JP5323469B2 - 照明装置及び照明装置の導光体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、導光体と、導光体の端面近傍に配置した光源とを含むバックライト等の照明装置に関する。また、照明装置に用いられる導光体の製造方法に関する。
LCD用バックライトや照明装置においては、端部近傍に配置された光源と、光源からの光を面発光に変える平板状の導光体とを有する面光源装置が用いられている。従来の導光体が用いられる面光源装置は、例えば図11に示すように、光源1と、透明アクリル樹脂等の透明材料からなる導光体6と、拡散部材7と、反射部材8とから構成され、光源1から発せられた光が導光体6の表面及び裏面で夫々全反射されて入射端面から反対側へ伝達される。
ここで、光源1から発せられた光を出射面より均一に出射させる方法として、導光体表面に凹凸加工を施す方法、あるいは導光体中の屈折率を変化させる方法が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
導光体表面又は裏面に凹凸加工を施す方法として、導光体6の裏面を適宜なシボ面(粗面)としたり、導光体6の裏面に多数の錐形状の凹凸を設けたり、印刷によるパターンを設けたりするなどにより、裏面で反射する光の一部を拡散させ、これにより導光体6の表面(出射面)より出射させ、拡散部材7を通過させて面光源とするものが提案されている。そして、シボ面の分布や錐形状の高さや頂角の角度、印刷パターンの面積や分布密度などの変化を適切なものとすることにより、出射面から出射される光の分布を均一にすることができる(例えば特許文献1、2参照)。
また、導光体中の屈折率を変化させる方法として、光源側から光源から離れる方向に、導光体内部の屈折率を連続的に変化するようにして、導光板内部で光の出射を均一にしようとするものが提案されている(例えば特許文献3、4参照)。この場合、導光体の裏面の粗面の分布や錐形状の高さや頂角の角度、印刷パターンの面積や分布密度の変化がほぼ均一又は概略的な変化であっても出射面よりの光を均一にすることが可能である。
特開平6−235917号公報 特開2005−11599号公報 特開平5−181020号公報 特開平6−283138号公報
特許文献1及び2に記載された導光体表面又は裏面に凹凸加工を施す方法を用いた照明装置は、導光体の裏面に設ける粗面の分布や、錐形状の高さや頂角の角度や、印刷パターンの面積並びに分布密度などの変化が適切でない場合は均一分布を得ることができないため、上述した粗面の分布などの構成は極めて重要である。さらに、特許文献1及び2に記載された照明装置では、照明装置に求められる輝度分布均一化と高輝度化を実現するために、これらを同時に達成する設計を行っているので、導光体を複雑な形状又は分布密度とすることが必要になる。しかしながら、最適な粗面の分布などを設計することは非常に困難であり、更に設計通りの粗面の分布などに構成することも困難であるという問題が生じていた。
また、特許文献3及び4に記載された導光体中の屈折率を変化させる方法を用いた照明装置も、照明装置に求められる輝度分布均一化と高輝度化を実現するために、これらを同時に達成する設計を行っているので、導光体中の屈折率分布を設計通りに変化させることが非常に困難であるという問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、導光体として一般的に使用される透明樹脂を使用し、かつ、粗面の分布、錐形状の高さや頂角の角度、印刷面積の密度分布などの設計を必要としない高輝度面発光体を含む照明装置を提供することにある。
以上のような目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、導光体の透明板表面上に、屈折率が徐々に変化する屈折率勾配層を有することを特徴とする。具体的には、本発明に係る照明装置は、導光体と、前記導光体の端面近傍に配置された光源とを含む照明装置であって、前記導光体は透明板と前記透明板表面に屈折率勾配層とを有し、前記屈折率勾配層は、2種類または3種類の屈折率の異なる透明体より形成される集合体であり、前記光源から離れる方向に隣接した前記透明体の屈折率の大小関係が局所的に逆転した箇所を含みながら、巨視的に、前記屈折率勾配層の屈折率が前記光源から離れる方向に徐々に高くなるように構成されることを特徴とする。
上述した発明によれば、光源から発せられ、導光体の端面から入射し、透明板中を伝播する光は、スネルの法則に基づいて、透明板表面に設けられた屈折率勾配層への入射角の角度により、屈折率勾配層へ入射する場合と全反射により透明板へ戻る場合とに分類される。全反射した光は、屈折率勾配層と反対側の透明板表面で全反射し、再度屈折率勾配層表面に到達する。そして、透明板表面に設けられた屈折率勾配層の屈折率が、光源から離れる方向に徐々に高くなるように構成されていることから、再到達した光の一部は屈折率勾配層へ入射することができる。このとき、屈折率勾配層へ入射可能な光の入射角は、前回全反射した全反射条件の角度以上であり、今回の全反射条件の角度よりも小さいことになる。
本発明は、前記屈折率勾配層の作用により、分布の均一な入射光を得ることができ、全体として均一な輝度分布にすることができる。また、透明板から屈折率勾配層への入射光は角度範囲が狭いことから、屈折率勾配層からの出射角の角度の調整を容易に行うことができるため、光源から発する光量に対する導光体表面から出る光量の割合を高めることにより、高輝度化が可能となる。
なお、本発明に係る照明装置によれば、従来から使用されている屈折率が一定の透明樹脂を透明板として使用できるため、導光体自体の屈折率が変化するように形成された導光体を用いた場合と比較して、製造コストを抑えることができる。
また、本発明に係る照明装置として、屈折率勾配層は均一な密度分布になるように構成されることが好ましい。
上述した発明によれば、屈折率勾配層が透明板表面全体を覆う以外に、透明板表面の屈折率勾配層が均一な密度分布になるように構成することにより、屈折率勾配層の屈折率が光源から離れる方向に徐々に高くなるように構成することができる。ここで、「均一な密度分布」とは、導光体の透明板表面に対して、導光体の透明板表面上の屈折率勾配層が有する占有面積の割合に偏りがないことをいう。
本発明に係る照明装置として、屈折率勾配層表面は、凹凸形状に形成されていることが好ましい。
上述した発明によれば、屈折率勾配層表面の凹凸形状により、出射角度を変化させて導光体表面から出射できる。従って、屈折率が光源から離れる方向に徐々に高くなるように構成される屈折率勾配層において、分布の均一な入射光を得ることにより輝度分布均一化を達成し、輝度分布均一化とは別個独立に、凹凸形状を等間隔又はランダムに設け、屈折率勾配層からの出射角度を調整することにより高輝度化を達成することができる。なお、屈折率勾配層への入射光の角度範囲が狭いことにより、凹凸形状による屈折率勾配層からの出射角の角度を容易に調整することができる。
この結果、上述した発明によれば、輝度分布均一化と高輝度化を達成するために、透明板からの屈折率勾配層への分布の均一な入射光により輝度分布均一化を、屈折率勾配層からの出射光により高輝度化を個別に設計できるため、導光体として一般的に使用される透明樹脂を使用し、かつ、導光体表面に粗面の分布、錐形状の高さや頂角の角度の変調、印刷パターンの面積並びに分布密度などの設計を必要としない照明装置を提供することができる。
なお、凹凸形状は、特に限定されず、例えば、シボ状、ドット形状、プリズム形状などが挙げられる。また、屈折率勾配層表面を凹凸形状に形成する以外に、屈折率勾配層上に、凹凸形状物を形成することも可能である。さらに、屈折率勾配層が気泡又は微粒子を含む、具体的には、屈折率勾配層に均一に分散された気泡又は微粒子を含むことにより、屈折率勾配層表面を凹凸形状に形成する等と同様に、屈折率勾配層に入射した光を拡散させることも可能である。その上で、屈折率勾配層の屈折率を光源から離れる方向に徐々に高くなるように形成することが望ましい。
本発明の照明装置によれば、輝度分布均一化と高輝度化を得るために、透明板からの屈折率勾配層への分布の均一な入射光により輝度分布均一化を、屈折率勾配層からの出射角度を調整することにより高輝度化を個別に設計できる。従って、導光体として一般的に使用される透明樹脂を使用し、かつ、粗面の分布、錐形状の高さや頂角の角度、印刷パターンの面積並びに分布密度などの設計を必要としない高輝度面発光体を含む照明装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、以下で参照する各図において、透明板や屈折率勾配層や凹凸形状を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各々の縮尺は適宜異ならせて表示している。
(第1実施形態)
図1及び図2は本発明の第1実施形態に係る照明装置10を示す断面図である。照明装置10は光源11と導光体12とを備えている。導光体12は、光源11からの光が入射される入光面12cと、入光面12cから入射した光を導光体12から出射する出射面12aとを有している。そして、導光体12は、透明板13と、出射面12a側の透明板表面に屈折率勾配層14とを有している。出射面12a表面は、均一、あるいはランダムな凹凸パターン15が形成されている。さらに、屈折率勾配層14は光源11から離れる方向に徐々に屈折率が高くなるように構成されている。以下に、各構成部材について説明する。
(光源)
光源11は、導光体12の入光面12cに光を照射するものであり、例えば、LEDや、蛍光管等の線状の光源により構成されている。蛍光管としては、従来公知の各種光源、例えば、冷陰極管や熱陰極管等の蛍光管を用いることができる。
(導光体)
導光体12の透明板13は、透明な樹脂により形成されている。例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)などの透明樹脂が使用できる。透明体の屈折率としては、おおよそ、ポリメタクリル酸メチル樹脂の場合は1.49、ポリカーボネートの場合は1.59、シクロオレフィンポリマーの場合は1.51、ポリスチレンの場合は1.58、ポリエチレンテレフタレートの場合は1.57、ポリプロピレンの場合は1.49である。従って、従来から使用されている透明樹脂を透明板13として使用できるため、導光体自体の屈折率が変化するように形成された導光体を用いた場合と比較して、製造コストを抑えることができる。
導光体12の屈折率勾配層14は、出射面12a側の透明板13表面に形成される。屈折率勾配層14は、屈折率1.3〜1.7の屈折率の異なる透明樹脂の混合物、あるいは前記透明樹脂の単体物又は混合物に、酸化チタン、シリカなどの微粒子を利用した混合物によって、所望の屈折率を調整して形成される。具体的には、透明樹脂の混合物の場合、高屈折率の樹脂として、その骨格中に、芳香環、フッ素以外のハロゲン基、イオウ(S)、脂環式基等を有する樹脂と、低屈折率の樹脂として、その骨格中に、フッ素、シラン等を有する樹脂とを混合させ、屈折率を調整して形成する。一方、透明樹脂と微粒子の混合物の場合、微粒子の粒径が10〜100nmの、チタン二酸化物、亜鉛酸化物、ジルコニウム水酸化物、アルミニウム水酸化物、シリコン二酸化物、中空シリカ、あるいはフッ素含有樹脂微粒子等、又はこれらの組合せを利用して、屈折率を調整して形成する。
そして、複数のノズルが配列されたヘッドを有するインクジェットプリンタ等を用いて、それぞれのノズルから上述した屈折率の異なる材料を透明板上に吐出させ、複数の屈折率の異なる材料の屈折率勾配層を形成する。例えば、インクジェットプリンタにより形成される屈折率の低い材料からなるドットと、屈折率の高い材料からなるドットの2種類のドットの単位面積当りの割合が、光源側では屈折率の低いものを多くし、徐々に光源から離れるに従って屈折率の高いものの割合を多くすることにより、巨視的に屈折率を変化させ、光源から離れる方向に徐々に屈折率を高くなるように屈折率勾配層を形成する。なお、屈折率勾配層14は、インクジェット印刷などの印刷法に限定されず、スクリーン印刷、あるいはディスペンサーなどを利用した塗布によっても形成することができる。
屈折率勾配層14表面の凹凸パターン15の形状は、特に限定されず、例えば、ドット形状、プリズム形状など、あるいはシボ加工による粗面であってもよい。さらに、凹凸パターン15の配置パターンも均一、あるいはランダムに形成できる。具体的には、光源11から発する光量に対する導光体12の出射面12aから出る光量の割合を高めることにより、高輝度化が可能となるように、導光体12の屈折率勾配層14表面の凹凸パターン15の形状を調整する。
第1実施形態に係る照明装置の導光体12の透明板13表面に設けられた屈折率勾配層14の屈折率が、光源11から離れる方向に徐々に高くなるように構成されていることから、光が透明板13から屈折率勾配層14に入射した時点で入射光は均一な分布とされて、全体として均一な輝度分布にすることができる。また、透明板13から屈折率勾配層14への角度範囲の狭い入射光を得ることができる。この結果、光源11から発する光量に対する導光体12の出射面12aから出る光量の割合を高めて高輝度化を達成するために、導光体12の屈折率勾配層14からの出射角度の調整を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
図3及び図4は本発明の第2実施形態に係る照明装置20を示す断面図である。照明装置20は光源21と導光体22とを備えている。導光体22は、光源21からの光が入射される入光面22cと、入光面22cから入射した光を導光体22の透明板23から出射する出射面22aとを有している。そして、導光体22は、透明板23と、出射面22aと反対側に位置する表面22b側に屈折率勾配層24を有している。屈折率勾配層24の表面22bには均一、あるいはランダムな凹凸パターン25が形成されている。さらに、屈折率勾配層24は、光源21から離れる方向に徐々に屈折率が高くなるように構成されている。なお、第2実施形態に係る照明装置20では、屈折率勾配層24の表面22b側に、屈折率勾配層24の22bから漏れる光を反射するための反射フィルム26が設けられている。
透明板23から屈折率勾配層24に入射した光は、屈折率勾配層24の表面22bに到達し、表面22bの凹凸パターン25による光拡散効果により拡散し、表面22bで全反射あるいは反射フィルム26により反射し、再度透明板23に入射し、導光体22の透明板23の出射面22aより出射する。
第2実施形態に係る照明装置の屈折率勾配層24の屈折率が、光源21から離れる方向に徐々に高くなるように構成されていることから、光が透明板23から屈折率勾配層24に入射した時点で入射光は均一な分布とされているため、全体として均一な輝度分布にすることができる。また、透明板23から屈折率勾配層24への角度範囲の狭い入射光が得られる。従って、屈折率勾配層24の凹凸パターン25を調整することにより、屈折率勾配層の表面22bに到達した光を拡散し、表面22bで全反射あるいは反射フィルム26により反射させ、再度透明板23に入射させることができる。この結果、光源21から発する光量に対する導光体22の出射面22aから出る光量の割合を高めて高輝度化を達成することができる。
(第3実施形態)
図5及び図6は、本発明の第3実施形態に係る照明装置30を示す断面図である。照明装置30は光源31と導光体32とを備えている。導光体32は、光源31からの光が入射される入光面32cと、入光面32cから入射した光を導光体32の透明板33から出射する出射面32aとを有している。そして、導光体32は、透明板33と、出射面32aの反対側に位置する、透明板33の表面に屈折率勾配層34と、さらに屈折率勾配層34の表面に凹凸パターン形状体35とが順次形成されている。凹凸パターン形状体35の凹凸配置パターンは均一、あるいはランダムに形成されている。なお、第3実施形態に係る屈折率勾配層34は、第1実施形態及び第2実施形態と同様、光源31から離れる方向に徐々に屈折率が高くなるように構成されている。また、凹凸パターン形状体35は、屈折率勾配層34よりも高い屈折率になるように構成されている。さらに、凹凸パターン形状体35側には反射フィルム36が設けられている。
凹凸パターン形状体35が屈折率勾配層34よりも高い屈折率であることにより、屈折率勾配層34から凹凸パターン形状体35に屈折して入射した角度範囲が狭い光は、屈折率勾配層34と反対側の凹凸パターン形状体35表面で拡散し、全反射あるいは反射フィルム36で反射し、再度透明板33に入射させることができる。この結果、第3実施形態は、第2実施形態と比較して、屈折率勾配層と別体の凹凸パターン形状体35として、屈折率勾配層表面の凹凸形状パターンを備えることにより、光源31から発する光量に対する導光体32の出射面32aから出る光量の割合を容易に調整でき、高輝度化を達成することができる。
(第4実施形態)
図7及び図8は本発明の第4実施形態に係る照明装置40を示す断面図である。照明装置40は光源41と導光体42とを備えている。導光体42は、光源41からの光が入射される入光面42cと、入光面42cから入射した光を導光体42から出射する出射面42aとを有している。そして、導光体42は、透明板43と、透明板43の表面に屈折率勾配層44を有している。屈折率勾配層44は、屈折率の異なる3種類の透明体44a、44b、44cから形成される集合体であって、透明体は均一な密度分布で配列されている。屈折率勾配層44において異なる屈折率の透明体が隣接した場合、屈折率は不連続となるが、巨視的には屈折率が徐々に光源から離れる方向に屈折率が高くなるように形成されている。
さらに出射面42aには、均一、あるいはランダムな凹凸パターン45が形成されている。透明体44a、44b、44cは、均一な密度分布で配列されていればよく、透明体同士が接していても離れていてもよい。
(第5実施形態)
図9及び図10は本発明の第5実施形態に係る照明装置50を示す断面図である。照明装置50は光源51と導光体52とを備えている。導光体52は、透明板53と屈折率勾配層54とからなり、光源51からの光が入射される入光面52cと、入光面52cから入射した光を導光体52から出射する出射面52aとを有している。そして、第5実施形態に係る照明装置50は、第1〜第4実施形態に係る照明装置の屈折率勾配層表面の凹凸形状や屈折率勾配層上の凹凸形状物による光の拡散機能を、屈折率勾配層54に均一に分散された光拡散性微粒子55a、あるいは気泡55bにより実現している。さらに、屈折率勾配層54は、光源51から離れる方向に徐々に屈折率が高くなるように形成されている。
光拡散性微粒子55aの粒子径、気泡55bの気泡径は、光拡散性を考慮して5〜50μm程度であることが好ましく、形状は例えば球形等である。また、光拡散微粒子55aは、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、マイカ、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等の無機系粒子、スチレン系重合体粒子、アクリル系重合体粒子、シロキサン系重合体粒子等、あるいはこれらの混合物を用いることが好ましい。なお、光拡散微粒子55aは、光の拡散機能だけでなく、屈折率勾配層の屈折率を調整するためにも用いることができる。
本実施形態に係る照明装置によれば、屈折率勾配層の屈折率を光源から離れる方向に徐々に高くなるように構成することから、輝度分布均一化と高輝度化を得るために、透明板からの屈折率勾配層への入射において輝度分布均一化を、透明板と反対側の屈折率勾配層の表面において高輝度化を個別に設計できる。従って、導光体として一般的に使用される透明樹脂を使用し、かつ、粗面の分布、錐形状の高さや頂角の角度の変調、印刷パターンの面積並びに分布密度などの設計を必要としない高輝度面発光体を含む照明装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る照明装置の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る照明装置の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る照明装置の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る照明装置の拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る照明装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る照明装置の拡大断面図である。 本発明の第4実施形態に係る照明装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る照明装置の拡大断面図である。 本発明の第5実施形態に係る照明装置の断面図である。 本発明の第5実施形態に係る照明装置の拡大断面図である。 従来の導光体を用いた照明装置の断面図である。
符号の説明
10,20,30,40,50:照明装置
11,21,31,41,51::光源
12,22,32,42,52:導光体
13,23,33,43,53:透明板
14,24,34,44,54:屈折率勾配層
15,25:凹凸パターン
35:凹凸パターン形状体
55a:光拡散性微粒子

Claims (6)

  1. 導光体と、前記導光体の端面近傍に配置された光源とを含む照明装置であって、
    前記導光体は透明板と前記透明板表面に屈折率勾配層とを有し、
    前記屈折率勾配層は、2種類または3種類の屈折率の異なる透明体より形成される集合体であり、前記光源から離れる方向に隣接した前記透明体の屈折率の大小関係が局所的に逆転した箇所を含みながら、巨視的に、前記屈折率勾配層の屈折率が前記光源から離れる方向に徐々に高くなるように構成されることを特徴とする照明装置。
  2. 前記屈折率勾配層は均一な密度分布になるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記屈折率勾配層表面は、凹凸形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記屈折率勾配層上に、凹凸形状物が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  5. 前記屈折率勾配層は気泡又は微粒子を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  6. 前記屈折率勾配層は印刷又は塗布により形成されること特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の導光体の製造方法。
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