JP5320150B2 - 揺動式鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、揺動式鞍乗型車両の改良に関するものである。
前車体と後車体とを相対的に揺動させることにより旋回する揺動型車輌が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の第7図によれば、揺動型車輌は、ロール軸C(ここでの符号は特許文献1のものを採用する。)と略平行に配置される回転軸32を有する電気トルクモータ30を備えている。そして、スプロケット36及びチェーン40を介して前フレーム14にモーメントを付与することにより揺動機構を制御して車体の自立性を向上させている。
特開昭59−149878号公報
上記特許文献1に係る発明において、電気トルクモータ30がロール軸Cの上方に配置されることにより、ロール軸Cの上方の設計の自由度が制限されることになる。
本発明の目的は、揺動軸上方の設計自由度を向上させることが可能な揺動式鞍乗型車両を提供することにある。
請求項1に係る発明は、前輪を備える前車体と、後輪を備える後車体と、前車体を後車体に対して揺動軸を中心に揺動可能に接続する揺動機構とを備え、この揺動機構に揺動軸に揺動角を付与するためのモータを備える揺動式鞍乗型車両において、モータが、平面視で揺動軸に対して車幅方向にオフセットして設けられ、モータの回転軸の軸線が、揺動軸の軸線に平行に配置され、モータは、平面視で揺動軸の一側方にオフセットして設けられる第1モータと、揺動軸の他側方にオフセットして設けられる第2モータとからなり、これらの第1モータ及び第2モータのそれぞれの回転軸は、平行に配置されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前輪を備える前車体と、後輪を備える後車体と、前車体を後車体に対して揺動軸を中心に揺動可能に接続する揺動機構とを備え、この揺動機構に揺動軸に揺動角を付与するためのモータを備える揺動式鞍乗型車両において、モータは、平面視で揺動軸に対して車幅方向にオフセットして設けられ、モータの回転軸の軸線は、揺動軸の軸線に平行に配置され、モータを制動させる電磁ブレーキを備え、電磁ブレーキの軸の軸線は、モータ軸の軸線の延長線上に配置されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、モータを制動させる電磁ブレーキを備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、車両の駐車時に揺動軸の前端部に係合して揺動を規制する揺動ロック機構を備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、電磁ブレーキの軸の軸線が、モータ軸の軸線の延長線上に配置されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、第1モータ及び第2モータの揺動軸に対するオフセット量が等しいことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、揺動軸に取付けられた揺動ギヤを備え、モータの回転軸が、揺動ギヤの上端より下方に配置されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、揺動軸に取付けられた揺動ギヤを備え、モータの回転軸が、揺動ギヤの上端より下方に配置されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、前輪を備える前車体と、後輪を備える後車体と、前車体を後車体に対して揺動軸を中心に揺動可能に接続する揺動機構とを備え、この揺動機構に揺動軸に揺動角を付与するためのモータを備える揺動式鞍乗型車両において、モータが、平面視で揺動軸に対して車幅方向にオフセットして設けられ、モータの回転軸の軸線が、揺動軸の軸線に平行に配置され、モータは、平面視で揺動軸の一側方にオフセットして設けられる第1モータと、揺動軸の他側方にオフセットして設けられる第2モータとからなり、これらの第1モータ及び第2モータのそれぞれの回転軸は、平行に配置されているので、先ず、モータが、平面視で揺動軸に対して車幅方向にオフセットして設けられ、モータの回転軸の軸線が、揺動軸の軸線に平行に配置されるので、揺動機構の高さを抑えることができ、揺動軸の上方のスペースを確保できるため、揺動軸上方の設計自由度を増すことができる。
また、モータが、平面視で揺動軸の一側方にオフセットして設けられる第1モータと、揺動軸の他側方にオフセットして設けられる第2モータとからなり、これらの第1モータ及び第2モータのそれぞれの回転軸が、平行に配置されるので、モータを揺動軸の左右に振り分けることにより、重量バランスを良好にするとともに、2つのモータにより出力できるので、第1モータ及び第2モータを小型化できる。
さらに、揺動軸の上方のスペースを確保できるため、揺動軸上方の設計自由度を増すことができる。
請求項2に係る発明では、前輪を備える前車体と、後輪を備える後車体と、前車体を後車体に対して揺動軸を中心に揺動可能に接続する揺動機構とを備え、この揺動機構に揺動軸に揺動角を付与するためのモータを備える揺動式鞍乗型車両において、モータは、平面視で揺動軸に対して車幅方向にオフセットして設けられ、モータの回転軸の軸線は、揺動軸の軸線に平行に配置され、モータを制動させる電磁ブレーキを備え、電磁ブレーキの軸の軸線は、モータ軸の軸線の延長線上に配置されているので、先ず、モータが、平面視で揺動軸に対して車幅方向にオフセットして設けられ、モータの回転軸の軸線が、揺動軸の軸線に平行に配置されるので、揺動機構の高さを抑えることができ、揺動軸の上方のスペースを確保できるため、揺動軸上方の設計自由度を増すことができる。
また、モータを制動させる電磁ブレーキを備えるので、停車中に電磁ブレーキを使用してモータを制動することにより、揺動軸に対して前車体の揺動を止めておくことができる。従って、モータを停止させておくことができ、モータの負荷が軽減するため、消費電力を抑えることができる。
さらに、電磁ブレーキの軸の軸線が、モータ軸の軸線の延長線上に配置されるので、揺動機構を小型にすることができる。
請求項3に係る発明では、モータを制動させる電磁ブレーキを備えるので、停車中に電磁ブレーキを使用してモータを制動することにより、揺動軸に対して前車体の揺動を止めておくことができる。従って、モータを停止させておくことができ、モータの負荷が軽減するため、消費電力を抑えることができる。
請求項4に係る発明では、車両の駐車時に揺動軸の前端部に係合して揺動を規制する揺動ロック機構を備えるので、モータとは別に揺動軸に係合して揺動を規制するため、駐車時には、電磁ブレーキによらずに、揺動を規制することができる。
請求項5に係る発明では、電磁ブレーキの軸の軸線が、モータ軸の軸線の延長線上に配置されるので、揺動機構を小型にすることができる。
請求項6に係る発明では、第1モータ及び第2モータの揺動軸に対するオフセット量が等しいので、揺動機構の左右の重量バランスを向上させることができ、ひいては揺動式鞍乗型車両の左右の重量バランスを向上させることができる。
請求項7に係る発明では、揺動軸に取付けられた揺動ギヤを備え、モータの回転軸が、揺動ギヤの上端より下方に配置されるので、モータを低い位置に配置することができ、揺動式鞍乗型車両の低重心化を図ることができる。
請求項8に係る発明では、揺動軸に取付けられた揺動ギヤを備え、モータの回転軸が、揺動ギヤの上端より下方に配置されるので、モータを低い位置に配置することができ、揺動式鞍乗型車両の低重心化を図ることができる。
本発明に係る揺動式鞍乗型車両の側面図である。 本発明に係る揺動式鞍乗型車両の平面図である。 本発明に係る揺動機構の平面図である。 本発明に係る揺動機構の構造を示す断面図である。 図3の5−5線断面図である。 本発明に係る揺動機構の要部断面図である。 本発明に係る揺動ロック機構を示す説明図である。 本発明に係る揺動制御部のブロック図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中の左、右、前、後は車両に乗車した運転者を基準にした向きを示している。また、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を説明する。図中の矢印(FRONT)は車両前方を表している。
図1に示すように、揺動式鞍乗型車両10(以下では、単に「揺動車両10」と記す。)は、1つの前輪11を操舵するバーハンドル12及び運転者が着座するシート13を備えた前車体14と、左右一対の後輪16,16(手前側の符号16のみ示す。)及びこれらの後輪16,16を駆動するパワーユニット17を備えた後車体18とが連結機構21を介して連結され、前車体14に対して後車体18が上下スイング自在に連結されるとともに、後車体18に対して前車体14が左右ローリング自在に連結された車両である。
前車体14は、バーハンドル12の前方にフロントカバー23が設けられ、このフロントカバー23の上部にウインドスクリーン26が取付けられ、バーハンドル12とシート13との間の下方にステップフロア27が設けられ、シート13の後方から左右一対のポスト28,28(手前側の符号28のみ示す。)が立ち上げられ、ウインドスクリーン26とポスト28,28とにルーフ31が渡され、シート13の後方に荷室32が配置されている。なお、符号35は前輪11の上方を覆うフロントフェンダ、37はヘッドランプ、42は前車体14側の車体フレーム(不図示)と連結機構21との間に渡された緩衝用のクッションユニットである。
後車体18は、後輪16,16及びパワーユニット17が一体のカバー53で覆われている。
連結機構21は、前車体14の車体フレーム下部に取付けられた支持ブラケット55と、この支持ブラケット55の下端にピボット軸56を介して上下スイング自在に取付けられたスイングアーム57と、このスイングアーム57の上部に取付けられた揺動機構58と、この揺動機構58に備える揺動軸61の後端部に取付けられてパワーユニット17の下部を支持する後部ブラケット62とからなる。
揺動機構58は、走行状態に応じて、例えば、旋回時等にアクチュエータの動力を用いて、駆動軸61と一体にされた後車体18に対して前車体14を左右に揺動させるものであり、従来のような乗員の左右への重心移動動作及び停車中に乗員が地面に足を着いて車体を支える等の動作を不要にすることが可能になる。
上記の揺動機構58は、アクチュエータの駆動を制御することにより前車体14の揺動を制御する揺動制御部(不図示。詳細は後述する。)を備え、揺動機構58及び揺動制御部は、揺動装置60を構成している。
図2に示すように、前車体14に備える車体フレーム65は、ヘッドパイプ66と、このヘッドパイプ66から後方斜め下方に延びるダウンフレーム67と、このダウンフレーム67の下端から一体に後方に延びるロアフレーム68と、ダウンフレーム67の下端部の左右から後方に延びる左右一対のメインフレーム71,72と、ロアフレーム68の後端に車幅方向に延びるように取付けられるとともに左右のメインフレーム71,72に渡された前部クロスメンバ73と、メインフレーム71,72の後端部同士を車幅方向に連結する後部クロスメンバ74とからなる。なお、符号76,77はステップフロア27(図1参照)を支持するためにメインフレーム71,72に車幅方向に延びるように取付けられたステップ支持バーである。
ヘッドパイプ66にはフロントフォーク81が操舵自在に取付けられ、このフロントフォーク81の下端に前輪11、上端にバーハンドル12が取付けられている。
パワーユニット17は、メインフレーム71,72の後端部の下方に配置され、揺動機構58は、パワーユニット17の前方で左右のメインフレーム71,72の幅内に収まるように配置されている。
図3に示すように、揺動機構58は、前述の揺動軸61と、複数のギヤが収納されたギヤケース85と、揺動車両10(図1参照)の車幅方向中央を前後に延びる車体中心線86に対して左右に位置するようにギヤケース85の前端部左右に取付けられた第1モータ87及び第2右モータ88と、これらの第1モータ87及び第2モータ88を制動するためにギヤケース85の後端部左右に取付けられた第1電磁ブレーキ91及び第2電磁ブレーキ92とからなり、揺動機構58の下部にスイングアーム57が取付けられている。
ギヤケース85、第1モータ87、第2右モータ88、第1電磁ブレーキ91及び第2電磁ブレーキ92は、図中に太線で示された部分である。なお、符号94は揺動軸61を後部ブラケット62(図1参照)に取付けるための軸連結部材である。
第1モータ87と第2モータ88、ギヤケース85の左半分と右半分、第1電磁ブレーキ91と第2電磁ブレーキ92は、それぞれ構造が同一であるため、以下の図4では揺動機構58における揺動軸61を含む第1モータ87側の半分の構造を説明する。
図4は図5の4−4線に沿った断面を示している。
ギヤケース85は、ケース本体101と、第1モータ87に備えるロータ(不図示)に取付けられたモータ軸102と、このモータ軸102の先端にスプライン結合された延長軸103と、この延長軸103に形成された延長軸ギヤ103aに噛み合う外側中間ギヤ104と、この外側中間ギヤ104に噛み合う内側中間ギヤ106と、揺動軸61の前端部にスプライン結合されるとともに内側中間ギヤ106に噛み合うセンタギヤ107と、延長軸103に第1電磁ブレーキ91に接続するための遊星歯車機構108とからなり、上記延長軸103、外側中間ギヤ104、内側中間ギヤ106、センタギヤ107、遊星歯車機構108がケース本体101にそれぞれベアリングで回転自在に取付けられている。なお、符号111は揺動軸61の端部に取付けられたストッパ部材であり、後述する揺動ロック機構を構成する部品である。
外側中間ギヤ104は、延長軸103に噛み合う外側ピニオン113と、この外側ピニオン113に嵌合して一体に回転するとともに内側中間ギヤ104に噛み合う外側小ギヤ114とからなる。
内側中間ギヤ106は、外側小ギヤ114に噛み合う内側大ギヤ116と、この内側大ギヤ116に嵌合して一体に回転するとともにセンタギヤ107に噛み合う内側小ギヤ117とからなる。
図5は揺動機構58を前方から見た図であり、揺動機構58の動力伝達経路を示している。
揺動軸61を通って鉛直に延びる中心線121に対して第1モータ87と第2モータ88とが対象な位置に配置され、延長軸103の延長軸ギヤ103aに外側中間ギヤ104の外側ピニオン113が噛み合い、この外側ピニオン113と一体に回転する外側小ギヤ114に内側中間ギヤ106の内側大ギヤ116が噛み合い、この内側大ギヤ116と一体に回転する内側小ギヤ117にセンタギヤ107が噛み合う。
従って、第1モータ87及び第1モータ88が作動すれば、延長軸103から揺動軸61に動力が伝達される。揺動軸61は後車体18(図1参照)に固定されているから、揺動軸61回りに第1モータ87及び第2モータ88が回動する、即ち、第1モータ87及び第2モータ88(即ち、揺動機構58)が固定された前車体14が左右に揺動することになる。なお、符号123は第1モータ87及び第2モータ88に通電する導線である。
センタギヤ107の周りを、第1モータ87及び第2モータ88が回動するから、センタギヤ107は、前車体14の揺動角度(最大で例えば、左右にそれぞれ45°)の回動範囲にだけ歯が形成された扇形に形成されている。
上記した延長軸103の延長軸ギヤ103aは、センタギヤ107の上端107aより下方に配置されている。また、第1モータ87及び第2モータ88は、内側中間ギヤ106の上端、詳しくは、内側大ギヤ116の上端116aよりも下方に配置されている。従って、第1モータ87及び第2モータ88をより低く配置することができ、揺動車両10(図1参照)の低重心化を図ることができる。
更に、少なくとも第1モータ87及び第2モータ88の一部が、正面視にて車幅方向でセンタギヤ107に重なっている。従って、揺動機構58の車幅方向の寸法を小さくすることができ、コンパクトに構成できるので、車幅方向中心にマスを集中させることができる。
図6に示されるように、遊星歯車機構108は、第1電磁ブレーキ91に備えるブレーキ軸125の先端に形成されたサンギヤ125aと、このサンギヤ125aに噛み合う複数のプラネタリギヤ126と、これらのプラネタリギヤ126を回転自在に支持するとともにケース本体101にベアリングを介して回転自在に取付けられたギヤ支持部材127と、プラネタリギヤ126に噛み合うとともにケース本体101に固定されたリングギヤ128とからなる。
ギヤ支持部材127は、延長軸103の先端部にスプライン結合された支持部本体131と、プラネタリギヤ126を回転自在に支持するために支持部本体131に取付けられたギヤ支持ピン132とからなる。
第1電磁ブレーキ91は、前ケース135及び後ケース136からなるブレーキケース137と、このブレーキケース137に回転自在に支持されたブレーキ軸125と、このブレーキ軸125に圧入されたパッド支持部材138と、このパッド支持部材138に板状のリターンスプリング141を介して取付けられたブレーキパッド142と、このパッド142を吸引するソレノイド143とからなる。なお、符号139はパッド支持部材138とリターンスプリング141、及びリターンスプリング141とブレーキパッド142をそれぞれ連結するリベットである。
ブレーキパッド142は、ソレノイド143側の面に環状の摩擦材145が設けられた部材であり、この摩擦材145を後ケース136に形成された内周環状凸部136aの摺動面136bに押し当てることでブレーキ軸125が制動され、これによって、遊星歯車機構108を介して延長軸103が制動され、モータ軸102が制動される。
リターンスプリング141は、ソレノイド143に通電されていないときには、ブレーキパッド142を内周環状凸部136aの摺動面136bから離れるように付勢している。
ソレノイド143は、ブレーキ軸125を囲むように配置された有底筒状の心材151と、この心材151の外周面に嵌合されたコイル受け部材152と、このコイル受け部材152に巻かれたコイル153と、このコイル153の周囲を覆う樹脂製のカバー部材154とからなり、カバー部材153に通電用導線を接続するコネクタ154aが一体に設けられている。コイル153に通電すれば、心材151が磁化され、ブレーキパッド142が心材151側へ吸引される。この結果、ブレーキパッド142の摩擦材145が後ケース136の摺動面136bに押し当てられる。
モータ軸102の軸線102aの延長線である延長軸103の軸線103bは、ブレーキ軸125の軸線125bと一致している。即ち、ブレーキ軸125の軸線125bは、モータ軸102の軸線102aの延長線である軸線103b上に配置されている。
図4に戻って、揺動軸61の軸線61aは、平面視で車体中心線86(図3参照)に一致し、軸線61aとモータ軸102の軸線102a、及び軸線61aと延長軸103の軸線103bは、それぞれ平行に配置されている。
また、第1モータ87のモータ軸102の軸線102aと、第2モータ88(図3参照)のモータ軸の軸線とは平行に配置されている。
更に図3において、揺動軸61の軸線61aに対する、第1モータ87のモータ軸102(図4参照)の軸線102a及び第2モータ88のモータ軸102の軸線102aのオフセット量は等しい。即ち、第1モータ87及び第2モータ88の揺動軸61に対するオフセット量が等しい。
図7に示すように、揺動ロック機構160は、ギヤケース85のケーブル支持部85a,85bに取付けられたケーブル161と、このケーブル161を構成するインナワイヤ163に取付けられたボルト部材164と、このボルト部材164が内側に通された内側パイプ部材166と、この内側パイプ部材166の位置を規制するためにボルト部材164にねじ結合された位置規制ナット167と、内側パイプ部材166の外側に移動自在に被せられた外側パイプ部材168と、内側パイプ部材166の一端に形成された内側第1フランジ166a及び外側パイプ部材168の内周面に設けられた内フランジ168aのそれぞれ間に圧縮された状態で配置された圧縮コイルばね169と、内側パイプ部材166の他端に形成された内側第2フランジ166b及び外側パイプ部材168の端部に形成された外フランジ168bとの間に一端部が配置されるとともに他端がギヤケース85側の支軸171に取付けられた第1アーム部材174と、支軸171に取付けられた第2アーム部材175と、この第2アーム部材175に第1ピン176を介して一端が揺動自在に取付けられたチェーンリンク177と、このチェーンリンク177の他端に第2ピン178を介して揺動自在に取付けられるとともにギヤケース85側の支軸181に揺動自在に取付けられた第3アーム部材184と、ストッパ部材111とからなる。
図7では、第3アーム部材184の先端に設けられた爪部184aがストッパ部材111の外周部に形成された複数の溝部111aに係合しているため、揺動軸61に対してギヤケース85の揺動がロックされ、前車体14(図1参照)の揺動がロックされた状態にある。
この状態から、ケーブル161のインナワイヤ163を矢印のように引くと、インナワイヤ163と共に内側パイプ部材166が移動し、内側パイプ部材166の内側第2フランジ166bが第1アーム部材174を時計回りに回動させるため、支軸171を介して第2アーム部材175が時計回りに回動し、更にチェーンリンク177を介して第3アーム部材184が時計回りに回動するため、第3アーム部材184の爪部184aがストッパ部材111の溝部111aから外れる。
この結果、揺動軸61に対してギヤケース85が回動可能になる。即ち、揺動ロックが解除され、後車体18(図1参照)に対して前車体14が揺動可能になる。
図8(a)は一実施例である揺動制御部190を示している。
揺動制御部190は、後車体がヨーイングするときの角速度を検出するヨーレート検出手段191と、後車体と路面との間の左右の角度を検出する車体左右角度検出手段192と、ヨーレート検出手段191から出力される角速度信号SKV及び車体左右角度検出手段192から出力される車体角度信号SBAに基づいて前車体の揺動角度を算出し、後述するアクチュエータ駆動手段194に算出された上記の揺動角度に対応するアクチュエータ制御信号SAC1を送るECU(Electronic Control Unit)193と、上記のアクチュエータ駆動手段194と、このアクチュエータ駆動手段194から出力される駆動信号SAD1を受けて作動するアクチュエータ195とからなる。
アクチュエータ195は、図3に示された第1モータ87及び第2モータ88である。
上記構成により、揺動制御部190は、揺動車両が走行中又は停車中に、刻々変化するヨーレート及び後車体の左右角度に応じて前車体の揺動角度を制御する。
図8(b)は他の実施例である揺動制御部200を示している。
揺動制御部200は、後車体の左右方向の加速度を検出する車体左右加速度検出手段201と、後車体の上下方向の加速度を検出する車体上下加速度検出手段202と、車体左右加速度検出手段201から出力される左右加速度信号SHAに基づいて左右加速度が一定値になるように、又は一定値を下回るようにアクチュエータを制御するとともに、車体上下加速度検出手段202から出力される上下加速度信号SVAに基づいて上下加速度に応じて左右加速度によるアクチュエータの制御を補正して後述するアクチュエータ駆動手段204にアクチュエータ制御信号SAC2を送るECU203と、アクチュエータ駆動手段204と、このアクチュエータ駆動手段2044から出力される駆動信号SAD2を受けて作動するアクチュエータ205とからなる。
アクチュエータ205は、図3に示された第1モータ87及び第2モータ88である。
上記構成により、揺動制御部200は、揺動車両が走行中又は停車中に、刻々変化する後車体左右加速度及び後車体上下加速度に応じて前車体の揺動角度を制御する。
上記の図1、図3、図4に示したように、前輪11を備える前車体14と、後輪16を備える後車体18と、前車体14を後車体18に対して揺動軸61を中心に揺動可能に接続する揺動機構58と、揺動軸61に揺動角を付与するためのモータとを備える揺動車両10において、モータ(第1モータ87及び第2モータ88)が、平面視で揺動軸61に対して車幅方向にオフセットして設けられ、モータの回転軸102の軸線102aが、揺動軸61の軸線61aに平行に配置されるので、揺動機構58の高さを抑えることができ、揺動軸61の上方のスペースを確保できるため、揺動軸61上方の設計自由度を増すことができる。
また、モータが、平面視で揺動軸61の一側方にオフセットして設けられる第1モータ87と、揺動軸61の他側方にオフセットして設けられる第2モータ88とからなり、これらの第1モータ87及び第2モータ88のそれぞれの回転軸としてのモータ軸102が、平行に配置されるので、2つのモータを揺動軸61の左右に振り分けることにより、重量バランスを良好にするとともに、2つのモータにより出力できるので、第1モータ87及び第2モータ88を小型化できる。
また、揺動軸61の上方のスペースを確保できるため、揺動軸61上方の設計自由度を増すことができる。
上記の図6に示したように、第1モータ87及び第2モータ88を制動させる電磁ブレーキとしての第1電磁ブレーキ91及び第2電磁ブレーキ92を備えるので、停車中に第1電磁ブレーキ91及び第2電磁ブレーキ92を使用してそれぞれ第1モータ87、第2モータ88を制動することにより、揺動軸61に対して前車体14の揺動を止めておくことができる。従って、第1モータ87及び第2モータ88を停止させておくことができ、第1モータ87及び第2モータ88の負荷が軽減するため、消費電力を抑えることができる。
上記の図7に示したように、車両の駐車時に揺動軸61の前端部、詳しくは、ストッパ部材111に係合して揺動を規制する揺動ロック機構160を備えるので、第1モータ87及び第2モータ88とは別に揺動軸61に係合して揺動を規制するため、駐車時には、第1電磁ブレーキ91、第2電磁ブレーキ92によらずに、揺動を規制することができる。
また、第1電磁ブレーキ91及び第2電磁ブレーキ92の軸としてのブレーキ軸125の軸線125bが、第1モータ87及び第2モータ88のモータ軸102の軸線102aの延長線上に配置されるので、揺動機構58を小型にすることができる。
上記の図3、図4に示したように、第1モータ87及び第2モータ88の揺動軸61に対するオフセット量が等しいので、揺動機構58の左右の重量バランスを向上させることができ、ひいては揺動車両10(図1参照)の左右の重量バランスを向上させることができる。
上記の図4、図5に示したように、揺動機構58は、揺動軸61に取付けられた揺動ギヤとしてのセンタギヤ107を備え、延長軸103と、この延長軸103と同軸にある第1モータ87及び第2モータ88のモータ軸102とが、センタギヤ107の上端107aより下方に配置されるので、第1モータ87及び第2モータ88を低い位置に配置することができ、揺動車両10の低重心化を図ることができる。
また、揺動軸61に取付けられたセンタギヤ107と、このセンタギヤ107に噛合して第1モータ87及び第2モータ88からの動力を伝達する中間ギヤとしての内側中間ギヤ106とを備え、第1モータ87及び第2モータ88は、内側中間ギヤ106の上端116aよりも下方に配置されているので、第1モータ87及び第2モータ88を低い位置に配置することができ、揺動車両10の低重心化を図ることができる。
本発明は、揺動式鞍乗型車両に好適である。
10…揺動式鞍乗型車両、11…前輪、14…前車体、16…後輪、18…後車体、58…揺動機構、61…揺動軸、61a…軸線、87…第1モータ、88…第2モータ、91,92…電磁ブレーキ(第1電磁ブレーキ、第2電磁ブレーキ)、102…モータ軸、102a…モータ軸の軸線、103b…延長線(軸線)、106…中間ギヤ(内側中間ギヤ)、107…揺動ギヤ(センタギヤ)、107a…揺動ギヤの上端、116a…中間ギヤの上端、125…電磁ブレーキの軸(ブレーキ軸)、125b…軸線、160…揺動ロック機構。

Claims (8)

  1. 前輪(11)を備える前車体(14)と、後輪(16)を備える後車体(18)と、前記前車体(14)を前記後車体(18)に対して揺動軸(61)を中心に揺動可能に接続する揺動機構(58)とを備え、この揺動機構(58)に前記揺動軸(61)に揺動角を付与するためのモータを備える揺動式鞍乗型車両において、
    前記モータは、平面視で前記揺動軸(61)に対して車幅方向にオフセットして設けられ、
    前記モータの回転軸の軸線は、前記揺動軸(61)の軸線(61a)に平行に配置され、
    前記モータは、平面視で前記揺動軸(61)の一側方にオフセットして設けられる第1モータ(87)と、前記揺動軸(61)の他側方にオフセットして設けられる第2モータ(88)とからなり、
    これらの第1モータ(87)及び第2モータ(88)のそれぞれの回転軸は、平行に配置される、
    ことを特徴とする揺動式鞍乗型車両。
  2. 前輪(11)を備える前車体(14)と、後輪(16)を備える後車体(18)と、前記前車体(14)を前記後車体(18)に対して揺動軸(61)を中心に揺動可能に接続する揺動機構(58)とを備え、この揺動機構(58)に前記揺動軸(61)に揺動角を付与するためのモータを備える揺動式鞍乗型車両において、
    前記モータは、平面視で前記揺動軸(61)に対して車幅方向にオフセットして設けられ、
    前記モータの回転軸の軸線は、前記揺動軸(61)の軸線(61a)に平行に配置され、
    前記モータ(87,88)を制動させる電磁ブレーキ(91,92)を備え、

    前記電磁ブレーキ(91,92)の軸(125)の軸線(125b)は、モータ軸の軸線(102a)の延長線上に配置される、
    ことを特徴とする揺動式鞍乗型車両。
  3. 前記モータ(87,88)を制動させる電磁ブレーキ(91,92)を備えることを特徴とする請求項1記載の揺動式鞍乗型車両。
  4. 車両の駐車時に前記揺動軸(61)の前端部に係合して揺動を規制する揺動ロック機構(160)を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の揺動式鞍乗型車両。
  5. 前記電磁ブレーキ(91,92)の軸(125)の軸線(125b)は、モータ軸の軸線(102a)の延長線上に配置されることを特徴とする請求項3記載の揺動式鞍乗型車両。
  6. 前記第1モータ(87)及び前記第2モータ(88)の前記揺動軸(61)に対するオフセット量が等しいことを特徴とする請求項1,3,5のいずれか1項記載の揺動式鞍乗型車両。
  7. 前記揺動軸(61)に取付けられた揺動ギヤ(107)を備え、前記モータ(87,88)の前記回転軸は、前記揺動ギヤ(107)の上端より下方に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の揺動式鞍乗型車両。
  8. 前記揺動軸(61)に取付けられた揺動ギヤ(107)と、この揺動ギヤ(107)に噛合して前記モータ(87,88)からの動力を伝達する中間ギヤ(106)とを備え、前記モータ(87,88)は、前記中間ギヤ(106)の上端よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の揺動式鞍乗型車両。
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