JP5310195B2 - 基板保持具、電子部品検査装置及び電子部品検査方法 - Google Patents

基板保持具、電子部品検査装置及び電子部品検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の電子部品が実装された基板に対しプローブによって電子部品毎に検査を行うための基板保持具、電子部品検査装置及び電子部品検査方法に関する。
従来、複数の電子部品が実装された基板を電子部品毎に個片化することで複数の電子部品モジュールを製造するに際しては、個片化前の基板の状態において、プローブを個々の電子部品に順次接触させて行き、電子部品毎に電気的特性の検査を行うのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−214392号公報
ところで、上述したような検査においては、複数の電子部品を同時に検査することができれば、検査時間を短縮化することが可能となるが、基板に反りやうねりが生じているような場合には、複数の電子部品に対し複数のプローブを同時に接触させることが困難である。
そこで、本発明は、基板に反りやうねりが生じているような場合にも、複数の電子部品を同時に検査することを可能とする基板保持具、電子部品検査装置及び電子部品検査方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る基板保持具は、複数の電子部品が実装された基板に対しプローブによって電子部品毎に検査を行うための基板保持具であって、基板の表面側において電子部品に臨む複数の第1の収容部を有し、基板の表面に当接させられる第1のトレイと、基板の裏面側において電子部品に臨む複数の第2の収容部を有し、基板の裏面に当接させられる第2のトレイと、を備え、第1のトレイは、基板の表面とは反対側に、基板の表面側から基板を与圧する第1の与圧機構が有する第1の平坦面が少なくとも一つの第1の収容部を含むように当接されるためのものであり、第2のトレイは、基板の裏面とは反対側に、基板の裏面側から基板を与圧する第2の与圧機構が有する第2の平坦面が、第1の平坦面と対向するように且つ少なくとも一つの第1の収容部を含むように当接されるためのものであり、第1の収容部及び第2の収容部の少なくとも一方は、電子部品に対しプローブが進退させられる貫通孔として形成されている、ことを特徴とする。
この基板保持具によれば、基板の表面側において第1の収容部を電子部品に臨ませた状態で、第1のトレイを基板の表面に当接させると共に、基板の裏面側において第2の収容部を電子部品に臨ませた状態で、第2のトレイを基板の裏面に当接させた後、貫通孔として形成された第1の収容部及び第2の収容部の少なくとも一方を介してプローブを進退させることで、貫通孔に臨む電子部品を検査することができる。そして、このとき、電子部品が損傷するのを防止しつつ、基板に生じている反りやうねりが抑制されるように、第1のトレイ及び第2のトレイを介して基板を与圧することができる。従って、この基板保持具は、基板に反りやうねりが生じているような場合にも、その反りやうねりを抑制して、複数の電子部品を同時に検査することを可能とする。
また、本発明に係る電子部品検査装置は、複数の電子部品が実装された基板に対しプローブによって電子部品毎に検査を行うための電子部品検査装置であって、基板の表面側において電子部品に臨む複数の第1の収容部を有し、基板の表面に当接させられる第1のトレイと、基板の裏面側において電子部品に臨む複数の第2の収容部を有し、基板の裏面に当接させられる第2のトレイと、少なくとも一つの第1の収容部を含むように第1のトレイの基板の表面とは反対側に当接させられる第1の平坦面を有し、基板の表面側から基板を与圧する第1の与圧機構と、第1の平坦面と対面するように且つ少なくとも一つの第2の収容部を含むように第2のトレイの基板の裏面とは反対側に当接させられる第2の平坦面を有し、基板の裏面側から基板を与圧する第2の与圧機構と、を備え、第1の収容部及び第2の収容部の少なくとも一方は、電子部品に対しプローブが進退させられる貫通孔として形成されており、複数の電子部品に対応する複数のプローブを有する、ことを特徴とする。
この電子部品検査装置によれば、基板の表面側において第1の収容部を電子部品に臨ませた状態で、第1のトレイを基板の表面に当接させると共に、基板の裏面側において第2の収容部を電子部品に臨ませた状態で、第2のトレイを基板の裏面に当接させた後、第1の平坦面と第2の平坦面とが対面するように、基板の表面と反対側から第1の平坦面を第1のトレイに当接させると共に、基板の裏面と反対側から第2の平坦面を第2のトレイに当接させて、基板の表面側及び裏面側の両側から基板を与圧することができる。そして、電子部品が損傷するのを防止しつつ、基板に生じている反りやうねりが抑制されるように基板を与圧しながら、第1の平坦面と第2の平坦面とに挟まれた複数の電子部品に対し、貫通孔として形成された第1の収容部及び第2の収容部の少なくとも一方を介してプローブを進退させることで、貫通孔に臨む電子部品を検査することができる。従って、この電子部品検査装置は、基板に反りやうねりが生じているような場合にも、その反りやうねりを抑制して、複数の電子部品を同時に検査することを可能とする。
ここで、第1の与圧機構及び第2の与圧機構は、基板を部分的に与圧する、ことが好ましい。この構成によれば、基板を全体的に与圧する場合に比べ、基板に生じている反りやうねりが平坦にならされる際における基板の変形量の絶対値が小さくなるため、電子部品や基板に生じる負荷を軽減することができ、しかも、対応する電子部品とプローブとの位置ずれを抑制することができる。
また、本発明に係る電子部品検査装置は、第1のトレイが基板の表面に当接させられ、第2のトレイが基板の裏面に当接させられた状態で、第1のトレイの縁部と第2のトレイの縁部とを挟持するチャック機構を更に備える、ことが好ましい。このように、チャック機構が第1のトレイの縁部と第2のトレイの縁部とを挟持することで、第1の収容部及び第2の収容部の両方が貫通孔として形成されている場合に、基板の表面側及び裏面側の両側において、貫通孔を介してプローブを進退させ、貫通孔に臨む電子部品を検査することができる。
また、第1の収容部が貫通孔として形成されている場合には、プローブは、第1の平坦面と第2の平坦面とに挟まれる複数の電子部品に対応するように第1の与圧機構に設けられ、第2の収容部が貫通孔として形成されている場合には、プローブは、第1の平坦面と第2の平坦面とに挟まれる複数の電子部品に対応するように第2の与圧機構に設けられる、ことが好ましい。この構成によれば、与圧機構によって基板を与圧すると同時に、与圧された部分に位置する電子部品にプローブを接触させることができる。
このとき、複数の電子部品に対応するように設けられたプローブは、1枚のプローブ基板に取り付けられている、ことが好ましい。この構成によれば、複数のプローブを容易且つ確実に取り扱うことができる。
また、本発明に係る電子部品検査方法は、複数の電子部品が実装された基板に対しプローブによって電子部品毎に検査を行うための電子部品検査方法であって、複数の第1の収容部を有する第1のトレイ、及び複数の第2の収容部を有する第2のトレイを準備し、基板の表面側において第1の収容部を電子部品に臨ませた状態で、第1のトレイを基板の表面に当接させると共に、基板の裏面側において第2の収容部を電子部品に臨ませた状態で、第2のトレイを基板の裏面に当接させる工程と、第1の平坦面を有する第1の与圧機構、及び第2の平坦面を有する第2の与圧機構を準備し、第1の平坦面と第2の平坦面とが対面するように且つ第1の平坦面が少なくとも一つの第1の収容部を含むように且つ第2の平坦面が少なくとも一つの第2の収容部を含むように、第1の平坦面を第1のトレイの基板の表面とは反対側に当接させると共に、第2の平坦面を第2のトレイの基板の裏面とは反対側に当接させて、基板の表面側及び裏面側の両側から基板を与圧する工程と、第1のトレイ及び第2のトレイの少なくとも一方に形成される複数の貫通孔に対応した複数の電子部品に対し、貫通孔を通してプローブを進退させ、測定する工程と、を備えることを特徴とする。
この電子部品検査方法によれば、上述した電子部品検査装置と同様に、電子部品が損傷するのを防止しつつ、基板に生じている反りやうねりが抑制されるように基板を与圧しながら、電子部品を検査することができる。従って、この電子部品検査方法は、基板に反りやうねりが生じているような場合にも、その反りやうねりを抑制して、複数の電子部品を同時に検査することを可能とする。
本発明によれば、基板に反りやうねりが生じているような場合にも、複数の電子部品を同時に検査することが可能となる。
本発明に係る基板保持具及び電子部品検査装置の一実施形態の構成図である。 図1の電子部品実装基板の断面図である。 図2の電子部品実装基板から製造される電子部品モジュールの断面図である。 図1の基板保持具周辺の断面図である。 図4の基板保持具の平面図である。 図4のプローブ基板の正面図である。 図4の基板保持具の他の例の下面図である。 本発明に係る基板保持具の他の実施形態の平面図である。 図8のIX−IX線に沿っての断面図である。 図8のX−X線に沿っての断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明に係る基板保持具及び電子部品検査装置の一実施形態の構成図である。図1に示されるように、電子部品検査装置1は、複数の電子部品21が実装された長方形板状の基板20に対しプローブ2によって電子部品21毎に電気的特性の検査を行うための装置である。電子部品検査装置1においては、基板20を保持するための基板保持具10が用いられている。基板保持具10は、基板20の表面20aに当接させられるトレイ(第1のトレイ)3と、基板20の裏面20bに当接させられるトレイ(第2のトレイ)4と、を備えている。なお、トレイ3,4は、絶縁性樹脂により長方形板状に形成されている。
電子部品検査装置1は、基板保持具10の他に、トレイ3を介して基板20の表面20a側から基板20を与圧(加圧、押圧)する与圧機構(第1の与圧機構)5と、トレイ4を介して基板20の裏面20b側から基板20を与圧(加圧、押圧)する与圧機構(第2の与圧機構)6と、を備えている。与圧機構5は、基板20の表面20aと反対側からトレイ3に当接させられる平坦面(第1の平坦面)5aを有し、与圧機構6は、平坦面5aと対面するように基板20の裏面20bと反対側からトレイ4に当接させられる平坦面(第2の平坦面)6aを有している。
更に、電子部品検査装置1は、トレイ3,4の縁部を挟持するチャック機構7を備えている。チャック機構7は、トレイ3が基板20の表面20aに当接させられ、トレイ4が基板20の裏面20bに当接させられた状態で、トレイ3の縁部とトレイ4の縁部とを挟持する。ここでは、チャック機構7は、トレイ3,4の長手方向における両端部の2箇所で、トレイ3の縁部とトレイ4の縁部とを挟持する。
電子部品検査装置1には、装置全体を制御するためのコントローラ8が設けられている。コントローラ8は、X−Y可動機構9を制御することで、与圧機構5をX軸方向及びY軸方向(基板20の表面20a及び裏面20bに平行で且つ互いに直交する方向)に移動させ、Z可動機構11を制御することで、与圧機構5をZ軸方向(基板20の表面20a及び裏面20bと直交する方向)に移動させる。また、コントローラ8は、X−Y可動機構12を制御することで、与圧機構6をX軸方向及びY軸方向に移動させ、Z可動機構13を制御することで、与圧機構6をZ軸方向に移動させる。更に、コントローラ8は、プローブ2と電気的に接続された測定器14に対し信号の送受信を行うことで、基板20に実装された電子部品21毎の電気的特性を取得する。
図2は、図1の電子部品実装基板の断面図である。図2に示されるように、基板20には、その表面20a及び裏面20bに対して2次元マトリックス状(ここでは、6行12列)に複数の電子部品21が実装されている。複数の電子部品21が実装された基板20は、電子部品21毎に電気的特性の検査が行われた後、ダイシングによって電子部品21毎に個片化されて複数の電子部品モジュールとなる。
図3は、図2の電子部品実装基板から製造される電子部品モジュールの断面図である。図3に示されるように、電子部品モジュール30は、IC31を内蔵する基板32と、基板32の裏面32b側に配置され、IC31と電気的に接続されるインダクタ部品33と、を備えている。電子部品モジュール30は、DC−DCコンバータ用モジュールであって、例えば携帯電話機等の電子機器のマザーボード上に実装されて小型の一体化電源モジュールとして使用される。そして、マザーボード上にコンデンサが別途実装されることにより、電子部品モジュール30はDC−DCコンバータとして動作する。なお、基板32が個片化前の基板20に相当し、IC31やインダクタ部品33等が電子部品21に相当する。
IC31は、長方形板状のチップ本体34を有し、チップ本体34の表面には、複数の端子35が設けられている。インダクタ部品33は、いわゆるチップインダクタであって、直方体状のチップ本体36を有し、チップ本体36の長手方向における両端部には、一対の端子37が設けられている。
基板32は、IC31が埋設された樹脂層38を有しており、樹脂層38の裏面側(図3において上側、すなわち、インダクタ部品33側)には樹脂層39が積層され、樹脂層38の表面側(図3において下側)には樹脂層41が積層されている。更に、樹脂層39の裏面側にはレジスト層42が積層され、樹脂層41の表面側にはレジスト層43が積層されている。このように、基板32は、長方形板状の多層積層体として構成されている。IC31は、端子35が設けられた面が表面側に向くように基板32内に配置されており、各端子35は、樹脂層38に形成された開口から表面側に露出している。
各層38〜43の間には、電極層44が形成されており、樹脂層38〜41には、基板32の表面32a及び裏面32bと直交する方向において対向する電極層44を電気的に接続するためのスルーホール45が形成されている。電極層44及びスルーホール45は、IC31の端子35、インダクタ部品33の端子37、及び基板32の表面32aにおいて外部接合用のハンダボール46が配置された外部端子を相互に電気的に接続するための配線(例えば、一般的なチョッパー型のDC−DCコンバータ回路)の一部を構成する。
インダクタ部品33の各端子37は、樹脂層39とレジスト層42との間に形成された電極層44のうち、レジスト層42に形成された開口から裏面側に露出する長方形状の露出部に、ハンダ層47及びハンダフィレット48によって電気的且つ機械的に接合されている。
図4は、図1の基板保持具周辺の断面図であり、図5は、図4の基板保持具の平面図である。図4,5に示されるように、トレイ3は、基板20の表面20a側において電子部品21に臨む(対向する、対応する)収容部(第1の収容部)3aを有している。収容部3aは、電子部品21と1対1で対応するように2次元マトリックス状(ここでは、6行12列)に形成されている。収容部3aは、トレイ3の表面から裏面に貫通する断面長方形状の貫通孔として形成れており、電子部品21のハンダボール46を収容する。この貫通孔として形成された収容部3aを介して、電子部品21に対しプローブ2が進退させられる。
トレイ4は、基板20の裏面20b側において電子部品21に臨む(対向する、対応する)収容部(第2の収容部)4aを有している。収容部4aは、電子部品21と1対1で対応するように2次元マトリックス状(ここでは、6行12列)に形成されている。収容部4aは、断面長方形状の凹部としてトレイ4の表面に形成れており、電子部品21のインダクタ部品33を収容する。なお、トレイ4の表面には、基板20が配置される位置決め用の凹部4bが形成されている。また、トレイ3とトレイ4とは、ガイドピンとガイド孔とによって互いに位置決めされる。
与圧機構5の平坦面5aと与圧機構6の平坦面6aとは、対面するように配置され、基板20の表面20a及び裏面20bと直交する方向から見た場合に、同時検査対象となる複数(ここでは、4行3列で12個)の電子部品21を含んでいる。なお、平坦面5a,6aの広さは、基板20の表面20a及び裏面20bと直交する方向から見た場合に、6行5列で30個の電子部品21に相当する広さとなっている。つまり、与圧機構5,6は、基板20を全体的に与圧するのではなく、基板20を部分的に与圧する。
図6は、図4のプローブ基板の正面図である。図4,6に示されるように、プローブ2は、同時検査対象となる複数(ここでは、4行3列で12個)の電子部品21と対応するように配置され、その状態で、1枚のプローブ基板15に取り付けられている。与圧機構5において平坦面5aと対向する面には、断面長方形状の凹部5bが形成されており、凹部5b内には、プローブ2が平坦面5aから突出するようにプローブ基板15が配置されている。プローブ基板15には、測定器14から延在するケーブル16が接続されるコネクタ17が設けられており、これにより、プローブ2と測定器14とが電気的に接続されることになる。
次に、上述した電子部品検査装置1において実施される電子部品検査方法について説明する。
まず、複数の電子部品21が実装された基板20を検査対象として用意する。続いて、基板20の表面20a側において収容部3aを電子部品21に臨ませた状態で、トレイ3を基板20の表面20aに当接させる。その一方で、基板20の裏面20b側において収容部4aを電子部品21に臨ませた状態で、トレイ4を基板20の裏面20bに当接させる。そして、その状態で、チャック機構7がトレイ3の縁部とトレイ4の縁部とを挟持するようにする。
続いて、トレイ3の基板20の表面20aと反対側に平坦面5aを当接させ、その一方で、平坦面5aと対面するようにトレイ4の基板20の裏面20bと反対側に平坦面6aを当接させる。そして、その状態で、与圧機構5,6が基板20の表面20a側及び裏面20b側の両側から基板20を与圧するようにする。
このとき、同時検査対象となる複数(ここでは、4行3列で12個)の電子部品21と対応するようにプローブ2が与圧機構5に設けられているので、プローブ2が、貫通孔として形成された収容部3aを介して、同時検査対象となる複数(ここでは、4行3列で12個)の電子部品21に同時に接触することになる。これにより、複数の電子部品21を同時に検査することを可能となる。
以上説明したように、基板保持具10及び電子部品検査装置1によれば、基板20の表面20a側において収容部3aを電子部品21に臨ませた状態で、トレイ3を基板20の表面20aに当接させると共に、基板20の裏面20b側において収容部4aを電子部品21に臨ませた状態で、トレイ4を基板20の裏面20bに当接させた後、平坦面5aと平坦面6aとが対面するように、基板20の表面20aと反対側から平坦面5aをトレイ3に当接させると共に、基板20の裏面20bと反対側から平坦面6aをトレイ4に当接させて、基板20の表面20a側及び裏面20b側の両側から基板20を与圧することができる。そして、電子部品21が損傷するのを防止しつつ、基板20に生じている反りやうねりが抑制されるように基板20を与圧しながら、平坦面5a,6aが含む複数の電子部品21(すなわち、平坦面5aと平坦面6aとに挟まれる複数の電子部品21)に対し、貫通孔として形成された収容部3aを介してプローブ2を進退させることで、貫通孔に臨む電子部品21を検査することができる。従って、基板保持具10及び電子部品検査装置1は、基板20に反りやうねりが生じているような場合にも、その反りやうねりを抑制して、複数の電子部品21を同時に検査することを可能とする。これは、真空チャックや粘着テープによる固定が困難である基板(すなわち、表面から電子部品が突出しているよう基板)について特に意義が大きい。
また、与圧機構5,6が基板20を部分的に与圧する。これにより、基板20を全体的に与圧する場合に比べ、基板20に生じている反りやうねりが平坦にならされる際における基板20の変形量の絶対値が小さくなるため、電子部品21や基板20に生じる負荷を軽減することができ、しかも、対応する電子部品21とプローブ2との位置ずれを抑制することができる。
また、電子部品検査装置1が、トレイ3の縁部とトレイ4の縁部とを挟持するチャック機構7を備えている。これにより、チャック機構7がトレイ3の縁部とトレイ4の縁部とを挟持することで、図5,7に示されるように、収容部3a,4aの両方が貫通孔として形成されている場合に、基板20の表面20a側及び裏面20b側の両側において、貫通孔を介してプローブ2を進退させ、貫通孔に臨む電子部品21を検査することができる。なお、基板20の裏面20b側において電子部品21に臨む収容部4aのみを、電子部品21に対しプローブ2が進退させられる貫通孔として形成してもよい。
また、プローブ2が、平坦面5a,6aが含む複数の電子部品21に対応するように与圧機構5に設けられている。これにより、与圧機構5によって基板20を与圧すると同時に、与圧された部分に位置する電子部品21にプローブ2を接触させることができる。このとき、複数のプローブ2が1枚のプローブ基板15に取り付けられているため、複数のプローブ2を容易且つ確実に取り扱うことができる。なお、収容部4aが貫通孔として形成されている場合には、平坦面5a,6aが含む複数の電子部品21に対応するようにプローブ2を与圧機構6に設ければよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、図8〜10に示されるように、トレイ3の収容部3a及びトレイ4の収容部4aは、1個の電子部品21を収容するものに限らず、複数の電子部品21を収容するものであってもよい。
1…電子部品検査装置、2…プローブ、3…トレイ(第1のトレイ)、3a…収容部(第1の収容部)、4…トレイ(第2のトレイ)、4a…収容部(第2の収容部)、5…与圧機構(第1の与圧機構)、5a…平坦面(第1の平坦面)、6…与圧機構(第2の与圧機構)、6a…平坦面(第2の平坦面)、7…チャック機構、10…基板保持具、15…プローブ基板、20…基板、20a…表面、20b…裏面、21…電子部品。

Claims (7)

  1. 複数の電子部品が実装された基板に対しプローブによって前記電子部品毎に検査を行うための基板保持具であって、
    前記基板の表面側において前記電子部品に臨む複数の第1の収容部を有し、前記基板の表面に当接させられる第1のトレイと、
    前記基板の裏面側において前記電子部品に臨む複数の第2の収容部を有し、前記基板の裏面に当接させられる第2のトレイと、を備え、
    前記第1のトレイは、前記基板の表面とは反対側に、前記基板の表面側から前記基板を与圧する第1の与圧機構が有する第1の平坦面が少なくとも一つの前記第1の収容部を含むように当接されるためのものであり、前記第2のトレイは、前記基板の裏面とは反対側に、前記基板の裏面側から前記基板を与圧する第2の与圧機構が有する第2の平坦面が、前記第1の平坦面と対向するように且つ少なくとも一つの前記第2の収容部を含むように当接されるためのものであり、
    前記第1の収容部及び前記第2の収容部の少なくとも一方は、前記電子部品に対し前記プローブが進退させられる貫通孔として形成されている、ことを特徴とする基板保持具。
  2. 複数の電子部品が実装された基板に対しプローブによって前記電子部品毎に検査を行うための電子部品検査装置であって、
    前記基板の表面側において前記電子部品に臨む複数の第1の収容部を有し、前記基板の表面に当接させられる第1のトレイと、
    前記基板の裏面側において前記電子部品に臨む複数の第2の収容部を有し、前記基板の裏面に当接させられる第2のトレイと、
    少なくとも一つの前記第1の収容部を含むように前記第1のトレイの前記基板の表面とは反対側に当接させられる第1の平坦面を有し、前記基板の表面側から前記基板を与圧する第1の与圧機構と、
    前記第1の平坦面と対面するように且つ少なくとも一つの前記第2の収容部を含むように前記第2のトレイの前記基板の裏面とは反対側に当接させられる第2の平坦面を有し、前記基板の裏面側から前記基板を与圧する第2の与圧機構と、を備え、
    前記第1の収容部及び前記第2の収容部の少なくとも一方は、前記電子部品に対し前記プローブが進退させられる貫通孔として形成されており、
    複数の前記電子部品に対応する複数のプローブを有する、ことを特徴とする電子部品検査装置。
  3. 前記第1の与圧機構及び前記第2の与圧機構は、前記基板を部分的に与圧する、ことを特徴とする請求項2記載の電子部品検査装置。
  4. 前記第1のトレイが前記基板の表面に当接させられ、前記第2のトレイが前記基板の裏面に当接させられた状態で、前記第1のトレイの縁部と前記第2のトレイの縁部とを挟持するチャック機構を更に備える、ことを特徴とする請求項2又は3記載の電子部品検査装置。
  5. 前記第1の収容部が前記貫通孔として形成されている場合には、前記プローブは、前記第1の平坦面と前記第2の平坦面とに挟まれる複数の前記電子部品に対応するように前記第1の与圧機構に設けられ、
    前記第2の収容部が前記貫通孔として形成されている場合には、前記プローブは、前記第1の平坦面と前記第2の平坦面とに挟まれる複数の前記電子部品に対応するように前記第2の与圧機構に設けられる、ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項記載の電子部品検査装置。
  6. 複数の前記電子部品に対応するように設けられた前記プローブは、1枚のプローブ基板に取り付けられている、ことを特徴とする請求項5記載の電子部品検査装置。
  7. 複数の電子部品が実装された基板に対しプローブによって前記電子部品毎に検査を行うための電子部品検査方法であって、
    複数の第1の収容部を有する第1のトレイ、及び複数の第2の収容部を有する第2のトレイを準備し、前記基板の表面側において前記第1の収容部を前記電子部品に臨ませた状態で、前記第1のトレイを前記基板の表面に当接させると共に、前記基板の裏面側において前記第2の収容部を前記電子部品に臨ませた状態で、前記第2のトレイを前記基板の裏面に当接させる工程と、
    第1の平坦面を有する第1の与圧機構、及び第2の平坦面を有する第2の与圧機構を準備し、前記第1の平坦面と前記第2の平坦面とが対面するように且つ前記第1の平坦面が少なくとも一つの前記第1の収容部を含むように且つ前記第2の平坦面が少なくとも一つの前記第2の収容部を含むように、前記第1の平坦面を前記第1のトレイの前記基板の表面とは反対側に当接させると共に、前記第2の平坦面を前記第2のトレイの前記基板の裏面とは反対側に当接させて、前記基板の表面側及び裏面側の両側から前記基板を与圧する工程と、
    前記第1のトレイ及び前記第2のトレイの少なくとも一方に形成される複数の貫通孔に対応した複数の前記電子部品に対し、前記貫通孔を通して前記プローブを進退させ、測定する工程と、を備えることを特徴とする電子部品検査方法。
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