JP5312964B2 - 膨出部を備えた男性用下半身衣類 - Google Patents
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また、本発明に係る衣類の膨出部は、前記凸部の頂点領域と辺縁部領域との間に、プレーン編などによる辺縁部領域よりも伸びやすい編組織で編成された編生地からなる度目差の緩衝領域が形成されていることを特徴としている。
前記凸部の頂点領域は、伸縮性の糸で編成されていることが好ましい。
この構成によれば、生地の伸縮性及び柔軟性を一層良好にすることができる。
本発明に係る衣類の膨出部の製造方法は、前記の何れかに記載の衣類の膨出部を、部分度目調整機能付き丸編機により筒体の周方向2箇所の位置に対称に編成し、この筒体から各膨出部を辺縁部領域の周囲で切り取って2つ分の膨出部として製造することを特徴としている。
本発明に係る男性用下半身衣類は、前記の何れかに記載の衣類の膨出部を、男性用下半身衣類のパンツ部の前身頃中央部に前記辺縁部領域の周囲で縫着してあることを特徴としている。
この構成によれば、膨出部の辺縁部領域によって男性の局部の横ずれをなくしつつ男性の局部を膨出部の凸部の頂点領域内にゆったりと収納させることができ、自由度を阻害せず、良好な着用感を備えた男性用下半身衣類を提供することができる。
この構成によれば、生地の裁断工程及び縫製工程の工数及びコストを削減することができ、しかも、膨出部の辺縁部領域によって男性の局部の横ずれをなくしつつ男性の局部を膨出部の凸部の頂点領域内にゆったりと収納させることができ、自由度を阻害せず、良好な着用感を備えた男性用下半身衣類を効率よく製造することができる。
本発明に係る衣類の膨出部1は、図1に示すように、凸部の頂点領域2と、その周囲の辺縁部領域3とを備えている。前記凸部の頂点領域2は、プレーン編などの前記辺縁部領域3よりも伸びやすい編組織で編成された編生地で構成されている。また、前記辺縁部領域3は、ニットミス編又はタック編などを含み前記凸部の頂点領域2よりも伸びにくい編組織で編成された編生地で構成されている。しかも、前記凸部の頂点領域2が前記辺縁部領域3よりも大きい度目で編成されていると共に、両領域2,3が一連に編成されている。
前記凸部の頂点領域2は、人体の凸部の形状に合わせて形成され、その生地としては、プレーン編(平編)などの伸びやすい編組織(前記辺縁部領域3に比べて)に加え、編機の部分度目調整機能を付与し、さらに度目を大きくする(例えば、部分度目:0.8mmとする)ことにより伸びをより大きく形成する。
図1は、男性用下半身衣類に適用するための膨出部1を例示しており、凸部の頂点領域2を図1の縦方向に長軸を持つ楕円形に形成し、上部に上腹部6を一連に形成している。上腹部6には、上中下3本の横縞部7a、7b、7cが等間隔で形成されている。この横縞部7a、7b、7cは、前記外側領域5よりも伸縮性を大きくしたニットミス編又はタック編などの編組織で編成されている。なお、上腹部6の中央部には、前記辺縁部領域3と同じ編組織の縦縞部8a、8b、8cが図1の縦方向に3本を等間隔に形成されており、これらの縦縞部8a、8b、8cと横縞部7a、7b、7cとの間に前記度目差の緩衝領域4と同じ編組織の小膨出部9a、9b、9c、9dが浮島状に形成されている。上腹部6の構成は、上記に制約されるものではなく、この膨出部1が適用される男性用下半身衣類の左右の編組織形態と同じ仕様とされるのが好ましいものである。
糸仕様:膨出部1にフィットする伸縮性を有する糸
例)表糸:30デニール ウーリーナイロン
裏糸:DCY(ダブルカバードヤーン)
辺縁部領域:上記プレーティングベース+SCY(シングルカバリングヤ ーン)×60デニール ウーリーナイロン
前記衣類の膨出部1は、部分度目調整機能付き丸編機(図示省略)により編成するもので、その際、前記丸編機で筒状に編成される筒体の周方向2箇所の位置に前記膨出部1を対称に編成し、この筒体から各膨出部1を辺縁部領域3の周囲で裁断線10(図1参照)に沿って切り取って2つ分の膨出部1として製造するのが好ましい。
前記切り取られた衣類の膨出部1は、図3に示すように、男性用下半身衣類11のパンツ部12の前身頃中央部に前記辺縁部領域3の周囲で一体に縫着される。この場合、図3の男性用下半身衣類11は、パンツ部12と脚筒部13とを備えたタイプであるため、左右の脚筒部13を、図4に示すように、別々の筒体として編成し、その際、左右の脚筒部13にはパンツ部12の左右半分ずつを一連の筒体として編成し、その後、左右のパンツ部12を左右方向に対向する側面で股下部14からウエスト部15まで切り開き部16を形成し、この切り開き部分16を後身頃側では左右のものを互いに縫合し、前身頃側では前記膨出部1を間に縫合してパンツ部12を形成することにより男性用下半身衣類11を製造するのが好ましい。この場合、膨出部1の上部の上腹部6の構成は、左右のパンツ部12の編組織の形態と同じ仕様とし、外観、機能に違和感のないようにしている。
本発明に係る衣類の膨出部1は、凸部の頂点領域2と、その周囲の辺縁部領域3とを備えており、前記凸部の頂点領域2は、プレーン編などの前記辺縁部領域3よりも伸びやすい編組織で編成された編生地で構成されており、また、前記辺縁部領域3は、ニットミス編又はタック編などを含み前記凸部の頂点領域2よりも伸びにくい編組織で編成された編生地で構成されており、しかも、前記凸部の頂点領域2が前記辺縁部領域3よりも大きい度目で編成されていると共に、両領域2,3が一連に編成されているため、両領域2,3の編組織の密度差と異なる編組織との組み合わせによって男性局部にマッチした自然な凸部である衣類の膨出部1を形成していることになり、凸部の頂点領域2を横切るような縫合線をなくすことができ、ゴワツキをなくすと共に編生地の伸縮性及び柔軟性を十分に活用することができて、良好な着用感を得ることができる。
そして、前記凸部の頂点領域2は、伸縮性の糸で編成されているため、生地の伸縮性及び柔軟性を一層良好にすることができる。
また、本発明に係る衣類の膨出部1の製造方法は、前記の何れかに記載の衣類の膨出部1を、部分度目調整機能付き丸編機により筒体の周方向2箇所の位置に対称に編成し、この筒体から各膨出部1を辺縁部領域3の周囲で切り取って2つ分の膨出部1として製造することにより、編組織の密度差及び異なる編組織との組み合わせによって衣類の膨出部1を形成することができ、生地の裁断工程及び縫製工程の工数及びコストを削減することができ、良好な着用感を備えた衣類の膨出部1を容易に製造することができる。
さらに、本発明に係る男性用下半身衣類11の製造方法は、前記の何れかに記載の衣類の膨出部1を、部分度目調整機能付き丸編機により筒体の周方向2箇所の位置に対称に編成し、この筒体から各膨出部1を辺縁部領域3の周囲で切り取って2つ分の膨出部1とし、この膨出部1を男性用下半身衣類11のパンツ部12の前身頃中央部に該膨出部1の辺縁部領域3の周囲で縫着して2つ分の男性用下半身衣類11を製造するようにしているため、生地の裁断工程及び縫製工程の工数及びコストを削減することができ、しかも、膨出部1の辺縁部領域3によって男性の局部の横ずれをなくしつつ男性の局部を膨出部1の凸部の頂点領域2内にゆったりと収納させることができ、自由度を阻害せず、良好な着用感を備えた男性用下半身衣類を効率よく製造することができる。
2 凸部の頂点領域
3 辺縁部領域
4 度目の緩衝領域
5 外側領域
6 上腹部
7a〜7c 横縞部
8a〜8c 縦縞部
9a〜9d 小膨出部
10 裁断線
11 男性用下半身衣類
12 パンツ部
13 脚筒部
14 股下部
15 ウエスト部
16 切り開き部
Claims (1)
- 凸部の頂点領域と、その周囲の辺縁部領域とを備えており、前記凸部の頂点領域は、プレーン編などの前記辺縁部領域よりも伸びやすい編組織で編成された編生地で構成されており、また、前記辺縁部領域は、ニットミス編又はタック編などを含み前記凸部の頂点領域よりも伸びにくい編組織で編成された編生地で構成されており、しかも、前記凸部の頂点領域が前記辺縁部領域よりも大きい度目で編成されていると共に、両領域が一連に編成されており、
前記凸部の頂点領域と辺縁部領域との間に、プレーン編などの辺縁部領域よりも伸びやすい編組織で編成された編生地からなる度目差の緩衝領域が形成されており、
前記凸部の頂点領域は伸縮性の糸で編成されていることを特徴とする衣類の膨出部を、
部分度目調整機能付き丸編機により筒体の周方向2箇所の位置に対称に編成し、この筒体から各膨出部を辺縁部領域の周囲で切り取って2つ分の膨出部とし、この膨出部の1つを前身頃中央部に該膨出部の辺縁部領域の周囲で縫着した男性用下半身衣類であって、
前記男性用下半身衣類は、パンツ部と脚筒部とを備えたタイプである場合、左右の脚筒部が別々の筒体として編成され、その際、左右の脚筒部にはパンツ部の左右半分ずつが一連の筒体として編成され、その後、左右のパンツ部が左右方向に対向する側面で股下部からウエスト部まで切り開かれ、この切り開かれた部分を後身頃側では左右のものを互いに縫合し、前身頃側には前記膨出部を間に縫合してパンツ部を形成したことを特徴とする男性用下半身衣類。
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