JP4835115B2 - 電装品アセンブリ及びそれを備えた空気調和装置の室外ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、電装品アセンブリ及びそれを備えた空気調和装置の室外ユニット、特に、ケーシングの内部が鉛直に延びる仕切板により送風機室と機械室とに分割された構造を有する空気調和装置の室外ユニットにおいて、機械室に配置される電装品アセンブリ及びそれを備えた空気調和装置の室外ユニットに関する。
従来の空気調和装置の室外ユニットとして、略直方体箱状のケーシングの内部が鉛直方向に延びる仕切板により送風機室と機械室とに分割された構造を有するものがある。この送風機室には、主として、室外熱交換器と室外ファンとが配置されている。また、機械室には、主として、圧縮機と、弁類や冷媒配管等から構成される冷媒回路構成部品と、電装品アセンブリとが配置されている。このような電装品アセンブリには、インバータ制御素子(例えば、パワートランジスタ、ダイオード等)を含む各種電気部品が躯体に装着されている。そして、インバータ制御素子は運転時の冷却が必要であるため、躯体の送風機室側の面には、送風機室内に向かって突出する冷却フィンを有するヒートシンクが装着されている(特許文献1参照)。
特開平9−236284号公報
しかし、上述の電装品アセンブリにおいては、躯体の各種電気部品が実装される側の面(すなわち、反送風機室側の面)へ水が浸入するのを防止するために、ヒートシンクと躯体との接合部にシール材を設けるようにしており、シール材のコストがかかることや、シール材の取り付けの手間がかかること、さらには、シール材の取り付けのばらつきによる水の浸入も生じることにより品質が低下するという問題がある。
本発明の課題は、ケーシングの内部が鉛直に延びる仕切板により送風機室と機械室とに分割された構造を有する空気調和装置の室外ユニットにおいて、ヒートシンクと躯体との接合部にシール材を設けなくても、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぎ、また、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体の外部に速やかに排出できる電装品アセンブリを提供することにある。
第1の発明にかかる電装品アセンブリは、ケーシングの内部が鉛直に延びる仕切板により送風機室と機械室とに分割された構造を有する空気調和装置の室外ユニットにおいて、機械室に配置される電装品アセンブリであって、躯体と、ヒートシンクとを備えている。躯体は、送風機室側に配置される第1プレート部を有し、第1プレート部の反送風機室側にインバータ制御素子を含む各種電気部品が装着される。ヒートシンクは、インバータ制御素子の運転時の冷却のために、第1プレート部の送風機室側の面に装着される。第1プレート部の送風機室側の面には、水を下方に導く排水路が形成されている。ヒートシンクは、送風機室と機械室とを連通する仕切板の第1開口に対向する位置に配置されている。排水路は、第1開口に対向する位置に設けられている。ヒートシンクは、第1プレート部の送風機室側の面に装着されるフランジ部と、フランジ部の送風機室側の面から送風機室内に向かって突出する冷却フィンとを有している。排水路は、フランジ部の周縁部に対向する位置に設けられる第1排水路を有している。
この電装品アセンブリでは、各種電気部品が装着される第1プレート部の送風機室側の面に排水路が形成されているため、ヒートシンクと躯体との接合部に、水の侵入を防止するためのシール材を設けなくても、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぎ、また、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体の外部に速やかに排出することができる。これにより、電装品アセンブリのコストダウンを図ることができる。
また、この電装品アセンブリでは、排水路が送風機室と機械室とを連通する仕切板の第1開口に対向する位置に設けられているため、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぐ効果と、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体の外部に速やかに排出する効果をさらに向上させることができる。
さらに、この電装品アセンブリでは、第1排水路がフランジ部の周縁部に対向する位置に設けられているため、ヒートシンクのフランジ部の周縁部と第1プレート部の送風機室側の面との間から水が侵入するのを極力防ぐことができる。
の発明にかかる電装品アセンブリは、第の発明にかかる電装品アセンブリにおいて、第1プレート部の送風機室側の面には、フランジ部の周縁部及び第1排水路を囲むように送風機室側に突出する環状突出部が形成されている。
この電装品アセンブリでは、第1プレート部の送風機室側の面に、フランジ部の周縁部及び第1排水路を囲むように送風機室側に突出する環状突出部が形成されているため、環状突出部の外側に付着した水が環状突出部の内側に侵入しにくくなり、ヒートシンクのフランジ部の周縁部と第1プレート部の送風機室側の面との間から水が侵入するのを防ぐ効果をさらに向上させることができる。
の発明にかかる電装品アセンブリは、第の発明にかかる電装品アセンブリにおいて、排水路は、環状突出部の下部を上下方向に横切る第2排水路を有している。
この電装品アセンブリでは、第2排水路が環状突出部の下部を上下方向に横切るように設けられているため、環状突出部の内側に付着して第1排水路を通じて環状突出部の下部まで導かれた水を環状突出部の内側から速やかに排出することができる。
の発明にかかる電装品アセンブリは、第2又は第3の発明にかかる電装品アセンブリにおいて、排水路は、環状突出部を囲むように形成された第3排水路を有している。
この電装品アセンブリでは、第3排水路が環状突出部を囲むように設けられているため、環状突出部の外側に付着した水を速やかに下方に導くことができるようになり、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを防ぐ効果をさらに向上させることができる。
の発明にかかる電装品アセンブリは、第の発明にかかる電装品アセンブリにおいて、第1プレート部と仕切板との間には、環状突出部を囲む第2開口を有する第2プレート部が設けられている。第3排水路は、第2プレート部の第2開口の周縁部に対向する位置に設けられている。
この電装品アセンブリでは、第1プレート部と仕切板との間に環状突出部を囲む第2開口を有する第2プレート部が設けられており、この第2プレート部の第2開口の周縁部に対向する位置に第3排水路が設けられているため、第2プレート部の第2開口の周縁部と第1プレート部の送風機室側の面との間から水が侵入するのを極力防ぐことができる。
の発明にかかる電装品アセンブリは、第1〜第5の発明にかかる電装品アセンブリにおいて、排水路は、ヒートシンクをネジ止めするために第1プレート部に形成されたネジ孔から下方に延びるように形成される第4排水路を有している。第4排水路は、第1排水路に連通するように設けられている。
この電装品アセンブリでは、第4排水路が第1排水路に連通するように設けられているため、第4排水路を通じて下方に導かれる水を第1排水路に合流させて速やかに排出することができる。
の発明にかかる電装品アセンブリは、第1〜第の発明のいずれかにかかる電装品アセンブリにおいて、排水路は、第1プレート部を樹脂射出成形する際に形成される。
この電装品アセンブリでは、排水路が第1プレート部の樹脂射出成形時に形成されるため、安定した形状で成形することができ、その結果、シール材を用いる場合に比べて、安定した排水性能を得ることができる。
の発明にかかる空気調和装置の室外ユニットは、ケーシングと、ケーシングの内部を送風機室と機械室とに分割するように鉛直に延びる仕切板と、機械室に配置される第1〜第の発明のいずれかにかかる電装品アセンブリとを備えている。
この空気調和装置の室外ユニットでは、第1〜第の発明のいずれかにかかる電装品アセンブリを備えているため、水の侵入を防止するためのシール材が不要となり、室外ユニットのコストダウンを実現することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、ヒートシンクと躯体との接合部に、水の侵入を防止するためのシール材を設けなくても、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぎ、また、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体の外部に速やかに排出することができる。これにより、電装品アセンブリのコストダウンを図ることができる。また、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぐ効果と、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体の外部に速やかに排出する効果をさらに向上させることができる。さらに、ヒートシンクのフランジ部の周縁部と第1プレート部の送風機室側の面との間から水が侵入するのを極力防ぐことができる。
の発明では、第1プレート部の送風機室側の面に、フランジ部の周縁部及び第1排水路を囲むように送風機室側に突出する環状突出部が形成されているため、環状突出部の外側に付着した水が環状突出部の内側に侵入しにくくなり、ヒートシンクのフランジ部の周縁部と第1プレート部の送風機室側の面との間から水が侵入するのを防ぐ効果をさらに向上させることができる。
の発明では、環状突出部の内側に付着して第1排水路を通じて環状突出部の下部まで導かれた水を環状突出部の内側から速やかに排出することができる。
の発明では、環状突出部の外側に付着した水を速やかに下方に導くことができるようになり、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを防ぐ効果をさらに向上させることができる。
の発明では、第2プレート部の第2開口の周縁部と第1プレート部の送風機室側の面との間から水が侵入するのを極力防ぐことができる。
の発明では、第4排水路を通じて下方に導かれる水を第1排水路に合流させて速やかに排出することができる。
の発明では、安定した形状で成形することができ、その結果、シール材を用いる場合に比べて、安定した排水性能を得ることができる。
の発明では、水の侵入を防止するためのシール材が不要となり、室外ユニットのコストダウンを実現することができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる電装品アセンブリ及びそれを備えた空気調和装置の室外ユニットの実施形態について説明する。
(1)室外ユニットの全体構成
図1は、本発明にかかる電装品アセンブリの一実施形態が採用された室外ユニット1の平面図(天板22と圧縮機51、室外熱交換器52及び閉鎖弁61、62以外の冷媒回路構成部品5とを取り除いて図示)である。また、図2は、室外ユニット1の正面図(左右前板23、24と圧縮機51、室外熱交換器52及び閉鎖弁61、62以外の冷媒回路構成部品5とを取り除いて図示)である。
この室外ユニット1は、室外に設置されており、略直方体箱状のユニットケーシング2の内部が鉛直に延びる仕切板28により送風機室S1と機械室S2とに分割されたトランク型の構造と呼ばれるものである。この室外ユニット1は、空調室内に配置される室内ユニット(図示せず)に冷媒配管(図示せず)を介して接続されている。室外ユニット1は、主として、略直方体箱状のユニットケーシング2と、室外ファン4と、圧縮機51や室外熱交換器52等の機器、液側閉鎖弁61やガス側閉鎖弁62等の弁及び配管等の部材を含み冷媒回路を構成する冷媒回路構成部品5と、室外ユニット1の運転制御を行う電装品アセンブリ7とを備えている。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「正面」、「背面」は、特にことわりのない限り、図2に示される室外ユニット1を正面側から見た場合の方向を意味している。
(2)ユニットケーシングの構成
ユニットケーシング2は、主として、底板21と、天板22と、左前板23と、右前板24と、右側板25とを備えている。
底板21は、ユニットケーシング2の底面部分を構成する横長の略長方形状の金属製の板状部材である。底板21の周縁部は、上向きに折り曲げられている。底板21の外面には、現地設置面に固定される2つの固定脚26が設けられている。固定脚26は、ユニットケーシング2の正面視において略U字形状を有し、ユニットケーシング2の前側から後側に向かって延びる金属製の板状部材である。
天板22は、室外ユニット1の天面部分を構成する横長の略長方形状の金属製の板状部材である。
左前板23は、主として、ユニットケーシング2の左前面部分及び左側面部分を構成する金属製の板状部材であり、その下部が底板21にネジ等により固定されている。左前板23には、室外ファン4によってユニットケーシング2内に吸入される空気の吸入口23aが形成されている。また、左前板23には、室外ファン4によってユニットケーシング2の背面側及び左側面側から内部に取り込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口23bが設けられている。吹出口23bは、上下2つ形成されており、それぞれにファングリル27が設けられている。
右前板24は、主として、ユニットケーシング2の右前面部分及び右側面の前部を構成する金属製の板状部材であり、その下部が底板21にネジ等により固定されている。また、右前板24は、その左端部が左前板23の右端部にネジ等により固定されている。
右側板25は、主として、ユニットケーシング2の右側面の後部及び右背面部分を構成する金属製の板状部材であり、その下部が底板21にネジ等により固定されている。そして、左前板23の後端部と右側板25の背面側端部と左右方向間には、室外ファン4によってユニットケーシング2内に吸入される空気の吸入口23cが形成されている。
このようなユニットケーシング2内には、仕切板28と管板29とが設けられている。仕切板28は、底板21上に配置される鉛直に延びる金属製の板状部材であり、ユニットケーシング2の内部を左右2つの空間に仕切るように配置されている。仕切板28は、本実施形態において、ユニットケーシング2の平面視において、送風機室S1側に突出するように屈曲した形状を有している。管板29は、ユニットケーシング2の左側面から背面に沿うように配置された略L字形状の室外熱交換器52の右端面に対向するように設けられた金属製の板状部材であり、その下部が底板21にネジ等により固定されている。そして、管板29のユニットケーシング前面側の端部と仕切板28のユニットケーシング背面側の端部とは、互いにネジ等により固定されている。また、左前板23の右端部は、仕切板28の前端部にネジ等により固定されている。右側板25の背面側の端部は、管板29のユニットケーシング背面側の端部にネジ等により固定されている。
このように、ユニットケーシング2は、その内部が仕切板28により送風機室S1と機械室S2とに分割されている。より具体的には、送風機室S1は、底板21と、天板22と、左前板23と、仕切板28とによって囲まれた空間であり、主として、室外ファン4や室外熱交換器52が配置されている。機械室S2は、底板21と、天板22と、右前板24と、右側板25と、仕切板28とによって囲まれた空間であり、主として、室外熱交換器52以外の冷媒回路構成部品5と、電装品アセンブリ7とが配置されている。そして、ユニットケーシング2では、右前板24を取り外すことによって、機械室S2の内部が見えるようになっている。すなわち、右前板24は、室外ユニット1の機械室S2内に収容された冷媒回路構成部品5や電装品アセンブリ7のメンテナンス等の現地作業を行う際に取り外されることになる。
(3)室外ファンの構成
室外ファン4は、複数の翼を有するプロペラファンであり、送風機室S1内の室外熱交換器52の前側に配置されている。本実施形態において、室外ファン4は、吹出口23bに対向するように、送風機室S1内に上下2つ配置されている。これらの室外ファン4は、それぞれ、室外ファン用電動機4aによって回転駆動されるように構成されている。室外ファン4を駆動すると、ユニットケーシング2の背面及び左側面の吸入口23a、23cを通じて、内部に空気が取り込まれて、室外熱交換器52を通過した後、ユニットケーシング2の前面の吹出口23bからユニットケーシング2の外部へ空気が吹き出されるようになっている。
(4)冷媒回路構成部品の構成
圧縮機51は、圧縮機用電動機をハウジング内に内蔵する密閉型圧縮機であり、機械室S2内に配置されている。ここで、圧縮機用電動機は、電装品アセンブリ7によって周波数制御が可能な、いわゆるインバータタイプの電動機である。圧縮機51は、本実施形態において、ユニットケーシング2の全高の1/3〜1/2程度の高さの縦型円筒形状を有し、その下部が底板21に固定されている。また、圧縮機51は、ユニットケーシング2の平面視において、機械室S2の前後方向中央付近に、かつ、機械室S2の仕切板28付近に配置されている。
室外熱交換器52は、送風機室S1内に配置されており、室外ファン4によってユニットケーシング2内に取り込まれた空気との間で熱交換を行う。室外熱交換器52は、ユニットケーシング2の平面視において略L字形状を有し、ユニットケーシング2の左側面から背面に沿うように配置されている。
ユニットケーシング2内には、室内ユニット側の冷媒配管が接続される液側閉鎖弁61及びガス側閉鎖弁62が配置されている。より具体的には、液側閉鎖弁61及びガス側閉鎖弁62は、機械室S2の前部の右前板24に対向する位置に配置されている。本実施形態において、液側閉鎖弁61及びガス側閉鎖弁62は、左前板23の右端部と右側板25の前端部との間に掛け渡されるように設けられた細長い板状の閉鎖弁サポート部材30に支持されている。閉鎖弁サポート部材30は、機械室S2内において、圧縮機51の上端付近の高さ位置に配置されている。
(5)電装品アセンブリの構成
電装品アセンブリ7は、運転制御を行うための運転制御素子が実装された制御基板91やインバータ制御素子92等の各種電気部品を有しており、本実施形態において、機械室S2内の上部の仕切板28付近に配置されている。電装品アセンブリ7は、主として、躯体71と、端子台86と、端子台サポート部材87とを有している。
次に、電装品アセンブリ7の構成について、図3〜図6を用いて、詳細に説明する。ここで、図3は、機械室S2内に設けられた状態の電装品アセンブリ7を下から見た図である。図4は、機械室S2内に設けられた状態の電装品アセンブリ7を図1のA方向から見た図である。図5は、機械室S2内に設けられた状態の電装品アセンブリ7を図1のB方向から見た図である。図6は、図5から仕切板28を取り除いた状態の電装品アセンブリ7を示す図である。
躯体71は、運転制御素子が実装された制御基板91とインバータ制御素子92とを含む各種電気部品が装着される樹脂製の略直方体箱状の部材であり、主として、制御基板91及びインバータ制御素子92を含む各種電気部品が装着される基板取付プレート72と、制御基板91を覆う基板保護プレート76とを有している。
基板取付プレート72は、電装品アセンブリ7が機械室S2内に設けられた状態において、送風機室S1側に配置される部材であり、主として、ユニットケーシング2の前面(すなわち、左右前板23、24の前面部分)に対して傾斜しかつ鉛直に延びる第1プレート部としての取付プレート部73と、取付プレート部73の外周縁から反送風機室S1側に向かって延びる取付フレーム部74とを有している。矢印A又は矢印B方向から見た取付プレート部73の略中央には、取付プレート開口73aが形成されている。そして、取付プレート部73の反送風機室S1側の面には、取付プレート開口73aに対向する位置に、インバータ制御素子92が装着されている。インバータ制御素子92は、例えば、パワートランジスタやダイオード等の運転時に高温発熱する電気部品である。また、取付プレート部73の反送風機室S1側の面には、運転制御素子が実装された制御基板91が取付プレート部73の面に平行な状態で、複数のネジ93を用いて装着されている。すなわち、制御基板91の基板面は、取付プレート部73と同様に、ユニットケーシング2の前面に対して傾斜しかつ鉛直に延びていることになる。そして、制御基板91は、本実施形態において、取付プレート部73の反送風機室S1側の面との間にインバータ制御素子92を挟むように配置されており、インバータ制御素子92と一体となっている。また、取付プレート部73の送風機室S1側の面には、取付プレート開口73aを覆うように、ヒートシンク94が装着されている。ヒートシンク94は、主として、取付プレート部73の送風機室S1側の面に装着されるフランジ部94aと、フランジ部94aの送風機室S1側の面から送風機室S1内に向かって突出する水平な複数の冷却フィン94bとを有している。フランジ部94aは、略矩形状のプレート部分である。そして、取付プレート部73の送風機室S1側の面には、フランジ部94aの外周縁を囲むように、送風機室S1側に突出する環状突出部73cが形成されている。
基板保護プレート76は、電装品アセンブリ7が機械室S2内に設けられた状態において、基板取付プレート72の反送風機室S1側に配置される部材であり、主として、ユニットケーシング2の前面(すなわち、左右前板23、24の前面部分)に対して傾斜しかつ鉛直に延びる保護プレート部77と、保護プレート部77の外周縁から送風機室S1側に向かって延びる保護フレーム部78とを有している。保護プレート部77は、主として、電装品アセンブリ7が機械室S2内に設けられた状態において、ユニットケーシング2の前面寄りの前側保護プレート部77aと、前側保護プレート部77aよりもユニットケーシング2の前面から遠い側の後側保護プレート部77bとを有している。後側保護プレート部77bは、矢印A方向から見た保護プレート部77の左右方向略中央に形成された段差を介して前側保護プレート部77aに対して矢印B方向に突出した状態で一体となっている。前側保護プレート部77a及び後側保護プレート部77bは、取付プレート部73の面に平行に配置されている。保護フレーム部78は、取付フレーム部74と矢印A又は矢印B方向に直交する方向から見た際に、互いの矢印A又は矢印B方向の端部が重なるように配置されている。そして、基板保護プレート76は、保護フレーム部78又は取付フレーム部74に形成された係合爪やネジ等を用いて基板取付プレート72に装着されている。また、前側保護プレート部77aの外面(すなわち、基板保護プレート76を矢印A方向から見た面)には、制御基板91とは別に、運転制御素子のうちで視認性及びサービス性を必要とする高アクセス頻度制御素子(例えば、LED等からなる表示素子98aやスイッチやコネクタ等からなる操作素子98b)が実装された第1補助基板98が装着されている。ここで、第1補助基板98は、前側保護プレート部77aの外面に形成された複数(ここでは、4つ)の係止爪77cを含む第1補助基板装着部79において固定されている。さらに、電装品アセンブリ7が機械室S2内に設けられた状態において、前側保護プレート部77aの第1補助基板装着部79の下側、後側保護プレート部77bの上部及び後側保護プレート部77bの下部には、それぞれ、付加機能(例えば、通信機能やデマンド制御機能等)を追加する際に必要な付加機能用制御素子が実装された第2補助基板99a、99b及び99cを装着することができるようになっている。ここで、第2補助基板99aは、前側保護プレート部77aの外面に形成された複数(ここでは、4つ)の係止爪77dを含む第2補助基板装着部80aにおいて固定できるようになっている。第2補助基板99bは、後側保護プレート部77bの外面に形成された複数(ここでは、3つ)のネジ孔77eを含む第2補助基板装着部80bにおいて固定できるようになっている。第2補助基板99cは、後側保護プレート部77bの外面に形成された複数(ここでは、3つ)の係止爪77fを含む第2補助基板装着部80cにおいて固定できるようになっている。尚、躯体71(すなわち、基板保護プレート76)を矢印A方向から見た際においても、ユニットケーシング2の側面(すなわち、右前板24の側面部分及び右側板25の側面部分)によって隠れてしまうことなく、高アクセス頻度制御素子98a、98bのすべて(すなわち、第1補助基板98全体)を視認することができるように、ユニットケーシング2の前面に対して傾斜している。より具体的には、躯対71は、躯体71(すなわち、基板保護プレート76)を矢印A方向から見た際において、ユニットケーシング2の側面の前端が板保護プレート76の上下方向に延びる段差とほぼ重なるように、ユニットケーシング2の前面に対して傾斜している。
また、電装品アセンブリ7が機械室S2内に設けられた状態において、躯体71の上面にはリアクトル96が金属製のリアクトル取付プレート85を介して装着されており、躯体71の下面にはノイズフィルタ97が装着されている。
そして、上述のような各種電気部品やヒートシンク94が装着された躯体71には、取付プレート部73の送風機室S1側の面を覆うように躯体支持プレート81が固定されている。躯体支持プレート81は、金属製の部材であり、主として、電装品アセンブリ7が機械室S2内に設けられた状態において、取付プレート部73の送風機室S1側の面に接する第2プレート部としての支持プレート部82と、支持プレート部82の両側縁から仕切板28の屈曲面に沿って延びる前側延出部83及び後側延出部84とを有している。ここで、支持プレート部82は、取付プレート部73の下部を除くほぼ全面を覆っており、取付プレート部73に形成された環状突出部73cの外周側を囲むように第2開口としての支持プレート開口82aが形成されている。これにより、躯体71に装着されたヒートシンク94の複数の冷却フィン94bは、躯体71が躯体支持プレート81に固定された状態において、支持プレート開口82aを貫通して支持プレート部82の送風機室S1側に突出している。また、支持プレート部82には、その下端が送風機室S1側に向かって延びた後に下方に延びる舌部82bが折り曲げ等により形成されている。そして、躯体支持プレート81は、躯体71が固定された状態において、例えば、前側延出部83、後側延出部84又は支持プレート部82に形成された係合爪やネジ等を用いて仕切板28に固定されている。ここで、仕切板28には、送風機室S1と機械室S2とを連通するように第1開口としての略矩形状の仕切板開口28aが形成されている。仕切板開口28aは、支持プレート開口82aに対向しかつ矢印B方向から見た際に支持プレート開口82a及び支持プレート部82の下端を囲むように形成されている。これにより、ヒートシンク94の複数の冷却フィン94b及び躯体支持プレート81の舌部82bは、躯体支持プレート81を介して躯体71が仕切板28に固定された状態において、送風機室S1内に突出しており、インバータ制御素子92の運転時の冷却を行うことができるようになっている。また、躯体71は、機械室S2内に設けられた状態において、制御基板91の基板面が仕切板28に沿うようにかつユニットケーシング2の前面に対して傾斜するように設けられている。しかも、躯体71の角部は、機械室S2内に設けられた状態の電装品アセンブリ7を上から見た際に、躯体支持プレート81を介して、仕切板28の屈曲面に沿うように接している。
そして、取付プレート部73の送風機室S1側の面には、水を下方に導く排水路(具体的には、以下に説明する第1〜第4排水路73d〜73g)が形成されており、ヒートシンク94と躯体71との接合部に、水の侵入を防止するためのシール材を設けなくても、躯体71の送風機室S1側の面から制御基板91等の各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぎ、また、躯体71の送風機室S1側の面から制御基板91等の各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体71の外部に速やかに排出することができるようになっている。以下、この排水路について、図1及び図7〜10を用いて詳細に説明する。ここで、図7は、躯体71の取付プレート部73をB方向から見た図である。図8は、図7のE−E断面図である。図9は、図7のF−F断面図である。図10は、図7のG−G断面図である。
まず、取付プレート部73を矢印A方向から見た際において、取付プレート部73の送風機室S1側の面には、取付プレート開口73aの外周側を囲むように略矩形環状の第1排水路73dが形成されている。第1排水路73dは、取付プレート部73の送風機室S1側の面の一部が反送風機室S1側に凹むように形成された溝部である。第1排水路73dは、その外周縁が環状突出部73cによって囲まれるように形成されている。そして、第1排水路73dは、ヒートシンク94が取付プレート部73の送風機室S1側の面に装着された状態において、フランジ部94aの外周縁部に対向するように配置されている。
また、取付プレート部73を矢印A方向から見た際において、環状突出部73cには、その下部(具体的には、環状突出部73cのうち、第1排水路73dの最下部よりも下側に配置された水平方向に延びる部分)を上下に横切る第2排水路73eが形成されている。第2排水路73eは、水平方向に所定の間隔で複数(ここでは、5つ)配置されており、第1排水路73dの下縁部と連通するように形成されている。より具体的には、第2排水路73eは、その断面形状が環状突出部73cの取付プレート部73の送風機室S1側の面との付け根部分の上縁から環状突出部73cの先端部分の下縁に向かって傾斜した形状を有しており、その矢印A方向から見た形状が環状突出部73cの最下部の上縁から環状突出部73cの先端部分の下縁に向かって先細りした三角形状を有している。
また、取付プレート部73を矢印A方向から見た際において、取付プレート部73の送風機室S1側の面には、環状突出部73cの外周側を囲むように第3排水路73fが形成されている。第3排水路73fは、第3排水路73fは、第1排水路73dと同様、取付プレート部73の送風機室S1側の面の一部が反送風機室S1側に凹むように形成された溝部である。第3排水路73fは、躯体71が躯体支持プレート81に装着された状態において、支持プレート開口82aの周縁部に対向する位置に設けられている。また、躯体支持プレート81の支持プレート部82には、支持プレート開口82aの下側でかつ舌部82bの上側の位置に支持プレート開口82aとは別の支持プレート開口82cが形成されている。そして、第3排水路73fは、この支持プレート開口82cの周縁部に対向する位置にも設けられている。さらに、第3排水路73fは、取付プレート部73の送風機室S1側の面の下端まで延びている。このように、第3排水路73fは、支持プレート開口82aの周縁部に対向する略矩形環状の第1部分と、この第1部分の下端に連通するとともに取付プレート部73の下端まで延びる第2部分と、第1部分の下部及び第2部分の上部とともに支持プレート開口82cの周縁部に対向する略L字形状の第3部分とを有している。そして、第3排水路73fの第1部分の下部及び第3部分の下部は、第2部分に向かうにつれて下方に傾斜している。
さらに、ヒートシンク94のフランジ部94aは、ネジ95を用いて取付プレート部73に装着されている。より具体的には、取付プレート部73にはネジ95が挿入されるネジ孔73bが取付プレート開口73aの外周側でかつ環状突出部73cの内周側に(すなわち、フランジ部94aの反送風機室S1側の面に対向するように)複数(ここでは、4つ)形成されており、フランジ部94aにはネジ孔73bに対応する位置にネジ孔94cが形成されており、両ネジ孔73b、94cにネジ95を挿入することで、フランジ部94aが取付プレート部73に固定されている。そして、取付プレート部73を矢印A方向から見た際において、取付プレート部73の送風機室S1側の面には、各ネジ孔73bから下方に延びる第4排水路73gが形成されている。各第4排水路73gは、第1排水路73d及び第3排水路73fと同様、取付プレート部73の送風機室S1側の面の一部が反送風機室S1側に凹むように形成された溝部である。各第4排水路73gは、第1排水路73dに連通するように設けられている。
このように、本実施形態の電装品アセンブリ7では、取付プレート部73の送風機室S1側の面に、水を下方に導く排水路73d〜73gが形成されている。そして、これらの排水路73d〜73gは、基板取付プレート72を樹脂射出成形する際に同時に形成されるものである。
端子台86は、主として、電源接続用の複数の端子部を有する端子台本体86aと、端子台本体86aの背面が固定される端子台固定プレート86bとを有している。電装品アセンブリ7が機械室S2内に設けられた状態において、端子台86は、端子台本体86aの端子部がユニットケーシング2の前面を向くように配置されており、端子台固定プレート86bの仕切板28側の一端が仕切板28に固定されている。尚、端子台固定プレート86bの一端が左前板23の前部に固定されてもよい。
端子台サポート部材87は、電装品アセンブリ7が機械室S2内に設けられた状態において端子台86を支持する第1端子台支持部87aと、電装品アセンブリ7が機械室S2内に設けられた状態において躯体71の上下方向に延びる軸である係合軸71aまわり(軸中心をOとする)に回動可能に支持される躯体被支持部87bとを有する棒状の部材である。端子台サポート部材87は、躯体被支持部87bを回動させることによって、第1端子台支持部87aを制御基板91の基板面に対して接近又は離反させることが可能である。そして、端子台固定プレート86bの他端は、端子台サポート部材87を角度αだけ傾斜させた第1状態にして第1端子台支持部87aに装着されることにより支持されている。
このように、本実施形態の電装品アセンブリ7では、躯体71とは別に端子台86をユニットケーシング2の前面を向くように仕切板28に固定するとともに、躯体71に設けられた端子台サポート部材87によって支持されている。
(6)本実施形態の電装品アセンブリ及びそれを備えた室外ユニットの特徴
本実施形態の電装品アセンブリ7及びそれを備えた室外ユニット1には、以下のような特徴がある。
(A)
本実施形態の電装品アセンブリ7及びそれを備えた室外ユニット1では、各種電気部品が装着される第1プレート部としての基板取付プレート72の取付プレート部73の送風機室S1側の面に排水路73d〜73gが形成されているため、ヒートシンク94と躯体71との接合部に、水の侵入を防止するためのシール材を設けなくても、躯体71の送風機室S1側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぎ、また、躯体71の送風機室S1側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体71の外部に速やかに排出することができる。
また、排水路73d〜73gが基板取付プレート72の樹脂射出成形時に形成されるため、安定した形状で成形することができ、その結果、シール材を用いる場合に比べて、安定した排水性能を得ることができる。
これにより、電装品アセンブリ7のコストダウンを図ることができるとともに、室外ユニット1全体としてのコストダウンも実現することができる。
(B)
本実施形態の電装品アセンブリ7では、排水路73d〜73gが送風機室S1と機械室S2とを連通する仕切板28の第1開口としての仕切板開口28aに対向する位置に設けられているため、躯体71の送風機室S1側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぐ効果と、躯体71の送風機室S1側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体71の外部に速やかに排出する効果をさらに向上させることができる。
(C)
本実施形態の電装品アセンブリ7では、第1排水路73dがヒートシンク94のフランジ部94aの周縁部に対向する位置に設けられているため、ヒートシンク94のフランジ部94aの周縁部と取付プレート部73の送風機室S1側の面との間から水が侵入するのを極力防ぐことができる。
(D)
本実施形態の電装品アセンブリ7では、取付プレート部73の送風機室S1側の面に、フランジ部94aの周縁部及び第1排水路73dを囲むように送風機室S1側に突出する環状突出部73cが形成されているため、環状突出部73cの外側に付着した水が環状突出部73cの内側に侵入しにくくなり、フランジ部94aの周縁部と取付プレート部73の送風機室S1側の面との間から水が侵入するのを防ぐ効果をさらに向上させることができる。
(E)
本実施形態の電装品アセンブリ7では、第2排水路73eが環状突出部73cの下部を上下方向に横切るように設けられているため、環状突出部73cの内側に付着して第1排水路73dを通じて環状突出部73cの下部まで導かれた水を環状突出部73cの内側から速やかに排出することができる。
(F)
本実施形態の電装品アセンブリ7では、第3排水路73fが環状突出部73cを囲むように設けられているため、環状突出部73cの外側に付着した水を速やかに下方に導くことができるようになり、躯体71の送風機室S1側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを防ぐ効果をさらに向上させることができる。
また、取付プレート部73と仕切板28との間には第2プレート部としての躯体支持プレート81の支持プレート部82が設けられており、この支持プレート部82には環状突出部73cを囲む第2開口としての支持プレート開口82aが形成されている。そして、この支持プレート部82の支持プレート開口82aの周縁部に対向する位置に第3排水路73fが設けられているため、支持プレート部82の支持プレート開口82aの周縁部と取付プレート部73の送風機室S1側の面との間から水が侵入するのを極力防ぐことができる。
また、第3排水路73fは、支持プレート開口82aの周縁部に対向する略矩形環状の第1部分の下端に連通するとともに取付プレート部73の下端まで延びる第2部分を有しているため、第2排水路73eから取付プレート部73の送風機室S1側の面を伝わって第3排水路73fに流入する水を速やかに躯体71の下方に導くことができる。しかも、このとき、第3排水路73fの第1部分の下部が第2部分に向かうにつれて下方に傾斜しているため、水をさらに速やかに躯体71の下方に導くことができる。
(G)
本実施形態の電装品アセンブリ7では、躯体支持プレート81に舌部82bが形成されており、この舌部82bがヒートシンク94及び第2排水路73eの下側に設けられているため、例えば、ヒートシンク94の冷却フィン94bや第2排水路73eから取付プレート部73の送風機室S1側の面を伝わることなく下方に水が滴下するような場合には、このような水を一旦受けて、送風機室S1内や第3排水路73fの第3部分に導くことができる。
(H)
本実施形態の電装品アセンブリ7では、第4排水路73gがヒートシンク94をネジ止めするために取付プレート部73に形成されたネジ孔73bから下方に延びるように設けられているため、ネジ孔73bを通じて各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぎ、また、ネジ孔73bから各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体71の外部に速やかに排出することができる。
また、第4排水路73gは第1排水路73dに連通するように設けられているため、第4排水路73gを通じて下方に導かれる水を第1排水路73dに合流させて速やかに排出することができる。
本発明を利用すれば、ケーシングの内部が鉛直に延びる仕切板により送風機室と機械室とに分割された構造を有する空気調和装置の室外ユニットにおいて、ヒートシンクと躯体との接合部にシール材を設けなくても、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入するのを極力防ぎ、また、躯体の送風機室側の面から各種電気部品が実装される側の面へ水が浸入したとしても躯体の外部に速やかに排出できる電装品アセンブリを提供することができる。
本発明にかかる電装品アセンブリの一実施形態が採用された室外ユニットの平面図(天板と圧縮機、室外熱交換器及び閉鎖弁以外の冷媒回路構成部品とを取り除いて図示)である。 室外ユニットの正面図(左右前板と圧縮機、室外熱交換器及び閉鎖弁以外の冷媒回路構成部品とを取り除いて図示)である。 機械室内に設けられた状態の電装品アセンブリを下から見た図である。 機械室内に設けられた状態の電装品アセンブリを図1のA方向から見た図である。 機械室内に設けられた状態の電装品アセンブリを図1のB方向から見た図である。 図5から仕切板を取り除いた状態を示す図である。 躯体の取付プレート部をB方向から見た図である。 図7のE−E断面図である。 図7のF−F断面図である。 図7のG−G断面図である。
1 室外ユニット
2 ユニットケーシング
7 電装品アセンブリ
28 仕切板
28a 仕切板開口(第1開口)
71 躯体
73 取付プレート部(第1プレート部)
73b ネジ孔
73c 環状突出部
73d〜73g 排水路
82 支持プレート部(第2プレート部)
82a 支持プレート開口(第2開口)
92 インバータ制御素子
94 ヒートシンク
94a フランジ部
94b 冷却フィン
S1 送風機室
S2 機械室

Claims (8)

  1. ケーシング(2)の内部が鉛直に延びる仕切板(28)により送風機室(S1)と機械室(S2)とに分割された構造を有する空気調和装置の室外ユニットにおいて、前記機械室に配置される電装品アセンブリであって、
    前記送風機室側に配置される第1プレート部(73)を有し、前記第1プレート部の反送風機室側にインバータ制御素子(92)を含む各種電気部品が装着される躯体(71)と、
    前記インバータ制御素子の運転時の冷却のために、前記第1プレート部の前記送風機室側の面に装着されるヒートシンク(94)とを備え、
    前記第1プレート部の前記送風機室側の面には、水を下方に導く排水路(73d〜73g)が形成されており、
    前記ヒートシンクは、前記送風機室と前記機械室とを連通する前記仕切板の第1開口(28a)に対向する位置に配置されており、
    前記排水路は、前記第1開口に対向する位置に設けられており、
    前記ヒートシンクは、前記第1プレート部の前記送風機室側の面に装着されるフランジ部(94a)と、前記フランジ部の前記送風機室側の面から前記送風機室内に向かって突出する冷却フィン(94b)とを有しており、
    前記排水路は、前記フランジ部の周縁部に対向する位置に設けられる第1排水路(73d)を有している、
    電装品アセンブリ(7)。
  2. 前記第1プレート部(73)の前記送風機室(S1)側の面には、前記フランジ部(94a)の周縁部及び前記第1排水路(73d)を囲むように前記送風機室側に突出する環状突出部(73c)が形成されている、請求項に記載の電装品アセンブリ(7)。
  3. 前記排水路は、前記環状突出部(73c)の下部を上下方向に横切る第2排水路(73e)を有している、請求項に記載の電装品アセンブリ(7)。
  4. 前記排水路は、前記環状突出部(73c)を囲むように形成された第3排水路(73f)を有している、請求項2又は3に記載の電装品アセンブリ(7)。
  5. 前記第1プレート部(73)と前記仕切板(28)との間には、前記環状突出部(73c)を囲む第2開口(82a)を有する第2プレート部(82)が設けられており、
    前記第3排水路(73f)は、前記第2プレート部の前記第2開口の周縁部に対向する位置に設けられている、
    請求項に記載の電装品アセンブリ(7)。
  6. 前記排水路は、前記ヒートシンク(94)をネジ止めするために前記第1プレート部(73)に形成されたネジ孔(73b)から下方に延びるように形成される第4排水路(73g)を有しており、
    前記第4排水路は、前記第1排水路(73d)に連通するように設けられている、
    請求項1〜5のいずれかに記載の電装品アセンブリ(7)。
  7. 前記排水路(73d〜73g)は、前記第1プレート部(73)を樹脂射出成形する際に形成される、請求項1〜のいずれかに記載の電装品アセンブリ(7)。
  8. ケーシング(2)と、
    前記ケーシングの内部を送風機室(S1)と機械室(S2)とに分割するように鉛直に延びる仕切板(28)と、
    前記機械室に配置される請求項1〜のいずれかに記載の電装品アセンブリ(7)と、
    を備えた空気調和装置の室外ユニット(1)。
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