JP5309265B2 - 湾曲操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、挿入部の先端側に湾曲自在な湾曲部を設けた湾曲部付医療装置及び内視鏡に関する。
近年、医療分野或いは工業分野において、細長の挿入部を備える内視鏡が利用されている。医療分野の内視鏡においては、挿入部を口腔或いは肛門等から体内に挿入することにより観察等行える。一方、工業分野の内視鏡においては、挿入部をボイラの配管、或いはエンジンの内部などに挿入することにより観察を行える。
内視鏡においては、挿入部の先端部に設けられている観察光学系を所望の方向に向けられるようにするため、挿入部の先端側に例えば上下左右方向に湾曲する湾曲部が設けられている。そして、挿入部の基端に設けられた操作部には、湾曲部を湾曲操作するための湾曲ノブが回動自在に配設されていた。そして、湾曲部の所定の位置と湾曲操作ノブの所定の位置とにはアングルワイヤーが連結されている。このように構成された内視鏡では、操作者が湾曲操作ノブを手動で時計方向、或いは反時計方向に回転させることによって、アングルワイヤーを牽引、或いは弛緩させることによって湾曲部を湾曲させることができるようになっている。
例えば、日本国特開2000−051146号公報(以下、文献1と記載する)の図1(A)には操作部ケーシングに湾曲部を上下方向に湾曲操作するためのUD湾曲操作ノブ及び左右方向に湾曲操作するためのRL湾曲操作ノブを同軸に配設した内視鏡が示されている。この内視鏡においては、操作者がUD湾曲操作ノブを回転させることによって湾曲部を上下方向に湾曲させることができる一方、操作者がRL湾曲操作ノブを回転させることによって湾曲部を左右方向に湾曲させることができるように構成されている。操作者は、操作部ケーシングを手指で把持しつつ、その把持した指で湾曲操作ノブを回転操作することによって湾曲部を湾曲させることができる。
しかし、操作部ケーシングを把持した指で、2つの湾曲操作ノブの操作を行いながら内視鏡の先端部を所望する方向に向かせる操作は煩雑である。そして、女性の医師等、比較的手の小さな医師にとっては、2つの湾曲操作ノブの操作がし難いという問題があった。
この不具合を解消する目的で、内視鏡の操作部内部に電動モーターを内蔵し、1本の指で湾曲機構である操作子を操作することによって、湾曲部の湾曲動作を可能にした内視鏡が各種提案されている。
例えば日本国特開2004−321612号公報(以下、文献2と記載する)には電動湾曲内視鏡が示されている。この電動湾曲内視鏡によれば、操作部に設けた操作子であるジョイスティック装置のジョイスティックを中立状態から傾倒操作することにより、その傾倒操作に対応した量だけ、操作部内に設けたモーターの駆動力で湾曲操作ワイヤーを牽引及び弛緩させて湾曲部を湾曲させる。
また、日本国特開2005−279118号公報(以下、文献3と記載する)の能動チューブ駆動装置には能動チューブシステムが示されている。能動チューブシステムでは、コントローラの操作子である制御情報入力部の先端部を手で操作すると、制御情報入力部に設けた可変抵抗器の値が入力され、その入力に応じてコントローラ内の制御素子を制御する。そして、制御素子は、カテーテル先端部内のSMAコイルへの通電量をPWM制御により変化させる。これにより、SMAコイルへの通電量に対応して屈曲機構が作用して先端部の屈曲角が一定に保たれるようになっている。
また、日本国特開2003−325437号公報(以下、文献4と記載する)には牽引部材操作装置を備えた内視鏡が示されている。この内視鏡によれば、操作子である操作指示レバーを僅かな操作力量で傾倒操作して、所望の牽引部材を所望の量移動させて湾曲部の湾曲操作を行える。この内視鏡では、湾曲レバーを傾倒操作してアーム部材に固定されている傾倒操作に対応する操作ワイヤーの張り状態を変化させることによって、対応する操作ワイヤーのモーターで回転されているプーリーに対する抗力を変化させて、プーリーの回転方向に操作ワイヤーを移動させて湾曲部を湾曲させる。
しかしながら、文献1では操作者がUD湾曲操作ノブ、または、RL湾曲操作ノブを操作することによって湾曲部が選択した湾曲操作ノブの回転方向に湾曲動作し、文献2−4では操作者が傾倒操作することにより湾曲部が傾倒方向に対応する方向に湾曲動作するという違いがある。このため、内視鏡観察中に操作者の姿勢、操作部の把持状態が変化した状態で湾曲部を湾曲させる操作を行った場合、文献1では操作者が選択して湾曲操作ノブの回転方向に湾曲部が湾曲する。つまり、湾曲部は、操作者の姿勢に関わらず操作者の意図した方向に湾曲される。一方、文献2−4では操作者が操作子を傾倒操作した際、操作者の姿勢によっては操作子が操作者の意図した傾倒方向に対して位置ずれするおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、操作者が操作子を傾倒操作して湾曲部を湾曲させる際、その操作子の傾倒方向を感覚的に把握して、操作者の意図する方向に操作子を傾倒させて湾曲部を湾曲させることが可能な湾曲部付医療装置及び内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の一態様の湾曲操作装置は、湾曲部と、前記湾曲部の湾曲操作を行う操作部と、長手軸を有し、前記操作部が端部に設けられた把持部と、前記操作部から立設され、傾倒方向と傾倒角度が変更可能な軸部を有する操作子と、一端が前記湾曲部に連結される少なくとも一対の牽引部材と、前記軸部に固定される吊り枠と、前記吊り枠に設けられ前記一対の牽引部材のうち一方の牽引部材の他端が連結される第1の取付部と、前記吊り枠において前記第1の取付部とは異なる位置に設けられ、前記一対の牽引部材のうち他方の牽引部材の他端が連結される第2の取付部と、前記一方の牽引部材及び前記他方の牽引部材の走行経路を変更する取付経路設定部材と、を有し、前記一方の牽引部材が前記取付経路設定部材に第1の角度で入射するように前記第1の取付部へ前記一方の牽引部材を導き、前記他方の牽引部材が前記取付経路設定部材に前記第1の角度とは異なる第2の角度で入射するように前記第2の取付部へ前記他方の牽引部材を導いて、前記軸部を前記第1の取付部が位置する方向である第1の傾倒方向に傾倒させるのに必要な第1の傾倒操作力量と、前記軸部を前記第2の取付部が位置する方向である第2の傾倒方向に傾倒させるのに必要な第2の傾倒操作力量とが異なるようにした。
図1−図8は本発明の一実施形態に係り、図1は操作部に牽引部材操作装置を構成する操作子が立設する湾曲部付医療装置の一例である内視鏡を説明する図 把持部と操作部本体とで構成される操作部および把持部にモーター及びプーリーを内蔵した牽引部材操作装置の構成を説明する図 回転体を説明する図 図2の矢印Y4方向から見た牽引部材操作装置の構成を説明する図 吊り枠に接続された各湾曲ワイヤーが対応するガイドローラーに入射する角度を説明する図 プーリーに配置された複数の回転体と吊り枠との関係を図5の矢印Y6a方向及び図6(a)の矢印Y6−Y6方向から見て説明する図 上方向傾倒操作力量と上方向ワイヤー牽引力量との関係および下方向傾倒操作力量と下方向ワイヤー牽引力量との関係を説明する図 上方向傾倒操作力量と上方向ワイヤー牽引力量との関係および下方向傾倒操作力量と下方向ワイヤー牽引力量との関係から上枠の長さを調整する調整例を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1−図8を参照して本発明の一実施形態を説明する。
本実施形態において、湾曲部付医療装置は、内視鏡である。図1−図6に示すように本実施形態の内視鏡1は、細長な挿入部2と、挿入部2の基端に連設する操作部3と、操作部3の側部から延出するユニバーサルコード4とを備えて構成されている。
挿入部2は、先端側から順に、先端部2aと、湾曲部2bと、可撓管部2cとを連設して構成されている。先端部2aには撮像素子を有する撮像装置(不図示)が内蔵されている。湾曲部2bは、例えば上下左右方向に湾曲可能に構成されている。可撓管部2cは、可撓性を有し、長尺に形成されている。
図1、図2に示すように操作部3は、把持部3aと、操作部本体3bとを備えて構成されている。把持部3aは、挿入部2に連設し、操作部本体3bは把持部3aに連設している。把持部3aの長手軸と、挿入部2の挿入軸は同軸、若しくは平行な位置関係である。操作部本体3bの先端側の空き空間が最も存在する部分に対応する位置には、湾曲部2bを湾曲動作させる操作を行うための操作子5が設けられている。操作部本体3bの長手軸(操作部3の長手軸とも記載する)と把持部3aの長手軸とは、同軸、若しくは平行な位置関係である。
操作子5は、操作部本体3bの一面に設けた開口である操作子突出口(不図示)から操作部3の長手軸に直交して設けられている。
湾曲部2bは、図1の矢印Yu、矢印Yd、矢印Yl 、矢印Yrに示すように操作子5の傾倒方向及び傾倒角度を含めた傾倒操作に応じて湾曲する構成になっている。具体的に、湾曲部2bは、操作子5の傾倒操作によって、後述する湾曲操作ワイヤー(以下、湾曲ワイヤーと略記する)が牽引弛緩されて上方向、右方向、下方向、左方向、上方向と右方向との間等の方向に湾曲する。
本実施形態において、湾曲部2bは、上下左右の四方向に湾曲する構成としている。しかし、湾曲部2bは、上下方向に湾曲する構成であってもよい。上記u、d、l、rは、湾曲部2bの湾曲方向である上下左右方向を表す。以下の説明において、例えば、符号8uは上用湾曲ワイヤーを表し、符号9dは下用回転体を表す。そして、図面中においては、小文字の「l」を筆記体で表して数字の「1」と区別している。
なお、図1に示すように操作部本体3bの外装には、操作子5の他に、スイッチ6a、送気送水ボタン6b、吸引ボタン6cが予め定めた位置に設けられている。スイッチ6aは、例えば先端部2a内に設けられた撮像装置の各種撮像動作を指示する。また、把持部3aの外装には処置具チャンネル(不図示)に連通するチャンネル挿入口6dが設けられている。
本実施形態において、操作者が操作部3の把持部3aを従来の内視鏡と同様に左手で把持した際、操作子5は、操作者の把持した手の親指で操作する位置に設けられ、送気送水ボタン6b及び吸引ボタン6cは操作者の把持した手の親指以外の指で操作する位置に設けられ、スイッチ6aは操作者の把持した手の親指または他の指で操作可能な位置に設けられている。
図1、図2の符号7はカバー部材である。カバー部材7は、操作子突出口を水密に塞ぎ且つ軸部5aに密着して、操作子5を傾倒操作可能に保持する。
ユニバーサルコード4内には、信号ケーブル、電線、ライトガイドファイバー束、送気用チューブ、送水用チューブ、吸引用チューブ等が挿通している。信号ケーブルは、撮像装置に接続されている。電線は、後述するモーター(図2の符号12参照)に電力を供給する。ライトガイドファイバー束は、光源装置の照明光を伝送する。
図2に示すように操作部3内には、牽引部材操作装置10が設けられている。牽引部材操作装置10は、4本の湾曲ワイヤー8と、4つの回転体9が配設された細長なプーリー11と、駆動手段であるモーター12と、略十字形状の吊り枠13と、前記操作子5と、後述する複数のガイドローラーを備えたガイドローラー組21とで主に構成されている。
湾曲ワイヤー8は、牽引部材である。それぞれの回転体9には各ワイヤー8の中途部分がそれぞれ巻回されている。モーター12は、湾曲操作時にプーリー11に配設された所定の回転体9を所定トルクで回転させる駆動力を有する。吊り枠13は、各ワイヤー8の基端部がそれぞれ連結されるワイヤー取付部を有する。吊り枠13には、操作子5の軸部5aが一体に連結されている。ガイドローラー組21の複数のガイドローラーは、4本のワイヤー8の走行経路を操作部3内で変更するワイヤー走行経路変更部材である。
なお、図4の符号51は信号ケーブル、符号52はライトガイドケーブル、符号53はコイルパイプ止め、符号59は仕切り板である。本実施形態において、操作部3の重心が把持部3a内に位置するように構成されている。
4本の湾曲ワイヤー8は、上下方向湾曲操作用である一対の上用湾曲ワイヤー(以下、上湾曲ワイヤーと記載する)8u及び下用湾曲ワイヤー(以下、下湾曲ワイヤーと記載する)8dと、左右方向湾曲操作用である一対の左用湾曲ワイヤー(以下、左湾曲ワイヤーと記載する)8l及び右用湾曲ワイヤー(以下、右湾曲ワイヤーと記載する)8rとである。
本実施形態において、プーリー11の長手軸とモーター12の長手軸とは交差している。具体的に、モーター12の駆動軸は、把持部3aの長手軸と平行な位置関係になるように把持部3a内に予め定めた位置に配置されている。そして、モーター12のモーター軸12bとプーリー11の回転軸であるプーリー軸11bとは直交した位置関係に設定されている。また、プーリー11とモーター12とは仕切り板59を挟んで、この仕切り板59で仕切られた操作部3内の異なる空間内にそれぞれ配置されている。
モーター12の駆動力は、駆動力伝達機構部15によってプーリー11に伝達される構成になっている。駆動力伝達機構部15は、第1笠歯車16、第2笠歯車17を備えている。
第1笠歯車16は、モーター12の軸部12aに一体に固定され、第2笠歯車17はプーリー11の軸部11aに一体に固定されている。この構成によれば、モーター12の駆動力が笠歯車16、17を介して軸部11aに伝達されることにより、プーリー11が軸回りに回転する構成になっている。
回転体9は、弾性変形可能であって、例えば、図3に示すように環状部9aと、回転量調整部9bとを備えている。回転体9の環状部9aには隙間9cが形成されている。環状部9a及び回転量調整部9bには、図示しないワイヤー案内部が形成されている。ワイヤー案内部は、ワイヤー8を巻取開始位置9sから巻取終了位置9eにスムーズに導くように予め定めた形状で構成されている。4つの回転体9u、9d、9l、9rは、プーリー11の外周面に対して予め定めた遊嵌状態で配置され、それぞれ独立して回転状態になる。
吊り枠13は、操作部本体3bの先端側の空き空間内に予め定めた位置関係で配置されている。
図5及び図6中の(a)である正面図、(b)である側面図で示すように吊り枠13は、中心o1から端部まで同じ長さの4つの枠13u、13d、13l、13rを備え、略十字形状に構成されている。一対の湾曲ワイヤー8u、8dに対応する上用枠(以下、上枠と記載する)13uと下用枠(以下、下枠と記載する)13dとは軸部5aを挟んで一直線上に配置されている。上枠13uの端部には上ワイヤー取付部13u2が設けられ、下枠13dの端部には下ワイヤー取付部13d2が設けられている。
一方、一対の湾曲ワイヤー8l、8rに対応する左用枠(以下、左枠と記載する)13lと右用枠(以下、右枠と記載する)13rとは上下用枠中心線(以下、枠中心線と記載する)13aに直交して軸部5aを挟んで一直線上に配置されている。左枠13lの端部には左ワイヤー取付部13l2が設けられ、右枠13rの端部には右ワイヤー取付部13r2が設けられている。
なお、図6の(a)に示す正面図は、図5の矢印Y6a方向から吊り枠13及びガイドローラー21を見た図であり、図6の(b)に示す側面図は図5の(a)に示した矢印Y6−Y6線方向から見た図である。符号5bは指当て部であり球状である。指当て部5bは、軸部5aの先端に一体に固定されている。
上枠13uは、その端部に枠中心線13aに対して一方向に折曲した上枠先端屈曲部13ubを備え、下枠13dはその端部に枠中心線13aに対して他方向に折曲した下枠先端屈曲部13dbを備えている。
そして、上枠先端屈曲部13ubに上ワイヤー取付部13u2が設けられ、下枠先端屈曲部13dbに下ワイヤー取付部13d2が設けられている。この結果、上ワイヤー取付部13u2と下ワイヤー取付部13d2との操作部3の長手軸に直交する方向の間隔w1は、予め定めた寸法に設定されている。
なお、上枠13u及び上ワイヤー取付部13u2等は、操作子5の傾倒方向と湾曲部2bの湾曲方向とを考慮した上で設定されるものである。本実施形態においては、操作子5が図1の矢印Yu方向に傾倒されると上ワイヤー取付部13u2が揺動して図5の矢印Yu方向に傾けられて湾曲部2bが上方向に湾曲する構成になっている。そして、操作子5が同様に図1の矢印Yd方向に傾倒されると下ワイヤー取付部13d2が揺動して図5の矢印Yd方向に傾けられて湾曲部2bが下方向に湾曲し、図1の矢印Yl方向に傾倒されると左ワイヤー取付部13l2が揺動して図5の矢印Yl方向に傾けられて湾曲部2bが左方向に湾曲し、図1の矢印Yr方向に傾倒されると右ワイヤー取付部13r2が揺動して図5の矢印Yr方向に傾けられて湾曲部2bが右方向に湾曲する。
本実施形態において、吊り枠13は、枠中心線13aと把持部3aの長手軸とが平行になるように操作部3内の予め定めた位置に配置されている。
図2、図5に示すようにガイドローラー組21は、ローラー軸21pと、4つのガイドローラー21u、21d、21l、21rとを備えて構成されている。ローラー軸21pは、支持体であり、例えば円柱状である。4つのガイドローラー21u、21d、21l、21rは、ローラー軸21pに回動自在に配置されている。
4つのガイドローラー21u、21d、21l、21rは、4本の湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rにそれぞれ対応している。4つのガイドローラー21u、21d、21l、21rは、プーリー11及び吊り枠13から予め定めた距離離間して設けられている。4つのガイドローラー21u、21d、21l、21rは、4本の湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rを吊り枠13のワイヤー取付部13u2、13d2、13l2、13r2に導く、取付経路設定部材である。
ローラー軸21pは、把持部3aの長手軸と直交する位置関係で、軸部5aの直下の予め定めた位置に配置されている。そして、ローラー軸21pの中心は、直立状態の軸部5aの中心軸上に位置している。
各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rは、ガイドローラー21u、21d、21l、21rによって走行経路を変更された後、それぞれ吊り枠13の上ワイヤー取付部13u2、下ワイヤー取付部13d2、左ワイヤー取付部13l2、右ワイヤー取付部13r2に至るように構成されている。
図5を参照してガイドローラー21について説明する。
なお、図5においては、各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rと、各ワイヤー取付部13u2、13d2、13l2、13r2との位置関係を説明するため、吊り枠13の位置をローラー軸21pに対して図中右方向に位置ずれさせている。
図5に示すように4つのガイドローラー21u、21d、21l、21rは、ローラー軸21pに対して図5の矢印Y5aに示すようにガイドローラー21r、21d、21u、21lの順に配置されている。
ローラー軸21pの両端に配置されたガイドローラー21r、21lと、ローラー軸21pの中心を挟んでガイドローラー21r、21lの内側に配置されたガイドローラー21u、21dとでは径寸法または幅寸法が異なっている。
本実施形態において、左ガイドローラー21lと、右ガイドローラー21rの径寸法及び幅寸法は同一であり、上ガイドローラー21uと下ガイドローラー21dの径寸法及び幅寸法は同一である。そして、ガイドローラー21l、21rの径寸法及び幅寸法は、ガイドローラー21u、21dの径寸法及び幅寸法よりそれぞれ予め定めた寸法大きく設定されている。
そして、本実施形態においては、吊り枠13の各枠13u、13d、13l、13rが水平に配置された状態において、各ワイヤー取付部13u2、13d2、13l2、13r2から延出されて各ガイドローラー21u、21d、21l、21rに入射する各々の湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rのワイヤー角度の間に、以下に示す関係を設定している。
下湾曲ワイヤー8dが下ガイドローラー21dに入射するワイヤー角度をθ1、上湾曲ワイヤー8uが上ガイドローラー21uに入射するワイヤー角度をθ2、左湾曲ワイヤー8lが左ガイドローラー21lに入射するワイヤー角度および右湾曲ワイヤー8rが右ガイドローラー21rに入射するワイヤー角度をθ3とする。
また、角度θ1’ は、図7に示すようにユニバーサルジョイント14の中心と、下用ワイヤー取付部13d2とを結ぶ直線の傾斜角である。角度θ2’ は、図7に示すようにユニバーサルジョイント14の中心と、上用ワイヤー取付部13u2とを結ぶ直線の傾斜角である。である。角度θ3’ は、図6に示すようにユニバーサルジョイント14の中心と上枠13uの予め定めた点とを結ぶ二点鎖線の傾斜角であり、ユニバーサルジョイント14の中心と下枠13dの予め定めた点とを結ぶ二点鎖線の傾斜角であり、ユニバーサルジョイント14の中心と左枠13lの予め定めた点とを結ぶ二点鎖線の傾斜角であり、ユニバーサルジョイント14の中心と右枠13rの予め定めた点とを結ぶ二点鎖線の傾斜角である。
θ1’+θ1>θ2’+θ2>θ3’+θ3
の関係を設定している。
上述のように角度θ1、角度θ2および角度θ3を設定したことによって、例えば、上方向操作力量と下方向操作力量とは以下に示すようになる。すなわち、図7に示す図から以下のつり合いの式を導き出すことができる。
Fu・b1=Tu・sin(θ2’+θ2)・a’ … (1)
Fd・b1=Td・sin(θ1’+θ1)・a’ … (2)
ここで、Fu:上方向傾倒操作力量
Fd:下方向傾倒操作力量
a’ :上ワイヤー取付部及び下ワイヤー取付部からユニバーサルジョイント中心までの距離
b1:軸部のユニバーサルジョイント中心から指当て部中心までの距離
Tu:上方向ワイヤー牽引力量
Td:下方向ワイヤー牽引力量 である。
式(1)より、Fuを以下に示すように表せる。
Fu=Tu・sin(θ2’+θ2)・a’/b1 … (3)
また、式(2)より、Fdを以下に示すように表せる。
Fd=Td・sin(θ1’+θ1)・a’/b1 … (4)
牽引部材操作装置10においては、TuとTdとは等しい(Tu=Td)。このため、
式(3)、(4)を以下に示すように表すことができる。
Fu=D・sin(θ2’+θ2) (但し、D=Tu・a’/b1) … (5)
Fd=D・sin(θ1’+θ1) (但し、D=Td・a’/b1) … (6)
そして、角度(θ1’+θ1)、角度(θ2’+θ2)との間には上述した関係がある。したがって、FuとFdとの間は、以下の関係になる。
Fu>Fd
つまり、角度θが小さければ小さいほど傾倒操作力量は増大する。そして、本実施形態においては、角度(θ1’+θ1)、角度(θ2’+θ2)、角度(θ3’+θ3)との間に上述した関係が設定されているので、上方向傾倒操作力量Fuと、下方向傾倒操作力量Fdと、左方向傾倒操作力量Fl及び右方向傾倒操作力量Frとの関係は以下に示すようになっている。
Fl=Fr>Fu>Fd
このように、本実施形態においては、操作子5を右方向傾倒操作して湾曲部2bを右方向に湾曲させる際の操作力量、或いは操作子5を左方向傾倒操作して湾曲部2bを左方向に湾曲させる際の操作力量を最も重くなるように設定している。
ガイドローラー21l、21rの最大外径をw3とした場合、この最大外径w3と上用ワイヤー取付部13u2と下用ワイヤー取付部13d2との操作部3の長手軸方向の間隔w2との間にw2>w3の関係を設定している。
また、ガイドローラー21uとガイドローラー21dとの間隔は、上用ワイヤー取付部13u2と下用ワイヤー取付部13d2との間隔であるw1に設定している。 さらに、左用ワイヤー取付部13l2と右用ワイヤー取付部13r2との間隔w4と、ローラー軸21pに配置される左用ガイドローラー21lの外側端と右用ガイドローラー21rの外側端との間隔w5との間にw4>w5の関係を設定している。
なお、プーリー11には、図4の矢印Y4aに示すように回転体9r、9d、9u、9lの順に配置されている。
ここで、図2、図4、図5を参照して各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rの操作部3内における走行経路について説明する。
図5に示すように4本の湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rのそれぞれの基端部は、吊り枠13の予め定められた位置であるワイヤー取付部13u2、13d2、13l2、13r2に固定されている。
一方、各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rのそれぞれの先端部は、湾曲部2bを構成する図示しない先端湾曲駒の上下左右に対応する位置に固定されている。先端湾曲駒は、湾曲部2bを構成する複数の図示しない湾曲駒を連接して上下左右方向に湾曲するように構成された湾曲部組の最先端を構成する湾曲駒である。
各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rは、挿入部2内において該ワイヤー8u、8d、8l、8rにそれぞれ対応する例えば金属製で貫通孔を有するコイルパイプで形成されたガイド24内に進退自在に挿通されている。
図2、図4、図5に示すように先端湾曲駒に固定された各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rは、ガイド24を介して操作部3内に延出されている。
各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rは、プーリー11に配置されている回転体9u、9d、9l、9rにそれぞれ巻回される。即ち、各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rは、対応する回転体9u、9d、9l、9rのそれぞれの巻取開始位置9sから予め定めた弛緩状態となるように回転体9u、9d、9l、9rに巻回される。その後、各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rは、各回転体9u、9d、9l、9rの巻取終了位置9eから各ガイドローラー21u、21d、21l、21rに向けて導出される。
各回転体9u、9d、9l、9rから導出された各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rは、各ガイドローラー21u、21d、21l、21rに導かれ、ワイヤー走行経路を変更されて吊り枠13に備えられているワイヤー取付部13u2、13d2、13l2、13r2に導かれる。そして、各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rのそれぞれの基端部は、ワイヤー取付部13u2、13d2、13l2、13r2に固定される。
上述したように、ガイドローラー21l、21rの幅寸法をガイドローラー21u、21dの幅寸法より幅広に設定し、且つ間隔w4を間隔w5より大きく設定している。この結果、湾曲ワイヤー8l、8rは、滑らかにガイドローラー21l、21rを通過してワイヤー取付部13l2、13r2に導かれる。
なお、操作子5の軸部5aと吊り枠13の中心軸である枠凸部13fとは、図示しないフレームに回動自在に配設されたユニバーサルジョイント14を介して同軸に取付け固定されている。操作子5の軸部5aが図6に示すように直立状態のとき、ガイドローラー21u、21d、21l、21rから延出して吊り枠13に向かう各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rは全て所定の弛緩状態になっている。
ここで、内視鏡1の作用を説明する。
操作者が、湾曲部2bを例えば上方向に湾曲動作させる際の作用を説明する。
操作者は、左手で把持部3aを把持した状態で操作子5の指当て部5bに親指の腹を配置して軸部5aを図1の矢印Yu方向に傾倒操作する。すると、この操作子5の傾倒操作に伴って、吊り枠13が傾いて、上ワイヤー取付部13u2に固定されている上湾曲ワイヤー8uが弛んだ状態から徐々に引っ張られた状態に変化する。一方、その他の湾曲ワイヤー8d、8l、8rはさらに弛んだ状態に変化する。
したがって、プーリー11の各回転体9u、9d、9l、9rにそれぞれ弛緩状態で巻回されていた各湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rのうち、上湾曲ワイヤー8uだけが牽引される。すると、上用回転体(以下、上回転体と記載する)9uの隙間9cが弾性力に抗して狭められて縮径され、上回転体9uとプーリー11とが密着状態に変化する。すると、上回転体9uとプーリー11との間に摩擦抵抗が発生して上回転体9uがプーリー11と同じ方向に、該プーリー11に対して滑りながら回転される。この結果、上回転体9uより挿入部2側に配置されている上湾曲ワイヤー8uは、上回転体9uの回転に伴って牽引移動されて湾曲部2bが上方向に湾曲する動作を開始する。
ここで、操作者が、引き続き、上回転体9uをプーリー11に密着させるように軸部5aを同方向に傾倒操作し続けると、密着状態の上回転体9uがさらにプーリー11に密着されて摩擦力が増加する。この結果、上回転体9uより挿入部2側に配置されている上湾曲ワイヤー8uがさらに牽引移動されて湾曲部2bがさらに上方向に湾曲する。
一方、操作者が、操作子5の傾倒位置を保持し続けると、上回転体9uとプーリー11との密着力が維持される。そして、上回転体9uより先端側に配置されていた上湾曲ワイヤー8uに引張力が生じた状態で移動が停止する。
このとき、湾曲ワイヤー8d、8l、8rは、弛緩状態である。したがって、操作子5をこの傾倒操作状態に保持し続けることによって、上湾曲ワイヤー8uの引っ張られた状態及び湾曲ワイヤー8d、8l、8rの弛緩状態がそれぞれ保持されて湾曲部2bが傾倒操作に対応する湾曲状態で保持される。
本実施形態においては、吊り枠13のワイヤー取付部13u2、13d2、13l2、13r2に固定されている湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8r毎にガイドローラー21u、21d、21l、21rに入射するワイヤー角度を上述したように予め定めた関係に設定している。
このため、操作者が、湾曲部2bを上方向に湾曲させようと思っていたにもかかわらず、誤って、操作子5を例えば右方向に傾倒操作した場合、操作子5から受ける操作力量の違いを感じて、上方向とは異なる方向に操作子5を操作したことを認識することができる。 なお、上述した実施形態においては、ワイヤー角度θ1、θ2、θ3の間に、角度θ1>角度θ2>角度θ3の関係を設定して、Fl=Fr>Fu>Fdの関係を得ている。
しかし、角度θ2>角度θ1>角度θ3の関係を得て、Fl=Fr>Fd>Fuの関係を得るようにしてもよい。
一例として、例えば、図6の(b)中の破線に示す湾曲ワイヤー8u、8dのように、湾曲ワイヤー8をガイドローラー21に対して上述とは逆方向に巻き付ける。このことによって、角度θ2>角度θ1>角度θ3の関係を得て、Fl=Fr>Fd>Fuの関係を得られる。
但し、この構成の場合、ガイドローラー21よりも操作部3の基端側に別のガイドローラーを配置してワイヤー走行経路を変更する必要が生じる。
また、ガイド軸21pに配置される右用ガイドローラー21r及び左用ガイドローラー21lのうち、例えば左用ガイドローラー21lの配置位置を図6(a)中の破線に示すように端側に位置ずれ配置して角度θ3より大きな角度θ4に設定して、角度θ1>角度θ2>角度θ4>角度θ3の関係を得て、Fd>Fu>Fl>Frの関係を得るようにしてもよい。
また、右用ガイドローラー21r及び左用第1ガイドローラー21lの径寸法を図6(a)の中の二点鎖線に示すようにガイドローラー21u、21dと同寸法のものに変更することにより、角度θ3を角度θ1より大きな角度θ5にすることも可能である。この結果、角度θ5>角度θ1>角度θ2の関係を得て、Fu>Fd>Fl=Frの関係を得るようにしてもよい。
このように、ワイヤー取付部13u2、13d2、13l2、13r2に取りつけられ、ガイドローラー21u、21d、21l、21rに入射する湾曲ワイヤー8u、8d、8l、8rのワイヤー角度を、予め定めた角度に設定して、操作子5の傾倒方向毎の操作力量を変化させる。
このことによって、操作者は、操作子5を傾倒操作した際、操作子5から受ける操作感覚の違いを認識して傾倒方向の把握を行うことができる。この結果、湾曲操作性の向上を図れる。
なお、上述した実施形態においては、上方向操作力量Fuと下方向操作力量Fdとの間に差が生じている。このため、操作者が違和感を覚えるおそれがある。そのような場合、図8に示すように吊り枠13の枠13uの長さを調整して、Fu=Fdに設定して以下に示す関係を設定するようにしてもよい。
Fl=Fr>Fu=Fd
以下、図8を参照して上方向操作力量Fuを下方向操作力量Fdに一致させて上記関係を得る構成を説明する。
上述したように、上方向操作力量と上湾曲ワイヤー牽引力量とのつり合い、および下方向操作力量と下湾曲ワイヤー牽引力量とのつり合いは以下に示すようになる。
Fu1・b1=Tu1・sin(θ2’+θ2)・a1’ …(11)
Fd1・b1=Td1・sin(θ1’+θ1)・a2’ …(12)
ここで、Fu1:上方向傾倒操作力量
Fd1:下方向傾倒操作力量
b1:軸部のユニバーサルジョイント中心から指当て部中心までの距離
Tu1:上方向ワイヤー牽引力量
Td1:下方向ワイヤー牽引力量 である。
a1’:下用ワイヤー取付部からユニバーサルジョイント中心までの距離
a2’:上用ワイヤー取付部からユニバーサルジョイント中心までの距離
式(11)より、Fu1を以下に示すように表せる。
Fu1=Tu1・sin(θ2’+θ2)・a1’/b1 … (13)
また、式(12)より、Fd1を以下に示すように表せる。
Fd1=Td1・sin(θ1’+θ1)・a2’/b1 … (14)
牽引部材操作装置10においては、Tu1とTd1とは等しい(Tu1=Td1)。このため、式(13)、(14)を以下に示すように表すことができる。
Fu1=D・sin(θ2’+θ2) (但し、D=Tu1・a1’/b1) … (5)
Fd1=D・sin(θ1’+θ1) (但し、D=Td1・a1’/b1) … (6)
ここで、上述した関係、上方向操作力量Fuを下方向操作力量Fdに一致させるためには、sin(θ2’+θ2)=sin(θ1’+θ1)の関係を成立させればよい。即ち、ワイヤー角度(θ2’+θ2)を角度(θ1’+θ1)に変更する。そのため、枠13uの長さをワイヤー角度(θ2’+θ2)が角度(θ1’+θ1)になるように実線に示すように調整設定する。
このことによって、操作子5による上方向傾倒操作力量と、下方向傾倒操作力量とを同じにして、さらに良好な操作性を得ることができる。
なお、上述した実施形態においては、上枠13uの長さを短くして上方向の傾倒操作力量を調整する実施例を示している。しかし、調整する枠は、上枠13uに限定されるものではなく、下枠13d、左枠13l、右枠13rの長さを調整して傾倒操作力量の調整を図るようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、湾曲部付医療装置を内視鏡としている。しかし、湾曲部付医療装置は、内視鏡に限定されるものではなく、内視鏡を体内に導入する際に使用されるスライディングチューブ、内視鏡の処置具チャンネルに挿通される処置具等であってもよい。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本出願は、2011年2月28日に日本国に出願された特願2011−042552号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (6)

  1. 湾曲部と、
    前記湾曲部の湾曲操作を行う操作部と、
    長手軸を有し、前記操作部が端部に設けられた把持部と、
    前記操作部から立設され、傾倒方向と傾倒角度が変更可能な軸部を有する操作子と、
    一端が前記湾曲部に連結される少なくとも一対の牽引部材と、
    前記軸部に固定される吊り枠と、
    前記吊り枠に設けられ前記一対の牽引部材のうち一方の牽引部材の他端が連結される第1の取付部と、
    前記吊り枠において前記第1の取付部とは異なる位置に設けられ、前記一対の牽引部材のうち他方の牽引部材の他端が連結される第2の取付部と、
    前記一方の牽引部材及び前記他方の牽引部材の走行経路を変更する取付経路設定部材と、
    を有し、
    前記一方の牽引部材が前記取付経路設定部材に第1の角度で入射するように前記第1の取付部へ前記一方の牽引部材を導き、前記他方の牽引部材が前記取付経路設定部材に前記第1の角度とは異なる第2の角度で入射するように前記第2の取付部へ前記他方の牽引部材を導いて、前記軸部を前記第1の取付部が位置する方向である第1の傾倒方向に傾倒させるのに必要な第1の傾倒操作力量と、前記軸部を前記第2の取付部が位置する方向である第2の傾倒方向に傾倒させるのに必要な第2の傾倒操作力量とが異なるようにしたことを特徴とする湾曲操作装置。
  2. 前記一対の牽引部材は、前記一方の牽引部材として前記湾曲部を上方向に湾曲させる上方向牽引部材と、前記他方の牽引部材として前記湾曲部を下方向に湾曲させる下方向牽引部材とを有し、
    前記上方向牽引部材を前記第1の取付部に連結し、前記下方向牽引部材を前記第2の取付部に連結し、
    前記湾曲部を上方向に湾曲させるための前記軸部の傾倒方向に前記第1の傾倒方向を対応させ、前記湾曲部を下方向に湾曲させるための前記軸部の傾倒方向に前記第2の傾倒方向を対応させたことを特徴とする請求項1に記載の湾曲操作装置。
  3. 前記第1の傾倒方向は前記軸部が前記把持部の基端方向に傾倒する方向に相当し、前記第2の傾倒方向は前記軸部が前記把持部の先端方向に傾倒する方向に相当し、前記第1の傾倒操作力量は、前記第2の傾倒操作力量よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の湾曲操作装置。
  4. 前記一対の牽引部材とは別に他の一対の牽引部材を備え、この他の一対の牽引部材は、前記湾曲部を左方向に湾曲させる左方向牽引部材と、前記湾曲部を右方向に湾曲させる右方向牽引部材とを有し、
    前記吊り枠において前記第1の取付部と前記第2の取付部とは異なる位置に設けられ、前記左方向牽引部材の他端が連結される第3の取付部と、
    前記吊り枠において前記第1の取付部、前記第2の取付部、及び前記第3の取付部とは異なる位置に設けられ、前記右方向牽引部材の他端が連結される第4の取付部と、を有する請求項2に記載の湾曲操作装置。
  5. 前記取付経路設定部材は、さらに、前記軸部を前記第3の取付部が位置する方向である第3の傾倒方向に傾倒させるのに必要な第3の傾倒操作力量と、前記軸部を前記第4の取付部が位置する方向である第4の傾倒方向に傾倒させるのに必要な第4の傾倒操作力量が同じになるように前記左側牽引部材が前記第3の取付部又は前記第4の取付部に対して導く請求項4に記載の湾曲操作装置。
  6. 前記第3の傾倒操作力量と前記第4の傾倒操作力量は、前記第1の傾倒操作力量と前記第2の操作力量に比べて大きい請求項5に記載の湾曲操作装置。
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