JP5303964B2 - 空気調和装置の室外ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置の室外ユニットに関し、特に、室外ユニットのケーシングの構造に係るものである。
空気調和装置の室外ユニットには、冷媒連絡配管導入用の開口が形成されている。通常、この開口は、室外ユニットの側面下部に位置し、冷媒連絡配管と開口の縁部との隙間を閉じるカバーが、その開口の周辺にネジ或は爪などによって脱着可能に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
室外ユニットは、内部に圧縮機などの電動機で動作する機器を備えているので、運転中は常に振動がカバーへ伝達される。また、冷媒連絡配管内を流れる冷媒の脈動がカバーに直接伝達されることもある。このため、カバーと開口の周辺部との接触部が振動し、衝突音が発生してユーザーに不快感を与える可能性がある。
特開平8−128677号公報
本発明の課題は、冷媒連絡配管などが導入される開口を閉じるカバーと開口周辺との接触部で、衝突音が発生することを抑制する空気調和装置の室外ユニットを提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、室内ユニットに冷媒連絡配管を介して接続されて蒸気圧縮式冷凍回路を構成する空気調和装置の室外ユニットであって、ケーシングとカバーとを備えている。ケーシングは、蒸気圧縮式冷凍回路の一部を収納し、電線及び/又は冷媒連絡配管を導入する開口が形成されている。カバーは、電線及び/又は冷媒連絡配管を貫通させた状態で開口を閉じる。そして、カバー、及び開口の周辺部の少なくとも一方に、他方へ向って隆起して接触する隆起部が形成されている。
この室外ユニットでは、カバーと開口の周辺部との衝突音の発生が抑制されるので、ケーシングの振動或は配管振動がカバーに伝播したときでも、騒音の拡大が抑制される。
第2発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第1発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、カバーが、ケーシングに固定される固定部と、固定部が固定されたときに自由端となる自由端部とを有している。そして、自由端部、及び自由端部と対向する開口の周辺部の少なくとも一方に、隆起部が形成されている。
この室外ユニットでは、振動の振幅が最も大きくなる自由端部と開口の周辺部との衝突音の発生が抑制されるので、騒音の抑制効果が向上する。
第3発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第1発明又は第2発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、隆起部が、突起、リブ及び切り起しの少なくとも1つを含んでいる。
この室外ユニットでは、突起、リブ及び切り起しは、カバー又は側板の製造時に一体成形が可能であり、加工費増大が抑制される。
第4発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第1発明又は第2発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、隆起部が、リブであって開口の周辺部に形成されている。
この室外ユニットでは、リブは、カバーと開口の周辺部との衝突音の発生を抑制するだけでなく、開口の周辺部を補強することができる。
第5発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第1発明又は第2発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、ケーシングが、背面部材と、背面部材に隣接し背面部材よりも面積が小さい側板とを有している。開口は、側板に形成されている。
この室外ユニットでは、側板は、背面部材よりも面積が小さいので、振動時の振幅も背面部材よりも小さく、配管からの振動が伝播し易い開口が側板に形成されることは、背面部材に開口が形成されるよりも、騒音の抑制効果が大きい。さらに、カバーと開口の周辺部との衝突音の発生が抑制されることによって、側板から背面部材へ伝播する振動も抑制される。
第6発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第5発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、蒸気圧縮式冷凍回路の一部を成しケーシングに収納される室外熱交換器をさらに備えている。側板の一部は、室外熱交換器に固定されている。
この室外ユニットでは、カバーと開口の周辺部との衝突音の発生を抑制するための構造が、側板の剛性を高めているので、室外熱交換器の振動が側板に伝播したときの側板の振幅は、室外熱交換器の振動が背面部材に伝播したときの背面部材の振幅よりも小さく、騒音の増大が抑制される。
第7発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第5発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、側板と背面部材とは、締結されることなく隣接している。
この室外ユニットでは、側板に振動抑制効果があり、背面部材と隣接している面との衝突音が小さいので、ネジの締結の必要がなく、側板と背面部材との組立作業が短縮される。
第1発明に係る空気調和装置の室外ユニットでは、カバーと開口の周辺部との衝突音の発生が抑制されるので、ケーシングの振動或は配管振動がカバーに伝播したとき、騒音の拡大が抑制される。
第2発明に係る空気調和装置の室外ユニットでは、振動の振幅が最も大きくなる自由端部と開口の周辺部との衝突音の発生が抑制されるので、騒音の抑制効果が向上する。
第3発明に係る空気調和装置の室外ユニットでは、突起、リブ及び切り起しは、カバー又は側板の製造時に一体成形が可能であり、加工費増大が抑制される。
第4発明に係る空気調和装置の室外ユニットでは、リブは、カバーと開口の周辺部との衝突音の発生を抑制するだけでなく、開口の周辺部を補強することができる。
第5発明に係る空気調和装置の室外ユニットでは、側板は、背面部材よりも面積が小さいので、振動時の振幅も背面部材よりも小さく、配管からの振動が伝播し易い開口が側板に形成されることは、背面部材に開口が形成されるよりも、騒音の抑制効果が大きい。さらに、カバーと開口の周辺部との衝突音の発生が抑制されることによって、側板から背面部材へ伝播する振動も抑制される。
第6発明に係る空気調和装置の室外ユニットでは、カバーと開口の周辺部との衝突音の発生を抑制するための構造が、側板の剛性を高めているので、室外熱交換器の振動が側板に伝播したときの側板の振幅は、室外熱交換器の振動が背面部材に伝播したときの背面部材の振幅よりも小さく、騒音の増大が抑制される。
第7発明に係る空気調和装置の室外ユニットでは、側板に振動抑制効果があり、背面部材と隣接している面との衝突音が小さいので、ネジの締結の必要がなく、側板と背面部材との組立作業が短縮される。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<室外ユニット2の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る室外ユニットの平面図であり、天板を取り除いて内部を平面的に図示している。図1において、室外ユニット2では、略直方体形状のケーシング20の内部が、鉛直に延びる仕切板28によって機械室20aと送風機室20bとに分割されている。室外ユニット2は、屋内に配置される室内ユニット(図示せず)に冷媒連絡配管(図示せず)を介して接続される。
室外ユニット2は、上記ケーシング20以外に、室外ファン4、圧縮機51、室外熱交換器52、液側閉鎖弁61、ガス側閉鎖弁62、及び配管等の蒸気圧縮式冷凍回路の構成に必要な部材を備えている。室外ユニット2では、室外ファン4が稼動しているとき、空気は図1のB及びCの方向から吸い込まれ、室外熱交換器52と熱交換した後、Aの方向へ吹き出される。
(室外ファン4)
室外ファン4は、複数の翼を有するプロペラファンであり、送風機室20b内の室外熱交換器52の前側で、吹出口23aに対向するように配置されている。室外ファン4は、室外ファン用電動機4aによって回転駆動される。
(ケーシング20)
図2は、本実施形態に係る室外ユニットの正面図であり、図3は、本実施形態に係る室外ユニットの右側面図であり、図4は、本実施形態に係る室外ユニットの背面図である。図1、図2において、ケーシング20は、略直方体形状をしており、その6面は、底板21、第1前板23、第2前板24、右側板25、吸込グリル26及び天板29(図2参照)によって形成されている。
底板21は、ケーシング20の底面部分を構成する略長方形状の金属製板状部材であり、底板21の周縁部は上向きに折り曲げられている。底板21の下面には、据付場所の基礎台99に固定される2つの基礎脚98が設けられている。基礎脚98は、ケーシング20の前側から後側に向かって延びる金属製の板状部材である。
第1前板23は、空気の吹出口23a側を正面としたとき、仕切板28の前端より左側の前面及び左側面を形成する。第1前板23には、Cの方向からの空気を吸い込む吸入口が形成されている。また、第1前板23には、B及びCの方向から吸い込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口23aが設けられている。
第2前板24は、仕切板28の前端より右側の前面及び右側面の一部を形成する。図2、図3に示すように、第2前板24の下部には、前面下部カバー39が取り付けられている。前面下部カバー39は、第2前板24の下端の切り欠き241を閉じるための部材であり、孔39aを有している。孔39aは、切り欠き241の端面から図2の正面方向へ突出する爪244と嵌合する。
第2前板24の前面下端の切り欠かれなかった領域(非切り欠き部)は、底板21の周縁部の上向きに折り曲げられている領域に、ネジ90によって締結されている。このとき、第2前板24の前面下端が、底板21の周縁部の外側となるように締結される。また、図3に示すように、前面下部カバー39は、ネジ90によって、第2前板24の右側面下部および底板21の周縁部に固定される。
右側板25は、第2前板24に隣接してケーシング20の右側面の残りと背面の一部を形成する。図3、図4に示すように、右側板25の下部には、背面下部カバー40が取り付けられており、この背面下部カバー40は、右側板25の下端にある開口251を閉じるための部材である。
開口251には、液冷媒連絡配管18、ガス冷媒連絡配管19及び電線が挿入されるので、背面下部カバー40は、液冷媒連絡配管18、ガス冷媒連絡配管19及び電線を貫通させた状態で開口251を閉じる。なお、室外ユニット2の据付条件によって、背面下部カバー40は、液冷媒連絡配管18及びガス冷媒連絡配管19だけを貫通させた状態のときや、或は電線だけを貫通させた状態のときもある。
背面下部カバー40は、ネジ90によって、右側板25の右側面下部および底板21の周縁部に固定される。この背面下部カバー40については、説明の便宜上、右側板25の右側面下部および底板21の周縁部に固定される領域をカバー固定部41とし、固定されない領域の自由端をカバー自由端部42とする。カバー自由端部42は、右側板25の背面側下部の内側に入り込んでいる。
図5は、図4の背面下部カバーのD−D線における断面図である。図5において、右側板25の背面側下部の内側には、リブ201が設けられており、カバー自由端部42が、このリブ201と接触している。リブ201とカバー自由端部42との間には、適度の接触圧力が設定されており、液冷媒連絡配管18及びガス冷媒連絡配管19を流れる冷媒の脈動、或は圧縮機51の振動でカバー自由端部42が振動することを抑制している。仮に、カバー自由端部42が振動しても、リブ201とは、点接触又は線接触であるので、面接触に比べて、発生する音は小さく抑制される。
右側板25のリブ201から隣接する吸込グリル26までの領域は、下端が底板まで伸びており、所定の箇所が室外熱交換器52の一部と連結されている。仮に、室外熱交換器52を通る冷媒の脈動が右側板25を介して背面下部カバー40に伝わり、背面下部カバー40が振動しても、リブ201とは、点接触又は線接触であるので、面接触に比べて、発生する音は小さく抑制される。
吸込グリル26は、右側板25に隣接して残りの背面を形成しており、室外ファン4によってケーシング20内に吸入される空気の吸入口26cが形成されている。
図1において、仕切板28は、送風機室20b側に突出するように屈曲した形状を有しており、ケーシング20の内部を左右2つの空間に仕切るように配置されている。仕切板28の前面側端部は第1前板23の右端部にネジ等によって締結され、仕切板28の背面側端部は、管板59の前面側端部にネジ等によって締結されている。
なお、管板59とは、ケーシング20の左側面から背面に沿うように配置された略L字形状の部材であり、室外熱交換器52の右端面に対向するように設けられており、その下部が底板21にネジ等により固定されている。
天板29は、室外ユニット2の天面部分を構成する横長の略長方形状の金属製の板状部材であり、天板29の周縁部は下向きに折り曲げられている。本実施形態では、天板29の周縁部の下向きに切り曲げられた領域の内側へ、第2前板24の上端が入ることによって、第2前板24は天板29に保持されており、ネジ等の締結は行われていない。したがって、第2前板24の下端と底板21の周縁部とのネジ締結を解消することによって、第2前板24は、下方へ降下してケーシング20から取り外される。第2前板24が取り外されたとき、機械室20aの内部が見えるようになっているので、第2前板24は、機械室20a内に収容された部品のメンテナンス作業を行う際に取り外される。
(閉鎖弁取付板30)
図1に示すように、閉鎖弁取付板30は、第1前板23の右端部と、右側板25の前端部との間に掛け渡されるように、機械室20aに設けられた細長い板状の部材であり、第1領域30aと、第2領域30bと、固定部31とを有する金属製の部材である。なお、閉鎖弁取付板30は、機械室20a内において、圧縮機51の上端付近の高さ位置に配置されている。
第1領域30aは、閉鎖弁取付板30が機械室20a内に配置された状態において、第1前板23の右端部から第2前板24の右側面部分に向かって第2前板24の前面部分とほぼ平行に延び、続いて、第2前板24の前面部分から遠ざかる方向に傾斜しながら延び、続いて、第2前板24の右側面部分に向かって第2前板24の前面部分とほぼ平行に延びる部分である。なお、第1領域30aは、長手方向左端に、仕切板28の前端部とともに第1前板23の右端部に保持される支持部33を有している。
第2領域30bは、閉鎖弁取付板30が機械室20a内に配置された状態において、第1領域30aの長手方向右端から右側板25の前端部に向かって第2前板24の前面部分から遠ざかる方向に傾斜しながら延びる部分である。第2領域30bは、液側閉鎖弁61及びガス側閉鎖弁62が装着される部分であり、液側閉鎖弁61及びガス側閉鎖弁62を長手方向に並べて装着することが可能である。閉鎖弁取付板30が機械室20a内に配置された状態において、第2前板24の右側面部分側にガス側閉鎖弁62が装着され、ガス側閉鎖弁62の左側に液側閉鎖弁61が装着される。
(圧縮機51)
図1において、圧縮機51は、圧縮機用電動機をハウジング内に内蔵する密閉型圧縮機であり、機械室20aに配置されている。圧縮機51は、ケーシング20の全高の1/3〜1/2程度の高さの縦型円筒形状を有し、その下部が底板21に固定されている。また、圧縮機51は、ケーシング20の平面視において、機械室20aの前後方向中央付近に、かつ、機械室20aの仕切板28付近に配置されている。
(室外熱交換器52)
室外熱交換器52は、送風機室20b内に配置されており、室外ファン4によってケーシング20内に吸い込まれた空気との間で熱交換を行う。室外熱交換器52は、図1の平面視において略L字形状を有し、ケーシング20の左側面から背面に沿うように配置されている。
(電装品箱55)
電装品箱55は、電気絶縁性に優れた樹脂で成形された筐体であって、室内ユニット(図示ぜず)と通信して室外ファン用電動機4a及び圧縮機51などを制御する制御部を内蔵している。電装品箱55は、仕切板28に装着される。
(電装品箱取付板56)
電装品箱取付板56は、電装品箱55を仕切板28に装着する板金部材であり、仕切板28に引っ掛かる取付爪56aを有している。取付爪56aは、仕切板28に予め設けられている爪挿入孔28aに挿入されることによって、仕切板28に引っ掛かる。
<特徴>
(1)
室外ユニット2では、ケーシング20には、電線及び/又は冷媒連絡配管を導入する開口251が形成されている。開口251の縁と、電線及び/又は冷媒連絡配管との隙間は、背面下部カバー40によって閉鎖される。即ち、背面下部カバー40は、電線及び/又は冷媒連絡配管を貫通させた状態で開口251を閉じている。開口251の周辺部のうち、背面下部カバー40のカバー自由端部42と対向する位置に、リブ201が形成されている。この結果、ケーシング20の振動或は配管振動が背面下部カバー40に伝播したとき、カバー自由端部42とリブ201とが、背面下部カバー40と開口251の周辺部との衝突音の発生を抑制している。また、カバー自由端部42とリブ201とは、点又は線接触であり、衝突音も小さく騒音の拡大が抑制される。
さらに、リブ201は、背面下部カバー40と開口251の周辺部との衝突音の発生を抑制するだけでなく、開口251の周辺部を補強している。この結果、リブ201が、右側板25の剛性を高めており、右側板25が室外熱交換器52に固定されて、室外熱交換器52からの振動が右側板25に伝播したときでも、右側板25の振動振幅を小さく抑えている。
(2)
室外ユニット2では、開口251が形成されている右側板25が、吸込グリル26よりも面積が小さいので、振動時の振幅も吸込グリル26より小さい。したがって、吸込グリル26に開口251を形成するよりも、騒音の抑制効果が大きい。さらに、背面下部カバー40と開口251の周辺部との衝突音の発生が抑制されることによって、右側板25から吸込グリル26へ伝播する振動も抑制されるので、右側板25と吸込グリル26との互いに隣接している面との衝突音が小さくなる。この結果、ネジの締結の必要がなく、右側板25と吸込グリル26との組立作業が短縮される。
<変形例>
上記実施形態では、背面下部カバー40のカバー自由端部42が、右側板25の背面側下部の内側に設けられたリブ201と接触する構造を採用しているが、これに限定されるものではない。すなわち、リブ201の替わりに、複数の突起、又は切り起しでもよい。
また、カバー自由端部42を挟み込む構造でもよい。例えば、図6は、変形例に係る室外ユニットの背面下部カバーの断面図であり、図6において、右側板25の背面側下部の端部が内側に向って切り起こされ、その切り起し部と切り起し部以外とによって挟み部202が形成されている。カバー自由端部42は、その挟み部202に挟まれている。
その結果、液冷媒連絡配管18及びガス冷媒連絡配管19を流れる冷媒の脈動、或は圧縮機51の振動が背面下部カバー40に伝達されても、カバー自由端部42が振動することが防止される。また、室外熱交換器52を通る冷媒の脈動が右側板25を介して背面下部カバー40に伝わり、背面下部カバー40が振動しても、カバー自由端部42は、挟み部202に挟まれているので、衝突音の発生は防止される。
以上のように、本発明によれば、開口を閉じるカバーが振動した場合でも、カバーと開口の周辺部との衝突音を抑制して騒音の拡大を防ぐので、筐体の開口をカバーで閉じる構造にも有用である。
本発明の一実施形態に係る室外ユニットの平面図。 本実施形態に係る室外ユニットの正面図。 本実施形態に係る室外ユニットの右側面図。 本実施形態に係る室外ユニットの背面図。 図4の背面下部カバーのD−D線における断面図。 変形例に係る室外ユニットの背面下部カバーの断面図
2 室外ユニット
18 液冷媒連絡配管
19 ガス冷媒連絡配管
20 ケーシング
20a 第1空間
20b 第2空間
25 右側板
26 吸込グリル(背面部材)
40 背面下部カバー
41 カバー固定部
42 カバー自由端部
52 室外熱交換器
201 リブ
202 挟み部
251 開口

Claims (7)

  1. 空気調和装置の室内ユニットに冷媒連絡配管(18,19)を介して接続されて蒸気圧縮式冷凍回路を構成する空気調和装置の室外ユニットであって、
    前記蒸気圧縮式冷凍回路の一部を収納し、電線及び/又は前記冷媒連絡配管(18,19)を導入する開口(251)が形成されているケーシング(20)と、
    前記電線及び/又は前記冷媒連絡配管(18,19)を貫通させた状態で前記開口(251)を閉じるカバー(40)と、
    を備え、
    前記カバー(40)及び前記開口(251)の周辺部の少なくとも一方に、他方へ向って隆起して接触する隆起部(201)が形成されている、
    空気調和装置の室外ユニット(2)。
  2. 前記カバー(40)は、
    前記ケーシング(20)に固定される固定部(41)と、
    前記固定部(41)が固定されたときに自由端となる自由端部(42)と、
    を有し、
    前記自由端部(42)、及び前記自由端部(42)と対向する前記開口(251)の周辺部の少なくとも一方に、前記隆起部(201)が形成されている、
    請求項1に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
  3. 前記隆起部(201)は、突起、リブ及び切り起しの少なくとも1つを含む、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
  4. 前記隆起部(201)が、リブであって、前記開口(251)の周辺部に形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
  5. 前記ケーシング(20)は、
    背面を覆う背面部材(26)と、
    前記背面部材(26)に隣接し前記背面部材(26)よりも面積が小さい側板(25)と、
    を有し、
    前記開口(251)は、前記側板(25)に形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
  6. 前記蒸気圧縮式冷凍回路の一部を成し、前記ケーシング(20)に収納される室外熱交換器(52)をさらに備え、
    前記側板(25)の一部が前記室外熱交換器(52)に固定されている、
    請求項5に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
  7. 前記側板(25)と背面部材(26)とは、締結されることなく隣接している、
    請求項5に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
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