JP5317269B2 - 水栓部カバー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室等の室内のカウンター等の台の上側で壁面に沿って設けられる水栓金具と給水用または給湯用の給液管との接続部を含む台上の給液配管路がカバーによって隠蔽された状態となる水栓部カバー構造に関する。
従来、浴室やシャワー室等の室外から壁内に給水用及び/または給湯用の給液管を導入し、壁内で給液管と混合水栓等の水栓金具と締結する配管構造が主流であったが、この構造の場合、給液管と水栓金具との接続部が室内壁面の裏側に配置されるため、給液管と水栓器具との接続部から漏水が発生した場合、躯体を濡らしてしまうリスクがある。
そこで、室内壁面に沿って設けカウンター等の台の下側に給液管を通し、台の一部に設けられた開口あるいは配管挿通孔から給液管の端部を引き出して、台上で給液管と水栓金具とを直接あるいは継手を介して接続することで上記問題を回避するとともに、台上に突出した給液管、及び給液管と水栓金具との接続部を含む給液配管路を着脱自在なカバーで覆うようにした浴室ユニットが開発されている(特許文献1)。
すなわち、この浴室ユニットの構造によれば、給液管と水栓金具との接続部が浴室やシャワー室内に配置されるため、給液管と水栓金具との接続部から漏水が発生しても室内に漏れ出る。したがって、漏水が躯体側へ影響を与えることがない。また、台上に突出した給液管と水栓金具との接続部を着脱自在なカバーで覆うようにしたので、浴室内の意匠を損なうことがないとともに、カバーを取り外すことで、給液管と水栓金具との接続部を容易に点検及び補修することができる。
一方、寒冷地などにおいては、凍結防止のために、給液管と水栓金具との間に水抜き機構を有する止水栓を備えた止水栓脚を介在させることが行われている(特許文献2参照)。また、壁付き水栓を浴室ユニットやシャワー室ユニット内部配管とするために止水栓が必要な場合がある。
そして、このような止水栓脚として、図10に示すように、下部から立ち上がってくる給水または給湯用の給液管が接続される配管接続口11と水栓金具接続口12とを直交するように備えるとともに、配管接続口11と水栓金具接続口12との間で、水平面に対して45°程度の角度で突出するように設けられた水抜き機構を備えた止水栓13を備えた止水栓脚1を用いることが多くなっている。
ところで、上記のような止水栓脚1を用いた場合、止水栓脚1の止水栓13をカバーで覆うと、止水や水抜きを行う必要がある場合、カバーを取り除く必要があり、面倒である。
そこで、図11に示すような水栓部カバー構造が提案されている。
すなわち、図11に示すように、カバー100は、上部カバー部材110と下部カバー部材120とから構成されている。
上部カバー部材110は、止水栓脚1の上方及び側面を覆うようになっている。下部カバー部材120は、止水栓挿通孔121を介し室内側に止水栓13の先端部を露出させた状態で止水栓脚1とカウンター2上の給液管である給水管P1及び給湯管P2や止水栓脚1と水栓金具としての混合水栓3との接続部の前面及び側面を覆うようになっている。
そして、このカバー100の施工手順としては、まず、止水栓脚1と給水管P1及び給湯管P2の接続を行い、下部カバー部材120を壁面に固定したのち、カウンター2の取り付けを行い、混合水栓3と止水栓脚1の接続を行い、上部カバー部材110で上部開口部を覆い、止水栓脚1と給水管P1及び給湯管P2との接続部を含む給液配管路を隠蔽する手順となっている。
しかしながら、上記カバー100の構造では、接続した配管接続部を保守点検する際に、混合水栓3と止水栓脚1との接続部の点検は上部カバー部材110を外すことで容易に可能であるが、給水管P1及び給湯管P2と止水栓脚1との接続部の点検は、下部カバー部材120が、カウンター2を取り外さないと、取り外すことができないため、上部カバー部材110を外して、まず、混合水栓3と止水栓脚1との接続解除し、混合水栓3を取り除いた後でないと行うことができず、非常に面倒である。
なお、図11中、31aは蛇口、32は蛇口開閉ハンドル、Wは浴室の室内壁面である。
特開2008-138396号公報 特開2002-356888号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、水栓金具と止水栓脚との接続部を解除して水栓金具を取り除かなくても、止水栓脚と給液管との接続部の点検施工を行うことができる水栓部カバー構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる水栓部カバー構造は、給水用または給湯用の給液管が接続される配管接続口と水栓金具接続口とを直交するように備えるとともに、前記配管接続口と水栓金具接続口と間に水抜き機構付きの止水栓が斜め方向に突出するように設けられた止水栓脚を、前記水栓金具接続口を水平方向に、前記配管接続口を鉛直下方に向けて室内壁面に少なくとも1つ固定し、前記止水栓脚の固定部より下方の室内壁面に沿って台を設けるとともに、この台下方から台を貫通して前記給液管を立ち上げ、給液管を配管接続口に接続するとともに、水栓金具を止水栓脚の水栓金具接続口に接続し、水栓金具を室内壁面に支持させた水栓部が、前記止水栓脚の止水栓を室内側から操作可能に、その水栓金具に到る給液配管路をカバーによって室内から隠蔽されている水栓部カバー構造であって、前記カバーが、給液配管路を上側から覆う上部カバー部材と、残部を覆う下部カバー部材とを備え、前記下部カバー部材が、前記止水栓の先端部を室内側に露出させる止水栓挿通孔を有し、前記止水栓の傾斜方向にスライドして下部カバー部材の他の部分から室内側に分離可能で、分離により室内側から給液管と前記配管接続口との接続分離作業が可能な開口を形成する止水栓カバー部を備えていることを特徴としている。
本発明において、水栓金具に到る給液配管路とは、台から立ち上がる給液管としての給水管及び/または給湯管、止水栓脚、水栓金具の少なくとも給液口及びそれらの接続部からなる。
カバーは、給水用の給液配管路あるいは給湯用の給液配管路のいずれか一方のみをそれぞれ隠蔽するようにしても、給水用及び給湯用の給液配管路をまとめて隠蔽できるようにしても構わない。
給水用及び給湯用の給液配管路をまとめて隠蔽できるようにする場合、平行に並んで室内壁面に固定される2つの止水栓脚を有し、一方の止水栓脚の配管接続口に給水用給液管が接続され、他方の止水栓脚の配管接続口に給湯用給液管が接続されるとともに、止水栓カバー部が2つの止水栓脚の止水栓の先端部を室内側に露出させる2つの止水栓挿通孔を備えている構成とすることが好ましい。
水栓金具としては、シングル水栓、混合水栓のいずれもが使用できる。
本発明の水栓部カバー構造において、特に限定されないが、部品コスト及び施工性を考慮すると、下部カバー部材が、止水栓カバー部と本体部の2つのパーツで形成され、止水栓カバー部が止水栓の傾斜方向にスライドして本体部に着脱されることが好ましい。
本発明において、カバーは、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、クロムメッキ鋼などの金属製板材をプレス加工する、あるいは、合成樹脂を成形して得ることができる。なお、合成樹脂成形品の場合、合成樹脂表面が化学メッキや蒸着などの真空メッキ等により表面化粧されていてもよい。
本発明にかかる水栓部カバー構造は、以上のように、カバーが、給液配管路を上側から覆う上部カバー部材と、残部を覆う下部カバー部材とを備え、前記下部カバー部材が、前記止水栓の先端部を室内側に露出させる止水栓挿通孔を有し、前記止水栓の傾斜方向にスライドして下部カバー部材の他の部分から室内側に分離可能で、分離により室内側から給液管と前記配管接続口との接続分離作業が可能な開口を形成する止水栓カバー部を備えている。
したがって、上部カバー部材を取り外せば、水栓金具と止水栓脚との接続部の上方が開放され、水栓金具と止水栓脚との接続部を容易に点検することができる。そして、止水栓を操作して水栓金具側に給水及び給湯できないようにすると、混合水栓と止水栓脚との分離接続作業を容易に行うことができる。
一方、止水栓カバー部を下部カバー部材の他の部分から分離させれば、止水栓脚と給水給湯管との接続部が開口から容易に点検できる。そして、給液管の元栓を締めれば、水栓金具を取り外すことなく、給液管と止水栓脚との分離接続作業を容易に行うことができる。
また、止水栓カバー部が、止水栓の傾斜方向にスライドして下部カバー部材の他の部分から室内側に分離可能にしたので、止水栓カバー部がスムーズに着脱できるとともに、止水栓挿通孔を必要最小限の大きさにすることができ、意匠性に優れたものとなる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明にかかる水栓部カバー構造の1つの実施の形態をあらわしている。
この水栓部カバー構造は、図1に示すように、浴室の洗い場等の室内壁面Wに沿ってカウンター2が配置され、カウンター2の下側からカウンター2を貫通して給液管としての給水管P1及び給湯管P2が立ち上がるように設けられている。
給水管P1及び給湯管P2は、その上端がそれぞれ止水栓脚1の配管接続口11に接続されている。
各止水栓脚1は、図10に示すように、配管接続口11と水栓金具接続口12とを直交するように備えるとともに、配管接続口11と水栓金具接続口12と間に水抜き機構付きの止水栓13が45度斜め下方に突出するように設けられている。
そして、2つの止水栓脚1は、水栓金具接続口12を水平方向に、配管接続口11を鉛直下方に向けて平行に並んで室内壁面Wに固定されている。
また、一方の止水栓脚1の水栓金具接続口12に、水栓金具としての混合水栓3の給湯口31bが接続され、他方の止水栓脚1の水栓金具接続口12に、混合水栓3の給水口31cが接続されることによって、混合水栓3が水栓本体部31を水平に保った状態で2つの止水栓脚1を介して室内壁面Wに支持固定されている。
混合水栓3は、図2及び図3に示すように、水栓本体部31の室内壁面Wに向かって右側に蛇口開閉ハンドル32が設けられ、左側に温度調節ハンドル33が設けられている。
水栓本体部31の下面には、図3に示すように、蛇口31aが中央部で鉛直方向に突設され、蛇口31aより蛇口開閉ハンドル32側で水抜き口31eが鉛直方向に突設されている。
水栓本体部31の背面(室内壁面側)には、図2に示すように、給液口としての給湯口31b、給水口31c及びシャワー用分岐口31fが設けられている。
そして、この水栓部カバー構造では、カウンター2上の混合水栓3に到る給水管P1,給湯管P2、止水栓脚1の止水栓13の先端を除く部分及び止水栓脚1と水栓本体部3の蛇口31aと水抜き口31eを除く部分がカバー4によって室内側から隠蔽されている。
すなわち、カバー4は、図1に示すように、下部カバー部材5と上部カバー部材6とを備えている。
下部カバー部材5は、射出成形するとともに、化学メッキ等の化粧が施された本体部7及び止水栓カバー部8を備えている。
本体部7は、図4に示すように、2つの側壁71と、前面壁72と、水栓本体支持部73とを備えている。
2つの側壁71は、対称形状をしていて、上部側壁部71aと、下部側壁部71bと有するとともに、上部側壁部71aと、下部側壁部71bと間に括れ部71cを備えている。
上部側壁部71aは、室内側の端縁が水栓本体部31の周囲沿うように略円弧状に切り欠かれ、上端が室内側に向かって下り勾配になっている。また、上部側壁部71aは、上端縁に沿って、後述する上部カバー部材6の幅方向の端縁を受けるリブ74を備えている。
また、上部側壁部71aには、後述する上部カバー部材6の係合孔64aに一致する係合孔71eが設けられているとともに、必要に応じて、シャワー用接続配管31gの挿通孔71dが後加工にて穿設される。
下部側壁部71bは、上端が室内側に向かって下方に略45度の角度で傾斜する傾斜面71fになっている。
括れ部71cは、後述する止水栓カバー部8の係合孔83aが係合する2つの係合突起75が室内側端縁より少し内側で鉛直上に並んで突設されている。
また、側壁71は、括れ部71cの略上端から下部側壁部71bに上端部にかけて、浴室壁面側の端縁から他方の側壁71に向かって2つの固定ねじ挿通孔76aを備えた固定ねじ受部76がそれぞれ延設されている。
前面壁72は、下部側壁部71bの室内側の端縁を連結するように設けられ、中央部が室内壁面側に近づくように湾曲していて、上端面が後述する止水栓カバー部8の下端面を受けるようになっている。
また、前面壁72の全幅及び両下部側壁部71bの下端部にかけて前面壁72及び両下部側壁部71bの内側から段状に立ち上がるように立ち上がり壁77が設けられている。
水栓本体支持部73は、支持部本体73aと、2つの接続部受部73bとを備えている。
支持部本体73aは、上部側壁部71aの室内側で、2つの上部側壁部71aの下端縁間を連結する板状をしていて、蛇口31a及び水抜き口31eの室内壁面側の略半分が臨む2つの円弧状切欠部73c、73dが室内側端縁に穿設されている。
2つの接続部受部73bは、支持部本体73aの室内壁面側で支持部本体73aの中央部に隙間が設けられた状態で立設する板状をしていて、その上端中央に水栓本体部31の室内壁面側に延出する給湯口31bあるいは給水口31cの下半分が嵌り込む円弧状の切欠部73fを備えている。
止水栓カバー部8は、図5〜図7に示すように、2つの側壁81と、前面壁82とを備えている。
側壁81は、本体部7の下部側壁部71bの傾斜面71f、括れ部71c及び上部側壁部71aの下端縁に沿う形状に形成されている。
また、側壁81の室内壁面W側の端縁には、係合孔83aを備えた係止部83が側壁81の内壁面側から延出するように設けられている。
前面壁82は、両側壁81の室内面側の端縁間を覆うように両側壁81に一体に設けられ、垂直面部84と傾斜面部85とを備えている。
垂直面部84は、本体部7の前面壁72と同じ湾曲形状をしていて、室内壁面側の中央部に、立ち上がり壁77の上端部に係止される係止爪86が突設されている。
傾斜面部85は、垂直方向に対して45度の角度をなすように設けられ、2つの止水栓挿通孔85aが穿設されている。
また、止水栓カバー部8は、2つの側壁81間の距離が、立ち上がり壁77の側壁71側の部分の外壁間距離と略同じになっているとともに、側壁81の厚みが傾斜面71fの幅より極わずか(0.05mm程度)薄くなっていて、前面壁82の垂直面部84の厚みが前面壁72の上端面の幅より極わずか(0.05mm程度)薄くなっている。
上部カバー部材6は、射出成形されるとともに、化学メッキ等の化粧が施され、水栓本体カバー部61と、上面カバー部62とを備えている。
水栓本体カバー部61は、蛇口31a及び水抜き口31eを除く水栓本体部31の室内側の面全体を覆う半円筒状をしていて、蛇口31a及び水抜き口31eに臨む位置に蛇口31a及び水抜き口31eがそれぞれ嵌り込む円弧状の切欠61a,61bが設けられている。
上面カバー部62は、水栓本体カバー部61の上端から室内壁面側に向かって延出するように設けられていて、室内壁面W側の端部両側に下面から突出する係止部64が突設されている。
各係止部64は、それぞれ係合孔64aが穿設されている。
そして、上記カバー4は、以下のようにして取り付けられるようになっている。
すなわち、カウンター2の下方からカウンター2上に立ち上げられた給水管P1を室内壁面Wに固定された一方の止水栓脚1の配管接続口11に、給湯管P2を他方の止水栓脚1の配管接続口11に接続し、一方の止水栓脚1の水栓金具接続口12に混合水栓3の給湯口を、他方の止水栓脚1の水栓金具接続口12に混合水栓3の給水口を室内壁面Wに支持させる。
つぎに、下部カバー部材5の本体部7を下端がカウンター2に受けられ、固定ねじ受部76が室内壁面Wに当接するとともに、水栓本体部31の給湯口31b及び給水口31cがそれぞれ2つの切欠部73fに嵌り込むように配置し、固定ねじ挿通孔76aを介して図1に示すように、固定ねじBを室内壁面Wにねじ込み、本体部7を固定する。
シャワー設置側の上部側壁部71a(この実施の形態では室内壁面Wに向かって左側)に挿通孔71dを穿設し、シャワー用分岐口31fにシャワー用接続配管31gの一端を接続し、シャワー用接続配管31gの他端を挿通孔71dからカバー4外に引き出してシャワー用接続配管31gの他端にシャワーホース(図示せず)を接続する。
そして、止水栓カバー部8を止水栓挿通孔85aが止水栓13の先端部を臨むように配置し、斜め下方から、傾斜面71fに側壁81の下面を受けさせ傾斜面71fによってガイドさせながら斜め45度方向に押し上げて係止部83の係合孔83aに係合突起75を係合させるとともに係止爪86を立ち上がり壁77の上端に係止させて、止水栓13の先端を止水栓挿通孔85aを介して室内側に露出させた状態で本体部7の開口7aを図3に示すように、止水栓カバー部8によって閉鎖する。
また、上部カバー部材6の水栓本体カバー部61内に水栓本体部31の室内側の面が嵌り込むとともに、係止部64の係合孔64aに係合孔71eが一致するように装着し、係合孔64a及び係合孔71eに下部カバー部材5側からコインビス(図示せず)をねじ込んで下部カバー部材5と水栓本体部31と室内壁面Wとの間に形成される上部開口をカバー状態に保持する。
一方、給水管P1あるいは給湯管P2と止水栓脚1の配管接続口11との接続状態の点検や給水管P1あるいは給湯管P2の交換は、止水栓カバー部8の側壁81を他方の側壁81側に押圧し、係合突起75の係合孔83aへの係合を解除し、止水栓カバー部8の側壁81の下端を傾斜面71fにガイドさせながら室内側にスライドさせて、止水栓カバー部8を取り除き、本体部7の開口7aを開放状態とし、この開口7aを介して行う。
他方、混合水栓3との止水栓脚1の水栓金具接続口12との接続状態の点検や混合水栓3の交換は、上部カバー部材6を取り除き、上部開口を開放状態とし、この上部開口を介して行う。
この水栓部カバー構造は、以上のようになっており、止水栓13がカバー4を装着した状態で操作できるとともに、止水栓脚1や混合水栓3を取り除かなくても止水栓カバー部8のみを取り外すだけで、給水管P1あるいは給湯管P2と止水栓脚1の配管接続口11との接続状態の点検や給水管P1あるいは給湯管P2の交換を行うことができ、給水管P1あるいは給湯管P2と止水栓脚1の配管接続口11との接続状態の点検や給水管P1あるいは給湯管P2の交換作業を迅速かつ簡単に行うことができる。
カバー4が下部カバー部材5の本体部7と、止水栓カバー部8と、上部カバー部材6との3つのパーツのみからなるので、部品点数が少なく組み立てが容易である。
また、止水栓カバー部8の、2つの側壁81間の距離が、立ち上がり壁77の側壁71側の部分の外壁間距離と略同じになっているとともに、側壁81の厚みが傾斜面71fの幅より極わずか薄くなっていて、前面壁82の垂直面部84の厚みが前面壁72の上端面の幅より極わずか薄くなっているので、カバー4が公差内で成形されていれば、側壁71及び前面壁72が側壁81及び前面壁82より極わずか外側に張り出した状態で止水栓カバー部8が本体部7に取り付けられるので、接合部の境界がぼかされたようになり、常に見栄えのよい状態とすることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、上部側壁部に穿設されたシャワー用接続配管の挿通孔からシャワー用接続配管を室内側に引き出し、このシャワー用接続配管にシャワーホースを接続するようにしていたが、シャワー用接続配管をカウンターの下側に通し、他の位置に設けられたシャワータワーの下端部に接続するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、後加工により上記挿通孔を設けるようにしていたが、予め両側の上部側壁部にキャップ付きの挿通孔を設け、必要に応じてキャップを取り外し挿通孔を開放するようにしても構わない。
本発明にかかる水栓部カバー構造の1つの実施の形態であって、その上部カバー部材と、止水栓カバー部を取り外した状態の側面図である。 図1の水栓部カバー構造の上部カバー部材を取り外した状態を上からみた図である。 図1の水栓部カバー構造を室内側からみた要部斜視図である。 図1の水栓部カバー構造に用いる下部カバー部材の本体部をあらわす図であって、同図(a)が正面図、同図(b)が左側面図、同図(c)が平面図、同図(d)が底面図である。 図1の水栓部カバー構造に用いる下部カバー部材の止水栓カバー部をあらわす図であって、同図(a)が正面図、同図(b)が左側面図、同図(c)が平面図である。 図5のA−A線断面図である。 図5のB−B線断面図である。 図5のC−C線断面図である。 図1の水栓部カバー構造に用いる上部カバー部材をあらわす図であって、同図(a)が底面図、同図(b)が同図(a)のD方向矢視図、同図(c)が同図(a)のE方向矢視図である。 止水栓脚の側面図である。 従来の水栓部カバー構造の1例をあらわす一部切欠側面図である。
符号の説明
P1 給水管(給液管)
P2 給湯管(給液管)
W 室内壁面
1 止水栓脚
11 配管接続口
12 水栓金具接続口
13 止水栓
2 カウンター(台)
3 混合水栓(水栓金具)
31 水栓本体部
31a 蛇口
31b 給湯口
31c 給水口
4 カバー
5 下部カバー部材
6 上部カバー部材
7 本体部(残部)
7a 開口
8 止水栓カバー部
85a 止水栓挿通孔

Claims (4)

  1. 給水用または給湯用の給液管が接続される配管接続口と水栓金具接続口とを直交するように備えるとともに、前記配管接続口と水栓金具接続口と間に水抜き機構付きの止水栓が斜め方向に突出するように設けられた止水栓脚を、前記水栓金具接続口を水平方向に、前記配管接続口を鉛直下方に向けて室内壁面に少なくとも1つ固定し、
    前記止水栓脚の固定部より下方の室内壁面に沿って台を設けるとともに、この台下方から台を貫通して前記給液管を立ち上げ、給液管を配管接続口に接続するとともに、
    水栓金具を止水栓脚の水栓金具接続口に接続し、水栓金具を室内壁面に支持させた水栓部が、
    前記止水栓脚の止水栓を室内側から操作可能に、その水栓金具に到る給液配管路をカバーによって室内から隠蔽されている水栓部カバー構造であって、
    前記カバーが、給液配管路を上側から覆う上部カバー部材と、
    残部を覆う下部カバー部材とを備え、
    前記下部カバー部材が、前記止水栓の先端部を室内側に露出させる止水栓挿通孔を有し、前記止水栓の傾斜方向にスライドして下部カバー部材の他の部分から室内側に分離可能で、分離により室内側から給液管と前記配管接続口との接続分離作業が可能な開口を形成する止水栓カバー部を備えていることを特徴とする水栓部カバー構造。
  2. 平行に並んで室内壁面に固定される2つの止水栓脚を有し、一方の止水栓脚の配管接続口に給水用給液管が接続され、他方の止水栓脚の配管接続口に給湯用給液管が接続されるとともに、止水栓カバー部が2つの止水栓脚の止水栓の先端部を室内側に露出させる2つの止水栓挿通孔を備えている請求項1に記載の水栓部カバー構造。
  3. 水栓金具が混合水栓である請求項2に記載の水栓部カバー構造。
  4. 下部カバー部材が、止水栓カバー部と本体部の2つのパーツで形成されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の水栓部カバー構造。
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