JP5309921B2 - 電子血圧計 - Google Patents

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Description

本発明は、電子血圧計に関し、特に、手動加圧式の電子血圧計に関する。
従来より、ポンプ等を備えた自動加圧式の血圧計と、ゴム球等を備えた手動加圧式の血圧計が存在する。
自動加圧式の血圧計においては、加圧過程において最高血圧を推定し、推定された最高血圧+所定値となった時点で加圧を終了し、減圧に移行する技術が存在する(特許文献1)。
これに対し、手動加圧式の血圧計において、最適な加圧の終了圧の判断は、使用者の経験に委ねられる場合が多い。現行品では、被測定者の普段の最高血圧値+30〜40mmHgを目標に加圧するよう指示しているものがほとんどである。そのため、使用者が本当にどれくらいの圧力値まで加圧すべきかわからない。
そこで、手動加圧式の血圧計において、加圧不足を検知した場合に、直前の加圧値に予め定めた一定値を加えた値を新たな加圧目標値として、その新たな加圧目標値まで再加圧されたときに使用者に報知する血圧計が提案されている(特許文献2)。
特開平4−261639号公報 特公平2−7654号公報
特許文献2の発明においては、一度加圧が終了されてから加圧不足か否かを検出し、再昇圧の加圧目標を報知するものである。したがって、使用者にとっては、加圧を一旦停止しない限り、加圧目標値を知ることができない。
そのため、特許文献2の技術を用いたとしても、ユーザは、最初の加圧動作にて具体的にどれぐらい加圧すればいいのか判断することができず、不安が生じる恐れがある。場合によっては、この不安が血圧値に影響を与えることも考えられる。また、過剰に加圧してしまった際や、加圧不足で再加圧が必要となる際の使用者の負担は必ずしも少なくないと言える。
したがって、加圧中にどれくらい加圧すべきかを使用者が知ることができる技術は、測定精度とユーザビリティの観点から、意味を成すものである。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、一続きの加圧操作にて、どれくらい加圧すればよいかを使用者に報知することのできる手動加圧式の電子血圧計を提供することである。
この発明のある局面に従う電子血圧計は、手動加圧式の電子血圧計であって、所定の身体部位に巻き付けるためのカフと、ユーザによる手動操作によってカフ内の圧力を加圧するための手動加圧手段と、カフ内の圧力を表わすカフ圧信号を検知するための圧力センサと、加圧中に得られるカフ圧信号より、手動操作による手動変動波と圧脈波との合成波を、特定成分として検出するための特定成分検出手段と、特定成分検出手段による検出結果に基づいて、加圧目標値を導出するための導出処理手段と、加圧目標値まで加圧を促すための報知を行なう報知手段とを備える。
好ましくは、導出処理手段は、特定成分の前後の波形より、特定成分の部分について、手動変動波の補間曲線を算出するための第1の算出手段と、特定成分から補間曲線を減算することにより、脈波成分を算出するための第2の算出手段と、脈波成分の振幅に基づいて、最高血圧値を推定するための推定手段と、推定された最高血圧値に所定値を加算した値を、加圧目標値として決定するための決定手段とを含む。
好ましくは、加圧中に得られるカフ圧信号より、現在の圧力値を検出するための圧力値検出手段をさらに備え、報知手段は、現在の圧力値と加圧目標値とを関連付けて表示する。
好ましくは、報知手段は、現在の圧力値が加圧目標値に達した場合に、加圧終了を報知する。
好ましくは、導出処理手段は、特定成分が検出される度に、特定成分が検出された時点の圧力値に所定値を加算した値を、加圧目標値として決定するための決定手段を含む。
好ましくは、特定成分検出手段は、加圧中に得られるカフ圧信号において、振幅値が所定の閾値未満の圧力変動成分を、特定成分として検出する。
好ましくは、手動変動波の振幅を表わす手動振幅が、閾値以上か否かを判断するための判断手段と、判断手段により手動振幅が閾値未満と判断された場合には、手動振幅が閾値以上となるようユーザをガイドするためのガイド手段とをさらに備える。
本発明によると、手動加圧式の血圧計においても、加圧目標値まで加圧するよう報知することができる。したがって、ユーザは、加圧目標値に達するまで安心して加圧操作を続けることができる。また、過剰な圧迫を防止することもできる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(外観について)
はじめに図1を参照して、本実施の形態における電子血圧計(以下「血圧計」と略す)の外観について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における血圧計1の外観を示す図である。
図1を参照して、血圧計1は、本体部10と、被測定者の所定の身体部位たとえば上腕に巻付けるためのカフ20と、本体部10とカフ20とを接続するためのエアチューブ24Aとを備える。また、血圧計1は、手動式の加圧機構を備えており、たとえば、ゴム球30および、ゴム球30と本体部10とを接続するためのエアチューブ24Bとを備える。ゴム球30は、ユーザにより圧縮操作されることで、エアチューブ24(24A,24B)を介して、カフ20に空気を送り込む。
本体部10の表面10Aには、測定結果などを表示するための表示部40と、ユーザ(代表的に被測定者)からの指示の入力を受付けるための操作部41とが配置される。操作部41は、たとえば、電源のON/OFFを切替えるための電源スイッチ41A、測定開始の指示を入力するための測定スイッチ41B、および、過去の測定結果を読出して表示する指示を入力するためのメモリスイッチ41Cとを含む。
表示部40は、たとえば液晶等のディスプレイにより構成される。
本体部10の左側面10Bには、上述のエアチューブ24A,24Bが接続されている。
なお、血圧計1の本体部10の形状はこのような例に限定されない。また、手動式の加圧機構としてゴム球30を備えることとしたが、これに限定されない。また、カフ20を加圧するための流体は空気に限定されない。
(ハードウェア構成について)
図2は、本発明の実施の形態における血圧計1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2を参照して、血圧計1のカフ20は、空気が内包される空気袋21を含む。ゴム球30は、空気袋21にエアチューブ24(24A,24Bを含む)を介して空気を供給または排出する。ゴム球30の所定の位置には、一定の速度で空気を排出するための極小な排気口31が設けられている。また、ゴム球30は、操作部41に含まれる専用スイッチ(図示せず)が押下されることで空気を急速に排気することができる。ユーザは、ゴム球30の圧縮操作をすることで、空気袋21に空気を供給することができる。
本体部10は、各部を集中的に制御および監視するためのCPU(Central Processing Unit)100と、圧力センサ32と、発振回路35と、不揮発性のメモリ部39と、表示部40と、操作部41と、電源部42と、計時動作を行なうための計時部43と、警告音やビープ音を出力するためのブザー44と、光を出力するためのLED(Light Emitting Diode)45を内蔵する。
圧力センサ32は、空気袋21内の圧力(以下、「カフ圧」という)を表わすカフ圧信号を検知するためのデバイスである。圧力センサ32は、検知した圧力により容量値が変化する。発振回路35は、圧力センサ32の容量値に応じた発振周波数の信号をCPU100に出力する。CPU100は、発振回路35から得られる信号を圧力に変換し圧力(カフ圧)を検知する。
メモリ部39は、CPU100に所定の動作をさせるプログラムや測定結果情報などの各種情報を記憶する。
電源部42は、操作部41からの電源ONの指示によりCPU100に電力を供給する。
(手動加圧式の血圧計の特徴について)
ここで、本実施の形態における血圧計1の機能構成の説明に先立ち、手動加圧式の血圧計の特徴について、自動加圧式の血圧計と比較して説明する。
図3は、加圧方式の違いによる圧力波形(カフ圧信号の形状)の違いを示す図であり、図3(A)には、手動加圧式の圧力波形が示され、図3(B)には、自動加圧式の圧力波形が示される。
図3(A)を参照して、手動加圧式の血圧計では、ユーザ(代表的に、被測定者)がゴム球を複数回手動操作(圧縮操作)することによってカフは加圧される。そのため、加圧時の圧力波形には、手動操作に伴なう大きな圧力変動が現れる。このような、手動操作に伴ない生じる圧力変動を示す波、すなわち手動操作による圧力変動波を「手動変動波」という。
これに対し、図3(B)を参照して、自動加圧式の場合は、手動操作による圧力変動は存在しない。したがって、自動加圧式の場合には、加圧時の圧力波形から容易に圧脈波の成分(以下「脈波成分」という)をとらえることができる。なお、「圧脈波」とは、心臓の拍動に伴う血管内容積の変動を表わす圧力変動波である。
加圧時の圧力波形の詳細について、図4を参照してさらに説明する。図4は、加圧方式の違いによる加圧時の圧力波形の違いを示す図であり、図4(A)には、図3(A)の期間TAにおける圧力波形が拡大表示され、図4(B)には、図3(B)の期間TBにおける圧力波形が拡大表示される。
図4(B)を参照して、自動加圧式の場合、ポンプ等を利用することでほぼ一定の速度で加圧できるため、カフ圧信号に重畳した脈波成分を容易に抽出することができる。つまり、圧力波形に現れる圧力変動成分は全て圧脈波として捉えることができる。なお、本実施の形態において「圧力変動成分」とは、圧力波形の極小値と次の極大値との差を「振幅」と定義した場合の、極小値から次の極小値までの波形を表わすものとする。
これに対し、図4(A)を参照して、手動加圧式の場合、圧力波形に現れる圧力変動成分は主に、手動変動波で構成されている。しかし、圧縮開放時(カフ圧降下時)の速度は圧縮時(カフ圧上昇時)の速度よりも遅い(一定である)。そのため、圧縮開放時のカフ圧信号には、脈波成分が重畳され得る。したがって、手動加圧式の場合の圧力波形に現れる複数の圧力変動成分(波形)には、手動変動波のみで構成されるもの(以下「手動加圧成分」という)と、手動変動波と圧脈波との合成波(以下「特定成分」という)とが含まれる。
本実施の形態における血圧計1は、加圧中の圧力波形(カフ圧信号)から上記特定成分を検出することにより、加圧目標値を導出する。以下に、本実施の形態における血圧計1の具体的な機能構成例について説明する。
(機能構成について)
図5は、本発明の実施の形態における血圧計1の機能構成を示す機能ブロック図である。
図5を参照して、血圧計1のCPU100は、その機能として、判断部102と、特定成分検出部104と、導出処理部106と、圧力値検出部108と、血圧算出部110と、表示制御部112とを含む。なお、図5には、説明を簡単にするために、CPU100の有する各部との間で直接的に信号を授受する周辺のハードウェアのみ示されている。
特定成分検出部104は、発振回路35と接続され、加圧中の圧力波形(カフ圧信号)より、特定成分すなわち、手動変動波と圧脈波との合成波を検出する。
図6は、特定成分の検出方法を示す図である。
図6を参照して、上述のように、極小値61と極大値62との差を振幅と表わした場合、複数の圧力変動成分のうち、振幅が所定の一定水準未満のものを特定成分、振幅が一定水準以上のものを手動加圧成分として認識することができる。
したがって、特定成分検出部104は、振幅が所定の閾値Va(一定水準)未満の圧力変動成分を特定成分として検出する。図6の例では、曲線63は、手動加圧成分を表わしており、曲線64は、特定成分を表わしている。
このように、圧力波形を、閾値Va以上か否かで特定成分と手動加圧成分とに分離(分類)可能にするためには、手動変動波の振幅(以下「手動振幅」という)が閾値Va以上である必要がある。そのため、閾値Va以上の振幅が検出できない場合は、適切な加圧を促す報知(ガイド処理)を行なうことが好ましい。このようなガイド処理は、判断部102および表示制御部112により実行される。
ここで、手動振幅が閾値Va以上となるよう(すなわち、手動操作の1ストロークを大きくするよう)ユーザをガイドする必要性について、より詳細に詳述する。
図7は、ストロークが大きい場合(急速加圧の場合)の特定成分の検出および脈波成分の抽出例を示す図である。図8は、ごく普通のストロークの場合(一般的な速度の場合)の特定成分の検出および脈波成分の抽出例を示す図である。図9は、ストロークが小さい場合(低速加圧の場合)の特定成分の検出および脈波成分の抽出例を示す図である。図10は、ストロークの大きさが不規則な場合の特定成分の検出および脈波成分の抽出例を示す図である。
図7を参照して、ストロークが大きい場合の例として、図7(A)には、ゴム球圧縮1.7pitch/s、平均加圧速度43mmHg/sの場合のカフ圧信号が時間軸に沿って示されている。圧縮操作のストロークが大きいと手動振幅の値は大きいため、手動振幅と実際の脈波振幅(圧脈波の振幅)との差は非常に大きい。したがって、このような場合、振幅の小さい特定成分を高精度に検出することができる。図7(B)には、検出された特定成分より抽出される脈波成分の波形(縦軸:振幅)が、図7(A)のグラフと同一の時間軸に沿って示されている。以下のグラフにおいても同様である。なお、特定成分から脈波成分を抽出(算出)する具体的な方法については後述する。
図8を参照して、ストロークがごく普通の場合の例として、図8(A)には、ゴム球圧縮2.0pitch/s、平均加圧速度15mmHg/sの場合のカフ圧信号が時間軸に沿って示されている。圧縮操作のストロークが普通の場合でも、手動振幅と実際の脈波振幅との差は比較的大きい。したがって、このような場合でも、振幅の小さい特定成分を精度良く検出することができる。
図9を参照して、ストロークが小さい場合の例として、図9(A)には、ゴム球圧縮1.3pitch/s、平均加圧速度7.8mmHg/sの場合のカフ圧信号が時間軸に沿って示されている。圧縮操作のストロークが小さいと手動振幅の値は上記例と比べて小さいため、手動振幅と実際の脈波振幅との差も小さい。したがって、このような場合、手動加圧成分を特定成分として誤認識してしまう可能性がある。
図10を参照して、ストロークの大きさが不規則の場合も同様で、ストロークが極端に小さい箇所では、手動加圧成分と特定成分とを識別することが不可能である。このような場合に、閾値Va未満の圧力変動成分を検出し、(詳しくは後述するが)その部分について補間曲線を算出したと仮定する。そうすると、算出された曲線は、本当に脈波成分を表わしているのかどうか分からない。
なお、上述の図7〜10の(C)のグラフには、カフ圧を横軸にとり、抽出された脈波成分の振幅値が示されている。
以上より、特定成分を誤認識することなく良好に検出するためには、手動振幅が少なくとも閾値Va以上である必要がある。なお、閾値Vaは、臨床実験等により得られた脈波振幅の最大値よりも大きい値であればよい。たとえば、実験で得られた脈波振幅の最大値が1.5mmHgであり、手動振幅の最小値が6.0mmHgであったとする。また、脈波振幅の平均値と標準偏差がそれぞれ0.34mmHgおよび0.3mmHgであり、手動振幅の平均値と標準偏差がそれぞれ16.16mmHgおよび7.12mmHgであったとする。そうすると、閾値Vaは、1.5〜6.0mmHgのうちのたとえば2.0mmHgとして予め定められてよい。閾値Vaをこのような値としたのは、脈波振幅の標準偏差が小さいためである。
なお、手動加圧成分を特定成分と誤認識してしまうことをより確実に避けるためには、適切な圧縮ストロークを促す閾値を、特定成分の検出に用いる閾値Vaよりも大きくすることが好ましい。つまり、適切な圧縮ストロークを促す閾値を“Vb”と表わすと、閾値Vbは、閾値Vaより大きい値であることが好ましい。したがって、閾値Vbは、上記例の場合、1.5〜6.0mmHgのうちのたとえば4.0mmHgとして予め定められてよい。ただし、限定的ではなく、閾値Vaと閾値Vbとは同じ値であってもよい。
また、閾値Vbは、実験により得られた手動振幅の最小値(上記例では6.0mmHg)以上の値とすることも可能である。しかしながら、あまり大きい値を設定すると、握力が弱いユーザは、常にストロークを大きくするよう報知されてしまうので、できるだけ小さい値を設定することが好ましいといえる。
ところで、被測定者の腕の太さが異なれば、ゴム球30を同じように圧縮操作した場合でも加圧速度が異なる。図11には、腕周の違いによる圧力波形の違いが示される。図11(A)には、通常の太さの腕(腕周26.5cm)の被測定者の圧力波形が示され、図11(B)には、太腕(腕周42cm)の被測定者の圧力波形が示されている。図11に示されるように、被測定者の腕の太さが異なれば加圧速度は変わるが、閾値Vbを適切な値に設定しておけば、腕の太さによらず、精度良く特定成分を検出することが可能である。
再び図5を参照して、判断部102は、発振回路35と接続され、手動振幅が、閾値Vb以上か否かを判断する。
手動振幅が閾値Vb未満であれば、その旨の情報を表示制御部112に出力する。表示制御部112は、判断部102からの情報に基づいて、手動振幅が閾値Vb以上となるよう(圧縮操作のストロークを大きくするよう)ユーザをガイドするための表示を行なう。
導出処理部106は、特定成分検出部104による検出結果に基づいて、加圧目標値を導出する。本実施の形態では、導出処理部106は、特定成分から脈波成分を抽出することにより、最高血圧値を推定する。そして、最高血圧に所定値(たとえば40mmHg)加算した値を加圧目標値として決定する。導出処理部106が実行する具体的な処理については後述する。
圧力値検出部108は、発振回路35と接続され、加圧中に得られるカフ圧信号より、現在の圧力値を検出する。従来からも、手動加圧中に現在の圧力値の検出および表示は行われているため、現在の圧力値の検出方法は特に限定されない。具体的には、たとえば、各圧力変動成分の平均圧力値(極小値と極大値との平均)を現在の圧力値として検出してよい。
血圧算出部110は、発振回路35と接続され、一定の速度での減圧中に得られるカフ圧信号より、血圧(たとえば最高血圧、最低血圧)を算出する。血圧算出部110による処理はたとえばオシロメトリック法により実現されてよい。
表示制御部112は、各部からの信号に応じて、各種の情報を表示部40に表示する。
なお、各機能ブロックの動作は、メモリ部39中に格納されたソフトウェアを実行することで実現されてもよいし、少なくとも1つについては、ハードウェアで実現されてもよい。
<動作について>
図12は、本発明の実施の形態における血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。図12のフローチャートに示す処理は、予めプログラムとしてメモリ部39に格納されており、CPU100がこのプログラムを読み出して実行することにより、血圧測定処理の機能が実現される。
以下に示す血圧測定処理は、たとえば、電源スイッチ41Aおよび測定スイッチ41Bが押下され、ユーザがゴム球30を圧縮操作を開始すると開始される。なお、電源スイッチ41Aが押下されると、CPU100は、作業用メモリを初期化し、圧力センサ32の0mmHg調整を行なっているものとする。
また、以下に示す血圧測定処理と並行して、圧力値検出部108による処理が行なわれているものとする。これにより、血圧測定処理の間、圧力値検出部108により検出された現在の圧力値は、表示制御部112によって、表示部40の所定の表示領域に表示されているものとする。
図12を参照して、ユーザによる加圧操作が開始されると、判断部102は、圧力波形の手動加圧成分の振幅すなわち手動振幅が、閾値Vb以上か否かを判断する(ステップS2)。なお、血圧測定処理を開始直後は、まだ、カフ20により測定部位は圧迫されていないため、脈波成分はカフ圧信号に重畳しない。そのため、開始直後に検出される圧力変動成分は、手動加圧成分と判断することができる。
手動振幅が閾値Vb以上であれば(ステップS2においてYES)、ステップS6に進む。
手動振幅が閾値Vb未満であれば(ステップS2においてNO)、表示制御部112は、加圧のストロークを大きくするよう報知する(ステップS4)。これにより、ユーザは、加圧のストロークを大きく(加圧速度を早く)するよう誘導される。なお、手動操作が何回か行なわれると、圧力変動成分が特定成分(手動変動波と圧脈波との合成波)の場合がある。そのため、閾値Vb未満が複数回(たとえば2回)連続して検出された場合にのみ、ステップS4の処理を行なうことが好ましい。
ステップS4の処理が終わると、ステップS6に進む。
ステップS6において、特定成分検出部104は、振幅が閾値Va未満の圧力変動成分を特定成分として検出する。なお、この処理は、ステップS2において圧力変動成分の振幅が閾値Vb以上であることが少なくとも1回検出された場合にのみ行なわれることが好ましい。加圧のストロークが小さいまま当該処理を行なうと、手動加圧成分を特定成分と誤認識されるからである。
特定成分が検出されると、導出処理部106は、前後の波形から、特定成分の部分について、脈波成分がない場合の波形を補間する(ステップS8)。つまり、特定成分の部分について、手動変動波の補間曲線を算出する。ステップS8の処理について、図13を参照して詳細に説明する。
図13は、手動加圧中における脈波成分の抽出方法を示す図である。
図13を参照して、加圧中の圧力波形は、手動加圧成分81と、特定成分82とにより構成されている。特定成分82は、極小点P2から次の極小点P3までの波(圧力変動成分)を示している。特定成分82の直前の圧力変動成分83は、極小点P0から次の極小点P2までの波を示している。特定成分82の直後の圧力変動成分84は、極小点P3から次の極小点P5までの波を示している。
特定成分が検出されると、その前後の波形すなわち圧力変動成分(手動加圧成分)83,84より、特定成分の部分について、手動変動波を補間処理により推定する。
より具体的には、たとえば、圧力変動成分83の極大点P1と特定成分82の極小点(立上がり点)P2とを通る直線と、圧力変動成分84の極小点(立上がり点)P3と極大点P4とを通る直線とが交わる点P6を求める。この点P6を手動変動波の極小点とみなすことで、補間曲線85が算出される。
その後、導出処理部106は、特定成分の波形から補間した波形を差し引くことで、脈波成分を算出する(ステップS10)。具体的には、再び図8を参照して、特定成分82から補間曲線85を減算することにより、脈波成分88が抽出される。
導出処理部106は、算出された脈波成分を1拍分の脈波波形とみなす。そして、従来から存在する手法により、算出された脈波成分の振幅に基づいて、最高血圧推定処理を実行する(ステップS12)。具体的には、たとえば、特開平4−261639号公報(特許文献1)の技術を用いて、脈波振幅の変化に基づいて、最高血圧を推定することができる。なお、1拍だけ脈波が検出された場合には、たとえば、検出時の圧力値+所定値を最高血圧として最高血圧を推定することもできる。
最高血圧の推定が未完了の場合、ステップS2に戻り、上記処理を繰返す。最高血圧の推定処理が完了すると、ステップS14に進む。
ステップS14において、導出処理部106は、推定された最高血圧値に所定値α(たとえば40mmHg)を加算した値を、加圧目標値として決定する。表示制御部112は、決定された加圧目標値を表示部40の所定の表示領域に表示する。上述のように、表示部40の別の表示領域には、現在の圧力値が表示されているため、加圧目標値と現在の圧力値とが関連付けられて表示される。これにより、ユーザは、あとどれくらい加圧操作すればよいかを把握することができる。
加圧目標値の表示は、加圧が停止されるまで実行される(ステップS16にてNO)。加圧が停止されると(ステップS16にてYES)、減圧が開始される(ステップS18)。そして、血圧算出部110により、最高血圧および最低血圧が算出される(ステップS20)。
最後に、算出された最高血圧および最低血圧が、測定結果として表示部116に表示され、メモリ部39に記憶される(ステップS22)。
以上で、血圧測定処理は終了される。
上述のように、本実施の形態によると、手動での加圧中であっても最高血圧を推定することができる。そのため、自動加圧式での加圧終了時の圧力値(推定された最高血圧値+α)と同等の値を、加圧目標値として表示することが可能となる。その結果、ユーザは、一続きの加圧操作にて具体的に何mmHgまで加圧すればよいかを把握できるため、加圧不足となることを避けることができるとともに、過剰な圧迫を防止することもできる。
また、これにより、ユーザはどれぐらいまで加圧すればよいのかという心理的ストレス(不安)を解消することができる。そのため、心理的ストレスにより血圧値に誤差が生じることを防止することができる。その結果、測定精度を向上させることもできる。
(表示例)
図14は、本発明の実施の形態において、圧縮不足および加圧目標値の表示例を示す図である。
血圧測定処理を開始後、ストロークが小さい(手動振幅が閾値Vb未満)と判断されると、表示制御部112は、たとえば図14の画面SC10のような画面を表示する(ステップS4)。画面SC10では、現在の圧力値401と、圧縮不足を示す所定のマーク402とが表示されている。これにより、ユーザは、圧縮操作のストロークを大きくするようガイドされる。
なお、本実施の形態では、所定のマーク402により圧縮不足を報知することとしたが、メッセージによる報知などであってもよい。または、手動振幅と閾値Vbとの差に応じて、圧縮不足をレベル表示してもよい。
ストロークが大きくなり、加圧目標値が導出されると、表示制御部112は、たとえば図14の画面SC12のような画面を表示する。画面SC12では、現在の圧力値401と、加圧目標値403とが対比して表示されている。
なお、本実施の形態では、現在の圧力値401と加圧目標値403とを対比して(関連付けて)表示することとしたが、どれぐらい加圧すればよいかが分かればこのような例に限定されない。たとえば、加圧目標値を100%とした場合、現在の圧力値が何%かが分かるようにレベル等で表示してもよい。
また、本実施の形態では、表示により加圧目標値を報知することとしたが、限定的ではない。たとえば、表示に代えて/加えて、図示しない音声出力部により音声にて知らせてもよい。
また、加圧目標値が算出された時点でユーザに報知することによって、加圧目標値まで加圧を促すこととした。しかしながら、これに代えて/加えて、現在の圧力値が加圧目標値に達した時点で、加圧の終了を示す報知(表示、警告音、音声、光など)を行なうこととしてもよい。これにより、目の不自由なユーザであっても、加圧を終了してよいことを容易に判断することができる。
また、スクロールを大きくするよう誘導する場合にも、表示に代えて/加えて、音声や警告音で報知してもよい。あるいは、手動振幅が閾値Vb以上となった場合にのみ、ビープ音等を出力することで、適切な圧縮であることをユーザに認識させてもよい。
なお、本実施の形態では、手動加圧成分を特定成分と誤認識することを避けるために、手動操作のストロークを大きくするよう報知することとした。ただし、上記図7〜9のグラフに示されるように、ストロークが大きすぎる場合、特定成分の検出個数は、ストロークが小さい場合に比べて少なくなってしまう。上述のように、1つの脈波振幅値(脈波成分の振幅値)からでも最高血圧は推定できるが、脈波振幅値の個数が多い方が推定精度は高い。そのため、手動振幅が所定の閾値Vc(閾値Vbよりも高い値)以上であれば、ストロークを少し小さくするよう報知することとしてもよい。または、適切なストロークの範囲となるよう現状の手動振幅と適切な手動振幅の範囲(閾値Vb以上閾値Vc未満)とを対比可能に表示することとしてもよい。
<変形例>
上記実施の形態では、最高血圧を推定し、最高血圧に所定値加算した値を最終的な加圧目標値として報知するものであった。
これに対し、本変形例においては、特定成分が検出される度に、その時点の圧力値に所定値加算した値を加圧目標値として報知する。つまり、本変形例では、加圧目標値は、更新されるものである。
以下に、上記実施の形態と異なる動作のみ説明する。
本変形例では、上記実施の形態と比較して、導出処理部106の処理のみが異なる。したがって、本変形例では、導出処理部106を導出処理部106Aとして説明する。
図15は、本発明の実施の形態の変形例における血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。図12のフローチャートと同様の処理については同じステップ番号を付してある。したがって、それらについての説明は繰返さない。
図15を参照して、ステップS2〜S6の処理が終わると、ステップS8,S10が行なわれることなくステップS14Aの処理が実行される。
ステップS14Aでは、導出処理部106Aは、その時点の圧力値に所定値α(たとえば40mmHg)を加算した値を、加圧目標値として決定する。表示制御部112は、決定された加圧目標値を表示部40の所定の表示領域に表示する。ここでの表示例も、図14の画面SC12と同様であってよい。
なお、「その時点の圧力値」とは、特定成分が検出された時点の圧力値であり、たとえば、特定成分が検出された時点で現在の圧力値として表示されていた圧力値(つまり、圧力値検出部108により検出された現在の圧力値)であってよい。あるいは、検出された特定成分の極大値や平均値など、特定成分の圧力範囲内の値であってもよい。
ステップS14Aの処理が終わると、加圧が停止されたか否かが判断される(ステップS16)。加圧が停止されていなければ(ステップS16にてNO)、ステップS2に戻り、上記処理を繰返す。これにより、ステップS6にて特定成分が検出される度に、加圧目標値が更新表示される。
加圧が停止されると(ステップS16にてYES)、上記実施の形態と同様の処理(ステップS18,S20,S22)が実行される。
このように、本変形例によると、加圧目標値は更新されるが、ユーザは、現在の圧力値が加圧目標値となるまで加圧し続ければよいので、本変形例においても、一続きの加圧操作において、最終的に適切な値となるまで加圧することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における血圧計の外観を示す図である。 本発明の実施の形態における血圧計のハードウェア構成を示すブロック図である。 加圧方式の違いによる圧力波形(カフ圧信号の形状)の違いを示す図である。 加圧方式の違いによる加圧時の圧力波形の違いを示す図である。 本発明の実施の形態における血圧計の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態における特定成分(手動変動波と圧脈波との合成波)の検出方法を示す図である。 ストロークが大きい場合(急速加圧の場合)の特定成分の検出および脈波成分の抽出例を示す図である。 ごく普通のストロークの場合(一般的な速度の場合)の特定成分の検出および脈波成分の抽出例を示す図である。 ストロークが小さい場合(低速加圧の場合)の特定成分の検出および脈波成分の抽出例を示す図である。 ストロークの大きさが不規則な場合の特定成分の検出および脈波成分の抽出例を示す図である。 腕周の違いによる圧力波形の違いを示す図である。 本発明の実施の形態における血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において、手動加圧中における脈波成分を抽出する方法を示す図である。 本発明の実施の形態において、圧縮不足および加圧目標値の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例における血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 血圧計、10 本体部、20 カフ、21 空気袋、24,24A,24B エアチューブ、30 ゴム球、31 排気口、32 圧力センサ、35 発振回路、39 メモリ部、40 表示部、41 操作部、42 電源部、43 計時部、44 ブザー、100 CPU、102 判断部、104 特定成分検出部、106,106A 導出処理部、108 圧力値検出部、110 血圧算出部、112 表示制御部、116 表示部。

Claims (6)

  1. 手動加圧式の電子血圧計であって、
    所定の身体部位に巻き付けるためのカフと、
    ユーザによる手動操作によって前記カフ内の圧力を加圧するための手動加圧手段と、
    前記カフ内の圧力を表わすカフ圧信号を検知するための圧力センサと、
    加圧中に得られる前記カフ圧信号より、手動変動波と圧脈波との合成波を、特定成分として検出するための特定成分検出手段と、
    前記特定成分検出手段による検出結果に基づいて、加圧目標値を導出するための導出処理手段と、
    前記加圧目標値まで加圧を促すための報知を行なう報知手段とを備え
    前記導出処理手段は、
    前記特定成分の前後の波形より、前記特定成分の部分について、手動変動波の補間曲線を算出するための第1の算出手段と、
    前記特定成分から前記補間曲線を減算することにより、脈波成分を算出するための第2の算出手段と、
    前記脈波成分の振幅に基づいて、最高血圧値を推定するための推定手段と、
    推定された前記最高血圧値に所定値を加算した値を、前記加圧目標値として決定するための決定手段とを含む、電子血圧計。
  2. 加圧中に得られる前記カフ圧信号より、現在の圧力値を検出するための圧力値検出手段をさらに備え、
    前記報知手段は、現在の圧力値と前記加圧目標値とを関連付けて表示する、請求項に記載の電子血圧計。
  3. 前記報知手段は、現在の圧力値が前記加圧目標値に達した場合に、加圧終了を報知する、請求項またはに記載の電子血圧計。
  4. 前記導出処理手段は、前記特定成分が検出される度に、前記特定成分が検出された時点の圧力値に所定値を加算した値を、前記加圧目標値として決定するための決定手段を含む、請求項1に記載の電子血圧計。
  5. 前記特定成分検出手段は、加圧中に得られる前記カフ圧信号において、振幅値が所定の閾値未満の圧力変動成分を、前記特定成分として検出する、請求項1〜のいずれかに記載の電子血圧計。
  6. 前記手動変動波の振幅を表わす手動振幅が、前記閾値以上か否かを判断するための判断手段と、
    前記判断手段により前記手動振幅が前記閾値未満と判断された場合には、前記手動振幅が前記閾値以上となるようユーザをガイドするためのガイド手段とをさらに備える、請求項に記載の電子血圧計。
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