JP5316511B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、高開口率化及び高精細化を図った表示装置に関する。
従来の液晶表示装置は、例えば特許文献1に開示されており、複数の走査線及び信号線と、画素電極と、走査線と信号線との各交点近傍にて走査線に接続されて設けられたゲート電極、信号線に接続して設けられたドレイン電極及び画素電極に接続して設けられたソース電極を有する薄膜トランジスタと、画素電極と重ね合わされた部分により補助容量部を形成する補助容量線と、対向電極と、各画素電極と該対向電極との間に設けられた液晶と、を備えて構成されている。
この液晶表示装置では、薄膜トランジスタにおける画素電極に接続されたソース電極と信号線に接続されたドレイン電極との対が走査線の配列方向に沿って設けられている。
さらに、ソース電極は走査線に沿って平行に延びた台座部と一体的に形成されており、この台座部上の絶縁層に設けられているコンタクトホールを介して、台座部と画素電極とが接続され、結果として、画素電極がソース電極と接続されている。
このような液晶表示装置では、走査線及び信号線上に第1の絶縁膜を介して補助容量部を設け、この補助容量部により走査線及び信号線を覆っている。この補助容量部の上に第2の絶縁膜を介して画素電極を形成している。これにより、走査線、信号線及び薄膜トランジスタと画素電極とを重ねて配置することが可能になり、画素電極の間隔をその加工限界まで狭くし、高開口率化を実現している。
一方、特許文献2には、所謂デルタ配列の画素電極を備えた液晶表示装置が開示されている。この液晶表示装置では、交互にずれて配置された同色の画素電極を信号線に接続するにあたり、薄膜トランジスタのゲート電極、ドレイン電極及びソース電極の配置方向を列方向とし、ドレイン電極を信号線から行方向へ突出させているので、ソース電極近傍に例えばL字状の溝が形成される。このL字状の溝が、ドレイン電極を含む信号線及びソース電極を形成する際に、フォトレジスト膜の存在によってある程度深くなり、このフォトレジスト膜をマスクとして金属膜をエッチングするとき、エッチング液が上述したL字状の溝内に滞留し易い。これにより加工不良の発生のおそれがあり、場合によってはドレイン電極を含む信号線とソース電極との間にショートが発生してしまうことがある。
このため、特許文献2の液晶表示装置では、信号線の側縁をそのままドレイン電極として利用すると共に、ドレイン電極に対して走査線の方向にソース電極を配置して、前述したL字状の溝を排除している。
これにより、ドレイン電極、該ドレイン電極に接続された信号線及びソース電極の形成の際に、フォトレジスト膜をマスクとして金属膜をエッチングするときエッチング液が滞留することはなく、加工不良、ドレイン電極とソース電極との間のショートを可及的に回避することができる。
特開2004−341185号公報 特開2002−098993号公報
ところで、特許文献1に示された液晶表示装置において、さらに高精細化を進めると、画素を画成する走査線及び信号線のピッチが狭小化し、例えば20μmを下回る程度になると、隣接する信号線の間で、薄膜トランジスタにおけるソース電極とドレイン電極とを走査線の方向に直線状に配置することが困難となる。
そこで、図7に示すような液晶表示装置1の構成が考えられる。即ち、液晶表示装置1は、行方向に沿って配設される複数の走査線2と、列方向に沿って配設される複数の信号線3と、走査線2及び信号線3で画成される領域毎に配置される複数の薄膜トランジスタ4と、各薄膜トランジスタ4のソース電極4aにコンタクトホールを介して接続される画素電極5と、画素電極5と走査線2及び信号線3との間に絶縁膜(図示せず)を介して設けられる補助容量電極6と、を備えている。
この場合、隣接する信号線3間の狭小ピッチに対応するため、薄膜トランジスタ4におけるソース電極4a及びドレイン電極4bが信号線3の方向に沿って配置され、かつ、薄膜トランジスタ4におけるゲート電極4cが走査線2の一部で構成される。また、信号線3のうち走査線2と交差する部位は、信号線3の線幅が広くなり、ゲート電極4c上まで延設され平面視でL字状の接続部3aを構成している。この接続部3aのうち信号線3から走査線2の長手方向と平行に突出した部分の先端部として上記ドレイン電極4bが信号線3と一体に形成されている。
このL字状の接続部3aによって三方が囲われた領域4gが形成されるため、前述した特許文献2の場合と同様に、信号線3,ドレイン電極4bを形成する際、接続部3aおよびドレイン電極4bを含む領域4gを形成する際のエッチング液やエッチング後の洗浄液がこの領域4gに滞留し、場合によっては洗浄後も残留して、加工不良,乾燥不良等が発生するおそれがある。
しかしながら、この液晶表示装置1においては、ゲート電極4cが走査線2の一部で構成され、信号線間のピッチが狭いことから、このような領域4gを回避するために、特許文献2のような構成を適用することは困難である。
また、各信号線3は狭小ピッチに対応して、線幅が例えば3μm程度と狭くしているものの、走査線2との交差付近では走査線2が行方向に配設されているため盛り上がっており、走査線2を乗り越えて信号線3が形成されるため信号線3の長手方向に沿った接続部3aの部分を幅広にして所謂段切れを防止している。このため、信号線3の狭小化が制限されてしまう。
なお、ドレイン電極とソース電極が逆に配置され、ソース電極が信号線に接続されると共に、ドレイン電極が画素電極に接続された構成の液晶表示装置も知られているが、このような構成の液晶表示装置においても同様の問題がある。
上記課題に鑑み、本発明は、高開口率化及び高精細化に対応した表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る表示装置は、所定の方向に延伸するように配置された走査線と、絶縁膜を介して前記走査線の上層側に前記走査線と交差するように配置された信号線と、ソース電極及びドレイン電極の何れか一方の電極が前記信号線に中継電極を介して電気的に接続されるとともに、前記走査線の所定の領域がゲート電極にされた薄膜トランジスタと、を備え、前記中継電極は、前記信号線と前記走査線との交差部で前記走査線の厚みに伴って前記信号線の表面に生じる段差部を覆うように設けられ、前記信号線に重なる第1の領域と、前記一方の電極に重なる第2の領域と、前記信号線と前記一方の電極の何れにも重ならない第3の領域と、を有していることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の表示装置において、前記第1の領域は前記走査線を跨ぐように設けられていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の表示装置において、前記中継電極は、前記段差部を含む前記信号線の表面に接触するように設けられていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1からの何れかに記載の表示装置において、前記一方の電極と前記信号線は、同時に成膜された薄膜が互いに分離された薄膜パターンとして形成されていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1からの何れかに記載の表示装置において、前記中継電極は透明性の材料からなることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1からの何れかに記載の表示装置において、前記ソース電極及び前記ドレイン電極の何れか他方の電極に電気的に接続された画素電極を備えていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の表示装置において、前記中継電極と前記画素電極の間の層として補助容量電極を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、高開口率化及び高精細化に対応できる。
(A)は本発明の液晶表示装置の一実施形態における1画素分のTFT基板の構成例を示す概略平面図、(B)はA1−A1線断面図、(C)はA2−A2線断面図である。 (A)は図1のTFT基板の製造工程の第一ステップを示す概略平面図、(B)はB−B線断面図である。 (A)は図1のTFT基板の製造工程の第二ステップを示す概略平面図、(B)はC−C線断面図である。 (A)は図1のTFT基板の製造工程の第三ステップを示す概略平面図、(B)はD−D線断面図である。 (A)は図1のTFT基板の製造工程の第四ステップを示す概略平面図、(B)はE−E線断面図である。 (A)は図1のTFT基板の製造工程の第五ステップを示す概略平面図、(B)はF−F線断面図である。 従来の液晶表示装置の1画素分の構造を模式的に示す図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。各図において同一又は対応する部材には同一符号を用いる。
図1(A)は本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の内、TFT基板の構成を示す概略平面図であり、(B)は(A)におけるA−A線断面図である。
図1に示すように、実施形態に係る液晶表示装置10は、ガラス等の透明材料から成る透明基板11と、透明基板11上に行方向に延びて形成され互いに平行に並んで配設された走査線12と、走査線12を覆って形成された絶縁膜21と、透明基板11上で列方向に延びる互いに平行に並んで配設された信号線13と、それぞれが各走査線12と各信号線13とで画成される領域毎に各走査線12と各信号線13との各交点近傍に配設された薄膜トランジスタ14と、走査線12と信号線13とにそれぞれ隣接して、即ち、各走査線12と信号線13とで画される領域毎に配設されていて薄膜トランジスタ14に接続された各画素電極15と、走査線12及び信号線13と画素電極15との間に配置された補助容量電極16と、を備えている。ここで、絶縁膜21は、後述のゲート絶縁膜を含む。
図示を省略するが、液晶表示装置10は、対向電極(所謂共通電極)と、各画素電極と対向電極との間に配設される液晶セルと、を備えている。
図1に示すように、液晶表示装置10では、一対の走査線12及び一対の信号線13によって、信号線13の長手方向に沿って細長い領域が画成され、この領域が一画素分に対応しており、液晶表示装置10にはこのような構成がマトリックス状に配置される。なお、カラー表示の場合には、例えばこの構成がRGBに対応して設けられて一画素分となる。
走査線12は、透明基板11上に積層したAl,Cr等の第一の導電膜で形成されている。
信号線13は、SiN等の第一の絶縁膜21の上に積層したアモルファスシリコン膜13Aと、このアモルファスシリコン膜13Aの上に形成したn+アモルファスシリコンなどからなるオーミックコンタクト層13Bと、このオーミックコンタクト層13B上に形成したAl,Cr等の第二の導電膜13Cとから成る。本実施形態において、信号線13は、各走査線12に交差する交差部13Dを有し、この交差部13Dの幅は信号線13の他の部分と実質的に同じに形成されている。信号線13の交差部13Dにおける幅に関しては、後述の製造方法の説明において詳述する。
各薄膜トランジスタ14は、それぞれが半導体層22a、ゲート絶縁膜21、走査線12に接続されたゲート電極14cと、信号線13に接続されたドレイン電極14bと、画素電極15に接続されたソース電極14aとを有する。本実施形態において、ドレイン電極14bとソース電極14aとは信号線13に沿う方向に直線状に配置されている。ドレイン電極14bは中継電極17を介して信号線13に接続されている。中継電極17は、ドレイン電極14b及び信号線13上に重なり合うように設けられ、ドレイン電極14bと信号線13との間では第一の絶縁膜としてのゲート絶縁膜21上に設けられている。なお、各薄膜トランジスタ14のゲート電極14cは、走査線12の一部で形成されている。
画素電極15はITOで成り、薄膜トランジスタ14のソース電極14aに接続された台座部18にコンタクトホール19を介して接続されている。
画素電極15は、図1(A)に示されているように、平面図において一つの画素の周縁に位置する上下の走査線12と左右の信号線13の間の領域全体に亘って設けられている。
補助容量電極16はAl,Cr等で成り、一つの画素の周縁に沿って位置するように形成されている。具体的には、補助容量電極16は平面視で枠状に形成されて、上下の走査線12と左右の信号線13及び薄膜トランジスタ14を上方から覆い、さらに一部が画素電極15の周縁部に重なるようにその内周縁16aが画素電極15の外側縁15aの内側に形成されている。
中継電極17は、信号線13の走査線12を乗り越える領域即ち交差部13Dに重なる第1の重ね合わせ部17aと、この第1の重ね合わせ部17aの一端から走査線12の長手方向に沿って延びた延出部17bと、延出部17bの先端から第1の重ね合わせ部17aと平行に延びて薄膜トランジスタ14のドレイン電極14bに重なる第2の重ね合わせ部17cと、で一体的に形成されている。
これにより、中継電極17は、第1の重ね合わせ部17aと延出部17bと第2の重ね合わせ部17cとで三方を囲われた領域17dを画成している。
第1の重ね合わせ部17aは、上述した交差部13Dにおいて、信号線13の長手方向に沿って広がっている。具体的には、第1の重ね合せ部17aは、図1(C)に示すように、走査線12の幅方向の両側端部12b、12cに対応する絶縁膜21の段差部13E,13Fを覆う長さを有し、第1の重ね合わせ部17aは、交差部13Dを跨いで信号線13が走査線12を乗り越える領域全体を覆っている。この第1の重ね合わせ部17aは、好ましくは、交差部13Dの領域よりも信号線13の長手方向に沿った広い領域において信号線13に重なっており、走査線12の線幅よりも長く形成されている。第1の重ね合わせ部17aの幅については、後述の製造方法の説明において詳述する。
第2の重ね合わせ部17cは、ドレイン電極14bの幅方向、即ち図1(A)における走査線12の長手方向における両側端面を覆うように形成されている。なお、図1(B)では、ドレイン電極14bの幅方向における一方の端面14dが、第2の重ね合わせ部17cによって覆われている状態が表されている。
また、これらの第1の重ね合わせ部17a,延出部17b及び第2の重ね合わせ部17cは、互いに一体の一つの導電層で成り、信号線13とは別体の導電層として、好ましくは透明電極膜によって信号線13及び薄膜トランジスタ14のドレイン電極14bの上に重ねて形成されている。
なお、図示の場合、第2の重ね合わせ部17cは薄膜トランジスタ14のドレイン電極14b全体を覆うように形成されているが、これに限らず、ドレイン電極14bを部分的に覆うように形成されていてもよい。
台座部18は、薄膜トランジスタ14のソース電極14aに重なる第3の重ね合わせ部18aと、この第3の重ね合わせ部18aから第2の重ね合わせ部とは反対側に突出した幅の狭い連結部18bと、この連結部18bと連成していて左右の信号線13の間の領域でゲート絶縁膜21上に配置され信号線13に沿う方向に沿って延出された本体部18cと、で一体構成されている。
台座部18は、信号線13とは別体の導電層で成る。具体的には、台座部18は中継電極17と同じ導電性材料で形成され、好ましくは透明電極膜によって形成される。
第3の重ね合わせ部18aは、ソース電極14aの幅方向、即ち図1(A)における走査線12の長手方向における両側端面を覆うように形成されている。なお、図1(B)では、ソース電極14aの奥行方向、即ち幅方向に直交する方向における一方の端面14eが、第3の重ね合わせ部18aによって覆われている状態が表されている。台座部18のうち第3の重ね合わせ部18aは薄膜トランジスタ14のソース電極14aの上に重ねて形成されている。
台座部18は、図1に示すように本体部18cの幅W1が第3の重ね合わせ部18aの幅W2よりも広く設定されている。
なお、図示の場合、第3の重ね合わせ部18aは、薄膜トランジスタ14のソース電極14a全体を覆うように形成されているが、これに限らず、ソース電極14aを部分的に覆うように形成されていてもよい。
コンタクトホール19は、台座部18と画素電極15を接続するために、台座部18の中央の上方においてそれぞれSiN等で成る第二の絶縁膜25及び第三の絶縁膜26を貫通して形成され、画素電極15が形成される際に、画素電極15の一部がコンタクトホール19の内壁、コンタクトホール19によって露出した台座部18の一部表面に形成される。これにより、画素電極15が台座部18と電気的に接続される。
次に、液晶表示装置10の製造方法の各工程を図2から図6に示す。
まず、図2に示す第一ステップでは、透明基板11上に第一の導電膜を形成し、この第一の導電膜をパターニングマスクによって加工して、ゲート電極14cを含む走査線12を形成する。なお、ゲート電極14cは、走査線12の一部により構成されている。図1(A)、図2(A)において、二点鎖線で示す領域12aがゲート電極14cの領域を示す。
そして、これらの走査線12及びゲート電極14cの上から、SiN等で成るゲート絶縁膜21、アモルファスシリコン膜等で成る半導体層22、SiN等で成るチャネル保護膜(絶縁膜)を順次形成した後、チャネル保護膜をパターニングマスクにより加工して、エッチングストッパー層23を形成する。
続いて、図3に示す第二ステップでは、エッチングストッパー層23及び半導体層22の上面に、オーミックコンタクト用のn+アモルファスシリコン層24、第二の導電膜を順次に形成し、この第二の導電膜上にパターニングマスクにより加工して、エッチングにより信号線13、ソース電極14a及びドレイン電極14bを形成する。また、同様に、n+アモルファスシリコン層24および半導体層22をエッチングしてオーミックコンタクト層14a、14bおよび活性層としてのアモルファスシリコン膜からなる半導体層22aを形成する。ここで、信号線13は、アモルファスシリコン膜、n+アモルファスシリコン層および第二の導電膜の積層構造に形成され、また、走査線12との交差部13Dを含む全長に亘って同じ線幅で形成される。
薄膜トランジスタ14のドレイン電極14bは、信号線13から分離されており、ドレイン電極14bとして必要な最小寸法に形成されている。同様に、薄膜トランジスタ14のソース電極14aは、ソース電極として必要な最小寸法に形成されている。
これにより、この時点ではドレイン電極14bが信号線13に対して中継電極17により連結されていないので、領域17d(図1)も存在しない。従って、パターンニングのためのエッチング工程において、ドレイン電極14bおよび信号線13を形成するためのエッチング液の滞留やエッチング後の洗浄液の滞留や乾燥不良が発生しないので、加工不良が発生するようなことはない。
その後、図4に示す第三のステップでは、信号線13、ソース電極14a、ドレイン電極14bの上から表面全体に亘って第三の導電膜を形成し、この第三の導電膜をパターニングマスクにより加工して、中継電極17及び台座部18を形成する。
これにより、ドレイン電極14bは中継電極17を介して信号線13に接続されると共に、ソース電極14aは台座部18と接続される。
その際、中継電極17及び台座部18は、ドレイン電極14b及びソース電極14aと良好なオーミックコンタクトを取ることができる。
さらに、中継電極17の第1の重ね合わせ部17aが信号線13の交差部13a上に重ね合わさることによって、信号線13の裏打ちとして機能する。これにより、走査線12との交差部13aを跨ぐ領域で信号線13の線幅を広くすることなく、信号線13の所謂段切れの影響を排除することができる。
ここで、信号線13の交差部13Dにおける幅および中継電極17の第1の重ね合わせ部17cにおける幅に関して述べる。交差部13Dにおける幅及び第1の重ね合わせ部17cにおける幅とは行方向に沿った幅である。基本的には、信号線13の交差部における幅も中継電極17が第1の重ね合わせ部17cにおける幅も全て同一でよい。しかしながら、段差を有する層上に配線を形成する場合には、フォトレジストを露光する際の高さずれによって、形成される配線は、段差の上面側における幅が段差の下面に形成される幅よりも小さくなる。例えば、ゲート電極14cの厚さが1800Åの場合に、段差の上面側の方が1μm程度小さくなる。このため、信号線13の幅を3μmとするとき、段差の上面においては信号線の幅を4μm程度に設計する。つまり、信号線13の交差部における幅は、パターン形成時に段差に対応して縮小される分を加えて設計される。このことは、中継電極17の第1の重ね合わせ部17cについても同様であるが、中継電極17の第1の重ね合わせ部17cは、前段および後段に信号を伝送する機能を有するものではないので、信号線13の交差部以外の部分の幅、上述の場合には3μmとしても差し支えない。
ここで、中継電極17及び台座部18を構成する第三の導電膜は、そのエッチングの際に、信号線13,薄膜トランジスタ14のソース電極14a及びドレイン電極14bに影響を与えない必要がある。
このような条件を満たす第二の導電膜及び第三の導電膜の組合せは、種々考えられるが、第三の導電膜としては、好ましくはITO等の透明導電膜が使用される。これは、ITO等の透明導電膜は、比較的薄い膜厚で良好な段差被覆性能を示すので、特に中継電極17の第1の重ね合わせ部17aが信号線13の裏打ちとして好適であると共に、薄膜トランジスタ14の立体形状を大きく変化させることがなく、その上に配置される液晶セルの液晶配向を乱すおそれが少ないためである。
また、台座部18は、信号線13とは別工程で形成されるので、信号線13に対して、パターンニングの際のマスクの位置合わせ精度に基づいて配置される。従って、台座部18の両側縁と信号線13との間の間隔d(図4参照)は、同工程におけるマスク製造の際の解像度による許容限度(例えば3μm)に対して、位置合わせ精度による許容限度(例えば1μm以下)まで低減することができる。これにより、信号線13間のピッチをより一層狭小化することが可能になる。
続いて、図5に示す第四のステップでは、中継電極17,台座部18の上から表面全体に亘って第二の絶縁膜25及び第四の導電膜を形成し、この第四の導電膜をパターニングマスクにより加工して、補助容量電極16を形成する。
この補助容量電極16は、走査線12及び信号線13を上方から覆うように、且つ台座部18上に形成されるべきコンタクトホール19の領域を覆わないように形成されている。なお、図示の場合、補助容量電極16は、薄膜トランジスタ14の上方も覆っているが、薄膜トランジスタ14の上方領域をくり抜いてもよい。
その後、図6に示す第五のステップでは、補助容量電極16の上から表面全体に亘って第三の絶縁膜26を形成し、この第三の絶縁膜26及び第二の絶縁膜25をパターニングマスクにより加工して、第三の絶縁膜26及び第二の絶縁膜25を貫通するコンタクトホール19を形成する。
最後に、図1に示す第六のステップでは、第三の絶縁膜26の上から表面全体に亘って画素電極材料を成膜し、パターニングマスクにより加工して、画素電極15を形成する。
このとき、画素電極材料がコンタクトホール19の内壁及びコンタクトホール19の底部に露出した台座部18の本体部18cの表面に成膜されるので、画素電極15はコンタクトホール19を介して台座部18と接続され、さらに薄膜トランジスタ14のソース電極14aと接続される。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、薄膜トランジスタ14のソース電極14aが台座部18からコンタクトホール19を介して画素電極15に接続され、ドレイン電極14bが信号線13に接続されているが、これとは逆に、ソース電極14aが信号線13と接続され、ドレイン電極14bが画素電極15と接続されていてもよい。
本発明の液晶表示装置は、画素電極と走査線及び信号線との間に、それぞれ絶縁膜を介して枠状の補助容量電極16を備えずに構成されてもよい。
10 液晶表示装置
11 透明基板
12 走査線
12a ゲート電極
13 信号線
13A アモルファスシリコン膜
13B オーミックコンタクト層
13C 第二の導電膜
13D 交差部
14 薄膜トランジスタ
14a ソース電極
14b ドレイン電極
14c ゲート電極
14d,14e 端面
15 画素電極
15a 外側縁
16 補助容量電極
16a 内周縁
17 中継電極
17a 第1の重ね合わせ部
17b 延出部
17c 第2の重ね合わせ部
17d 領域
18 台座部
18a 第3の重ね合わせ部
18b 連結部
18c 本体部
19 コンタクトホール
21 第一の絶縁膜
22 アモルファスシリコン膜
22a 半導体層
23 エッチングストッパー層
24 オーミックコンタクト層
25 第二の絶縁膜
26 第三の絶縁膜

Claims (7)

  1. 所定の方向に延伸するように配置された走査線と、
    絶縁膜を介して前記走査線の上層側に前記走査線と交差するように配置された信号線と、
    ソース電極及びドレイン電極の何れか一方の電極が前記信号線に中継電極を介して電気的に接続されるとともに、前記走査線の所定の領域がゲート電極にされた薄膜トランジスタと、
    を備え、
    前記中継電極は、前記信号線と前記走査線との交差部で前記走査線の厚みに伴って前記信号線の表面に生じる段差部を覆うように設けられ、前記信号線に重なる第1の領域と、前記一方の電極に重なる第2の領域と、前記信号線と前記一方の電極の何れにも重ならない第3の領域と、を有していることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の領域は前記走査線を跨ぐように設けられていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記中継電極は、前記段差部を含む前記信号線の表面に接触するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記一方の電極と前記信号線は、同時に成膜された薄膜が互いに分離された薄膜パターンとして形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の表示装置。
  5. 前記中継電極は透明性の材料からなることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の表示装置。
  6. 前記ソース電極及び前記ドレイン電極の何れか他方の電極に電気的に接続された画素電極を備えていることを特徴とする請求項1から5何れかに記載の表示装置。
  7. 前記中継電極と前記画素電極の間の層として補助容量電極を備えていることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
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