JP5346494B2 - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は表示装置およびその製造方法に係り、特に、薄膜トランジスタを備える表示装置およびその製造方法に関する。
いわゆるアクティブ・マトリックス型の表示装置は、その各画素に薄膜トランジスタを備えた構成となっている。
たとえば行方向に配置された各画素の薄膜トランジスタをゲート信号線に供給する信号(走査信号)によってオンさせ、このタイミングに合わせて、列方向の各画素に共通に形成したそれぞれのドレイン信号線に映像信号を供給することにより、該映像信号は前記薄膜トランジスタを通して各画素に供給されるようになっている。
このような構成からなる表示装置は、薄膜トランジスタの製造においてそのフォトリソグラフィ技術による選択エッチングの回数を低減できれば、表示装置自体における製造工数の低減が図れることになる。
このため、前記薄膜トランジスタが、半導体層上に対向配置されたドレイン電極およびソース電極が形成されるボトムゲート型の薄膜トランジスタの場合、次に示すような工程を経ることによってフォトリソグラフィ技術による選択エッチングの回数を1回にできる製造方法が知られている。
すなわち、まず、半導体層および金属層を順次形成し、前記金属層上に形成されたフォトレジスト膜を、ハーフ露光を用いて、ドレイン電極およびソース電極の形成領域において膜厚を大きく、ドレイン電極およびソース電極の間の領域において膜厚を小さくして残存させるようにする。その後、前記フォトレジスト膜をマスクとして前記金属層および半導体層を順次エッチングする。 そして、アッシングを用いて、前記フォトレジスト膜のうち膜厚の小さいフォトレジスト膜を除去するとともにドレイン電極およびソース電極の形成領域上のフォトレジスト膜を残存させ、ドレイン電極およびソース電極の形成領域上のフォトレジスト膜をマスクとして前記金属層をエッチングするようにしたものである。
このような製造方法は、一回の選択露光によって、ドレイン電極およびソース電極の形成用のレジストマスクと、半導体層の形成用のレジストマスクを同時に形成できるようになる(下記特許文献1参照)。
特開2002−83765号公報
しかし、特許文献1に開示された技術は、ハーフ露光における光の回り込みによって、比較的面積が小さくかつ膜厚の小さなフォトレジスト膜の端部において膜厚に変動が生じ易くなることが判明された。
このため、ハーフ露光によって形成されたフォトレジスト膜をマスクとして、半導体層および金属層の順次積層体を一括エッチングする際に、平面的に観て、膜厚の小さなフォトレジスト膜下の領域のうち、膜厚の大きなフォトレジスト膜が隣接して形成されていない両端部から、当該領域の内側へ向けた過剰なエッチングによる抉れが形成されてしまう。
薄膜トランジスタのチャネル幅は、ドレイン電極とソース電極の間のいわゆるチャネル領域に半導体層が存在することを前提に、ドレイン電極およびソース電極の相対向する辺の幅によって決定される。
このため、上述のように製造された薄膜トランジスタは、半導体層のチャネル領域に抉れが生じてしまい、所望のチャネル幅が得られなくなってしまうという不都合が生じる。
本発明の目的は、製造工数の増大をもたらすことなく、所望のチャネル幅を得ることのできる表示装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明による液晶表示装置の製造方法は、ハーフ露光によって形成されたフォトレジスト膜をマスクとして、半導体層および金属層の順次積層体を一括エッチングする際に、平面的に観て、膜厚の小さなフォトレジスト膜下の領域のうち、膜厚の大きなフォトレジスト膜が隣接して形成されていない両端部から、当該領域の内側へ向けた過剰なエッチングがなされないようにしたものである。
本発明の構成は、たとえば、以下のようなものとすることができる。
(1)本発明の表示装置の製造方法は、たとえば、半導体層上に対向配置されたドレイン電極およびソース電極が形成されるボトムゲート型の薄膜トランジスタを備える表示装置の製造方法であって、
半導体層上に対向配置されたドレイン電極およびソース電極が形成されるボトムゲート型の薄膜トランジスタを備える表示装置の製造方法であって、
半導体層および金属層を順次形成する工程と、
前記金属層上に形成されたフォトレジスト膜を、ハーフ露光を用いて、前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域において第1の膜厚で形成し、前記ドレイン電極およびソース電極の間であって前記ドレイン電極とソース電極の対応する端部を結ぶそれぞれの仮想線よりも外側にはみ出るに至る領域において前記第1の膜厚よりも小さい第2の膜厚で残存させて形成するフォトレジスト膜形成工程と、
前記フォトレジスト膜をマスクとして前記金属層および半導体層を順次エッチングする第1のエッチング工程と、
アッシングを用いて、前記フォトレジスト膜のうち膜厚の小さいフォトレジスト膜を除去し、前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域上のフォトレジスト膜を残存させる工程と、
前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域上のフォトレジスト膜をマスクとして前記金属層をエッチングする第2のエッチング工程と、を備え
前記フォトレジスト膜形成工程は、前記ドレイン電極およびソース電極の間の全域に亘って、前記第2の膜厚の前記フォトレジスト膜に前記仮想線よりも外側にはみ出る突出部を形成し、
前記第1のエッチング工程は、前記ドレイン電極およびソース電極の間の全域に亘って、前記半導体層に、前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域下の前記半導体層における前記薄膜トランジスタのチャネル幅方向の端部よりも外方に突出する突出領域を形成することを特徴とする。
(2)本発明の表示装置の製造方法は、たとえば、(1)において、前記突出部は略矩形形状であり、
前記膜厚が小さいフォトレスト膜の領域は、前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域のそれぞれの対向辺と一対の前記仮想線とで囲まれる矩形状の領域と、前記矩形状の領域の両端に配置される前記一対の突出部とからなることを特徴とする。
)本発明の表示装置の製造方法は、たとえば、(1)又は(2)において、前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺が直線であることを特徴とする。
)本発明の表示装置の製造方法は、たとえば、()において、前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺の長さが等しいことを特徴とする。
)本発明の表示装置の製造方法は、たとえば、()において、前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺の長さが異なることを特徴とする。
)本発明の表示装置は、たとえば、半導体層上に対向配置されたドレイン電極およびソース電極が形成されるボトムゲート型の薄膜トランジスタを備える表示装置であって、
前記薄膜トランジスタは、
前記ドレイン電極とソース電極の前記方向側の対応する端部を結ぶそれぞれの前記ドレイン電極およびソース電極の間に配置される半導体層の前記ドレイン電極およびソース電極の対向辺と同方向の第1の幅が、前記ドレイン電極およびソース電極下の半導体層の前記方向の第2の幅よりも大きく形成されると共に
前記ドレイン電極およびソース電極の間に配置される半導体層は、前記ドレイン電極とソース電極の前記方向側の対応する端部を結ぶそれぞれの仮想線よりも外側にはみ出して形成され、且つ、前記ドレイン電極およびソース電極下の半導体層における前記第2の幅の方向の端部よりも外方に突出する突出領域を有し、
前記突出領域は、前記ドレイン電極およびソース電極の間の全域に亘って形成されていることを特徴とする。
(7)本発明の表示装置は、たとえば、(6)において、前記突出領域は略台形形状であり、
前記ドレイン電極およびソース電極の間に配置される半導体層は、前記ドレイン電極およびソース電極のそれぞれの対向辺と一対の前記仮想線とで囲まれる矩形状の領域と、前記矩形状の領域の両端に配置される前記一対の突出領域とからなることを特徴とする。
)本発明の表示装置は、たとえば、(6)又は(7)において、前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺が直線であることを特徴とする。
)本発明の表示装置は、たとえば、()において、前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺の長さが等しいことを特徴とする。
10)本発明の表示装置は、たとえば、()において、前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺の長さが異なることを特徴とする。
なお、上記した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、上記した構成以外の本発明の構成の例は、本願明細書全体の記載または図面から明らかにされる。
このように構成した表示装置およびその製造方法は、製造工数の増大をもたらすことなく、所望のチャネル幅を得ることができるようになる。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、各図および各実施例において、同一または類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
〈画素の構成〉
図2は、本発明のたとえば液晶表示装置の画素の一実施例を示す平面図である。また、図3は図2のIII−III線における断面図である。
図2に示す画素は、マトリックス状に配置された各画素の一つを示し、したがって、図2に示す画素に対して上下、左右に配置されるそれぞれの画素も同様の構成となっている。
図2において、まず、基板SUB1(図3参照)の表面に、図中x方向に延在されy方向に並設されたゲート信号線GLが形成されている。このゲート信号線GLは後述のドレイン信号線DLとで画素領域を囲むようになっている。
これらゲート信号線GLをも被って前記基板SUB1の表面には絶縁膜GI(図3参照)が形成されている。この絶縁膜GIは後述の薄膜トランジスタTFTの形成領域においてゲート絶縁膜として機能するようになっている。
絶縁膜GIの上面の薄膜トンジスタTFTの形成領域に、すなわちゲート絶縁膜GLと重畳する領域の一部に、たとえばアモルファスSiからなる半導体層ASが形成されている。この半導体層ASは前記薄膜トランジスタTFTの半導体層となり、その上面に互いに対向配置されたドレイン電極DT、ソース電極STが備えられることによって、前記ゲート信号線GLの一部をゲート電極GTとするボトムゲート型の薄膜トランジスタTFTが構成されるようになっている。
また、この実施例の場合、後述のドレイン信号線DL、このドレイン信号線DLと薄膜トランジスタTFTのドレイン電極DTの接続部JC、前記薄膜トランジスタTFTのソース電極STの引出部DWの下層に、前記半導体層ASと一体に形成される半導体層(図中AS'で示す)が形成されている。
薄膜トランジスタTFTを一回のフォトリソグラフィ技術による選択エッチングによって形成する手法を採用することによって、金属層の下層には半導体層が配置される構成となっている。
図中y方向に延在されx方向に並設されるドレイン信号線DLが形成され、その一部には薄膜トランジスタTFTのドレイン電極DTとの接続を図る接続部JCを有している。ドレイン信号線DLおよび接続部JCの下層には半導体層AS'が形成されていることは上述した通りである。
薄膜トランジスタTFTのソース電極STは、画素領域側に延在された引出部DWを備え、その先端は後述の画素電極PXとのスルーホール(図3にて符号THで示す)を通しての接続を図るようになっている。引出部DWの下層には半導体層AS'が形成されていることは上述した通りである。
ここで、前記薄膜トランジスタTFTは、その拡大図を図1に示すように、半導体層ASにおいて、ドレイン電極DTとソース電極STに挟まれた領域(チャネル領域に相当する)は、該ドレイン電極DTおよびソース電極STが形成されていない側に他の領域よりも外方に突出した突出部PJを有するパターンで形成されている。
したがって、ドレイン電極DTおよびソース電極STの間に配置される半導体層(チャネル領域に相当する)ASのドレイン電極DTおよびソース電極STの対向辺と同方向の幅W1が、ドレイン電極DTおよびソース電極ST下の半導体層ASの前記方向の幅W2よりも大きく形成されるようになっている。
また、ドレイン電極DTおよびソース電極STの間に配置される半導体層ASは、ドレイン電極DTとソース電極STの前記方向側の対応する端部を結ぶそれぞれの仮想線(図中点線で示す)よりも外側にはみ出して形成されるようになっている。このはみ出し量はたとえば0.5μm以上、望ましくは1.0μ〜3.0μm以上となっている。
このように構成された薄膜トランジスタTFTにおいて、ドレイン電極DTとソース電極STの幅で決定されるチャネル幅Wを確実に確保できるようになっている。
なお、図2において、半導体層AS、AS'は、平面的に観て、ドレイン信号線DL、接続部JC、ドレイン電極DT、ソース電極ST、引出部DWからなる金属層に対し、外方へ若干はみ出した状態で描画しているが、前記金属層とはみ出しがなく形成されていてもよく、逆に、前記金属層が半導体層AS、AS'対してはみ出すように形成されていてもよい。前記金属層と半導体層AS、AS'のエッチングの度合い等によって上述したような態様を取り得るからである。このことは、以下の説明においても同様である。
このように、薄膜トランジスタTFT、ドレイン信号線DL等が形成された基板SUB1の表面には、保護膜PAS(図3参照)が形成されている。この保護膜PASは薄膜トランジスタTFTの液晶との直接の接触を回避させるための膜となっている。
保護膜PASの上面にはたとえばITO(Indium Tin Oxide)からなる対向電極CTが形成されている。この対向電極CTは上下左右の隣接する各画素の対向電極CTと共通に形成された面状の電極から構成されている。また、平面的に観て、対向電極CTには、前記ソース電極STの引出部DWの先端と重畳する部分に孔HLが形成されている。スルーホールを通して前記ソース電極STとの接続を図る画素電極PXとの短絡を回避するためである。
対向電極CTをも被って基板SUB1の表面には、層間絶縁膜IN(図3参照)が形成され、この層間絶縁膜INの表面には、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)からなる画素電極PXが形成されている。
この画素電極PXは、対向電極CTに重畳され、複数の並設された線状の電極から構成されている。また、これら電極の端部は互いに共通接続され、その接続部の一部は、層間絶縁膜INおよび保護膜PASに形成されたスルーホールTHを通して前記ソース電極STの引出部DWに電気的に接続されている。
なお、画素電極PXは、図中y方向に二分する各画素領域において、その線状の電極の長手方向を異ならしめるように形成されている。これにより、異なる方向から画素を観察した場合に、色味が変化してしまうのを回避する構成としている。
なお、図示していないが、画素電極PXを被って基板SUB1の表面には、液晶の分子の初期配向方向を決定させる配向膜が形成されている。
上述した液晶表示装置は、いわゆる横電界方式と称されるものを例として挙げたが、これに限定されることはなく、縦電界方式と称されるものであってもよい。それらに用いられる薄膜トランジスタの構成に特に相異が生じることはないからである。
〈表示装置の製造方法〉
図4(a)ないし(f)は、図2に示した表示装置の製造方法の一実施例を示し、特に、薄膜トランジスタTFTの部分における製造方法を示している。
図4(a)ないし(f)において、それぞれ、図中右側の図は平面図を、図中左側の図は右側の図のS−S線における断面図を示している。以下、工程順に説明する。
工程1(図4(a))
まず、基板SUB1を用意し、この基板SUB1の表面にパターン化されたゲート信号線GLを形成する。次に、基板SUB1の表面にゲート信号線GLをも被って絶縁膜GIを形成する。前記絶縁膜GIの上面の全域に半導体層SC、金属層MLを順次形成し、該金属層MLの上面の全域にフォトレジスト膜FRSを塗布する。
工程2(図4(b))
前記フォトレジスト膜FRSを、ハーフ露光、現像を経ることによって、選択除去するともに、厚さの大きい部分と、厚さの小さな部分を形成する。この場合、現像を経たフォトレジスト膜FRSは、ドレイン電極DT(および接続部JC、ドレイン信号線DL)、およびソース電極ST(および引出部DW)の形成領域において膜厚を大きくしたフォトレジスト膜FRS(図中符号FRScで示す)、ドレイン電極DTおよびソース電極STの間であって前記ドレイン電極DTとソース電極DTの対応する端部を結ぶそれぞれの仮想線(図中点線で示す)よりも外側にはみ出るに至る領域において膜厚を小さくしたフォトレジスト膜FRS(図中符号FRSnで示す)を残存させるようにする。なお、フォトレジスト膜FRScのはみ出し量はたとえば0.5μm以上に設定されている。
なお、このような構成からなるフォトレジスト膜FRSc、FRSnを形成するには、そのフォトマスクとして、たとえば図5(a)に示すようなパターンの遮光膜が形成されたものを用いればよい。図5(a)は、図4(b)に示したフォトレジスト膜FRSのパターンに対応させて遮光膜を描いている。すなわち、ドレイン電極DTおよび接続部JCに対応する遮光膜SHD1、ソース電極STおよび引出部DWに対応する遮光膜SHD2が形成されている。そして、ハーフ露光を行う領域において、遮光膜SHD1および遮光膜SHD2のそれぞれから所定距離分だけ離間されて遮光膜SDH3が形成され、かつ該遮光膜SDH3の両端は、それぞれ、遮光膜SHD1、SHD2よりも外方に突出する突出部PRを有する形状となっている。これらの遮光膜SHD1、SHD2、SHGD3は、それぞれ露光を完全に遮光する膜で構成されている。
また、たとえば図5(b)に示すように、ハーフ露光を行う領域において、遮光膜SHD1および遮光膜SHD2のそれぞれに接続され該遮光膜SHD1、SHD2よりも膜厚の薄い半透過遮光膜SHD4を形成し、かつ該半透過遮光膜SHD4の両端は、それぞれ、遮光膜SHD1、SHD2よりも外方に突出する突出部PRを有する形状としてもよい。
なお、本発明では、前記フォトマスクの構成は限定されることはなく、ハーフ露光を行うことによって、フォトレジスト膜FRSを、ドレイン電極DTおよびソース電極STの形成領域において膜厚を大きく、ドレイン電極DTおよびソース電極STの間であってドレイン電極DTとソース電極STの対応する端部を結ぶそれぞれの仮想線よりも外側にはみ出るに至る領域において膜厚を小さくして形成できればよい。
工程3(図4(c))
残存されたフォトレジスト膜FRSc、FRSnをマスクとし、金属層ML、半導体層SCを一括エッチングする。
金属層MLのエッチングによって、ドレイン信号線DL、接続部JC、ドレイン電極DT、ソース電極ST、引出部DWが形成されるが、この段階では、ドレイン電極DTとソース電極STがチャネル領域上において互いに接続された状態のままとなっている。
また、半導体層SCのエッチングによって、薄膜トランジスタTFTの半導体層AS、ドレイン信号線DL等の下層に存在する半導体層AS'が形成される。
工程4(図4(d))
フォトレジスト膜FRSc、FRSnにアッシングを行い、フォトレジスト膜FRScの薄膜化を行うとともに、フォトレジスト膜FRSnを除去する。除去されたフォトレジスト膜FRSnの領域には金属層MLが露出されるようになる。
工程5(図4(e))
フォトレジストFRScをマスクとして金属層MLをエッチングする。これにより、ドレイン電極DTとソース電極STの分離がなされ、ドレイン電極DTとソース電極STの間には半導体層ASが露出されるようになる。
工程6(図4(f))
フォトジスFRScを除去する。これにより、ドレイン電極DT、接続部JC、ドレイン信号線DL、ソース電極ST、および引出部DWが露出される。
この場合、ドレイン電極DTとソース電極STの間の半導体層ASの前記ドレイン電極およびソース電極の対向辺と同方向の幅W1が、ドレイン電極DTおよびソース電極ST下の半導体層ASの前記方向の幅W2よりも大きく形成されるようになる。
さらに、ドレイン電極DTおよびソース電極STの間に配置される半導体層ASは、ドレイン電極DTとソース電極STの前記方向側の対応する端部を結ぶそれぞれの仮想線(図中点線で示す)よりも外側にはみ出して形成されるようになる。
その後は、図3に示す保護膜PAS、対向電極CT、画素電極PX等を形成することにより液晶表示装置のいわゆるTFT基板を形成することができる。
上述した実施例では、液晶表示装置を例に挙げて説明したものである。しかし、液晶表示装置に限定されることはなく、たとえば有機EL表示装置等の他の表示装置にも適用することができる。
本発明の表示装置に備えられる薄膜トランジスタの要部を示す平面図である。 本発明の表示装置の画素の構成の一実施例を示す平面図である。 図2のIII−III線における断面を示す図である。 本発明の表示装置の製造方法の一実施例を示すa−dの工程図である。 図4a−dに図示の表示装置の製造方法のe−fの工程図である。 本発明の表示装置の製造方法に用いられるフォトマスクの実施例を示す説明図である。
符号の説明
SUB1……基板、GL……ゲート信号線、DL……ドレイン信号線、TFT……薄膜トランジスタ、AS、AS'、SC……半導体層、JC……接続部、DT……ドレイン電極、ST……ソース電極、DW……引出部、CT……対向電極、HL……孔(対向電極に形成された孔)、PX……画素電極、TH……スルーホール、GI……絶縁膜、PAS……保護膜、IN……層間絶縁膜、FRS、FRSc、FRCn……フォトレジスト膜、ML……金属層、SHD1〜SHD4……遮光膜、PR……突出部。

Claims (10)

  1. 半導体層上に対向配置されたドレイン電極およびソース電極が形成されるボトムゲート型の薄膜トランジスタを備える表示装置の製造方法であって、
    半導体層および金属層を順次形成する工程と、
    前記金属層上に形成されたフォトレジスト膜を、ハーフ露光を用いて、前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域において第1の膜厚で形成し、前記ドレイン電極およびソース電極の間であって前記ドレイン電極とソース電極の対応する端部を結ぶそれぞれの仮想線よりも外側にはみ出るに至る領域において前記第1の膜厚よりも小さい第2の膜厚で残存させて形成するフォトレジスト膜形成工程と、
    前記フォトレジスト膜をマスクとして前記金属層および半導体層を順次エッチングする第1のエッチング工程と、
    アッシングを用いて、前記フォトレジスト膜のうち膜厚の小さいフォトレジスト膜を除去し、前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域上のフォトレジスト膜を残存させる工程と、
    前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域上のフォトレジスト膜をマスクとして前記金属層をエッチングする第2のエッチング工程と、を備え
    前記フォトレジスト膜形成工程は、前記ドレイン電極およびソース電極の間の全域に亘って、前記第2の膜厚の前記フォトレジスト膜に前記仮想線よりも外側にはみ出る突出部を形成し、
    前記第1のエッチング工程は、前記ドレイン電極およびソース電極の間の全域に亘って、前記半導体層に、前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域下の前記半導体層における前記薄膜トランジスタのチャネル幅方向の端部よりも外方に突出する突出領域を形成することを特徴とする表示装置の製造方法。
  2. 前記突出部は略矩形形状であり、
    前記膜厚が小さいフォトレスト膜の領域は、前記ドレイン電極およびソース電極の形成領域のそれぞれの対向辺と一対の前記仮想線とで囲まれる矩形状の領域と、前記矩形状の領域の両端に配置される前記一対の突出部とからなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺が直線であることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置の製造方法。
  4. 前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺の長さが等しいことを特徴とする請求項に記載の表示装置の製造方法。
  5. 前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺の長さが異なることを特徴とする請求項3に記載の表示装置の製造方法
  6. 半導体層上に対向配置されたドレイン電極およびソース電極が形成されるボトムゲート型の薄膜トランジスタを備える表示装置であって、
    前記薄膜トランジスタは、
    前記ドレイン電極とソース電極の前記方向側の対応する端部を結ぶそれぞれの前記ドレイン電極およびソース電極の間に配置される半導体層の前記ドレイン電極およびソース電極の対向辺と同方向の第1の幅が、前記ドレイン電極およびソース電極下の半導体層の前記方向の第2の幅よりも大きく形成されると共に、
    前記ドレイン電極およびソース電極の間に配置される半導体層は、前記ドレイン電極とソース電極の前記方向側の対応する端部を結ぶそれぞれの仮想線よりも外側にはみ出して形成され、且つ、前記ドレイン電極およびソース電極下の半導体層における前記第2の幅の方向の端部よりも外方に突出する突出領域を有し、
    前記突出領域は、前記ドレイン電極およびソース電極の間の全域に亘って形成されていることを特徴とする表示装置。
  7. 前記突出領域は略台形形状であり、
    前記ドレイン電極およびソース電極の間に配置される半導体層は、前記ドレイン電極およびソース電極のそれぞれの対向辺と一対の前記仮想線とで囲まれる矩形状の領域と、前記矩形状の領域の両端に配置される前記一対の突出領域とからなることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺が直線であることを特徴とする請求項6又は7に記載の表示装置。
  9. 前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺の長さが等しいことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記ドレイン電極およびソース電極は、それらの対向辺の長さが異なることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
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