるので、それら孔部の形成をプレスラムの上死点から下死点までの1ストローク内で行うことができる。その結果、プレス設備の小型化を図ることができる等の効果を得ることができる。
本発明に係る一実施形態のクランクシャフトの製造装置の部分構成を表す概念図であり、金型の斜視図である。 本発明に係る一実施形態のクランクシャフトの製造装置の概略構成を表す概念図であり、図1のA−A’線の概略側断面図である。 図1に示す側方成形用パンチの概略構成を表す斜視図である。 図1に示す側方成形用パンチの概略構成を表す斜視図であり、(A)は立体交差前の状態、(B)は立体交差時の状態を表している。 (A),(B)は、図4に示す側方成形用パンチの具体例を表す側面図である。 本発明に係る一実施形態のクランクシャフトの製造装置のレイアウトの一具体例を表す概略上面図である。 従来のクランクシャフト製造装置のカム機構の概略構成を表す側断面図である。 従来のクランクシャフト製造装置の問題点を説明するための上面図である。
(1)実施形態の構成
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る一実施形態のクランクシャフト製造装置100の部分構成を表す概念図であり、金型103の下型103Aの斜視図である。図2は、本発明に係る一実施形態のクランクシャフト製造装置100の動作を説明するための概念図であり、図1のA−A’線の概略側断面図である。図3は、図1に示す側方成形用パンチ112p,117pの概略構成を表す斜視図である。図4は、図1に示す側方成形用パンチ114p,115pの概略構成を表す斜視図であり、(A)は立体交差前の状態、(B)は立体交差時の状態を表している。図1では、図示の便宜上、カム機構の図示を省略している。
クランクシャフト製造装置100は、たとえばフルカウンタウェイト構造を有する4気筒への孔部形成に適用される装置である。クランクシャフト製造装置100は、たとえばプレスボルスタ101を備え、プレスボルスタ101上に、プレスラム102が支持されている。プレスボルスタ101とプレスラム102との間に金型103が配置されている。
金型103は、下型103A、上型103B、および、側方成形用パンチ111p〜118p(以下、「パンチ111p〜118p」と略称する)を備えている。金型103内には、クランクシャフトの予備成形品200が配置される。
予備成形品200は、ジャーナル軸部201を備え、ジャーナル軸部201には、アーム部202が設けられている。隣接するアーム部202同士は、クランクピン部203により連結されている。クランクピン部203はジャーナル軸部201と平行に配置されている。金型103のキャビティ面は、予備成形品200に対応する形状を有している。上型103Bは、下型103Aに対して移動可能に設けられている。図2中の符号105は、上型103Bへの初期荷重を調整する荷重調整部(油圧手段やエア圧手段等)である。
パンチ111p〜118pは、上型103Bの移動方向に対して垂直方向に移動可能に設けられている。パンチ111p〜118pは、金型103の側部に形成されたパンチ通路111q〜118qを通じて、金型103の内部に対して挿脱可能となっている。パンチ111p〜118pは、プレスラム102の移動に連動して金型103の内部へ移動させるカム機構を備えている。
パンチ111p,112pを移動させるカム機構111,112は、図2に示すように、カム111c,112c、および、カム111c,112cを駆動するカムドライバ111d、112dを備えている。なお、パンチ113p〜118pのカム機構は、パンチ111p,112pと略同様な構成・作用を有するので、以下では、その説明を省略している。
カム111c,112cの金型103内部側の側面には、パンチ111p,112pが設けられている。カム111c,112cの金型103外部側の側面は傾斜面である。カムドライバ111d、112dの下面は、初期状態においてカム111c,112cの傾斜面に対して所定間隔をおいて配置される傾斜面である。カムドライバ111d、112dは、プレスラム102の下方への移動に伴って下降し、カムドライバ111d、112dの下面がカム111c,112cの傾斜面に接触すると、それら傾斜面は互いに摺動する。
カム機構111,112には、退避部材111s,112sが設けられている。プレスラム102の下死点でのパンチ111p,112pによる側方成形完了後、プレスラム102による上死点への移動に伴い、カムドライバ111d、112dが上昇すると、パンチ111p,112pは、退避部材111s,112sにより金型103外部へ退避させられ、初期位置に戻る。
図1に示す領域X,Yでの干渉を防止するために、パンチ112p,117pおよびパンチ114p,115pには、立体交差構造121,122が設けられている。
具体的には、パンチ112p,117pの干渉部Xは、それらが挿入されるアーム部202が離間しているから、立体交差構造121は、金型103のキャビティから離間した位置に設けられている。 立体交差構造121は、パンチ117pに形成された貫通孔部121A、および、パンチ112pに形成された平坦部121Bを有している。立体交差構造121では、平坦部121Bが貫通孔部121A内で移動可能に配置され、パンチ112p,117pが立体交差する。この場合、貫通孔部121Aおよび平坦部121Bの軸方向の長さは、パンチ112p,117pの金型103への移動時および退避時に干渉しないように設計されている。
パンチ114p,115pの干渉部Yは、それらが挿入されるアーム部202が隣接しているから、立体交差構造122は、金型103のキャビティに近接した位置に設けられている。立体交差構造122は、パンチ115pに形成された貫通孔部122A、および、パンチ114pに形成された平坦部122Bを有している。立体交差構造122では、平坦部121Bが貫通孔部121A内で移動可能となるように配置され、パンチ114p,115pがクランクピン部203への挿入時に立体交差する。この場合、貫通孔部122Aおよび平坦部122Bの軸方向の長さは、パンチ114p,115pの金型103への移動時および退避時に干渉しないように設計されている。
図5は、キャビティに近接した位置に設けられるパンチ114p,115pの具体例を表す側面図である。パンチ114pでは、本体部114mと先端部114nとの間に平坦部122Bが形成されている。先端部114nは、側方成形を行う部分であり、平坦部122Bよりも広い幅を有している。平坦部122Bは、パンチ115pの貫通孔部122A内で移動可能な形状をなしている。
図6は、クランクシャフトの製造装置100のレイアウトの一具体例を表す概略上面図である。この例では、符号113は、パンチ113p,115pを移動させるカム機構を示し、符号114は、パンチ114p,116pを移動させるカム機構を示している。符号117,118は、パンチ117p,118pを移動させるカム機構を示している。符号104は、プレスボルスタ101が載置されるベッドの一面を示している。その他の構成は、図1〜4の符号で示した構成と同様である。なお、図6に示す具体例では、2本のパンチ113p,115pの移動に1個のカム機構を113を用い、2本のパンチ114p,116pの移動に1個のカム機構114を用いたが、それらパンチ113p〜116pの移動では、その他のパンチと同様、1本のパンチにつき1個のカム機構を用いてもよい。
(2)実施形態の動作
クランクシャフト製造装置100の動作について、おもに図2〜4を参照して説明する。カム機構によるパンチ113p〜118pの動作は、カム機構111,112を用いたパンチ111p,112pの動作と略同様であるから、以下の説明では、パンチ111p,112pの動作をおもに用いている。
まず、金型103のキャビティ内に、クランクシャフトの予備成形品200を配置する。続いて、プレスラム102が上死点から下方へ移動を開始すると、カムドライバ(カム機構111,112では図2の符号111d,112d)が、それに伴って下降し、カムドライバの傾斜面が、カム(カム機構111,112では図2の符号111c,112c)の傾斜面に接触する。それら傾斜面は、プレスラム102がさらに下方へ移動すると、互いに摺動し、パンチ111p,112pが水平方向に沿って金型103内部側へ移動する。そして、パンチ111p〜118pが予備成形品200のクランクピン部203に孔部を形成する。
続いて、プレスラム102が下死点に到達したとき、カムのストローク長が最大となり、パンチ111p〜118pによる側方成形が完了する。次いで、カムドライバが、プレスラム102の上方への移動に伴って、上昇を開始すると、カムは、退避部材(カム機構111,112では図2の符号111s,112s)により金型103の外部側へ退避する。カムが初期位置に戻った後、離型ピンが作動することにより、孔部が形成されたクランクシャフトが離型される。
以上のような予備成形品200への孔部の形成時、従来の技術では互いに干渉していた領域X,Yを有するパンチ112p,117pおよびパンチ114p,115pは、立体交差構造121,122により立体交差することができる。
具体的には、立体交差構造121では、パンチ112pの平坦部121Bが図3に示すように、パンチ117pの貫通孔部121A内で移動することができるから、パンチ112p,117pは立体交差することができる。一方、立体交差構造122では、図4(A)に示すパンチ114pの平坦部121Bが、図4(B)に示すように、パンチ115pの貫通孔部121A内に挿入され、パンチ114p,115pは立体交差することができる。
このようにパンチ112p,117p同士およびパンチ114p,115p同士は、金型103内部への移動時および金型103内部からの退避時、立体的に交差することができるから、クランクシャフトの予備成形品200への孔部の形成を同時に行うことができる。したがって、複数の孔部の形成を、プレスラムの上死点から下死点までの1工程内で行うことができる。また、複数のパンチ111p〜118pの駆動源として、ダイセット内への収納が可能なカム機構を用いることができるので、パンチ111p〜118pの独立制御を行うアクチュエータ等の外部装置を設置するためのスペースが不要となり、プレス設備の小型化を図ることができ、かつ作業性・生産性の向上を図ることができる。加えて、パンチに立体交差構造を形成するという簡単な構成を用いているので、さらにプレス設備の小型化を図ることができる。さらに、パンチ111p〜118pの可動範囲をダイセット内に設定することができるので、作業者の安全性に問題がない。
100…クランクシャフト製造装置、102…プレスラム、103…金型、103A…下型、103B…上型、111,112,113,114,117,118…カム機構、111p〜118p…パンチ、121,122…立体交差構造、121A,122A…貫通孔部(立体交差構造)、121B,122B…平坦部(立体交差構造)、200…予備成形品(素材)、201…クランク軸部、202…アーム部、203…クランクピン部

Claims (3)

  1. 下型と、前記下型に対して移動可能に設けられた上型と、前記上型の移動方向に対して垂直方向に移動する複数の側方成形用パンチとを有する金型と、
    前記上型を前記下型に対して移動させることにより前記金型内にクランクシャフトの素材を閉塞して成形するプレスラムと、
    各側方成形用パンチに設けられ、その側方成形用パンチを前記プレスラムの移動に連動して金型内部に向けて移動させるカム機構とを備え、
    前記側方成形用パンチ同士の干渉を防止するために、前記側方成形用パンチの少なくとも一方に立体交差構造が設けられていることを特徴とするクランクシャフトの製造装置。
  2. 前記立体交差構造は、一方の側方成形用パンチに形成された貫通孔部であり、
    他方の側方成形用パンチは、前記孔部の形成時、前記貫通孔部内で移動することを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフトの製造装置。
  3. 下型と、前記下型に対して移動可能に設けられた上型と、前記上型の移動方向に対して垂直方向に移動する複数の側方成形用パンチとを有する金型を備え、
    前記プレスラムの移動により前記金型内にクランクシャフトの素材を閉塞して成形するとともに、各側方成形用パンチが、カム機構によって前記プレスラムの移動に連動して前記金型の内部方向へ移動することにより、前記素材の各部位に孔部を形成し、
    前記側方成形用パンチによる前記素材への孔部の形成時、前記側方成形用パンチ同士が干渉する形状を有する前記素材を用いる場合、前記側方成形用パンチ同士を立体的に交差させることを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
JP2009080057A 2009-03-27 2009-03-27 クランクシャフトの製造装置および製造方法 Expired - Fee Related JP5324284B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080057A JP5324284B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 クランクシャフトの製造装置および製造方法
US12/731,937 US8371029B2 (en) 2009-03-27 2010-03-25 Production apparatus and production method for crankshaft
CN201010148303XA CN101844198B (zh) 2009-03-27 2010-03-25 曲轴的制造装置和制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080057A JP5324284B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 クランクシャフトの製造装置および製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010227983A JP2010227983A (ja) 2010-10-14
JP5324284B2 true JP5324284B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=42769117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009080057A Expired - Fee Related JP5324284B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 クランクシャフトの製造装置および製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8371029B2 (ja)
JP (1) JP5324284B2 (ja)
CN (1) CN101844198B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2394754A4 (en) * 2009-02-09 2013-02-27 Honda Motor Co Ltd METHOD AND APPARATUS FOR PRODUCING A CRANKSHAFT
EP2412993B1 (en) * 2009-03-26 2014-12-31 Honda Motor Co., Ltd. Crankshaft and method for producing the same
JP5324284B2 (ja) * 2009-03-27 2013-10-23 本田技研工業株式会社 クランクシャフトの製造装置および製造方法
JP5397957B2 (ja) * 2010-10-22 2014-01-22 株式会社メタルアート クランクシャフトの製造方法及びその製法によって製造されたクランクシャフト
US20130247715A1 (en) * 2012-03-23 2013-09-26 GM Global Technology Operations LLC Crankshaft for an internal combustion engine
WO2014038183A1 (ja) * 2012-09-07 2014-03-13 新日鐵住金株式会社 鍛造クランク軸の仕上打ち用素材の成形装置
CN103111569A (zh) * 2012-12-06 2013-05-22 通裕重工股份有限公司 船用全纤维曲轴四模镦锻弯曲柔性成形工艺及装备
CN104853864B (zh) * 2012-12-12 2016-10-12 新日铁住金株式会社 锻造曲轴及其制造方法
JP6245369B2 (ja) * 2014-07-14 2017-12-13 新日鐵住金株式会社 鍛造クランク軸の製造方法
CN107530764B (zh) * 2015-05-14 2019-05-31 新日铁住金株式会社 锻造曲轴的制造装置
EP3466558B1 (en) * 2016-05-24 2021-04-07 Cie Automotive, S.A. Device for lightening the weight of crankshafts
JP2018099708A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 トヨタ自動車株式会社 クランクシャフトの製造方法およびクランクシャフト
CN108637085A (zh) * 2018-05-29 2018-10-12 邵保贵 一种冲孔压环一体化设备
CN111421092B (zh) * 2020-04-01 2021-08-10 浙江越达精密锻造有限公司 一种锻造模具及其工作方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1527508B2 (de) * 1964-07-24 1971-07-22 Verfahren zum haerten einer kurbelwelle
GB1352341A (en) * 1970-06-26 1974-05-08 Gkn Sankey Ltd Manufacture of articles
US4297869A (en) * 1979-09-10 1981-11-03 U.S. Industries, Inc. Apparatus for fabricating pulley rims
US4516299A (en) * 1983-05-09 1985-05-14 United States Steel Corporation Method and apparatus for making single cranks for built-up crankshafts used in large engines
PL141712B1 (en) * 1983-12-13 1987-08-31 Instytut Obrobki Plastycznej Method of and apparatus for press forging of crankshafts
JPS60187436A (ja) * 1984-03-08 1985-09-24 Nissan Motor Co Ltd ピアス型
JPS61143727U (ja) * 1985-02-27 1986-09-05
JPH0685955B2 (ja) 1987-07-06 1994-11-02 アイダエンジニアリング株式会社 閉塞鍛造装置
JPH01293934A (ja) * 1988-05-21 1989-11-27 Kobe Steel Ltd 一体型クランク軸鍛造装置
JPH03243232A (ja) * 1990-02-20 1991-10-30 Toyota Motor Corp うち歯車の成形方法
US5163341A (en) * 1991-10-08 1992-11-17 General Motors Corporation Crankshaft with lubrication passages
JP2000094087A (ja) * 1998-09-16 2000-04-04 Sumitomo Metal Ind Ltd クランク軸の製造技術
JP2000291624A (ja) * 1999-04-13 2000-10-20 Isuzu Motors Ltd クランク軸構造
JP2003326332A (ja) 2002-05-13 2003-11-18 Kobe Steel Ltd クランク軸の成形方法
JP4100602B2 (ja) 2002-05-28 2008-06-11 トヨタ自動車株式会社 トリポード粗形材の冷間閉塞鍛造方法
JP2005036902A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Honda Motor Co Ltd コネクティングロッドの分割加工方法及びその分割加工装置
JP2005074537A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Honda Motor Co Ltd コネクティングロッドの分割加工方法及びその分割加工装置
AR044889A1 (es) * 2004-06-24 2005-10-05 Juan Carlos Morsucci Una maquina descarozadora que comprende un cabezal punzonador que describe un movimiento oscilatorio curvilineo en sincronismo con el movimiento de traslacion de las frutas a descarozar
JP2007144476A (ja) 2005-11-29 2007-06-14 Tdk Corp 成形装置
JP5296444B2 (ja) * 2008-07-30 2013-09-25 コマツNtc株式会社 クランクシャフトのセンタ穴加工装置及び加工方法
US20100107808A1 (en) * 2008-08-01 2010-05-06 Cummins Inc. Method for increasing torsional fatigue strength in crankshafts
EP2394754A4 (en) * 2009-02-09 2013-02-27 Honda Motor Co Ltd METHOD AND APPARATUS FOR PRODUCING A CRANKSHAFT
EP2412993B1 (en) * 2009-03-26 2014-12-31 Honda Motor Co., Ltd. Crankshaft and method for producing the same
JP5324284B2 (ja) * 2009-03-27 2013-10-23 本田技研工業株式会社 クランクシャフトの製造装置および製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8371029B2 (en) 2013-02-12
CN101844198A (zh) 2010-09-29
US20100242241A1 (en) 2010-09-30
CN101844198B (zh) 2012-08-22
JP2010227983A (ja) 2010-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5324284B2 (ja) クランクシャフトの製造装置および製造方法
JP5249831B2 (ja) クランクシャフトおよびその製造方法
US8627565B2 (en) Method for producing crankshaft and production apparatus therefor
JP5353065B2 (ja) プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置
JP2012007726A (ja) クランクシャフトおよびその製造方法
KR20080017231A (ko) 리니어 모터가 탑재된 프레스 기계
CN103338874A (zh) 冲压成形用模具
CN101637792B (zh) 汽车防撞杆吸能盒引导槽冲压成型装置
JP2008105094A (ja) プレス成形方法、それに用いる兼用プレス型および成形装置
JP5889074B2 (ja) 閉塞鍛造装置
JP2012066271A (ja) 金属製パイプのプレス成形装置およびプレス成形方法
JP2015139970A (ja) 型締装置及び成形装置
JP5436331B2 (ja) クランクシャフトの製造方法
JP5398290B2 (ja) クランクシャフトの製造装置および製造方法
CN103100570B (zh) 开合式曲拐挤压装置及大型船用曲轴曲拐的成形方法
JP2007210029A (ja) 車両用ボディパネルのサイドベンド加工装置及びその加工方法並びに車両用ボディパネル
CN201455082U (zh) 汽车防撞杆吸能盒引导槽成型装置
JP2010179350A (ja) クランクシャフトの製造方法
CN209349454U (zh) 一种高铁道岔铁座专用模锻设备
CN104275405B (zh) 高强度镁铝合金汽车保险杠的冲压模具及其冲压方法
CN103582541A (zh) 一种同时生产第一活塞部件和第二活塞部件的方法
EP1038613B1 (en) A machine manufacturing pistons, for instance for internal combustion engines
CN215965843U (zh) 一种巧克力制作用的烤盘加工模具
JP6015495B2 (ja) 粉末成形装置
KR101115347B1 (ko) 프로그레시브 금형의 동시성형장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5324284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees