JP5306024B2 - 超音波検査装置及び超音波検査方法 - Google Patents

超音波検査装置及び超音波検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部から構成される超音波トランスデューサで送受信される超音波を用いて構造物や部品内の欠陥、ボイドや接合部の剥がれ等の状態を可視化する超音波検査装置及び超音波検査方法に関する。
従来のマトリクス状または一列に独立して複数形成された圧電変換部から構成される超音波トランスデューサを用いた超音波検査装置では、一定範囲の検査対象を自動的に探傷する必要がある場合、超音波トランスデューサを検査対象面上で駆動し、検査対象を走査するスキャナ機構を設けることが一般に行われている。
スキャナ機構は、X軸、Y軸、Z軸、あるいはA軸(X軸廻りの回転軸)、B軸(Y軸廻りの回転軸)、C軸(Z軸廻りの回転軸)等の軸を必要に応じて備えた直交ロボット、またはアーム機構を基本に構成された産業用ロボット等を用いて構成される。
スキャナ機構によって超音波トランスデューサを駆動する経路は、超音波トランスデューサの開口幅を1回の走査幅として、検査対象の形状に基づき事前に作成しておく必要がある。この作成には、検査対象の形状設計データをもとに計算機ソフトウエアを用いて事前に作成しておく方法と、実際にスキャナ機構を動かし、一点一点経路情報を教示・登録する方法がある。また、検査対象の実際の形状を距離センサによる距離の測定により取得する方法も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
超音波検査では、超音波トランスデューサが発信する超音波を検査対象面に直交するよう入射させる必要がある。また、開口合成法で探傷を行う超音波検査装置も知られており(例えば、特許文献2参照。)、このように開口合成法で探傷を行う超音波検査装置では、超音波トランスデューサと検査対象面の距離を一定に保つことが重要である。なお、周波数の異なる複数の超音波探触子を用いて、超音波の相互干渉を低減し、複数の接合部位の状態を同時に検査できるようにする技術が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開昭63−309852号公報 特開2004−53360号公報 特開平11−295276号公報
上記した従来の技術のうち、超音波トランスデューサを駆動する経路を検査対象の形状設計データをもとに計算機ソフトウエアを用いて事前に作成しておく方法では、比較的容易に経路情報を作成することが可能であるが、経路情報は理想的な形状設計データに基づくものであるため、工作精度に起因する実際の検査対象形状との不一致が発生する。またスキャナ機構内に検査対象を固定して検査することになるが、複雑な形状の検査対象の場合、それを高い精度、高い再現性で固定することは容易ではない。
また、実際にスキャナ機構を動かし、一点一点経路情報を教示・登録する方法では、一点一点経路情報を教示・登録するため膨大な時間が必要であるが、特に軸構成が複雑なスキャナ機構の場合、経路情報を教示・登録するためには非常に複雑な手順・操作が必要となるため、精密な経路情報を教示・登録するのは非常な困難を伴う作業となる。また形状データ取得後であっても、スキャナ機構内に検査対象が精度良く設置できないと経路情報の不一致が発生する。
また、実際の形状を距離センサによる距離測定で取得する方法においても、形状データ取得後に、スキャナ機構内に検査対象が精度良く設置できないと、経路情報の不一致が発生する。
上記のように従来においては、現実の検査対象の状態と完全に一致した経路情報を作成することは困難であった。
上記の課題に対して、超音波トランスデューサと検査対象面との距離、傾きをセンシングする機能と、超音波トランスデューサを制御するアクチュエータ機能とを用いることにより、スキャナ機構の経路情報と現実の検査対象の間にある誤差要因を自律的に調整できるようにする方法が考えられる。
ここで、超音波検査では、超音波トランスデューサから検査対象物に超音波を入射させ、あるいは検査対象物からの超音波エコーを超音波トランスデューサで受信するために、超音波トランスデューサと検査対象物との間に水等の媒体を介在させる必要がある。このような事情から超音波検査は超音波トランスデューサ、検査対象物を水中に沈めて行われることが多い。水中での超音波検査において、超音波トランスデューサと検査対象面との距離、あるいは傾きをセンシングする機能を超音波トランスデューサに一体化させるための一つの方法として、距離、あるいは傾き検出用のセンサとして超音波探触子を使用することが考えられる。超音波探触子は水中の使用が可能であり、サイズ条件等適切なものが選択しやすい。
しかしながら、距離、あるいは傾き検出用のセンサとして超音波探触子を使用した場合、超音波検査に使用する超音波トランスデューサと同じ超音波を使用することから、検査用超音波トランスデューサと距離あるいは傾き検出用の超音波探触子との間で、超音波同士の干渉が発生する可能性がある。超音波の干渉が発生すると、超音波トランスデューサを介して取得される検査用データ、検査用画像の劣化、あるいは超音波探触子で測定する検査対象物と超音波トランスデューサとの間の距離、傾きの測定が正しく行えないことになる。
また、距離あるいは傾き検出用として複数の超音波探触子を用いた場合、その複数の超音波探触子間で超音波の干渉が発生する可能性がある。このような超音波の干渉が発生すると、超音波探触子で測定する検査対象物と超音波トランスデューサとの間の距離、傾きの測定が正しく行えないことになる。
本発明は、上記した従来の事情に対処してなされたもので、超音波トランスデューサと検査対象面との距離、傾きを高精度で計測することができ、高品質の検査用データ、検査用画像の取得を行うことのできる超音波検査装置及び超音波検査方法を提供することを目的とする。
本発明の超音波検査装置の一態様は、マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部から構成される超音波トランスデューサの前記圧電変換部を駆動し、駆動された前記圧電変換部から発せされる超音波の検査対象からの反射エコーを受信することにより複数の前記圧電変換部が発生する電気信号を開口合成処理し、前記検査対象の内部の3次元画像を合成する超音波検査装置において、前記超音波トランスデューサに、前記検査対象の表面からの距離及び前記検査対象の表面に対する傾きを検出するための距離計測用超音波センサを設け、前記距離計測用超音波センサが検出した情報に基づき前記超音波トランスデューサの前記検査対象に対する距離及び傾きを制御するようにし、かつ、前記距離計測用超音波センサによる超音波送受信のうちの少なくとも一部を、前記超音波トランスデューサの超音波送受信が行われない前記開口合成処理の実行中に行うようにしたことを特徴とする。
本発明の超音波検査装置の他の態様は、マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部から構成される超音波トランスデューサの前記圧電変換部を駆動し、駆動された前記圧電変換部から発せされる超音波の検査対象からの反射エコーを受信することにより複数の前記圧電変換部が発生する電気信号を開口合成処理し、前記検査対象の内部の3次元画像を合成する超音波検査装置において、前記超音波トランスデューサが検査用の超音波送受信を行っていないときに、距離測定用トランスデューサ駆動信号線を介して前記超音波トランスデューサを駆動して距離計測を行えるようにした、前記超音波トランスデューサによる電気信号によって当該超音波トランスデューサの前記検査対象の表面からの距離及び前記検査対象の表面に対する傾きを算出する距離測定装置を具備し、前記距離測定装置による算出結果に基づいて前記超音波トランスデューサの前記検査対象に対する距離及び傾きを制御することを特徴とする。
本発明の超音波検査方法の一態様は、マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部から構成される超音波トランスデューサの前記圧電変換部を駆動し、駆動された前記圧電変換部から発せされる超音波の検査対象からの反射エコーを受信することにより複数の前記圧電変換部が発生する電気信号を開口合成処理し、前記検査対象の内部の3次元画像を合成する超音波検査方法において、前記超音波トランスデューサに、前記検査対象の表面からの距離及び前記検査対象の表面に対する傾きを検出する距離計測用超音波センサを設け、前記距離計測用超音波センサが検出した情報に基づき前記超音波トランスデューサの前記検査対象に対する距離及び傾きを制御するようにし、かつ、前記距離計測用超音波センサによる超音波送受信のうちの少なくとも一部を、前記超音波トランスデューサの超音波送受信が行われない開口合成処理の実行中に行うようにしたことを特徴とする。
本発明の超音波検査方法の他の態様は、マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部から構成される超音波トランスデューサの前記圧電変換部を駆動し、駆動された前記圧電変換部から発せされる超音波の検査対象からの反射エコーを受信することにより複数の前記圧電変換部が発生する電気信号を開口合成処理し、前記検査対象の内部の3次元画像を合成する超音波検査方法において、前記超音波トランスデューサが検査用の超音波送受信を行っていないときに、距離測定用トランスデューサ駆動信号線を介して前記超音波トランスデューサを駆動して距離計測を行えるようにした、前記超音波トランスデューサによる電気信号によって当該超音波トランスデューサの前記検査対象の表面からの距離及び前記検査対象の表面に対する傾きを算出する距離測定装置を設け、前記距離測定装置の算出結果に基づいて前記超音波トランスデューサの前記検査対象に対する距離及び傾きを制御することを特徴とする。
本発明によれば、超音波トランスデューサと検査対象面との距離、傾きを高精度で計測することができ、高品質の検査用データ、検査用画像の取得を行うことができる。
本発明の実施形態に係る超音波検査装置の全体概略構成を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る超音波検査装置の要部概略構成を示すブロック図。 本発明の第1実施形態に係る超音波検査装置の超音波送信タイミングの例を示す図。 本発明の第2実施形態に係る超音波検査装置の超音波送信タイミングの例を示す図。 第2実施形態に使用する超音波の周波数帯域の例を示す図。 本発明の第3実施形態に係る超音波検査装置の要部概略構成を示すブロック図。 本発明の第3実施形態の探傷装置と距離計測装置の構成を示すブロック図。 本発明の第4実施形態に係る超音波検査装置の要部概略構成を示すブロック図。 本発明の第4実施形態の探傷装置と距離計測装置の構成を示すブロック図。
以下、本発明の超音波検査装置及び超音波検査方法の詳細を、図面を参照して実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る超音波検査装置の機構部の構成の概略を模式的に示す斜視図である。同図に示すように、この超音波検査装置の機構部は、検査対象1が設置された水槽2と、スキャナ機構3と、スキャナ機構3を構成するX軸3a、Y軸3b、Z軸3cの中のZ軸3cに固定された位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4とから構成されている。検査対象1は水槽2の中に水没されており、位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4も部分的に水没している。
(第1実施形態)
図2は、本発明の第1実施形態の要部構成、すなわち、図1に示した位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4の概略を模式的に示すブロック図である。同図において、1は検査対象であり、13は検査対象1の内部の欠陥である。超音波検査装置は、このような検査対象1の内部の欠陥13等を検査するためのものである。
図2に示すように、位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4は、マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部5aから構成される超音波トランスデューサ5を具備している。この超音波トランスデューサ5は、探傷装置6と電気的に接続されている。探傷装置6は、超音波トランスデューサ5を駆動して超音波を発信させ、検査対象物1内部の欠陥からの反射エコーを超音波トランスデューサ5を介して受信して開口合成処理により画像化を行う。
また、超音波トランスデューサ5の両側端部には、距離計測用超音波センサ7a、7bが設けられている。超音波トランスデューサ5の上部には、傾斜制御用アクチュエータ8aが接続されている。この傾斜制御用アクチュエータ8aは、超音波トランスデューサ5及び距離計測用超音波センサ7a、7bを、図中矢印で示すように、図2に垂直な軸廻りに回転させる機能を持つ。傾斜制御用アクチュエータ8aの上部には、距離制御用アクチュエータ8bが接続されている。この距離制御用アクチュエータ8bは、超音波トランスデューサ5と距離計測用超音波センサ7a、7bと傾斜制御用アクチュエータ8aを、図2中に矢印で示すように上下方向に動かす機能を持ち、スキャナ機構との結合部9を介して、図1に示したスキャナ機構3に接続されている。
また、本第1実施形態において、位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4は、距離測定装置11と、制御装置12を具備している。距離測定装置11は、探傷装置6からの探傷信号10に同期して距離計測用超音波センサ7a、7bを駆動し、超音波を送信させ、検査対象1の表面からの反射エコーを距離計測用超音波センサ7a、7bを介して受信して距離を計測する。制御装置12は、距離測定装置11の出力を取り込み、距離計測用超音波センサ7a、7bによる2つの距離測定結果を用い、超音波が検査対象1の面に直交し、かつ検査対象1と超音波トランスデューサ5の距離が一定となるよう傾斜制御用アクチュエータ8a、距離制御用アクチュエータ8bを制御する。
なお、図2には図示していないが、結合部9の上には、前述したとおり、超音波トランスデューサ5、距離計測用超音波センサ7a、7b、傾斜制御用アクチュエータ8a、距離制御用アクチュエータ8bを一体に駆動し、検査対象1上を走査する機能を持った図1に示したスキャナ機構3が設けられている。
図1に示すように、検査対象1の超音波検査を行う場合、検査用の経路情報を予め作成しておく必要がある。この経路情報にしたがって、スキャナ機構3は検査対象の表面に沿って位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4を駆動する。
位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4においては、図2に示したように、複数の圧電変換部5aから構成される探傷用の超音波トランスデューサ5に隣接して距離計測用超音波センサ7a、7bが設けられている。距離計測用超音波センサ7a、7bは、探傷装置6からの探傷信号10に同期した距離測定装置11の指令に基づき超音波を送信する。そして、距離測定装置11が、検査対象1面からの反射エコーを距離計測用超音波センサ7a、7bを介して受信し、超音波送信から受信まで時間を計測して、検査対象1面との距離を算出する。
距離計測用超音波センサ7a、7bの夫々により測定された超音波トランスデューサ5の両端部における検査対象1との2つの距離データは、距離測定装置11から制御装置12に送られる。制御装置12は、距離計測用超音波センサ7a、7bによる超音波トランスデューサ5の両端部における検査対象1との距離データから、超音波トランスデューサ5中心部の検査対象1との距離lc、超音波トランスデューサ5の傾きθを算出する。
ここで、図2に示すように、距離計測用超音波センサ7a、7bそれぞれの測定距離をla、lbとし、距離計測用超音波センサ7a、7b間の距離をlsとすれば、超音波トランスデューサ5中心部の検査対象1との距離lc、超音波トランスデューサ5の傾きθは、例えば以下の式で求められる。
c=(la+lb)/2
θ=tan-1((la−lb)/ls
このようにして求めた距離、傾きデータに基づき、制御装置12が傾斜制御用アクチュエータ8a、距離制御用アクチュエータ8bを制御して、超音波トランスデューサ5と検査対象1の表面との距離を一定に制御するとともに、超音波トランスデューサ5の傾きを制御して超音波が検査対象1に直交して入射するように制御する。これによって、スキャナ機構3を動作させる経路情報に誤差があっても、高精度の超音波検査を行うことが可能となる。
図3は、上記第1実施形態における超音波トランスデューサ5と距離計測用超音波センサ7a、7bの超音波送信タイミングを示す図である。図3において、横軸は、共通する時間軸であり、上段、中断、下段に示す各波形はこの時間軸に沿って同期している。
第1実施形態では、開口合成法を用いて検査対象の内部を3次元画像合成している。開口合成法では、超音波トランスデューサ5の複数の圧電変換部5aから順次超音波を発生させ、そのエコー波形を複数の圧電変換部5aで受信して、送信圧電変換部と受信圧電変換部の組合せ数分のエコー波形(例えば、圧電変換部5aが64個の場合、64×64=4096個のエコー波形)を取得し、これを用いて開口合成演算(開口合成処理)を行うことにより、検査対象内部の画像を合成、取得する。なお、開口合成処理では、前記した特許文献2に示されるように、画像化する領域をメッシュ化し、これらのメッシュ化された各領域それぞれについて反射エコーの到達時間を予め計算し、これらのメッシュ化された各領域の各反射エコーの強度を加算して3次元画像を合成する。
図3の上段に示す超音波トランスデューサの探傷用超音波信号14は、複数の圧電変換部5aから順次送信される超音波を示しており、送信圧電変換部と受信圧電変換部の組合せ数分の波形からなっている。この送信の後、開口合成演算を行うというシーケンスを繰り返すことにより検査が進行する。開口合成処理中は超音波トランスデューサ5による超音波送受信は行われない。
図3の中段に示す波形は、探傷装置6から距離測定装置11に出力される探傷信号10の一例を示している。この例では超音波トランスデューサ5の超音波送信中は“1”、非送信状態で“0”としている。超音波トランスデューサ5の超音波送信と開口合成からなる1単位の処理サイクル時間はT1となる。
図3の下段に示す波形は、距離計測用超音波センサ7a、7bの超音波送信タイミングの一例を示しており、探傷信号10の立下りに同期して、開口合成時間中に距離計測用超音波センサ7aから距離計測用超音波信号15a、距離計測用超音波センサ7bから距離計測用超音波信号15bの二つの超音波を送信する。距離計測用超音波センサ7a、7bの送信周期T2はT1の1/2となり、探傷信号10の立下りに同期して一定時間の遅延Tdをもって距離計測用超音波信号15aが送信され、T2経過後距離計測用超音波信号15bが送信される。このようにすることで、距離計測用超音波信号15a、15bと超音波トランスデューサ5の超音波送信が干渉しないようにすることができ、超音波トランスデューサ5による開口合成画像の劣化を生ずることなく距離計測用超音波センサ7a、7bを使用することができる。
また距離計測用超音波センサ7aと距離計測用超音波センサ7bとの間、またこれらと超音波トランスデューサ5との間の超音波干渉が存在しないため、常に高い精度の距離計測が可能となる。また距離計測用超音波信号15a、15bを常に一定の周期T2(同一信号の送信周期はT1=2×T2)で送信可能となり、傾斜制御用アクチュエータ8a、距離制御用アクチュエータ8bの制御装置12による制御を安定かつ精度の高いものにすることができる。
これにより、超音波トランスデューサ5の複数の圧電変換部5aを駆動して発生した超音波が、液体からなる音響伝播媒体を介して、平面または曲面の境界を持つ単数または複数の異なる音響特性を有した層からなる検査対象1内に高い精度で伝播され、また欠陥13他からの反射エコーを高い位置精度で複数の圧電変換部5aに受信、圧電変換させることが可能となることで、検査対象1内部の開口合成による3次元画像合成の精度、欠陥13の画像化精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る超音波トランスデューサ5と距離計測用超音波センサ7a、7bの超音波送信タイミングを示す図である。図4において、横軸は、共通する時間軸であり、上段、中断、下段に示す各波形はこの時間軸に沿って同期している。
この第2実施形態では、距離計測用超音波センサ7aが使用する超音波の周波数帯域が、第1実施形態の場合と異なっている。他の装置構成については、第1実施形態の場合と同様である。この第2実施形態は、主として超音波トランスデューサ5の超音波送信と開口合成処理からなる1単位の処理に占める、開口合成処理の時間が短いケースに対応したものである。
このようなケースでは、第1実施形態のように開口合成処理時間内に距離計測用超音波信号15a、15bの2つを送信することができない、あるいはできても送信周期が一定にならず、また全体的に間延びしたものとなり、距離計測精度、制御精度が低下する。これに対応するため、距離計測用超音波センサ7aが使用する超音波の周波数帯域を、超音波トランスデューサ5が使用する超音波の周波数帯域と異なる周波数帯域として、超音波トランスデューサ5の超音波送信時にも距離計測用超音波センサ7aの距離計測用超音波信号15aの送信を可能としている。
図4の上段に示す超音波トランスデューサの探傷用超音波信号14は、複数の圧電変換部5aから順次送信される超音波を示しており、送信圧電変換部と受信圧電変換部の組合せ数分の波形からなっている。この送信の後、開口合成演算を行うというシーケンスを繰り返すことにより検査が進行する。開口合成処理中は超音波トランスデューサ5による超音波送受信は行われない。本実施形態では、相対的に開口合成処理時間が探傷用超音波信号14の送信時間より短い。
図4の中段に示す波形は、探傷装置6から距離測定装置11に出力される探傷信号10の一例を示している。この例では超音波トランスデューサ5の超音波送信中は“1”、非送信状態で“0”としている。超音波トランスデューサ5の超音波送信と開口合成処理からなる1単位の処理サイクル時間はT1となる。
図4の下段に示す波形は、距離計測用超音波センサ7a、7bの超音波送信タイミングの一例を示しており、探傷信号10の立ち上がりに同期して、距離計測用超音波信号15a、15bが送信される。距離計測用超音波センサ7a、7bの送信周期T2はT1の1/2であり、探傷信号10の立ち上がりに同期して一定時間の遅延Tdをもって距離計測用超音波信号15a、そのT2時間後に距離計測用超音波15bが送信される。
距離計測用超音波信号15aは、超音波トランスデューサ5の超音波送信と同じタイミング内で送信されるが、それぞれ超音波の周波数帯域が異なるので干渉は発生しない。距離計測用超音波センサ7bの周波数帯域は、超音波トランスデューサ5、あるいは距離計測用超音波7aと同じであっても良く、また違っていても良い。このようにすることで、相対的に開口合成処理時間が短いケースにおいても、距離計測用超音波信号15a、15bを、計測精度を低下させない十分な周期T2(同一信号の送信周期はT1=2×T2)で送信可能となる。
図5は、第2実施形態に係る超音波信号の帯域例の説明図である。図5に一例を示す超音波信号の帯域例では、(1)に示すように距離計測用超音波信号15aの帯域を距離計測用超音波信号15bより低い周波数帯域とし、かつ両者の周波数成分が重ならないようにしている。超音波トランスデューサ5の周波数帯域は図示していないが、距離測定用超音波信号15bの帯域と同様である。また図5(2)に示すように距離測定装置11の受信帯域を距離計測用超音波信号15aの入力側、距離計測用超音波信号15bの入力側でそれぞれの周波数帯域に対応するように変えている。これにより、距離測定装置11の距離計測用超音波信号15aの入力側では、超音波トランスデューサ5が発する超音波信号は受信できないようになっている。さらに図5(3)に示すように探傷装置6の受信帯域は超音波トランスデューサ5に対応したものとしており、距離計測用超音波信号15aは受信できないようになっている。
この第2実施形態では、第1実施形態と同様に、距離計測用超音波信号15a、15bと超音波トランスデューサ5の超音波送信が干渉しないようにすることができ、超音波トランスデューサ5による開口合成画像の劣化を生ずることなく距離計測用超音波センサ7a、7bを使用することができ、また距離計測用超音波センサ7aと距離計測用超音波センサ7bとの間、またこれらと超音波トランスデューサ5との間の超音波干渉が存在しないため、常に高い精度の距離計測が可能となる。また距離計測用超音波信号15a、15bを常に一定の周期T2(同一信号の送信周期はT1=2×T2)で送信可能となり、傾斜制御用アクチュエータ8a、距離制御用アクチュエータ8bの制御装置12による制御を安定かつ精度の高いものにすることができる。
これにより、第1実施形態と同様に、超音波トランスデューサ5の複数の圧電変換部5aを駆動して発生した超音波が、液体からなる音響伝播媒体を介して、平面または曲面の境界を持つ単数または複数の異なる音響特性を有した層からなる検査対象1内に高い精度で伝播され、また欠陥13等からの反射エコーを高い位置精度で複数の圧電変換部5aに受信、圧電変換させることが可能となることで、検査対象1内部の開口合成による3次元画像合成の精度、欠陥13の画像化精度を向上させることができる。但し、第2実施形態では、距離計測用超音波センサ7aとして使用することのできる超音波センサが、その使用する超音波帯域によって制限され、また、距離測定装置11、探傷装置6においては、特定の周波数帯域のみの超音波信号を受信するためバンドパスフィルタ等を設ける必要がある。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係る超音波検査装置の要部、すなわち、図1に示した位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4の概略を模式的に示す図である。同図において、1は検査対象であり、13は検査対象1の内部の欠陥である。超音波検査装置は、このような検査対象1の内部の欠陥13を検査するためのものである。
図6に示すように、位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4は、マトリクス状または一列に、独立して複数形成された圧電変換部5aから構成される超音波トランスデューサ5を具備している。この超音波トランスデューサ5は、探傷装置6と電気的に接続されている。探傷装置6は、超音波トランスデューサ5を駆動して超音波を発信させ、検査対象物1内部の欠陥等からの反射エコーを、超音波トランスデューサ5を介して受信して開口合成処理により画像化を行う。
本第3実施形態では、超音波トランスデューサ5の両側端部には、距離計測用超音波センサが設けられていない。超音波トランスデューサ5の上部には、傾斜制御用アクチュエータ8aが接続されている。この傾斜制御用アクチュエータ8aは、超音波トランスデューサ5を、図中矢印で示すように、図6に垂直な軸廻りに回転させる機能を持つ。傾斜制御用アクチュエータ8aの上部には、距離制御用アクチュエータ8bが接続されている。この距離制御用アクチュエータ8bは、超音波トランスデューサ5と傾斜制御用アクチュエータ8aを、図6中に矢印で示すように上下方向に動かす機能を持ち、スキャナ機構との結合部9を介して、図1に示したスキャナ機構3に接続されている。
また、本実施形態において、位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4は、距離測定装置11と、制御装置12を具備している。距離測定装置11は、探傷装置6と電気的に接続されており、探傷装置6からの探傷信号10と、超音波探傷器6が超音波トランスデューサ5を使用して送受信する超音波信号(駆動信号線17、エコー信号線19)を距離測定装置11に取り込むようになっている。これによって、超音波トランスデューサ5を距離計測用にも使用できるようになっている。制御装置12は、距離測定装置11の出力を取り込み、距離測定結果を用い、超音波が検査対象1の表面に直交し、かつ検査対象1と超音波トランスデューサ3の距離が一定となるよう傾斜制御用アクチュエータ8a、距離制御用アクチュエータ8bを制御する。
なお、図6には図示していないが、結合部9の上には、前述したとおり、超音波トランスデューサ5、傾斜制御用アクチュエータ8a、距離制御用アクチュエータ8bを一体に駆動し、検査対象1上を走査する機能を持った図1に示したスキャナ機構3が設けられている。
図7は、本実施形態における探傷装置6、距離測定装置11の機能構成を示すブロック図である。図7に示すように、探傷装置6は、制御・画像合成部16と、駆動信号線17と、送信回路18と、エコー信号線19と、受信回路20と、結合部21とから構成されている。
制御・画像合成部16は、探傷装置6全体を制御し、超音波の送信処理、受信処理を行い超音波トランスデューサ5からのエコー信号をもとに開口合成処理により検査対象1内を画像化する。駆動信号線17は、超音波トランスデューサ5の圧電変換部5aの数に相当する本数から構成され、制御・画像合成部16と送信回路18とを接続する。送信回路18は、超音波トランスデューサ5の圧電変換部5aの数に相当する回路数からなり、超音波トランスデューサ5の駆動信号を生成する。
エコー信号線19は、超音波トランスデューサ5の圧電変換部5aの数に相当する本数から構成され、制御・画像合成部16と受信回路20とを接続する。受信回路20は、超音波トランスデューサ5の圧電変換部5aの数に相当する回路数からなり超音波トランシデューサ5が受信したエコー信号を増幅する。結合部21は、送信回路18の出力と受信回路20の入力を結合し、超音波トランスデューサ5と接続する。
距離測定装置11は、距離測定制御部22と距離計測部23とから構成されている。距離測定制御部22は、探傷装置6からの探傷信号10を受け、同期した状態で距離測定装置11の全体制御を行う。距離計測部23は、探傷装置6の駆動信号線17とエコー信号線19の中から、距離計測に有効な例えば超音波トランスデューサ5の両端部に相当する圧電素子5aの信号を取り込み、駆動信号に対するエコー信号の時間遅延を測定し距離を計測する。
上記構成の本第3実施形態では、距離測定制御部22が、探傷信号10から距離計測に使用する圧電素子5aの送受信タイミングを検出し、距離計測部23を制御して距離の測定を行い、測定結果を制御装置12へ出力する。このようにすることにより、検査対象1内の画像化に使用する超音波トランスデューサ5の駆動信号、エコー信号そのものを距離計測用として使用することが可能となり、距離計測専用のセンサを別に設ける必要がなくなる。また、距離計測用センサとして超音波探触子を用いた場合の干渉の問題の考慮も不要となる。
これにより、第1の実施形態と同様に、超音波トランスデューサ5の複数の圧電変換部5aを駆動して発生した超音波が、液体からなる音響伝播媒体を介して、平面または曲面の境界を持つ単数または複数の異なる音響特性を有した層からなる検査対象1内に高い精度で伝播され、また欠陥13他からの反射エコーを高い位置精度で複数の圧電変換部5aに受信、圧電変換させることが可能となることで、検査対象1内部の開口合成による3次元画像合成の精度、欠陥13の画像化精度を向上させることができる。
(第4実施形態)
図8は、本発明の第4実施形態に係る超音波検査装置の要部、すなわち、図1に示した位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ4の概略を模式的に示す図である。同図は、図6における探傷装置6と距離測定装置11の間の超音波信号(駆動信号線17、エコー信号線19)の取り合いに加えて距離測定用トランスデューサ駆動信号線25を追加し、超音波トランスデューサ5が検査対象1の画像化用の超音波送受信を行っていない時間(開口合成処理時間)に距離測定用トランスデューサ駆動信号線25を介して超音波トランスデューサ5を駆動して距離計測が行えるようにしたものである。
図9は、本第4実施形態における超音波探傷器6、距離測定装置11の機能構成を示すブロック図である。図9において、探傷装置6には、図7の構成に加えて駆動信号入力部24が設けられており、駆動信号入力部24には、距離測定装置11の距離測定制御部22からの距離計測用トランスデューサ駆動信号線25が入力されている。駆動信号入力部24は制御・画像合成部16からの駆動信号線17の駆動指令と、距離測定装置11の距離測定制御部22からの距離計測用トランスデューサ駆動信号線25の駆動指令の両方を送信回路18に伝達する機能を有している。
上記構成の本第4実施形態では、距離測定装置11は、独立して超音波トランスデューサ5を駆動し、距離あるいは傾きの計測が可能となる。距離測定装置11が超音波トランスデューサ5を駆動して距離を計測するタイミングは、超音波トランスデューサ5が検査対象1の画像化用の超音波送受信を行っていない時間(開口合成処理時間)であり、図4の説明における距離計測用超音波信号15bの送信タイミングと同じである。
本第4実施形態の超音波検査装置によれば、独立した距離計測用センサを設けることなく、超音波トランスデューサ5の探傷用超音波信号14を利用しての距離計測、また開口合成処理時間タイミングにおける距離計測の両方が可能となる。また、超音波の干渉の問題も発生しない。このようにすることで、距離計測用超音波送信に係る制約をほとんど無くすことが可能であり。常に一定周期かつ計測精度を低下させない十分な周期で距離の計測を行うことが可能となる。
これにより、超音波トランスデューサ5の複数の圧電変換部5aを駆動して発生した超音波が、液体からなる音響伝播媒体を介して、平面または曲面の境界を持つ単数または複数の異なる音響特性を有した層からなる検査対象1内に高い精度で伝播され、また欠陥13他からの反射エコーを高い位置精度で複数の圧電変換部5aに受信、圧電変換させることが可能となることで、検査対象1内部の開口合成処理による3次元画像合成の精度、欠陥13の画像化精度を向上させることができる。
以上のように、各実施形態では、超音波トランスデューサの検査対象面からの距離、あるいは検査対象面に対する傾きを検出するセンサとして超音波探触子を用いたものにおいて、超音波トランスデューサが発信する超音波と、距離、あるいは傾きを検出する超音波の干渉を回避し、また常に一定周期での距離、あるいは傾きの計測を行うことが可能となる。これにより、検査対象面に対する超音波トランスデューサの距離、傾きを高い精度で制御することができるようになり、高精度の超音波検査が行える。
1…検査対象、2…水槽、3…スキャナ機構、3a…スキャナ機構のX軸、3b…スキャナ機構のY軸、3c…スキャナ機構のZ軸、4…位置検出・制御機能付き超音波トランスデューサ、5…超音波トランスデューサ、5a…圧電変換部、6…探傷装置、7a,7b…距離計測用超音波センサ、8a…傾斜制御用アクチュエータ、8b…距離制御用アクチュエータ、9…スキャナ機構との結合部、10…探傷信号、11…距離測定装置、12…制御装置、13…欠陥、14…超音波トランスデューサの探傷用超音波信号、15a,15b…距離計測用超音波信号、16…制御・画像合成部、17…駆動信号線、18…送信回路、19…エコー信号線、20…受信回路、21…結合部、22…距離測定制御部、23…距離計測部、24…駆動信号入力部、25…距離計測用トランスデューサ駆動信号線。

Claims (7)

  1. マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部から構成される超音波トランスデューサの前記圧電変換部を駆動し、
    駆動された前記圧電変換部から発せされる超音波の検査対象からの反射エコーを受信することにより複数の前記圧電変換部が発生する電気信号を開口合成処理し、前記検査対象の内部の3次元画像を合成する超音波検査装置において、
    前記超音波トランスデューサの、前記検査対象の表面からの距離及び前記検査対象の表面に対する傾きを、距離計測用超音波センサによる検出信号から算出する距離測定装置を設け、前記距離測定装置による算出結果に基づいて前記超音波トランスデューサの前記検査対象に対する距離及び傾きを制御するよう構成するとともに、
    前記距離計測用超音波センサによる超音波送受信のうちの少なくとも一部を、前記超音波トランスデューサの超音波送受信が行われない前記開口合成処理の実行中に行うようにした
    ことを特徴とする超音波検査装置。
  2. 前記超音波トランスデューサに前記距離計測用超音波センサを複数設け、
    かつ、複数の前記距離計測用超音波センサのうち少なくとも1つは、前記超音波トランスデューサと異なった周波数帯域の超音波を送受信する異周波数帯域の距離計測用超音波センサとし、
    当該異周波数帯域の距離計測用超音波センサによる超音波送受信を、前記超音波トランスデューサの超音波送受信時に行うことを特徴とする請求項1記載の超音波検査装置。
  3. 前記距離計測用超音波センサとして、前記超音波トランスデューサ両端部の圧電変換部を用い、
    前記開口合成処理の実行中は、前記距離測定装置が前記超音波トランスデューサを駆動して、前記超音波トランスデューサの、前記検査対象の表面からの距離及び前記検査対象の表面に対する傾きを示す検出信号を取得し、この取得した検出信号によって前記距離及び前記傾きを算出することを特徴とする請求項1記載の超音波検査装置。
  4. マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部から構成される超音波トランスデューサの前記圧電変換部を駆動し、
    駆動された前記圧電変換部から発せされる超音波の検査対象からの反射エコーを受信することにより複数の前記圧電変換部が発生する電気信号を開口合成処理し、前記検査対象の内部の3次元画像を合成する超音波検査装置において、
    前記超音波トランスデューサが検査用の超音波送受信を行っていないときに、距離測定用トランスデューサ駆動信号線を介して前記超音波トランスデューサを駆動して距離計測を行えるようにした、前記超音波トランスデューサによる電気信号によって当該超音波トランスデューサの前記検査対象の表面からの距離及び前記検査対象の表面に対する傾きを算出する距離測定装置を具備し、前記距離測定装置による算出結果に基づいて前記超音波トランスデューサの前記検査対象に対する距離及び傾きを制御する
    ことを特徴とする超音波検査装置。
  5. 前記超音波トランスデューサが検査用の超音波送受信を行っているときは、その電気信号を利用して前記距離測定装置が前記距離及び前記傾きの算出を行い、
    前記超音波トランスデューサが検査用の超音波送受信を行っていないときは、前記距離測定装置が前記超音波トランスデューサを駆動して電気信号を取得し、この取得した電気信号によって前記距離及び前記傾きを算出することを特徴とする請求項4記載の超音波検査装置。
  6. マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部から構成される超音波トランスデューサの前記圧電変換部を駆動し、
    駆動された前記圧電変換部から発せされる超音波の検査対象からの反射エコーを受信することにより複数の前記圧電変換部が発生する電気信号を開口合成処理し、前記検査対象の内部の3次元画像を合成する超音波検査方法において、
    前記超音波トランスデューサの、前記検査対象の表面からの距離及び前記検査対象の表面に対する傾きを、距離計測用超音波センサによる検出信号から算出する距離測定装置を設け、前記距離測定装置による算出結果に基づいて前記超音波トランスデューサの前記検査対象に対する距離及び傾きを制御するとともに、
    前記距離計測用超音波センサによる超音波送受信のうちの少なくとも一部を、前記超音波トランスデューサの超音波送受信が行われない前記開口合成処理の実行中に行う
    ことを特徴とする超音波検査方法。
  7. マトリクス状または一列に配列され夫々が独立して形成された複数の圧電変換部から構成される超音波トランスデューサの前記圧電変換部を駆動し、
    駆動された前記圧電変換部から発せされる超音波の検査対象からの反射エコーを受信することにより複数の前記圧電変換部が発生する電気信号を開口合成処理し、前記検査対象の内部の3次元画像を合成する超音波検査方法において、
    前記超音波トランスデューサが検査用の超音波送受信を行っていないときに、距離測定用トランスデューサ駆動信号線を介して前記超音波トランスデューサを駆動して距離計測を行えるようにした、前記超音波トランスデューサによる電気信号によって当該超音波トランスデューサの前記検査対象の表面からの距離及び前記検査対象の表面に対する傾きを算出する距離測定装置を設け、前記距離測定装置の算出結果に基づいて前記超音波トランスデューサの前記検査対象に対する距離及び傾きを制御することを特徴とする超音波検査方法。
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